JPH119812A - 遊技媒体揚送量制御装置 - Google Patents

遊技媒体揚送量制御装置

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JPH119812A
JPH119812A JP9170665A JP17066597A JPH119812A JP H119812 A JPH119812 A JP H119812A JP 9170665 A JP9170665 A JP 9170665A JP 17066597 A JP17066597 A JP 17066597A JP H119812 A JPH119812 A JP H119812A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Yasuyuki Ueda
靖之 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーフローによる球の落下音や衝撃音並び
に装置自体の発生する騒音を低減および駆動モータの負
担軽減や省エネルギー化を図りつつ的確に球の補給が行
えるように球の揚送装置を制御する遊技媒体揚送制御装
置を提供する。 【解決手段】補給量検知手段は、遊技機島に収められた
遊技装置へ補給すべき球の量を各パチンコ機31の稼働
状況を通じて把握し、貯留量検知手段は、遊技機島上部
に配置された球貯留部に貯留している球の量を検知す
る。揚送速度制御手段は、補給量検知手段の検知した遊
技装置へ補給すべき球の量と貯留量検知手段の検知した
球貯留部に貯留している球の量とを基にして、揚送装置
が遊技機島の下部から球貯留部へ遊技媒体を揚送する際
の揚送速度を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上方から遊技媒体
の補給を受けこれらを下方へ排出する遊技装置を収めた
遊技機島の上部に配置された球貯留部へ当該遊技機島の
下部から前記遊技媒体を島上部へ揚送する揚送装置の単
位時間当たりの遊技媒体の揚送量を制御する遊技媒体揚
送量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機島では、各パチンコ機から
排出されたパチンコ球および島上部に配置された上部貯
留タンクや補給樋からオーバーフローしたパチンコ球
は、島下段内の下部貯留タンクに集められた後、揚送装
置によって島上部の上部貯留タンクへ揚送されて再び各
パチンコ機に給配されるようになっている。
【0003】特開平9−38324号公報には、パチン
コ球の揚送する速度を制御して、装置の寿命を延ばすと
ともに省エネルギー化および経済性の向上を図るように
した揚送装置が開示されている。
【0004】この装置では、パチンコ機から排出される
球の個数や、上部補給樋等からオーバーフローして島下
段へ落下する球の個数を計数することで、下部貯留タン
ク内に貯留している球の個数を検知し、当該下部貯留タ
ンク内の球の数量に応じて揚送装置の有する駆動用モー
タの速度の増減、あるいは停止を行うようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、島下段に配置された下部貯留タン
ク内の貯留量に応じて駆動モータの速度を制御している
ので、遊技者が賞球等を玉箱に移して保管するような場
合には、下部貯留タンク内の貯留量が少ないにもかかわ
らず、上部貯留タンクの貯留量が少ないという状況が発
生し、各パチンコ機への球の補給を的確に行うことがで
きないという問題点があった。
【0006】また、島上部でオーバーフロー等が発生
し、島下部での貯留量が増加したときはじめて揚送速度
を減速するので、オーバーフローの発生によって球の落
下する際の騒音を十分に低減することができないという
問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、オーバーフローによ
る球の落下音や衝撃音ならびに装置自体の発生する騒音
や駆動モータの負担軽減および省エネルギー化を図りつ
つ、的確に球の補給が行えるように揚送装置を制御する
ことのできる遊技媒体揚送制御装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]上方から遊技媒体の補給を受けこれらを下方へ排
出する遊技装置(31)を収めた遊技機島(30)の上
部に配置された球貯留部(35、36、37)へ当該遊
技機島(30)の下部から前記遊技媒体を島上部へ揚送
する揚送装置(33)の単位時間当たりの遊技媒体の揚
送量を制御する遊技媒体揚送量制御装置(10)におい
て、前記遊技機島(30)に収められた遊技装置(3
1)へ補給すべき球の量を検知する補給量検知手段(1
8、22)と、前記球貯留部(35、36、37)に貯
留している球の量を検知する貯留量検知手段(14、1
5、16)と、前記補給量検知手段(18、22)の検
知した前記遊技装置(31)へ補給すべき球の量と前記
貯留量検知手段(14、15、16)の検知した前記球
貯留部(35、36、37)に貯留している球の量とを
基にして、前記揚送装置(33)が前記遊技機島(3
0)の下部から前記球貯留部(35、36、37)へ遊
技媒体を揚送する際の揚送速度を変更する揚送速度制御
手段(22)と、を具備することを特徴とする遊技媒体
揚送量制御装置(10)。
【0009】[2]前記球貯留部(35、36、37)
は、前記揚送装置(33)によって揚送された球を貯留
する上部タンク(35)と、前記遊技機島(30)に収
めた複数台の遊技装置(31)を複数に分けたブロック
ごとに設けられ前記上部タンク(35)から受け取った
球を、管轄するブロック内の各遊技装置(31)へ補給
するために貯留する中継タンク(36、37)とを有
し、貯留量検知手段(14、15、16)は、前記上部
タンク(35)に貯留している球の量および前記各中継
タンク(36、37)に貯留している球の量をそれぞれ
検知し、前記揚送速度制御手段(22)は、前記補給量
検知手段(18、22)の検知した前記遊技装置(3
1)へ補給すべき球の量と前記貯留量検知手段(14、
15、16)の検知した前記上部タンク(35)および
前記中継タンク(36、37)に貯留している球の量と
を基にして前記揚送装置(33)が前記遊技機島(3
0)の下部から前記上部タンク(35)へ遊技媒体を揚
送する際の揚送速度を変更することを特徴とする[1]
記載の遊技媒体揚送量制御装置(10)。
【0010】[3]前記上部タンク(35)に、前記中
継タンク(36、37)へ向けて球を排出するか否かを
切り換えるシャッター部(11、12)を各中継タンク
(36、37)ごとに設け、前記各中継タンク(36、
37)に貯留している球の量の差と前記各ブロック内の
遊技装置(31)へ補給すべき球の量の差とを基にして
前記シャッター部(11、12)の開閉制御を行うこと
を特徴とする[2]記載の遊技媒体揚送制御装置。
【0011】[4]前記補給量検知手段(18、22)
は、前記遊技装置(31)の稼働状況を基にしてこれら
遊技装置(31)に補給すべき球の量を判別することを
特徴とする[1]、[2]または[3]記載の遊技媒体
揚送制御装置。
【0012】[5]前記補給量検知手段(18、22)
は、遊技装置(31)が下方へ排出する入り玉の発生状
況と、多数の賞球の払い出される大当たりの発生状況
と、遊技に供される遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機
(32)における球の貸し出し状況とを基にして前記遊
技装置(31)の稼働状況を認識することを特徴とする
[4]記載の遊技媒体揚送制御装置。
【0013】[6]前記遊技装置(31)の稼働状況
を、遊技の行われていない非稼働台、通常状態で遊技の
行われている稼働台、大当たりの出現しているフィーバ
ー台、および大当たり終了後もその出玉で継続して遊技
することのできるラッキーナンバー台に分類して管理
し、前記ラッキーナンバー台は、大当たり終了後当該台
に対して球の貸し出しが次回行われるまでの間ラッキー
ナンバー台として扱われ、次回、球の貸し出しが行われ
た後における入り玉の有無に応じて稼働台または非稼働
台に変更されることを特徴とする[4]または[5]記
載の遊技媒体揚送制御装置。
【0014】[7]前記遊技装置(31)の稼働状況
を、遊技の行われていない非稼働台、通常状態で遊技の
行われている稼働台、大当たりの出現しているフィーバ
ー台、および大当たり終了後もその出玉で継続して遊技
することのできるラッキーナンバー台に分類して管理
し、前記ラッキーナンバー台は、一定時間入り玉が検出
されないとき非稼働台に変更され、その後、球の貸し出
しが行われかつ入り玉が検出されたとき稼働台に変更さ
れることを特徴とする[6]記載の遊技媒体揚送制御装
置。
【0015】前記本発明は次のように作用する。補給量
検知手段(18、22)は、遊技機島(30)に収めた
遊技装置(31)へ補給しなければならない球の量を検
知し、貯留量検知手段(14、15、16)は、遊技機
島(30)上部に配置された球貯留部(35、36、3
7)に貯留している球の量を検知する。揚送速度制御手
段(22)は、補給量検知手段(18、22)によって
検知された遊技装置(31)に補給すべき球の量と、貯
留量検知手段(14、15、16)によって検知された
球貯留部(35、36、37)に貯留している球の量と
を基にして、揚送装置(33)が遊技機島(30)の下
部から球貯留部(35、36、37)へ遊技媒体を揚送
する際の揚送速度を変更する。
【0016】すなわち、遊技機島(30)の下部に貯留
している球の量ではなく、各遊技装置(31)が必要と
する球の量および島上部の球貯留部(35、36、3
7)に貯留している球の量に応じて揚送速度を変更す
る。これにより、必要な量の球を遊技装置(31)へ補
給することができるとともに、必要量の球が球貯留部
(35、36、37)に存在する場合には揚送速度を下
げることができ、騒音や装置の負担を軽減しかつ省エネ
ルギー化を図ることができる。
【0017】また、球貯留部(35、36、37)とし
て、揚送装置(33)によって揚送された球を直接受け
て貯留する上部タンク(35)と、中継タンク(36、
37)とを設ける。中継タンク(36、37)は、遊技
機島(30)に収めた複数台の遊技装置(31)を複数
に分けたブロックごとに設けられ、かつ上部タンク(3
5)から受け取った球を管轄するブロック内の各遊技装
置(31)へ補給するために貯留する機能を果たす。揚
送速度制御手段(22)は、各遊技装置(31)へ補給
すべき球の量と上部タンク(35)および中継タンク
(36、37)に貯留している球の量とを基にして遊技
媒体を揚送する際の速度を変更する。
【0018】このように、上部タンク(35)と各ブロ
ックごとに設けた中継タンク(36、37)とに分散し
て球を貯留し、遊技装置(31)が必要とする球の補給
量とこれらタンクに貯留している球の量とを基にして揚
送速度を制御するので、遊技機島(30)内に多数の遊
技装置(31)が配されていても、これらに的確に球を
補給することができる。
【0019】さらに、上部タンク(35)には、球を中
継タンク(36、37)に向けて排出するか否かを切り
換えるシャッター部(11、12)をそれぞれの中継タ
ンク(36、37)ごとに設け、各中継タンク(36、
37)に貯留している球の量の差と各中継タンク(3
6、37)の管轄するブロック内における遊技装置(3
1)に補給すべき球の量の差とを基にして各シャッター
部(11、12)の開閉を制御する。
【0020】これにより、各中継タンク(36、37)
の貯留量や各中継タンク(36、37)の管轄するブロ
ック内の遊技装置(31)が消費する球の量に応じて、
上部タンク(35)内に貯留する各中継タンク(36、
37)へ配分することができ、多数の遊技機に適切に球
を補給することができる。また適切な球の配分が行われ
ることにより、揚送速度を不必要に高めることがなく、
騒音等をより一層効果的に低減することができる。
【0021】補給量検知手段(18、22)は、遊技装
置(31)に補給すべき球の量をこれら遊技装置(3
1)の稼働状況を基に判別する。たとえば、遊技装置
(31)が下方へ排出する球である入り玉の発生状況、
各遊技装置(31)における大当たりの発生状況、さら
に遊技に供される遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機
(32)における球の貸し出し状況等を基にして遊技装
置(31)の稼働状況を認識し、これらを基に遊技装置
(31)へ補給すべき球の量の大小を判別する。
【0022】パチンコ機には、通常、賞球として払い出
される球を補給すれば良いので、大当たりの発生状況な
ど遊技装置(31)の稼働状況を把握すれば、当該遊技
装置(31)に補給すべき球の量の大小を間接的に認識
することができる。
【0023】また、遊技装置(31)の稼働状況を、遊
技の行われていない非稼働台、通常状態で遊技の行われ
ている稼働台、大当たりの出現しているフィーバー台、
および大当たり終了後もその際の出玉で継続して遊技の
できるラッキーナンバー台に分類して管理する。なお、
フィーバー台は、所定の図柄で大当たりが出現したとき
ラッキーナンバー台になる。また、所定の図柄以外で大
当たりになった場合には、大当たり終了後、持ち玉を一
旦景品に交換しなければ、当該台で遊技を継続すること
ができないような営業形態が取られている。
【0024】このようなラッキーナンバー台は、大当た
り終了後、当該台に対して球の貸し出しが次回行われる
までの間、ラッキーナンバー台として分類される。また
次回、球の貸し出しが行われた後における入り玉の有無
に応じて稼働台または非稼働台に変更される。
【0025】さらに、ラッキーナンバー台は、一定時間
入り玉が検出されないとき非稼働台に変更され、その
後、球の貸し出しが行われかつ入り玉の検出されたとき
稼働台に変更される。このような管理を行うことによ
り、各遊技装置(31)の稼働状況を的確に認識するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一の実施の形態を
示している。図2に示すように、本発明にかかる遊技媒
体揚送制御装置10は、遊技機島30に設置される。遊
技機島30は、略直方体状の支持枠を骨組みとし、その
中段にパチンコ機31を左右表裏に列設して成るととも
に、島中央部に景品玉計数器38を備えている。
【0027】遊技機島30内部の中央には揚送装置33
が立設されており、揚送装置33を境にして島下段内の
両側には、下部貯留タンク34が配設されている。下部
貯留タンク34は、その底面部が揚送装置33のある島
中央へ向かって下方に傾斜した箱型に形成され、上面側
は開口しており、パチンコ機31から排出された球等を
受け入れられるようになっている。
【0028】揚送装置33は、下部貯留タンク34から
送られた球を島上段まで揚送するための装置である。揚
送装置33として、ここでは、パイプ管内にスクリュー
部材を回転可能に内挿し、当該スクリュー部材の回転に
よって球を島上段へ揚送するものを用いている。このス
クリュー部材は図示しないモータによって駆動される。
【0029】各パチンコ機31の上方の島上段中央に
は、揚送装置33により揚送された球を貯留する上部タ
ンク35が配置されている。また島上段の左半分の中の
略中央部には、揚送装置33の左側(左ブロック)に配
置された各パチンコ機31へ補給される球を貯留する第
1の中継タンク36が、また島上段の右半分の中の略中
央部には、揚送装置33の右側(右ブロック)に配置さ
れた各パチンコ機31へ補給される球を貯留する第2の
中継タンク37がそれぞれ配置されている。
【0030】上部タンク35からは、樋38、39がそ
れぞれ左右の中継タンク36、37まで延設されてい
る。上部タンク35と樋38との連結部分には、上部タ
ンク35から第1の中継タンク36へ向けて球を流すか
否かを切り換える第1の上部タンクシャッター11が、
また上部タンク35と樋39との連結部分には、第2の
中継タンク37へ向けて球を流すか否かを切り換える第
2の上部タンクシャッター12がそれぞれ取り付けられ
ている。
【0031】第1の中継タンク36には、その下方に配
置されている左ブロック内の各パチンコ機31へ、また
第2の中継タンク37には、その下方に配置されている
右ブロック内の各パチンコ機31へそれぞれ球を補給す
るための補給樋41が取り付けてある。各補給樋41の
終端部には、補給樋41を流下する途中でいずれのパチ
ンコ機31にも受け入れられずオーバーフローした球を
島下段へ落下させるか否かを切り換えるオーバーフロー
シャッター13が設けられている。
【0032】上部タンク35には、当該タンク内に貯留
している球の量を検知する上部タンクセンサ14が設け
てある。また第1の中継タンク36には、その内部に貯
留する球の量を検知する第1の中継タンクセンサ15
が、第2の中継タンク37には同様の第2の中継タンク
センサ16が取り付けてある。
【0033】図1は、遊技媒体揚送制御装置10の回路
構成を示したものである。遊技媒体揚送制御装置10
は、シャッターの開閉制御を行うシャッター制御部10
aと、揚送装置33の有するモータの速度を制御するモ
ーター制御部10bとを備えている。シャッター制御部
10aは、第1の上部タンクシャッター11、第2の上
部タンクシャッター12、オーバーフローシャッター1
3、上部タンクセンサ14、第1の中継タンクセンサ1
5、第2の中継タンクセンサ16のほか各シャッターの
開閉制御を行うシャッター開閉制御部18を備えてい
る。
【0034】モーター制御部10bは、揚送装置33の
有するモータを駆動するモーター駆動部21と、モータ
ーの回転、停止および回転速度を制御するモーター制御
部22とを備えている。
【0035】遊技媒体揚送制御装置10には、台コント
ローラ51を介してパチンコ機31、球貸し機32が接
続されている。パチンコ機31は、いわゆるフィーバー
等の大当たりの発生を示す大当たり信号52と、パチン
コ機31からアウト玉またはセーフ玉のいずれか(入り
玉)が下方へ排出されたことを示す入玉信号53を発生
する回路部分を備えている。また球貸し機32は、現金
あるいはカード等の投入に応じて遊技者に貸し球を払い
出した旨を示す玉貸出信号54を出力するようになって
いる。
【0036】遊技媒体揚送制御装置10のシャッター開
閉制御部18、モーター制御部22等は、CPU(中央
処理装置)と、ROM(リード・オンリ・メモリ)と、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)を主要部とする
回路によって構成されている。ROMには、CPUの実
行するプログラムや各種の固定的データが記憶されてい
る。またRAMは、プログラムを実行する上で一時的に
必要になるデータを記憶する作業用のメモリである。
【0037】図3は、モーター制御部22が、揚送速度
を設定する際に参照する揚送速度判定テーブル60を表
している。なお図中、当該テーブルを2つに分けて示し
たが、これらは実際にはひとつづきのテーブルを成して
いる。
【0038】揚送速度判定テーブル60は、揚送速度を
決定する際のパラメータとして、上部タンク球量61
と、第1の中継タンク球量62と、第2の中継タンク球
量63と、稼働指数平均64とを備え、揚送速度判定テ
ーブル60にはこれらパラメータの値と、これらから求
まる揚送速度変更指数65および揚送速度66とが登録
されている。
【0039】揚送速度判定テーブル60では、上部タン
クセンサ14によって検知された上部タンク35内に貯
留している球の数量が予め定めた所定量以上のとき上部
タンク球量61を「有」として登録する。一方、所定量
に満たないときは「無」と登録してある。第1の中継タ
ンク球量62、第2の中継タンク球量63についても同
様に一定量以上球が貯留している状態を「有」と、一定
量に満たないとき「無」として登録されている。ただ
し、「有」、「無」の判定基準となる球量は、それぞれ
のタンクごとに個別に設定し得るようになっている。た
とえば、中継タンクについては、その配下にあるパチン
コ機31の台数に応じて基準量を設定することができ
る。
【0040】また、これら「有」「無」は、図4に示す
上部タンク球量テーブル71および中継タンク球量テー
ブル72を参照することで、球量を表した指数(球量指
数)に変換される。ここでは、「有」のときの球量指数
を「+1」に、また「無」のときの球量指数を「+3」
にそれぞれ換算するようになっている。
【0041】稼働指数平均(64)は、次式で表され
る。 稼働指数平均=島内の全遊技台稼働指数合計÷島内遊技台数 (1) すなわち、稼働指数平均は、島内の全遊技台の稼働指数
の合計を、島内の遊技台の台数で除した値であり、その
値が高いほど、補給すべき球の量が多いことを示してい
る。
【0042】各パチンコ機31ごとの稼働指数は、いわ
ゆるフィーバー機の場合と、これ以外の一般機の場合と
で異なる値に設定される。一般機における稼働指数の値
は、図5に示す一般機用稼働指数テーブル73を参照し
て求められ、パチンコ機31で遊技の行われていない非
稼働のとき「0」に、通常状態で稼働しているとき「+
2」に、大当たり台において「+3」に、また大当たり
後も連続して遊技の行われている連続遊技台の状態のと
き「+1」に設定される。
【0043】一方、フィーバー機における稼働指数の値
は、図4に示すフィーバー機用稼働指数テーブル74を
参照して求められ、非稼働台のとき「0」に、稼働台の
とき「+2」に、大当たり状態の発生しているフィーバ
ー台のとき「+5」に、またラッキーナンバー台のとき
「+1」にそれぞれ設定される。
【0044】ラッキーナンバー台は、特定の図柄で大当
たりが出現した場合、その出玉で継続して遊技可能な台
である。なお、特定の図柄以外で大当たりの出現した場
合には、大当たり終了後、その出玉で継続して遊技する
ことができず、一旦、景品交換しなければならない制度
で営業を行っている。
【0045】揚送速度変更指数(65)は、図4に示す
ように上部タンク球量、第1の中継タンク球量、第2の
中継タンク球量に対応する各指数および稼働指数平均と
を合計した値である。揚送速度変換テーブル75を参照
することにより、揚送速度変更指数(65)の値は、揚
送速度(66)に変換される。ここでは、揚送速度変更
指数の値が「+3」から「+5」のとき揚送速度を
「遅」に、揚送速度変更指数の値が「+6」から「+
7」のとき「中」に、また揚送速度変更指数の値が「+
8」から「+12」のとき「速」にそれぞれ変換され設
定されるようになっている。
【0046】なお、揚送速度判定テーブル60、上部タ
ンク球量テーブル71、中継タンク球量テーブル72、
一般機用稼働指数テーブル73、フィーバー機用稼働指
数テーブル74、揚送速度変換テーブル75の各テーブ
ルは、先に説明したROMに予め記憶されている。
【0047】図6は、フィーバー機の稼働状況を判定す
る際の流れを示している。パチンコ機31の稼働状況
は、大当たり信号52、入玉信号53および玉貸出信号
54を基にして判定される。初期の稼働状況は、非稼働
台に設定される(ステップS101)。非稼働台に設定
された状態で、入玉信号53が検出されると(ステップ
S102;Y)、当該パチンコ機31の稼働状況は、稼
働台に変更される(ステップS103)。
【0048】稼働台に設定された状態で、一定期間、入
玉信号53が検出されないとき(ステップS104;
N)、遊技の行われていない非稼働の状態になったと判
定し、稼働状況を非稼働台に戻す(ステップS10
1)。一方、入玉信号53が検出され(ステップS10
4;Y)かつ大当たり信号52が検出されない状態のと
きは(ステップS105;N)、稼働台の状態に継続設
定される(ステップS103)。
【0049】大当たり信号52が検出されると(ステッ
プS105;Y)、稼働状況は、フィーバー台に変更さ
れる(ステップS106)。大当たり終了後(ステップ
S107;Y)、玉貸出信号54および入玉信号53が
検出されない間は(ステップS108;N、かつS10
9;N)、稼働状況として、仮の非稼働台に設定される
(ステップS110)。
【0050】大当たり終了後(ステップS107;
Y)、入玉信号53が検出される前に玉貸出信号54が
検出されると(ステップS108;Y)、先の大当たり
は特定図柄(ラッキーナンバー)以外の図柄で出現した
ものと判定し、その後の入玉信号53の検出状態により
(ステップS111)、当該パチンコ機31の稼働状況
を稼働台(ステップS103)と非稼働台(ステップS
101)に振り分ける。
【0051】一方、大当たり終了後(ステップS10
7;Y)、玉貸出信号54の検出前に入玉信号53が検
出されたときは(ステップS108;N、S109;
Y)、大当たりの出玉によって継続して遊技が行われて
いると判定し、当該パチンコ機31の稼働状況をラッキ
ーナンバー台に設定する(ステップS112)。
【0052】その後、玉貸出信号54が検出されると
(ステップS113;Y)、ラッキーナンバー台の状態
を解除し、入玉信号53の検出状態により(ステップS
114)、当該パチンコ機31の稼働状況を稼働台(ス
テップS103)と非稼働台(ステップS101)に振
り分け設定する。
【0053】一方、玉貸出信号54が検出されない状態
のまま入玉信号53の検出があって、かつ次回の大当た
りが未だ出現していない間は(ステップS113;N、
S115;Y、S116;N)、ラッキーナンバー台の
状態が継続していると判定する(ステップS112)。
【0054】また、次回の大当たりが出現したときは
(ステップS116;Y)、稼働状況をフィーバー台に
変更する(ステップS106)。ラッキーナンバー台に
設定した後、玉貸出信号54、入玉信号53の双方が検
出されないときは(ステップS113;N、S115;
N)、一時的に遊技を中断等していると判定し、仮の非
稼働台に設定する(ステップS117)。
【0055】このようにして判定された稼働状況を基に
して各パチンコ機31の稼働指数が設定される。ここ
で、ラッキーナンバー台か否かを、大当たり信号52、
入玉信号53、玉貸出信号54を基にして間接的に判定
しているので、大当たりが特定図柄で出現したか否かを
直接的に識別する必要がなく、装置構成の簡略化が図ら
れている。
【0056】図7は、一般機の稼働状況を判定する際の
流れを示している。判定の流れは、図6のステップS1
12でラッキーナンバー台と判定しているところを、連
続遊技台(ステップS212)と判定する点が相違する
のみで、他は図6に示したものと同一である。なお、連
続遊技台とは、大当たり終了後も、その出玉によって継
続して遊技を行っている台である。
【0057】次に、揚送装置33の揚送速度を制御する
際における遊技媒体揚送制御装置10の動作の流れを説
明する。図8は、遊技媒体揚送制御装置10の有するモ
ーター制御部22が揚送装置33のモータの速度を制御
する際の動作の流れを示している。モーター制御部22
は、まず、上部タンクセンサ14からの検知信号を基に
して上部タンク35に貯留している球量が所定量以上存
在する「有」の状態か、所定量に満たない「無」の状態
かを調べる(ステップS301)。そして、上部タンク
球量テーブル71を参照して上部タンク35の球量指数
を求める(ステップS302)。
【0058】また、第1の中継タンクセンサ15、第2
の中継タンクセンサ16からの検知信号を基にして第1
の中継タンク36、第2の中継タンク37に貯留してい
る球量を調べ(ステップS303)、中継タンク球量テ
ーブル72を参照して各中継タンクについての球量指数
を求める(ステップS304)。次に、図6、あるいは
図7に示した流れに従って常時検出している各パチンコ
機31の稼働状況を取得する(ステップS305)。そ
して、一般機用稼働指数テーブル73あるいはフィーバ
ー機用稼働指数テーブル74を参照して各パチンコ機3
1についての稼働指数を求め、揚送速度判定テーブル6
0を参照し、あるいは(1)式を適用して、稼働指数平
均(64)を求める(ステップS306)。
【0059】さらに、求めた稼働指数平均から揚送速度
変更指数(65)を求め、当該速度で揚送装置33のモ
ータを駆動するようモーター駆動部21に指示信号を出
力する(ステップS307)。なお、(1)式を適用す
る代わりに揚送速度判定テーブル60を参照して揚送速
度等を求めるようにしてもよい。モーター制御部22は
このような動作を装置が停止するまで常に繰り返し行い
(ステップS308;Y)、常に、最適な速度に揚送装
置33の揚送速度を制御する。
【0060】たとえば、揚送速度判定テーブル60の項
目欄の右となりに示した状態81の場合には、上部タン
ク35、第1の中継タンク36、第2の中継タンク37
に十分な球量が存在し(「有」)、かつ島内のパチンコ
機31が非稼働の状態(稼働指数平均が「0」)なの
で、揚送速度は「遅」に設定される。また、下段に示し
た状態82では、各タンクは十分な球量を貯留している
が、稼働指数平均の値が大きく(「5」)パチンコ機3
1で消費される球量が多いので、揚送速度は「速」に設
定される。
【0061】一方、各タンクの球量が少なくても状態8
3のように稼働指数平均の値が小さい場合、すなわち、
島内のパチンコ機31で球の払い出しがほとんどないと
きは、上部の各タンクへ急いで球を補給する必要がない
と判定し、揚送速度を「中」に設定している。
【0062】このように、島上部に貯留している球の量
と、島内の各パチンコ機31で消費される球の量、すな
わち補給すべき球の量(これを稼働指数で表している)
とを基にして、揚送装置33の揚送速度を制御するの
で、必要な量の球をパチンコ機31へ的確に補給できる
とともに、必要量を補給可能な範囲内で揚送速度が下が
り、騒音や装置の負担が軽減されるとともに、省エネル
ギー化を図ることができる。
【0063】また、パチンコ機31に補給すべき球の必
要量を、パチンコ機31の稼働状況を基に判定するの
で、入り玉量の計数等を行う必要がなく、このような計
数装置を備えていないパチンコ機にも対応することがで
きる。
【0064】次に、上部タンク35の有する第1の上部
タンクシャッター11、第2の上部タンクシャッター1
2の制御について説明する。第1の上部タンクシャッタ
ー11、第2の上部タンクシャッター12は、上部タン
ク35に貯留されている球を、揚送装置33の左側(左
ブロック)に配置されたパチンコ機31と揚送装置33
の右側(右ブロック)に配置されたパチンコ機31とに
必要量の球を適切に配分する機能を果たすようになって
いる。
【0065】すなわち、左右のブロックにおける稼働指
数の差と、第1の中継タンク36と第2の中継タンク3
7との貯留量の差とに応じて、上部タンク35内の球を
第1の中継タンク36と第2の中継タンク37へ均等に
配分すべきか、あるいは配分量に差を設けるべきかを判
定する。そして、判定結果に応じて第1の上部タンクシ
ャッター11、第2の上部タンクシャッター12の開閉
制御を行うようになっている。
【0066】図9は、シャッター開閉制御部18が、第
1の上部タンクシャッター11、第2の上部タンクシャ
ッター12の開閉制御を行う際に参照するシャッター開
閉判定テーブル100を表している。なお図中、テーブ
ルを2つに分けて示したが、これらは実際はひとつづき
のテーブルを成している。
【0067】シャッター開閉判定テーブル100は、シ
ャッターの開閉状態を決定する際のパラメータとして、
第1の中継タンク球量101と、第2の中継タンク球量
102と、稼働指数の差の平均103と、中継タンク指
数の差104およびシャッター状況105とを登録して
いる。
【0068】第1の中継タンク球量101、第2の中継
タンク球量102は、図3に示した第1の中継タンク球
量62、第2の中継タンク球量63と同様にして求める
ものであり、「有」、「無」は、図10に示した中継タ
ンク球量テーブル111に基づいて各中継タンクの球量
指数に変換される。ここでは、中継タンクに所定量以上
の球の貯留されている「有」のとき、球量指数を「0」
に、所定量に満たないとき「+3」に変換している。
【0069】稼働指数の差の平均は、次式で表される。 稼働指数の差の平均= (第1の中継タンク配下のパチンコ機の稼働指数合計−第2の中継タン ク配下のパチンコ機の稼働指数合計)÷島内遊技台数 (2) すなわち、稼働指数の差の平均は、左ブロック内に配置
されたパチンコ機31の稼働指数の合計と、右ブロック
内に配置されたパチンコ機31の稼働指数の合計との差
を、島内のパチンコ機31の総台数で除した値であり、
その絶対値が大きいほど、左ブロック内のパチンコ機3
1へ補給すべき球量と、右ブロック内のパチンコ機31
へ補給すべき球量の差が大きいことを示している。な
お、各パチンコ機31ごとの稼働指数は、図3、図4、
図5に示したものと同様に、パチンコ機31の稼働状況
を一般機用稼働指数テーブル73あるいはフィーバー機
用稼働指数テーブル74によって変換して求めた値であ
る。
【0070】中継タンク指数の差は、次式で表される。 中継タンク指数の差= (第1の中継タンクの球量指数−第2の中継タンクの球量指数) +稼働指数の差の平均 (3) 図10に示すように、中継タンク球量テーブル111、
フィーバー機用稼働指数テーブル74等を参照して各中
継タンクの球量指数および各パチンコ機31の稼働指数
を求め、これらを、(2)式および(3)式に代入する
ことにより、中継タンク指数の差が求められる。
【0071】さらに、シャッター状況105は、図10
に示すシャッター状況変換テーブル112を参照するこ
とにより、中継タンク指数の差104の値から求められ
る。ここで、「○」は、第1の上部タンクシャッター1
1を開き、第2の上部タンクシャッター12を閉じた状
態を、「×」は、第1の上部タンクシャッター11を閉
じかつ第2の上部タンクシャッター12を開く状態を、
「△」は、第1の上部タンクシャッター11、第2の上
部タンクシャッター12を共に開いた状態をそれぞれ表
している。
【0072】また、中継タンク指数の差104の値が
「−8」から「−3」のときシャッター状況105は
「×」に、中継タンク指数の差104の値が「−2」か
ら「+2」のとき「△」に、中継タンク指数の差104
の値が「+3」から「+8」のとき「○」の状態にそれ
ぞれに変換され設定されるようになっている。なお、中
継タンク球量テーブル111、シャッター状況変換テー
ブル112の各テーブルは、先に説明したROMに予め
記憶されている。
【0073】次に、上部タンク35のシャッターを開閉
制御する際におけるシャッター開閉制御部18の動作の
流れを説明する。図11は、遊技媒体揚送制御装置10
の有するシャッター開閉制御部18が第1の上部タンク
シャッター11、第2の上部タンクシャッター12の開
閉制御を行う際の動作の流れを示している。シャッター
開閉制御部18は、まず、第1の中継タンクセンサ15
からの検知信号を基にして第1の中継タンク36に貯留
している球量が所定量以上存在する「有」の状態か、所
定量に満たない「無」の状態かを調べる(ステップS4
01)。
【0074】その後中継タンク球量テーブル111を参
照して第1の中継タンク36の球量指数を求める(ステ
ップS402)。同様に、第2の中継タンクセンサ16
からの検知信号を基に中継タンク球量テーブル111を
参照して第2の中継タンク37についての球量指数を求
める(ステップS403、S404)。
【0075】次に、左ブロックの各パチンコ機31の稼
働指数を収集し、これらを合計した値を求める(ステッ
プS405)。また右ブロックについても同様に稼働指
数の合計を求める(ステップS406)。
【0076】これらを基にして、まず(2)式を適用し
て稼働指数の差の平均103を求め、さらに(3)式を
適用して中継タンク指数の差104を求め、シャッター
状況変換テーブル112を参照し、シャッター状況10
5を求める(ステップS407)。このようにして求め
たシャッター状況に従って第1の上部タンクシャッター
11、第2の上部タンクシャッター12の開閉状態を設
定する(ステップS4087)。遊技媒体揚送制御装置
10はこのような動作を装置が停止するまで継続して行
っている(ステップS409;N)。
【0077】たとえば、図9に示した状態121のよう
に、第1の中継タンク36、第2の中継タンク37の双
方に所定量以上の球が存在し、かつ左ブロックと右ブロ
ックの稼働指数合計の差が少ない場合には、第1の上部
タンクシャッター11、第2の上部タンクシャッター1
2の双方が開かれる。
【0078】一方、状態122のように、第1の中継タ
ンク36、第2の中継タンク37の双方に所定量以上の
球が貯留しているが、左ブロックの稼働指数合計が右ブ
ロックの稼働指数合計よりも一定以上大きく差の有る場
合には、第1の中継タンク36への供給を積極的に行う
必要があるので、シャッター状況は「○」に設定され、
第1の上部タンクシャッター11が開かれ、第2の上部
タンクシャッター12は閉じられる。
【0079】逆に、状態123のように、右ブロックの
稼働指数合計が左ブロックの稼働指数合計よりも大幅に
大きく差のある場合には、第2の中継タンク37への補
給を積極的に行うため、第2の上部タンクシャッター1
2を開き、第1の上部タンクシャッター11を閉じるよ
うに制御している。
【0080】また、状態124や状態125のように稼
働指数に差が無くても第1の中継タンク36と第2の中
継タンク37の球量に差の有る場合には、貯留量の少な
いタンクへ積極的に球の補給が行われるようにシャッタ
ーの開閉制御を行っている。
【0081】このように、中継タンクに貯留している球
量の差と、各中継タンクの配下にあるパチンコ機31の
稼働状況の差に応じて、第1の上部タンクシャッター1
1、第2の上部タンクシャッター12の開閉を制御して
上部タンク35に貯留されている球の配分を変更するの
で、島内の各パチンコ機31へ適切に球を補給すること
ができる。また上部タンク35内の球が第1の中継タン
ク36、第2の中継タンク37へ的確に配分されるの
で、上部タンク35に貯留しておくべき球の量を最小量
に減らすことができ、揚送速度をより低く抑えることが
できる。
【0082】以上説明した実施の形態では、島内のパチ
ンコ機31を2つのブロックに分け、各ブロックごとに
中継タンクを設けたが、島内をより多くのブロックに分
けて各ブロックごとに中継タンクを設けて管理するよう
にしてもよい。また各稼働状況や球量に対して割り当て
た指数の値は、実施の形態に示したものに限られず、各
島の状況に応じて適宜の値に設定される。
【0083】
【発明の効果】本発明にかかる遊技媒体揚送制御装置に
よれば、各遊技装置が必要とする球の量と島上部の球貯
留部に貯留している球の量とに応じて揚送速度を変更す
るので、必要な量の球を遊技装置に補給しつつ、揚送速
度を下げることができ、騒音や装置の負担を軽減し、さ
らに省エネルギー化を図ることができる。
【0084】また、各中継タンクに貯留している球量の
差と、各中継タンクの配下にあるパチンコ機の稼働状況
の差に応じて、シャッターを開閉し、上部タンクに貯留
する球を各中継タンクに配分するので、島内の各パチン
コ機へ適切に球の補給を行うことができるとともに、上
部タンクに貯留しておくべき球量を必要最小量に減らす
ことができ、揚送速度をより一層低く抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制御
装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制御
装置を適用した遊技機島を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制御
装置の参照する揚送速度判定テーブルの一例を示す説明
図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制御
装置の参照する各種のテーブルおよび揚送速度を求める
際の流れを模式的に示した説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る一般機の稼働指数
テーブルを示す説明図である。
【図6】フィーバー機の稼働状況を判定する際の動作の
流れを示す流れ図である。
【図7】一般機の稼働状況を判定する際の動作の流れを
示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制御
装置が揚送速度を制御する際に行う動作の流れを示す流
