JPH1199824A - 車両用制御装置 - Google Patents
車両用制御装置Info
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- JPH1199824A JPH1199824A JP27989397A JP27989397A JPH1199824A JP H1199824 A JPH1199824 A JP H1199824A JP 27989397 A JP27989397 A JP 27989397A JP 27989397 A JP27989397 A JP 27989397A JP H1199824 A JPH1199824 A JP H1199824A
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Abstract
き、エンジントルクの変動による衝撃を無くし得る車両
用制御装置を提供する。 【解決手段】 コンプレッサ15の駆動中に車両の減速
が検出されると(S16がYes)、電気モータMを駆
動する(S26)。このため、エンジンの回転数が低下
せず、フューエルカットを長期間続けれるので、燃料消
費を低減することができる。また、バッテリ容量が低い
時には(S18がNo)、コンプレッサ15を駆動する
に際して、電気モータMにて発電を行った後、電磁クラ
ッチC2にてコンプレッサへエンジンを接続する(S4
4)。また、コンプレッサ15の駆動を解除する際に
は、電気モータMにて発電を行った後、電磁クラッチC
2にてコンプレッサ15とエンジン11との接続を解除
する(S38)。このため、コンプレッサ15の駆動開
始、及び、駆動停止時の衝撃を、電気モータMを回動す
ることにより和らげることができる。
Description
より駆動される冷房用コンプレッサを備える車両用の制
御装置に関するものである。
力の一部を取り出し、電磁クラッチを介しコンプレッサ
を駆動して冷房を行っている。このため、エンジン側の
負荷となり、車両の加速性能を低下させていた。かかる
加速性能の劣化を防止するため、特開平5−13915
1号が提案されている。
を介して連結されたコンプレッサ、電動モータが備えら
れ、また、コンプレッサと電動モータとの接続及び接続
解除を行う電磁クラッチが設けられている。該車両にお
いては、加速時に、電動モータとコンプレッサとを該電
磁クラッチにて接続し、該電動モータにてコンプレッサ
を駆動することで、エンジンの負荷を軽減して加速性能
の劣化を防いでいる。更に、アイドリング回転におい
て、コンプレッサの駆動量が不足する際には、電動モー
タによりコンプレッサの駆動に必要な動力を発生させて
いる。
するため、車両の減速時にエンジンへの燃料の供給を停
止するフューエルカットが行われている。該フューエル
カットは、アクセルペダルが戻され、且つ、所定のエン
ジン回転数以上のときに開始され、予め設定されたアイ
ドリング回転数よりも僅かに高い回転数(フューエルカ
ット終了回転数)に低下するまで継続され、該フューエ
ルカット終了回転数にて、燃料の噴射を再開すること
で、エンジンの停止を防いでいる。ここで、従来技術に
係る車両においては、冷房中に、減速を行った際には、
コンプレッサが負荷となり、エンジンの回転の減少率が
大きくなって、早いタイミングでフューエルカット終了
回転数まで低下し、フューエルカットが終了するため、
燃費を劣化させる原因となっていた。この減速時のコン
プレッサ負荷によるフューエルカットの早期終了は、上
述した公報中の車両においても同様である。
整機能を有する車両用空調装置(オートエアーコントロ
ーラ)では、スイッチがオンされると、設定温度よりも
車室温度が高い際には、電磁クラッチを係合させ、エン
ジン出力にてコンプレッサを駆動して冷房を行い、ま
た、車室が設定温度以下の時には、電磁クラッチの係合
を解き、コンプレッサを停止することで、車室の温度を
一定に保っている。当該コンプレッサの駆動には数馬力
を必要とするため、コンプレッサの駆動開始と共に、エ
ンジンの発生トルクを高めるアイドルアップが実施され
ている。しかしながら、このアイドルアップのオン、オ
フによりエンジンのトルクが大きく変化するため、運転
