JPH1198771A - コア薄板のスロット打抜方法 - Google Patents
コア薄板のスロット打抜方法Info
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- JPH1198771A JPH1198771A JP27047597A JP27047597A JPH1198771A JP H1198771 A JPH1198771 A JP H1198771A JP 27047597 A JP27047597 A JP 27047597A JP 27047597 A JP27047597 A JP 27047597A JP H1198771 A JPH1198771 A JP H1198771A
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- core
- thin plate
- punching
- core thin
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】セット位置基準孔の数とロッド挿入溝の数とが
倍数関係になっていないコア薄板の回し抜きができるよ
うにする。 【解決手段】ローダー装置Aのコア回転装置Dにおい
て、(360°/セット位置基準孔Pの数)で与えられ
る角度αだけ回転された後、打抜機Kのインデックステ
ーブル2に初期セットされたコア薄板C2 における打抜
開始部Sとロッド挿入溝5との周方向に沿った位相が、
基準位相に対してずれ角度θだけずれている場合にの
み、該コア薄板C2 を前記ずれ角度θだけ回転させて、
そのセット位置を基準位相に修正する。
倍数関係になっていないコア薄板の回し抜きができるよ
うにする。 【解決手段】ローダー装置Aのコア回転装置Dにおい
て、(360°/セット位置基準孔Pの数)で与えられ
る角度αだけ回転された後、打抜機Kのインデックステ
ーブル2に初期セットされたコア薄板C2 における打抜
開始部Sとロッド挿入溝5との周方向に沿った位相が、
基準位相に対してずれ角度θだけずれている場合にの
み、該コア薄板C2 を前記ずれ角度θだけ回転させて、
そのセット位置を基準位相に修正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打抜機に対するセ
ット方法に特徴を有するコア薄板の打抜方法に関するも
のである。
ット方法に特徴を有するコア薄板の打抜方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電動機の固定子は、図5に示されるよう
に、周方向にスロット1が打ち抜かれた多数枚のコア薄
板Cが積層されて形成される。このコア薄板Cにスロッ
ト1を打ち抜くための装置は、図1及び図6に示される
ように、該コア薄板Cをセットするためのインデックス
テーブル2を備えた打抜機Kと、その前後に配設された
ローダー装置A及びアンローダー装置Bによって構成さ
れる。ローダー装置Aは、ストックステーション(図示
せず)に積層されたストックコアを1枚ずつ打抜機Kに
供給するための装置であって、アンローダー装置Bは、
スロット1が打ち抜かれたコア薄板Cを打抜機Kから取
り出して、積層させるための装置である。なお、図5に
おいて、符号53は、積層されたコア薄板Cを一体にク
ランプするためのロッドであり、符号54は、回転子が
配設される中心孔である。
に、周方向にスロット1が打ち抜かれた多数枚のコア薄
板Cが積層されて形成される。このコア薄板Cにスロッ
ト1を打ち抜くための装置は、図1及び図6に示される
ように、該コア薄板Cをセットするためのインデックス
テーブル2を備えた打抜機Kと、その前後に配設された
ローダー装置A及びアンローダー装置Bによって構成さ
れる。ローダー装置Aは、ストックステーション(図示
せず)に積層されたストックコアを1枚ずつ打抜機Kに
供給するための装置であって、アンローダー装置Bは、
スロット1が打ち抜かれたコア薄板Cを打抜機Kから取
り出して、積層させるための装置である。なお、図5に
おいて、符号53は、積層されたコア薄板Cを一体にク
ランプするためのロッドであり、符号54は、回転子が
配設される中心孔である。
【0003】コア薄板Cは、図7に示されるように、圧
延成形された長尺状の帯板51が、プレス装置52によ
って円形に打ち抜かれて成形される。その際、コア薄板
Cの中心部に設けられる中心孔3、キー溝4及び複数の
