JP5332235B2 - 回生協調ブレーキ制御装置 - Google Patents
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Description
なお、ブレーキバイワイヤ方式によって基礎液圧制動トルクを制御する回生協調ブレーキ制御装置もある。ただし、上述のような、マスタシリンダとホイールシリンダとを接続する、いわゆるインライン系の回生協調ブレーキ制御装置の方が安価となる。
本発明は、上述のような点に着目してなされたもので、いわゆるインライン系の回生協調ブレーキ制御装置において、回生すり替え時の制動トルクの変動を抑制することを課題としている。
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、ハイブリッド車の駆動系構成を説明する。
図1は、本実施形態の回生協調ブレーキ制御装置を適用するハイブリッド車の駆動系を示す全体システム図である。
このハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(発電機)と、第2モータジェネレータMG2と、出力スプロケットOS、動力分割機構TMと、を有する。
上記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づいて、スロットルバルブ37のバルブ37開度等を制御する。
その単純遊星歯車の3つの回転要素(サンギヤS、リングギヤR、ピニオンキャリアPC)に対する入出力部材の連結関係について説明する。上記サンギヤSには、第1モータジェネレータMG1を連結する。上記リングギヤRには、第2モータジェネレータMG2と出力スプロケットOSとを連結する。上記ピニオンキャリアPCには、エンジンダンパEDを介してエンジンEを連結する。なお、上記出力スプロケットOSは、チェーンベルトCBや図外のディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右前輪に連結する。
ここで、「共線図」とは、差動歯車のギヤ比を考える場合、式により求める方法に代え、より簡単で分かりやすい作図により求める方法で用いられる速度線図である。そして、縦軸に各回転要素の回転数(回転速度)をとり、横軸に各回転要素をとり、各回転要素の間隔をサンギヤSとリングギヤRの歯数比λに基づく共線図レバー比(1:λ)になるように配置したものである。
図1中、符号1は、運転者が要求する制動トルクを指示するために操作されるブレーキペダル30である。そのブレーキペダル30は、負圧ブースタ31を通じてマスタシリンダ34に連結している。上記負圧ブースタ31は、ブレーキペダル30の踏み込み量に応じた制動圧(ペダル踏力)を倍力してマスタシリンダ34に供給する。ただし、本実施形態では、負圧ブースタ31による倍力を制限して、マスタシリンダ34への制動圧を、ペダル踏力よりも小さくなるように調整している。符号35は制御流体のリザーバである。
この流体圧制御用比例型電磁バルブ37は、ブレーキコントローラ5からの制御電流によってマスタシリンダ34からホイールシリンダ20〜23への供給する流体(流体圧)を調整する。
なお、上記管路に対して、ABS制御その他の制御のための増圧用の流体圧制御用比例型電磁バルブ(以下、増圧用電磁バルブと呼ぶ)や、減圧用の流体圧制御用比例型電磁バルブ(以下、減圧用電磁バルブと呼ぶ)を設けて、各ホイールシリンダ20〜23の制動流体圧を個別に制御可能としても良い。
また、マスタシリンダ34の出力圧(マスタシリンダ圧MCP:運転者の制動要求量)を、マスタシリンダ圧センサで検出し、その検出信号をブレーキコントローラに供給する。また、各ホイールシリンダ20〜23の制動流体圧を圧力センサ40で検出し、その検出信号もブレーキコントローラ5に供給する。
本実施形態におけるハイブリッド車の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、パワーコントロールユニット3と、バッテリ4(二次電池)と、ブレーキコントローラ5と、統合コントローラ6と、を有して構成する。
