JPH10236301A - ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム - Google Patents

ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム

Info

Publication number
JPH10236301A
JPH10236301A JP4258897A JP4258897A JPH10236301A JP H10236301 A JPH10236301 A JP H10236301A JP 4258897 A JP4258897 A JP 4258897A JP 4258897 A JP4258897 A JP 4258897A JP H10236301 A JPH10236301 A JP H10236301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative pressure
internal combustion
combustion engine
pressure level
throttle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4258897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3371736B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Hirano
弘之 平野
Shinichiro Kitada
眞一郎 北田
Toshio Kikuchi
俊雄 菊池
Eiji Inada
英二 稲田
Takeshi Aso
剛 麻生
Yutaro Kaneko
雄太郎 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP04258897A priority Critical patent/JP3371736B2/ja
Publication of JPH10236301A publication Critical patent/JPH10236301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371736B2 publication Critical patent/JP3371736B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の実走行距離を向上し、さらに、
電動負圧ポンプが発生する騒音を抑制することができる
ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステムを提
供する。 【解決手段】 電動負圧ポンプ39によって、車両に設
けられたブレーキ倍力装置35aからワンウェイチェッ
ク弁43bを介して吸気する一方、スロットル19bに
よっても、ブレーキ倍力装置35aから吸気する際の吸
気量を調整し、電動負圧ポンプ39とスロットル19b
の調整によってブレーキ倍力装置35aに生じる負圧レ
ベルが所定の値になるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Vベルトのような
ベルトによって内燃機関の回転力を伝達して、発電機を
回転駆動し、この発電機の発電する電力によって蓄電池
を充電するハイブリッド電気自動車におけるブレーキシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような電気自動車におけるブ
レーキシステムとしては、例えばセドリック・グロリア
電気自動車整備要領書(平成6年2月)に記載されたも
のが知られている。
【0003】この従来のブレーキシステムは、負圧力を
生ずる電動負圧ポンプを2個搭載し、並列にブレーキ倍
力装置に接続するような構成となっている。通常のブレ
ーキング時には1個の電動負圧ポンプで負圧力を賄える
が、ポンピングブレーキ等の連続的なブレーキ使用時に
も十分な負圧を確保するために、電動負圧ポンプを2個
搭載している。
【0004】そして、電動負圧ポンプとブレーキ倍力装
置間の配管上に、高圧用、低圧用、さらに低圧の負圧警
報用の負圧スイッチを備えている。イグニッションキー
がON状態になると電動負圧ポンプが作動して負圧が上
昇し、高圧用SWが作動すると電動負圧ポンプを停止さ
せる。また、ポンピングブレーキング等により負圧が低
下し、低圧用SWが作動すると電動負圧ポンプを起動し
負圧を供給する構成としている。この時、電動負圧ポン
プが作動中にもかかわらず、何らかの理由で、さらに負
圧が低下し負圧警報用SWが作動すると、警告灯を点灯
させる等により運転者に異常を知らせる構成となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電気自動車におけるブレーキシステムにあっ
ては、イグニッションキーがON状態の間、すなわち車
両運転中の間はブレーキングにより使用する負圧は全て
電動負圧ポンプの運転により賄う構成となっていたた
め、いわゆる補機による電力使用が多大となり、車両駆
動用モータが使用できる電力が減少し、実走行距離が短
くなるといった問題があった。
【0006】また、電動負圧ポンプの運転頻度が多いこ
とで、電動負圧ポンプが発生する騒音に起因して不快感
を与えるといった問題があった。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的としては、電気自動車の実走行距離を向上するこ
とができ、さらに、電動負圧ポンプが発生する騒音を抑
制することができるハイブリッド電気自動車におけるブ
レーキシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よれば、上記課題を解決するため、車両を駆動する電動
モータへ蓄電池から電力を供給する一方、内燃機関を用
いて発電機を回転させ、発電された電力を蓄電池または
/および車両負荷に供給するハイブリッド電気自動車に
備えられ、車両を減速停止させるブレーキシステムにお
いて、前記車両に設けられたブレーキ倍力装置から第1
の方向弁を介して吸気する電動負圧ポンプと、電動負圧
ポンプに生じる負圧レベルを検出する第1の検出手段
と、前記内燃機関に設けられ、ブレーキ倍力装置から第
2の方向弁を介して吸気する際の吸気量を調整するスロ
ットルと、スロットルの調整によって生じる負圧レベル
を検出する第2の検出手段と、第1および第2の検出手
段による検出結果に基づいて、ブレーキ倍力装置に生じ
る負圧レベルが所定の値になるように、スロットルと電
動負圧ポンプを制御する制御手段とを有することを要旨