れ図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制御
装置の参照するシャッター開閉判定テーブルの一例を示
す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制
御装置がシャッターの開閉制御を行う際に参照する各種
のテーブルおよびシャッター状況を設定する際の流れを
模式的に示した説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体揚送制
御装置がシャッターの開閉制御を行う際の動作の流れを
示す流れ図である。
【符号の説明】
10…遊技媒体揚送制御装置 10a…シャッター制御部 10b…モーター制御部 11…第1の上部タンクシャッター 12…第2の上部タンクシャッター 13…オーバーフローシャッター 14…上部タンクセンサ 15…第1の中継タンクセンサ 16…第2の中継タンクセンサ 18…シャッター開閉制御部 21…モーター駆動部 22…モーター制御部 30…遊技機島 31…パチンコ機 32…球貸し機 33…揚送装置 35…上部タンク 36…第1の中継タンク 37…第2の中継タンク 38…景品玉計数器 52…大当たり信号 53…入玉信号 54…玉貸出信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方から遊技媒体の補給を受けこれらを下
    方へ排出する遊技装置を収めた遊技機島の上部に配置さ
    れた球貯留部へ当該遊技機島の下部から前記遊技媒体を
    島上部へ揚送する揚送装置の単位時間当たりの遊技媒体
    の揚送量を制御する遊技媒体揚送量制御装置において、 前記遊技機島に収められた遊技装置へ補給すべき球の量
    を検知する補給量検知手段と、 前記球貯留部に貯留している球の量を検知する貯留量検
    知手段と、 前記補給量検知手段の検知した前記遊技装置へ補給すべ
    き球の量と前記貯留量検知手段の検知した前記球貯留部
    に貯留している球の量とを基にして、前記揚送装置が前
    記遊技機島の下部から前記球貯留部へ遊技媒体を揚送す
    る際の揚送速度を変更する揚送速度制御手段と、 を具備することを特徴とする遊技媒体揚送量制御装置。
  2. 【請求項2】前記球貯留部は、前記揚送装置によって揚
    送された球を貯留する上部タンクと、 前記遊技機島に収めた複数台の遊技装置を複数に分けた
    ブロックごとに設けられ前記上部タンクから受け取った
    球を、管轄するブロック内の各遊技装置へ補給するため
    に貯留する中継タンクとを有し、貯留量検知手段は、前
    記上部タンクに貯留している球の量および前記各中継タ
    ンクに貯留している球の量をそれぞれ検知し、前記揚送
    速度制御手段は、前記補給量検知手段の検知した前記遊
    技装置へ補給すべき球の量と前記貯留量検知手段の検知
    した前記上部タンクおよび前記中継タンクに貯留してい
    る球の量とを基にして前記揚送装置が前記遊技機島の下
    部から前記上部タンクへ遊技媒体を揚送する際の揚送速
    度を変更することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体
    揚送量制御装置。
  3. 【請求項3】前記上部タンクに、前記中継タンクへ向け
    て球を排出するか否かを切り換えるシャッター部を各中
    継タンクごとに設け、前記各中継タンクに貯留している
    球の量の差と前記各ブロック内の遊技装置へ補給すべき
    球の量の差とを基にして前記シャッター部の開閉制御を
    行うことを特徴とする請求項2記載の遊技媒体揚送制御
    装置。
  4. 【請求項4】前記補給量検知手段は、前記遊技装置の稼
    働状況を基にしてこれら遊技装置に補給すべき球の量を
    判別することを特徴とする請求項1、2または3記載の
    遊技媒体揚送制御装置。
  5. 【請求項5】前記補給量検知手段は、遊技装置が下方へ
    排出する入り玉の発生状況と、多数の賞球の払い出され
    る大当たりの発生状況と、遊技に供される遊技媒体を貸
    し出す遊技媒体貸出機における球の貸し出し状況とを基
    にして前記遊技装置の稼働状況を認識することを特徴と
    する請求項4記載の遊技媒体揚送制御装置。
  6. 【請求項6】前記遊技装置の稼働状況を、遊技の行われ
    ていない非稼働台、通常状態で遊技の行われている稼働
    台、大当たりの出現しているフィーバー台、および大当
    たり終了後もその出玉で継続して遊技することのできる
    ラッキーナンバー台に分類して管理し、前記ラッキーナ
    ンバー台は、大当たり終了後当該台に対して球の貸し出
    しが次回行われるまでの間ラッキーナンバー台として扱
    われ、次回、球の貸し出しが行われた後における入り玉
    の有無に応じて稼働台または非稼働台に変更されること
    を特徴とする請求項4または5記載の遊技媒体揚送制御
    装置。
  7. 【請求項7】前記遊技装置の稼働状況を、遊技の行われ
    ていない非稼働台、通常状態で遊技の行われている稼働
    台、大当たりの出現しているフィーバー台、および大当
    たり終了後もその出玉で継続して遊技することのできる
    ラッキーナンバー台に分類して管理し、前記ラッキーナ
    ンバー台は、一定時間入り玉が検出されないとき非稼働
    台に変更され、その後、球の貸し出しが行われかつ入り
    玉が検出されたとき稼働台に変更されることを特徴とす
    る請求項6記載の遊技媒体揚送制御装置。
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