JP2003071091A - 遊技機、遊技機用のプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用のプログラム及び記憶媒体

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JP2003071091A
JP2003071091A JP2002179139A JP2002179139A JP2003071091A JP 2003071091 A JP2003071091 A JP 2003071091A JP 2002179139 A JP2002179139 A JP 2002179139A JP 2002179139 A JP2002179139 A JP 2002179139A JP 2003071091 A JP2003071091 A JP 2003071091A
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games
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payout
gaming machine
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JP2002179139A
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Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshinori Sugisaka
美紀 杉坂
Takahiro Sakurai
隆博 桜井
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続して行った遊技に対して極端な不利益を被
ったり、遊技者が著しく大きな利益を得たりせずに、健
全な遊技ができるように、適正な品質管理が行い得る遊
技機、遊技機用プログラム、及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】遊技機に供給して遊技を行うために使用す
る使用遊技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出
され得る払出遊技媒体数との関係において、第1の遊技
回数にて行われる遊技における総使用遊技媒体数に対す
る総払出遊技媒体数の比率に上限を設けると共に、前記
第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行われる
遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率に上限を設けて所定比率内に制御する
制御手段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技媒体を遊技機に
供給することによって遊技を行うことができ、遊技の結
果として遊技機から遊技媒体が払い出され得るように構
成された遊技機、遊技機用のプログラム及び記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機やパチス
ロ等の回胴式遊技機を含む遊技機は、遊技媒体を供給す
ることによって遊技を行い、遊技の結果として遊技媒体
が払い出され得るように構成されている。
【0003】例えば、弾球遊技機(第1種特別電動役
物)は、ハンドル操作によって遊技媒体(例えば、パチ
ンコ球)を発射する装置があり、この発射装置で発射さ
れたパチンコ球がゲージ(所定遊技領域)を通って始動
入賞口に入ると、通称デジタルといわれる表示装置に表
示される図柄の変動が開始される。図柄の変動が停止さ
れて表示装置で表示される図柄の組み合わせが予め定め
られた大当たりの組み合わせであると、そのことに基づ
いて大当たり遊技状態が発生し、より多くの賞球を獲得
することが可能となる。なお、弾球遊技機は制御手段と
して主制御装置と、主制御装置からの信号(コマンド)
により表示装置等の各機器を制御する複数の副制御装置
を備えている。
【0004】大当たり遊技状態が発生する大当たり確率
は、毎回完全確率方式の元に成り立っている。この毎回
完全確率方式とは、どのような状況で打ち出しても、通
常時(確率変動中及び権利中は除く)に製造メーカーの
定めた機種確率に常に一定であることを言う。例えば、
確率が1/300 の機種であれば、連続する1〜300の数値の
カウンタが電源投入と同時に常に一定の周期にて動作さ
れ、遊技媒体(パチンコ球)が始動入賞口を通過した瞬
間の値(乱数)を取り出しするように構成され、毎回始
動入賞口にパチンコ球が通過する毎に、大当たり抽選を
プログラム上で行う方式となっている。この構成によ
り、機種確率が常に一定に保たれるよう設定されてい
る。
【0005】また、弾球遊技機には、大当たり遊技状態
の発生確率を条件に応じて2段階(低確率と高確率)で
変動させる機能、いわゆる確率変動機能(確変)を有す
るものも知られている。この弾球遊技機では、予め定め
た特別図柄で大当たり遊技状態が発生すると、次回の大
当たり遊技状態が発生するまでその発生確率が高められ
る。
【0006】そして、低確率で大当たり遊技状態を発生
させるモード(低確率モード)から、それよりも高い確
率で大当たり遊技状態を発生させるモード(高確率モー
ド)に切り換えられる。さらに、高確率モード中に予め
定められた特別図柄で大当たり遊技状態が発生すると、
次回以降も同モードが継続される。このように高確率モ
ードが連続すると、この連続回数の増加に従い賞球の獲
得数が増加してゆく。
【0007】賞球は入賞球により発生するが、弾球遊技
機では、入賞球1個当りにつき予め決められた数のパチ
ンコ球を計数して排出する賞球払出機能として実行され
る。
【0008】かかる賞球払出機能は、確実な球排出が要
求され、受け皿に排出されるパチンコ球を計数する計数
機能と、所定数のパチンコ球を排出した時にパチンコ球
の排出を停止するストッパ機能とを備えている。そし
て、これら計数機能とストッパ機能はパチンコ遊技機の
制御手段(主制御装置)の指令(コマンド)に基づき実
施される。
【0009】ところで、パチンコ遊技機等の弾球遊技機
やパチスロ等の回胴式遊技機は、遊技の結果(賞品)と
して払い出され得る遊技媒体(パチンコ球やメダル)を
無制限に払い出してよいものではなく、行き過ぎた遊技
性(射幸性)を抑制するために、遊技を行うために使用
する使用遊技媒体の総数量(総使用遊技媒体)に対する
遊技の結果にて得られる払出遊技媒体の総数量(総払出
遊技媒体)の比率をある一定の枠組み(規制値)の中に
収めるように大当たり確率や確変システムなどがそれぞ
れ設定されている。
【0010】行き過ぎた射幸性を抑制するために、従来
は、パチンコ遊技機の場合、例えば遊技盤面のゲージ設
計により統計的確率的に入賞口へ入賞する確率にある程
度の目標値としての制限を設けたり、大当たり確率を決
める乱数抽選やランダムカウンタによる抽選での大当た
り確率(通常、ROMに記憶されている)に制限を設け
て規制していた。また、大当たり抽選の権利を連続して
得られる回数、すなわち図柄変動の最大実行予定(保
留)回数には下*限値が設けられ、図柄変動の最大実行
予定回数(上限値)よりも多く入賞すると、最大実行予
定回数を超えた入賞分は賞球には該当しても当該権利の
対象とならないように無効扱いとする制御を行ってい
た。
【0011】他方、パチスロ等回胴式遊技機の場合、ビ
ックボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームや他の
入賞役の入賞確率(通常、ROMに記憶されている)に
制限を設けて規制していた。
【0012】そして、遊技機は、射幸性を促*進するた
めの設定に基づいて機能し、総使用遊技媒体に対する総
払出遊技媒体の比率がある規制値の中に収められている
か否か、の品質管理を行ってから遊技場(ホール)等へ
出荷される。
【0013】この品質管理は、従来、一定時間(例え
ば、10時間)にて行われる遊技における総使用遊技媒
体に対する総払出遊技媒体の比率を算出し、この比率が
あるおおよその規制値(例えば、下限値1/2倍から上
限値2倍くらい)の中に収められているか否かを検査す
ることで行ってきた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遊技機
の品質管理では、一定時間(例えば、10時間)にて1
回のみの検査なので、前記一定時間以外の場合におい
て、本当に前記規制値の中に収められているか、遊技機
の品質管理に不安があった。また、従来の遊技機の品質
管理では、統計的確率程度の目標値や乱数抽選の確率で
しか規制できず、厳密な意味で規制を実行してはいなか
った。更に、総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体
数の比率に上限または下限などの監視及び制限処理が設
けられてはいなかった。
【0015】そして、一定時間以外の場合において、前
記比率が規制値の中に収められていないと、連続して行
った遊技に対して大きな不利益(損害)を被ることで遊
技者の遊技機離れが起きてしまい、ホールや遊技機製造
メーカーが打撃を被ったり、反対に著しく大きな利益を
遊技者に与えて射幸心を煽る遊技機として認定されて製
造できなくなるといった問題が生じる。
【0016】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であって、連続して行った遊技に対して著しく大きな利
益を遊技者に与えて射幸心を煽ったりせずに、健全な遊
技ができるように、適正な品質管理が行い得る遊技機、
遊技機用のプログラム及び記憶媒体を提供することを技
術的課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機は、前述
の技術的課題を解決するために以下のように構成されて
いる。すなわち、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技機
に供給することによって遊技を行うことができ、遊技の
結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され得
るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供給
して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊技
の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数と
の関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技にお
ける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比率
に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数よりも多い
第2の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊
技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率に上限を
設けて所定比率内に制御する制御手段を有することを特
徴とする。
【0018】この構成によれば、第1の遊技回数の場合
における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の
比率の上限と、第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回
数の場合における前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率の上限と、の2つの時間帯での上
限値を設けて前記比率を規制することで、適正な品質管
理が行い得る。従って、一定の少ない回数行った遊技に
対して著しく大きな利益を遊技者に付与することをしな
いと共に、一定の多い回数行った遊技に対しても著しく
大きな利益を遊技者に与えることをしないようにし、健
全な遊技を提供できる効果を奏する。
【0019】また、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数にて行わ
れる遊技を含んで、前記第1の遊技回数よりも多い第2
の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒
体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率に上限を設け
て所定比率内に制御する制御手段を有することを特徴と
する。
【0020】この構成によれば、第1の遊技回数の場合
における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の
比率の上限と、第1の遊技回数にて行われる遊技を含ん
で、第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数の場合に
おける前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒
体数の比率の上限と、の所定遊技回数帯(範囲)の中で
異なる2点の上限値を設けて前記比率を規制すること
で、適正な品質管理が行い得る。従って、一定の少ない
回数行った遊技に対して著しく大きな利益を遊技者に付
与することをしないと共に、一定の多い回数行った遊技
に対しても著しく大きな利益を遊技者に与えることをし
ないようにし、健全な遊技を提供できる効果を奏する。
また、第2の遊技回数が第1の遊技回数を含んでいるの
で、第1の遊技回数と第2の遊技回数が関連しており、
第1の遊技回数における制限を満足していながら第2の
遊技回数における制限を満足しない場合や、その逆の場
合などが起こることを少なくでき、比較的少ない一部の
遊技回数帯内で大きな出球の増減がなく、比較的安定し
た安心できる遊技が行える。
【0021】更に、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数よりも多
い第2の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率に上限
を設け、前記第1の遊技回数は前記第2の遊技回数の中
における任意の如何なる部分でもあることを満足させる
ように所定比率内に制御する制御手段を有することを特
徴とする。
【0022】この構成によれば、第1の遊技回数の場合
における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の
比率の上限と、第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回
数の場合における前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率の上限と、の所定遊技回数帯(範
囲)の中で異なる2点の上限値を設け、更に第1の遊技
回数が第2の遊技回数の中における任意の如何なる部分
でも前記比率を規制することで、確実かつ適正な品質管
理が行い得る。従って、一定の少ない回数行った遊技に
対して著しく大きな利益を遊技者に付与することをしな
いと共に、一定の多い回数行った遊技に対しても著しく
大きな利益を遊技者に与えることをしないようにし、健
全な遊技を提供できる効果を奏する。また、第1の遊技
回数は第2の遊技回数の中における任意の如何なる部分
でもあることを満足するので、第1の遊技回数と第2の
遊技回数が密接に関連しており、第1の遊技回数におけ
る制限を満足しかつ第2の遊技回数における制限を満足
していると、定められた遊技回数帯の中のどの定められ
た遊技回数帯でも制限を満足するので、どの定められた
遊技回数帯内でも大きな出球の増減がなく、極めて安定
した安心できる遊技が行える。
【0023】また、本発明は、各遊技毎の使用遊技媒体
数に対する払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に
上限を設ける構成も含まれる。すなわち、本発明の遊技
機は、遊技媒体を遊技機に供給することによって遊技を
行うことができ、遊技の結果として前記遊技機から前記
遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技機であ
って、前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する
使用遊技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出さ
れ得る払出遊技媒体数との関係において、第1の遊技回
数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技
媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当た
り平均に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数より
も多い第2の遊技回数にて行われる遊技における、各遊
技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数
の比率の1遊技当たり平均に上限を設けて所定比率内に
制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0024】この構成によれば、各遊技毎の使用遊技媒
体数に対する払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均
に上限を規定しているので、遊技1回当たりの平均利益
率に制限が設けられることになり、少なくとも遊技1回
当りの比率で著しく大きな利益が得られることがなく、
遊技者に幻想的な期待感を与えることがないので、遊技
者の射幸心を煽ることがなく、健全な利益保証のできる
遊技を提供する効果を奏する。
【0025】また、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払
出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を設ける
と共に、前記第1の遊技回数にて行われる遊技を含ん
で、前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて
行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数
に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均
に上限を設けて所定比率内に制御する制御手段を有する
ことを特徴とする。
【0026】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯における各遊技毎の使用遊技媒体数に対する払出遊技
媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を規定している
ので、前記遊技回数帯内において遊技1回当たりの平均
利益率に制限が設けられることになり、少なくとも遊技
1回当りの比率で著しく大きな利益が得られることがな
く、遊技者に幻想的な期待感を与えることがないので、
遊技者の射幸心を煽ることがなく、健全な利益保証ので
きる遊技を提供する効果を奏する。また、第2の遊技回
数が第1の遊技回数を含んでいるので、第1の遊技回数
と第2の遊技回数が関連しており、第1の遊技回数にお
ける制限を満足していながら、第2の遊技回数における