者に違和感を与えていた。特に、減速時において、大き
なショックを発生させていた。
なされたものであり、その目的とするところは、冷房中
における減速時の燃料消費を軽減し得る車両用制御装置
を提供することにある。
ンジントルクの変動による衝撃を無くし得る車両用制御
装置を提供することにある。
置では、エンジンと、該エンジンの出力軸と連結可能な
コンプレッサと、該エンジンとコンプレッサ間に配置さ
れ、コンプレッサへの出力の接続及び解除を行う接続手
段と、電力を蓄えるバッテリと、バッテリの容量を検出
するバッテリ容量検出手段と、前記エンジンの出力軸及
び前記コンプレッサと連結可能な電動発電モータと、前
記バッテリ容量検出手段により検出されたバッテリ容量
に応じて、前記電動発電モータの駆動及び発電、前記接
続手段の接続及び解除を行う制御手段と、を備えたこと
を技術的特徴とする。
において、車両の減速を検出する減速検出手段を有し、
前記制御手段は、前記コンプレッサの駆動中に車両の減
速が検出されると、前記電動発電モータを駆動すること
を技術的特徴とする。
御装置であって、前記制御手段は、前記コンプレッサの
駆動を検出した場合、前記電動発電モータにて発電を行
った後、前記接続手段を接続し、また、前記コンプレッ
サの非駆動を検出した場合、前記接続手段を解除した
後、前記電動発電モータにて発電を行うことを技術的特
徴とする。
装置であって、前記制御手段は、前記コンプレッサの駆
動を検出した場合、前記接続手段を接続した後、前記電
動発電モータを駆動し、また、前記コンプレッサの非駆
動を検出した場合、前記電動発電モータを駆動した後、
前記接続手段を解除することを技術的特徴とする。
装置であって、前記制御手段は、バッテリの容量が所定
以下の場合に、前記電動発電モータにて発電を行うこと
を技術的特徴とする。
コンプレッサの駆動中に車両の減速が検出されると、電
動発電モータを駆動するため、エンジンの回転数が低下
せず、フューエルカットを長期間続けれる。このため、
燃料の消費を低減することができる。
レッサの駆動を検出した際、電動発電モータにて発電を
行った後、接続手段にてコンプレッサへエンジンを接続
し、また、コンプレッサの非駆動を検出した際、接続手
段にてコンプレッサとエンジンとの接続を解除した後、
電動発電モータにて発電を行う。このため、コンプレッ
サの駆動開始、及び、駆動停止時の衝撃を、該電動発電
モータで発電することにより和らげることができる。な
お、この制御は、バッテリ容量が低いときに好適であ
る。
レッサの駆動を検出した際、接続手段にてコンプレッサ
へエンジンを接続した後、電動発電モータを駆動し、ま
た、電動発電モータを駆動した後、コンプレッサの非駆
動を検出した際、接続手段にてコンプレッサとエンジン
との接続を解除する。このため、コンプレッサの駆動開
始、及び、駆動停止時の衝撃を、該電動発電モータを回
動することにより和らげることができる。なお、この制
御は、バッテリ容量が高いときに好適である。
リの容量が所定以下の場合に、電動発電モータにて発電
を行い、バッテリの容量を所定値に保つため、過放電に
よるバッテリの劣化を防止できる。
る車両用制御装置について図を参照して説明する。図1
は第1実施態様の車両用制御装置を搭載した車両の構成
を示すブロック図である。ガソリンエンジン11には、
クラッチC1を介して変速機12が接続されている。そ
して、変速機12で変速が行われた後の回転は図示しな
い駆動輪に伝達される。また、該エンジン11には、発
電機として交流を発生し得ると共に、電動機としてコン
プレッサ15を駆動し得るモータMが、後述するVベル
トを介して連結されている。
0にて整流され、双方向DC−DCコンバータ34を介
して12VのバッテリBを充電するよう構成されてい
る。また、該第1インバータ30にて整流された直流電
力は、第2インバータ38にて交流に変換されコンセン
ト52から外部へ商用100または200Vを供給でき
るようになっている。
向DC−DCコンバータ34、及び、第2インバータ3
8は、ECU40にて制御されるようになっている。該
ECU40には、アクセル開度、ブレーキ信号、車速、
変速機12の変速段を示すシフト位置、クラッチC1の
接・離、エンジン11の回転数、スロットル開度が入力