セット位置基準孔Pと、外周部に設けられる複数のロッ
ド挿入溝5は同時に成形される。素材である帯板51
は、圧延成形されたものであって、圧延方向と直交する
方向(該帯板51では、その幅方向)に沿った板厚は漸
次変化しているために、多数枚のコア薄板Cをそのまま
積層させると、周方向に沿った積層厚が部位によって異
なってしまう(このことを「積層偏差」と称してい
る)。そこで、前記ローダー装置Aによって、ストック
コアを打抜機Kに供給する際に、該コア薄板Cをコア回
転装置D(図1参照)によって所定角度ずつ回転させ
て、周方向に沿った位相を順次ずらして供給している。
即ち、コア薄板Cの中心部に設けられたセット位置基準
孔Pの数が「N1 」である場合には、順次(360°/
N1)ずつずらしている。これにより、前記積層偏差を解
消している。このようにして、打抜機Kに供給するコア
薄板Cを所定角度だけ回して、その周方向の位相を順次
ずらして、その打抜を行うことを、作業現場では「回し
抜き」と称している。コア回転装置Dによるコア薄板C
の回転は、図8に示されるように、直前のコア薄板Cが
打抜機Kにより打ち抜かれている間に行われ、これによ
りコア薄板Cの打抜のための「打抜サイクルタイムt」
を短くしている。なお、図8における符号55は、時間
が経過する方向である。
延成形された長尺状の帯板51が、プレス装置52によ
って円形に打ち抜かれて成形される。その際、コア薄板
Cの中心部に設けられる中心孔3、キー溝4及び複数の
セット位置基準孔Pと、外周部に設けられる複数のロッ
ド挿入溝5は同時に成形される。素材である帯板51
は、圧延成形されたものであって、圧延方向と直交する
方向(該帯板51では、その幅方向)に沿った板厚は漸
次変化しているために、多数枚のコア薄板Cをそのまま
積層させると、周方向に沿った積層厚が部位によって異
なってしまう(このことを「積層偏差」と称してい
る)。そこで、前記ローダー装置Aによって、ストック
コアを打抜機Kに供給する際に、該コア薄板Cをコア回
転装置D(図1参照)によって所定角度ずつ回転させ
て、周方向に沿った位相を順次ずらして供給している。
即ち、コア薄板Cの中心部に設けられたセット位置基準
孔Pの数が「N1 」である場合には、順次(360°/
N1)ずつずらしている。これにより、前記積層偏差を解
消している。このようにして、打抜機Kに供給するコア
薄板Cを所定角度だけ回して、その周方向の位相を順次
ずらして、その打抜を行うことを、作業現場では「回し
抜き」と称している。コア回転装置Dによるコア薄板C
の回転は、図8に示されるように、直前のコア薄板Cが
打抜機Kにより打ち抜かれている間に行われ、これによ
りコア薄板Cの打抜のための「打抜サイクルタイムt」
を短くしている。なお、図8における符号55は、時間
が経過する方向である。
【0004】上記のように、周方向の位相を1枚ずつ順
次ずらして、コア薄板Cにスロット1を打ち抜くに際し
て、前記セット位置基準孔Pの数(N1)と、コア薄板C
の外周に設けられているロッド挿入溝5の数(N2)とが
倍数関係にある場合には、打抜機Kのインデックステー
ブル2にコア薄板Cをセットした状態において、「打抜
開始部S(コア薄板Cに最初のスロット1が打ち抜かれ
る位置)」と「ロッド挿入溝5」との周方向に沿った位
相(換言すれば、「打抜開始部S」と「ロッド挿入溝
5」の相対位置)が常に一致するために問題はない(図
2参照)。即ち、スロット1の打抜を終えたコア薄板C
を、アンローダー装置Bによって打抜機Kから取り出し
て、そのまま(コア薄板Cを回転させることなく)積層
させると、各コア薄板Cのスロット1とロッド挿入溝5
とは、いずれも合致する。これに対して、両者が倍数関
係にない場合には、上記のようにして打抜機Kに供給す
るコア薄板Cを、コア回転装置Dによって、順次(36
0°/N1)ずつ回転させて供給すると、「打抜開始部
S」と「ロッド挿入溝5」との周方向に沿った位相が、
供給されるコア薄板Cの1枚毎にずれてしまう。この結
果、セット位置基準孔Pの数(N1)と、コア薄板Cの外
周に設けられているロッド挿入溝5の数(N2)とが倍数
関係にない場合には、前記「回し抜き」をすることが極
めて困難である。このような倍数関係にないコア薄板C
に対しては、回し抜きを断念するか、セット位置基準孔
Pの数(N1)とロッド挿入溝5の数(N2)とを倍数関係
にするための方策が必要である。しかしこのセット位置
