JPS5810030A - 内視鏡用切換操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内視鏡用切換操作装置の改良に関する。

一般Ｋ内視鏡Ｋは、体腔内へ送気、送ガス、送液を行な
った）、体腔内の体液などを吸引除去するためがどの切
換操作装置が設けられたものがあシ、通常送気と送液は
１つの切換操作装置で切換操作することができるように
なっている。すなわち、切換操作装置は、内視鏡の操作
部に設けられたシリンダにピストンが嵌挿され、このピ
ストンはコイルばねなどの付勢部材でシリンダの外方に
付勢されている。また、ピストンには送気を行なう連通
溝と送液を行なう連通溝が形成され、各連通溝はピスト
ンに形成された取付け溝Ｋ取着された密封部材である０
リングによって流体密に隔別されている。そして、上記
ピストンをシリンダに対して移動させることによシ、送
気と送液を切換えることができ石ようＫなっている。

一方、近時、内視鏡の洗浄消毒が問題となっている．す
なわち、内視鏡を洗浄消毒する場合、その挿入部や操作
部の外面だけでなく、汚染される虞れのある個所全てを
行なわなければ、他の患者を感染させる危険がある。た
とえば、上記切換操作装置が設けられた内視鏡において
は、そのシリンダの内部も体液などによって汚染される
虞れがあるから、シリンダの内部やとこＫ嵌挿されたピ
ーストンも洗浄消毒しなければならない． ところで、従来の切換操作装置においては、送気を行な
う連通溝と送液を行なう連通溝とを流体密に隔別するに
は、上述したごとくピストンに形成した取付け溝ＫＯＩ
Ｊングを取着して行なっていたので、ピストンをシリン
ダに対して移動させたときに、取付け溝内で０リングが
その周方向に回動することが避けられないため、０リン
グの表面Ｋ付着していた汚物が取付け溝に入シ込んでた
まってしまう。そのため、ピストンを確実に洗蜂するに
は、取付け溝から０リングを外さなければこの取付け溝
内を洗滲することができないから、極めて作業性が悪い
ばかりか、取付け溝からＯリングを取外すときにこの０
リングを破損してしまったり、取外された０リングは非
常く小さな部品であるため紛失してしまう虞れがあった
． また、０リングによって流体密を確保する場合、取付け
溝の深さ寸法と幅寸法を高精度に加ヌ表土 エしなければその鰺璽を確実なものＫすることができな
いから、上記取付け溝の加工が難かしく、生産性の低下
や不良品の発生を招く原因となっていた。

この発明は上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、密封部材と取付け溝の形状を改良す
ることによって、ピストンの移動Ｋよって密封部材が回
動して取付け溝内Ｋ汚物が入り込むようなことかがいよ
うＫするとともκ、取付け溝の加工精度が多少悪くても
、確実な密封効果が得られるようＫした内視鏡用切換操
作装置を提供することにある． 以下、この発明の一実施例を第１図乃至第３図を参照し
て説明する。図中１は操作部２と挿入部３とからなる内
視鏡である。上記挿入部Ｊの先端面３１Ｋは観察窓４と
、この観察窓４に向けて配置された噴出ノズル５とが設
けられている。上記観察窓４の内側Ｋは複数の対物レン
ズ６を介してイメージガイド７が先端面を対向して配設
されていて、上記対物レンズ６Ｋよって結偉された観察
視野をイメージガイド７を介して操作部２Ｋ設けられた
接眼部８でＩｌ！察できるようになっている。

また、内視鏡１内には供給路９が形成されている。この
供給路９は送気チェープ１ｏと送液チλ−プ１１とから
なり、先端部は挿入部ｓ内で合流して上記噴出ノズル５
に連通している．また、送気チェープ１０と送液チ為一
ブ１１は、上記操作部２を介してこの操作部２Ｋ！１続
され九ユニバーサルコードＩＪに挿通されている。