され、エンジンに対してスロットルを開かせるスロット
ルアクチュエータ信号を送出するように構成されてい
る。更に、該ECU40は、バッテリBの電圧値Vbが
入力され、双方向DC−DCコンバータ34に対して、
充放電制御の信号を送出し、第1インバータ30、第2
インバータ38に対してインバータ制御信号を送出する
ように構成されている。
達を示す概念図であり、図3はVベルトによる動力伝達
を示す説明図である。図2中の内燃エンジン(E/G)
11は、図1に示すECU40によって制御され、車両
の走行中において駆動され、停車中においては停止させ
られる。変速機12は上記内燃エンジン11と連結さ
れ、該内燃エンジン11によって発生させられた回転を
受けて変速を行う。
回転は、ワンウェイクラッチFを介して受けるクランク
プーリ13に伝達される。該クランクプーリ13には、
図3に示すようにVベルト21を介して補機用プーリ2
2、23が、Vベルト25を介して補機用プーリ26、
27がそれぞれ連結され、上記補機用プーリ22にエア
コン15が、補機用プーリ23に電気モータMが、補機
用プーリ26にオイルポンプ16が、補機用プーリ27
に図示しないブレーキ系に真空を供給するブレーキバキ
ュームポンプ18がそれぞれ連結される。
1からクランクプーリ13に伝達された回転を受けて作
動させられる。この場合、上記クランクプーリ13と各
補機用プーリ22、23、26、27とは、クランクプ
ーリ13をプライマリプーリとし、各補機用プーリ2
2、23、26、27をセカンダリプーリとするVベル
ト式の無段変速機(CVT)をそれぞれ構成する。
機用プーリ22、23、26、27には、それぞれ図示
しない固定プーリ、可動プーリ及び油圧サーボK−1〜
K−5が配設され、該油圧サーボK−1〜K−5にそれ
ぞれ所定の油圧を供給することによって各可動プーリを
移動させ、上記クランクプーリ13及び各補機用プーリ
22、23、26、2了の各「V」字状の溝の間隔を変
更することによって、上記クランクプーリ13及び各補
機用プーリ22、23、26、27の各有効経を変化さ
せ、無段階の変速比で変速を行うようになっている。
26、27の回転数を制御することによって、エアコン
15、オイルポンプ16、電気モータM、ブレーキバキ
ュームポンプ18等を高効率な状態で作動させることが
できる。
0及び双方向DC/DCコンバータ34を介して、12
〔V〕の補機用のバッテリBが接続される。この車両用
制御装置においては、車両のエンジン停止中において
も、バッテリBから電力を供給させ電気モータMにてコ
ンプレッサ15を駆動し、車内の冷房を続け得るように
構成されている。
の回転中に冷房が設定されると、コンプレッサを駆動さ
せる際に、アイドルアップが行われ、また、コンプレッ
サ15の駆動が停止されるときに、アイドルアップが終
了する。一般に、アイドルアップとは、アイドリング回
転中において回転数を上昇させトルクを高めることを言
うが、本実施形態では、アイドリング回転時のみなら
ず、走行時においてもトルクの嵩上げを継続するため、
トルクアップと呼称する。
ンのトルクが上昇される際に、該トルクアップによる出
力変動をなくすために電気モータMでエンジン負荷を調
整する。ここで、負荷トルクを徐々に調整する際の負荷
トルクの減少(又は増加)は、電気モータMを駆動(又
は発電)することにより、調整を行う。他方、コンプレ
ッサの駆動が停止され、エンジンのトルクが減少される
際に、該トルクダウンによる出力変動をなくすために電
気モータMでエンジン負荷を調整する。ここで、負荷ト
ルクを徐々に調整する際の負荷トルクの減少(又は増
加)は、電気モータMを駆動(又は発電)することによ
り、調整を行う。
気モータMの上述した動作について、図4〜図10のフ
ローチャートを参照して更に詳細に説明する。図4に示
すように、ECU40は、先ず、ブレーキ、アクセル、
バッテリ残量、車速、エンジン11の回転数、操作盤に
設けられた図示しないエアコンスイッチのオン・オフか
らコンプレッサ15の駆動または非駆動の要求状態、電
磁クラッチC2のオン・オフ等を入力する(S12)。
次に、エアコンスイッチの状態によりフラグを設定する
(S14)。ここでは、エアコンスイッチがオンからオ
