JPS5810067Y2 - 海底長尺体用防護体 - Google Patents

海底長尺体用防護体

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Publication number
JPS5810067Y2
JPS5810067Y2 JP12803976U JP12803976U JPS5810067Y2 JP S5810067 Y2 JPS5810067 Y2 JP S5810067Y2 JP 12803976 U JP12803976 U JP 12803976U JP 12803976 U JP12803976 U JP 12803976U JP S5810067 Y2 JPS5810067 Y2 JP S5810067Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
protective body
protection
long
seabed
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Expired
Application number
JP12803976U
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English (en)
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JPS5345526U (ja
Inventor
住本英蔵
八木正次
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海底に布設される海底ケーブルや送水管等の海
底長尺体を防護する海底長尺体用防護体に関するもので
ある。
従来海底長尺体の防護は次のようなもので行っていた。
(a) 麻袋に生コンクリート又はセメントを入れ、
これを海底長尺体上に積重ねて防護する。
(b) 海底長尺体のわきに型枠を組んで生コンクリ
リートを流し込み海底長尺体を防護する。
(c) 円形の鋳鉄防護管を海底長尺体に嵌めて防護
する。
しかしながら前述したa ? bに示すような防護の仕
方では、ノリ等の漁区ではコンクリートが流れ出して公
害の原因となり、漁具等の外力に剥離され易く、且つダ
イパーによる作業に制約され易い欠点がある。
またCに示すものでは、価格が高く、且つアンカー障害
に弱い欠点がある。
本考案の目的は、アンカー障害に対して強く、波等の抵
抗が少なく、安定性がよく、且つ安価な海底長尺体用防
護体を提供するにある。
本考案に係る海底長尺体用防護体は、上面が円弧状をし
ており且つ幅方向の中央が厚肉で幅方向の両端が薄肉と
なっているコンクリート製の防護本体を有し、この防護
本体にはその前後方向に海底長尺体貫通孔が設けられ、
またこの防護本体には前記貫通孔を全長に亘って横切る
水平な割り面が設けられて上下2つのコンクリートブロ
ックに2分割され、且つその割り面の部分の前記防護本
体には前記貫通孔の両側にこれと間隔をへだてて平行に
補助ワイヤー貫通孔がそれぞれ設けられ、更に前記上下
のコンクリートブロックは両者を一体に接続する接続具
で接続されていることを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図乃至第4図は岩床地帯等で海底長尺体を防護する
のに好適な本考案海底長尺体用防護体1の一実施例を示
す。
この防護体1は、上面が円弧状をしており下面に凹凸を
有し且つ幅方向の中央が厚肉で幅方向の両端が薄肉とな
っている鉄筋コンクリート製の防護本体2を有し、この
防護本体2にはその前後方向に海底長尺体貫通孔3が設
けられ、またこの防護本体2には貫通孔3を全長に亘っ
て横切る水平な割り面4が設けられて上下2つのコンク
リートブロック2A、2Bに分割され、月一つ割り而4
の部分の防護本体2には貫通孔3の両側にこれと間隔を
へだてて平行に各1条の補助ワイヤー貫通孔5が設けら
れている。
防護本体2を構成する上下のコンクリートブロック2A
、2Bは、枢支接続具としての蝶番6と嵌合接続具とし
ての掛錠7とて海底長尺体と2本の補助ワイヤーとに装
着されて相互に接続されるようになっている。
防護本体2の前部には、海底長尺体貫通孔8を有するゴ
ム弾性体よりなる連結具9がその貫通孔8を防護本体2
の貫通孔3と連通させ、その基部を防護本体2の前部に
埋込み、その先端を外部に所要長さ突出させて固着され
ている。
この連結具9も防護本体2と同じ部分に割り面10が設
けられて上下2つの部分9A、9Bに2分割され、前述
したようにしてそれぞれの基部は防護本体2の各コンク
リートブロック2A、2Bに埋込まれて固定されている
このような連結具9は、例えばゴムやプラスチック等の
如きゴム弾性を有する素材で形成し、外表面には係止が
良好に行われるように突起を設けておく。
防護本体2の後部には、連結具嵌合係止孔11が長尺体
貫通孔3と連通して設けられ、この孔も防護本体2の割
り面4で上下に2分割されている。
$5図及び第6図には嵌合接続具7の一例を示す。
即ち、この接続具7は、一方のコンクリートブロック2
Aの下面に埋込まれた雌部材12を有し、この部材12
の下面にはあり溝13が設けられ、このあり溝13内に
は上面から楔部分14が下向きに突設されている。
他方のコンクリートブロック2Bの上面には、下部をコ
ンクリ−トブロック2Bに埋込んだゴム弾性体よりなる
雄部材15が突出されている。
この雄部材15の−L部には楔部分14を押入させる切
込み16が形成されている。
このような嵌合接続具7は、雄部材15を雌部材12内
に嵌合すると、雄部材15の切込み16に雌部材12の
楔部分14が押入されて、雄部材15の先端が二叉に押
し開かれ雌部材12のあり溝13に係入されて接続され
ることになる。
コンクリートフロック2A、、2Bは、蝶番6を省略し
て総てこのような嵌合接続具7で接続してもよい。
第1図及び第8図には、本実施例の複数個の防護体1を
海底長尺体17とその両側に張設されている2本の補助
ワイヤー18とに装着して海底長尺体11を防護した状
態を示す。
この場合防護体1は、貫通孔3,8に海底長尺体17が
挿入され、貫通孔5に補助ワイヤー18が挿入されるよ
うに、両コンクリートブロック2A、2Bを海底長尺体
17と補助ワイヤー18とに挾みつけ接続具7で接続し
て装着する。
後続の防護体1も同様にして装着し、後の防護体1の先
