JPH1199271A - 遊技場管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機情報を遊技場から離れた場所から入手
できるようにする。 【解決手段】 ホールコンピュータ２はパチンコホール
の遊技機情報を管理すると共に、一定時間毎に専用線４
を通じて遊技機情報を外部のホストコンピュータ３に送
信する。ホストコンピュータ３は、グループに所属する
パチンコホール１のホストコンピュータ２からの遊技機
情報を累積記憶する。このホストコンピュータ３はイン
ターネットと接続されており、パソコン５，６からイン
ターネットを通じてアクセスされたときは、記憶してい
る遊技機情報をパソコン５，６に送信する。パソコン
５，６は、インターネットを通じてホストコンピュータ
３から入手した遊技機情報に所定のデータ加工を施した
状態で表示する。従って、他店のパチンコホールの営業
成績を確認することができると共に、外出先からでも複
数のパチンコホールの営業成績を確認することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用して遊技機情報を入手することができる遊技場管理
システムに関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】従来より、パチンコホ
ールにおいては、遊技機情報をホールコンピュータに蓄
積し、その遊技機情報に基づいて自店の営業成績を分析
して例えば釘調整の参考とするようにしている。このた
め、複数のパチンコホールを経営する場合は、夫々のパ
チンコホールに一々出向かなければならず、極めて煩わ
しい。また、外出したときは、自店の営業成績を確認す
ることができないという欠点がある。

【０００３】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、遊技機情報を遊技場から離れた場所か
ら入手することができる遊技場管理システムを提供する
ことにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、遊技機情報を
管理する管理手段を設け、この管理手段の遊技機情報を
記憶すると共にインターネットを通じてアクセスされた
ときは遊技機情報をインターネットを通じてアクセス源
へ送信可能な送信手段を設け、インターネットを通じて
前記送信手段にアクセスすることにより遊技機情報を入
力する端末手段を設けたものである（請求項１）。この
ような構成によれば、送信手段は、管理手段が管理する
遊技機情報を記憶している。

【０００５】さて、遊技場の外部から遊技機情報を入手
したいときは、端末手段によりインターネットを通じて
送信手段にアクセスする。すると、送信手段は、記憶し
ている遊技機情報をインターネットを通じてアクセス源
に送信するので、端末手段により遊技機情報を入力する
ことができる。従って、インターネットを通じて送信手
段にアクセスすることにより、遊技機情報を遊技場から
離れた場所から簡単に入手することができる。

【０００６】上記構成において、前記管理手段は、遊技
機情報を通信回線を通じて外部に送信するように設けら
れ、前記送信手段は、遊技場外に設けられていると共に
複数の管理手段から通信回線を通じて送信された遊技機
情報を記憶するようにしてもよい（請求項２）。

【０００７】このような構成によれば、送信手段は、複
数の管理手段から通信回線を通じて送信された遊技機情
報を記憶するので、送信手段を遊技場毎に設置する必要
がなくなり、コストを大幅に低減することができる。

【０００８】また、前記送信手段は、予め登録された登
録者からのインターネットを通じたアクセスのみを許可
するようにしてもよい（請求項３）。このような構成に
よれば、他人が送信手段にインターネットを通じてアク
セスしようとした場合には、送信手段はそのアクセスを
拒否するので、他人が遊技機情報を入手することを防止
できる。

【０００９】また、前記端末手段は、入力した遊技機情
報に所定のデータ加工を施した状態で出力するようにし
てもよい。（請求項４）◎ このような構成によれば、端末手段により出力されたデ
ータは遊技機情報に基づいてデータ加工が施されている
ので、特別な知識を有しなくとも遊技機を分析すること
ができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコホールに
適用した一実施例を図面を参照して説明する。図１はシ
ステムの全体構成を概略的に示している。この図１にお
いて、パチンコホール１（遊技場に相当）にはホールコ
ンピュータ２（管理手段に相当）が配置されている。こ
のホールコンピュータ２は、パチンコゲーム機毎の遊技
機情報を管理するためのもので、担当係員による操作に
応じてパチンコゲーム機毎の遊技機情報を表示或いはプ
リントする。

【００１１】この場合、ホールコンピュータ２が管理す
る遊技機情報としては、機種別売上、島別売上、台売
上、台粗利、台割数、機種別定時稼動数、スランプデー
タ等の営業成績である。

【００１２】さて、ホールコンピュータ２は外部のホス
トコンピュータ３（送信手段に相当）と専用回線４（通
信回線に相当）を介して接続されている。このホストコ
ンピュータ３は外部のパチンコホール運営管理業者によ
り委託運用されているものであり、グループに所属する
各パチンコホールのホールコンピュータ２からの遊技機
情報を蓄積記憶する。この場合、ホストコンピュータ３
はインターネットと接続されている。