とする。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、上記課題
を解決するため、前記制御手段は、内燃機関運転時に
は、前記電動負圧ポンプを停止するように制御すること
を要旨とする。
【0010】請求項3記載の本発明によれば、上記課題
を解決するため、前記制御手段は、内燃機関運転時に、
前記ブレーキ倍力装置に生じる負圧レベルが所定値以下
に減少した場合には、負圧レベルが該所定値よりも高く
なるまで前記スロットルを所定量閉じるように制御する
ことを要旨とする。
【0011】請求項4記載の本発明によれば、上記課題
を解決するため、前記制御手段は、前記ブレーキ倍力装
置に生じる負圧レベルが所定値以下に減少した場合に、
前記蓄電池の残存容量が予め設定された設定値以下にな
ったときには、前記内燃機関の回転数を上げ、スロット
ルを所定量閉じて運転するように制御することを要旨と
する。
【0012】請求項5記載の本発明によれば、上記課題
を解決するため、前記制御手段は、前記ブレーキ倍力装
置に生じる負圧レベルが所定値以下に減少した場合に
は、負圧レベルが所定値以上に回復するまで、前記電動
負圧ポンプを運転するように制御することを要旨とす
る。
【0013】請求項6記載の本発明によれば、上記課題
を解決するため、前記制御手段は、発電終了時には、前
記スロットルを所定時間閉じて前記内燃機関の回転数を
低くして運転を行なう一方、ブレーキ倍力装置に供給す
る負圧レベルを所定値まで高めた後に、内燃機関の運転
を停止するように制御することを要旨とする。
【0014】請求項7記載の本発明によれば、上記課題
を解決するため、前記制御手段は、前記内燃機関が停止
している場合に、前記電動負圧ポンプを運転し、ブレー
キ倍力装置に供給する負圧レベルが所定値以下に減少し
たときには、負圧レベルが所定値よりも高い値に回復す
るまで、スロットルを閉じて運転するように制御するこ
とを要旨とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、電動負
圧ポンプによって、車両に設けられたブレーキ倍力装置
から第1の方向弁を介して吸気する一方、スロットルに
よっても、ブレーキ倍力装置から吸気する際の吸気量を
調整し、電動負圧ポンプとスロットルの調整によってブ
レーキ倍力装置に生じる負圧レベルが所定の値になるよ
うに制御することで、電動負圧ポンプの使用頻度が減
り、電気自動車の実走行距離を向上し、さらに、電動負
圧ポンプが発生する騒音を抑制することができる。
【0016】また、請求項2記載の本発明によれば、内
燃機関運転時には、電動負圧ポンプを停止させ、スロッ
トルのみで負圧の調整を行うため、電動負圧ポンプで消
費する電力が減るため、電気自動車の実走行距離を向上
し、さらに、電動負圧ポンプが発生する騒音を抑制する
ことができる。
【0017】請求項3記載の本発明によれば、内燃機関
運転時に、ブレーキ倍力装置に生じる負圧レベルが所定
値以下に減少した場合には、負圧レベルが該所定値より
も高くなるまでスロットルを所定量閉じるように制御す
ることで、電動負圧ポンプを用いずに速やかに負圧を高
くすることができ、電気自動車の実走行距離を向上し、
さらに、電動負圧ポンプが発生する騒音を抑制すること
ができる。
【0018】請求項4記載の本発明によれば、ブレーキ
倍力装置に生じる負圧レベルが所定値以下に減少した場
合に、前記蓄電池の残存容量が予め設定された設定値以
下になったときには、内燃機関の回転数を上げ、スロッ
トルを所定量閉じて運転するように制御することで、電
動負圧ポンプを用いずに、速やかに負圧を高くすること
ができ、電気自動車の実走行距離を向上し、さらに、電
動負圧ポンプが発生する騒音を抑制することができる。
【0019】請求項5記載の本発明によれば、ブレーキ
倍力装置に生じる負圧レベルが所定値以下に減少した場
合には、負圧レベルが所定値以上に回復するまで、電動
負圧ポンプを運転するように制御することで、電動負圧
ポンプの使用を抑制しつつ、速やかに負圧を高くするこ
とができ、電気自動車の実走行距離を向上し、さらに、
電動負圧ポンプが発生する騒音を抑制することができ
る。
【0020】請求項6記載の本発明によれば、発電終了
時には、スロットルを所定時間閉じ、内燃機関の回転数
を低くして運転を行ない、ブレーキ倍力装置に供給する
負圧レベルを所定値まで高めた後に、内燃機関の運転を
停止するように制御することで、電動負圧ポンプを用い
ずに、速やかに負圧を高くすることができ、電気自動車
の実走行距離を向上し、さらに、電動負圧ポンプが発生
する騒音を抑制することができる。
【0021】請求項7記載の本発明は、内燃機関が停止
しているときには、電動負圧ポンプの運転によって負圧
レベルを調整し、ブレーキ倍力装置に供給する負圧レベ
ルが所定値以下に減少したときには、負圧レベルが所定
値よりも高い値に回復するまで、スロットルを閉じて内
燃機関を運転するように制御することで、電動負圧ポン
プの使用頻度が減り、電気自動車の実走行距離を向上
し、さらに、電動負圧ポンプが発生する騒音を抑制する
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態のシステム構成を示した図である。
【0024】同図において、車両駆動用電動モータ1は
U,V,W三相誘導モータからなり、蓄電池3の直流電
力を所望の交流電力に変換するインバータ5の出力によ
って回転駆動されるものである。インバータ5は、モー
タコントローラ(図中、MCで示す)7を介して、後述
するEV(Electric Vehicle)コント
ローラ(図中、ECUで示す)9に接続されている。
【0025】前記車両駆動用電動モータ1には、その回
転出力を減速する減速機11が設けられており、この減
速機11の中に設けられた差動装置(図示せず)によっ
て左右の車輪13a、13bを駆動するよう構成されて
いる。前記蓄電池3は、充電スタンドや家庭用電源から
も充電できるように充電器15が接続できるようになっ
ている。また、蓄電池3は、充電量と放電量とをモニタ
管理しているバッテリコントローラ(図中、BCで示
す)17を介してEVコントローラ9に接続されてい
る。
【0026】これら駆動系の動作を制御するために、車
両駆動用電動モータ1には、車両駆動用電動モータ1の
回転子(図示せず)の回転数(速度)を計測する回転セ
ンサ1aが取り付けられている。さらに、減速機11に
は、車両の走行速度を計測する車速センサ11aが取り
付けられている。これらのセンサ1a,7aはEVコン
トローラ9に接続されている。
【0027】また、蓄電池3を充電し、また蓄電池3電
力が不足するときに直接車両駆動用電動モータ1にも電
力を供給するための伝動力源として、内燃機関(図中、
ENGで示す)11が設けられており、この内燃機関1