制限を満足しない場合や、その逆の場合などが起こるこ
とを少なくでき、所定遊技回数帯における比較的少ない
一部の遊技回数帯内で大きな出球の増減がなく比較的安
定した安心できる遊技が行える。
【0027】更に、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払
出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を設ける
と共に、前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数
にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒
体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり
平均に上限を設け、前記第1の遊技回数は前記第2の遊
技回数の中における任意の如何なる部分でもあることを
満足させるように所定比率内に制御する制御手段を有す
ることを特徴とする。
【0028】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯における各遊技毎の使用遊技媒体数に対する払出遊技
媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を規定している
ので、前記遊技回数帯内において遊技1回当たりの平均
利益率に制限が設けられることになり、少なくとも遊技
1回当りの比率で著しく大きな利益が得られることがな
く、健全な利益保証のできる遊技を提供する効果を奏す
る。また、第1の遊技回数は第2の遊技回数の中におけ
る任意の如何なる部分でもあることを満足するので、第
1の遊技回数と第2の遊技回数が密接に関連しており、
第1の遊技回数における制限を満足してかつ第2の遊技
回数における制限を満足していると、所定遊技回数帯の
中のどの定められた遊技回数帯でも制限を満足させるこ
とができるので、大きな出球の増減がなく極めて安定し
た安心できる遊技が行える。
【0029】更にまた、本発明の遊技機は、下記に示す
払出遊技媒体数を抑制する制御を行う構成も含まれる。
すなわち、本発明の遊技機は、前記第1の遊技回数にて
行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前
記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の値として設け
た準上限に達したとき、及び、前記第2の遊技回数にて
行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前
記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の値として設け
た準上限に達したとき、の少なくともいずれか一方のと
き、払出遊技媒体数を抑制させる制御手段を有すること
を特徴とする。
【0030】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯において上限に達しないうちに払出遊技媒体数を抑制
する制限を行うので、上限に達することがなく、本発明
を確実に実施できる。
【0031】また、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊
技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当
たり平均が上限より下の値として設けた準上限に達した
とき、及び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技にお
ける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出
遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が上限より下の値
として設けた準上限に達したとき、の少なくともいずれ
か一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制させる制御手
段を有することを特徴とする。
【0032】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯において上限に達しないうちに払出遊技媒体数を抑制
する制限を行うので、上限に達することがなく、本発明
を確実に実施できる。
【0033】更に、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達したと
き、及び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技におけ
る前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数
の比率が上限に達したとき、の少なくともいずれか一方
のとき、前記払出遊技媒体数を抑制させる制御手段を有
することを特徴とする。
【0034】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯において上限に達したら払出遊技媒体数を抑制する制
限を行うので、上限を大幅に超えることがなく、本発明
の目的を達成できる。
【0035】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が上限に達したとき、及び、前記第2の遊
技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用
遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技
当たり平均が上限に達したとき、の少なくともいずれか
一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制させる制御手段
を有することを特徴とする。
【0036】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯において上限に達したら払出遊技媒体数を抑制する制
限を行うので、上限を大幅に超えることがなく、本発明
の目的を達成できる。
【0037】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達しな
いように上限に達する前、及び、前記第2の遊技回数に
て行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する
前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達しないように上
限に達する前、の少なくともいずれか一方のとき、前記
払出遊技媒体数を抑制させる制御手段を有することを特
徴とする。
【0038】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯において上限に達しないうちに払出遊技媒体数を抑制
する制限を行うので、上*限に達することがなく、本発
明を確実に実施できる。
【0039】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が上限に達しないように上限に達する前、
及び、第2の遊技回数にて行われる遊技における、各遊
技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数
の比率の1遊技当たり平均が上限に達しないように上限
に達する前、の少なくともいずれか一方のとき、前記払
出遊技媒体数を抑制させる制御手段を有することを特徴
とする。
【0040】この構成によれば、異なる2つの遊技回数
帯において上限に達しないうちに払出遊技媒体数を抑制
する制限を行うので、上限に達することがなく、本発明
を確実に実施できる。
【0041】更にまた、本発明の遊技機は、異なる2つ
の遊技回数帯において使用する使用遊技媒体に対する払
い出され得る払出遊技媒体数の比率を重畳して制御する
比率制御手段を備える構成も含まれる。すなわち、本発
明の遊技機は、遊技媒体を遊技機に供給することによっ
て遊技を行うことができ、遊技の結果として遊技機から
遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技機であ
って、前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する
使用遊技媒体数に対する、遊技の結果前記遊技機から払
い出され得る払出遊技媒体数の比率を制御する比率制御
手段を備え、前記比率制御手段による制御が第1の遊技
回数における前記比率を第1の所定範囲内となるように
制御する第1の制御と、第2の遊技回数における前記比
率を第2の所定範囲内となるように制御する第2の制御
とを重畳して実行させる重畳手段を有することを特徴と
する。
【0042】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数は前記第2の遊技回数よりも少なく設定され、
かつ前記第1の所定範囲または/および第2の所定範囲
はそれぞれ上限値を規定するものである。
【0043】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
所定範囲または/および第2の所定範囲はそれぞれ下限
値を規定するものである。
【0044】更にまた、本発明は、遊技媒体を遊技機に
供給することによって遊技を行うことができ、遊技の結
果として遊技機から遊技媒体が払い出され得るように構
成された遊技機用のプログラムであって、前記遊技機に
供給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数に対
する、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊
技媒体数の比率に関して、第1の遊技回数における前記
比率を第1の所定範囲内となるように制御する第1の制
御手段と、第2の遊技回数における前記比率を第2の所
定範囲内となるように制御する第2の制御手段と、前記
第1の制御手段と前記第2の制御手段とを重畳して実行
する重畳手段としてコンピュータを機能させるための遊
技用のプログラムであることを特徴とする。
【0045】更にまた、本発明は、遊技媒体を遊技機に
供給することによって遊技を行うことができ、遊技の結
果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され得る
ように構成された遊技機用のプログラムであって、前記
遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊技媒
体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る払出
遊技媒体数との関係において、第1の遊技回数にて行わ
れる遊技における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技
媒体数の比率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回
数よりも多い第2の遊技回数にて行われる遊技における
前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の
比率に上限を設けて所定比率内に制御する制御手段とし
てコンピュータを機能させるための遊技機用のプログラ
ムであることを特徴とする。
【0046】更にまた、本発明は、遊技媒体を遊技機に
供給することによって遊技を行うことができ、遊技の結
果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され得る
ように構成された遊技機用のプログラムであって、前記
遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊技媒
体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る払出
遊技媒体数との関係において、第1の遊技回数にて行わ
れる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対
する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上
限を設けると共に、前記第1の遊技回数よりも多い第2
の遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記
使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1
遊技当たり平均に上限を設けて所定比率内に制御する制
御手段としてコンピュータを機能させるための遊技機用
のプログラムであることを特徴とする。
【0047】この構成によれば、遊技機用のプログラム
が、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネ
ットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等に読み込ま
れることにより、業務用または家庭用のテレビゲーム
機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュー
タ等を遊技機として機能させることができる。
【0048】また、上述した構成によれば、遊技場に固
定された遊技機に限らず、モニタ画面を有するコンピュ
ータがあれば、前記プログラムに基づいて使用遊技媒体
数に対する払出遊技媒体数の比率が所定範囲内で推移す
る遊技を楽しむことができる。
【0049】更にまた、本発明は、コンピュータに実行
させる遊技機用のプログラムにおいて、仮想の遊技媒体
を仮想の遊技機に供給することによって遊技を行うこと
ができ、遊技の結果として前記遊技機から前記遊技媒体
が払い出され得るように構成されたプログラムであるこ
とを特徴とする。
【0050】なお、仮想の記憶媒体とは、遊技の結果に
より得られる得点又は利益又は賞品に係るプログラムデ
ータ、若しくは当該プログラムを記録した媒体、電子又
は磁気カード等に記録されたデータなどである。
【0051】更にまた、本発明は、遊技機用のプログラ
ムが記憶されるとともに、当該プログラムをコンピュー
タにて読み取らせ、遊技機として機能させることのでき
る記憶媒体であることを特徴とする。
【0052】この構成によれば、本発明の各請求項に係
わる遊技機における全ての構成要件を当該プログラム及
び当該プログラムを記録した記録媒体の構成要件とし
て、各々の発明とすることができる。また、当該プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と
しては、例えば、ROM(Read Only Memory)、MO(M
agnet Optical)、CD(Compact Disk)、磁気記憶媒体等
が例示できる。なお、前述の遊技媒体又は賞品には遊技
球(パチンコ球)、メダルも含まれるものとする。ま
た、以上の各構成は、可能な限り互いに組み合わせるこ
とができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づいて更に詳細に説明する。本実施形態では、遊技機と
して遊技用媒体に弾球(以下特に断らない限り「パチン
コ球」という。)を使う弾球遊技機(以下「パチンコ遊
技機」という。)を例示する。
【0054】図1に示すパチンコ遊技機Iは、風適法
(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)
の内規上「第1種から第3種」に区分される。
【0055】先ずパチンコ遊技機の全体像を図1及び図
2を用いて説明する。図1は、パチンコ遊技機Iをその
正面側から見た斜視図であり、図2は遊技盤1の正面図
である。
【0056】パチンコ遊技機Iにおける遊技盤1には、
図1及び図2に示すように、発射装置であるハンドル2
8の操作によって発射されたパチンコ球を遊技盤1内の
遊技領域3に誘導する。この遊技領域3には、図柄表示
装置30と、開閉部材7により開閉される大入賞装置6
と、左右一対の可動翼片4a,4bを有する始動入賞口
4と、一般入賞口9,9と、アウト口26等が設けられ
ている。
【0057】そして、このパチンコ遊技機Iは、プリペ
イドカードシステムに対応しており、隣接してプリペイ
ドカードユニットIIが備えられている。
【0058】プリペイドカードユニットIIは、その内
部にカードリーダ29を備えており、遊技者は遊技の実
行前に購入しておいたプリペイドカード35をこのカー
ドリーダ29の読取口33に挿入し、パチンコ遊技の実
行準備に入る。
【0059】遊技領域3のほぼ中央部には、液晶表示に
より数字,記号,模様などの複数の識別情報(以下、
「図柄」という。)を可変表示する図柄表示装置30が
設置されている。
【0060】図柄表示装置30は、遊技盤表面1の中央
部に設けられ、当該図柄表示装置は周知である3桁の図
柄(32a,32b,32c)による変動表示態様と確
定停止表示態様を表す判定結果表示部32を有する。こ
の判定結果表示部32に表示される3桁の図柄(32
a,32b,32c)は、始動入賞口4の付近に設けら
れた始動入賞球検知センサ5にて検知されることによ
り、検出された信号をパチンコ遊技機I内部に設けられ
た入力インターフェースを介して主制御装置60(図3
参照)に送ることで判定プログラムが実行され乱数抽選
が行われ、抽出された値に基づき各変動する図柄と変動
図柄背景の態様、及び確定停止図柄の表示態様が決定さ
れて判定結果表示部32により、当たり、外れの表示が
なされる。当該確定停止図柄の組み合わせが所定の確定
停止表示態様となると、遊技者が有利にゲームを進める
事の出来る特定遊技状態(大当たりまたは確率変動付き
大当たり等)が始まるようになる。
【0061】始動入賞口4は、図柄表示装置30の下方
に設けられている。始動入賞口4は、ここにパチンコ球
が入ると図柄変動の起因となるので、始動入賞口4にパ
チンコ球が入った場合を始動入賞したというと共に、始
動入賞口は始動口ともいう。なお、一般入賞口9,9に
パチンコ球が入った場合も入賞したといい、入賞したパ
チンコ球を以下特に断らない限り「入賞球」という。入
賞の有無は、始動入賞口4にパチンコ球が入ると、パチ
ンコ球は入賞球検出器である入賞検出センサ(入賞口ス
イッチ)5によって検出される。また、一般入賞口9,
9の場合も同様に入賞口スイッチによって検出される。
【0062】そして、入賞口スイッチによって入賞球が
検出されると、賞球が発生し、払出機構は所定数(この
実施の形態では14個)の賞球を行う。この払出機構に
ついては後述する。一方、入賞しなかったパチンコ球は
アウト口26に入り、アウト球となる。
【0063】しかして、パチンコ球が始動入賞口4に入
賞して入賞検出センサ5が検知すると、大当たり判定プ
ログラムについでリーチ演出選択プログラム等によりそ
れぞれ乱数が引き当てられる。
【0064】その後、図柄表示装置30に表示される特
別図柄32a,32b,32cが変動を開始し、変動開
始後一定時間が経過すると、左・中・右の順で特別図柄
32a,32b,32cが変動を停止して図柄が確定す
る。そこでこの実施の形態では、右側の特別図柄32a
を第1停止図柄、中の特別図柄32bを第2停止図柄、
左側の特別図柄32cを第3停止図柄という。
【0065】なお、特別図柄とは、変動表示部が、予め
定められた態様になるように表示されることを条件とし
て、特別な遊技状態(例えば、大当たり)に移行する性
質を持つような、前記変動表示部に表示される図柄等を