端の連結具9を前の防護体1の後部の係止孔11に嵌合
して前後の防護体1をそれぞれ係止連結する。
この場合、前後の防護体1の間には連結具9の段部で間
隔dをあけるようにしている。
海底長尺体17の両側に補助ワイヤー18を配設してい
るのは、複数の防護体1で防護した海底長尺体17を布
設船上から海底まで下すとき、各防護体1が回転したり
、各防護体1の重量が海底長尺体17に総てかかったり
するのを防止するためのものである。
総ての防護体1が海底に下りたら補助ワイヤー18は布
設船から切離される。
第9図に示すように本考案の防護体1で防護された海底
長尺体11は、前後の防護体1間に前述したように間隔
dが存在し且つ連結具9が容易に曲るので、曲線布設も
支障なく行うことができる。
この場合、曲げ半径は間隔dの長さにより適宜設定する
ことができる。
第10図は砂地区域等で海底長尺体を防護するのに好適
な本考案海底長尺体用防護体1の実施例を示す。
この実施例に示す防護体1は外形が第2図に示す防護体
1と少し違うだけで他の構造は略同じである。
即ち、第2図に示す防護体1は下面を凹形にしてそこに
凹凸をつけて岩場での安定性を得る形状にしたが、本実
施例の防護体1は下面を凸形にしてそこに凹凸をつけて
砂地に喰込む形状にしている。
第11図に示すように本考案の防護体1はアンカー20
や漁具等が引っかかった場合、その引っ張り力で海底長
尺体17のまわりを図示のように回転するのでこれを容
易に外すことができる。
なお、本考案の防護体1の強度を更に向上させる必要が
ある場合には、下面等に補強金具を埋込めばよい。
上記実施例では、前記の防護本体2を連結具9で相互に
連結した場合について説明したが、平坦な海底に海底長
尺体11が布設される場合には、各防護体1の荷重を分
散させる配慮が不要なので、前後の防護本体2は相互連
結しなくてもよい。
また、防護本体2は上下に2分割されているので、上下
のコンクリートブロック2A、、2Bで海底長尺体17
を締付は保持させると、海底長尺体17に対して各防護
本体2がそれぞれずれ動かないようにすることもできる
以上説明したように本考案の防護体はコンクリート製な
ので、非常に安価に製作することができる。
またこの防護体は、上面が円弧状で且つ幅方向の中央が
厚肉で幅方向の両端は中央より薄肉となった形状なので
、波等の抵抗が少ない−Lに安定性があり、アンカー等
も引っ掛りにくく、引っ掛った場合にも回転して容易に
外すことができる。
更にこの防護体は、海底長尺体貫通孔の両側に補助ワイ
ヤー貫通孔を有するので、布設船から海底に下すときに
も安定な姿勢を保持して且つ補助ワイヤーで防護体の重
量を分担しつつ下すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防護体の平面図、第2図は正面図
、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は側面図、
第5図及び第6図は本実施例で用いている接続具の接続
前の状態の断面図及び接続後の状態の断面図、第7図及
び第8図は本実施例の防護体で防護した海底長尺体の斜
視図及び縦断面図、第9図は第7図に示す防護海底長尺
体を曲げた状態の斜視図、第10図は本考案に係る防護
体の他の実施例を示す正面図、第11図は本考案に係る
防護体の使用状態の説明図である。 1・・・・・・防護体、2・・・・・・防護本体、2A
、2B・・・・・・コンクリ−1へフロック、3・・・
・・・海底長尺体貫通孔、4・・・・・・割り面、5・
・・・・・補助ワイヤー貫通孔、6.7−・・・−接続
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が円弧状をしており且つ幅方向の中央が厚肉で幅方
    向の両端が薄肉となっているコンクリート製の防護本体
    を有し、この防護本体にはその前後方向に海底長尺体貫
    通孔が設けられ、またこの防護本体には前記貫通孔を全
    長に亘って横切る水平な割り面が設けられて上下2つの
    コンクリートブロックに2分割され、且つその割り面の
    部分の前記防護本体には前記貫通孔の両側にこれと間隔
    をへだでて平行に補助ワイヤー貫通孔がそれぞれ設けら
    れ、更に前記上下のコンクリートブロックは両者を一体
    に接続する接続具で接続されていることを特徴とする海
    底長尺体用防護体。
JP12803976U 1976-09-22 1976-09-22 海底長尺体用防護体 Expired JPS5810067Y2 (ja)

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JP12803976U JPS5810067Y2 (ja) 1976-09-22 1976-09-22 海底長尺体用防護体

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JP12803976U JPS5810067Y2 (ja) 1976-09-22 1976-09-22 海底長尺体用防護体

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Publication Number Publication Date
JPS5345526U JPS5345526U (ja) 1978-04-18
JPS5810067Y2 true JPS5810067Y2 (ja) 1983-02-23

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ID=28737332

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JP12803976U Expired JPS5810067Y2 (ja) 1976-09-22 1976-09-22 海底長尺体用防護体

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JP6363283B1 (ja) * 2017-09-26 2018-07-25 宇部樹脂加工株式会社 保護カバー

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JPS5345526U (ja) 1978-04-18

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