JPH09117112A - 回転電機用積層鉄心の製造方法 - Google Patents

回転電機用積層鉄心の製造方法

Info

Publication number
JPH09117112A
JPH09117112A JP26572795A JP26572795A JPH09117112A JP H09117112 A JPH09117112 A JP H09117112A JP 26572795 A JP26572795 A JP 26572795A JP 26572795 A JP26572795 A JP 26572795A JP H09117112 A JPH09117112 A JP H09117112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
lamination
skew angle
cylindrical
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26572795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Saito
和人 斉藤
Munesumi Itou
宗澄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Nisshin Seiki KK
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
Nisshin Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd, Nisshin Seiki KK filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP26572795A priority Critical patent/JPH09117112A/ja
Publication of JPH09117112A publication Critical patent/JPH09117112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の積層鉄心の製造方法においては、突起
を有する積層板を打抜いた後に各積層板を人手等により
積層させていた工程が2工程となり、スキュー角θの精
度も低下していた。 【解決手段】 本発明による積層鉄心の製造方法は、打
抜いた積層板(2)をモータ駆動により回転できる筒状積
層回転体(20)の貫通積層孔(21)内に積層し、積層ごとに
筒状積層回転体(20)を所定角度回転させ、スキュー角θ
と回動かしめ積層を同時に達成し、スキュー角θを任意
とする構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機用積層鉄
心の製造方法に関し、特に、突起切り起こし後の積層板
の回転かしめ積層と回転によるスキュー角の設定とを同
時に行うと共に、このスキュー角を任意に設定できるよ
うにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の回転電機
用積層鉄心の製造方法としては、例えば、特開平7−1
94072号公報及び特開平7−194042号公報に
開示された方法を挙げることができる。すなわち、前者
の方法においては、鉄心片のかしめ用貫通孔に逆山形突
起を嵌合させて順次積層させている。また、後者の方法
においては、積層板に環状のかしめ用突起を押し出して
形成し、このかしめ用突起を合わせて積層して積層鉄心
を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機用積層
鉄心の製造方法は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、前述の何れ
の方法においても、各積層板に突起を切り起こし又は逆
山形を形成した後、各積層板を重ね合わせた後に別工程
のプレスによって各積層板を加圧させてスキュー角を形
成させていたため、工程が2工程となり生産効率を向上
させることが困難であった。また、この各積層板を積層
する工程は手積み作業が多く、スキュー角の精度が低
く、バラツキが発生していた。従って、従来の方法で
は、スキュー角の形成と回転かしめ積層を同時に行い、
かつ、スキュー角度を任意に設定することは不可能であ
った。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、突起切り起こし後の積層板
の回転かしめ積層と回転によるスキュー角の設定とを同
時に行うと共に、このスキュー角を任意に設定できるよ
うにした回転電機用積層鉄心の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による回転電機用
積層鉄心の製造方法は、複数のスロットを有する複数の
積層板に各々複数の突起を切り起こして形成し、前記突
起を切り起こして形成した長孔内に前記突起を嵌入する
ことにより前記各積層板を一体状に積層すると共に前記
スロットにスキュー角を形成するようにした回転電機用
積層鉄心の製造方法において、長手板形状の鉄心材料か
ら打抜いた前記積層板を駆動モータにより所定角度ずつ
回転する筒状積層回転体の貫通積層孔内に積層し、前記
各積層板を積層するごとに前記筒状積層回転体を回転さ
せることにより、前記スキュー角を前記長孔に連通する