いう。一般的な弾球遊技機の場合で説明すると、遊技盤
面上の特定の入賞口に遊技球が入賞するか、または、特
定のゲートを遊技球が通過するか等をした時に、特別な
遊技状態移行への条件となる遊技機に設けられた変動表
示部に表示される特別図柄が変動を開始し、予め定めら
れた態様となるように表示されることを条件として、通
常状態では大入賞口(著しく入賞を容易にする機能を有
する入賞口)を閉鎖する受板を有して遊技球が入賞され
ないようになっている通称アタッカーと呼ばれる形式の
大入賞装置により、一定期間、遊技盤裏面に設けられた
ソレノイド等により前記受板を手前側に倒れさせて開放
し、大入賞口に著しく容易に遊技球が入賞できるように
なっているものである。
【0066】そして、大当たり乱数発生範囲値から取得
した乱数の値が予め定められていた大当たり乱数値と同
じであればリーチが掛かり、リーチ演出の後、特定遊技
状態(大当たり遊技状態ともいう)となり、図柄表示装
置30の表示領域50全面に大当たり画面が表示され
る。なお、リーチ演出などの各種演出も表示領域50に
表示される。
【0067】始動入賞口4に入賞したパチンコ球の数
は、保留球として所定の最大数(例えば4個)まではパ
チンコ遊技機Iの保留球記憶メモリ(RAM60b;保
留球数記憶手段)に記憶され図柄変動終了時に1つ毎に
消去される。なお保留球記憶メモリへの記憶個数のこと
を特別図柄変動記憶個数ということもある。
【0068】保留球数は、遊技盤面上に設けられた保留
ランプである保留球表示LED44の点灯数によって遊
技者にわかるようになっている。そして点灯している保
留球表示LED44の数から、遊技者は、残りどれだけ
図柄変動表示(ドラムの回転)するかを知ることができ
る。よって点灯している保留球表示LED44の数は、
前記図柄変動の開始条件となる入賞についてその所定の
有効回数(例えば4回)を示す始動記憶情報といえる。
【0069】また、始動入賞口4の近傍には大入賞装置
6を有する。大入賞装置6は、第1種特別電動役物(通
称アタッカー)と呼ばれる形式のもので、通常状態では
大入賞口8を閉鎖する開閉部材7を有してパチンコ球が
入賞されないようになっており、前記特定遊技状態時の
場合のみ一定期間、図示しない遊技盤裏面に設けられた
ソレノイドにより開閉部材7を手前側に倒れさせて開放
し、大入賞口8に容易にパチンコ球が入賞できるように
なっている。なお、一定期間とは、例えば、遊技回数
(29〜30秒くらい)経過するまで、あるいは所定数
(9〜10玉)の入賞玉が発生するまでの期間をいう。
【0070】大入賞口8に入賞した際のパチンコ球を検
出するよう大入賞球検知センサを配置して大入賞パチン
コ球8’を検出する。また、当該内部には所定の確率に
て通過するよう設けられた継続入賞領域(連続役物、通
称アタッカー内部に設けられたVゾーン;図示せず)が
設けられ、この継続入賞領域を通過するパチンコ球を検
出するために配置された継続球検知センサ(図示せず)
により継続入賞(連続役物入賞)したパチンコ球を検出
し、取得した大入賞検出信号と継続入賞検出信号を入力
インターフェースを通じて主制御装置60のRAM60
b(入賞情報記憶手段)へ送るようにしている。よっ
て、これら大入賞検知センサと継続球検知センサで検出
された信号により大入賞装置6の継続制御を主制御装置
60のROM60cに組み込まれたプログラムにより実
行させるようになっている。
【0071】すなわち、パチンコ球が始動入賞口4に入
賞して入賞検出センサ5(始動入賞球検知手段4)がO
Nすると、主制御装置60のROM60bに組み込まれ
た大当たり判定プログラム、図柄判定プログラムおよび
変動パターン判定プログラムによりそれぞれ乱数が引き
当てられる。従って、大当たり判定プログラムで引き当
てた乱数値が予め定められていた大当たり乱数値と同じ
であれば大当たりと判定され、大当たり用の図柄判定プ
ログラムで引き当てた乱数値により図柄の組合せ内容が
判定され、大当たり用の変動パターン判定プログラムで
引き当てた乱数値によりリーチを含む演出の変動パター
ンが判定される。
【0072】図柄表示装置30の上方には、入賞誘導口
34と、飾りLED35a・35bとが設けられてい
る。
【0073】また、照明部55として、図柄表示装置3
0の上方部、下方部の左右側方には風車に発光ランプを
内蔵した飾りランプを含む振り分け役物18a,18
b,18c,18dが設けられている。
【0074】更に、大入賞装置6の左右両脇には、当該
入賞を報知するランプ16a,16bが設けられてい
る。また、遊技領域3の上方中央部と左右側端部には、
当該入賞を報知する補助飾りランプ24a,24b,2
4c,24d,24eが設けられている。
【0075】更にまた、パチンコ遊技機Iの前面上部に
は、遊技の進行に応じて効果音を発生するスピーカ4
2,42も設けられている。
【0076】ハンドル28は遊技機Iの下側に設けられ
ている。このハンドル28は、打球発射装置71(図1
6参照)の発射装置モータの駆動を開始せしめるメイン
スイッチ及びタッチアンテナ(共に図示しない)を内蔵
していると共に、弾発力を調節するものである。打球発
射装置71の発射回数は発射(打出)球検知スイッチ1
28により打出球数(使用パチンコ球数)を検出する。
検出された使用パチンコ球数を示す信号は入力インター
フェース介して主制御装置60のRAM60b(使用パ
チンコ球数記憶手段)へ送られる。
【0077】なお、パチンコ遊技機Iにおいて「遊技の
回数」が1回とは、例えば、通常、パチンコ球の発射か
ら、発射した球が遊技盤1の遊技領域3内に入ることを
経て、入賞口4,9に入って相応する払い出しが終了す
るか、アウト口26に入るかまでか、次の遊技発射まで
かの間の1サイクルをいう。また、図柄表示装置30の
変動開始から終了までを1サイクルとしてもいい。
【0078】プリペードカードユニットII(あるいは
カードリーダ29)は、独自の制御回路によって制御さ
れるものであり、払出制御装置64と接続されている。
そして、遊技者のカード挿入操作により、払出制御装置
64が払出機構を制御して貸出球を排出する。なお、本
実施の形態においては、遊技者にパチンコ球を貸し出す
ためのユニット装置としてプリペードカードユニットI
Iを例示したが、例えば、紙幣(現金)等を挿入し得る
ユニット装置であっても良い。
【0079】次に、遊技機Iを制御する各種制御装置に
ついて図3に基づき説明する。主制御装置(主制御基板
ともいう)60は、遊技機Iを統括して制御するメイン
の装置であり、CPU(Central Processing Unit )6
0aと、CPU60aの処理事項を一時記憶するRAM
(Randam Access Memory)60bと、主制御装置60で行
う各種プログラムを登録するROM60cとを備えてい
る。ROM(Read Only Memory)60cに記憶されたプロ
グラムには大当たり判定プログラム、図柄判定プログラ
ム、変動パターン判定プログラム及び比率制御プログラ
ム(比率制御手段)等が挙げられる。この主制御装置6
0は、各副制御装置(図柄制御装置61、ランプ制御装
置62、音声制御装置63及び払出制御装置64等の副
制御装置)と連結している。そして、主制御装置60
は、大当たり判定プログラムで引き当てた大当たりの有
無や、賞球の有無、払出球促進の有無、払出球抑制の有
無等を示す8ビットのデータを、各副制御装置へ2バイ
ト伝送等の方式で送信する。また、RAM60bは、保
留球数記憶手段、検知情報記憶手段、入賞情報記憶手
段、賞球情報記憶手段及び当選情報記憶手段として機能
する。なお、RAM60bに代えて、或いはRAM60
bと共に、他の制御装置に設けられたRAM61b〜6
4b(図16参照)を保留球数記憶手段、検知情報記憶
手段、入賞情報記憶手段、賞球情報記憶手段及び当選情
報記憶手段とすることもできる。
【0080】図柄制御装置61は、主制御装置60の処
理に基づき画像(図柄の表示)処理を行う副制御装置で
あり、この図柄制御装置61には、CPU61aと、C
PU61aの処理事項を一時記憶するRAM61bと、
図柄制御装置61で行う各種制御プログラムを記憶する
ROM61cが設けられている。ROM61cに記憶さ
れたプログラムには、メインプログラムや主制御装置か
ら送られてくるデータの割込処理プログラムや図柄制御
装置61のVDP(画像表示用プロセッサ)による割込
処理プログラム等が挙げられる。
【0081】ランプ制御装置62は、主制御装置60の
処理に基づき照明による演出処理を行う副制御装置であ
り、このランプ制御装置62には、CPU62aと、C
PU62aの処理事項を一時記憶するRAM62bと、
演出プログラム等を登録するROM62c等が設けられ
ている。
【0082】音声制御装置63は、主制御装置60の処
理に基づき音声による演出処理を行う副制御装置であ
り、この音声制御装置63には、CPU63aと、CP
U63aの処理事項を一時記憶するRAM63bと、音
声による演出プログラム等を登録するROM63c等が
設けられている。
【0083】払出制御装置64は、主制御装置60の処
理に基づき賞球振分け装置120を含む払出機構を制御
しパチンコ球の払出処理を行う副制御装置であり、この
払出制御装置64には、CPU64aと、CPU64a
の処理事項を一時記憶するRAM64bと、払出処理プ
ログラム、払出球抑制プログラム、払出球促進プログラ
ム等を登録するROM64c等が設けられている。そし
て、払出制御装置64は、主制御装置60から賞球の有
無、払出球抑制の有無、払出球促進の有無等を示すコマ
ンド(8ビットのデータ)が送信されると、ROM64
cに登録された各種プログラムに基づき払出処理を行
う。
【0084】発射制御装置65は、遊技者のハンドル2
8操作により発射装置71を制御してパチンコ球を遊技
盤1内に発射処理を行う副制御装置である。この発射制
御装置65には、CPUと、CPUの処理事項を一時記
憶するRAMと、制御プログラム等を登録するROM等
を設けることもできる。
【0085】[遊技媒体(パチンコ球)の払出機構]次
に、パチンコ球の払出機構を図4に基づき説明する。パ
チンコ球の払出機構は、補給球貯留機能と賞球振分け機
能とパチンコ球の搬送機能とを有している。そして、補
給球貯留機能は、図4に示す、補給球貯留タンク100
により実施され、賞球振分け機能は賞球振分け装置12
0により実施され、パチンコ球の搬送機能は払出待機球
通路110及び排出球通路111により実施される。
【0086】補給球貯留タンク100は、パチンコ遊技
機の集合体である島の補給機から各パチンコ遊技機Iへ
供給されたパチンコ球を貯留して賞球振分け装置120
へ供給する装置で、タンク本体101と、球切情報出力
装置102と、払出球整列部103で構成される。補給
球貯留タンク100は、賞球および球貸しによる貸出球
の貯留を兼用している。
【0087】球切情報出力装置102は、払い出すパチ
ンコ球が不足したことを報知する。また、球切情報出力
装置102は、貯留機能において貯留される補給球の有
無情報を、パチンコ遊技機外部の設備(ホールコンピュ
ータなど)に対して出力する機能である。補給球の有無
の検出は、タンク球切検知スイッチにより行う。このタ
ンク球切検知スイッチを外部情報端子に接続し、外部へ
出力する。この機能は、補給球が無くなった場合に、パ
チンコ遊技機外部の設備に対して当該遊技機へのパチン
コ球の補給を促す。
【0088】払出球整列部103は、貯留機能により貯
留されたパチンコ球を2列に整列して払出待機球通路1
10及び賞球振分け装置120へ供給する。
【0089】賞球振分け装置120は、機能別に分類す
ると、賞球払出機能、球貸払出機能、球貸情報出力機
能、エラー検出機能の4種類で構成される。
【0090】賞球払出機能は、「入賞球検出機能(入賞
口スイッチ5等)」により検出された入賞球に対応する
賞球数を払い出す機能であり、球貸払出機能は、プリペ
イドカードユニットIIからの球貸要求に基づき、1単
位(例えば、100円に相当する25個程度)毎の貸出
球を払い出す機能である。そして、賞球払出機能モード
か、あるいは球貸払出機能モードかの振り分けはスプロ
ケット122の切り替え動作により実施され、賞球検知
スイッチ126及び球貸検知スイッチ127により検知
される。
【0091】球貸情報出力機能は、球貸情報をパチンコ
遊技機外部の設備(ホールコンピュータなど)に対し出
力する機能であり、スプロケット122の切り替え動作
が球貸払出機能モード側に切り替わったことを検知する
ことで実施される。
【0092】エラー検出機能は、賞球振分け装置120
が故障したときに、払い出し動作を停止し、外部に故障
を報知する機能である。
【0093】[主制御プログラムの説明]次に、主制御
装置60が主制御プログラムを実行して行う、「電源投
入時処理(図5参照)」、「システムタイマ割込処理
(図6参照)」、「電源断割込処理(図7参照)」を各フ
ローチャートに基づき説明する。なお、主制御装置60
が行うプログラム実行の優先順位は、(a)電源投入時
処理、(b)システムタイマ割込処理、(c)電源断割
込処理、の順である。
【0094】そして、電源投入時処理は、図5に示すよ
うに、電源投入後最初に実行される処理で、主制御装置
60のCPU60aの動作設定等の初期設定を行った
後、繰り返し実行するループ処理を構成する。
【0095】すなわち、電源が投入されると、CPU6
0aはCPU内蔵RAMアクセス許可等、CPU60a
の動作に関する初期設定処理を行う(ステップ10
1)。
【0096】次に、CPU60aは電源断チェック処理
を行う(ステップ102)。この電源断チェック処理で
は、電源断発生後の電源投入か否か、(電源復帰からの
起動か、又は通常状態からの起動か)の振り分けを行
う。この振り分けの条件は3項目あり、(1)RAMク
リアスイッチの状態、(2)電源断発生時にセットする
フラグの値、(3)電源断発生時の全RAM領域の内容
と電源投入時の全RAM領域の内容、である。
【0097】そして、(1)RAMクリアスイッチの状
態の条件では、「ON」の場合、通常状態からの起動と
なり、「OFF」の場合、(2)電源断発生時にセット
するフラグの値の条件のチェックを行う。
【0098】(2)電源断発生時にセットするフラグの
値の条件では、フラグの値が「0」の場合、通常状態か
らの起動となり、フラグの値が「0以外」の場合、
(3)電源断発生時の全RAM領域の内容と電源投入時
の全RAM領域の内容の条件のチェックを行う。
【0099】(3)電源断発生時の全RAM領域の内容
と電源投入時の全RAM領域の内容の条件では、全RA
M領域の内容が「不一致」の場合、通常状態からの起動
となり、全RAM領域の内容が「一致」の場合、電源断
復帰からの起動となる。
【0100】次に、CPU60aは電源断復帰か否かの
判断を行い(ステップ103)、判断の結果、電源断復
帰であれば(ステップ103;YES)、電源断復帰か
らの起動を行う(ステップ104)。
【0101】ステップ104の電源断復帰からの起動
は、スタックポインタの復帰、電源断発生直前の遊技状
態に対応した各制御コマンドへの復帰コマンド送信、各
レジスタの復帰、割込状態の復帰、等を行うことであ
り、これらを実行した後、電源投入時に戻り以降の処理
を繰り返す。
【0102】一方、判断の結果、電源断復帰でなければ
(ステップ103;NO)、通常状態からの起動を行う
(ステップ105)。ステップ105の通常状態の起動
とは、スタックポインタの初期設定、全RAM領域の
「0クリア」、通常起動時RAM領域初期化、を行い、
ステップ106の処理に進む。
【0103】ステップ106において、CPU60aは
乱数発生回路より得られた乱数値により乱数更新処理を
行う。この乱数更新処理において、CPU60aは、特
別図柄初期値乱数の更新、演出選択用乱数の更新、特別
図柄はずれ図柄選択用乱数の更新、等の更新処理を行
う。なお、特別図柄初期値乱数とは、特別図柄大当たり
判定用乱数領域が更新終了した時点で、最初の起点に戻
る開始乱数値をいう。また、演出選択用乱数とは、変動
開始時に当該変動のゲーム内容を決定するための乱数を
いう。更に、特別図柄はずれ図柄選択用乱数とは、はず
れ変動時の停止図柄を決定するための乱数をいう。ま
た、ステップ106の処理はメインループ構造であり、
特別図柄初期値乱数の更新、演出選択用乱数の更新、特
別図柄はずれ図柄選択用乱数の更新、等の更新処理が繰
り返される。
【0104】次に、システムタイマ割込処理は、図6に
示すように、定期的(例えば、3ms)に実行する処理
で、タイマの更新や特別図柄大当たり判定用乱数の更新
を行う。
【0105】すなわち、CPU60aはシステムタイマ
割込処理が起動すると、各レジスタの退避処理を行い
(ステップ201)。ついで、RAM領域初期設定を行
う(ステップ202)と共に特別図柄大当たり判定用の
乱数などの更新を行う(ステップ203)。なお、ステ
ップ202のRAM領域初期設定では、出力ポート用バ
ッファ領域等の初期化を行う。
【0106】次に、CPU60aはポート読み込みを行
う(ステップ204)。このポート読込において、CP
U60aは始動入賞球検知センサ(第1種始動口スイッ
チ)5等、スイッチ関連の読込及びエッジ検出を行い、
次に、CPU60aはスイッチ入力管理を行う(ステッ
プ205)。
【0107】次に、CPU60aは補給球切れエラーや
皿満タンエラー等の異常監視を行い(ステップ20
6)、特別図柄制御(特別図柄管理処理)を行う(ステ
ップ207)。この特別図柄制御(特別図柄管理処理)
において、CPU60aは、特別図柄の変動開始から停
止までの管理及び図柄制御装置61へのコマンド送信準
備を行う。この場合、変動開始時に、当該変動の当たり
判定、変動時間などの演出の内容決定を行う。また、C
PU60aは大当たりの判定も行い、大当たりの場合
は、大当たりラウンド数、大入賞口開閉チェック等の管
理を行う。
【0108】次に、CPU60aは、普通図柄制御を行
う(ステップ208)。この普通図柄制御において、C
PU60aは普通図柄の変動開始から停止までの管理及
び図柄制御装置へのコマンド送信準備を行う。この場
合、遊技盤1上の図示しない検知センサの検知を起因と
して、普通図柄変動開始時に、当該変動の小当たり判
定、変動時間の決定を行い、当たりの場合は、普通電動
役物4a,4bの開閉チェック等の管理を行う。
【0109】なお、普通図柄とは、変動表示部が、予め
定められた態様になるように表示されることを条件とし
て、入賞口近傍に設けられている可変動入賞装置により
入賞し易い状態に可変動させる性質を持つような、前記
変動表示部に表示される図柄等をいう。
【0110】一般的な弾球遊技機の場合で説明すると、
遊技盤面上の特定の入賞口に遊技球が入賞するか、また
は、特定のゲート(例えば、スルーチャッカー等)を遊
技球が通過するかをした時に、遊技機に設けられた変動
表示部に表示される普通図柄が変動を開始し、予め定め
られた態様となるように表示されることを条件に、特別
な遊技状態移行への契機としての役割をもつ始動入賞口
と呼ばれる入賞口の近傍に設けられた、通常状態では前
記入賞口の開口部に対して縮小している一対の可動片を
持つ可変動入賞装置の前記開口部の幅を拡大するための
抽選が行われる。そして、当該抽選で当選した場合に
は、普通図柄は当選を示す特定の表示態様(例えば、
「7」)で停止され、前記一対の可動片が作動して前記
開口部の幅が拡大される。一方、当該抽選で当選しなか
った場合には、普通図柄は不当選を示す特定の表示態様
(例えば、「−」)で停止し、前記一対の可動片は作動
せずに前記開口部の幅は縮小された状態のままになる。
尚、前記一対の可動片を持つ可変動入賞装置の開放回
数、又は開放時間は、入賞した時の遊技状態により異な
る性質のものである。
【0111】次に、CPU60aは、ランプ制御装置6