9は、Vベルト21を介して発電機23が回転原動力を
受けるように接続されている。内燃機関19の原動力
は、内燃機関19近傍に設置されたスロットル19bに
よって調整される。また、発電機23は、コンバータ2
5を介して蓄電池3とインバータ5の接続点に接続され
る。さらに、発電機23は、発電機23の発電電力の電
圧、電流をモニタする発電機コントローラ(図中、GC
で示す)27を介して、EVコントローラ9と接続され
ている。
【0028】この内燃機関19には、内燃機関19の回
転速度を計測する回転センサ19cが取り付けられてい
る。さらに、発電機23にも回転センサ23aが取り付
けられており、これらの回転センサ19c,23aはE
Vコントローラ9に接続されている。この内燃機関19
は、内燃機関コントローラ(図中、ECCSで示す)2
9によって制御されるが、この内燃機関コントローラ2
9はEVコントローラ9に接続される。
【0029】EVコントローラ9は、セレクトレバー3
1の位置情報、アクセルペダル33の踏み込み量情報、
ブレーキペダル35の踏み込み量情報、スタートキー3
7の位置情報を受け取って、車両駆動用電動モータ1に
指令すべき出力や回転数を演算し、モータコントローラ
7やバッテリコントローラ17等に各種指令信号を出力
するものである。
【0030】次に、上記ハイブリッド電気自動車の制御
動作について説明する。
【0031】蓄電池3が充分な残存容量を蓄電している
場合、運転手がスタートキー37をON状態にし、セレ
クトレバー31をドライブレンジ(Dレンジ)またはリ
バースレンジ(Rレンジ)に操作し、アクセルペダル3
3を踏み込む操作を行うことによって、EVコントロー
ラ9は、駆動指令信号と共にスタートトルクを発生でき
るだけの出力電圧、電流、周波数指令信号をモータコン
トローラ7に出力する。この出力電圧、電流、周波数指
令信号を受け取ったモータコントローラ7は、インバー
タ5の電圧、周波数制御を行い、蓄電池3の電力を所望
の電圧、周波数の三相交流電力に変換して車両駆動用電
動モータ1に供給し、車両をスタートさせる。
【0032】そして、車両スタート後は、運転手が踏み
込むアクセルペダル33の踏み込み量の増減に応答して
インバータ5を制御して車両駆動用電動モータ1に対す
る供給電力を調整し、車両駆動用電動モータ1のトルク
制御、速度制御を行う。
【0033】バッテリコントローラ17は、蓄電池3の
残存容量を電池電圧によって監視し、残存容量が予め設
定されている充電開始点まで低下するとEVコントロー
ラ9に充電要求を出力し、EVコントローラ9は内燃機
関コントローラ29に起動指令信号を与える。内燃機関
コントローラ29は起動指令信号を受け取ると、スター
タ19aを作動させて内燃機関19を始動させ、回転セ
ンサ19cの検出信号に基づいて内燃機関19を所望の
原動力が得られるようにスロットル19bを開閉制御す
る。
【0034】この内燃機関19の回転原動力は、Vベル
ト21によって発電機23に伝達され、発電機23が回
転して三相交流発電を行い、この三相交流電力がコンバ
ータ25によって直流電力に変換されて蓄電池3に充電
される。この発電機23の発電電力指令信号は、EVコ
ントローラ9から発電機コントローラ27に与えられ、
発電機コントローラ27が発電機23の発電電力の電
圧、電流をモニタしながらコンバータ25を制御する。
これによって、発電機23からは、所望の発電電力を出
力することができる。
【0035】蓄電池3の充電電圧が充電停止点まで上昇
すると、バッテリコントローラ17はEVコントローラ
9に充電停止要求信号を出力し、この信号を受信する
と、EVコントローラ9は内燃機関コントローラ29に
停止指令信号を出力し、内燃機関19が停止される。
【0036】このようにして、蓄電池3の残存容量を常
に監視していて、残存容量が充電開始点まで低下する
と、内燃機関19を起動して発電機23によって発電
し、蓄電池3を再充電し、残存容量が充電停止点まで上
昇すると発電を停止する動作を繰り返し、おもに、蓄電
池3の電力によって車両駆動用電動モータ1を駆動して
車両を走行させるものである。
【0037】次に、図2に上記ハイブリッド電気自動車
の発電機23の出力特性を示す。
【0038】同図において、横軸に内燃機関19の回転
数NE 、縦軸に発電機23の発電出力PO を表わす。通
常の発電モードでは、出力特性(イ)で示したように、
内燃機関19の回転数NE に比例して発電出力PO が増
加する設定となっている。第2発電モードは出力特性
(ロ)で示したように、通常の発電モードと比較する
と、同じ発電出力PO においては、内燃機関19の回転
数NE が高回転となるように設定されている。また、ア
イドル運転時は、内燃機関19の回転数NE が約750
[rpm]で、発電出力PO は0[kW]である。
【0039】次に、図3に内撚機関11の吸気管19d
に生じる負圧の特性模式図を示す。
【0040】同図において、横軸に内燃機関19の回転
数NE 、縦軸に内燃機関19に発生するトルクTE を表
わす。
【0041】通常の発電モードでは、吸気管19dに生
じる負圧は約−250〜−350[mmHg]となり、
内燃機関回転数NE にかかわらず、ほぼフラットな特性
を示す。一方、第2の発電モードでは、吸気管19dに
生じる負圧は約−350〜−450[mmHg]とな
り、通常の発電モードよりも吸気管19dに生じる負圧
レベルは高くなる。また、同図に発電機23の出力特性
もあせて記す。
【0042】また、図4に蓄電池3(例として、リチウ
ム−イオン蓄電池)の充・放電特性を示す。
【0043】同図において、横軸に蓄電池残存容量(S
OC)、縦軸に蓄電池電圧VBを取ると、蓄電池3の残
存容量の減少に伴なって蓄電池電圧VBも漸減し、点B
3で急激に電圧が低下する特性を示す。そこで、実用的
にはこの電圧が急低下する点B3を残存容量0%に設定
している。
【0044】蓄電池3を充電する場合、同図に示す特性
曲線は右下から左上がりに蓄電池電圧VBが上昇してい
く。充電(発電)完了点B1は、回生充電(回生ブレー
キ時に車両駆動用電動モータ1が発電機23となって蓄
電池3に回生電力を充電する動作)による余裕を考慮し
て残存容量80%程度の点に設定している。また、蓄電
池3が放電によって電圧を低下させていった場合に再充
電を開始する点、つまり充電(発電)開始点B2は車両
駆動用電動モータ1の出力(電力消費)が発電容量、例
えば20kWより大きい場合には、蓄電池3からの放電
が過多になることを考慮して残存容量40%の点に設定
している。
【0045】図5には、車両駆動用電動モータ1の出力
特性を示す。
【0046】同図において、実線を用いて最大出力線図
を、破線を用いて定格出力線図を示すものである。な
お、最大出力は定格出力のほぼ2倍に設定する。
【0047】次に、図1を参照して、本実施の形態のブ