孔の範囲内で任意に変えることができる方法である。
【0006】さらに詳細には、前記筒状積層回転体は、
前記駆動モータにより回転するウォームと前記筒状積層
回転体に形成されたウォームホイールにより回転する方
法である。
【0007】さらに詳細には、前記各積層板は前記貫通
積層孔の上部から押入され下部から所定枚数の積層鉄心
として押し出される方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による回
転電機用積層鉄心の製造方法の好適な実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明による方法により製造
された積層鉄心1を示すものであり、この積層鉄心1自
体は、前述の従来例で示した特開昭7−194042号
公報の図3で示した構成とほぼ同一であるが、この積層
鉄心1の構造が本発明の方法を理解する上での基本であ
るため、まず、この積層鉄心1の構造について述べる。
この積層鉄心1は、図1から図4で示すように構成され
ており、多数(例えば、20枚から50枚位)の積層板
2,2Aを積層して構成されている。この各積層板2は
その外縁に所定角度ピッチで多数のスロット3が形成さ
れていると共に、図3、図4で示すように各スロット3
の内側には所定角度ピッチで突起4が切り起こされて形
成され、この突起4の前位置には円形の孔4aが余分な
状態で形成されている。
【0009】さらに、前記積層板2Aは、図4で示すよ
うに、前記突起4を有しない前記孔4a及びこの孔4a
に連通する長孔4bのみを有するように構成されてい
る。従って、前記各積層板2同志を積層する場合は、図
3で示すように、突起4が相手方の長孔4bに嵌合する
ため各積層板2,2が互いに一体状に積層され図2の積
層状態となる。従って、この突起4と長孔4bとの嵌合
を少しずつ孔4a側にずらせることによりスロット3の
スキュー角θを図1のように形成させることができ、そ
のスキュー角θはこの孔4aの幅内において任意に変え
ることができる。
【0010】また、前述の各積層板2を積層して最後の
1枚(例えば、50枚目)は突起4を有しない積層板2
Aを積層させると、この積層板2Aの長孔4bに49枚
目の積層板2の突起4が嵌合するため各積層板2,2A
は積層され、この50枚目の積層板2Aの表面は図1で
示すように突起4が突出しない平面状となり、この積層
板2Aの上に積層板2が積層されても突起4がないため
結合して積層されることはない。このことは、後述の本
発明方法による積層を行う場合に、例えば、50枚ごと
の積層鉄心1を積層して落下させることと密接に関連し
ている。
【0011】次に、図5、図6を用いて本発明による回
転かしめ積層の方法について述べる。まず、図5、図6
において符号20で示されるものは貫通状の貫通積層孔
21を有する筒状積層回転体であり、この筒状積層回転
体20は基台22に軸受23を介して回転自在に構成さ
れている。前記筒状積層回転体20の外周に形成された
ウォームホイール24は、サーボモータからなる駆動モ
ータ25にカップリング6を介して接続されたウォーム
26によって所定角度ずつ回転されるように構成されて
いると共に、この筒状積層回転体20の上方位置には図
示しない周知の上下動する上型が配設されている。この
上型30と筒状積層回転体20とにより打抜かれた積層
板2,2Aは、筒状積層回転体20の貫通積層孔21内
に順次積層されように構成されている。
【0012】次に、各積層板2,2Aの回転かしめ積層
を実際に行う場合について述べる。まず、図5の状態に
おいて、基台22のガイド22aを介して積層板2,2
Aの材料であるフープ材からなる鉄心材料31が順次送
られており、この状態で上型30を降下させると、この
上型30によって打抜かれた積層板2が貫通積層孔21
内に水平状態で落下して強制的に圧入される。この積層
板2の外径は貫通積層孔21の内径とほぼ同等に形成さ
れ、落下圧入された積層板2が自然に落下することな
く、上から押されて下方に順次下がる程度の関係を保つ
ように構成されている。すなわち、次々に打抜かれて供
給される各積層板2が上型30により押されて互いに押
圧されて突起4と長孔4bとの嵌合によるかしめ積層が
行われるように構成されている。この場合、この各積層
板2を積層するごとに所定角度ずつ駆動モータ25によ
り筒状積層回転体20を回転させることによって、かし
めと積層による回転かしめ積層が行われる。
【0013】その後、順次積層板2を打ち抜き、例え
ば、49枚目が完了し、50枚目の時には、上型30内
のポンチの一部が周知のようにアクチュエータ(図示せ
ず)によって切替り、突起4を有しない孔4aと長孔4
bのみを打抜いた積層板2Aが50枚目として落下する
と、前述の図1及び図2の積層と同様に積層される。そ
の後、51枚目に再びもとのポンチに切替えた上型30
によって打抜かれた積層板2が落下した場合でも、50
枚目の積層板2Aと次の1枚目の積層板2とは突起4に
よる結合がないため、前述の動作を繰り返すことによ
り、50枚毎の積層鉄心1を得ることができ、筒状積層
回転体20の下部からは50枚毎に積層した積層鉄心1
が上型30の押圧によって押出されて落下して得られ
る。
【0014】また、ここで本発明において特に重要なこ
とは、前述のように筒状積層回転体20に積層板2を積
層する時に、任意のスキュー角θを形成するために、積
層板2を積層するごとに駆動モータ25を駆動して予め