フにされた際にフラグ1を設定し、エアコンスイッチが
オフからオンされた際にフラグ2を設定し、エアコンス
イッチのオン状態が維持されているときには、フラグ3
を設定し、オフ状態が維持されている時にフラグ4を設
定する。
はアクセル開度に基づき減速中かを判断する(S1
6)。ここで、減速中以外には(S16がNo)、処理
を終了する。他方、減速中においては(S16がYe
s)、バッテリ残量(SOC)が所定値αよりも大きい
かを判断する(S18)。バッテリ残量(SOC)が所
定値αよりも大きい、即ち、バッテリBの容量が十分に
ある時には(S18がYes)、フラグが1又は3か
(S20)、フラグが2か(S28)を判断する。ここ
で、エアコンスイッチがオフ状態からオンにされた際に
は、上述したステップ14にてフラグ2が設定されてお
り(S28がYes)、ステップ30の{OFF→ON
(1)}の処理に進む。
F→ON(1)}の処理について、当該処理のサブルー
チンを示す図5を参照して説明する。先ず、エンジン1
1の回転数と、設定された目標温度と現在の温度との差
分とから、コンプレッサ15を駆動するためのエンジン
のトルク上昇分(アイドルアップ)Teを図示しないマ
ップから算出する(S51)。そして、バッテリ残量S
OCからモータの駆動量Tmを図示しないマップから算
出する(S52)。このTmはバッテリ残量SOCが多
いほどTmが多く算出される。そして徐々にTmが減少
するように設定される。引き続き、電磁クラッチC2を
オンし、コンプレッサ15の駆動を開始すると共に(S
55)、電気モータMを駆動量Tmとなるように駆動さ
せ(S54)、徐々にモータ駆動トルクを減らしてい
く。このためエンジン負荷トルクが減少され、エンジン
トルクは徐々にトルクアップされる。該駆動量Tmが0
になると(S55がYes)、電気モータMの出力を終
了する(S56)。
トルクについて、図11を参照して説明する。図11
(A)は、従来技術に係る車両の電磁クラッチオンを示
している。従来の車両においては、エアコンSWの入力
信号を受けて電磁クラッチC2をオンされると同時にエ
ンジントルクを上昇させていたため、減速を行っている
最中に、トルクが急激に変化して、運転者に不快感を与
えていた。これに対して、本実施形態では、図11
(C)に示すように、エンジンのトルクを電磁クラッチ
C2をオンした後に、モータの駆動力を徐々に減らすこ
とによりエンジン負荷が徐々に増加するため、運転者に
トルクの急激な変化による違和感を与えることがない。
ここで、電磁クラッチC2をオンした際に、上述したよ
うに電気モータMによる駆動を図中駆動領域として示
す。
維持されているときの処理について、図4のフローチャ
ートに基づき説明を続ける。ここで、オン状態が維持さ
れているときには、上述したステップ14にてフラグ3
が設定されている。このため、フラグ1又は3が設定さ
れているかのステップ20がYesとなり、フラグ1が
設定されているかのステップ22がNoとなり、ステッ
プ26の電動モータモードへ進む。
{電動モータモード}の処理について、当該処理のサブ
ルーチンを示す図6を参照して説明する。先ず、エンジ
ン11の回転数と、設定された目標温度と現在の温度と
の差分とからコンプレッサ15を駆動するのに必要なト
ルクを算出する(S61)。次に、コンプレッサ必要ト
ルクを出力させるためのモータ駆動出力を算出し(S6
2)、電気モータMを駆動する(S63)。この状態を
アクセルがオン、即ち、運転者が再度加速するまで継続
する(S64がNo)。ここで、アクセルがオンされる
と(S64がYes)、電気モータMの駆動を終了して
(S65)、処理を完了する。また、急激なアクセルオ
ンを検出した場合は、電気モータMの駆動を継続しても
かまわない。
ッサ15の駆動を続けている際には、電気モータMにて
コンプレッサ15を駆動するため、エンジン11の回転
数が低下せず、フューエルカットを長期間続けれる。こ
のため、燃料の消費を低減することができる。
処理について、図4のフローチャートに基づき説明を続
ける。エアコンスイッチがオフされ上述したステップ1
4にて、フラグ1が設定されると、フラグ1又は3が設
定されているかのステップ20がYesとなり、フラグ