レーキシステムの負圧配管の構成について説明する。
【0048】電動負圧ポンプ39と内燃機関19運転時
に、吸気管19d内に発生する負圧の2系統を負圧源と
し、負圧センサ41a、41bとワンウェイチェック弁
43a、43bを介して並列に負圧タンク45に接続
し、さらに負圧タンク45からブレーキ倍力装置35a
へ接続される構成となっている。
【0049】負圧センサ41aは、吸気管19dに生じ
る負圧レベルを検出するものであり、負圧センサ41b
は、電動負圧ポンプ39によって生じる負圧レベルを検
出するものである。また、ワンウェイチェック弁43
a、43bを介することにより、ブレーキ倍力装置35
aに的確に負圧を生じさせることができる。
【0050】次に、図6に負圧センサ41a、41bの
設定(特性)を示す。
【0051】同図において、負圧の高い方から順に負圧
FHi、負圧FLow 、負圧FCAの3点を設定している。
【0052】本実施の形態では、負圧FHiは、内燃機関
19においてスロットル19b開度が閉じ方向となる−
600mmHg程度に設定している。負圧FLow は、ブレ
ーキ操作力を十分に低減可能な値として−350mmHg
程度に設定している。負圧FCAは、これ以上負圧が低下
するとブレーキ操作力低減に支障を来たす恐れがある−
250mmHg程度に設定している。
【0053】次に、図7に内撚機関11のスロットル1
9bの開度特性模式図を示す。
【0054】同図において、横軸に内燃機関回転数NE
、縦軸に内撚機関発生トルクTE を表わす。スロット
ル19b開度線は右肩下りの特性を示す。本図に発電機
出力特性も合せて記す。
【0055】内燃機関19が同じ回転数であれば、スロ
ットル19bを閉じると、内燃機関19に発生するトル
クTE が小さくなり、発電出力PO が小さくなる。
【0056】図8に示すフローチャートを用いて、第1
の実施の形態の負圧制御処理を説明する。
【0057】まず、ステップS10では、EVコントロ
ーラ9は、回転センサ19cからの検出信号によって内
撚機関11が現在運転中か否かを判断する。回転センサ
19cが内燃機関19の回転数を検出し、運転中と判断
される場合はステップS20に進み、運転されていない
と判断される場合はステップS110に進む。ステップ
S20では、現在のスロットル19b開度を検出する。
【0058】次に、ステップS30に進み、負圧センサ
41aによって、内撚機関11の吸気管19dに発生す
る負圧レベルが、図6に示す負圧FLow より高いか否か
を判断する。負圧FLow より高い場合はステップS40
に進み、負圧FLow 以下の場合にはステップS180に
進む。次に、ステップS40では、ブレーキ倍力装置に
生じる負圧は、吸気管19dに生じる負圧で充分賄える
ものとみなし、電動負圧ポンプ39を停止させる。すで
に停止している場合はそのままの状態を維持する。次
に、ステップS50では、内撚機関11の吸気管19d
に発生する負圧レベルが負圧FHiより高いか否かを判断
する。高い場合はステップS60に進む一方、負圧FHi
以下の場合はステップS80に進み、上記ステップから
復帰する。ステップS60では、ステップS20で検出
したスロットル19b開度によって、内撚機関11が通
常の発電モードで運転されているか、第2の発電モード
で運転されているかを判断する。このとき、通常の発電
モードで発電されている場合はステップS70に進み、
この状態を維持するために復帰して、上記ステップを繰
返す。
【0059】一方、ステップS60で内撚機関11の運
転状況が通常の発電モードではなく、第2の発電モード
で運転されている場合、ステップS90では、スロット
ル19b開度を所定量ΔTH開けることによって内燃機
関19の運転を通常の発電モードに移行させ、ステップ
S100に進み、復帰して、上記ステップを繰返す。
【0060】一方、ステップS10で内撚機関11が運
転されていない場合は、ステップS110に進む。ステ
ップS110では、負圧センサ41bによって、電動負
圧ポンプ39に生じる負圧レベルが負圧FHiより高いか
否かを判断する。負圧FHiより高い場合はステップS1
20に進み、負圧FHi以下の場合はステップS140に
進む。ステップS120では、ブレーキ倍力装置35a
には充分な負圧が生じていると判断し、電動負圧ポンプ
39の運転を停止させる。すでに停止している場合はそ
のままの状態を維持する。
【0061】ステップS110で負圧レベルが負圧FHi
以下と判断された場合、ステップS140では、電動負
圧ポンプ39に生じる負圧レベルが負圧FLow より高い
か否かを判断する。負圧FHiより高いと判断された場合
は、そのままステップS150で復帰され、上記ステッ
プが繰返される。すなわち、既に電動負圧ポンプ39が
運転されている場合はそのまま運転が続行され、運転が
停止されている場合はそのまま停止状態を続行する。ス
テップS140で負圧レベルが負圧FLow 以下と判断さ
れた場合、ステップS160では、電動負圧ポンプ39
の運転が開始され、負圧の供給が始まる。
【0062】次に、ステップS30で内撚機関11が運
転中にもかかわらず、吸気管19dの負圧レベルが負圧
FLow 以下と判断された場合、ステップS180では、
吸気管19dの負圧レベルが負圧FCAより高いか否かを
判断する。負圧FCAよりも高い場合は、ステップS19
0に進み、負圧FCA以下の場合にはステップS210に
進む。ステップS190では、スロットル19b開度を
所定量ΔTH閉じる制御を行なう。図7で説明すると、
初期に20kWの発電を行なっている場合にG1点とな
るが、スロットル19b開度を所定量閉じることで内燃
機関19の回転数が低下してG2点での運転に変更され
る。従って、図3に示すように、初期の定常負圧−27
0mmHgに対して−300mmHg程度まで負圧を高めら
れる。更に回転が安定するまでの過渡期間に高負圧が発
生することが期待できる。
【0063】ステップS180で負圧レベルが負圧FCA
以下と判断された場合には、負圧低下の緊急性が高いの
で、ステップS210では、発電を中断してスロットル
19b開度の全閉操作を行なうG3点でのアイドル運転
に切換える。この操作により負圧が−600mmHg以上
の領域での運転となり負圧の確保が確実に行える。
【0064】次に、図13に示すタイムチャートを用い
て、上記ブレーキシステムにおける負圧制御動作を説明
する。
【0065】蓄電池残量容量が40%以下になると、内
燃機関19が通常の発電モードで運転を開始し、蓄電池
3に充電が開始される。このとき吸気管19dの負圧レ
ベルはFLow よりも高い。このため、ブレーキ倍力装置
35aで必要となる負圧は、内燃機関19に発生する負
圧のみで賄い、電動負圧ポンプ39の運転を停止する。