設定する角度分だけ各積層板2を回動することにより、
スキュー角θの形成と回動かしめ積層とを同時に達成す
ることができる。なお、この筒状積層回転体20は、例
えば、突起4が5個とし、スキュー角をθとすると、3
60°/5により72°プラススキュー角θ分の回転と
なり、スキュー角θは前述のウォームホイール24及び
ウォーム26を用いた場合には、実験の結果、プラスマ
イナス0.2°以下の精度を達成することができた。な
お、このウォーム26以外の例えば、リニアモータ等の
周知の構成を用いることもできる。なお、上型30の動
作は周知のようにリミットスイッチ等により検出され、
この検出信号を受けて駆動モータ25が所定角度ずつ回
転するものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
各積層板を打抜きつつその都度回転する筒状積層回転体
内で積層して積層鉄心を得ることができるため、スキュ
ー角θの形成と回動かしめ積層とを同時に達成すること
ができると共に、この筒状積層回転体の回転角度を任意
に設定することにより、スキュー角θを任意に設定する
ことができ、生産効率及びスキュー角θの角度精度を従
来よりも大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機用積層鉄心の製造方法に
より得た鉄心を示す斜視図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】積層板の積層状態を示す分解図である。
【図4】積層板の積層状態を示す分解図である。
【図5】積層装置を示す断面構成図である。
【図6】図5の要部を示す平面図である。
【符号の説明】 1 積層鉄心 2 積層板 3 スロット 4 突起 4a 孔 4b 長孔 θ スキュー角 20 筒状積層回転体 21 貫通積層孔 24 ウォームホイール 25 駆動モータ 26 ウォーム 31 鉄心材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロット(3)を有する複数の積層
    板(2)に各々複数の突起(4)を切り起こして形成し、前記
    突起(4)を切り起こして形成した長孔(4b)内に前記突起
    (4)を嵌入することにより前記各積層板(2)を一体状に積
    層すると共に前記スロット(3)にスキュー角(θ)を形
    成するようにした回転電機用積層鉄心の製造方法におい
    て、長手板形状の鉄心材料(31)から打抜いた前記積層板
    (2)を駆動モータ(25)により所定角度ずつ回転する筒状
    積層回転体(20)の貫通積層孔(21)内に積層し、前記各積
    層板(2)を積層するごとに前記筒状積層回転体(20)を回
    転させることにより、前記スキュー角(θ)を前記長孔
    (4b)に連通する孔(4a)の範囲内で任意に変えることがで
    きることを特徴とする回転電機用積層鉄心の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記筒状積層回転体(20)は、前記駆動モ
    ータ(25)により回転するウォーム(26)と前記筒状積層回
    転体(20)に形成されたウォームホイール(24)により回転
    することを特徴とする請求項1記載の回転電機用積層鉄
    心の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記各積層板(2)は前記貫通積層孔(21)
    の上部から押入され下部から所定枚数の積層鉄心(1)と
    して押し出されることを特徴とする請求項1又は2記載
    の回転電機用積層鉄心の製造方法。
JP26572795A 1995-10-13 1995-10-13 回転電機用積層鉄心の製造方法 Pending JPH09117112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26572795A JPH09117112A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 回転電機用積層鉄心の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26572795A JPH09117112A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 回転電機用積層鉄心の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09117112A true JPH09117112A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17421168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26572795A Pending JPH09117112A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 回転電機用積層鉄心の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09117112A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369687B1 (en) 1998-06-30 2002-04-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Iron core assembly and method for producing the same