このユニバーサルコード１２の末端にはコネク１１３が
設けられ、このコネクタ１３を送気送液ユニット１４Ｋ
連結することによって送気チェープ１０ｔｆｉ送気ｌン
グ１５に、送液チλ−プ１１は送液タンク１６にそれぞ
れ接続されるようになっている．なお、洗浄液１７が収
容された上記送液タンク１６の上部空間には上記送気チ
為一プ１０から分岐された加圧チェープ１８が接続され
ている． 一方、上記操作部ｊＫは送気と送液を切換える九めの切
換操作Ｗ６１９が設けられている。この切換操作ｆＨ１
９は、阿２図と第３図に示すようにシリンダ２０とピス
トン２１とから構成されている。すなわち、シリンダ２
ｏは下端開口が底蓋２２によって閉塞された有底筒状を
なしていて、上部外周面は他の部分に比べて小径なねじ
部２３を有する取付部２４に形成されている．この取付
Ｗ５ｉ４は、上記操作部２の壁体２５Ｋ♀設された取付
孔２６に嵌挿され、この取付孔２６から操作部２の外部
に突出した上記ねじ部ｊ３には止め部材としての積状の
散付轄部材２１が螺着されている．仁の取付け部材２７
は壁体２５に接合する下部７ランジ２１ａと、シリンダ
２０の開口端面に接合して内周端がシリンダ２０の径方
向内匈にわずかに突出する上部フランゾｊｌ７ｂを有し
、上記下部フランジ２７ａと上記取付部２４がなす段部
２４ｍとで壁体２５を挾持してシリンダ２０がζの壁体
Ｚ５Ｋ保持固定されている。また、シリンダ２０の内部
は、その開口端側か犬径簡部ｚ８、底蓋ｘｉ＠が／ｊ＼
径簡部２９に形成されているとともに、これらの境界部
はテーノ譬部３０に形成されている。さらに、小径筒部
２９の底ｍｉｘ近傍には逃げ＃ｌＩＪＪが全周にわたっ
て形成されている。そして、上配送気チェープ１０の上
流＠１１０ｍは上記小径筒部２９の上部に接続され、下
流＠１ｏｂは上記大径筒部２８に接続されている。また
、上記送液チ為一プ１１の上流匈１１ａは、小径筒部２
９の上記送気チ為一ゾ１０の上流＠１０魯よ夛も下側の
中途部に接続され、下流儒ＪＪｂはその上流＠１１＊よ
シも下側の上記逃げ溝３１と対応する位置に接続されて
いる。

このようＫ構成されたシリンダＪＯ内Ｋ上記ピストン２
１が嵌挿されている。このピストン２１はシリンダ２０
０大径筒部２８に対応する中径軸ｓＳ２と、小極筒Ｗ５
２９に対応する小径軸部３３およびシリンダ２０から外
方へ突出した大径軸部３４からなシ、この大径軸部３４
の端面が指当て部３６Ｋ形成されている。この指当て部
３５ＫＦｉ、大径軸部３４と中径軸部３２の全長および
小径軸部３３の一部にわたヤピストン２１の軸方向に沿
って形成されたリーク孔３６が開口している。仁のピス
トン２１はゴムなどの弾性体からなる村勢部材３１によ
ってシリンダ２０から突出する外方κ付勢されている。

この村勢部材３１は、周壁中途部に内方へ突出したくび
れ部３８１ｋ有するほぼスカート状をなしていて、下端
が上記取付け部材２１の上部フランジ２１ｂに係着され
、上端が上記指当て部３５の下面側に形成された係止部
３９Ｋ係着されている。したがって、指当て部３６に指
を当ててピストン２０を第２図に示す保持状ｉＩ−ｂ為
ら第３図に示すように押し込むと、上記くびれ部３８が
内方へ屈曲して弾性変形するから、ピストン２０を付勢
部材３１の付一力に抗してシリンダ２０内に押し込むこ
とができるようになっている。なお、くびれ部３８Ｋ対
応するピストン２１０大径軸部３４には収容溝４ｏ２５
ｇ形成されていて、くびれｓ３８が内方へ屈曲したとき
に上記収容＃ｌ４０に入シ込んで、付勢部材３１が外方
へ突出変形することがないよう圧している。