2に対してコマンドの送信を行ってランプ制御を行う
(ステップ209)。すなわち、このランプ制御におい
て、CPU60aは特別図柄の遊技状態に対応した(例
えば、特別図柄の遊技状態を遊技者に知らせるランプ
等)コマンドの送信準備を行う。更にまた、賞球払出状
態表示ランプコマンドの送信を行う。
【0112】次に、CPU60aは、払出制御装置64
に対してコマンドの送信を行って賞球払出制御を行う
(ステップ210)。すなわち、賞球払出制御におい
て、CPU60aはスイッチ入力管理の処理で更新した
賞球カウンタ領域の値を参照し、各スイッチに対応した
賞球個数のコマンドの送信準備、賞球払出個数確認用の
RAM領域の更新及び賞球カウンタ領域の値の「−1」
更新を行う。また、賞球払出制御において、CPU60
aは後述する払出数を抑制する制御や促進する制御も行
う。
【0113】次に、CPU60aは、図示しないホール
コンピュータへの出力用信号及び遊技機試験用信号の設
定を行い、外部情報出力を行う(ステップ211)。な
お、ここで設定する信号は特別図柄大当たり信号等であ
る。
【0114】次に、CPU60aは、各制御処理により
得たコマンドを各副(サブ)制御装置61〜65等ヘ送
信を行う(ステップ212)。
【0115】次に、CPU60aは、特別図柄制御、普
通図柄制御及び外部情報出力で設定した信号の出力ポー
トへの出力を行う(ステップ213)。
【0116】次に、CPU60aは、各レジスタの復帰
処理を行う(ステップ214)と共に割込許可を行って
(ステップ215)、システムタイマ割込処理以前の処
理に戻る。
【0117】そして、電源断割込処理は、図7に示すよ
うに、電源断割込発生時に実行される処理である。すな
わち、主制御装置60のCPU60aは、電源断割込が
発生すると、各レジスタの待避を行い(ステップ30
1)、割込状態の退避を行い(ステップ302)、スタ
ックポインタの退避を行う(ステップ303)。
【0118】次に、CPU60aは賞球検出処理を行う
(ステップ304)。この賞球検出処理では、電源断割
込時に検知した賞球の管理(RAM領域の記憶)を行
う。
【0119】次に、CPU60aはRAMチェックサム
算出処理を行う(ステップ305)。このRAMチェッ
クサム算出処理において、CPU60aは、電源断から
の復帰時に、電源断発生時のRAM領域の値が正常か否
かのチェックを行う為に算出する。この算出方法は、R
AMチェックサム格納領域を除く全てのRAM領域の値
を加算することであり、CPU60aはその結果値をR
AMチェックサム格納領域に格納する。
【0120】次に、CPU60aは電源断チェックフラ
グの設定を行う(ステップ306)。この電源断チェッ
クフラグの設定では、CPU60aは電源投入時に電源
断からの復帰か否かのチェックに使用するRAM領域へ
の電源断発生値の格納を行う。そして、CPU60aは
ステップ306の処理の後、次の割込処理があるまで待
機する。
【0121】[比率制御手段]次に、主制御装置60が
比率制御プログラムを実行して行う、比率制御手段を説
明する。この比率制御プログラムは主制御装置60のR
OM60cに登録されている。
【0122】なお、この実施の形態において、第1の遊
技回数にて行われる遊技が、単位遊技の1以上からなる
遊技であり、第2の遊技回数にて行われる遊技が、前記
単位遊技の1以上からなる遊技の1以上であることとす
る。また、第1の遊技回数は3000回〜12000回
の中で定められた時間であり、この実施の形態では60
00回である。更に、第2の遊技回数は60000回〜
300000回の中で定められた時間であり、この実施
の形態では180000回である。
【0123】比率制御プログラムは、発射装置71が打
ち出したパチンコ球(使用遊技媒体数)に対する、賞球
により払出機構から払い出され得るパチンコ球(払出遊
技媒体数)の比率に関して、所定の範囲内に収めるため
の手順を記したものである。そして、比率制御プログラ
ムは、第1の遊技回数(6000回)における前記比率
を第1の所定範囲内となるように制御する第1の制御手
順と、第2の遊技回数(180000回)における前記
比率を第2の所定範囲内となるように制御する第2の制
御手順と、前記第1の制御手順と前記第2の制御手順と
を重畳して実行する重畳手順とから構成される。
【0124】ところで、使用パチンコ球に有価価値と引
き換えに貸し出されるパチンコ球(例えば、貸球)とパ
チンコ遊技機から払い出されるパチンコ球(例えば、賞
球)とがある場合に、使用パチンコ球1個当たりの金額
が、貸球と賞球とで同一の場合(いわゆる等価交換)も
あれば、異なる場合もある。貸球と賞球とを同一にする
か否かは遊技場の営業方針に委ねられている。このよう
な場合に、総使用パチンコ球の総数に対する総払出パチ
ンコ球の総数の比率に制限を設けただけのパチンコ遊技
機では、営業方針の異なる遊技場同士の間で不公平が生
じる可能性がある。しかし、この実施の形態のように、
総使用パチンコ球数に対する総払出パチンコ球数の比率
に制限を設けることで、営業方針の異なる遊技場同士の
間で不公平が生じる事を防止することができる。
【0125】また、この実施の形態の比率制御では、第
1の所定範囲または/および第2の所定範囲はそれぞれ
上限値を規定したものを特徴とするが、第1の所定範囲
または/および第2の所定範囲においてもそれぞれ下限
値を規定し、所定の範囲内となるように制御されてい
る。
【0126】すなわち、第1の制御手順において、第1
の遊技回数(6000回)における第1の所定範囲A
は、図8の実施例に示すように、その上限値を第1基準
値の3倍と規定し、その下限値を第1基準値の1/3倍
と規定する。
【0127】また、ROM60cには、図9に示す、第
1の所定範囲A(3倍〜1/3倍)を規定した比率と時
間との関係を示したグラフとなるように制御される比率
制御プログラムが登録されている。このグラフの縦軸は
比率を示し、横軸は時間を示す。なお、図9において、
曲線(イ)は連続して行われた遊技の1つの例であり、
曲線(ロ)は別に連続して行われた遊技の例である。
【0128】そして、比率制御プログラムでは、CPU
60aが6000回を、例えば12等分した500回
(d)ごとに発射装置71が打ち出したパチンコ球(使
用遊技媒体数)に対する、賞球として払出機構から払い
出され得るパチンコ球(払出遊技媒体数)の比率を算出
し、算出した比率が図9のグラフに示す第1の所定範囲
Aの中にあるか否かを繰り返し監視して所定の範囲内と
なるように制御する(図8参照)。なお、遊技回数毎
(500回ごと)ではなく所定時間毎又は使用遊技媒体
数毎に監視することもできる。
【0129】また、第2の制御手順において、第2の遊
技回数(180000回)における第2の所定範囲B
は、図8に示すように、その上限値を第2基準値の2倍
と規定し、その下限値を第2基準値の1/2倍と規定す
る。ROM60cには、第1の制御手順の場合と同様
に、第2の所定範囲A(2倍〜1/2倍)を規定した比
率と時間との関係を示したグラフとなるように制御され
る比率制御プログラムが登録されている(図9参照)。
【0130】CPU60aは、500回(d)ごとに監
視を行い、6000回を超えた場合に、第1の所定範囲
Aから第2の所定範囲Bに移行する(図8参照)。そし
て、CPU60aは、500回(d)ごとに発射装置7
1が打ち出したパチンコ球(使用遊技媒体数)に対す
る、賞球として払出機構から払い出され得るパチンコ球
(払出遊技媒体数)の比率を算出し、算出した比率が図
9のグラフに示す第2の所定範囲Bの中にあるか否かを
繰り返し監視して所定の範囲内となるように制御する。
【0131】第1の制御手順と第2の制御手順とを重畳
して実行する手順は、図8に示すように、行われる遊技
が第1の遊技回数(6000回)を含み、6000回を
超えた場合に、第1の所定範囲Aから第2の所定範囲B
に移行するものである。なお、重畳手順は、第1の遊技
回数(6000回)を超えた場合に、第1の所定範囲A
から第2の所定範囲Bに移行するものに限定されるもの
ではなく、図10に示すように、第1の遊技回数(60
00回)を超えた場合であっても、1時中断等の所定条
件により、第2の所定範囲Bから第1の所定範囲Aに戻
った後、再度第1の所定範囲Aから第2の所定範囲Bに
移行する構成のものも例示できる。
【0132】次に、CPU60aが行う、払出球抑制制
御(遊技球抑制処理)を図11に基づき説明する。すな
わち、CPU60aは、発射操作の有無(発射球検知手
段128の検知)を監視しており(ステップ401)、
発射操作が無ければ(ステップ401:NO)、時間カ
ウント停止処理を行い(ステップ402)、メインプロ
グラムの処理に戻る。
【0133】一方、CPU60aは、発射操作があれば
(ステップ401:YES)、第1発射回数カウント更
新処理を行う(ステップ403)と共に第2発射回数カ
ウント更新処理を行い(ステップ404)、遊技球検知
処理を行う(ステップ405)。
【0134】遊技球検知処理は、図12に示すように、
行われる。すなわち、CPU60aは、遊技球検知処理
(図11:ステップ405)により、賞球払出球の検知
(賞球払出検知手段126の検知)の有無を監視し(ス
テップ501)、次に、アウト球の検知(アウト球検知
手段26’の検知)の有無を監視する(ステップ50
3)。
【0135】そして、CPU60aは、賞球払出球が検
知されれば(ステップ501:YES)、払出球数カウ
ンタおよび使用球数カウンタの更新命令を生成する(ス
テップ502)。一方、CPU60aは、アウト球が検
知されれば(ステップ503:YES)、使用球数カウ
ンタの更新命令を生成する(ステップ504)。なお、
払出球数カウンタあるいは使用球数カウンタの更新命令
に基づき第1払出球数加算処理、第1使用球数加算処
理、第2払出球数加算処理、第2使用球数加算処理が行
われる。
【0136】遊技球検知処理が終了すると、CPU60
aは、ステップ405の次処理に進み、第1発射回数が
経過したか否かを監視する(ステップ406)。監視の
結果、第1発射回数が経過していれば(ステップ40
6:YES)、CPU60aは、第1発射回数比率制御
処理を行わせ(ステップ407)、ステップ410の処
理へ進む。一方、第1発射回数が経過していなければ
(ステップ406:NO)、CPU60aは、第1払出
球数加算処理(ステップ408)、第1使用球数加算処
理(ステップ409)を行い、ステップ410の処理へ
進む。
【0137】次に、CPU60aは、ステップ410の
処理において、第2発射回数が経過したか否かを監視す
る。監視の結果、第2発射回数が経過していれば(ステ
ップ410:YES)、CPU60aは、第2発射回数
比率制御処理を行わせ(ステップ411)、メインプロ
グラムの処理へ戻る。一方、第2発射回数が経過してい
なければ(ステップ410:NO)、CPU60aは、
第2払出球数加算処理(ステップ412)、第2使用球
数加算処理(ステップ413)を行い、メインプログラ
ムの処理へ戻る。
【0138】第1発射回数比率制御処理(ステップ40
7)は、図13に示すように、行われる。すなわち、C
PU60aは、第1払出球数加算値と第1使用球数加算
値を記憶媒体(RAM60b)に記憶し(ステップ60
1)、次に、第1発射回数カウンタ、第1払出球数加算
処理、第1使用球数加算処理を初期化する(ステップ6
02)。
【0139】次に、CPU60aは、第1使用球数加算
値を第1払出球数加算値で割って比率を演算する(ステ
ップ603)。そして、CPU60aは比率が設定上限
値か否か判断し(ステップ604)、上限値でなければ
(ステップ604:NO)、ステップ608の処理へ移
行する。
【0140】CPU60aは、上限値であれば(ステッ
プ604:YES)、抑制制御処理を行い(ステップ6
05)、第1払出球数継続加算処理(ステップ606)
を行うと共に、第1使用球数継続加算処理(ステップ6
07)を行い、ステップ603以降の処理を繰り返す。
【0141】CPU60aは、ステップ608の処理に
おいて、抑制制御処理実行状態の場合による停止処理を
行った後、ステップ601で記憶媒体(RAM60b)
に記憶された第1払出球数加算値と第1使用球数加算値
を初期化し(ステップ609)、次の第1発射回数が経
過する(ステップ406:YES)まで待機する。
【0142】第2発射回数比率制御処理(ステップ41
1)は、図14に示すように、行われる。すなわち、C
PU60aは、第2払出球数加算値と第2使用球数加算
値を記憶媒体(RAM60b)に記憶し(ステップ61
1)、次に、第2発射回数カウンタ、第2払出球数加算
処理、第2使用球数加算処理を初期化する(ステップ6
12)。
【0143】次に、CPU60aは、第2使用球数加算
値を第2払出球数加算値で割って比率を演算する(ステ
ップ613)。そして、CPU60aは比率が設定上限
値か否か判断し(ステップ614)、上限値でなければ
(ステップ614:NO)、ステップ618の処理へ移
行する。
【0144】CPU60aは、上限値であれば(ステッ
プ614:YES)、抑制制御処理を行い(ステップ6
15)、第2払出球数継続加算処理(ステップ616)
を行うと共に、第2使用球数継続加算処理(ステップ6
17)を行い、ステップ613以降の処理を繰り返す。
【0145】CPU60aは、ステップ618の処理に
おいて、抑制制御処理実行状態の場合による停止処理を
行った後、ステップ611で記憶媒体(RAM60b)
に記憶された第2払出球数加算値と第2使用球数加算値
を初期化し(ステップ619)、次の第2発射回数が経
過する(ステップ410:YES)まで待機する。
【0146】CPU60aが行う、払出球抑制制御を数
式で表した場合を下記に示す。すなわち、第1の遊技回
数にて行われる遊技における総使用遊技媒体数に対する
総払出遊技媒体数の比率の上限をX、前記第2の遊技回
数にて行われる遊技における総使用遊技媒体数に対する
総払出遊技媒体数の比率の上限をYとしたとき、次の関
係式 X≧Y を満足するようにCPU60aが上限の抑制制御を行
う。
【0147】また、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率の上限をX、下限をXu、前記第2の遊技回数にて行
われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前記
総払出遊技媒体数の比率の上限をY、下限をYuとした
とき、次の関係式 X≧Y、およびXu≦Yu を満足するようにCPU60aが上限/下限の抑制制御
を行う。
【0148】また、払出数を抑制する制御として、下記
の構成のものも例示できる。すなわち、第1の遊技回数
にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対す
る前記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の値として
設けた準上限に達したとき、及び、前記第2の遊技回数
にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対す
る前記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の値として
設けた準上限に達したとき、の少なくともいずれか一方
のとき、払出遊技媒体数を抑制する制御を行うことを特
徴とする。この例示によれば、上限に達しないうちに払
出遊技媒体数を抑制する制限を行うので、上限に達する
ことがなく、本発明を確実に実施できる。
【0149】また、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率が上限に達したとき、及び、第2の遊技回数にて行わ
れる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率が上限に達したとき、の少なくと
もいずれか一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制する
制御を行うことを特徴とする構成のものも例示できる。
この例示によれば、上限に達したら払出遊技媒体数を抑
制する制限を行うので、上限を大幅に超えることがな
く、本発明の目的を達成できる。
【0150】更に、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率が上限に達しないように上限に達する前、及び、第2
の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒
体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達し
ないように上限に達する前、の少なくともいずれか一方
のとき、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うこと
を特徴とする構成のものも例示できる。この例示によれ
ば、上限に達しないうちに払出遊技媒体数を抑制する制
限を行うので、上限に達することがなく、本発明を確実
に実施できる。
【0151】更にまた、第1の遊技回数にて行われる遊
技における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数
の比率が上限より下の値として設けた準上限に達したと
き、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の
通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とする構成
のものも例示できる。この例示によれば、強制的に行う
制御として偏った制御を行わないので、偏った出球率に
偏向することを防止できる。
【0152】更にまた、第2の遊技回数にて行われる遊
技における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数
の比率が上限より下の値として設けた準上限に達したと
き、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の
通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とする構成
のものも例示できる。この例示によれば、強制的に行う
制御として偏った制御を行わないので、偏った出球率に
偏向することを防止できる。
【0153】更にまた、第1の遊技回数にて行われる遊
技における使用遊技媒体数に対する払出遊技媒体数の比
率が下限に達したとき、前記払出遊技媒体数を抑制する
制御を行うより前の通常状態に回復させる制御を行うこ
とを特徴とする構成のものも例示できる。この例示によ
れば、強制的に行う制御として偏った制御を行わないの
で、偏った出球率に偏向することを防止できる。
【0154】更にまた、第2の遊技回数にて行われる遊
技における使用遊技媒体数に対する払出遊技媒体数の比
率が下限に達したとき、前記払出遊技媒体数を抑制する
制御を行うより前の通常状態に回復させる制御を行うこ
とを特徴とする構成のものも例示できる。この例示によ
れば、強制的に行う制御として偏った制御を行わないの
で、偏った出球率に偏向することを防止できる。
【0155】更にまた、第1の遊技回数にて行われる遊
技における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数
の比率が下限に達しないように下限に達する前に、前記
払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の通常状態
に回復させる制御を行うことを特徴とする構成のものも
例示できる。この例示によれば、強制的に行う制御とし
て偏った制御を行わないので、偏った出球率に偏向する