基準孔Pは、外周と同時に打ち抜かれるものであるた
め、すべてのコア薄板Cに共通してこそ便利であって、
コア薄板Cに応じて変更する性質のものではない。
次ずらして、コア薄板Cにスロット1を打ち抜くに際し
て、前記セット位置基準孔Pの数(N1)と、コア薄板C
の外周に設けられているロッド挿入溝5の数(N2)とが
倍数関係にある場合には、打抜機Kのインデックステー
ブル2にコア薄板Cをセットした状態において、「打抜
開始部S(コア薄板Cに最初のスロット1が打ち抜かれ
る位置)」と「ロッド挿入溝5」との周方向に沿った位
相(換言すれば、「打抜開始部S」と「ロッド挿入溝
5」の相対位置)が常に一致するために問題はない(図
2参照)。即ち、スロット1の打抜を終えたコア薄板C
を、アンローダー装置Bによって打抜機Kから取り出し
て、そのまま(コア薄板Cを回転させることなく)積層
させると、各コア薄板Cのスロット1とロッド挿入溝5
とは、いずれも合致する。これに対して、両者が倍数関
係にない場合には、上記のようにして打抜機Kに供給す
るコア薄板Cを、コア回転装置Dによって、順次(36
0°/N1)ずつ回転させて供給すると、「打抜開始部
S」と「ロッド挿入溝5」との周方向に沿った位相が、
供給されるコア薄板Cの1枚毎にずれてしまう。この結
果、セット位置基準孔Pの数(N1)と、コア薄板Cの外
周に設けられているロッド挿入溝5の数(N2)とが倍数
関係にない場合には、前記「回し抜き」をすることが極
めて困難である。このような倍数関係にないコア薄板C
に対しては、回し抜きを断念するか、セット位置基準孔
Pの数(N1)とロッド挿入溝5の数(N2)とを倍数関係
にするための方策が必要である。しかしこのセット位置
基準孔Pは、外周と同時に打ち抜かれるものであるた
め、すべてのコア薄板Cに共通してこそ便利であって、
コア薄板Cに応じて変更する性質のものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、セット位置基準孔の数とロッド挿入溝の数
とが倍数関係にないコア薄板にスロットを打ち抜く際
に、打抜機に対するコア薄板のセット方法の工夫によ
り、従来装置をそのまま使用して上記コア薄板にスロッ
トが打ち抜けるようにすること、即ち、上記「回し抜
き」を可能にすることを課題としている。
具合に鑑み、セット位置基準孔の数とロッド挿入溝の数
とが倍数関係にないコア薄板にスロットを打ち抜く際
に、打抜機に対するコア薄板のセット方法の工夫によ
り、従来装置をそのまま使用して上記コア薄板にスロッ
トが打ち抜けるようにすること、即ち、上記「回し抜
き」を可能にすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、コア薄板の外周部に周方向に沿って多数の
ロッド挿入溝が設けられていると共に、その中心部に打
抜機に対するセット位置を周方向に沿ってずらす基準と
なる複数のセット位置基準孔が設けられ、前記セット位
置基準孔の数(N1)と前記ロッド挿入溝の数(N2)とが
倍数関係になっていない場合において、多数枚のコア薄
板の周方向に沿った位相を1枚ずつずらした状態で、前
記打抜機に供給セットして、前記コア薄板に多数のスロ
ットを打ち抜く方法であって、多数枚のコア薄板を1枚
ずつ打抜機に供給する毎に、該コア薄板を(360°/
N1)だけ回転させることにより周方向の位相をずらし
て、前記打抜機にセットする初期セット工程と、打抜機
に前記コア薄板をセットした状態で、打抜開始部に対す
るロッド挿入溝の周方向に沿った位相が基準位相に対し
てずれている場合においてのみ、この「ずれ角度」だけ
初期セットされたコア薄板を回転させて、前記基準位相
に修正するセット位置修正工程と、を含んでいることを
特徴としている。
の本発明は、コア薄板の外周部に周方向に沿って多数の
ロッド挿入溝が設けられていると共に、その中心部に打
抜機に対するセット位置を周方向に沿ってずらす基準と
なる複数のセット位置基準孔が設けられ、前記セット位
置基準孔の数(N1)と前記ロッド挿入溝の数(N2)とが
倍数関係になっていない場合において、多数枚のコア薄
板の周方向に沿った位相を1枚ずつずらした状態で、前
記打抜機に供給セットして、前記コア薄板に多数のスロ
ットを打ち抜く方法であって、多数枚のコア薄板を1枚
ずつ打抜機に供給する毎に、該コア薄板を(360°/
N1)だけ回転させることにより周方向の位相をずらし
て、前記打抜機にセットする初期セット工程と、打抜機
