JP2001299998A - 遊技媒体供給装置 - Google Patents

遊技媒体供給装置

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JP2001299998A
JP2001299998A JP2000116323A JP2000116323A JP2001299998A JP 2001299998 A JP2001299998 A JP 2001299998A JP 2000116323 A JP2000116323 A JP 2000116323A JP 2000116323 A JP2000116323 A JP 2000116323A JP 2001299998 A JP2001299998 A JP 2001299998A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Nishijin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機に対して遊技媒体を供給する遊技媒体
供給装置において、遊技機から不正に遊技媒体の払い出
しがなされた場合に適切な対応をとり得るものを提供す
る。 【解決手段】 パチスロ機10が特賞状態であることを
示す特賞中信号あるいはクレジット清算がなされている
ことを示すクレジット清算中信号の受信時、またはこれ
らの信号の受信終了から所定時間内のいずれでもないと
きに、コイン補給ユニット100がパチスロ機10から
コイン補給要求信号を受けた場合には、異常発生と判定
し、異常対応処理(コインの補給停止、異常発生の報
知)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機(例えばパ
チスロ機、パチンコ機等)に対して遊技媒体(例えばパ
チスロ機におけるコイン、パチンコ機におけるパチンコ
玉等)を供給する遊技媒体供給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機には、遊技媒体供給装置から遊技
媒体の供給を受けて遊技を行うものがある。
【0003】例えば、パチスロ機では、遊技媒体である
コイン(メダル)を遊技者側に払い出すホッパー装置
に、遊技媒体供給装置であるコイン供給装置からコイン
の供給を受ける。この場合、ホッパー装置内のコイン貯
留量は、遊技者からのコイン投入と遊技者へのコイン払
い出しとのバランスにより、絶えず増減を繰り返してい
るが、大当たり状態(特別遊技状態)が発生した場合
等、大量のコインが払い出されてホッパー装置内のコイ
ンが不足すると、パチスロ機からコイン供給装置に向け
てコインの不足を知らせる信号が送信され、この信号に
答える形でコイン供給装置からのコイン補給がなされる
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
遊技機では、ホッパー装置内の遊技媒体の払い出し機構
を誤動作させて、不正にコインを払い出させる不正行為
が行われることがある。そして、いったんこのような不
正な払い出しが行われると、この払い出しで遊技球が不
足した遊技機には、遊技媒体供給装置から次々と新たな
遊技媒体の補給がなされてしまうので、被害(遊技媒体
の払い出し量)が際限なく増大してしまう恐れがある。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、遊技機に対して遊技媒体を供給する遊技
媒体供給装置において、遊技機から不正に遊技媒体の払
い出しがなされた場合に適切な対応をとり得るものを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、遊技媒
体を用いて遊技を行う遊技機における遊技媒体貯留量の
不足を知らせる遊技媒体不足信号を受信可能な遊技媒体
不足信号受信手段と、前記遊技媒体不足信号に基づいて
前記遊技機に遊技媒体を供給する供給手段とを備えた遊
技媒体供給装置において、前記遊技機が遊技媒体の払い
出しの可能性が増大する特別遊技状態にあるか否かを示
す遊技状態信号を受信可能な遊技状態信号受信手段と、
前記遊技状態信号が遊技状態が特別遊技状態でないこと
を示しているにもかかわらず前記遊技媒体不足信号を受
信した場合に異常発生と判定する異常判定手段と、この
異常判定手段により異常発生の判定がなされた場合に所
定の異常対応処理を実行する異常対応手段とを備えた。
【0007】第2の発明では、前記異常対応手段は、前
記供給手段による遊技媒体の供給を停止する供給停止手
段を備えた。
【0008】第3の発明では、前記異常対応手段は、前
記供給手段による遊技媒体の供給量を減少させる供給量
減少手段を備えた。
【0009】第4の発明では、前記異常対応手段は、前
記異常判定手段により異常判定がなされたことを報知す
る異常報知手段を備えた。
【0010】第5の発明では、前記異常判定手段は、前
記遊技状態信号が特別遊技状態であることを示すものか
ら特別遊技状態でないことを示すものに切り換わってか
ら所定時間が経過するまでは異常判定を行わないように
した。
【0011】第6の発明では、前記遊技機に遊技媒体の
払い出しを精算時まで保留しておく機能を備える一方、
遊技媒体払い出しの清算処理が実行されているか否かを
示す清算状態信号を受信可能な清算状態信号受信手段を
備え、前記異常判定手段は前記清算処理が実行されてい
ることを示す清算状態信号を受信している間は異常判定
を行わないようにした。
【0012】第7の発明では、前記異常判定手段は、前
記清算状態信号が清算処理が実行されていることを示す
ものから清算処理が実行されていないことを示すものに
切り換わってから所定時間が経過するまでは異常判定を
行わないようにした。
【0013】
【発明の作用および効果】第1の発明では、遊技状態信
号(例えば実施の形態における特賞中信号)が遊技状態
が特別遊技状態(例えば実施の形態における特賞状態)
でないことを示しており、大量の遊技媒体が払い出され
て遊技機側の遊技媒体が不足しているとは考えられない
にも関わらず、遊技媒体不足信号(例えば実施の形態に
おけるコイン補給要求信号)があった場合には、不正行
為や故障等によって不適正な遊技媒体の払い出しがなさ
れていると認定し、異常発生の判定を行うとともに、異
常対応処理を実行する。したがって、遊技機を不正に操
作する等して不適正に遊技媒体を払い出させようとする
不正行為や、遊技機の遊技媒体払い出し機構の故障等に
対して、的確かつ迅速に対処することができる。
【0014】第2の発明では、異常判定時には供給停止
手段が遊技機への遊技媒体供給が停止するので、不正行
為等があった場合に、遊技媒体が遊技媒体供給装置から
遊技機側に供給されて、この新たに供給された遊技媒体
までもが払い出されてしまうことはなく、被害(払い出
されてしまう遊技媒体量)を最小限とすることができ
る。また、遊技機のメンテナンス時に遊技機から遊技媒
体を抜き取った場合に遊技機から遊技媒体不足信号が送
信されて来たとしても、遊技媒体供給装置から供給され
てしまうことはなく、メンテナンス時の処理が容易とな
る。
【0015】第3の発明では、異常判定時には供給量減
少手段により遊技機への遊技媒体供給量が減少させられ
る(例えば、遊技媒体の供給が間欠的にされる)ので、
不正行為等があった場合でも被害を少なくできるととも
に、不適正な払い出しがどのような原因で生じているの
かを確認するための時間(例えば、不正行為が行われて
いることを確認して、証拠を収集するため時間)を確保
できるので、フレキシブルな対応を行うことができる。
【0016】第4の発明では、異常判定時には異常報知
手段による報知がなされるので、異常発生を迅速に知る
ことができ、素早く対処できる。
【0017】第5の発明では、遊技状態信号が特別遊技
状態であることを示すものから特別遊技状態でないこと
示すものに切り換わってから所定時間が経過するまでは
異常判定を行わないので、特別遊技状態における遊技媒
体の排出に起因して遊技媒体が不足しているに過ぎない
場合(例えば、遊技媒体の不足検出が遅れてなされた場
合等)には不要な異常判定がなされることなく、このよ
うな不要な異常判定によって遊技の進行が阻害されるこ
とはない。
【0018】第6の発明では、清算処理が実行されてい
ることを示す清算状態信号(例えば実施の形態における
クレジット清算中信号)の受信中には異常判定を行わな
いので、清算処理の実行により遊技媒体が不足している
に過ぎない場合にまで不要な異常判定がなされることは
なく、このような不要な異常判定によって遊技の進行が
阻害されることはない。
【0019】第7の発明では、前記清算状態信号が清算
処理が実行されていることを示すものから清算処理が実
行されていないことを示すものに切り換わってから所定
時間が経過するまでは異常判定を行わないので、直前ま
で実行されていた清算処理による遊技媒体の排出に起因
して遊技媒体が不足しているに過ぎない場合(例えば、
遊技媒体の不足検出が遅れてなされた場合等)にまで不
要な異常判定がなされることはなく、このような不要な
異常判定によって遊技の進行が阻害されることはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0021】図1には、パチスロ機(スロットマシン遊
技機)10およびコイン補給ユニット100が取り付け
られる島ユニット1を示す。
【0022】図示されるように、島ユニット1のフレー
ム2は、金属製部材を略直方体に組んで構成される。こ
のフレーム2に架設された載置部材3上に、4台のパチ
スロ機10が設置される。なお、図1には、フレーム2
の左側に1台のパチスロ機10のみ図示しているが、実
際には図示のパチスロ機10の右隣に1台のパチスロ機
10が備えられ、さらに、これら左右のパチスロ機10
の裏側に2台のパチスロ機10が備え付けられている。
また、左右のパチスロ機10の間には、図示されないコ
イン貸機が配設される。
【0023】これらのパチスロ機10に対して遊技媒体
であるコインを供給する補給ユニット100は、コイン
貯留部101、コイン揚送装置110、揚送レール11
2、搬送レール121、導入ゲート122、オーバーフ
ロー流路131、サブコイン貯留部132、コイン移送
装置133、コイン移送路134、補給ユニット制御装
置150等から構成される。
【0024】コイン貯留部101は、載置部材3の下方
に備えられるコインタンクであり、4つのパチスロ機1
0それぞれに備えられた回収樋102からコインが回収
されるとともに、コイン装填部103から新たなコイン
を供給できるようになっている。コイン貯留部101へ
のコイン貯留量は、コイン貯留量センサ104(図3参
照)により検出される。
【0025】コイン揚送装置110は、コイン貯留部1
01内のコインを、コイン供給部111を経て揚送レー
ル112に沿ってパチスロ機10の上方まで揚送する装
置である。揚送レール112は、パチスロ機10の上方
に達したところで搬送レール121に接続する。コイン
供給部111および揚送レール112内にあるコイン数
(揚送中のコイン数)は、揚送コインセンサ114(図
3参照)により検出される。なお、揚送レール112の
上端付近には、コイン研磨装置113が備えられ、コイ
ンが研磨されるようになっている。
【0026】搬送レール121は、パチスロ機10の上
方に配置され、なだらかな傾斜に沿ってコインを搬送す
る通路で、複数の導入ゲート122が設けられている。
これらの導入ゲート122は、搬送レール121内のコ
インを、各パチスロ機10あるいはコイン貸機に導入す
るゲートで、駆動機構(ソレノイド)への通電により開