統合コントローラ6には、アクセル開度センサ7と、車速センサ8と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、から入力情報を入力する。
上記ブレーキコントローラ5には、前左車輪速センサ12と、前右車輪速センサ13と、後左車輪速センサ14と、後右車輪速センサ15と、マスタシリンダ圧センサ17と、ブレーキストロークセンサ18と、から入力情報を入力する。そして、この上記ブレーキコントローラ5は、エンジンブレーキやブレーキペダル30の操作による制動時、統合コントローラ6への制御指令とブレーキ液圧ユニット19への制御指令を出すことで回生ブレーキ協調制御を行う。
このブレーキコントローラは、所定のサンプリング周期で作動し、まず、ステップS10にて、各車輪速センサ12,13,14,15からの車輪速情報や、マスタシリンダ圧センサ17やブレーキストロークセンサ18からの制動操作量情報を入力する。
次に、ステップS20にて、マスタシリンダ圧MCP及びブレーキペダル30のペダルストローク量に基づき、目標減速度G(t)を算出する。
次に、ステップS30にて、車速から回生トルクの上限値である最大回生トルクTmax(t)を算出して制御指令を統合コントローラ6に出力して、ステップS40に移行する。
この回生制御ブロックは、図5に示すように、要求回生トルク演算モジュール41と、要求回生トルク制限演算部42と、要求回生トルク制限選択モジュール43と、を備えている。
上記要求回生トルク演算モジュール41は、マスタシリンダ圧MCPと、ブレーキストロークSを入力し、これらの情報により要求回生トルクREGEを演算する。
上記要求回生トルク制限選択モジュール43は、要求回生トルクREGEと回生トルク上限値REGELIMとを入力し、セレクトローにより制限後回生トルクREGEMINを選択し、これに上限値と下限値によるフィルタをかけて最大回生トルクTmax(t)を算出し、これを統合コントローラ6に出力する。
ステップS50では、下記式に基づき摩擦制動トルクF(t)を算出して、ステップS60に移行する。
F(t) =目標減速度G(t) − 実効回生トルクT(t)
ステップS60では、実効回生トルクT(t)の変化量ΔTから、目標減速度G(t)の変化量ΔGを推定して、ステップS70に移行する。この推定は、実験その他によって得た実効回生トルクT(t)の変化量と目標減速度G(t)の変化量ΔGとのマップを使用して求める。この実効回生トルクT(t)の変化量ΔTと目標減速度G(t)の変化量ΔGは、図6に示すような関係となっている。
所定の閾値は、例えばマスタシリンダ34のピストンストロークがポートアイドル相当の目標減速度G(t)より若干大きめの値とする。このような目標減速度G(t)が小さい状態では、ペダルストロークによるマスタシリンダ圧MCPの変動依存度が大きく、運転者の操作による変動の可能性が大きいので、運転者の実際の操作とみなすものである。
補正目標減速度G′(t) = 目標減速度G(t) +変化量ΔG
ステップS90では、下記式に基づき摩擦制動トルクF(t)を再度、算出して、ステップS100に移行する。
ステップS100では、上記摩擦制動トルクF(t)に相当するホイールシリンダ20〜23の目標制御流体圧を算出してステップS110に移行する。
このように、各ホイールシリンダ20〜23の制御流体圧を個々に制御することで、所望の大きさの摩擦負荷による制動トルクをディスクロータを介して車輪に付与する。
ここで、制動制御用ポンプ38が液圧調整手段を構成する。パワーコントロールユニット3が実効回生量検出手段を構成する。モータジェネレータMG1、MG2、パワーコントロールユニット3,モータコントローラ、バッテリ4が回生制動手段を構成する。ステップS20が目標減速度G(t)算出を構成する。ステップS50が摩擦制動トルクF(t)算出手段を構成する。ステップS100が液圧制御手段を構成する。変化量ΔGが減速度補正量を構成する。ステップS80,S90が補正手段を構成する。ステップS30は、最大回生トルク推定手段を構成する。
まず、駆動力性能について説明する。
上記のハイブリッド車の駆動力は、図8(b)に示すように、エンジン直接駆動力(エンジン総駆動力から発電機駆動分を差し引いた駆動力)とモータ駆動力(両モータジェネレータMG1,MG2の総和による駆動力)との合計で示される。その最大駆動力の構成は、図8(a)に示すように、低い車速ほどモータ駆動力が多くを占める。このように、変速機を持たず、エンジンEの直接駆動力と電気変換したモータ駆動力を加えて走行させる。このため、低速から高速まで、定常運転のパワーの少ない状態からアクセルペダル全開のフルパワーまで、運転者の要求に対しシームレスに応答良く駆動力をコントロールすることができる(トルク・オン・デマンド)。
上記のハイブリッド車での車両モードとしては、図2の共線図に示すように、「停車モード」、「発進モード」、「エンジン始動モード」、「定常走行モード」、「加速モード」を有する。
「停車モード」では、図2(1)に示すように、エンジンEと発電機MG1とモータMG2は止まっている。「発進モード」では、図2(2)に示すように、モータMG2の駆動で発進する。「エンジン始動モード」では、図2(3)に示すように、エンジンスタータとしての機能を持つ発電機MG1によって、サンギヤSが回ってエンジンEを始動する。「定常走行モード」では、図2(4)に示すように、主にエンジンEにて走行し、効率を高めるために発電を最小にする。「加速モード」では、図2(5)に示すように、エンジンEの回転数を上げると共に、発電機MG1による発電を開始し、その電力とバッテリ4の電力を使ってモータMG2の駆動力を加え、加速する。
始動時は、イグニッションキーを回すとエンジンEが始動し、エンジンEを暖機した後、直ぐにエンジンEは停止する。発進時や軽負荷時は、発進時やごく低速で走行する緩やかな坂を下るときなどは、エンジン効率の悪い領域は燃料をカットし、エンジンは停止してモータMG2により走行する。通常走行時は、エンジンEの駆動力は、動力分割機構TMにより一方は車輪を直接駆動し、他方は発電機MG1を駆動し、モータTM2をアシストする。全開加速時は、バッテリ4からパワーが供給され、さらに、駆動力を追加する。
上記のハイブリッド車では、エンジンブレーキやフットブレーキによる制動時には、モータとして作動している第2モータジェネレータMG2を発電機として作動させることにより、車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリ4に回収し、再利用する回生ブレーキシステムを採用している。
ここで、本実施形態のハイブリッド車で採用する回生ブレーキ協調制御は、図9および図10に示すように、ブレーキペダル30の踏み込み量に対するマスタシリンダ34のマスタシリンダ圧MCPを制限する。これによって、運転者の要求制動トルクに対し回生ブレーキ(実効回生トルクT(t))を優先し、回生分で賄える限りは、最大限まで回生分の領域を拡大している。これにより、特に加減速を繰り返す走行パターンにおいて、エネルギー回収効率が高く、より低い車速まで回生制動によるエネルギーの回収を実現している。
(1)目標減速度G(t)に対する回生制動と摩擦制動の比率が変わるいわゆる回生のすり替えが行われることで、マスタシリンダ圧MCPが変動しても、実際に運転者が要求する減速度に対する目標減速度G(t)の変化が抑えることが出来る。この結果、マスタシリンダ34とホイールシリンダ20〜23とを連通させた流体制動システム(BBW系でない制動システム)を用いた回生協調ブレーキシステムであっても、減速度の変動を抑えることが可能となる。
(2)また、実効回生トルクT(t)に変動があっても、目標減速度G(t)が小さい状態では上記補正を実施しない。目標減速度G(t)が小さい場合には、上記ペダルストロークによる変動依存度が高いことから、運転者が実際にブレーキペダル30を操作した可能性が高いので、必要以上に補正を行うことを回避出来る。
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などについては同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様である。ただし、ブレーキコントローラ5の処理の一部が異なる。