【００１３】一方、パチンコホールにはパソコン５（端
末手段に相当）が備えられており、そのパソコン５によ
りホールコンピュータ２の遊技機情報を確認することが
できると共に、パソコン５をインターネットを通じてホ
ストコンピュータ３に接続することによりホストコンピ
ュータ３が記憶している遊技機情報を入力することがで
きる。

【００１４】次に上記構成の作用について説明する。パ
チンコホールに設置されたホールコンピュータ２は、パ
チンコゲーム機毎の遊技機情報を管理しており、一定時
間毎にホストコンピュータ３に専用線４を通じて遊技機
情報をホストコンピュータ３に送信する。ホストコンピ
ュータ３は、ホールコンピュータ２から遊技機情報を入
力する毎に遊技機情報を蓄積記憶する。

【００１５】さて、パチンコホールの管理担当者がグル
ープに所属する他店の営業成績を確認したいときは、パ
ソコン５を用いる。図２はパソコン５の動作を示してい
る。この図２において、パソコン５は、電源がオンされ
ると（Ｓ１：ＹＥＳ）、図３に示す初期画面を表示する
（Ｓ２）。つまり、パソコン５の画面には、ホストコン
ピュータ３と接続するための画面であることを示す標題
「ホスト接続」が表示されると共に、担当者名、暗証番
号の入力欄、並びに「通信開始」、「終了」という操作
案内が表示される。

【００１６】そして、パソコン５のキーボードから自分
の名前と予め登録済みの暗証番号を入力してから「通信
開始」を選択操作すると、パソコン５は、通信開始であ
ると判断し（Ｓ３：ＹＥＳ）、入力された名前及び暗証
番号をホストコンピュータ３にインターネットを通じて
送信する。また、使用者がパソコン５の画面の「終了」
を選択操作したときは（Ｓ９：ＹＥＳ）、電源を遮断す
ることによりシャットダウン処理を行う（Ｓ１０）。

【００１７】一方、ホストコンピュータ３は、インター
ネットを通じて名前及び暗証番号を入力したときは、そ
れらのデータが登録データと一致するかを判断し、一致
するときは承認を示すデータをインターネットを通じて
パソコン５に送信し、一致しないときは拒絶を示すデー
タを送信する。

【００１８】パソコン５は、上述のようにしてホストコ
ンピュータ３から承認を示すデータを入力したときは、
図４に示すメニュー画面を表示する。つまり、メニュー
表示であることを示す「メニュー」を表示すると共に、
「台分析」、「売上分析」、「経営戦略」、「終了」と
いう操作内容を表示する。

【００１９】ここで、パソコン５は、「台分析」が選択
されたときは（Ｓ７：ＹＥＳ）、台分析処理を実行する
（Ｓ８）。また、売上分析が選択されたときは（Ｓ１
２：ＹＥＳ）、売上分析処理を実行する（Ｓ１３）。ま
た、「経営戦略」が選択されたときは（Ｓ１４：ＹＥ
Ｓ）、経営戦略処理を実行する（Ｓ１５）。そして、
「終了」が選択されたときは（Ｓ１６：ＹＥＳ）、シャ
ットダウン処理を実行する（Ｓ１７）。

【００２０】図５は台分析メニューの一例として釘チェ
ックシートを示している。この図５において、パソコン
５の表示画面には１番台の最近の１週間における稼動デ
ータが表示されている。具体的には、釘ランク（調整し
た釘の位置及び調整の程度）、アウト玉数、出玉率、ベ
ース（特賞外出玉率）、スタート回数（１０分間当たり
のスタート回数平均）、ＴＹ（特賞中出玉平均）、特賞
回数、釘調整後平均（最近の釘調整後の平均で、同図で
は命釘調整後の３日間のデータであることを示してい
る）、期間平均（予め設定した期間の平均で、同図では
１０日間であることを示している）が表示されていると
共に、「次台」及び「終了」という操作内容が表示され
ている。尚、反転表示データ（同図で背景を点々で示す
データ）は、予め設定した基準範囲外のデータで、釘調
整候補であることを示している。

【００２１】従って、担当者は、釘チェックシート表示
における釘調整のデータと各台の稼動データに基づい
て、釘調整に起因する稼動データの変化を把握すると共
に、釘調整の適否を判断することができる。

【００２２】図６は売上分析メニューの一例として機種
別売上を示している。この図６において、パソコン５の
表示画面にはスーパーセブン機の最近の１週間における
売上データが表示されている。具体的には、スーパーセ
ブン機の平均出玉率、台売上、台粗利、スーパーセブン
機の売上合計、粗利合計、売上構成（全機種売上合計に
対する構成比率）、粗利構成（全機種粗利合計に対する
構成比率）、１日平均（２週間分の平均）売上、合計売
上が表示されていると共に、「次機種」及び「終了」と
いう操作内容が表示されている。従って、担当者は、機
種別売上表示に基づいて機種毎の売上データを確認する
ことができる。