閉する。なお、搬送レール121の始端(入口)には計
数センサ123が備えられ、搬送レール121に導入さ
れたコイン数がカウントされるようになっている。
【0027】搬送レール121からパチスロ機10ある
いはコイン貸機に導入されなかった余剰のコインは、搬
送レール121の終端に接続するオーバーフロー流路1
31を通って、パチスロ機10下方のサブコイン貯留部
132に環流する。サブコイン貯留部132は、コイン
貯留部101よりも大型のコインタンクであり、この内
部のコインは、コイン移送装置133によりコイン移送
路134によりコイン貯留部101に移送可能となって
いる。サブコイン貯留部132へのコイン貯留量は、サ
ブコイン貯留量センサ133(図3参照)により検出さ
れる。また、コイン移送装置133内のコイン数(移送
されているコイン数)は、移送コインセンサ136(図
3参照)により検出される。
【0028】補給ユニット制御装置150は、島ユニッ
ト1の下部に備えられ、コイン揚送装置110、導入ゲ
ート122、コイン移送装置133等の動作を制御する
ことにより、各パチスロ機10へのコイン補給を制御す
る。
【0029】補給ユニット制御装置150には、コイン
貯留量センサ104、揚送コインセンサ114、計数セ
ンサ123、サブコイン貯留量センサ135、移送コイ
ンセンサ136からの検出信号が入力される。補給ユニ
ット制御装置150は、これらの検出信号に基づいて、
揚送装置110、導入ゲート122、コイン移送装置1
33に制御信号を送信して、これらの動作を制御する。
例えば、コインが供給されるべきパチスロ機10に対す
る導入ゲート122を開放にしておいて、コインを揚送
装置112で揚送していき、搬送レール121に搬入さ
れたコイン数が所定数に達したことを計数センサ123
が検出したところで、導入ゲート122を閉止するよう
にすれば、そのパチスロ機10に所定数のコインを補給
することができる。
【0030】なお、この補給ユニット制御装置150に
よる補給制御(自動運転)は、一時的に手動動作に切り
換えることもできる。この場合には、補給ユニット制御
装置150の上方に備えられた情報表示部141に自動
運転への復帰までの残り時間が表示されるようになって
いる。
【0031】図2は、パチスロ機10を示す正面図であ
る。
【0032】図示されるように、パチスロ機10の本体
ボックス11正面には、シンボル表示窓15が備えら
れ、このシンボル表示窓15からは、左側から順に3列
に並んで配置された左リール16、中リール17、右リ
ール18の一部が覗いている。左リール16、中リール
17、右リール18の各リールは、リールの長さ方向に
一列に並んだ各種シンボル(色付きの数字、星形、ハー
ト型等の各種図柄)が記されたもので、それぞれ回転駆
動可能な別個の金属フレームに取り付けられ、別々に回
転駆動される。この回転駆動により、シンボル表示窓1
5内に表示される各リールのシンボルが変更されるよう
になっている。
【0033】左、中、右リール16、17、18は、そ
れぞれ、シンボル表示窓15内に縦方向に3つのシンボ
ルを表示した状態で停止する。すなわち、リール16、
17、18の停止時には、シンボル表示窓15内に9個
のシンボルが表示される。これにより、リール停止状態
におけるシンボル表示窓15には、横方向に並ぶ3つの
シンボルによって構成される3本の停止ライン(上段ラ
イン、中段ライン、下段ライン)と、対角線上に並ぶ3
つのシンボルによって構成される2本の停止ライン(右
下がりライン、右上がりライン)が表示されることにな
る。
【0034】シンボル表示窓15の右下方にはコイン投
入口21が、左下方には始動レバー22が、中央下方に
は左リール停止ボタン23、中リール停止ボタン24、
右リール停止ボタン25が、それぞれ備えられる。さら
に、本体ボックス11の下方には、コイン排出口26お
よびコイン受け皿27が備えられる。
【0035】パチスロ遊技においては、遊技者はコイン
投入口21から1枚〜3枚のコインを投入したうえで、
始動レバー22の操作により3つのリール16、17、
18の回転駆動を開始させ、さらに3つの停止ボタン2
3、24、25を押すことにより、3つのリール16、
17、18の回転を停止させる。そして、この停止時
に、シンボル表示窓15の上記各ラインに表示されたシ
ンボルの組み合わせに応じて、コイン排出口26からコ
イン受け皿27に対してコインが払い出される。
【0036】詳しく説明すると、まずコイン投入口21
へのコインの投入数にしたがって、シンボル表示窓15
に表示された5つの停止ラインのうちで、有効ラインと
なるものが決められる。具体的には、コイン投入数が1
枚の場合には、中段ラインのみが有効ラインとなる。ま
た、コイン投入数が2の場合には、中段ラインに加え
て、上段ラインと下段ラインが有効ラインとなる。さら
に、コイン投入数が3の場合には、これら3本の停止ラ
インに加えて、右下がりラインと右上がりラインが有効
ラインとなる。
【0037】なお、シンボル表示窓15の左側には、点
灯により中段ラインが有効ラインになったこと(コイン
が1枚投入されたこと)を示す停止ライン表示ランプ3
1と、この停止ライン表示ランプ31の上下に配置され
てそれぞれ上段ライン、下段ラインが有効ラインになっ
たこと(コインが2枚投入されたこと)を示す停止ライ
ン表示ランプ32A、32Bと、これら停止ライン表示
ランプ32A、32Bのさらに上下に配置されてそれぞ
れ右下がりライン、右上がりラインが有効ラインとなっ
たこと(コインが3枚投入されたこと)を示す停止ライ
ン表示ランプ33A、33Bが備えられている。
【0038】このように有効ラインが設定された後に、
始動レバー22を操作すると、遊技機制御装置50(図
3参照)において当たりの抽選処理が行われる。この抽
選処理は、例えば始動レバー22の操作タイミングに基
づいてなされ、抽選結果は、左、中、右リール16、1
7、18の停止時における有効ライン上のシンボルの組
み合わせにより示される。抽選が当たりとなったこと
は、左、中、右リール16、17、18の停止時に、有
効ライン上に同一種類のシンボルが揃うことにより表示
される(例えば、図2では中段ラインに数字7が揃って
いる)。なお、この場合、遊技者が左、中、右リール停
止ボタン23、24、25を押したタイミングに対して
各リール16、17、18が違和感なく停止できるよう
に、同一の抽選結果に対応するリール16、17、18
の停止パターン(停止時のシンボルの組み合わせ)は複
数パターン用意されており、実際の停止時にはこれらの
複数パターンから適切なものが選択されるようになって
いる。
【0039】この当たりの結果として、ホッパー装置8
0(図3参照)からのコインが、コイン排出口26を介
してコイン受け皿27に払い出される。この場合、払い
出されるコイン数は当たりの種類によって異なるが、こ
の当たりの種類は、有効ラインに揃ったシンボルの種類
によって示される。
【0040】通常遊技状態(特定種類の当たり発生以前
の遊技状態)において、当たり(有効ライン上でシンボ
ルが揃うこと)の発生確率は、コイン投入数毎に決めら
れている(コイン投入数が多いほど当たり発生の確率が
高くなる)。そして、前述のように当たりの種類に応じ
てコインの払い出し枚数は決まっているので、コイン投
入に対する払出数の期待値は、コイン投入枚数毎に決ま
っている。この場合、払出数の期待値は1より小さく設
定され、遊技によって遊技者が保有するコインは減少す
るようになっている。
【0041】これに対して、通常遊技状態において特定
種類の当たりが発生する(有効ラインに特定のシンボル
(例えば「777」)が整列する)と、遊技は特別遊技
状態である特賞状態(ボーナスモード)に入り、当たり
の発生確率およびコイン払出数の期待値は通常遊技状態
時よりも高くなる。そして、この特賞状態では、コイン
投入に対するコイン払出数の期待値は1より大きく設定
され、遊技者が保有するコインは増加していくようにな
っている。
【0042】具体的に、特賞状態の発生により一つのシ
ンボル(「ベル」の図柄とする)の当たりの発生確率が
高められ、結果としてコイン払出数の期待値が高められ
る場合を例にとって説明する。この場合、通常遊技状態
ではコイン3枚投入に対して「ベル」図柄による当たり
の発生確率が1/30、払出数が15であるとすると、
払出数の期待値は15×(1/30)/3=1/6であ
り、遊技が進行するにしたがって遊技者手持ちのコイン
は減少する。これに対して、特賞状態が発生すると、
「ベル」図柄による当たりの発生確率が9/10まで高
められ、払出数の期待値は15×(9/10)/3=
4.5となり、遊技者手持ちのコインは増加することに
なる。
【0043】なお、遊技が特賞状態に入ったことは、シ
ンボル表示窓15上方の特賞報知ランプ34の点灯によ
り表示される。
【0044】特賞状態は、当たり発生確率の高確率化に
基づく当たり(特賞状態において通常遊技状態と同様の
条件で発生した当たりは含まない)が所定回数発生した
か、または特賞状態への移行後に所定回数のゲーム(コ
イン投入から停止ボタン23、24、25の総ての操作
に至るまでが1回のゲームとなる)がなされたところで
終了する。例えば、上記の例で説明すると、特賞状態に
おいて発生確率が高められた「ベル」図柄による当たり
が8回発生するか、ゲームが全体で12回行われるかの
いずれかの条件が満たされたところで特賞状態は終了す
る。
【0045】本体ボックスの左右上部付近には、異常報
知ランプ35が備えられる。この異常報知ランプ35
は、パチスロ機10に異常状態(例えば、パチスロ機1
0に故障が生じたと思われる状態、あるいは不正行為が
行われたと思われる状態)が発生した場合に、点灯によ
りこれを報知するものである。
【0046】シンボル表示窓15の左下には、クレジッ
ト設定ボタン41、ベットボタン42、43が備えられ
る。また、シンボル表示窓15の右下には、クレジット
表示部44が備えられる。
【0047】クレジット設定ボタン41は、クレジット
機能を使用するためのもので、このクレジット設定ボタ
ン41が押されるたびに、クレジットモードが有効と無
効の間で切り換えられる。
【0048】クレジットモードが有効とされると、コイ
ン排出口26からコイン排出がなされなくなる代わり
に、排出されるべきコイン数がクレジット数として蓄積
される。このクレジット数の蓄積は、所定の上限枚数
(例えば50枚)まで可能であり、蓄積されたクレジッ
ト数はクレジット表示部に表示される。
【0049】また、有効なクレジットモードにおいて蓄
積されたクレジット数は、ベットボタン42、43を用
いて、コイン投入口22からのコイン投入に代えて使用
できる。この場合、ベットボタン42、43を押すこと
は、それぞれ1枚、3枚のコイン投入に相当し、クレジ
ット数からはそれぞれ1、3が差し引かれることにな
る。
【0050】一方、クレジットモードが無効とされる
と、それまでのクレジットが清算され、蓄積されていた
クレジット数のコインが、コイン排出口26からコイン
受け皿27に排出される。
【0051】なお、上記のように、本実施の形態では、
機械式のリール16、17、18によりシンボル列を移
動させて表示するようにしているが、シンボルの表示方
法はこのような形態に限られるものではなく、例えば、
液晶画面やCRT上にシンボルを画像表示するようにし
てもよい。
【0052】図3は、パチスロ機(スロットマシン遊技
機)10およびコイン補給ユニット100の制御系を示
す構成図である。
【0053】パチスロ機10の遊技機制御装置50は、
パチスロ機10における遊技を制御するもので、CP
U、ROM、RAM、インターフェース等から構成され
る。
【0054】この遊技機制御装置50には、インターフ
ェイスを介して、投入コイン計数センサ61によるコイ
ン投入口21へのコイン投入の検出信号、始動レバース
イッチ62による始動レバー22の操作の検出信号、停
止ボタンスイッチ63、64、65による左、中、右リ
ール停止ボタン23、24、25の操作の検出信号、ベ
ットボタンスイッチ67、68によるベットボタン4
2、43の操作の検出信号、クレジット切換スイッチに
よるクレジット設定ボタン41の操作の検出信号、リセ
ットスイッチ90によるリセット操作の検出信号がそれ
ぞれ入力される。
【0055】遊技機制御装置50は、これらの検出信号
に基づいて、停止ライン表示ランプ31、32A、32
B、33A、33B、クレジット表示器44、特賞報知
ランプ34、異常報知ランプ34、左、中、右リール駆
動部71、72、73(それぞれ左、中、右リール1
6、17、18の駆動部)にそれぞれ制御信号を送信し
て、これらの動作を制御する。
【0056】また、遊技機制御装置50は、始動レバー
スイッチ62による検出に基づいて当たりの抽選を行
い、特定種類の当たり発生により遊技が特賞状態(ボー
ナスモード)に移行した場合には、コイン補給ユニット
100の補給ユニット制御装置150への特賞中信号を
OFFからONに切り換える。また、クレジットモード
の終了にともなってクレジット数のコインが払い出され
ている間は、補給ユニット制御装置150へのクレジッ
ト清算中信号をONとして、クレジット清算中であるこ
とを知らせる。
【0057】ホッパー装置80は、コイン補給ユニット
から補給されたコインを貯留しておくとともに、遊技機
制御装置50からの指令に基づいてパチスロ機10のコ
イン排出口26にコインを排出する装置であって、コイ
ンを払い出すコイン払出機81を備えている。コイン払
出機81には、遊技機制御装置50からコイン払出を指
示する指令信号が入力される。また、ホッパー装置80
は排出コイン計数センサ82を備え、コイン払出機81
により払い出されたコイン数は計数されて遊技機制御装
置50に入力される。
【0058】また、ホッパー装置80内の貯留量が所定
量以下となった場合には、このコインの不足がコイン不
足センサ83により検出され、コイン補給を要求するコ
イン補給要求信号がコイン補給ユニット100の補給ユ
ニット制御装置150に入力される。
【0059】なお、コイン不足センサ83は、パチスロ
機10に一体に組み込まれるものであっても、パチスロ
機10とは別個に設けられるものであってもよい。ま
た、コイン不足センサ83からの補給要求信号は、補給
ユニット制御装置150に直接入力されるものとは限ら
ず、例えば、遊技制御装置50にいったん入力されて、
遊技制御装置50から補給ユニット制御装置150に伝
達されるようにしてもよい。
【0060】コイン補給ユニット100の補給ニット制
御装置150は、コイン補給ユニット150の動作を制
御する制御装置であって、CPU、ROM、RAM、イ
ンターフェース等から構成される。
【0061】前述したように、補給ユニット制御装置1
50は、コイン貯留量センサ104、揚送コインセンサ
114、計数センサ123、サブコイン貯留量センサ1
35、移送コインセンサ136からの検出信号が入力さ
れ、これらの検出信号およびパチスロ機10からのコイ
ン補給要求信号に基づいて、揚送装置110、導入ゲー
ト122、コイン移送装置133の動作を制御し、パチ
スロ機10へのコイン補給を行う。また、補給ユニット
制御装置150は、情報表示器141、異常状態発生の
報知等に使用されるランプ・LED142に指令信号を
送信して、これらの点灯動作を制御する。
【0062】さらに、本発明の特徴となる構成として、
補給ユニット制御装置150は、補給許可モードが禁止
であるにもかかわらず、コイン補給要求信号があった場
合には、異常状態発生と判定して異常対応処理を実行す
る。なお、後述するように、補給許可モードは、パチス
ロ機10からの特賞中信号とクレジット清算中信号の両
方がOFFであって、かつ、いずれかの信号がONであ
ったときから所定の遅延時間以上が経過しているときに
禁止となり、それ以外の場合が許可となる(詳しくは図
8のフローチャート参照)。
【0063】このように、特賞状態(ボーナスモード)
である場合またはクレジット清算中のように、大量のコ
インが払い出されてホッパー装置80内のコイン貯留量
が不足し得る場合に、コイン補給要求信号があれば、通
常通りコイン補給を行う。一方、特賞状態でもクレジッ
ト清算中でもなく、不正行為やホッパー装置80の故障
等でもない限り、ホッパー装置80内のコイン貯留量が
不足するほどの大量のコインが払い出されることが考え
られない場合に、コイン補給要求信号があれば、不適正
に大量のコインが払い出されているといえるので、異常
状態発生と判定する。
【0064】異常対応処理としては、(1)コイン補給
ユニット100からパチスロ機10へのコイン補給の停
止、(2)ランプ・LED142の点灯による異常発生
の報知、等の処理がなされる。(1)の異常対応処理を
実行することにより、不適正な排出を直ちに停止するこ
とができ、不正行為があったとしても不正な払出による
被害を最小限とすることができる。また、(2)の異常
対応処理を実行することにより、異常状態の発生を迅速
に知ることができ、直ちに対処することができる。
【0065】あるいは上記(1)の異常対応処理に代え
て、(3)コイン補給ユニット100からパチスロ機1
0へのコイン補給量を減少させる処理を実行してもよ
い。具体的には、コイン補給ユニット10からの補給を
間欠的にすることにより、連続的にコイン補給がなされ
る場合よりも同じ時間で供給されるコイン数を減少させ
る。この(3)の異常対応処理を行うことにより、不適
正な排出による損害を少なくしつつ、パチスロ機10に
対しては遊技の継続に必要な程度のコインを補給するこ
とができるので、不適正な払い出しがどのような原因で
生じているのかを確認するための時間(例えば、不正行
為が行われていることを確認して、証拠を収集するため
時間)を確保でき、異常発生に対してフレキシブルな対
応をすることができる。
【0066】コイン補給ユニット100は、リセット操
作(リセットボタンを押す操作であって、リセットスイ
ッチ143により検出される)により、異常対応処理か
ら通常状態に復帰する。
【0067】図4には、遊技機制御装置50における遊
技制御メイン処理の処理手順をフローチャートで示す。
【0068】電源が投入されると、ステップS1で初期
化処理が実行され、遊技機制御装置50のRAMのクリ
ア等がなされる。
【0069】ステップS2では、賭操作があったか否
か、具体的にはコイン投入口21へのコイン投入の投入
コイン計数センサ61による計数、またはベットボタン
42、43の操作のベットボタンスイッチ66、67に
よる検出のいずれかがあったか否かの判定を行い、賭操
作があればステップS3で、コイン投入数または操作さ
れたベットボタン42、43に相当する数と等しくベッ
ト数を更新し、ステップS4に進む。なお、ベットボタ
ン42、43が操作された場合には、操作されたベット
ボタン42、43に相当する数がクレジット数から減算
される。賭操作がなければそのままステップS4に進
む。
【0070】ステップS4では、始動レバー22の操作
があったか否かの判定がなされ、操作がなければステッ
プS4に進み、操作があればステップS6に進む。な
お、ベット数が0の場合には、始動レバー22が操作さ
れたとしても無効であり、ステップS4に進む。
【0071】ステップS4では、クレジット操作があっ
たか否か、具体的にはクレジット設定ボタン41の操作
がクレジット切換スイッチ68により検出されたか否か
の判定を行い、クレジット操作がなければステップS2
に戻る。クレジット操作があればステップS5のクレジ
ット操作処理(詳細は図5のフローチャート参照)を実
行してから、ステップS2に戻る。
【0072】ステップS6では、抽選処理が実行され
る。具体的には、始動レバースイッチ62による始動レ
バー22の操作タイミングに基づいて当たりまたは外れ
の判定がなされ、この判定に応じてリール16、17、
18の停止パターンが選択される。なお、前述したよう
に、停止パターンとしては複数のパターンが選択され、
実際のリール16、17、18の停止時には、これらの
パターンの中から、遊技者による停止ボタン23、2
4、25の操作に対して違和感がないと思われるものを
選択することになる。
【0073】ステップS7では、リール変動処理が実行
される。具体的には、左、中、右リール16、17、1
8の変動動作を開始するとともに、遊技者による停止ボ
タン23、24、25の操作に合わせて、対応する左、
中、右リール16、17、18をそれぞれ停止させる。
3つのリール16、17、18が停止したならば、ステ
ップS8に進む。
【0074】ステップS8では、コイン払出処理を実行
する。具体的には、遊技が当たりの場合には、その当た
りの種類(有効ラインに整列したシンボルにより表示さ
れる)に応じた数のコインを、ホッパー装置80に払い
出させる。なお、クレジットモードが有効の場合には、
クレジット数の加算処理および上限値を超えた分の払い
出しがなされる。
【0075】ステップS9ではボーナス対応処理(詳細
は図6のフローチャート参照)を実行し、ステップS1
0ではベット数を0クリアしてステップS2に戻る。
【0076】図5には、クレジット操作処理(遊技制御
メイン処理のステップS5)の処理手順をフローチャー
トで示す。
【0077】ステップS21では、クレジットモードの
切換処理を行う。すなわち、クレジットモードが有効で
あれば無効に切り換え、無効であれば有効に切り換え
る。
【0078】ステップS22では、クレジット数に残数
があるか否か(クレジット数>0であるか否か)の判定
を行い、残数があればステップS23に進み、残数がな
ければステップS26に進む。
【0079】ステップS23では、クレジット清算中信
号をONに切り換える(既にONであればそのまま維持
する。ステップS24ではコインを1枚払い出し、ステ
ップS25ではクレジット数を−1更新して、ステップ
S22に戻る。このように、クレジット数に残数がある
間は、ステップS23〜ステップS25の処理を繰り返
して、残数分のコインを排出する。
【0080】ステップS26では、クレジット清算中信
号をOFFに切り換えて(既にOFFであればそのまま
維持して)、ルーチンを終了する。
【0081】図6には、ボーナス対応処理(遊技制御メ
イン処理のステップS9)の処理手順をフローチャート
で示す。
【0082】ステップS31では、ボーナスモードが有
効であるか否かの判定がなされ、有効でなければステッ
プS32に進み、有効であればステップS35に進む。
【0083】ステップS32では、ボーナス開始条件が
成立したか、すなわち特定種類の当たりが発生したか否
かの判定がなされ、ボーナス開始条件不成立であればそ
のままルーチンを終了する。
【0084】一方、ボーナス開始条件成立であれば、ス
テップS33に進み、ボーナスモードを有効に設定す
る。続くステップS34では、特賞中信号をONに切り
換えて、ルーチンを終了する。
【0085】ステップS35では、ボーナス終了条件が
成立したか否かの判定を行う。具体的には、前述したよ
うに、ボーナスモードにおいて、(1)具体的に有利化
された当たり(発生確率が高確率化された当たり)が所
定回数(例えば8回)発生したこと、または(2)所定
回数(例えば12回)のゲームがなされたこと、のいず