に前記コア薄板をセットした状態で、打抜開始部に対す
るロッド挿入溝の周方向に沿った位相が基準位相に対し
てずれている場合においてのみ、この「ずれ角度」だけ
初期セットされたコア薄板を回転させて、前記基準位相
に修正するセット位置修正工程と、を含んでいることを
特徴としている。
【0007】コア薄板に設けられたセット位置基準孔の
数が「N1 」である場合、コア薄板は、(360°/N
1)だけ回転された後、1枚ずつ打抜機にセットされる。
この初期セット状態で、打抜開始部に対するロッド挿入
溝の周方向に沿った位相が基準位相である場合、そのま
まスロットが打ち抜かれる。そして、打抜開始部に対す
るロッド挿入溝の周方向に沿った位相が、基準位相に対
してずれている場合にのみ、該コア薄板は、その「ずれ
角度」だけ修正回転される。そのため、すべてのコア薄
板は、打抜開始部に対するロッド挿入溝の周方向に沿っ
た位相は同一となる。即ち、基準位相となる。打抜終了
後、該コア薄板が排出され積層された後、打抜機のイン
デックステーブルが初期セット状態の位置に戻される。
数が「N1 」である場合、コア薄板は、(360°/N
1)だけ回転された後、1枚ずつ打抜機にセットされる。
この初期セット状態で、打抜開始部に対するロッド挿入
溝の周方向に沿った位相が基準位相である場合、そのま
まスロットが打ち抜かれる。そして、打抜開始部に対す
るロッド挿入溝の周方向に沿った位相が、基準位相に対
してずれている場合にのみ、該コア薄板は、その「ずれ
角度」だけ修正回転される。そのため、すべてのコア薄
板は、打抜開始部に対するロッド挿入溝の周方向に沿っ
た位相は同一となる。即ち、基準位相となる。打抜終了
後、該コア薄板が排出され積層された後、打抜機のイン
デックステーブルが初期セット状態の位置に戻される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係るスロット打抜
方法を行うための装置の概略側面図、図2はインデック
ステーブル2に初期セットされた状態における1枚目の
コア薄板C1 の平面図、図3は同じく2枚目のコア薄板
C2 の平面図、図4は同じく3枚目のコア薄板C3 の平
面図である。本発明に係るスロット打抜方法は、多数枚
のコア薄板Cを1枚ずつ打抜機Kに供給する毎に、該コ
ア薄板Cを(360°/セット位置基準孔Pの数)だけ
回転させることにより周方向の位相をずらして、前記打
抜機Kにセットする初期セット工程と、打抜機Kに前記
コア薄板Cを初期セットした状態で、打抜開始部Sに対
するロッド挿入溝5の周方向に沿った位相が、基準位相
に対してずれている場合にのみ、初期セットされたコア
薄板Cをこの「ずれ角度θ」だけ回転させて、前記基準
位相に修正するセット位置修正工程とを含んでいる。ロ
ーダー装置Aの側には、コア回転装置Dが配設されてお
り、このコア回転装置Dの制御モータM1 と、打抜機K
におけるインデックステーブル2の制御モータM2 とは
信号線6で連結されていて、コア回転装置Dにおいてコ
ア薄板Cを回転させた情報が、前記信号線6を介して制
御モータM2 に送られる。本実施例では、図2に示され
るように、セット位置基準孔P1,P2,P3 の数(N1)は
3個で、ロッド挿入溝5の数(N2)は8個であるコア薄
板Cの例を説明する。このコア薄板Cは、その中心部に
3個のセット位置基準孔P1,P2,P3 が角度α(120
°)をおいて等分に形成され、外周部に8個のロッド挿
入溝5が角度β(45°)をおいて等分に形成されてい
る。そして、インデックステーブル2に供給セットされ
るコア薄板Cを、必要がある場合にのみ、「1枚目のコ
ア薄板C1 」、「2枚目のコア薄板C2 」、「3枚目の
コア薄板C3 」と区別して記載する。
に詳細に説明する。図1は、本発明に係るスロット打抜
方法を行うための装置の概略側面図、図2はインデック
ステーブル2に初期セットされた状態における1枚目の
コア薄板C1 の平面図、図3は同じく2枚目のコア薄板
C2 の平面図、図4は同じく3枚目のコア薄板C3 の平
面図である。本発明に係るスロット打抜方法は、多数枚
のコア薄板Cを1枚ずつ打抜機Kに供給する毎に、該コ
ア薄板Cを(360°/セット位置基準孔Pの数)だけ
回転させることにより周方向の位相をずらして、前記打
抜機Kにセットする初期セット工程と、打抜機Kに前記
コア薄板Cを初期セットした状態で、打抜開始部Sに対
するロッド挿入溝5の周方向に沿った位相が、基準位相