1が設定されているかのステップ22がYesとなり、
ステップ24の{ON→OFF(1)}の処理に進む。
N→OFF(1)}の処理について、当該処理のサブル
ーチンを示す図7を参照して説明する。先ず、エンジン
11の回転数と、設定された目標温度と現在の温度との
差分とから、コンプレッサ15の非駆動分のエンジンの
トルク下降分Teを図示しないマップから算出する(S
71)。そして、バッテリ残量SOCからモータの駆動
量Tmを図示しないマップから算出する(S72)。こ
のTmはバッテリ残量SOCが多いほど多く算出され
る。そして徐々にモータ出力が増加するように設定され
る。そして電気モータMの駆動量Tmを徐々に増加(S
73)させることによりエンジンの負荷が減り、エンジ
ンのトルクが徐々に低下する。該駆動量Tmがエアコン
SWのオフされた際のエンジントルク下降値Teと等し
くなると(S74がYes)、電気モータMの出力を終
了すると同時に(S75)、電磁クラッチC2をオフ
し、コンプレッサ15の駆動を停止する(S76)。こ
の際に、エンジンのアイドルアップ(トルクアップ)を
終了する。
トルクについて、図11を参照して説明する。図11
(D)は、従来技術に係る車両の電磁クラッチオフを示
している、従来の車両においては、電磁クラッチC2を
オフすると同時にエンジントルクを低下させていたた
め、減速を行っている最中に、トルクが急激に変化し
て、運転者に不快感を与えていた。これに対して、本実
施形態では、図11(F)に示すように、エアコンオフ
信号が入ると電磁クラッチC2をオフする以前から電気
モータMを駆動し始め、徐々にモータトルクを上げてい
く。そのためエンジンの負荷は徐々に軽くなるためエン
ジントルクは徐々に下がっていく。このため、運転者に
トルクの急激な変化による違和感を与えることがない。
ここで、上述したように電気モータMによる駆動を図中
駆動領域として示す。
維持されているときの処理について、図4のフローチャ
ートに基づき説明を続ける。ここで、オフ状態が維持さ
れているときには、上述したステップ14にてフラグ4
が設定されている。このため、フラグ1又は3が設定さ
れているかのステップ20がNoとなり、フラグ2が設
定されているかのステップ22がNoとなり、ステップ
32の発電モード(1)へ進む。この発電モード(1)
では、バッテリBの残量が十分にあるため、電気モータ
Mにより充電を行わないようにする。
ついて説明する。上述したステップ18のバッテリ残量
(SOC)が所定値αよりも大きいかの判断において、
バッテリ残量(SOC)が所定値αよりも小さい、即
ち、バッテリBの容量が不足する時には(S18がN
o)、フラグが1又は3か(S34)、フラグが2か
(S42)を判断する。ここで、エアコンスイッチがオ
フ状態からオンにされた際には、上述したステップ14
にてフラグ2が設定されており(S42がYes)、ス
テップ44の{OFF→ON(2)}の処理に進む。
F→ON(2)}の処理について、当該処理のサブルー
チンを示す図8を参照して説明する。先ず、エンジン1
1の回転数と、設定された目標温度と現在の温度との差
分とから、エンジンのトルク上昇分(アイドルアップ)
Teを図示しないマップから算出する(S81)。そし
て、バッテリ残量SOCからモータの発電量Tgを図示
しないマップから算出する(S82)。このTgはバッ
テリ残量SOCが多いほど少なく算出される。そして徐
々に発電量が多くなるように設定される。そして、電気
モータMの発電量Tgを徐々に増やしていく(S8
3)。この際、エンジンの負荷トルクが徐々に増加する
ためエンジントルクが徐々に増える。該発電力量Tgが
エンジントルク上昇値Teと等しくなると(S84がY
es)、電気モータMの発電を終了し(S85)、電磁
クラッチC2をオンし、コンプレッサ15の駆動を開始
する(S86)。
トルクについて、図11(B)を参照して説明する。本
実施形態では、電気モータMの発電量を徐々に増やして
いくことによりエンジンの負荷トルクが徐々に増加す
る。このためエンジントルクが徐々に増えるため、運転
者にトルクの急激な変化による違和感を与えることがな
い。また、電気モータMの発電量を図中発電領域として