ことを防止できる。
【0156】更にまた、第2の遊技回数にて行われる遊
技における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数
の比率が下限に達しないように下限に達する前に、前記
払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の通常状態
に回復させる制御を行うことを特徴とする構成のものも
例示できる。この例示によれば、強制的に行う制御とし
て偏った制御を行わないので、偏った出球率に偏向する
ことを防止できる。
【0157】なお、第1の遊技回数及び第2の遊技回数
の中での時間あたりの使用遊技媒体数が6000個以下
であることを特徴とする構成のものも例示できる。この
例示によれば、パチンコ遊技機等弾球遊技機に適用した
場合に、遊技機試験基準に対応していて、試験基準を満
足するか否かを分かり易く、品質の保証のための品質管
理に役立つ。
【0158】[促進制御の内容]次に、第1の制御手順
(第1発射回数比率制御手順)及び第2の制御手順(第
2発射回数比率制御手順)が実施する具体的な促進制御
の内容を説明する。なお、主制御装置60のCPU60
aは、遊技の状況に応じて、下記に示す促進制御のいず
れか1つを採用して実行したり、あるいは複数の促進制
御を組み合わせて採用して実行する。すなわち、主制御
装置60のCPU60aは、パチンコ球の発射装置71
の発射装置がなされている場合は、シミュレーションで
得られる結果を反映させたデータに基づき入賞に最適な
位置に球が到達するような強度で球を弾発するよう発射
装置71の弾発強さを自動調整する制御を行う。
【0159】例えば、遊技機内部に設けられた主制御装
置内のCPU60aがRAM60bに対して、ゲーム内
容の遊技履歴を記憶する様に命令を出して記録を行うよ
うにし、促進する制御状態になる前の遊技履歴によりパ
チンコ球発射装置71を、入賞確率の高い最も好適と思
われる駆動状態に自動調整するように判断をし命令実行
処理をするプログラムを主制御装置内のROM60cに
格納し、主制御装置内のCPU処理により、パチンコ球
発射装置71内に設置される駆動源であるモータやソレ
ノイド等を制御して、入賞するのに最適と思われる遊技
盤内の適切な位置(例えば、遊技盤中央の天釘部10:
図2参照)に弾発するようにパチンコ球の射出力を調節
する。また、シミュレーションによって得られる結果を
反映させて、入賞確率が高いと思われるパチンコ球の射
出力に係るデータを予め主制御装置内のROM60cに
格納して主制御装置内のCPU処理にてパチンコ球発射
装置71の射出力を自動調整し、遊技盤内の適切な位置
に弾発するように制御することも可能である。
【0160】また、この発射装置71の駆動制御に関し
て、主制御装置60のCPU60aは、パチンコ球の発
射装置71の駆動の間隔を短くし、発射操作がなされて
いればパチンコ球の発射間隔が短くなる制御を行う。
【0161】例えば、電流供給量を調節することによ
り、発射装置71内のモータやソレノイド等の駆動源の
駆動速度を調整する発射装置71を用いて予めプログラ
ムされている電気回路の抵抗値を切り換える制御を行う
ようにして、発射装置71の駆動の間隔を短くするよう
にし、パチンコ球の発射スピードを高めるものも例示で
きる。
【0162】また、主制御装置60のCPU60aは、
遊技領域3にて、入賞口にパチンコ球が入り易くなるよ
うに障害物や誘導部材を隠蔽若しくは発現させるか、ま
たは入賞口4,9にパチンコ球が入り難くなるように設
けられた障害物や誘導部材を移動させて入賞口にパチン
コ球が入り易くなるようにする制御を行う。
【0163】例えば、予めプログラムされている主制御
装置内のCPU処理の命令により、遊技機盤に設けられ
た障害物に接続されたアクチュエータを作動させる事に
より、パチンコ球の軌道を強制的に変化させ、入賞口
(始動入賞口4や一般入賞口9,9)にパチンコ球が入
り易くなるよう移動させる。
【0164】更に、主制御装置60のCPU60aは、
シミュレーションによって得られる結果を反映させるこ
とにより、遊技者に分からないように障害物を移動させ
て、入賞口に球が入り易くなるように制御を行う。
【0165】例えば、予めプログラムされている主制御
装置内のCPU処理の命令により、遊技盤に設けられた
障害物に接続されたアクチュエータをゆっくりと作動さ
せる事により移動させて、最も最適と思われるパチンコ
球の軌道に少しずつ変化させ、入賞口にパチンコ球が入
り易くなるよう移動させる。
【0166】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、始動記憶である保留個数の上限値を増加させるか、
保留個数の上限制限を解除する。
【0167】すなわち、主制御装置60は、始動入賞の
権利に関する保留数値に上限を設け無効か否かを判断し
ている。そして、払出制御装置64は、主制御装置60
からの入賞コマンドに基づいて払出処理を行う為、促進
する制御状態時には、主制御装置60から払出制御装置
64に、保留個数の上限値を増加させるか、保留個数の
上限制限を解除して入賞コマンドを送信し続けるプログ
ラムをROM60cに格納し、切り換える制御を主制御
装置60内のCPU処理により行い、始動入賞無効状態
の発生を無くすようにする。
【0168】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、1回の入賞と検知した時の払出し条件を、パチンコ
球1個につきパチンコ球1個以上に変化させる。
【0169】この場合、主制御装置60のRAM60b
に促進制御状態時カウンタを設けるものが例示できる。
この例示におけるカウンタは入賞口スイッチ5でパチン
コ球が検知される毎に+1更新するものである。しか
し、促進する制御状態になると、入賞の検知1個につき
+2以上の更新に変化させ、払出球数を増加させ、且
つ、大当たり判定に係る権利数を増加させる。
【0170】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、賞球の個数を多くするよう制御する。
【0171】この制御の場合、主制御装置60から払出
制御装置64に送信されるコマンドを変更するものが例
示できる。例えば、この制御が行われる以前は、入賞し
た1個のパチンコ球に対して15個のパチンコ球を払い
出す旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置6
4に送信し、この制御が行われた場合には、入賞した1
個のパチンコ球に対して20個のパチンコ球を払い出す
旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置64に
送信することで上記制御を行う。
【0172】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して賞球の個数を段階的に少
しずつ多くするよう制御する。
【0173】この制御の場合、主制御装置60から払出
制御装置64に送信されるコマンドを変更するものが例
示できる。例えば、この制御が行われる以前は、入賞し
た1個のパチンコ球に対して15個のパチンコ球を払い
出す旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置6
4に送信し、この制御が行われた場合には、入賞した1
個のパチンコ球に対して20個のパチンコ球を払い出す
旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置64に
送信し、更に一定時間経過後に、入賞した1個のパチン
コ球に対して25個のパチンコ球を払い出す旨のコマン
ドを主制御装置60から払出制御装置64に送信するこ
とで上記制御を行う。一定時間経過の確認は、主制御装
置60上に設けられた公知の時間管理タイマ(図示せ
ず)により行うことができる。
【0174】また、20個のパチンコ球を払い出す旨の
コマンドと25個のパチンコ球を払い出す旨のコマンド
とは、主制御装置60のROM60cにテーブルデータ
として格納されており、払出制御装置64を介して賞球
の個数を段階的に少しずつ多くする制御が行われた場合
には、先ず、20個のパチンコ球を払い出す旨のコマン
ドが選択されて主制御装置60から払出制御装置64に
送信される。ついで、一定時間経過後に25個のパチン
コ球を払い出す旨のコマンドが選択されて主制御装置6
0から払出制御装置64に送信される。なお、前記RO
M60cのテーブルデータのコマンドを2種類以上設け
て、更に細かく段階的に多くする制御も可能である。
【0175】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して1度に多くのパチンコ球
を獲得できるように制御する。
【0176】この制御の場合、払出制御装置64にコマ
ンドを送信するか否かの判断は、主制御装置60のCP
U処理が行う為、促進する制御状態の時に主制御装置に
入賞検知の信号が入力されると、この信号が入力された
旨の情報により通常15個の払出コマンドを送信してい
たのを、30個の払出コマンドに移行するデータを主制
御装置内ROM60cにプログラムして格納し、主制御
装置60から払出制御装置64に送信するコマンド内容
を切り換えて払出制御装置64に30個の払出コマンド
を送信する制御を実行する。
【0177】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して払い出しの速度を早くす
るように払出装置120の駆動を制御する。
【0178】この制御の場合、促進する制御状態時に、
従来用いられている賞球振分け装置(賞球払出装置)1
20による入賞遊技球数の払い出し時間を短くするた
め、払い出し動作開始時間を通常より早める命令コマン
ドを主制御装置60から送信されるようにし、更に、賞
球振分け装置120内に配置されたモータ等の駆動源の
駆動速度を速くする(モータの場合、単位時間当たりの
回転数を多くする)ことなどが例示できる。
【0179】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、乱数抽選での大当り当選確率が高くなるように制御
する。
【0180】この制御の場合、大当たり判定用の乱数発
生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出した乱数値
を判定する処理を変更することなどが例示できる。例え
ば、この制御が行われる以前は、乱数発生手段(例え
ば、乱数範囲が0〜299)から抽出された乱数値が7
又は150の場合に大当たりになるようにし、促進する
制御状態時にこの制御が行われた場合には、乱数発生手
段(例えば、乱数の範囲が0〜299)から抽出された
乱数値が3,7,150及び200の場合に大当たりに
なるようにすることで上記制御を行うことができる。
【0181】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、確率変動付き大当りの当選確率が高くなるよう制御
する。
【0182】この制御の場合、特別図柄大当たり判定用
の乱数発生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出し
た乱数値を判定する処理を変更することなどが例示でき
る。例えば、この制御が行われる以前は、乱数発生手段
(例えば、乱数範囲が0〜299)から抽出された乱数
値が3,7及び200の場合に確率変動付き大当たりに
なるようにし、促進する制御状態時にこの制御が行われ
た場合には、乱数発生手段(例えば、乱数の範囲が0〜
299)から抽出された乱数値が3,7,100,15
0及び200の場合に確率変動付き大当たりになるよう
にすることで上記制御を行うことができる。
【0183】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、大入賞装置6のソレノイドの開放時間を長くするよ
う制御する。
【0184】この制御の場合、主制御装置内のROM6
0cに大入賞装置6に設置された開閉部材7の開放設定
時間に関するプログラムを複数格納し、促進する制御状
態時に開放設定時間「長い」に係るデータを主制御装置
内のCPUの処理により取り出して処理命令コマンドと
して大入賞装置6へ送信し、大入賞装置6内に設置され
ているソレノイド等を制御して、大入賞装置6の開放部
材7を長い時間開放させるようにする。
【0185】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、大当り遊技状態中の大入賞装置6の開閉部材7の開
放回数を多くするように制御する。
【0186】この制御の場合、主制御装置内のROM6
0cに大入賞装置6に設置された開閉部材7の開放設定
回数に関するプログラムを複数格納し、促進する制御状
態時に開放設定回数「多い」に係るデータを主制御装置
内のCPUの処理により取り出して処理命令コマンドと
して大入賞装置6へ送信し、大入賞装置6内に設置され
ているソレノイド等を制御して、大入賞装置6の開放部
材7を多くさせるようにする。
【0187】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、始動入賞口4に設けられた電動役物(可動翼片4
a,4b)を多く又は長い時間開くように制御すること
を特徴とする。始動入賞口の電動役物としては電動チュ
ーリップを例示することができる。
【0188】この制御の場合、主制御装置内のROM6
0cに、遊技盤内に設置された電動チューリップ(可動
翼片4a,4b)の開放設定回数に関するプログラムを
複数格納し、促進する制御状態時に開放設定回数「多
い」に係るデータを主制御装置内のCPUの処理により
取り出して処理命令コマンドとして電動チューリップへ
送信し、電動チューリップに設置されているソレノイド
等を制御して、可動翼片4a,4bを多く開放させるよ
うにする。また、主制御装置内のROM60cに、可動
翼片4a,4bの開放設定時間に関するプログラムを複
数格納し、主制御装置内のCPUの処理により、電動チ
ューリップの可動翼片4a,4bの開放時間を長くする
事もできる。
【0189】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、普通図柄の乱数抽選での当選確率が高くなるように
制御する。
【0190】この制御の場合、普通図柄当たり判定用の
乱数発生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出した
乱数値を判定する処理を変更することなどが例示でき
る。例えば、この制御が行われる以前は、乱数発生手段
(例えば、乱数範囲が0〜99)から抽出された乱数値
が0〜40の場合に当たりになるようにし、促進する制
御状態時にこの制御が行われた場合には、乱数発生手段
(例えば、乱数の範囲が0〜99)から抽出された乱数
値が0〜80の場合に当たりになるようにすることで上
記制御を行うことができる。
【0191】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、普通図柄の乱数抽選での当選判定に要する時間を短
くするように制御する。
【0192】この制御の場合、普通図柄当たり判定用の
乱数発生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出した
乱数値を判定する処理を変更することなどが例示でき
る。例えば、乱数発生手段(例えば、乱数範囲が0〜9
9)から抽出された乱数値が0〜50の場合に当たりに
なるようにした場合、該当たり乱数値0〜50のうち0
〜40までの乱数値の場合、当選判定(変動)に要する
時間を短くするよう制御するプログラムを主制御装置内
ROM60cに格納し、促進する制御状態時に主制御装
置内のCPU処理により前記プログラムを実行して処理
命令を普通図柄装置へ送信し、普通図柄の判定(変動)
時間を短くするよう制御する。
【0193】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、普通図柄の乱数抽選での当選判定の結果が当選であ
った場合に特別図柄の大当たり判定の結果の当選と判定
するように判定プログラムを変更するように制御する。
【0194】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、図柄制御装置61を介して平均演出時間(図柄変動
時間=リーチ演出を含む)が短くなるように制御する。
【0195】図柄制御装置61は、主制御装置60から
のコマンドに基づいて図柄変動態様処理を行う為、主制
御装置60から図柄制御装置61に送信するコマンド内
容を変化させれば、上記図柄変動態様に係る制御を行う
ことができる。そこで、通常の演出時間の旨のコマンド
と短い演出時間の旨のコマンドを複数、主制御装置60
のROM60cにテーブルデータとして格納し、図柄制
御装置61を介して短い演出時間による図柄変動態様制
御が行われるようにする。また、演出時間判定用の乱数
発生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出した乱数
値を判定する処理において、短い演出を選択する乱数値
の割合を増やす事により、前記短い演出時間が多く選択
され、平均演出時間が短くなるよう制御する。
【0196】また、通常の演出時間の旨のコマンドと各
遊技毎に前後にストーリーが連続する連続演出の個々の
演出時間が短い演出の旨のコマンドを複数、主制御装置
60のROM60cにテーブルデータとして格納し、図
柄制御装置61を介して連続演出であるストーリー時間
が短くなる図柄変動態様制御が行われるようにする。ま
た、演出時間判定用の乱数発生手段(乱数発生器、カウ
ンタ等)から抽出した乱数値を判定する処理において、
短いストーリー演出時間を選択する乱数値の割合を増や
す事により、前記短いストーリー演出時間が多く選択さ
れ、各遊技毎の前後に連続する連続演出であるストーリ
ー平均演出時間が短くなるよう制御する事も可能であ
る。
【0197】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、通常行われる図柄変動態様の内容を短縮することに
より、前記演出時間を短くするように制御する。
【0198】この制御の場合、主制御装置内処理にて決
定された演出内容に係る図柄変動態様時間のコマンドが
送信された図柄制御装置は、促進する制御状態になる
と、主制御装置内若しくは図柄制御装置内に設けた時間
管理処理等を介して、図柄変動態様を強制終了させる処
理命令を行い短縮することにより、演出時間を短くす
る。又は、画像データのフレーム数を一定間隔毎に削除
若しくは飛ばし読み処理をして演出内容を短縮したり、
図柄制御装置に送るクロック数を増やして演出処理速度
を速めたりする等のプログラムを主制御装置内又は図柄
制御装置内ROMに格納し、当該プログラムに係る処理
を命令実行させるようにし図柄表示装置に表示する図柄
変動態様を短縮するよう制御する事により演出時間を短
くする。
【0199】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、普通図柄に係る入賞に対しても大当たり判定を行う
特別図柄に係わる入賞として扱うように制御する。
【0200】この制御の場合、促進する制御状態時の
み、主制御装置60のCPU処理が普通図柄に係る入賞
も、特別図柄の入賞と同等の扱いをして、特別図柄の入
賞時に図柄制御装置61に送信する入賞コマンドと同じ
入賞コマンドを送信するプログラムを主制御装置60の
ROM60cに格納し、命令実行処理を行うことによ
り、大当たり判定に係る権利数を増加させる。