また、ピストン２１の上記大径軸部３４と中径軸部３２
との境界部には第１の取付け＃Ｉ４１が形成され、ここ
にはシリコンゴムなどの弾性体によって形成され九当接
部材としての第１の密封部材４ｊが取着されている。こ
の第１０密封部材４２は、ピストン２１が第２図に示す
ように付勢部材３１によクて外方に付勢された状態にお
いて、シリ／〆２０を壁体２５に保持固塾４／ＩＩｆ 定した上記一部材２ｒの上部７ランジ２７ｂの内周端下
面Ｋ当接してピストン２１がシリンダ２０から抜け出る
のを防止しているとともに、上記シリンダ２０の大径筒
部２８とピストン２１の中径軸部３２とがなす送気路４
３の気密を保持している．なお、ピストン２１を上記上
部７ランジ２１ｂと第１の密封部材４２との幽接に抗し
て外方へ引けば、この第１の密封部材４２が弾性変形し
てｅストン２１をシリンダ２０から抜き取ることができ
る。

また、ピストン２１の中径軸部３２と小径軸部３３との
境界部には第２の取付け溝４４が形成され、ここには弾
性体からなる弁体４５が取着されている。この弁体４５
は第２の取付け溝ａ４Ｋ嵌合した基部４６と、この基部
４６から斜め上方Ｋ延出されて先端部が大径筒部２８の
内周面に接触した可撓部４７とからなる．上記基部４６
には、ピストン２１を第３図に示すように押し込んだと
きにシリンダ２００大径筒部２８と小径筒部２９の境界
部Ｋ形成されたテーパ部３０に密着する斜面４８が設け
られ、また上記可撓部４１は上記送気路４３を流れる気
体の流れ方向を一方向、すなわち弁体４５の下側から上
側の方向だけに規制している． さらに、ピストン２１の小径軸部３３の下端迭 部には第３の取付け軸４９が形成され、ここにはシリコ
ンコ０ムなどの弾性体から彦る第２の密封部材５０が取
着されている。この第３の取付け溝４９は、小径軸部３
３の上下方向Ｋ離間した一対の側＠ｓｚ．ｓｚと、これ
ら側溝５１．５１間にわたって形成された側溝５１．５
１よりも浅い中間溝５２とからなる．ｔた、第２の密対
部材５０は一対の側＠ｓｘ．ｓｚに嵌合してシリンダ２
０の小径筒部２９内周面Ｋ密着する一対の突条部５３．
５３と、上記中間溝５２に対応する中間壁部としての薄
肉部５４とからなる筒状をなし、この薄肉部５４と上記
小径筒部２＃の内周面との関Ｋは連通路５５が形成され
ている。この連通路５５は、ピストン２１を第３図Ｋ示
すようＫ押し込んだときに、送液チ為−プ１１の上流側
ＪＪａと下流側１ｌｂを連通させるよう罠なうている．
さらに、ピストン２１の小径軸部３１には、第３の取付
け溝４９よシも上方の外周面Ｋ連通溝５６が形成されて
いる．この連通溝５６は、ピストン２１が第２図に示す
ように外方Ｋ付勢された状態と第３図に示すように押し
込まれた状態のいずれにおいても上記送気チェーブ１０
の上流側ｘｏａＫ連通するような幅をもっている．そし
て、この連通溝ｓ６と上記連通路５５とは第２の密封部
材５０の上側の突条部５３で流体密に逍断されている． 一方、ピストン２１の小径軸部３３Ｋは、このピストン
２ノが第２図に示す状態Ｋおいてリーク孔Ｓ６と送気路
４３を連通させる第１の連通孔５１と、リーク孔３６と
上記連通溝５６を連通させる第２の連通孔ｓ８とが径方
向Ｋ穿設されている。