この間にブレーキ操作が行われると、ブレーキ操作が行
われている間、負圧レベルが低下する。この負圧レベル
は短時間でFHiまで回復するが、ポンピングブレーキの
ように連続してブレーキ操作を行うとFLow 以下に低下
する。FLow 以下に低下すると、スロットル19b開度
を所定量閉じて、通常の発電モードよりも高い負圧を生
じる第2の発電モードに移行し、速やかに負圧レベルを
高める。また、負圧がFHiまで回復したとき、再び通常
の発電モードに移行し、発電を行う。
【0066】さらに、負圧レベルがFCAまで低下した場
合は、負圧供給の緊急性が高いので、より高い負圧を生
じさせるために、スロットル19bを全閉にして負圧レ
ベルを急速に高める。なお、このときには発電を行わな
いものとする。
【0067】また、内燃機関19が運転されていない場
合には、電動負圧ポンプ39の運転によって負圧を賄う
ようにする。
【0068】このように、第1の実施の形態に係るブレ
ーキシステムによれば、電動負圧ポンプ39の稼働頻度
を減らすことが可能となり、蓄電池3の消耗を極力防ぐ
ことができる。また、電動負圧ポンプ39の発する騒
音、振動も低減することができる。
【0069】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図9に示すフローチャートを用
いて説明する。第2の実施の形態のブレーキシステムの
機能構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様であ
るが、第1の実施の形態との相違点は、負圧レベルが負
圧FCA以下に低下した場合に、電動負圧ポンプ39に加
えて内撚機関11の負圧の2系統で負圧を供給すること
にある。なお、同一の処理ステップには同一のステップ
番号を付加するので、その説明を省略する。
【0070】まず、ステップS10〜S160では、第
1の実施の形態と同一の処理が行われ、電動負圧ポンプ
39の運転を開始させる。そして、ステップS250に
進み、電動負圧ポンプ39に生じる負圧レベルが負圧F
CAより高いか否かを判断し、負圧FCAよりも高い場合は
ステップS260で復帰され、負圧FCA以下の場合には
ステップS270に進む。ステップS270では、内撚
機関11をスロットル19b全閉で運転を行なう。この
とき、発電は行われないものとする。
【0071】一方、ステップS10で内燃機関19が運
転中の場合、ステップS15に進み、発電中か否かを判
断する。発電中の場合はステップS20に進み、発電中
でない場合(アイドル運転中の場合)はステップS29
0に進む。ステップS290では、負圧センサ41aに
よって内撚機関11の吸気管19dに発生する負圧レベ
ルが負圧FHiより高いかを否かを判断する。負圧レベル
が負圧FHiより高い場合はステップS300に進み、負
圧FHi以下の場合は、ステップS320でリターンされ
る。ステップS300では、ブレーキ倍力装置35aに
は負圧が充分生じているため、内燃機関19の運転を停
止し、ステップS310でリターンして上記ステップを
繰り返す。
【0072】このように、第2の実施の形態では、内燃
機関19が停止、電動負圧ポンプ39が稼働している状
況で,連続ブレーキング等により負圧レベルが所定値以
下に低下し、負圧供給の緊急性が高い場合には、内燃機
関19をスロットル19b全閉で運転することで、より
速やかに負圧レベルを確保することができる。
【0073】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について、図10に示すフローチャートを
用いて説明する。第3の実施の形態のブレーキシステム
の機能構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様で
あるが、第1の実施の形態との相違点は、スロットル1
9b開度が閉じ気味で所定の発電量が確保されない状態
が続く場合には第2発電モードに移行することにある。
なお、同一の処理ステップには同一のステップ番号を付
加するので、その説明を省略する。
【0074】まず、ステップS10〜S190では、第
1の実施の形態と同様の処理を行い、スロットル19b
開度を所定量ΔTH閉じる操作を行なうと、次に、ステ
ップS340では、時間Nのカウントを行う。そして、
ステップS350では、所定時間NT が経過したか否か
判断する。所定時間NT が経過した場合にはステップS
360に進み、所定時間NT が経過していなければステ
ップS380に進む。ステップS360では、内燃機関
11の回転数を高くして、より高い負圧を生じる第2発
電モードに移行させる制御を行なう。
【0075】例えば通常の発電モードにおいては、20
kW発電点(G1)では負圧レベル−270mmHg程度
確保できる。一方、第2発電モードにおいては20kW
発電点(G4)では負圧レベルが−350mmHg程度確
保できる。
【0076】一方、ステップS350で所定時間NT が
経過していない場合には、ステップS380で復帰して
上記ステップを繰り返す。
【0077】このように、第3の実施の形態によれば、
スロットル19b開度が閉じ気味で所定の発電量が確保
されない状態が続く場合には、図5に示す第2発電モー
ドに移行することにより、発電量を確保しながら同時
に、負圧レベルも確保することができる。
【0078】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について、図11に示すフローチャートを
用いて説明する。第4の実施の形態のブレーキシステム
の機能構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様で
あるが、第1の実施の形態との相違点は、負圧レベルが
負圧FCA以下の場合には、内燃機関19の負圧と電動負
圧ポンプ39の2系統で負圧を供給することにある。な
お、同一の処理ステップには同一のステップ番号を付加
するので、その説明を省略する。
【0079】まず、ステップS10〜S160では、第
1の実施の形態と同様の処理を行い、電動負圧ポンプ3
9の運転を開始する。そして、ステップS250に進
み、負圧レベルが負圧FCAよりも高いか否かを判断す
る。負圧FCAよりも高い場合は、そのままステップS2
60で復帰し、負圧FCA以下の場合にはステップS27
0に進む。ステップS270では、内撚機関11をスロ
ットル19b全閉でアイドル運転を行ない、電動負圧ポ
ンプ39と吸気管19dの2系統を用いてブレーキ倍力
装置35aに負圧を供給する。
【0080】また、ステップS10〜S180で、第1
の実施の形態と同一の処理を行い、負圧レベルが負圧F
CA以下であった場合はステップS400に進む。ステッ
プS400では、電動負圧ポンプ39の運転を開始す
る。