に対してずれている場合にのみ、初期セットされたコア
薄板Cをこの「ずれ角度θ」だけ回転させて、前記基準
位相に修正するセット位置修正工程とを含んでいる。ロ
ーダー装置Aの側には、コア回転装置Dが配設されてお
り、このコア回転装置Dの制御モータM1 と、打抜機K
におけるインデックステーブル2の制御モータM2 とは
信号線6で連結されていて、コア回転装置Dにおいてコ
ア薄板Cを回転させた情報が、前記信号線6を介して制
御モータM2 に送られる。本実施例では、図2に示され
るように、セット位置基準孔P1,P2,P3 の数(N1)は
3個で、ロッド挿入溝5の数(N2)は8個であるコア薄
板Cの例を説明する。このコア薄板Cは、その中心部に
3個のセット位置基準孔P1,P2,P3 が角度α(120
°)をおいて等分に形成され、外周部に8個のロッド挿
入溝5が角度β(45°)をおいて等分に形成されてい
る。そして、インデックステーブル2に供給セットされ
るコア薄板Cを、必要がある場合にのみ、「1枚目のコ
ア薄板C1 」、「2枚目のコア薄板C2 」、「3枚目の
コア薄板C3 」と区別して記載する。
【0009】最初に、1枚目のコア薄板C1 について説
明する。図1及び図2に示されるように、1枚目のコア
薄板C1 がローダー装置Aにより、打抜機Kのインデッ
クステーブル2に供給セットされる。この初期セット状
態において、いずれかのロッド挿入溝5はスロット抜型
線L(コア薄板C1 の中心C0 と打抜開始部Sとを結ぶ
直線)上に配置される。即ち、打抜開始部Sに対するロ
ッド挿入溝5の周方向に沿った位相は合致している。こ
の状態が、本実施例のコア薄板C1,C2,C3 における
「基準位相」である。該コア薄板C1 は、そのまま矢印
Rの方向に一定角度ずつ回転されると共に、スロット抜
型7によって、その周方向に多数のスロット1が打ち抜
かれる。スロット1の打抜終了後、1枚目のコア薄板C
1 は、アンローダー装置Bにより排出され、積層され
る。
明する。図1及び図2に示されるように、1枚目のコア
薄板C1 がローダー装置Aにより、打抜機Kのインデッ
クステーブル2に供給セットされる。この初期セット状
態において、いずれかのロッド挿入溝5はスロット抜型
線L(コア薄板C1 の中心C0 と打抜開始部Sとを結ぶ
直線)上に配置される。即ち、打抜開始部Sに対するロ
ッド挿入溝5の周方向に沿った位相は合致している。こ
の状態が、本実施例のコア薄板C1,C2,C3 における
「基準位相」である。該コア薄板C1 は、そのまま矢印
Rの方向に一定角度ずつ回転されると共に、スロット抜
型7によって、その周方向に多数のスロット1が打ち抜
かれる。スロット1の打抜終了後、1枚目のコア薄板C
1 は、アンローダー装置Bにより排出され、積層され
る。
【0010】次に、2枚目のコア薄板C2 について説明
する。1枚目のコア薄板C1 にスロット1が打ち抜かれ
ている間に、コア回転装置Dにおいて、2枚目のコア薄
板C2 が、回転方向Qに角度α(120°)だけ回転さ
れる(図2参照)。そして、図3に示されるように、ロ
ーダー装置Aによりそのままインデックステーブル2に
供給セットされる。この初期セット状態において、該コ
ア薄板C2 のスロット抜型線L上にはロッド挿入溝5が
位置されておらず、基準位相に対して「ずれ角度θ」
(この場合、30°)だけずれた場所に位置している。
そのため、インデックステーブル2が、ずれ角度θだけ
矢印Rの方向に回転し、スロット抜型線L上にロッド挿
入溝5を配置させるようにする。即ち、該コア薄板C2
を基準位相にセットさせるように、セット位置の修正が
行われる。その状態を図3に一点鎖線で示す。この状態
で1枚目のコア薄板C1 と同様に、2枚目のコア薄板C
2 の周方向に多数のスロット1が打ち抜かれる。スロッ
ト1が打ち抜かれた後、2枚目のコア薄板C2 は、アン
ローダー装置Bにより排出され、積層される。その後、
インデックステーブル2の原点復帰が行われる。即ち、
インデックステーブル2が、矢印Rと反対方向にずれ角
度θだけ回転され、該コア薄板C2 が初期セットされた
状態に戻される。インデックステーブル2をずれ角度θ
だけ回転させるための情報は、ローダー装置Aから信号
線6を介して与えられる。
する。1枚目のコア薄板C1 にスロット1が打ち抜かれ
ている間に、コア回転装置Dにおいて、2枚目のコア薄
板C2 が、回転方向Qに角度α(120°)だけ回転さ
れる(図2参照)。そして、図3に示されるように、ロ
ーダー装置Aによりそのままインデックステーブル2に
供給セットされる。この初期セット状態において、該コ
ア薄板C2 のスロット抜型線L上にはロッド挿入溝5が
位置されておらず、基準位相に対して「ずれ角度θ」
(この場合、30°)だけずれた場所に位置している。
そのため、インデックステーブル2が、ずれ角度θだけ
矢印Rの方向に回転し、スロット抜型線L上にロッド挿
入溝5を配置させるようにする。即ち、該コア薄板C2
を基準位相にセットさせるように、セット位置の修正が
行われる。その状態を図3に一点鎖線で示す。この状態
で1枚目のコア薄板C1 と同様に、2枚目のコア薄板C
2 の周方向に多数のスロット1が打ち抜かれる。スロッ
ト1が打ち抜かれた後、2枚目のコア薄板C2 は、アン
ローダー装置Bにより排出され、積層される。その後、
インデックステーブル2の原点復帰が行われる。即ち、
インデックステーブル2が、矢印Rと反対方向にずれ角
度θだけ回転され、該コア薄板C2 が初期セットされた
状態に戻される。インデックステーブル2をずれ角度θ
だけ回転させるための情報は、ローダー装置Aから信号
線6を介して与えられる。
【0011】全く同様にして、2枚目のコア薄板C2 に
スロット1が打ち抜かれている間に、ローダー装置Aに
おいて、3枚目のコア薄板C3 が回転方向Q(図2参
照)に角度α(120°)だけ回転される。図4に示さ
れるように、3枚目のコア薄板C3 がインデックステー
ブル2に初期セットされ、ローダー装置Aからの情報を
基に「ずれ角度θ」(この場合、15°)だけ回転され
て、スロット抜型線L上にロッド挿入溝5を配置させ
る。即ち、基準位相にセット位置が修正された後、該コ
ア薄板C3 にスロット1が打ち抜かれる。このようにし
て、各コア薄板C1〜C3 は、ローダー装置Aにおいて
一定角度αずつ回転されてインデックステーブル2に供
給セットされた後(初期セット工程)、ずれ角度θだけ
回転されることにより基準位相への修正が行われて(セ
ット位置修正工程)、その周方向に多数のスロット1が
打ち抜かれる。
スロット1が打ち抜かれている間に、ローダー装置Aに
おいて、3枚目のコア薄板C3 が回転方向Q(図2参
照)に角度α(120°)だけ回転される。図4に示さ
れるように、3枚目のコア薄板C3 がインデックステー
ブル2に初期セットされ、ローダー装置Aからの情報を
基に「ずれ角度θ」(この場合、15°)だけ回転され
て、スロット抜型線L上にロッド挿入溝5を配置させ
る。即ち、基準位相にセット位置が修正された後、該コ
ア薄板C3 にスロット1が打ち抜かれる。このようにし
て、各コア薄板C1〜C3 は、ローダー装置Aにおいて
一定角度αずつ回転されてインデックステーブル2に供
給セットされた後(初期セット工程)、ずれ角度θだけ
回転されることにより基準位相への修正が行われて(セ
ット位置修正工程)、その周方向に多数のスロット1が
打ち抜かれる。
【0012】上記したように、3枚のコア薄板C1,C2,
C3 は、打抜機Kのインデックステーブル2に対するセ
ット方法がそれぞれ異なっており、上記した一連の工程
を「セット方法を含んだ打抜機の一サイクル」として、
以下、このサイクルが繰り返される。
C3 は、打抜機Kのインデックステーブル2に対するセ
ット方法がそれぞれ異なっており、上記した一連の工程
を「セット方法を含んだ打抜機の一サイクル」として、
以下、このサイクルが繰り返される。
【0013】本実施例で説明したコア薄板Cは、3個の
セット位置基準孔P1,P2,P3 と、8個のロッド挿入溝
5を有するものである。しかし、セット位置基準孔P1,
P2,P3 の数(N1)とロッド挿入溝5の数(N2)の組合
せは、両者の数が倍数関係になっていないものであれ
ば、いかなるものでも構わない。
セット位置基準孔P1,P2,P3 と、8個のロッド挿入溝
5を有するものである。しかし、セット位置基準孔P1,
P2,P3 の数(N1)とロッド挿入溝5の数(N2)の組合
せは、両者の数が倍数関係になっていないものであれ
ば、いかなるものでも構わない。
【0014】本発明に係るスロット打抜方法では、打抜
機においてインデックステーブルをずれ角度だけ回転さ
せるための情報は、コア回転装置からその都度与えられ
る。そのため、打抜機は、コア回転装置から与えられた
情報を基にセット位置修正工程を行えばよいため、該工
程がより確実に行われる。
機においてインデックステーブルをずれ角度だけ回転さ
せるための情報は、コア回転装置からその都度与えられ
る。そのため、打抜機は、コア回転装置から与えられた
情報を基にセット位置修正工程を行えばよいため、該工
程がより確実に行われる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るコア薄板のスロット打抜方
法は、セット位置基準孔の数(N1)とロッド挿入溝の数
(N2)とが倍数関係になっていないコア薄板を、コア回
転装置において(360°/N1)だけ回転させることに
より位相をずらして打抜機に供給セットする初期セット
工程と、打抜機に初期セットされたコア薄板における打
抜開始部に対するロッド挿入溝の周方向に沿った位相
が、基準位相に対してずれている場合においてのみ、こ
のずれ角度を修正させるためのセット位置修正工程とを
含んでいる。そのため、次の諸効果が奏される。(1)
従来装置をそのまま使用して、セット位置基準孔の数
(N1)とロッド挿入溝の数(N2)とが倍数関係にないコ
ア薄板の周方向に沿った位相を1枚ずつずらした状態
で、スロットを打ち抜くことができる。即ち、「回し抜
き」が可能となって、そのまま積層させても積層偏差が
少なく、固定子の精度(正確には、コア薄板の積層精
度)を高くすることができる。(2)コア回転装置と打
抜機との両方でコア薄板の回転が行われ、打抜機におけ
るコア薄板の回転はその一部であるため、打抜機の打抜
サイクルタイムが長くなる割合が少なくて済む。(3)
セット位置を修正するための情報が、その都度コア回転
装置から打抜機に与えられるため、セット位置修正工程
が確実に行われる。
法は、セット位置基準孔の数(N1)とロッド挿入溝の数
(N2)とが倍数関係になっていないコア薄板を、コア回
転装置において(360°/N1)だけ回転させることに
より位相をずらして打抜機に供給セットする初期セット
工程と、打抜機に初期セットされたコア薄板における打
抜開始部に対するロッド挿入溝の周方向に沿った位相
が、基準位相に対してずれている場合においてのみ、こ
のずれ角度を修正させるためのセット位置修正工程とを
含んでいる。そのため、次の諸効果が奏される。(1)
従来装置をそのまま使用して、セット位置基準孔の数
(N1)とロッド挿入溝の数(N2)とが倍数関係にないコ
ア薄板の周方向に沿った位相を1枚ずつずらした状態
で、スロットを打ち抜くことができる。即ち、「回し抜
き」が可能となって、そのまま積層させても積層偏差が
少なく、固定子の精度(正確には、コア薄板の積層精
度)を高くすることができる。(2)コア回転装置と打
抜機との両方でコア薄板の回転が行われ、打抜機におけ
るコア薄板の回転はその一部であるため、打抜機の打抜
サイクルタイムが長くなる割合が少なくて済む。(3)
セット位置を修正するための情報が、その都度コア回転
装置から打抜機に与えられるため、セット位置修正工程
が確実に行われる。
【図1】本発明に係るスロット打抜方法を行うための装
置の概略側面図である。
置の概略側面図である。
【図2】インデックステーブル2に初期セットされた状
態における1枚目のコア薄板C1 の平面図である。
態における1枚目のコア薄板C1 の平面図である。
【図3】同じく2枚目のコア薄板C2 の平面図である。
【図4】同じく3枚目のコア薄板C3 の平面図である。
【図5】固定子とロッド53とを分離させた状態の全体
斜視図である。
斜視図である。
【図6】コア薄板Cにスロット1を打ち抜くための工程
を示す図である。
を示す図である。
【図7】圧延された帯板51からコア薄板Cが成形され
る状態の平面図である。
る状態の平面図である。
【図8】従来のスロット打抜の打抜サイクルタイムtを
示す図である。
示す図である。
C(C1 〜C3 ):コア薄板 D:コア回転装置 K:打抜機 N1 :セット位置基準孔の数 N2 :ロッド挿入溝の数 P(P1 〜P3 ):セット位置基準孔 S:打抜開始部 θ:ずれ角度 1:スロット 5:ロッド挿入溝 6:信号線(情報)
Claims (2)
- 【請求項1】 コア薄板の外周部に周方向に沿って多数
のロッド挿入溝が設けられていると共に、その中心部に
打抜機に対するセット位置を周方向に沿ってずらす基準
となる複数のセット位置基準孔が設けられ、前記セット
位置基準孔の数(N1)と前記ロッド挿入溝の数(N2)と
が倍数関係になっていない場合において、多数枚のコア
薄板の周方向に沿った位相を1枚ずつずらした状態で、