斜線で示す。ここで、エンジンの上昇トルク分がコンプ
レッサ15を駆動し得る程高められた際に、電磁クラッ
チC2をオンする。
維持されているときの処理について、図4のフローチャ
ートに基づき説明を続ける。ここで、オン状態が維持さ
れているときには、上述したステップ14にてフラグ3
が設定されている。このため、フラグ1又は3が設定さ
れているかのステップ34がYesとなり、フラグ1が
設定されているかのステップ36がNoとなり、ステッ
プ40の発電モード(2)モードへ進む。
{発電モード(2)}の処理について、当該処理のサブ
ルーチンを示す図9を参照して説明する。バッテリ残量
SOCからモータの発電量Tgを図示しないマップから
算出し(S97)、エンジン回転数及び該発電量Tgか
ら下降エンジントルクTeを算出する(S98)。そし
て、該トルクTe分のトルクを高めると共に、電気モー
タMを発電量Tgとなるように発電させる(S99)。
これにより、バッテリBの容量を目標値まで回復するよ
うに充電する。
処理について、図4のフローチャートに基づき説明を続
ける。エアコンスイッチがオフされ上述したステップ1
4にて、フラグ1が設定されると、フラグ1又は3が設
定されているかのステップ34がYesとなり、フラグ
1が設定されているかのステップ36がYesとなり、
ステップ38の{ON→OFF(2)}の処理に進む。
N→OFF(2)}の処理について、当該処理のサブル
ーチンを示す図10を参照して説明する。先ず、エンジ
ン11の回転数と、設定された目標温度と現在の温度と
の差分とから、エンジンのトルク下降分Teを図示しな
いマップから算出する(S91)。そして、バッテリ残
量SOCからモータの発電量Tgを図示しないマップか
ら算出する(S92)。このTgはバッテリ残量SOC
が多いほどTgが少なく算出される。そして徐々に発電
量が減少されるよう設定される。電磁クラッチC2をオ
フし、コンプレッサ15の駆動を停止する(S93)。
この際に、Te=Tgとなるように発電し、徐々に発電
量を下げていく。このためエンジンの負荷が徐々に減り
トルクが下がる。該発電量Tgがエンジントルク下降値
Teと等しくなると(S95がYes)、電気モータM
による発電を終了する(S96)。
トルクについて、図11(E)を参照して説明する。本
実施形態では、電磁クラッチC2をオフすると同時にT
e=Tgとなるように発電させる。この電気モータMに
よる発電を発電領域として図中に示す。徐々に発電量を
下げていくことによりエンジンの負荷が減りトルクが下
がるため、運転者にトルクの急激な変化による違和感を
与えることがない。
維持されているときの処理について、図4のフローチャ
ートに基づき説明を続ける。ここで、オフ状態が維持さ
れているときには、上述したステップ14にてフラグ4
が設定されている。このため、フラグ2が設定されてい
るかのステップ42がNoとなり、ステップ46の発電
モード(1)へ進む。この発電モード(1)では、電気
モータMを制御せず、充電を行わないようにする。
両用制御装置の制御について、図12を参照して説明す
る。図4を参照して上述した第1実施形態の車両用制御
装置においては、ステップ16を設け、減速時のみに、
コンプレッサ15のオン−オフ制御を行った。これに対
して、第2実施形態の車両用制御装置では、ステップ1
6を削除し、減速を行っているか否かに関わらず、コン
プレッサ15のオン−オフ制御を行う。このため、第2
実施形態では、常に、コンプレッサ15のオン−オフ時
のエンジントルクの急変を緩和することができる。
の車両用制御装置においては、バッテリ容量の不足する
際には、電気モータMにて発電を行うようにして、ま
た、バッテリ容量が余っているときには、電気モータM
を駆動することで、コンプレッサ15駆動・駆動解除時
のエンジントルクの変動を吸収する。このため、常にバ
ッテリを容量を一定に保ち、劣化を防ぐことができる。
プ/トルクダウンを徐々に行い得るよう、コンプレッサ
15をオン−オフする際に、バッテリ容量が低いときに
は、電気モータMにて発電を行い電磁クラッチを係脱
し、バッテリ容量が高いときには、電気モータMを駆動
して電磁クラッチを係脱した。この代わりに、バッテリ