【0081】このように、第4の実施の形態によれば、
負圧レベルが負圧FCA以下で負圧供給の緊急性が高い場
合には、吸気管19dの負圧に加え電動負圧ポンプ39
の2系統を用いて負圧を供給することで、より速やかに
負圧レベルを確保することができる。
【0082】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について、図12と図13を用いて説明す
る。第5の実施の形態のブレーキシステムの機能構成
は、図1に示した第1の実施の形態と同様である。
【0083】まず、図12に示したフローチャートを用
いて本実施の形態を説明する。
【0084】ステップS510では、内撚機関11が現
在運転中か否かを判断する。運転中でなければステップ
S570でそのまま復帰し、運転中の場合はステップS
520に進む。ステップS520では、現在発電中か否
かを判断する。発電中の場合はステップS530に進
み、発電中ではない場合にはステップS610に進む。
ステップS530では、蓄電池残存容量(SOC)が、
図6に示すように、充電(発電)完了点B1以上か否か
を判断する。充電(発電)完了点B1以上の場合はステ
ップS540に進み、充電(発電)完了点B1よりも低
い場合はステップS580で復帰され、上記ステップが
繰返される。ステップS540では、負圧レベルが負圧
FHiよりも高いか否かを判断する。負圧レベルが既に負
圧FHiよりも高い場合は、ステップS550で内燃機関
19停止及び発電停止を行い、負圧レベルが負圧FHi以
下と判断された場合は、ステップS590で発電を停止
するとともに内燃機関19をスロットル19b全閉のア
イドル運転に移行する。アイドル運転は負圧レベルが負
圧FHi以上となるまで続けられ、その後、内燃機関19
が停止される。
【0085】ステップS520で発電停止中と判断され
た場合、ステップS610では、蓄電池残存容量が充電
(発電)開始点B2以下か否かを判断する。充電(発
電)開始点B2以下の場合にはS620に進み、充電
(発電)開始点B2よりも高い場合にはステップS64
0に進む。ステップS620では、内燃機関19を始動
し、かつ、所定の発電量で発電を開始する。充電(発
電)開始点B2よりも高い場合、ステップS640で
は、負圧レベルが負圧FHiよりも高いか否かを判断す
る。負圧レベルが負圧FHiよりも高い場合はステップS
650に進み、負圧FHi以下の場合にはステップS67
0に進む。ステップS650では、内燃機関19を停止
させる。負圧FHi以下の場合、ステップS670では、
内撚機関11をスロットル19b全閉のアイドル運転に
移行する。アイドル運転は負圧レベルが負圧FHi以上と
なるまで続けられ、その後、内燃機関19が停止され
る。
【0086】このように、第5の実施の形態によれば、
蓄電池3への充電(発電)が終了した時点で、負圧レベ
ルが所定値以下になった場合には、内燃機関19をスロ
ットル19b全閉アイドル運転に移行して負圧レベルを
確保することで、電動負圧ポンプ39の稼働を減らし蓄
電池3の消耗を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド
電気自動車におけるブレーキシステムのシステム構成を
示す図である。
【図2】第1の実施の形態の発電機出力特性を示す図で
ある。
【図3】第1の実施の形態の内燃機関の負圧特性を示す
図である。
【図4】第1の実施の形態の蓄電池特性を示す図であ
る。
【図5】第1の実施の形態のモータ出力特性を示す図で
ある。
【図6】第1の実施の形態の負圧センサの設定を示す図
である。
【図7】第1の実施の形態の内燃機関のスロットル開度
特性を示す図である。
【図8】第1の実施の形態のフローチャートを示す図で
ある。
【図9】第1の実施の形態のタイムチャートを示す図で
ある。
【図10】第2の実施の形態のフローチャートを示す図
である。
【図11】第3の実施の形態のフローチャートを示す図
である。
【図12】第4の実施の形態のフローチャートを示す図
である。
【図13】第5の実施の形態のフローチャートを示す図
である。
【符号の説明】
1 車両駆動用電動モータ 3 蓄電池 9 EVコントローラ 11 減速機 13a,13b 駆動輪 19 内燃機関 19b スロットル 19d 内燃機関の吸気管 21 Vベルト 23 発電機 25 コンバータ 29 内燃機関用コントローラ 31 セレクトレバー 33 アクセルペダル 35 ブレーキペダル 35a ブレーキ倍力装置 39 電動負圧ポンプ 41a,41b 負圧センサ 43a,43b ワンウェイチェック弁 45 倍力負圧タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 英二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 麻生 剛 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 金子 雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を駆動する電動モータへ蓄電池から
    電力を供給する一方、内燃機関を用いて発電機を回転さ
    せ、発電された電力を蓄電池または/および車両負荷に
    供給するハイブリッド電気自動車に備えられ、車両を減
    速停止させるブレーキシステムにおいて、 前記車両に設けられたブレーキ倍力装置から第1の方向
    弁を介して吸気する電動負圧ポンプと、 電動負圧ポンプに生じる負圧レベルを検出する第1の検
    出手段と、 前記内燃機関に設けられ、ブレーキ倍力装置から第2の
    方向弁を介して吸気する際の吸気量を調整するスロット
    ルと、 スロットルの調整によって生じる負圧レベルを検出する
    第2の検出手段と、 第1および第2の検出手段による検出結果に基づいて、
    ブレーキ倍力装置に生じる負圧レベルが所定の値になる
    ように、スロットルと電動負圧ポンプを制御する制御手
    段とを有することを特徴とするハイブリッド電気自動車
    におけるブレーキシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 内燃機関運転時には、前記電動負圧ポンプを停止するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1記載のハイブリ
    ッド電気自動車におけるブレーキシステム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 内燃機関運転時に、前記ブレーキ倍力装置に生じる負圧
    レベルが所定値以下に減少した場合には、負圧レベルが
    該所定値よりも高くなるまで前記スロットルを所定量閉