つぎに、上記構成の作用κついて説明する．まず、切換
操作部１９を操作しない状態で送気ポンプ１５を作動さ
せると、送気チ暴一プ１０の上流＠１０ａＫ送られた気
体は連通溝５６および第２の連通孔５８を通ってリーク
孔ＪｇＫ入り、このリーク孔３６から大気中に放散され
る。このとき、上記気体は第１の連通孔５７力為ら送気
路４３を介して送気チェープ１０の下流側１０ｂに流れ
ようとするが、こちらの流路抵抗はリーク孔３６から大
気に流れる流路抵抗に比べて大きいから、上記気体は送
気チ為−ブ１０の下流側に流れることなく大気中κ放散
される．そして、体腔内に送気を行なう場合κは、指轟
て部ｓｓＫ指を当ててリーク孔３６の開口端を閉塞する
。すると、リーク孔３６から放散されていた気体が第１
の連通孔５１から送気路４３に流れ、弁体４５の可撓部
４ｒを弾性変形させて送気チ具一ブ１０の下流側１０ｂ
に流入する。したがって、送気Ｉンゾ１５からの気体は
挿入部３の先端面３ａに設けられた噴出ノズル５から流
出するととκなる。

一方、送液を行なう場合には、第３図に示すようＫリー
ク孔３６を指で塞いだ状態でピストン２１を付勢部材３
１の付勢力に抗して弁体′４５の斜面４８がシリンダ２
０のテーパ部３０に当接するまで押し込む．すると、第
１の連通孔５７を介して連通状態にあった送気チ凰一プ
１０の上流側１０ｍと下流側ｉｏｂが上記斜面４８とテ
ーノ４部３０の密着によって遮断されるので、送気Ｉン
グ１６から吐出される気体が加圧チエーｆｌＩＩＫ流れ
て送液タンク１６を加圧する。そのため、送液メンク１
６から送液チェーブ１１の上流側１ｘａＫ洗浄水が流れ
る。一方、ピストン２１を第３図に示す状態に押し込む
ことにより、送液チェープ１１の上流儒１１１と下流側
１ｌｂが第２の密封部材５０がなす連通路５ｊを介して
連通する。したがって、送気一ングＩＪの気体圧Ｋよっ
て加圧されて送液チ為一プ１１の上流側１１ａに流れた
洗浄水は、上記連通路５６を通って下流＠１ｌｂに流れ
、噴出ノズル６から体腔内圧噴出する． ところで、上記構成の切換操作部ｌ９においては、送気
チェープ１０の上流側１０ａと連通する連通溝５６と、
送液チ為一プｌｌｍの上流側１１ａと連通ずる連通路５
５とを流体密Ｋ隔別するとともに、送気時Ｋ送液チ＾−
プ１１の上ｆｉｔ＠Ｊｔａと下流側１ｌｂを流体密Ｋ隔
別する第２の密封部材５０を一対の突条部５３ｅ５３と
薄肉部５４からなる筒状に形成して第３の取付け溝４９
に取着した。したがって、筒状の第２の密封部材５０は
、シリング２０の小径筒部２９と髪する突条部５３．５
３がピストン２１の移動Ｋともなって回動するなど第３
の取付け溝４９内で動くようなことがほとんどない．そ
のため、第２の密封部材５０が取着されたｔＩＸ３の取
付け＃＄４９には汚物が入り込むことがないから、ピス
トン２１をシリンダ２０から抜いて洗浄するときに、第
３の取付け溝４９から第２の密封部材６０を取外さなく
とも、このビストン２１を曳好Ｋ洗浄することができる
．また、第２の密封部材５０は、一対の突条部ｓｓ，ｓ
ｓが第３の取付け溝４９の側溝５１，５ノにそれぞれ嵌
合して取着されるから、この第３の取付け溝４９の幅寸
法が多少誤差を有していても、一対の突条部５３．５３
を連結した薄肉部６４０弾性変形Ｋよって吸収されてこ
の筒３の取付け溝４＃に確実Ｋ取付けることができる。

すなわち、第３の取付け溝４ｙＦｉ、突条部５Ｊ．５ｊ
が嵌合する側溝５１．５１の深さ寸法が高精度Ｋ加工さ
れていれば、ここに取付られる第２の密封部材５０Ｋよ
る密封機能を十分保つことができる。