前記打抜機に供給セットして、前記コア薄板に多数のス
ロットを打ち抜く方法であって、 多数枚のコア薄板を1枚ずつ打抜機に供給する毎に、該
コア薄板を(360°/N1)だけ回転させることにより
周方向の位相をずらして、前記打抜機にセットする初期
セット工程と、 打抜機に前記コア薄板をセットした状態で、打抜開始部
に対するロッド挿入溝の周方向に沿った位相が基準位相
に対してずれている場合においてのみ、この「ずれ角
度」だけ初期セットされたコア薄板を回転させて、前記
基準位相に修正するセット位置修正工程と、 を含むことを特徴とするコア薄板のスロット打抜方法。 - 【請求項2】 前記打抜機において、初期セットされた
コア薄板のセット位置を修正するための情報は、コア回
転装置からその都度与えられることを特徴とする請求項
1に記載のコア薄板のスロット打抜方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27047597A JPH1198771A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | コア薄板のスロット打抜方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27047597A JPH1198771A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | コア薄板のスロット打抜方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1198771A true JPH1198771A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17486829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27047597A Pending JPH1198771A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | コア薄板のスロット打抜方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1198771A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012502605A (ja) * | 2008-09-03 | 2012-01-26 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 回転電気機械用ステータ及びその製造方法 |
CN103707044A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-04-09 | 常州新区金康精工机械有限公司 | 多工位压轴机 |
CN115921638A (zh) * | 2023-02-27 | 2023-04-07 | 宜宾健翌精密机械制造有限公司 | 一种数控加工中心金属铸造冲压用的旋转冲压结构 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP27047597A patent/JPH1198771A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012502605A (ja) * | 2008-09-03 | 2012-01-26 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 回転電気機械用ステータ及びその製造方法 |
CN103707044A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-04-09 | 常州新区金康精工机械有限公司 | 多工位压轴机 |
CN115921638A (zh) * | 2023-02-27 | 2023-04-07 | 宜宾健翌精密机械制造有限公司 | 一种数控加工中心金属铸造冲压用的旋转冲压结构 |
CN115921638B (zh) * | 2023-02-27 | 2023-06-13 | 宜宾健翌精密机械制造有限公司 | 一种数控加工中心金属铸造冲压用的旋转冲压结构 |
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