    じるように制御することを特徴とする請求項1、または
    請求項2記載のハイブリッド電気自動車におけるブレー
    キシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記ブレーキ倍力装置に生じる負圧レベルが所定値以下
    に減少した場合に、前記蓄電池の残存容量が予め設定さ
    れた設定値以下になったときには、前記内燃機関の回転
    数を上げ、スロットルを所定量閉じて運転するように制
    御することを特徴とする請求項1、または請求項2記載
    のハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記ブレーキ倍力装置に生じる負圧レベルが所定値以下
    に減少した場合には、負圧レベルが所定値以上に回復す
    るまで、前記電動負圧ポンプを運転するように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド電気自動
    車におけるブレーキシステム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 発電終了時には、前記スロットルを所定時間閉じて前記
    内燃機関の回転数を低くして運転を行なう一方、ブレー
    キ倍力装置に供給する負圧レベルを所定値まで高めた後
    に、内燃機関の運転を停止するように制御することを特
    徴とする請求項1、または請求項2、または請求項3、
    または請求項4記載のハイブリッド電気自動車における
    ブレーキシステム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 前記内燃機関が停止している場合に、前記電動負圧ポン
    プを運転し、ブレーキ倍力装置に供給する負圧レベルが
    所定値以下に減少したときには、負圧レベルが所定値よ
    りも高い値に回復するまで、スロットルを閉じて運転す
    るように制御することを特徴とする請求項1、または請
    求項5記載のハイブリッド電気自動車におけるブレーキ
    システム。
JP04258897A 1997-02-26 1997-02-26 ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム Expired - Fee Related JP3371736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04258897A JP3371736B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04258897A JP3371736B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10236301A true JPH10236301A (ja) 1998-09-08
JP3371736B2 JP3371736B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=12640232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04258897A Expired - Fee Related JP3371736B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371736B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055133A (ja) * 1999-06-29 2001-02-27 Robert Bosch Gmbh 車両において負圧を供給するための方法及び装置
JP2002104172A (ja) * 2000-08-02 2002-04-10 Robert Bosch Gmbh 負圧蓄え器における圧力の制御および/または調整方法、コンピュータプログラムおよび負圧蓄え器における圧力の制御装置
KR100387856B1 (ko) * 2000-12-29 2003-06-18 현대자동차주식회사 하이브리드 차량용 브레이크시스템
JP2006199078A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Fuji Heavy Ind Ltd ブレーキ用負圧ポンプの制御装置
JP2008087719A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両とその制御方法
JP2009131053A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Daihatsu Motor Co Ltd 発電制御方法
JP2009166695A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Toyota Motor Corp 車両用制動制御装置
WO2011108076A1 (ja) 2010-03-02 2011-09-09 トヨタ自動車株式会社 弁停止機構付き内燃機関を備える車両
JP2013104418A (ja) * 2011-11-17 2013-05-30 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用ポンピングブレーキ検出制御装置および方法
CN103448731A (zh) * 2013-09-25 2013-12-18 重庆长安汽车股份有限公司 一种改善制动真空度的方法
CN103786713A (zh) * 2012-10-26 2014-05-14 爱三工业株式会社 制动系统的故障诊断装置以及制动系统的故障诊断方法
US9028010B2 (en) 2010-05-19 2015-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Braking control system
JP2015516531A (ja) * 2012-02-29 2015-06-11 アイエヌアイ パワー システムズ インコーポレイテッド 効率的な燃料消費方法及び装置
US11655779B2 (en) 2015-11-05 2023-05-23 The Dewey Electronics Corporation Thermal choke, autostart generator system, and method of use thereof

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055133A (ja) * 1999-06-29 2001-02-27 Robert Bosch Gmbh 車両において負圧を供給するための方法及び装置
