JPH1198596A - 防磁型スピーカ - Google Patents

防磁型スピーカ

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JPH1198596A
JPH1198596A JP27204097A JP27204097A JPH1198596A JP H1198596 A JPH1198596 A JP H1198596A JP 27204097 A JP27204097 A JP 27204097A JP 27204097 A JP27204097 A JP 27204097A JP H1198596 A JPH1198596 A JP H1198596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
speaker
yoke
repulsion
york
Prior art date
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Pending
Application number
JP27204097A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Tashiro
道夫 田代
Akiyoshi Okamoto
秋義 岡本
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OOSENTEIKKU KK
TRIM TEC KK
Original Assignee
OOSENTEIKKU KK
TRIM TEC KK
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Publication of JPH1198596A publication Critical patent/JPH1198596A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】背面側だけでなく前面側に発生する漏洩磁束も
有効に抑制できる防磁型のスピーカ、特に、防磁仕様の
内磁型スピーカを提供する。 【解決手段】本発明の防磁型スピーカでは、漏洩磁束を
低減するのリパルジョン・マグネット(8) が内磁型スピ
ーカのインナーヨーク(2) などのヨークの前方に配置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏洩磁束を抑制す
るためのリパルジョン・マグネットを備えた防磁型スピ
ーカに関するものであり、特に、このリパルジョン・マ
グネットをヨークの前方に配置することによって防磁効
果を高めた防磁型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータや、テレ
ビジョン受像機などの各種の電子装置に取付けられるス
ピーカは、これら電子装置の本体部分の機能に悪影響を
与えないように、防磁型が採用される場合がある。特
に、マグネットが外部に露出する構造の外磁型スピーカ
については、スピーカの磁気回路からの微弱な漏洩磁束
によってカラーブラウン管などの色ずれなどを生じるお
それがあるため、スピーカに漏洩磁束を低減するための
リパルジョン・マグネットを取り付けるなどの防磁対策
が施される。
【0003】図2は、従来の防磁仕様の外磁型スピーカ
の構成を示す部分断面図であり、11はメイン・マグネ
ット、12はインナーヨーク、13はアウターヨーク、
14はボイスコイル、15は振動板(コーン紙)、16
はダンパー、17はフレーム、18はリパルジョン・マ
グネット、19はヨークカバーである。メイン・マグネ
ット11とは逆極性のリパルジョン・マグネット18を
追加することにより、このスピーカの外部への漏洩磁束
の発生が抑制される。
【0004】図3は、従来の非防磁仕様の内磁型スピー
カの構成を示す部分断面図であり、11はメイン・マグ
ネット、12はインナーヨーク、13はアウターヨー
ク、14はボイスコイル、15は振動板(コーン紙)、
16はダンパー、17はフレームである。
【0005】この内磁型スピーカでは、図2に例示した
外磁型スピーカとは異なりメイン・マグネットがヨーク
の外部に露出しておらず、また、アウターヨーク13の
厚みを増したり、形状を工夫したりすることによってア
ウターヨーク13の周辺の漏洩磁束を抑制できる。この
ため、内磁型スピーカでは、従来、防磁構造が採用され
てこなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年のマグネットの起
磁力の向上に伴い、内磁型のスピーカでも漏洩磁束によ
る悪影響が問題になってきた。そこで、内磁型のスピー
カについても外磁型のものと同様の防磁構造を採用する
ことが考えられる。しかしながら、本発明者の試作結果
によれば、内磁型スピーカに対して外磁型と同様にスピ
ーカの背面にリパルジョン・マグネットを付加した場
合、背面側に発生する漏洩磁束を抑制できるものの前面
側に発生する漏洩磁束を抑制できないことが判明した。
従って、本発明の目的は、スピーカの背面側だけでなく
前面側に発生する漏洩磁束も有効に抑制できる防磁型の
スピーカ、特に、防磁仕様の内磁型スピーカを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決する本発明の防磁型スピーカは、漏洩磁束を低減する
ためのリパルジョン・マグネットを、ヨークの前方に配
置することにより構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態によれ
ば、上記ヨークは、内磁型スピーカのインナーヨークか
ら構成される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の防磁型スピーカ
の構成を示す部分断面図であり、1はメイン・マグネッ
ト、2はインナーヨーク、3はアウターヨーク、4はボ
イスコイル、5は振動板(コーン紙)、6はダンパー、
7はフレーム、8はリパルジョン・マグネット(キャン
セル・マグネット)である。
【0010】この防磁型スピーカは、中心部分に円板形
状のメイン・マグネット1が配置され、このメイン・マ
グネット1により発生した磁束がインナーヨーク2とア
ウターヨーク3とを通って、それぞれの間の磁気ギャッ
プ内に配置されたボイスコイル4に対してほぼ直角に交
叉する構造となっている。メイン・マグネット1は、イ
ンナーヨーク2の背面に固定されることにより、このイ
ンナーヨークの背面に配置されている。これに対して、
リパルジョン・マグネット8は、インナーヨーク2の前
面に固定されることによりこのインナーヨーク2の前方
に配置されている。
【0011】すなわち、インナーヨーク2を前後から挟
み込むように、リパルジョン・マグネット8とメイン・
マグネット1が配置されると共に、リパルジョン・マグ
ネット8の極性はメイン・マグネット1のそれと逆向き
に設定されている。この構造により、磁気ギャップの部
分の前方への漏洩磁束が背面における漏洩磁束共々有効
に低減される。
【0012】以上、内示型の場合を例にとって本発明の
防磁型スピーカを説明したが、外磁型スピーカについて
も本発明の構造を適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の防
磁型スピーカは、漏洩磁束を抑制するためのリパルジョ
ン・マグネットをヨークの前方に設置する構成であるか
ら、スピーカの背面側だけでなく前面側に発生する漏洩
磁束も有効に抑制できるという目的が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の防磁型スピーカの構成を示
す部分断面図である。
【図2】従来の防磁仕様の外磁型スピーカの構成を示す
部分断面図である。
【図3】従来の非防磁仕様の内磁型スピーカの構成を示
す部分断面図である。
【符合の説明】
1 メイン・マグネット 2 インナーヨーク 3 アウターヨーク 4 ボイスコイル 5 振動板(コーン紙) 7 フレーム 8 リパルジョン・マグネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏洩磁束を低減するためのリパルジョン・
    マグネットを、ヨークの前方に配置したことを特徴とす
    る防磁型スピーカ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ヨークは、内磁型スピーカのインナーヨークである
    ことを特徴とする防磁型スピーカ。
JP27204097A 1997-09-18 1997-09-18 防磁型スピーカ Pending JPH1198596A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071508A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Pioneer Electronic Corp 防磁型スピーカシステム
JP2010533469A (ja) * 2008-07-25 2010-10-21 ボーズ・コーポレーション 音響発生システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009071508A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Pioneer Electronic Corp 防磁型スピーカシステム
JP2010533469A (ja) * 2008-07-25 2010-10-21 ボーズ・コーポレーション 音響発生システム
US8315419B2 (en) 2008-07-25 2012-11-20 Bose Corporation Sound producing system

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