【0201】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、入賞しなかったアウト球に対しても入賞として扱う
ように制御する。
【0202】この制御の場合、促進する制御状態時の
み、主制御装置60のCPU処理がアウト球としてアウ
ト口26を通過する場合も、一般の入賞と同等の扱いを
して入賞コマンドを送信するプログラムを主制御装置6
0のROM60cに格納し、命令実行処理を行うことに
より、払出制御装置64を介してパチンコ球を獲得でき
るように制御する。
【0203】更にまた、入賞しなかったアウト球を遊技
者側に戻す通路と、この通路を開閉自在とする開閉手段
とを設け、主制御装置60のCPU60aは、開閉手段
を介して前記通路を開くように制御する。
【0204】この制御の場合、促進する制御状態時の
み、主制御装置60のCPU処理が開閉手段を開くコマ
ンドを送信するプログラムを主制御装置60のROM6
0cに格納し、命令実行処理を行うことにより、入賞し
なかったアウト球を遊技者側に戻すように制御する。
【0205】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、アウト口26に入ったハズレ球を入賞球として検知
するように検知判断のプログラムを切り替えるように制
御する。
【0206】この制御の場合、促進する制御状態時の
み、主制御装置のCPU処理がアウト球としてアウト口
26を通過する場合も、一般の入賞と同等の扱いをして
入賞コマンドを送信するプログラムを主制御装置60の
ROM60cに格納し、命令実行処理を行うことによ
り、払出制御装置64を介してパチンコ球を獲得できる
ように制御する。
【0207】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、アウト口26に入ったハズレ球を、払出球として払
出口より払い出すようにアウト口26の先のハズレ球回
収通路に設けられた球排出路変更部材の方向を切り替え
てハズレ球を払出口から払い出すように制御する。
【0208】この制御の場合、促進する制御状態時の
み、主制御装置60のCPU処理が開閉手段を開くコマ
ンドを送信するプログラムを主制御装置60のROM6
0cに格納し、命令実行処理を行うことにより、入賞し
なかったアウト球を遊技者側に戻すように制御する。
【0209】なお、払出遊技媒体数を促進する実施例と
して、遊技媒体の単価を上げるか、或いは総数を多くす
る方法が例示できる。遊技媒体の単価を上げる方法とし
ては、(1) 単価の低い遊技媒体と単価の高い遊技媒体と
を予め用意しておき、必要な条件によって単価の高い遊
技媒体を選択する方法、(2) 遊技媒体の中にICチップ
などを内蔵または搭載しておき、必要な条件によってI
Cチップの記憶情報を単価の高い情報に書き換える方法
が例示できる。
【0210】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って第1の遊技回数(6000回)と
第2の遊技回数(180000回)の範囲内の、使用パ
チンコ球数と払出パチンコ球数との履歴を記憶している
記憶手段を有する。
【0211】なお、この実施の形態において、使用パチ
ンコ球数と払出パチンコ球数との履歴を記憶する記憶手
段(RAM60bあるいはRAM64b)は、遊技回数
の経過に従って、現時点から遡って第1の遊技回数と第
2の遊技回数の範囲から外れることとなった時間の、前
記第1の遊技回数と前記第2の遊技回数との履歴の記憶
が順次削除され、遊技回数の経過に対応して常に現時点
から遡って前記第1の遊技回数と前記第2の遊技回数の
範囲内の、前記使用パチンコ球数と払出パチンコ球数と
の履歴が記憶されていることが好ましい。
【0212】この実施の形態によれば、使用パチンコ球
数と払出パチンコ球数との履歴を保存記憶しておくの
で、必要に応じて記憶を読み出して、第1の遊技回数あ
るいは第2の遊技回数における比率が所定の範囲内にあ
るか否かを確認できる。
【0213】上述のように、記憶手段(RAM60bあ
るいはRAM64b)に保存記憶して、必要に応じて記
憶していた分だけの不利益を遊技者に返還させるように
した構成として下記のものが例示できる。すなわち、主
制御装置60のCPU60aは、始動記憶である保留球
数及びその上限値を含む始動記憶情報を記憶する保留球
数記憶手段を有し、総使用パチンコ球数に対する総払出
パチンコ球数の比率の下限より上の値として準下限を設
けると共に総使用パチンコ球数に対する総払出パチンコ
球数の比率が前記準下限に達したときに総払出パチンコ
球数を促進する制御か、または総使用パチンコ球数に対
する総払出パチンコ球数の比率が前記下限に達したとき
に総払出パチンコ球数を促進する制御か、または総使用
パチンコ球数に対する総払出パチンコ球数の比率が前記
下限に達しないように前記下限に達する前に総払出パチ
ンコ球数を促進する制御か、のいずれかを行うように
し、入賞による総払出パチンコ球数を促進する制御は、
前記保留球数の上限値を増加させるか、上限制限を解除
し、増加する前の上限値を超えて増加した後の上限値ま
での範囲の分の記憶、又は増加する前の上限値を超えた
記憶は別の記憶として保存記憶しておくよう前記保留球
数記憶手段を制御することを特徴とする。
【0214】この制御によれば、保存記憶しておくの
で、必要に応じて必要な時に記憶を読み出して、記憶し
ていた分だけの不利益を遊技者から返還という形で提供
させることができる。
【0215】上述のように、記憶手段に保存記憶して、
必要に応じて記憶していた分だけの利益を遊技者に返還
するようにした構成として下記のものが例示できる。す
なわち、主制御装置60のCPU60aは、入賞の検知
の有無を含む検知情報を記憶する検知情報記憶手段を有
し、総払出パチンコ球数を促進する制御は、入賞となっ
た検知で無効とされ、検知情報は別の記憶として保存記
憶しておき促進時に有効化を行う前記検知情報記憶手段
を制御することを特徴とする。なお、前記入賞とは、通
常、入賞口にパチンコ球を入れること(入賞装置の入賞
口スイッチ5により検知されたこと)によって所定数の
パチンコ球が払い出されるものである。特定の入賞とし
て一般的な弾球遊技機で例えると、入賞口4,9近傍に
電気的に動かす事が可能な可動翼片(可動部材)4a,
4bを設けた入賞装置を役物(例えば、電動チューリッ
プ)といい、該役物の入賞口に入賞したものを役物入賞
(例えば、始動口入賞)としている。また、該役物を継
続的に連続して作動させることにより、大量の遊技媒体
を獲得できるような該役物の入賞口(例えば、アタッカ
ー内部)に入賞したものを連続役物入賞(例えば、アタ
ッカー入賞あるいは大入賞)とし、該役物入賞の中の1
つとして扱っている。更に、例外的ではあるが、払出パ
チンコ球が無しを含む少量、若しくは比較的多くない場
合の入賞でも、該入賞により特別な権利が得られるもの
も役物入賞として含めても良い。本発明においては、前
記一般的な例で記載した内容のいずれの入賞でも良い。
そして、獲得されたパチンコ球の総数に占める前記役物
入賞の作動により獲得されたパチンコ球の数の割合は概
ね7割が一般的に好適とされる。
【0216】また、主制御装置60のCPU60aは、
連続役物入賞等の検知の有無を含む検知情報を記憶する
検知情報記憶手段を有し、総払出パチンコ球数を促進す
る制御は、前記入賞の検知で無効にされた検知情報を別
の記憶として保存記憶しておくようにし、促進時に前記
無効の検知情報を有効となるように前記検知情報記憶手
段を制御することを特徴とする。なお、連続役物入賞と
は、アタッカー入賞とも呼ばれ、獲得されたパチンコ球
の総数に占める連続役物入賞の作動により獲得されたパ
チンコ球の数の割合は概ね6割が一般的に好適とされ
る。
【0217】また、主制御装置60のCPU60aは、
役物入賞の入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を記憶
する入賞情報記憶手段を有し、総使用パチンコ球数に対
する総払出パチンコ球数の比率の下限より上の値として
準下限を設けると共に総使用パチンコ球数に対する総払
出パチンコ球数の比率が前記準下限に達したときに総払
出パチンコ球数を促進する制御か、または総使用パチン
コ球数に対する総払出パチンコ球数の比率が前記下限に
達したときに総払出パチンコ球数を促進する制御か、ま
たは総使用パチンコ球数に対する総払出パチンコ球数の
比率が前記下限に達しないように前記下限に達する前に
総払出パチンコ球数を促進する制御か、のいずれかを行
うようにし、総払出パチンコ球数を促進する制御は、前
記役物入賞以外の1回の入賞と検知した時の払出し条件
を、球1個で球1個以上分と検知するように変化させ
(入賞検知球数テーブルを複数有し、切り換える)、変
化させた後の入賞払出し個数と入賞検知数は別の記憶と
して保存記憶しておくよう前記入賞情報記憶手段を制御
することを特徴とする。
【0218】また、主制御装置60のCPU60aは、
連続役物入賞の入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を
記憶する入賞情報記憶手段を有し、総使用パチンコ球数
に対する総払出パチンコ球数の比率の下限より上の値と
して準下限を設けると共に総使用パチンコ球数に対する
総払出パチンコ球数の比率が前記準下限に達したときに
総払出パチンコ球数を促進する制御か、または総使用パ
チンコ球数に対する総払出パチンコ球数の比率が前記下
限に達したときに総払出パチンコ球数を促進する制御
か、または総使用パチンコ球数に対する総払出パチンコ
球数の比率が前記下限に達しないように前記下限に達す
る前に総払出パチンコ球数を促進する制御か、のいずれ
かを行うようにし、総払出パチンコ球数を促進する制御
は、前記連続役物入賞以外の1回の入賞と検知した時の
払出し条件を、球1個で球1個以上分と検知するように
変化させ(入賞検知球数テーブルを複数有し、切り換え
る)、変化させた後の入賞払出し個数と入賞検知数は別
の記憶として保存記憶しておくよう前記入賞情報記憶手
段を制御することを特徴とする。
【0219】更に、主制御装置60のCPU60aは、
役物入賞の賞球個数と入賞回数を含む賞球情報を記憶す
る賞球情報記憶手段を有し、総使用パチンコ球数に対す
る総払出パチンコ球数の比率の下限より上の値として準
下限を設けると共に総使用パチンコ球数に対する総払出
パチンコ球数の比率が前記準下限に達したときに総払出
パチンコ球数を促進する制御か、または総使用パチンコ
球数に対する総払出パチンコ球数の比率が前記下限に達
したときに総払出パチンコ球数を促進する制御か、また
は総使用パチンコ球数に対する総払出パチンコ球数の比
率が前記下限に達しないように前記下限に達する前に総
払出パチンコ球数を促進する制御か、のいずれかを行う
ようにし、総払出パチンコ球数を促進する制御は、役物
入賞以外の賞球の個数を多くするよう制御し(賞球数テ
ーブルを複数有し、切り換える)、賞球の個数を多くし
た後の賞球個数と入賞回数は別の記憶として保存記憶し
ておくよう前記賞球情報記憶手段を制御することを特徴
とする。
【0220】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、連続役物入賞の賞球個数と入賞回数を含む賞球情報
を記憶する賞球情報記憶手段を有し、総使用パチンコ球
数に対する総払出パチンコ球数の比率の下限より上の値
として準下限を設けると共に総使用パチンコ球数に対す
る総払出パチンコ球数の比率が前記準下限に達したとき
に総払出パチンコ球数を促進する制御か、または総使用
パチンコ球数に対する総払出パチンコ球数の比率が前記
下限に達したときに総払出パチンコ球数を促進する制御
か、または総使用パチンコ球数に対する総払出パチンコ
球数の比率が前記下限に達しないように前記下限に達す
る前に総払出パチンコ球数を促進する制御か、のいずれ
かを行うようにし、総払出パチンコ球数を促進する制御
は、前記連続役物入賞以外の賞球の個数を多くするよう
制御し(賞球数テーブルを複数有し、切り換える)、賞
球の個数を多くした後の賞球個数と入賞回数は別の記憶
として保存記憶しておくよう前記賞球情報記憶手段を制
御することを特徴とする。
【0221】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、
総払出パチンコ球数と役物入賞による払出パチンコ球数
との履歴を記憶しており、現時点から遡って所定遊技回
数の範囲内の遊技における総払出パチンコ球数に対する
役物入賞による払出パチンコ球数の比率が所定の下限値
に達したことを条件として、役物入賞以外の入賞による
払出パチンコ球数を促進する制御を行うことを特徴とす
る。
【0222】この制御によれば、役物入賞による払出パ
チンコ球数を抑制する代わりに、役物入賞以外の入賞に
よる払出遊技媒体数を促進させることでも、同様の効果
を奏する。なお、役物入賞以外の入賞とは、役物入賞や
連続役物入賞を除いた、一般入賞をいう。また、役物入
賞以外の入賞による払出パチンコ球数を促進する制御の
具体的内容は、前述の第1,及び第2の制御手順が実施
する促進制御と同じ制御を採用できる。
【0223】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、
総払出パチンコ球数と連続役物入賞による払出パチンコ
球数との履歴を記憶しており、現時点から遡って所定遊
技回数の範囲内の遊技における総払出パチンコ球数に対
する連続役物入賞による払出パチンコ球数の比率が所定
の下限値に達したことを条件として、連続役物入賞以外
の入賞による払出パチンコ球数を促進する制御を行うこ
とを特徴とする。
【0224】この制御によれば、連続役物入賞による払
出パチンコ球数を抑制する代わりに、連続役物入賞以外
の入賞による払出パチンコ球数を促進させることでも、
同様の効果を奏する。なお、連続役物入賞以外の入賞と
は、連続役物入賞を除いた、役物入賞や一般入賞をい
う。
【0225】[抑制制御の内容]次に、第1の制御手順
及び第2の制御手順が上限を設けたことにより実施する
具体的な抑制制御の内容を説明する。なお、主制御装置
60のCPU60aは、遊技の状況に応じて、下記に示
す抑制制御のいずれか1つを採用して実行したり、ある
いは複数の抑制制御を組み合わせて採用して実行する。
すなわち、主制御装置60のCPU60aは、発射制御
装置65を介して発射装置71の発射操作がなされてい
てもパチンコ球の発射を停止する制御を行う。この発射
装置71の駆動制御に関しては、パチンコ球の発射装置
71の駆動の間隔を長くし発射操作がなされていてもパ
チンコ球の発射間隔が長くなる制御を行う構成のものも
例示できる。
【0226】パチンコ球の発射装置71の駆動を停止す
る場合には、例えば、発射装置71への電流の供給を停
止することにより発射装置71内のモータやソレノイド
等の駆動源の駆動を停止する。また、パチンコ球の発射
装置71の駆動の間隔を長くする場合には、例えば、発
射装置71への電流の供給を調整することにより発射装
置71内のモータやソレノイド等の駆動源の駆動速度を
調整する。発射装置71への電流供給の調整は、例え
ば、電気回路の抵抗値を変更することなどが例示でき
る。
【0227】また、主制御装置60のCPU60aは、
遊技領域3にて、入賞口にパチンコ球が入り難くなるよ
うに障害物を発現させるようにアクチュエータ(図示せ
ず)を制御する。または入賞口にパチンコ球が入り易く
なるように設けられた誘導部材を移動させるようにアク
チュエータ(図示せず)を制御し入賞口にパチンコ球が
入り難くなるようにする。
【0228】更に、主制御装置60のCPU60aは、
抑制手順をROM60cに予め記したシミュレーション
によって得られる結果を反映させることにより、遊技者
に分からないようにアクチュエータ(図示せず)を制御
して障害物を微妙に動かし、入賞口にパチンコ球が入り
難くなるように制御する。
【0229】更に、主制御装置60のCPU60aは、
始動記憶である保留球数の上限値を減少させるか、記憶
を削除するものであることを特徴とする。
【0230】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、入賞の検知を無効にする制御を行う。この制御の場
合、主制御装置60に入賞検知の信号が入力されても、
この信号が入力された旨の情報を払出制御装置64に伝
えない制御が例示できる。払出制御装置64は主制御装
置60からのコマンドに基づいて払出処理を行う為、主
制御装置60から払出制御装置64にコマンドを送信し
なければ上記制御を行うことができる。払出制御装置6
4にコマンドを送信するか否かの判断は、主制御装置6
0のCPU60aが行う。
【0231】また、入賞の検知を無効にする制御が行わ
れ払い出しを行わない場合には、払出制御装置64にコ
マンドを送信しないほかに払い出しを行わないコマンド
を選択して送信することもできる。この場合、払い出し
を行うコマンドと払い出しを行わないコマンドとが、主
制御装置60のROM60cにテーブルデータとして格
納されており、払い出しを行うか否かの主制御装置60
の判断に応じて払い出しを行うコマンドと払い出しを行
わないコマンドとがそれぞれ選択される。なお、選択さ
れるコマンドは2種類以上でもよい。
【0232】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、入賞と検知するための条件を、パチンコ球1個毎か
ら前記球2個以上毎に変化させる制御を行う。この制御
の場合、主制御装置60のRAM60bに促進制御状態
時用カウンタを設けるものが例示できる。この例示にお
ける促進制御状態時用カウンタは入賞口スイッチ5でパ
チンコ球が検知される毎に「+1」するものである。そ
して、このカウンタが所定の値(例えば2で、2に達し
た後に0に戻される)に達した場合にのみ主制御装置6
0から払出制御装置64にコマンドを送信することで上
記制御を行うことができる。
【0233】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して賞球の個数を少なくする
よう制御する。この制御の場合、主制御装置60から払
出制御装置64に送信されるコマンドを変更するものが
例示できる。例えば、この制御が行われる以前は、入賞
した1個のパチンコ球に対して15個のパチンコ球を払
い出す旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置
64に送信し、この制御が行われた場合には、入賞した
1個のパチンコ球に対して10個のパチンコ球を払い出
す旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置64
に送信することで上記制御を行うことができる。
【0234】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して賞球の個数を段階的に少
しずつ少なくするよう制御する。この制御の場合、主制
御装置60から払出制御装置64に送信されるコマンド
を変更するものが例示できる。例えば、この制御が行わ
れる以前は、入賞した1個のパチンコ球に対して15個
のパチンコ球を払い出す旨のコマンドを主制御装置60
から払出制御装置64に送信し、この制御が行われた場
合には、入賞した1個のパチンコ球に対して10個のパ
チンコ球を払い出す旨のコマンドを主制御装置60から
払出制御装置64に送信い、更に一定時間経過後に、入
賞した1個のパチンコ球に対して5個のパチンコ球を払
い出す旨のコマンドを主制御装置60から払出制御装置
64に送信することで上記制御を行うことができる。一
定時間経過の確認は、主制御装置60上に設けられた公
知のタイマ(図示しない)により行うことができる。