JP2002104172A (ja) * 2000-08-02 2002-04-10 Robert Bosch Gmbh 負圧蓄え器における圧力の制御および/または調整方法、コンピュータプログラムおよび負圧蓄え器における圧力の制御装置
KR100387856B1 (ko) * 2000-12-29 2003-06-18 현대자동차주식회사 하이브리드 차량용 브레이크시스템
JP2006199078A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Fuji Heavy Ind Ltd ブレーキ用負圧ポンプの制御装置
JP2008087719A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両とその制御方法
JP2009131053A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Daihatsu Motor Co Ltd 発電制御方法
JP2009166695A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Toyota Motor Corp 車両用制動制御装置
WO2011108076A1 (ja) 2010-03-02 2011-09-09 トヨタ自動車株式会社 弁停止機構付き内燃機関を備える車両
US8646431B2 (en) 2010-03-02 2014-02-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle provided with valve-stop-mechanism-equipped internal combustion engine
US9028010B2 (en) 2010-05-19 2015-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Braking control system
JP2013104418A (ja) * 2011-11-17 2013-05-30 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用ポンピングブレーキ検出制御装置および方法
JP2015516531A (ja) * 2012-02-29 2015-06-11 アイエヌアイ パワー システムズ インコーポレイテッド 効率的な燃料消費方法及び装置
CN103786713A (zh) * 2012-10-26 2014-05-14 爱三工业株式会社 制动系统的故障诊断装置以及制动系统的故障诊断方法
CN103448731A (zh) * 2013-09-25 2013-12-18 重庆长安汽车股份有限公司 一种改善制动真空度的方法
US11655779B2 (en) 2015-11-05 2023-05-23 The Dewey Electronics Corporation Thermal choke, autostart generator system, and method of use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP3371736B2 (ja) 2003-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3767103B2 (ja) 電気自動車の制御装置
JP4066616B2 (ja) 内燃機関の自動始動制御装置及び動力伝達状態検出装置
US5786640A (en) Generator control system for a hybrid vehicle driven by an electric motor and an internal combustion engine
US7377344B2 (en) Hybrid drive system for a motor vehicle
EP1129889B1 (en) Regeneration control device of hybrid electric vehicle
US6867509B1 (en) Control apparatus for transmission-equipped hybrid vehicle, and control method for the same
US8418789B2 (en) Cooling system, vehicle equipped with the cooling system, and method for controlling the cooling system
US10328928B2 (en) Hybrid vehicle including a mode selection device
JP6002380B2 (ja) ハイブリッド型電気自動車及びその制御方法
JP3612938B2 (ja) 車両用内燃機関の自動停止始動装置
EP1136298A2 (en) Hybrid vehicle transmission control apparatus
JP3901235B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP2003009311A (ja) ハイブリッド駆動システムの回生減速技術
JPH10236301A (ja) ハイブリッド電気自動車におけるブレーキシステム
WO2008146762A1 (ja) 車両の制御装置および制御方法
WO2007141984A1 (ja) ハイブリッド車両の制御装置およびハイブリッド車両
JP2005295690A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車
JP5200797B2 (ja) ハイブリッド自動車の制御方法及びその装置
JP3716659B2 (ja) 車両の走行制御装置
JPH10309002A (ja) ハイブリッド車のエネルギ回生装置
JPH1094295A (ja) ベルト駆動式発電機の制御方法及び制御装置
JP5245886B2 (ja) 回生協調ブレーキ制御装置及び回生協調ブレーキ制御方法
JP2000097068A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2000184510A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5332235B2 (ja) 回生協調ブレーキ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees