JPH1199327A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH1199327A
JPH1199327A JP9279574A JP27957497A JPH1199327A JP H1199327 A JPH1199327 A JP H1199327A JP 9279574 A JP9279574 A JP 9279574A JP 27957497 A JP27957497 A JP 27957497A JP H1199327 A JPH1199327 A JP H1199327A
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聡 川上
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信介 岡
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りさ 中瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気路にバタフライバルブが介設されている
ため、真空処理装置が大型化してしまうだけでなく、コ
ストも高くなり、さらにバタフライバルブの開閉により
パーティクルが発生する。 【解決手段】 主真空ポンプ31と補助真空ポンプ33
とを連通接続する排気路として、主排気路34とそれよ
りもコンダクタンスの小さい補助排気路36とを設ける
とともに、主真空ポンプ31の回転数を調整する回転数
調整部32を設ける。圧力の小さい成膜処理時には主真
空ポンプ31を高速回転させるとともに主排気路34を
用い、圧力の大きいクリーニング時には主真空ポンプ3
1を低速回転させかつ補助排気路36を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハに対して成膜、エッチングあるいはイオン注入等の真
空処理を行うための真空処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体デバイスの製造工程の中に
真空雰囲気中で処理を行う場合があり、例えばプラズマ
処理、減圧CVD、イオン注入などを挙げることができ
る。このような真空処理においては、真空容器内をかな
り低い圧力(高真空度)まで真空引きしなければならな
いため、排気系統には主真空ポンプ及び補助真空ポンプ
を用いている。
【0003】従来の真空処理装置の排気系統について述
べると、図8に示すように従来の真空処理装置の排気系
統1は、真空容器で構成される反応室11の底部に、反
応室11内に連通する排気路を介してターボ分子ポンプ
等の主真空ポンプ12が接続され、さらにその主真空ポ
ンプ12の下流側にドライポンプ等の補助真空ポンプ1
3が接続された構成となっている。そして、反応室11
と主真空ポンプ12との間には図9にも示すようにバタ
フライバルブ14が設けられており、また主真空ポンプ
12と補助真空ポンプ13との間には主バルブ16を備
えた主排気路15と、主バルブ16に対して並列となる
ように主排気路15に接続されてなる、補助バルブ18
を備えた補助排気路17が設けられている。この補助排
気路17は、主排気路15よりもコンダクタンスが小さ
い。
【0004】このような構成の真空処理装置にあって
は、真空処理装置の稼動を開始してポンプ12,13に
より反応室11内を大気圧から真空引きする際には、ま
ず主バルブ16を閉じるとともに補助バルブ18を開
け、補助排気路17を介して真空引きを行う。即ち反応
室11内の圧力が高いときには補助排気路17を用いる
ことによりいわばスロー排気を行い、真空引きにより生
じる気流を小さくして、パーティクルが舞い上がるのを
防いでいる。そして、反応室11内の圧力が例えば大気
圧の半分になった時点で、主バルブ16を開けるととも
に補助バルブ18を閉じ、真空処理例えば成膜処理等を
行うのに適した10-2Torr以下の圧力となるようにして
いる。このように成膜処理等を行うために反応室11内
の圧力を極めて低くする際には、バタフライバルブ14
は全開状態にされる。
【0005】一方真空雰囲気中で半導体ウエハに対して
成膜処理等を行うと、反応室11内に反応生成物が付着
して膜剥がれによるパーティクルの発生原因となるの
で、数回連続して成膜処理を行った後に、反応室11内
をクリーニングする必要がある。そのクリーニングを行
う際には、例えば真空雰囲気の反応室11内にN2 ガス
及びNF3 ガスを導入し、プラズマを生成させ、このプ
ラズマにより、付着した薄膜をエッチングして除去す
る。その際の反応室11内の圧力は成膜処理時の圧力よ
りも高い例えば1〜10Torrに設定されるので、バタフ
ライバルブ14を閉じ気味にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の排気系統1の構成では、バタフライバルブ1
4の開閉スペース(図9のLに相当するスペース)を確
保するため、真空処理装置が大型化してしまうという問
題点があった。また、主真空ポンプ12であるターボ分
子ポンプで真空引きしている際には、圧力の低い部分で
は排気路の管路抵抗の影響が大きい。従来のようにバタ
フライバルブ14の開閉スペースを確保した分、管路が
長くなる(図9の長さL)と、それだけ排気時間がかか
ってしまい、それを防ぐには大きな排気能力が必要とな
り、コストが高くなってしまう。さらに、バタフライバ
ルブ14の開閉時にパーティクルが発生し易く、半導体
ウエハの製造歩留まりが低下するという問題点もあっ
た。また、バタフライバルブ14を設けることにより、
コストが高いという欠点もあった。
【0007】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その目的はバタフライバルブが不要で、真空処
理装置の小型化を図り、またパーティクル発生を抑える
ことのできる真空処置装置を提供することにある。
【0008】また他の発明の目的は、真空処理装置の小
型化が図れる上、面内均一性の高い処理を行うことので
きる真空処置装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理体を真
空雰囲気で処理するための真空容器と、この真空容器内
を真空排気するためのケ−シング内にロ−タ部を備えた
主真空ポンプと、この主真空ポンプの下流側に設けられ
た補助真空ポンプと、を備えた真空処理装置において、
前記主真空ポンプと補助真空ポンプとの間に設けられ、
主バルブが介設された主排気路と、この主バルブに対し
て並列となるように主排気路に接続されると共に補助バ
ルブが介設された、主排気路よりもコンダクタンスの小
さい補助排気路と、前記主真空ポンプの回転数を調整す
る回転数調整部と、を備え、前記真空容器内を第1の圧
力に維持するときには前記主バルブを開いた状態とし、
前記真空容器内を第1の圧力よりも高い第2の圧力に維
持するときには前記主バルブを閉じかつ捕助バルブを開
いた状態とすると共に前記回転数調整部により主真空ポ
ンプの回転数を低くすることを特徴とする。
【0010】この場合第1の圧力は、被処理体に対して
真空処理するときの圧力であり、第2の圧力は真空容器
内をクリーニングするときの圧力である。また真空容器
は円筒状に形成され、真空容器の底面には、真空容器の
直径方向に互いに対向する位置に、主真空ポンプの吸い
込み口よりも狭い排気口が夫々形成され、これら排気口
に夫々主真空ポンプが接続されると共に前記吸い込み口
における前記排気口からはみ出した部分は塞がれている
とよい。
【0011】他の発明は、被処理体を真空雰囲気で処理
するための円筒状の真空容器と、この真空容器の底部に
接続された、ケ−シング内にロ−タ部を備えた真空ポン
プとを備えた真空処理装置において、前記真空容器の直
径方向に互いに対向する位置に、前記真空ポンプの吸い
込み口よりも狭い排気口が夫々形成され、これら排気口
に夫々真空ポンプが接続されると共に前記吸い込み口に
おける前記排気口からはみ出した部分は塞がれているこ
とを特徴とする。この場合排気口からはみ出して塞がれ
ている部分は、真空容器の外側に位置しているとよい。
なおケ−シング内にロ−タ部を備えた主真空ポンプ(真
空ポンプ)とは、ターボ分子ポンプまたは複合分子ポン
プよりなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この実施の形態に用いら
れる真空処理装置の一例を示す図である。図示するよう
にこの真空処理装置は、半導体ウエハW等の被処理体を
真空雰囲気で処理するための真空容器2と、その真空容
器2内を真空排気する排気系統3とを備えている。
【0013】排気系統3は、例えばターボ分子ポンプよ
りなる主真空ポンプ31と、主真空ポンプ31の回転数
を調整する回転数調整部32と、ドライポンプ等からな
る補助真空ポンプ33と、主真空ポンプ31と補助真空
ポンプ33とを連通接続する主排気路34と、この主排
気路34内のガスの流通を遮断するように主排気路34
の途中に設けられた主バルブ35と、この主バルブ35
に対して並列となるように主排気路34に接続されてな
る、主排気路34よりもコンダクタンスの小さい補助排
気路36と、この補助排気路36内のガスの流通を遮断
するように補助排気路36の途中に設けられた補助バル
ブ37とからなる。なお主真空ポンプ31は、ケ−シン
グ内にロ−タ部を備えた真空ポンプであればよく、例え
ば複合分子ポンプであってもよい。
【0014】ここでこの例では主真空ポンプ31を真空
容器2の中心軸に対して対称に2個設け、その下流側に
夫々排気路を接続しているが、互いに同一の構成なので
説明の便宜上、一方の主真空ポンプ31にかかる部分に
ついて構成の説明をしている。
【0015】主真空ポンプ31は、その上端の吸い込み
口38が、真空容器2の底面に開口する排気口21に臨
んで接続されており、それによって、主真空ポンプ31
は真空容器2内に連通接続されている。主真空ポンプ3
1の吸い込み口38は、真空容器2の排気口21よりも
広く、排気口21からはみ出した部分は塞がれており、
塞がれている部分は、真空容器2の外側に位置している
(真空容器2と主真空ポンプ31の配置関係を示す図3
及び図4参照)。
【0016】回転数調整部32は、主真空ポンプ31の
回転数の調整を行い得るように構成されている。例えば
タ−ボ分子ポンプは、ケ−シングにロ−タ部の電磁コイ
ルを囲むように界磁巻線が設けられており、この場合回
転数調整部32は、例えば前記界磁巻線の電流値を調整
するように構成されている。
【0017】また真空容器2及びプラズマを発生させる
部分についても簡単に説明しておくと、前記真空容器2
は円筒状のプラズマ発生室22とそのプラズマ発生室2
2の下側に連通接続された円筒状の反応室23とからな
る。反応室23内には、半導体ウエハW等を載置する載
置台24がプラズマ発生室22と対向するように設置さ
れているとともに、図示しないガス供給源から反応室2
3内に成膜ガス等の反応ガスを均等に供給するリング状
の成膜ガス供給部25が設けられている。反応室23の
底面の、載置台24を挟んで対称となる位置に、前記排
気口21が設けられている。従って、主真空ポンプ31
は、反応室23の直径方向に互いに対向する位置に2個
配設されており、それによって真空容器2内のガスの流
れは均等になる。
【0018】プラズマ生成室22には、図示しないガス
供給源からプラズマ生成室22内にプラズマ生成用のA
rガスや02 ガスを均等に供給するガスノズル26が設
けられている。プラズマ生成室22の外側及び反応室2
3の下側にはそれぞれ主電磁コイル27及び補助電磁コ
イル28が配置されており、磁場を形成するようになっ
ている。また、プラズマ生成室22には、例えば石英よ
りなる透過窓29を介して、高周波電源41により発生
したマイクロ波を案内する導波管42が接続されてい
る。
【0019】次に、上記構成の真空処理装置を用いて成
膜処理を行う場合について、主真空ポンプ31の稼動及
びバルブ35,37の開閉のタイミングを、図2を参照
しながら説明する。まず、主バルブ35を閉じ、かつ補
助バルブ37を開け、主真空ポンプ31を停止状態とし
たまま補助真空ポンプ33を稼動させ、大気圧(760
Torr)から真空引きを開始する。真空容器2内の圧力が
例えば300Torrになった時点で、補助バルブ37を閉
じると共に、主バルブ35を開ける。その際、主真空ポ
ンプ31及び補助真空ポンプ33はそれぞれ停止状態及
び稼動状態のままである。
【0020】続いて真空容器2内の圧力が1Torr以下に
なった後、主真空ポンプ31を稼動させてロ−タ部を高
速回転させ、真空容器2内の圧力を10-4Torr以下程度
の真空度まで真空引きする。その後例えば図示しないロ
−ドロック室から被処理体である半導体ウエハを真空容
器2内に搬入し、真空容器2内にプラズマ生成用ガス及
び成膜ガスを導入する。また、高周波電源41により真
空容器2内にマイクロ波を供給し、電子サイクロトロン
共鳴を起こしてプラズマを生成して、成膜を開始する。
所定枚数のウエハWに対して成膜処理を行った後(図2
では便宜上3枚としてある)クリ−ニング処理を行う。
【0021】このクリ−ニング処理においては、主真空
ポンプ31の回転数を回転数調整部32により例えば2
0%程度下げて低速回転させると共に、主バルブ35を
閉じて補助バルブ37を開ける。そして真空容器2内の
圧力を1〜10Torrに維持しながら成膜ガスに代えて例
えばN2 ガス及びNF3 ガスを真空容器2内に供給し、
プラズマを生成させて、真空容器2内に付着した反応生
成物をエッチングして除去する。
【0022】クリーニング終了後は、再び補助バルブ3
7を閉じて主バルブ35を開けると共に主真空ポンプ3
1の回転を高速に切り替え、真空容器2内を10-4Torr
以下まで真空引きする。そして次のウエハWを真空容器
2内に搬入し、同様にして成膜処理を行う。以後は成膜
処理、クリ−ニング処理のサイクルが繰り返し行われ
る。
【0023】上述の実施の形態によれば、クリーニング
時の真空容器2内の圧力を高い圧力範囲(例えば1〜1
0Torr)に調整するにあたり、排気路をコンダクタンス
の小さい補助排気路36に切り替えると共に主真空ポン
プ31を回転数調整部32により低速回転させているの
で、従来のようにバタフライバルブを設けることなく圧
力調整をすることができ、真空処理装置を従来よりも小
型化することができる。
【0024】また補助排気路36に切り替えたときに主
真空ポンプ(タ−ボ分子ポンプ)31の回転数を低速に
しているため、主真空ポンプ31に無理な負荷がかかる
ことがないので主真空ポンプ31の使用寿命が短くなる
というおそれもない。なお補助排気路36に切り替えず
に主排気路34を用いたまま主真空ポンプ31を低速に
したとすると、クニーニング時の圧力を高い圧力範囲に
調整することができない。
【0025】またバタフライバルブを設けずに済むた
め、従来に比べてバタフライバルブの開閉スペース分だ
け排気管路が短くなり、その結果管路抵抗が小さくなる
ので排気時間が短くなる。あるいは排気時間を従来と同
じに設定すれば主真空ポンプ31の排気能力が小さくて
済み、真空処理装置の低コスト化が図れる。更にバタフ
ライバルブが不要であるため、従来バタフライバルブの
開閉に起因して発生していたパーティクルの発生を防止
することができる。
【0026】ところで、上述したようにこの実施の形態
では、図3及び図4に示すように、真空容器2のプラズ
マ生成室22及び反応室23はともに円筒状に形成され
ており、2個の主真空ポンプ31は、反応室23の中心
軸を挟んで直径方向に対向するようにかつ夫々その吸い
込み口の一部が反応室23の外側にはみ出るように配置
されている。このため載置台24上に載置される半導体
ウエハに対して真空容器2の構造が軸対称となるので、
ガス流及びプラズマの立ち方が軸対称となり、半導体ウ
エハ上に形成した膜の厚さについて、面内均一性がよい
という効果が得られる。しかも主真空ポンプ31の吸い
込み口全部を真空容器2の排気口に接続するのではな
く、その一部を用いているため真空容器2の横断面が円
形でありながら口径が小さくて済み、装置全体を小型化
できる。
【0027】本発明者らが行った実験によれば、図1に
示す装置を用いてSiOF膜を8インチサイズのウエハ
に成膜して膜厚の面内均一性を調べたところおよそ3%
と良好であった。なお主真空ポンプ31を真空容器2の
中央部に設ければ、排気口21は半導体ウエハの中心に
対して対称となるので、この場合も膜厚について高い面
内均一性が得られると思われるが、真空容器2の底部中
央部には、図示していないが、載置台24の静電チャッ
ク用電極に接続される導電棒や、載置台24を昇降させ
る場合には昇降軸があるので、主真空ポンプ31を設け
ることはできないか、できたとしても装置のレイアウト
が極めて困難になる。
【0028】一方例えば図5及び図6に示すように、真
空容器2の反応室23を平面形状が長円状または楕円状
に形成され、2つの主真空ポンプ31の全体が反応室2
3の下側に配置されている場合には、半導体ウエハに対
して真空容器2の構造が軸対称ではないので、半導体ウ
エハ上に形成した膜の厚さの面内均一性が悪くなってし
まう。本発明者らが行った実験によれば、上述と同様に
してSiOF膜をウエハに成膜したところ、膜厚の面内
均一性は7%であり、上述した実施の形態における面内
均一性の値( 3%) よりも悪かった。
【0029】また、図7に概略縦断面図を示す真空処理
装置のように、真空容器2のプラズマ生成室22及び反
応室23を円筒状に形成し、反応室23の側部と底部と
の間に斜めに主真空ポンプ31を取り付けることも考え
られが、この場合には、主真空ポンプ31が斜めの状態
で稼動することとなり、主真空ポンプ31の回転軸に対
する負荷が大きく、長い使用寿命が得られないという不
都合があるので、好ましくない。
【0030】以上において本発明では、真空容器2内の
ガス流を均等に保つことができれば主真空ポンプ31を
真空容器2の周方向に等分した位置に3個以上設けても
よい。また、本発明は、真空雰囲気で処理を行う装置で
あれば、ECRを利用した成膜装置に限らず、エッチン
グやイオン注入など種々の真空処理装置に適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、真空処理装置の排気系
統にバタフライバルブを設けずに済み、従って真空処理
装置を小型化でき、またパーティクルの発生を抑止する
ことができる。更に他の発明によれば、真空処理装置を
小型化でき、また面内均一性の高い処理を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る真空処理装置の全体
構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る真空処理装置の圧力
の変動、バルブの開閉タイミング及び主真空ポンプの稼
動状態を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る真空処理装置の真空
容器と主真空ポンプの配置関係を説明する説明図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係る真空処理装置の真空
容器と主真空ポンプの配置関係を説明する説明図であ
る。
【図5】比較対象となる真空処理装置の真空容器と主真
空ポンプの配置関係を説明する説明図である。
【図6】比較対象となる真空処理装置の真空容器と主真
空ポンプの配置関係を説明する説明図である。
【図7】比較対象となる真空処理装置の真空容器と主真
空ポンプの配置関係を説明する説明図である。
【図8】従来の真空処理装置の排気系統を示す概略図で
ある。
【図9】従来の真空処理装置の排気系統におけるバタフ
ライバルブを示す概略図である。
【符号の説明】
W 被処理体(半導体ウエハ) 2 真空容器 3 排気系統 21 排気口 31 主真空ポンプ 32 回転数調整部 33 補助真空ポンプ 34 主排気路 35 主バルブ 36 補助排気路 37 補助バルブ 38 吸い込み口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 信介 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内 (72)発明者 中瀬 りさ 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を真空雰囲気で処理するための
    真空容器と、この真空容器内を真空排気するための、ケ
    −シング内にロ−タ部を備えた主真空ポンプと、この主
    真空ポンプの下流側に設けられた補助真空ポンプと、を
    備えた真空処理装置において、 前記主真空ポンプと補助真空ポンプとの間に設けられ、
    主バルブが介設された主排気路と、 この主バルブに対して並列となるように主排気路に接続
    されると共に補助バルブが介設された、主排気路よりも
    コンダクタンスの小さい補助排気路と、 前記主真空ポンプの回転数を調整する回転数調整部と、
    を備え、 前記真空容器内を第1の圧力に維持するときには前記主
    バルブを開いた状態とし、前記真空容器内を第1の圧力
    よりも高い第2の圧力に維持するときには前記主バルブ
    を閉じかつ捕助バルブを開いた状態とすると共に前記回
    転数調整部により主真空ポンプの回転数を低くすること
    を特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の圧力は、被処理体に対して真空処
    理するときの圧力であり、第2の圧力は真空容器内をク
    リーニングするときの圧力であることを特徴とする請求
    項1記載の真空処理装置。
  3. 【請求項3】 真空容器は円筒状に形成され、真空容器
    の底面には、真空容器の周方向に等分した位置に、主真
    空ポンプの吸い込み口よりも狭い排気口が夫々形成さ
    れ、これら排気口に夫々主真空ポンプが接続されると共
    に前記吸い込み口における前記排気口からはみ出した部
    分は塞がれていることを特徴とする請求項1記載の真空
    処理装置。
  4. 【請求項4】被処理体を真空雰囲気で処理するための円
    筒状の真空容器と、この真空容器の底部に接続された、
    ケ−シング内にロ−タ部を備えた複数の真空ポンプとを
    備えた真空処理装置において、 前記真空容器の周方向に等分した位置に、前記真空ポン
    プの吸い込み口よりも狭い排気口が夫々形成され、これ
    ら排気口に夫々真空ポンプが接続されると共に前記吸い
    込み口における前記排気口からはみ出した部分は塞がれ
    ていることを特徴とする真空処理装置。
  5. 【請求項5】 排気口からはみ出して塞がれている部分
    は、真空容器の外側に位置していることを特徴とする請
    求項3または4記載の真空処理装置。
  6. 【請求項6】 主真空ポンプあるいは真空ポンプは、タ
    ーボ分子ポンプまたは複合分子ポンプであることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の真空処理装
    置。
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