容量に関わりなく、電気モータMにて発電を行い電磁ク
ラッチを係脱し、或いは、電気モータMを駆動して電磁
クラッチを係脱することも可能である。
ば、コンプレッサの駆動中に車両が減速した際に、モー
タを駆動するため、エンジンの回転数が低下せず、フュ
ーエルカットを長期間続けれる。このため、燃料の消費
を低減することができる。
開始、及び、駆動停止する際に、電動発電モータにて発
電を行った後、コンプレッサへエンジンを接続し、ま
た、コンプレッサとエンジンとの接続を解除した後、電
動発電モータにて発電を行う。このため、コンプレッサ
の駆動開始、及び、駆動停止時の衝撃を、該電動発電モ
ータにて発電することにより和らげることができる。
開始、及び、駆動停止する際に、コンプレッサへエンジ
ンを接続した後、電動発電モータを駆動し、また、電動
発電モータを駆動した後、コンプレッサとエンジンとの
接続を解除する。このため、コンプレッサの駆動開始、
及び、駆動停止時の衝撃を、該電動発電モータを駆動す
ることにより和らげることができる。
定以下の場合に、電動発電モータにて発電を行い、バッ
テリの容量を所定値に保つため、過放電によるバッテリ
の劣化を防止できる。
用いる車両の概念図である。
念図である。
ャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
(C)、図11(D)、図11(E)、図11(F)
は、電磁クラッチのオン・オフとエンジントルクとの関
係を示すグラフである。
による電動モータ制御を示すフローチャートである。
検出手段) B バッテリ M 電気モータ C2 電磁クラッチ(接続手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンと、 該エンジンの出力軸と連結可能なコンプレッサと、 該エンジンとコンプレッサ間に配置され、コンプレッサ
への出力の接続及び解除を行う接続手段と、 電力を蓄えるバッテリと、 バッテリの容量を検出するバッテリ容量検出手段と、 前記エンジンの出力軸及び前記コンプレッサと連結可能
な電動発電モータと、 前記バッテリ容量検出手段により検出されたバッテリ容
量に応じて、前記電動発電モータの駆動及び発電、前記
接続手段の接続及び解除を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。 - 【請求項2】 請求項1の車両用制御装置であって、 車両の減速を検出する減速検出手段を有し、 前記制御手段は、前記コンプレッサの駆動中に車両の減
速が検出されると、前記電動発電モータを駆動すること
を特徴とする。 - 【請求項3】 請求項1または2の車両用制御装置にお
いて、 前記制御手段は、前記コンプレッサの駆動を検出した場
合、前記電動発電モータにて発電を行った後、前記接続
手段を接続し、 また、前記コンプレッサの非駆動を検出した場合、前記
接続手段を解除した後、前記電動発電モータにて発電を
行うことを特徴とする。 - 【請求項4】 請求項1〜3の車両用制御装置におい
て、 前記制御手段は、前記コンプレッサの駆動を検出した場
合、前記接続手段を接続した後、前記電動発電モータを
駆動し、 また、前記コンプレッサの非駆動を検出した場合、前記
電動発電モータを駆動した後、前記接続手段を解除する
ことを特徴とする。 - 【請求項5】 請求項1又は4の車両用制御装置であっ
て、 前記制御手段は、バッテリの容量が所定以下の場合に、
前記電動発電モータにて発電を行うことを特徴とする。
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JPH1199824A true JPH1199824A (ja) | 1999-04-13 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-09-26 JP JP27989397A patent/JP3948077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3948077B2 (ja) | 2007-07-25 |
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