WO2004095677A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Mitsui High-Tec. Inc. スキュー形状可変型積層鉄心及びその製造方法
US7698803B2 (en) 2004-09-09 2010-04-20 Mitsui High-Tec, Inc. Method of manufacturing laminated core
KR101037427B1 (ko) * 2009-04-29 2011-05-30 주식회사 포스코티엠씨 캠을 이용한 분할 코아 제조 장치
CN105429381A (zh) * 2015-11-06 2016-03-23 无锡高晟成型科技有限公司 一种电机铁芯成型模具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369687B1 (en) 1998-06-30 2002-04-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Iron core assembly and method for producing the same
US6538548B2 (en) 1998-06-30 2003-03-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for producing an iron core assembly
WO2004095677A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Mitsui High-Tec. Inc. スキュー形状可変型積層鉄心及びその製造方法
US7352101B2 (en) 2003-04-23 2008-04-01 Mitsui High-Tec, Inc. Skew shape variable laminated iron core and method of manufacturing the same
CN100416988C (zh) * 2003-04-23 2008-09-03 株式会社三井高科技 歪斜形状可变的层叠铁芯和制造该铁芯的方法
US7698803B2 (en) 2004-09-09 2010-04-20 Mitsui High-Tec, Inc. Method of manufacturing laminated core
US8205322B2 (en) 2004-09-09 2012-06-26 Mitsui High-Tec, Inc. Method of manufacturing laminated core
KR101037427B1 (ko) * 2009-04-29 2011-05-30 주식회사 포스코티엠씨 캠을 이용한 분할 코아 제조 장치
CN105429381A (zh) * 2015-11-06 2016-03-23 无锡高晟成型科技有限公司 一种电机铁芯成型模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6984913B2 (en) Lamination stack with center interlock
CN107404201A (zh) 层叠铁心的制造方法
JP5276303B2 (ja) 回転電機の回転子積層鉄心の製造方法
WO2002097948A1 (fr) Noyau feuillete et procede de production dudit noyau
JPS6077647A (ja) 積層鉄芯の製造装置
KR101921723B1 (ko) 적층 철심의 제조 방법 및 적층 철심 제조 장치
JP3722539B2 (ja) 環状積層鉄心の製造方法及び順送り金型装置
JPH05103449A (ja) 回転電機用積層コアの製造方法
JPH09117112A (ja) 回転電機用積層鉄心の製造方法
JP5277514B2 (ja) 回転電機の磁石付き回転子コアの製造方法
JP2887428B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP2955804B2 (ja) 電動機の積層鉄心
JP3786924B2 (ja) 積層鉄心の製造装置
KR101881257B1 (ko) 적층코아 및, 그 제조방법
JPH0556607A (ja) スキユー形状可変積層鉄心の製造法およびその製造金型 装置
JPH0518655B2 (ja)
JP2701048B2 (ja) 回転子とその製造方法
JP2681320B2 (ja) 積層鉄心金型装置
JPS58116033A (ja) 積層鉄心およびその金型装置
JP2006217718A (ja) 積層鉄心とその製造方法
JPH03174927A (ja) 積層鉄心の製造装置
JP2000153319A (ja) モータ用鉄心抜板の打抜きプレス型及び打抜き方法
JPS60184431A (ja) スキユ−を有する回転電機鉄心の製造装置
JPS63213433A (ja) 回転機鉄心
JPS63228945A (ja) 回転電機の固定子鉄心製造方法