れかの条件が満たされたときに、ボーナス終了条件が成
立する。ボーナス終了条件不成立であれば、そのままル
ーチンを終了する。
【0086】一方、ボーナス開始条件成立であれば、ス
テップS36に進み、ボーナスモードを無効に設定す
る。続くステップS37では、特賞中信号をOFFに切
り換えて、ルーチンを終了する。
【0087】図7には、補給ユニット制御装置150に
おける補給ユニット制御メイン処理の処理手順を示す。
【0088】電源投入されると、ステップS41で初期
化処理が実行され、補給ユニット制御装置150のRA
Mクリア等の処理がなされる。
【0089】ステップS42では、パチスロ機10から
のコイン補給要求信号が検出されたか否かの判定がなさ
れ、検出があったところでステップS43に進む。
【0090】ステップS43では、補給許可モードは許
可であるか否かの判定がなされる。ここで、補給許可モ
ードとは、パチスロ機10がボーナスモードあるいはク
レジット清算に基づいて大量のコイン払出を行う可能性
があると考えられるときに許可に設定され、これ以外の
場合に禁止に設定されるものであるが、具体的な設定に
ついては図8のフローチャートとともに詳しく後述す
る。
【0091】このステップS43の判定で補給許可モー
ドが許可である場合には、ステップS44に進み、コイ
ン補給処理を実行する。コイン補給処理では、パチスロ
機10からのコイン補給要求信号がOFFとなるまで
(ホッパー装置80におけるコイン不足が解消されるま
で)、コイン補給ユニット100からパチスロ機10へ
のコイン補給を実行する。
【0092】一方、補給許可モードが禁止であれば、補
給が禁止されているような状態にもかかわらずコイン補
給要求信号があることから、不適正な排出により大量の
コインが払い出されていると考えられるので、ステップ
S45に進み、異常対応処理を実行する。
【0093】図8には、補給ユニットタイマ割込処理の
処理手順をフローチャートで示す。この補給ユニットタ
イマ割込処理は、補給ユニット制御装置150におい
て、補給ユニット制御メイン処理に対する割込処理とし
て、所定の割込時間毎に実行されるものである。
【0094】ステップS51では、クレジット清算状態
の更新処理が実行される。ここで、クレジット清算状態
とは補給ユニット制御装置150の状態であって、「実
行中」、「タイマ計時中」、「休止中」の3つの状態の
いずれかをとる。具体的には、パチスロ機10からのク
レジット清算中信号がONであれば「実行中」、クレジ
ット清算中信号がONからOFFに切り換わった場合に
この切り換えのときから所定の遅延時間が経過するまで
は「タイマ計時中」、これら以外の場合には「休止中」
となる。「タイマ計時中」は、クレジット清算が終わっ
た直後には、クレジット清算で払い出されたコインの補
給がなされていない場合があり得ることから、「実行
中」が終了してから所定時間(遅延時間)は、「休止
中」とは区別して、むしろ「実行中」と同様に扱うため
に設けられるものである。
【0095】ステップS52では、ボーナス発生状態の
更新処理が実行される。ここで、補給ユニット制御装置
150の状態であるボーナス発生状態は、クレジット清
算状態と同様に、「実行中」、「タイマ計時中」、「休
止中」の3つの状態のいずれかをとるもので、具体的に
は、パチスロ機10からの特賞中信号がONであれば
「実行中」、特賞中信号がONからOFFに切り換わっ
た場合にこの切り換えのときから所定の遅延時間が経過
するまでは「タイマ計時中」、これら以外の場合には
「休止中」となる。また、「タイマ計時中」を設けた趣
旨もクレジット清算状態の場合と同様であり、ボーナス
モードが終わった直後には、ボーナスモードで払い出さ
れたコインの補給がなされていない場合があり得ること
から、「実行中」が終了してから所定時間(遅延時間)
は、「休止中」とは区別して、むしろ「実行中」と同様
に扱うためである。
【0096】ステップS53では、クレジット清算状態
は「休止中」であるか否かの判定を行い、休止中であれ
ばステップS54に進み、「休止中」でなければステッ
プS55に進む。
【0097】ステップS54では、ボーナス発生状態は
「休止中」であるか否かの判定を行い、「休止中」であ
ればステップS56に進み、「休止中」でなければステ
ップS55に進む。
【0098】ステップS55では、補給許可モードに許
可を設定し、補給ユニット制御メイン処理に復帰する。
【0099】一方、ステップS56では、補給許可モー
ドに禁止を設定し、補給ユニット制御メイン処理に復帰
する。
【0100】このように、クレジット清算状態とボーナ
ス発生状態のいずれかが「実行中」または「タイマ更新
中」であれば、適正なコイン排出においても大量のコイ
ンが排出される可能性があり、パチスロ機10のホッパ
ー装置80にコイン不足が発生しても異常状態であると
はいえないから、補給許可モードには許可が設定され、
パチスロ機10に対するコイン補給は通常通り実行され
る。一方、クレジット状態とボーナス発生状態がいずれ
も「休止中」である場合には、ホッパー装置80にコイ
ン不足が生じるほどのコイン排出はないはずであり、こ
のような状態でホッパー装置80にコイン不足が生じた
ならば異常状態と考えてもよいことから、補給許可モー
ドには禁止を設定し、この状態でパチスロ機10からコ
イン補給要求信号が来れば異常状態発生と判定して、異
常対応処理を行う。これにより、異常発生を迅速に検知
できるとともに、異常発生時における被害を最小限にで
きる。
【0101】なお、上記実施の形態は、パチスロ機10
に対してコインを補給するコイン補給ユニット100に
関するものであるが、本発明は、このような形態に限ら
れるものではなく、例えばパチンコ機に遊技球を補給す
る補給装置等、遊技機に遊技媒体を供給する任意の遊技