【0235】また、10個のパチンコ球を払い出す旨の
コマンドと5個のパチンコ球を払い出す旨のコマンドと
は主制御装置60のROM60cにテーブルデータとし
て格納されており、払出制御装置64を介して賞球の個
数を段階的に少しずつ少なくする制御が行われた場合に
は、先ず、10個のパチンコ球を払い出す旨のコマンド
が選択されて、主制御装置60から払出制御装置64に
送信される。ついで、一定時間経過後に、5個のパチン
コ球を払い出す旨のコマンドが選択されて主制御装置6
0から払出制御装置64に送信される。なお、選択され
るコマンドは2種類以上でもよい。
【0236】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して払い出しを行わないよう
に制御する。この制御の場合、主制御装置60に入賞検
知の信号が入力されても、この信号が入力された旨の情
報を払出制御装置64に伝えない制御が例示できる。払
出制御装置64は主制御装置60からのコマンドに基づ
いて払出処理を行う為、主制御装置60から払出制御装
置64にコマンドを送信しなければ、上記制御を行うこ
とができる。払出制御装置64にコマンドを送信するか
否かの判断は、主制御装置60のCPU60aが行う。
【0237】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、払出制御装置64を介して払い出しの速度を遅くす
るように払出装置120の駆動を制御する。この制御の
場合、払出装置120のモータ等の駆動源の駆動速度を
遅くする(モータの場合、単位時間当たりの回転数を少
なくする)ことなどが例示できる。更に、払出装置12
0のモータ等の駆動源に休止期間を設けることも例示で
きる。この場合、例えば、15個のパチンコ球を払い出
す際に、5個払い出した時点と10個払い出した時点と
で駆動源をそれぞれ一定時間停止することで行うことが
できる。
【0238】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、乱数抽選での大当り当選確率が低くなるように制御
する。この制御の場合、当選テーブルの切り換え、乱数
の数値(分母)を増やす、乱数発生器と抽選に係る部分
の装置を複数有し切り換える、当選乱数を捨てる…など
の制御が例示できる。
【0239】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、確率変動付き大当りの当選確率が低くなるよう制御
する。この制御の場合、特別図柄大当たり判定用の乱数
発生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出した乱数
値を判定する処理を変更することなどが例示できる。例
えば、この制御が行われる以前は、乱数発生手段(例え
ば、乱数の範囲が0〜299)から抽選された乱数値が
3,7,100,150及び200の場合に確率変動付
き大当たりになるようにし、この制御が行われた場合に
は、乱数発生手段(例えば、乱数の範囲が0〜299)
から抽選された乱数値が3,7,及び200の場合に確
率変動付き大当たりになるようにすることで上記制御を
行うことができる。
【0240】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、大入賞装置6のソレノイドの開放時間を短くするよ
う制御する。この制御の場合、設定時間に関する記憶を
複数種類有し切り換える制御が例示できる。
【0241】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、大当り遊技状態中の大入賞装置6の開閉部材7の開
放回数を少なくするように制御する。この制御の場合、
設定回数に関する記憶を複数種類有し切り換える制御が
例示できる。
【0242】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、始動入賞口4の電動役物(可動翼片4a,4b)を
開かなくするように制御することを特徴とする。始動入
賞口の電動役物としては電動チューリップを例示するこ
とができる。
【0243】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、普通図柄の乱数抽選での当選確率が低くなるように
制御する。この制御の場合、普通図柄当たり判定用の乱
数発生手段(乱数発生器、カウンタ等)から抽出した乱
数値を判定する処理を変更することなどが例示できる。
例えば、この制御が行われる以前は、乱数発生手段(例
えば、乱数の範囲が0〜99)から抽選された乱数値が
0〜50の場合に当たりになるようにし、この制御が行
われた場合には、乱数発生手段(例えば、乱数の範囲が
0〜99)から抽選された乱数値が0〜20の場合に当
たりになるようにすることで上記制御を行うことができ
る。
【0244】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、普通図柄の乱数抽選での当選判定に要する時間を長
くするように制御する。この制御の場合、当選判定に要
する時間に関する記憶を複数種類有し切り換える制御が
例示できる。
【0245】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、特別図柄の大当たり判定の結果が当選であった場合
に、普通図柄の乱数抽選での当選判定の結果が当選と判
定するように判定プログラムを変更するように制御する
ものであることを特徴とする。
【0246】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、図柄制御装置61を介して平均演出時間(図柄変動
時間=リーチ演出を含む)が長くなるように制御する。
この制御の場合、時間の長い演出を選択するよう制御す
る、あるいは通常の演出テーブルと時間の長い演出テー
ブルを有し切り換える制御が例示できる。この制御を実
施すると、長い演出が選択されても、通常のときも長い
演出がされるときがあるから通常のときと状況が変化し
たように見えないので、遊技者に違和感を与え難くし
て、新たな問題を起こさず、目的を達成することができ
る。
【0247】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、図柄制御装置61を介して各遊技毎に前後にストー
リーが連続する連続演出となるように制御する。この制
御が実施すると、演出自体に面白みや興味を起こさせる
要素が付与されているから、長い演出がなされても遊技
者をあきさせるようなことを防止できる。
【0248】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、通常行われる図柄変動態様の内容を延長することに
より、演出時間を長くするように制御するものであるこ
とを特徴とする。
【0249】なお、払出遊技媒体数を抑制する実施例と
して、遊技媒体の単価を下げるか、或いは総数を少なく
する方法が例示できる。遊技媒体の単価を下げる方法と
しては、(1) 単価の低い遊技媒体と単価の高い遊技媒体
とを予め用意しておき、必要な条件によって単価の低い
遊技媒体を選択する方法、(2) 遊技媒体の中にICチッ
プなどを内蔵または搭載しておき、必要な条件によって
ICチップの記憶情報を単価の低い情報に書き換える方
法が例示できる。
【0250】また、主制御装置60のCPU60aは、
始動記憶である保留球数及びその上限値を含む始動記憶
情報を記憶する保留球数記憶手段を有し、連続役物入賞
による総払出パチンコ球数を抑制する制御は、前記保留
球数の上限値を減少させる(0を含む)か、前記保留球
数の記憶を一時削除し、減少した後の上限値を超えて減
少する前の上限値までの範囲の分の記憶、又は一時削除
した記憶は別の記憶として保存記憶しておくよう前記保
留球数記憶手段を制御することを特徴とする。
【0251】この制御によれば、減少させた記憶保存し
ておくので、必要に応じて必要な時に記憶を読み出し
て、記憶していた分だけの利益を遊技者に返還という形
で付与することができる。
【0252】上述のように、記憶手段に保存記憶して、
必要に応じて記憶していた分だけの利益を遊技者に返還
するようにした構成として下記のものが例示できる。す
なわち、主制御装置60のCPU60aは、入賞の検知
の有無を含む検知情報を記憶する検知情報記憶手段を有
し、総払出パチンコ球数を抑制する制御は、入賞となっ
た検知を無効にし、無効にした後の検知情報は別の記憶
として保存記憶しておくよう前記検知情報記憶手段を制
御することを特徴とする。なお、前記入賞とは、通常、
入賞口にパチンコ球を入れること(入賞装置の入賞口ス
イッチ5により検知されたこと)によって所定数のパチ
ンコ球が払い出されるものである。特定の入賞として一
般的な弾球遊技機で例えると、入賞口4,9近傍に電気
的に動かす事が可能な可動翼片(可動部材)4a,4b
を設けた入賞装置を役物(例えば、電動チューリップ)
といい、該役物の入賞口に入賞したものを役物入賞(例
えば、始動口入賞)としている。また、該役物を継続的
に連続して作動させることにより、大量の遊技媒体を獲
得できるような該役物の入賞口(例えば、アタッカー内
部)に入賞したものを連続役物入賞(例えば、アタッカ
ー入賞あるいは大入賞)とし、該役物入賞の中の1つと
して扱っている。更に、例外的ではあるが、払出パチン
コ球が無しを含む少量、若しくは比較的多くない場合の
入賞でも、該入賞により特別な権利が得られるものも役
物入賞として含めても良い。本発明においては、前記一
般的な例で記載した内容のいずれの入賞でも良い。そし
て、獲得されたパチンコ球の総数に占める前記役物入賞
の作動により獲得されたパチンコ球の数の割合は概ね7
割が一般的に好適とされる。
【0253】また、主制御装置60のCPU60aは、
連続役物入賞の検知の有無を含む検知情報を記憶する検
知情報記憶手段を有し、総払出パチンコ球数を抑制する
制御は、前記連続役物入賞の検知を無効にし、無効にし
た後の検知情報は別の記憶として保存記憶しておくよう
前記検知情報記憶手段を制御することを特徴とする。な
お、連続役物入賞とは、アタッカー入賞とも呼ばれ、獲
得されたパチンコ球の総数に占める連続役物入賞の作動
により獲得されたパチンコ球の数の割合は概ね6割が一
般的に好適とされる。
【0254】更に、主制御装置60のCPU60aは、
役物入賞の入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を記憶
する入賞情報記憶手段を有し、総払出パチンコ球数を抑
制する制御は、前記役物入賞と検知するための条件を、
球1個から球2個以上に変化させ(役物入賞に係る入賞
検知球数テーブルを複数有し、切り換える)、変化させ
た後の入賞個数と入賞検知数は別の記憶として保存記憶
しておくよう前記入賞情報記憶手段を制御することを特
徴とする。
【0255】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、連続役物入賞の入賞個数と入賞検知数を含む入賞情
報を記憶する入賞情報記憶手段を有し、総払出パチンコ
球数を抑制する制御は、連続役物入賞と検知するための
条件を、球1個から球2個以上に変化させ(役物入賞に
係る入賞検知球数テーブルを複数有し、切り換える)、
変化させた後の入賞個数と入賞検知数は別の記憶として
保存記憶しておくよう前記入賞情報記憶手段を制御する
ことを特徴とする。
【0256】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、役物入賞の賞球個数と入賞回数を含む賞球情報を記
憶する賞球情報記憶手段を有し、総払出パチンコ球数を
抑制する制御は、前記役物入賞に係る賞球の個数を少な
くする(賞球0を含む)よう制御し(役物入賞に係る賞
球数テーブルを複数有し、切り換える)、賞球の個数を
少なくした後の賞球個数と入賞回数は別の記憶として保
存記憶しておくよう前記賞球情報記憶手段を制御するこ
とを特徴とする。
【0257】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、連続役物入賞の賞球個数と入賞回数を含む賞球情報
を記憶する賞球情報記憶手段を有し、総払出パチンコ球
数を抑制する制御は、連続役物入賞に係る賞球の個数を
少なくする(賞球0を含む)よう制御し(連続役物入賞
に係る賞球数テーブルを複数有し、切り換える)、賞球
の個数を少なくした後の賞球個数と入賞回数は別の記憶
として保存記憶しておくよう前記賞球情報記憶手段を制
御することを特徴とする。
【0258】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、特別図柄抽選による当選回数を含む当選情報を記憶
する当選情報記憶手段を有し、総払出パチンコ球数を抑
制する制御は、特別図柄の大当たり判定の結果が当選で
あった場合に、普通図柄の乱数抽選での当選判定の結果
が当選と判定するように判定プログラムを変更する制御
を行い、変更した後の特別図柄抽選による当選回数は別
の記憶として保存記憶しておくよう前記当選情報記憶手
段を制御することを特徴とする。
【0259】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、通常状態に回復させる制御に代えて、別の記憶とし
て保存記憶された記憶を、該記憶がなくなるまで該記憶
から減算した分の記憶を通常状態における規定値に加算
してなる変更規定値に基づいて制御を行うよう制御を切
り換えるようにしたことを特徴とする。
【0260】この制御によれば、記憶してあった分を遊
技者に返還する、または遊技者に提供させることができ
る。
【0261】上述のように、記憶してあった分を遊技者
に返還する、または遊技者に提供させることができるよ
うにした構成として下記のものが例示できる。すなわ
ち、主制御装置60のCPU60aは、前記変更規定値
が、別の記憶として保存記憶された記憶を、一度に減算
してその分の記憶を通常状態における規定値に加算して
なるものであることを特徴とする。
【0262】この制御によれば、一度に比較的多くの特
典利益や不利益を付与するので意外性が増して遊技の趣
向が深まる。
【0263】また、主制御装置60のCPU60aは、
前記変更規定値が、別の記憶として保存記憶された記憶
であって遊技回数毎に対応した記憶を記憶した順に、制
御を切り換えた後の遊技回数毎に対応させて減算してそ
の分の記憶を通常状態における規定値に加算してなるも
のであることを特徴とする。
【0264】この制御によれば、遊技1回毎に分散して
返還したり提供させたりするので、利益、不利益の度合
いが時間的に平均化されて安心して遊技が行える。
【0265】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、
総払出パチンコ球数と役物入賞による払出パチンコ球数
との履歴を記憶しており、現時点から遡って所定遊技回
数の範囲内の遊技における総払出パチンコ球数に対する
役物入賞による払出パチンコ球数の比率が所定の上限値
に達したことを条件として、役物入賞による払出パチン
コ球数を抑制する制御を行うことを特徴とする。
【0266】この制御によれば、役物入賞により得られ
るパチンコ球の払出は、一度に比較的多くの払出個数が
得られるものであるため、比較的少ない回数で利益が得
られるものである。役物入賞に比率が多くなって所定の
上限値に達した場合は、比較的少ない回数で多くの利益
が得られる状態となったことを意味するから、このよう
な、比較的少ない回数で比較的大きな利益が得られるよ
うな状態を解消して健全な遊技とするために、比較的少
ない回数で比較的大きな利益が得られることとなった原
因である、役物入賞による払出パチンコ球数を抑制させ
る。なお、役物入賞による払出パチンコ球数を抑制する
制御の具体的内容は、前述の第1,及び第2の制御手順
が実施する抑制制御と同じ制御を採用できる。これによ
り、比較的少ない回数で比較的大きな利益が得られるよ
うな状態は解消されて健全な遊技とすることができる。
【0267】また、この実施の形態において、前記比率
の上限値は0.7倍であることが好ましく、比率の上限
値が0.7倍であると、役物入賞の発生頻度や役物入賞
による払出パチンコ球数を著しく低下させて遊技の興趣
を削ぐようなことなく、比較的少ない回数で比較的大き
な利益が得られるような状態は解消されて健全な遊技と
することができる。
【0268】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、
総払出パチンコ球数と役物入賞による払出パチンコ球数
との履歴を記憶している記憶手段を有しており、遊技回
数の経過に従って、現時点から遡って所定遊技回数の範
囲から外れることとなった遊技回数の、払出パチンコ球
数と役物入賞による払出パチンコ球数との履歴の記憶は
順次削除され、遊技回数の経過に対応して常に現時点か
ら遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、払出パチンコ
球数と役物入賞による払出パチンコ球数との履歴を記憶
していることができるようになっていることを特徴とす
る。
【0269】この制御によれば、比較的少ない回数で比
較的大きな利益が得られるような状態は解消されて健全
な遊技とすることが確実に実施できる。
【0270】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、
総払出パチンコ球数と連続役物入賞による払出パチンコ
球数との履歴を記憶しており、現時点から遡って所定遊
技回数の範囲内の遊技における総払出パチンコ球数に対
する連続役物入賞による払出パチンコ球数の比率が所定
の上限値に達したことを条件として、連続役物入賞によ
る払出パチンコ球数を抑制する制御を行うことを特徴と
する。
【0271】この制御によれば、連続役物入賞により得
られるパチンコ球の払出は、連続役物入賞を除く役物入
賞よりも一度に比較的多くの払出個数が得られるもので
あるため、比較的少ない回数で利益が得られるものであ
る。連続役物入賞に比率が多くなって所定の上限値に達
した場合は、比較的少ない回数で多くの利益が得られる
状態となったことを意味するから、このような、比較的
少ない回数で比較的大きな利益が得られるような状態を
解消して健全な遊技とするために、比較的少ない回数で
比較的大きな利益が得られることとなった原因である、
連続役物入賞による払出パチンコ球数を抑制させる。こ
れにより、比較的少ない回数で比較的大きな利益が得ら
れるような状態は解消されて健全な遊技とすることがで
きる。
【0272】なお、この実施の形態において、前記比率
の上限値が0.6倍であることが好ましく、比率の上限
値が0.6倍であると、連続役物入賞の発生頻度や連続
役物入賞による払出パチンコ球数を著しく低下させて遊
技の興趣を削ぐようなことなく、比較的少ない回数で比
較的大きな利益が得られるような状態は解消されて健全
な遊技とすることができる。
【0273】更にまた、主制御装置60のCPU60a
は、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、
総払出パチンコ球数と連続役物入賞による払出パチンコ
球数との履歴を記憶している記憶手段を有しており、遊
技回数の経過に従って、現時点から遡って所定遊技回数
の範囲から外れることとなった遊技回数の、払出パチン
コ球数と連続役物入賞による払出パチンコ球数との履歴
の記憶は順次削除され、遊技回数の経過に対応して常に
現時点から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、払出
パチンコ球数と連続役物入賞による払出パチンコ球数と
の履歴を記憶していることができるようになっているこ