図12に、本実施形態の処理のフローを示す。
図12中、ステップS10〜S50までの処理は、上記第1実施形態と同様である。
ステップS50では、下記式に基づき摩擦制動トルクF(t)を算出して、ステップS160に移行する。
F(t) =目標減速度G(t) − 実効回生トルクT(t)
所定の閾値は、例えばマスタシリンダ34のピストンストロークがポートアイドル相当の目標減速度G(t)より若干大きめの値とする。このような目標減速度G(t)が小さい状態では、ペダルストロークによるマスタシリンダ圧MCPの変動依存度が大きく、運転者の操作による変動の可能性が大きいので、運転者の操作とみなすものである。
摩擦制動トルクF(t) ← 摩擦制動トルクF(t) −変化量ΔF
ステップS100では、上記摩擦制動トルクF(t)に相当するホイールシリンダ20〜23の目標制御流体圧を算出してステップS110に移行する。
ステップS110では、上記目標制動流体圧からマスタシリンダ圧MCPを減算して目標ポンプ圧を算出し、その目標ポンプ圧に相当する指令値をブレーキ液圧ユニット19の制動制御用ポンプ38に出力した後に、復帰する。なお、流体圧制御用比例型電磁バルブ37によってホイールシリンダ20〜23の目標制御流体圧を小さくすることが可能となっている。
図7に破線で第2実施形態の場合の補正位置(補正量ΔF)を示す。なお、ポンプ圧を直接に補正する場合には、図7中、マルDの部分で補正を行う。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
ここで、変化量ΔFが制動補正量を構成する。ステップS190が補正手段を構成する。
(1)目標減速度G(t)に対する回生制動と摩擦制動の比率が変わるいわゆる回生のすり替えが行われることで、マスタシリンダ圧MCPが変動しても、実際に運転者が要求する減速度に対する摩擦制動の変化が抑えることが出来る。この結果、マスタシリンダ34とホイールシリンダ20〜23とを連通させた流体制動システム(BBW系でない制動システム)を用いた回生協調ブレーキシステムであっても、減速度の変動を抑えることが可能となる。
(2)その他の効果は上記第1実施形態と同様である。
(1)ここで、摩擦制動トルクF(t)を補正しているが、目標ポンプ圧BPuを実効回生トルクの変化量ΔTに基づき補正しても良い。
(2)また、上記全実施形態では、目標減速度G(t)から実効回生トルクT(t)を減算して、目標摩擦制動トルクF(t)を求めた後に、その目標摩擦制動トルクF(t)からポンプの制御量を演算する場合を例示している。これに代えて、図14に示す制御ブロックのような構成としても良い。すなわち、目標減速度G(t)から先にマスタシリンダ圧MCPを減算して、回生トルクとポンプによる摩擦制動トルクF(t)分の和を求め、その後にポンプの制御量(目標ポンプ圧BPu)を演算しても良い。
この構成に、第1実施形態の発明を適用する場合には、図14中、矢印Aの部分で目標減速度G(t)の変化分の補正を行えばよい。
また、第2実施形態の発明を適用する場合には、図14中、矢印B若しくはCの部分で目標減速度G(t)の変化分の補正を行えばよい。
(3)また、上記実施形態では、回生を行うモータがエンジンと連結する場合を例示しているが、回生を行うモータがエンジンと独立していても構わない。
3 パワーコントロールユニット
4 バッテリ
5 ブレーキコントローラ
6 統合コントローラ
17 マスタシリンダ圧センサ
18 ブレーキストロークセンサ
19 ブレーキ液圧ユニット
20〜23 ホイールシリンダ
30 ブレーキペダル
31 負圧ブースタ
34 マスタシリンダ
36 油圧回路
38 制動制御用ポンプ
F 上記摩擦制動トルク
G 目標減速度
MCP マスタシリンダ圧
MG1,MG2 モータジェネレータ
S ブレーキストローク
T 実効回生トルク
TM 動力分割機構
VSP 車速
ΔF 変化量(制動補正量)
ΔG 変化量(減速度補正量)
ΔT 変化量
Claims (7)