媒体供給装置に適用できる。
【0102】また、上記実施の形態では、遊技機(パチ
スロ機10)の採り得る遊技状態は、通常遊技状態と特
別遊技状態の2種類であるが、本発明はこのような形態
に限られるものではない。例えば、3つ以上の複数種類
の遊技状態を備え、これら複数の遊技状態のうち一つあ
るいは2つ以上を特別遊技状態としてもよい。具体的
に、 (1)実施の形態で示したようなボーナスモード(コイ
ン払出数の期待値が向上するモード)が発生する確率が
増大するモード(「ビッグボーナス」モード) (2)コイン払出数の期待値が向上するモードにおい
て、具体的に高確率された当たりの発生回数に上限値が
定められていないモード(「集中」モード) (3)遊技者がリール16、17、18の停止タイミン
グをリール停止ボタン23、24、25の操作を介して
実際に決定できるようにする(リール16、17、18
の停止位置を狙えるようにする)ことで、実質的な意味
でコイン獲得の可能性が高められるモード(「チャレン
ジタイム」モード)は、いずれも特別遊技状態といえ
る。
【0103】なお、今回開示された実施の形態は総ての
点で例示であって制限的なものではない。また、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特
許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における島ユニットを示す
断面図である。
【図2】同じくパチスロ機を示す図である。
【図3】同じくパチスロ機およびコイン補給ユニットの
制御系を示すブロック構成図である。
【図4】同じく遊技制御メイン処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】同じくクレジット操作処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】同じくボーナス対応処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】同じく補給ユニット制御メイン処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】同じく補給ユニットタイマ割込処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチスロ機 50 遊技機制御装置 80 ホッパー装置 83 コイン不足センサ 100 コイン補給ユニット 110 揚送装置 122 導入ゲート 150 補給ユニット制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機におけ
    る遊技媒体貯留量の不足を知らせる遊技媒体不足信号を
    受信可能な遊技媒体不足信号受信手段と、 前記遊技媒体不足信号に基づいて前記遊技機に遊技媒体
    を供給する供給手段と、 を備えた遊技媒体供給装置において、 前記遊技機が遊技媒体の払い出しの可能性が増大する特
    別遊技状態にあるか否かを示す遊技状態信号を受信可能
    な遊技状態信号受信手段と、 前記遊技状態信号が遊技状態が特別遊技状態でないこと
    を示しているにもかかわらず前記遊技媒体不足信号を受
    信した場合に異常発生と判定する異常判定手段と、 この異常判定手段により異常発生の判定がなされた場合
    に所定の異常対応処理を実行する異常対応手段と、 を備えたことを特徴とする遊技媒体供給装置。
  2. 【請求項2】前記異常対応手段は、前記供給手段による
    遊技媒体の供給を停止する供給停止手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の遊技媒体供給装置。
  3. 【請求項3】前記異常対応手段は、前記供給手段による
    遊技媒体の供給量を減少させる供給量減少手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技
    媒体供給装置。
  4. 【請求項4】前記異常対応手段は、前記異常判定手段に
    より異常判定がなされたことを報知する異常報知手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    か一つに記載の遊技媒体供給装置。
  5. 【請求項5】前記異常判定手段は、前記遊技状態信号が
    特別遊技状態であることを示すものから特別遊技状態で
    ないことを示すものに切り換わってから所定時間が経過
    するまでは異常判定を行わないようにしたことを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の遊技
    媒体供給装置。
  6. 【請求項6】前記遊技機に遊技媒体の払い出しを精算時
    まで保留しておく機能を備える一方、遊技媒体払い出し
    の清算処理が実行されているか否かを示す清算状態信号
    を受信可能な清算状態信号受信手段を備え、前記異常判
    定手段は前記清算処理が実行されていることを示す清算
    状態信号を受信している間は異常判定を行わないように
    したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    一つに記載の遊技媒体供給装置。
  7. 【請求項7】前記異常判定手段は、前記清算状態信号が
    清算処理が実行されていることを示すものから清算処理
    が実行されていないことを示すものに切り換わってから
    所定時間が経過するまでは異常判定を行わないようにし
    たことを特徴とする請求項6に記載の遊技媒体供給装
    置。
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