【００２３】図７は経営戦略メニューの一例として釘シ
ミュレーションを示している。この図７において、パソ
コン５の表示画面にはスーパーセブン機のシミュレーシ
ョンデータが表示されている。具体的には、任意の参照
期間における実データに基づいてベースを変更した場合
のスタート回数、出玉率、台平均売上、台平均粗利、合
計売上、合計粗利が表示されていると共に、「終了」と
いう操作内容が表示されている。

【００２４】従って、担当者は、釘シミュレーションに
基づいて過去の実績データに基づいてベースを変化させ
た場合の売上及び粗利の変化をシミュレートすることが
できる。

【００２５】また、グループに所属する他店の営業成績
を確認する場合は、パソコン５によりインターネットを
通じてホストコンピュータ３にアクセスすることにより
遊技機情報を入手する。これにより、グループに所属す
る他店の営業成績を確認することができる。

【００２６】また、外出した場合は、ノートブック形パ
ソコン６（端末手段に相当）をインターネットを介して
ホストコンピュータ３に接続することにより、外出先か
ら遊技機情報を入手することができる。

【００２７】上記構成のものによれば、パソコン５，６
によりインターネットを介してホストコンピュータ３に
アクセスすることにより遊技機情報を入手するようにし
たので、ホストコンピュータ３が記憶している遊技機情
報に基づいて自店の営業成績を分析する構成と違って、
グループに所属する他店の遊技機情報に基づいて営業成
績を確認することができると共に、外出先からでもグル
ープ店の営業成績を確認することができる。

【００２８】また、ホストコンピュータ３は外部のパチ
ンコホール運営管理会社により運用されているので、パ
チンコホール毎にホストコンピュータ３を設置する構成
に比較して、コストを大幅に低下することができる。

【００２９】また、ホストコンピュータ３は、インター
ネットを通じてアクセスされたときは、予め登録された
登録者のみに対して遊技機情報を送信するようになって
いるので、他人による遊技機情報の不正な入手を防止す
ることができる。

【００３０】また、パソコン５，６は、入手した遊技機
情報に所定のデータ加工を施した状態で表示するので、
その表示によりパチンコホールの台毎或いは機種毎の営
業成績を確認することができると共に、釘調整の方針を
分析することができる。

【００３１】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、次のように変形または拡張できる。特定のパチ
ンコホールにホストコンピュータ３を設け、そのホスト
コンピュータ３に他店のホールコンピュータ２からの遊
技機情報を記憶すると共に、インターネットを通じてア
クセス可能に設けるようにしてもよい。パソコン５，６
が表示するデータとして、全台データ、パチンコシミュ
レーション、パチスロシミュレーションを設定するよう
にしてもよい。

【００３２】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の遊技場管理システムによれば、遊技機情報を記憶する
送信手段に端末手段からインターネットを通じてアクセ
スすることにより端末手段に遊技機情報を入力するよう
にしたので、遊技機情報を遊技場から離れた場所から入
手することができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における全体構成を示す概略
図

【図２】パソコンの動作を示すフローチャート

【図３】初期画面を示す図

【図４】メニュー画面を示す図

【図５】釘チェックシートを示す図

【図６】機種別売上を示す図

【図７】釘シミュレーションを示す図

【符号の説明】

１はパチンコホール（遊技場）、２はホールコンピュー
タ（管理手段）、３はホストコンピュータ（送信手
段）、４は専用線、５はパソコン（端末手段）、６はノ
ートブック形パソコン（端末手段）である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技機情報を管理する管理手段と、 この管理手段の遊技機情報を記憶するように設けられ、
   インターネットを通じてアクセスされたときは記憶して
   いる遊技機情報をインターネットを通じてアクセス源へ
   送信可能な送信手段と、 インターネットを通じて前記送信手段にアクセスするこ
   とにより遊技機情報を入力する端末手段とを備えたこと
   を特徴とする遊技場管理システム。
2. 【請求項２】 前記管理手段は、遊技機情報を通信回線
   を通じて遊技場外に送信するように設けられ、 前記送信手段は、遊技場外に設けられ、複数の管理手段
   から通信回線を通じて送信された遊技機情報を記憶する
   ことを特徴とする請求項１記載の遊技場管理システム。
3. 【請求項３】 前記送信手段は、予め登録された登録者
   からのアクセスのみを許可することを特徴とする請求項
   １または２記載の遊技場管理システム。
4. 【請求項４】 前記端末手段は、入力した遊技機情報に
   所定のデータ加工を施した状態で出力することを特徴と
   する請求項１乃至３の何れかに記載の遊技場管理システ
   ム。