さらＫ１シリンダ２０には送液チェーブ１ノの流出＠１
ｌｂと対応する個所に逃げ溝３１を形成したから、送液
操作するためにピストン２１を押し込んだときＫ１第２
の密封部材５０の下端側の突条部５３が上記逃げ溝３１
に位董し、シリンダ２０の内周面との接触状態が開放さ
れる．したがって、シリンダ２０Ｋ接続された送液チ鼻
−ブ１ノの下流＠ｌｌｂの接続端がシリンダ２０内に突
出していた場合などに、その突出端によって第２の密封
部材５０の突条部５３を傷めてしまうようなことがない
。

なお、この発明における第２の密封部材５０の形状は上
記一実施例に挙げたものだけＫ限定されず、たとえば第
４一図Ｋ示すように有底筒状にしてもよく、このような
形状であれば第３の取付け溝４９内への汚物の入シ込み
を確実Ｋ防ぐことができる。また、第５図に示すように
ピストン２１の小径軸部３３の下端部Ｋ第３の取付け溝
４９に代シねじ部６２を形成し、このねじ部６２を成形
金型（図示せず）に保持して第２の密封部材５０を有底
状に成形、すなわちインサート成形するようにしてもよ
い。

また、この発明に係る切換操作部け送気送液用だけでな
く、送ガスや吸引にも適用可能なこと無論でおる。

以上述べたようにこの発明は、シリンダとピストンの間
Ｋ流体密な連通路を形成する密封部材を、両端部Ｋシリ
ンダの内周面に密接する突条部およびこれら突条部と一
体成形されシリンダの内周面との間に上記連通路を形成
する中間壁部とで構成した。したがって、この密封部材
は従来のＯリングのようにピストンの動きによって回動
するなどして動くようなことが々いから、密封部材とピ
ストンとの接合面間に汚物が入り込むことがない。その
ため、ピストンをシリンダから抜いて洗浄するときに、
密封部材をピストンから取外さなくともこのピストンの
洗浄を確実κ行なえるから、洗浄作業を能率よく良好に
行Δうことかできる。また、密封部材は中間壁部の弾性
変形Ｋよって全体の幅寸法に自由度を持たせることがで
きるから、ピストンに取付けるときにシリンダの内周面
と接する高さ寸法だけを高精度Ｋ管理すればよいので、
この密封部材を取付けるためにピストンに行なうたとえ
ば取付け溝などの加工を容易にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの発明の一実施例を示し、第１図
は内視鏡全体の概略図、第２図は切換操作部の断面図、
第３図は同じく切換操作部を送液状態に操作したときの
断面図、第４図と第５図はそれぞれこの発明の他の実施
例を示す密封部材の断面図である。 ｌ・・・内視鐘、２・・・操作部、２０・・・シリンダ
、２ノ・・・ピストン、５０・・・密封部材（第２の）
、５３・・・突条部、５４・・・薄肉部（中間壁部）、
５５・・・連通路。 −１８９＝

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）内視鏡の操作部Ｋ設けられたシリンダκピストン
   を嵌挿し、このピストンＫ取着された密封部材Ｋよって
   上記シリンダとピストンの間に流体密な連通路を形成し
   た切換操作装置において、上記密封部材は、両端部にシ
   リンダの内周面に密接する突条部およびこれら突条部と
   一体成形されシリンダの内周面との間κ上記連通路を形
   成する中間壁部とからなることを特徴とする内視鏡用一
   切換操作装置。
2. （２）密封部材は筒状であることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の内視鏡用切換操作装置。
3. （３）密封部材は有底筒状であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の内視鏡用切換操作装置。
4. （４）密封部材はピストンに形成された取付けの範囲第
   １項記載の内視鏡用切換操作装置。 《５》密封部材はピストンにインサート成形されている
   ことを特徴とする特許績求の範囲第１項記載の内視鏡用
   切換操作装置。