- ブレーキペダルのペダルストロークに応じたマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダと、マスタシリンダの液圧を対象とする車輪のホイールシリンダに供給可能な油圧回路と、その油圧回路に設けられてマスタシリンダからホイールシリンダに供給する液圧を増減可能な液圧調整手段と、車輪に対し電気的負荷を作用させて回生制動を発生する回生制動手段と、回生制動手段による実効回生トルクを求める実効回生量検出手段と、
上記マスタシリンダ圧に基づき目標減速度を算出する目標減速度算出手段と、
上記目標減速度算出手段の算出した目標減速度から上記実効回生トルク分だけ減算した目標摩擦制動トルクを算出する摩擦制動トルク算出手段と、
摩擦制動トルク算出手段が算出した目標摩擦制動トルクに対応するホイールシリンダ圧となるように液圧調整手段を介して液圧を増減する液圧制御手段と、を備える回生協調ブレーキ制御装置において、
上記ペダルストロークの変化に関係無く、上記実効回生トルクの変化量に基づき減速度補正量を推定し、上記実効回生トルクの減少方向への変化量が大きいほど上記目標減速度を増大させる増大補正量として上記減速度補正量を設定して、上記目標減速度算出手段が算出した目標減速度を上記減速度補正量によって補正する補正手段を備えることを特徴とする回生協調ブレーキ制御装置。 - ブレーキペダルのペダルストロークに応じたマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダと、マスタシリンダの液圧を対象とする車輪のホイールシリンダに供給可能な油圧回路と、その油圧回路に設けられてマスタシリンダからホイールシリンダに供給する液圧を増減可能な液圧調整手段と、車輪に対し電気的負荷を作用させて回生制動を発生する回生制動手段と、回生制動手段による実効回生トルクを求める実効回生量検出手段と、
上記マスタシリンダ圧に基づき目標減速度を算出する目標減速度算出手段と、
上記目標減速度算出手段の算出した目標減速度から上記実効回生トルク分だけ減算した目標摩擦制動トルクを算出する摩擦制動トルク算出手段と、
摩擦制動トルク算出手段が算出した目標摩擦制動トルクに対応するホイールシリンダ圧となるように液圧調整手段を介して液圧を増減する液圧制御手段と、を備える回生協調ブレーキ制御装置において、
上記ペダルストロークの変化に関係無く、上記実効回生トルクの変化量に基づき制動補正量を推定し、上記実効回生トルクの減少方向への変化量が大きいほど上記目標摩擦制動トルクを増大させる増大補正量として上記制動補正量を設定して、摩擦制動トルク算出手段が算出した目標摩擦制動トルクを上記制動補正量によって補正する補正手段を備えることを特徴とする回生協調ブレーキ制御装置。 - 上記液圧調整手段はポンプを備え、そのポンプの目標ポンプ圧を変更することで、上記制動補正量で補正後の目標摩擦制動トルクに対応するホイールシリンダ圧となるように液圧が増減されることを特徴とする請求項2に記載した回生協調ブレーキ制御装置。
- 上記補正手段は、目標減速度が所定閾値以上の場合に補正を行うことを特徴とする請求項1又〜請求項3のいずれか1項に記載した回生協調ブレーキ制御装置。
- 上記所定閾値は、マスタシリンダのピストンストロークがポートアイドル相当の目標減速度より大きめの値であって、ペダルストロークによるマスタシリンダ圧の変動依存度が大きくなる目標減速度の値であることを特徴とする請求項4に記載した回生協調ブレーキ制御装置。
- 車速に基づき最大回生トルクを推定する最大回生トルク推定手段を備え、
回生制動手段は、最大回生トルク推定手段が推定した最大回生トルクを上限値として回生を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載した回生協調ブレーキ制御装置。 - 上記液圧調整手段は、吸引側をマスタシリンダに接続すると共に吐出側をホイールシリンダに接続する制動制御用ポンプを備え、液圧制御手段は制動制御用ポンプを制御することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載した回生協調ブレーキ制御装置。
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