とを特徴とする。
【0274】この制御によれば、比較的少ない回数で比
較的大きな利益が得られるような状態は解消されて健全
な遊技とすることが確実に実施できる。
【0275】[本実施の形態の作用]この実施の形態に
よれば、一定の回数とこの一定の回数より多い定められ
た回数行った遊技に対して使った遊技媒体数の3倍を超
える著しく大きな利益を遊技者に付与することをせず、
最大でも3倍の利益までしか得られないようにしたの
で、少ない遊技回数で著しい利益を得られることもな
く、また少ない遊技回数で著しい利益を得られるかもし
れないという幻想的な期待感を遊技者に与えてしまうこ
ともなく遊技に没頭する結果大きな不利益を生じせしめ
るようなことも防止でき、健全な遊技を提供できる。
【0276】また、この実施の形態によれば、一定の多
い回数行った遊技に対して使った遊技媒体数の2倍を超
える著しく大きな利益を遊技者に付与することをせず、
最大でも2倍の利益までしか得られないようにしたの
で、多くの遊技回数で著しい利益を得られることもな
く、また多くの遊技回数で著しい利益を得られるかもし
れないという幻想的な期待感を遊技者に与えてしまうこ
ともなく遊技に没頭する結果大きな不利益を生じせしめ
るようなことも防止でき、健全な遊技を提供できる。
【0277】更に、この実施の形態によれば、一定の遊
技回数を行った遊技に対して使った遊技媒体数の1/3
倍を下回る著しく大きな不利益を遊技者に付与すること
をせず、最大でも1/3倍の不利益までしか被らないよ
うにしたので、少ない遊技回数で著しい不利益を被るこ
ともなく、また少ない遊技回数で著しい不利益を被るか
もしれないという不安感を遊技者に与えてしまうことも
ない。このために、遊技者が遊技台から離れてしまい遊
技機関連産業が打撃を受け活性低下を被ることを防止で
き、健全な遊技を提供できる。
【0278】更にまた、この実施の形態によれば、一定
の多い遊技回数行った遊技に対して使った遊技媒体数の
1/2倍を下回る著しく大きな不利益を遊技者に付与す
ることをせず、最大でも1/2倍の不利益までしか被ら
ないようにしたので、多くの遊技回数で著しい不利益を
被ることもなく、また多くの遊技回数で著しい不利益を
被るかもしれないという不安感を遊技者に与えてしまう
こともなく少ない回数で遊技者が離れてしまい空き台を
生ぜしめることが増える結果として遊技機関連産業が打
撃を受け活性低下を被ることを防止でき、健全な遊技を
提供できる。
【0279】更にまた、パチンコ遊技機等弾球遊技機に
適用した場合に、異なる複数の遊技回数を規定している
ので、遊技機試験基準に対応させ易く、試験基準を満足
するか否かを分かり易くでき、品質の保証のための品質
管理に役立つと共に、比較的多くの遊技回数であっても
(例えば60000回〜300000回)大きな利益ま
たは不利益が起こり得ないように平均されるため、同一
遊技者に著しく大きな利益も不利益も与えないようにす
ることができる。
【0280】次に、本発明の遊技機に係る好適な実施例
を含めた特徴を詳細に説明する。すなわち、本発明の遊
技機は、すなわち、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数よりも多
い第2の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率に上限
を設けたことを特徴とする。
【0281】この構成によれば、第1の遊技回数の場合
における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の
比率の上限と、第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回
数の場合における総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率の上限と、の2つの時間帯での上限値
を設けて前記比率を規制することで、適正な品質管理が
行い得る。従って、一定の少ない回数行った遊技に対し
て著しく大きな利益を遊技者に付与することをしないと
共に、一定の多い回数行った遊技に対しても著しく大き
な利益を遊技者に与えることをしないようにし、健全な
遊技を提供できる効果を奏する。
【0282】また、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数にて行わ
れる遊技を含んで、前記第1の遊技回数よりも多い第2
の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒
体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率に上限を設け
たことを特徴とする。
【0283】この構成によれば、第1の遊技回数の場合
における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の
比率の上限と、第1の遊技回数にて行われる遊技を含ん
で、第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数の場合に
おける総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数
の比率の上限と、の1つの時間帯の中で2点の上限値を
設けて前記比率を規制することで、適正な品質管理が行
い得る。従って、一定の少ない回数行った遊技に対して
著しく大きな利益を遊技者に付与することをしないと共
に、一定の多い回数行った遊技に対しても著しく大きな
利益を遊技者に与えることをしないようにし、健全な遊
技を提供できる効果を奏する。また、第2の遊技回数が
第1の遊技回数を含んでいるので、第1の遊技回数と第
2の遊技回数が関連しており、第1の遊技回数における
制限を満足していながら第2の遊技回数における制限を
満足しない場合や、その逆の場合などが起こることを少
なくでき、比較的少ない一部の遊技回数帯内で大きな出
球の増減がなく、比較的安定した安心できる遊技が行え
る。
【0284】更に、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の比
率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数よりも多
い第2の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率に上限
を設け、前記第1の遊技回数は前記第2の遊技回数の中
における任意の如何なる部分でもあることを満足するも
のであることを特徴とする。
【0285】この構成によれば、第1の遊技回数の場合
における総使用遊技媒体数に対する総払出遊技媒体数の
比率の上限と、第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回
数の場合における総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率の上限と、の1つの時間帯の中で2点
の上限値を設け、更に第1の遊技回数が第2の遊技回数
の中における任意の如何なる部分でも前記比率を規制す
ることで、適正な品質管理が行い得る。従って、一定の
少ない回数行った遊技に対して著しく大きな利益を遊技
者に付与することをしないと共に、一定の多い回数行っ
た遊技に対しても著しく大きな利益を遊技者に与えるこ
とをしないようにし、健全な遊技を提供できる効果を奏
する。また、第1の遊技回数と第2の遊技回数の中にお
ける任意の如何なる部分でもあることを満足するので、
第1の遊技回数と第2の遊技回数が密接に関連してお
り、第1の遊技回数における制限を満足しかつ第2の遊
技回数における制限を満足していると、定められた遊技
回数帯の中のどの定められた遊技回数帯でも制限を満足
するので、どの定められた遊技回数帯内でも大きな出球
の増減がなく、極めて安定した安心できる遊技が行え
る。
【0286】本発明の遊技機は、前述した必須の構成要
素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場
合であっても成立する。すなわち、本発明の遊技機は、
前記第1の遊技回数にて行われる遊技が、単位遊技の1
以上からなる遊技であり、前記第2の遊技回数にて行わ
れる遊技が、前記単位遊技の1以上からなる遊技の1以
上であることを特徴とする。
【0287】この構成により、一定の少ない回数行った
遊技に対して著しく大きな利益を遊技者に付与すること
をしないと共に、一定の多い回数行った遊技に対しても
著しく大きな利益を遊技者に与えることをしないように
し、健全な遊技を提供できる効果を奏する。
【0288】また、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率に下限を設けたこと
を特徴とする。
【0289】この構成によれば、一定の少ない回数行っ
た遊技に対して著しい不利益を遊技者に与えることをし
ないようにし、健全な遊技を提供できる。
【0290】更に、本発明の遊技機は、前記第2の遊技
回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率に下限を設けたこと
を特徴とする。
【0291】この構成によれば、一定の多い回数行った
遊技に対して著しい不利益を遊技者に与えることをしな
いようにし、健全な遊技を提供できる。
【0292】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率の上限が3倍で
あることを特徴とする。
【0293】この構成によれば、一定の少ない回数行っ
た遊技に対して使った遊技媒体数の3倍を超える著しく
大きな利益を遊技者に付与することをせず、最大でも3
倍の利益までしか得られないようにしたので、少ない回
数で著しい利益を得られることもなく、また少ない回数
で著しい利益を得られるかもしれないという幻想的な期
待感を遊技者に与えてしまうこともなく遊技に没頭する
結果大きな不利益を生じせしめるようなことも防止で
き、健全な遊技を提供できる。
【0294】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率の上限が2倍で
あることを特徴とする。
【0295】この構成によれば、一定の多い回数行った
遊技に対して使った遊技媒体数の2倍を超える著しく大
きな利益を遊技者に付与することをせず、最大でも2倍
の利益までしか得られないようにしたので、多くの遊技
回数で著しい利益を得られることもなく、また多くの遊
技回数で著しい利益を得られるかもしれないという幻想
的な期待感を遊技者に与えてしまうこともなく遊技に没
頭する結果大きな不利益を生じせしめるようなことも防
止でき、健全な遊技を提供できる。
【0296】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率の下限が1/3
倍であることを特徴とする。
【0297】この構成によれば、一定の少ない回数行っ
た遊技に対して使った遊技媒体数の1/3倍を下回る著
しく大きな不利益を遊技者に付与することをせず、最大
でも1/3倍の不利益までしか被らないようにしたの
で、少ない回数で著しい不利益を被ることもなく、また
少ない回数で著しい不利益を被るかもしれないという不
安感を遊技者に与えてしまうこともない。このため、少
ない回数でく遊技者が離れてしまい関連産業が打撃を受
け活性低下を被ることを防止でき、健全な遊技を提供で
きる。
【0298】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率の下限が1/2
倍であることを特徴とする。
【0299】この構成によれば、一定の多い回数行った
遊技に対して使った遊技媒体数の1/2倍を下回る著し
く大きな不利益を遊技者に付与することをせず、最大で
も1/2倍の不利益までしか被らないようにしたので、
多くの遊技回数で著しい不利益を被ることもなく、また
多くの遊技回数で著しい不利益を被るかもしれないとい
う不安感を遊技者に与えてしまうこともなく少ない回数
で遊技者が離れてしまい空き台を生ぜしめることが増え
る結果として関連産業が打撃を受け活性低下を被ること
を防止でき、健全な遊技を提供できる。
【0300】また、本発明は、各遊技毎の使用遊技媒体
数に対する払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に
上限を設ける構成も手段に含まれる。すなわち、本発明
の遊技機は、遊技媒体を遊技機に供給することによって
遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
機であって、前記遊技機に供給して遊技を行うために使
用する使用遊技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払
い出され得る払出遊技媒体数との関係において、第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均に上限を設けると共に、前記第1の遊技回
数よりも多い第2の遊技回数にて行われる遊技におけ
る、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊
技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を設けたこと
を特徴とする。
【0301】この構成によれば、各遊技毎の使用遊技媒
体数に対する払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均
に上限を規定しているので、遊技1回当たりの平均利益
率に制限が設けられることになり、遊技1回で著しく大
きな利益が得られることがなく、遊技者に幻想的な期待
感を与えることがないので、遊技者の射幸心を煽ること
がなく、健全な遊技を提供できる。
【0302】また、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払
出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を設ける
と共に、前記第1の遊技回数にて行われる遊技を含ん
で、前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて
行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数
に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均
に上限を設けたことを特徴とする。
【0303】この構成によれば、各遊技毎の使用遊技媒
体数に対する払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均
に上限を規定しているので、遊技1回当たりの平均利益
率に制限が設けられることになり、遊技1回で著しく大
きな利益が得られることがなく、遊技者に幻想的な期待
感を与えることがないので、遊技者の射幸心を煽ること
がなく、健全な遊技を提供できる。また、第2の遊技回
数が第1の遊技回数を含んでいるので、第1の遊技回数
と第2の遊技回数が関連しており、第1の遊技回数にお
ける制限を満足していながら、第2の遊技回数における
制限を満足しない場合や、その逆の場合などが起こるこ
とを少なくでき、比較的少ない一部の遊技回数帯内で大
きな出球の増減がなく比較的安定した安心できる遊技が
行える。
【0304】更に、本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機であって、前記遊技機に供
給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数と、遊
技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊技媒体数
との関係において、第1の遊技回数にて行われる遊技に
おける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払
出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を設ける
と共に、前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数
にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒
体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり
平均に上限を設け、前記第1の遊技回数は前記第2の遊
技回数の中における任意の如何なる部分でもあることを
満足するものであることを特徴とする。
【0305】この構成によれば、各遊技毎の使用遊技媒
体数に対する払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均
に上限を規定しているので、遊技1回当たりの平均利益
率に制限が設けられることになり、遊技1回で著しく大
きな利益が得られることがなく、遊技者に幻想的な期待
感を与えることがないので、遊技者の射幸心を煽ること
がなく、健全な遊技を提供できる。また、第1の遊技回
数は第2の遊技回数の中における任意の如何なる部分で
もあることを満足するので、第1の遊技回数と第2の遊
技回数が密接に関連しており、第1の遊技回数における
制限を満足してかつ第2の遊技回数における制限を満足
していると、定められた遊技回数帯の中のどの定められ
た遊技回数帯でも制限を満足するので、どの定められた
遊技回数帯内でも大きな出球の増減がなく極めて安定し
た安心できる遊技が行える。
【0306】本発明の遊技機は、前述した必須の構成要
素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場
合であっても成立する。すなわち、本発明の遊技機は、
前記第1の遊技回数にて行われる遊技が、単位遊技の1
以上からなる遊技であり、前記第2の遊技回数にて行わ
れる遊技が、前記単位遊技の1以上からなる遊技の1以
上であることを特徴とする。
【0307】この構成により、一定の少ない回数行った
遊技に対して著しく大きな利益を遊技者に付与すること
をしないと共に、一定の多い回数行った遊技に対しても
著しく大きな利益を遊技者に与えることをしないように
し、健全な遊技を提供できる効果を奏する。
【0308】また、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊
技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当
たり平均に下限を設けたことを特徴とする。
【0309】この構成によれば、一定の少ない回数行っ
た遊技に対して著しい不利益を遊技者に与えることをし
ないようにし、健全な遊技を提供できる。
【0310】更に、本発明の遊技機は、前記第2の遊技
回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊
技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当
たり平均に下限を設けたことを特徴とする。
【0311】この構成によれば、一定の多い回数行った
遊技に対して著しい不利益を遊技者に与えることをしな
いようにし、健全な遊技を提供できる。
【0312】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均の上限が3倍であることを特徴とする。
【0313】この構成によれば、一定の少ない回数行っ
た遊技に対して使った遊技媒体数の3倍を超える著しく
大きな利益を遊技者に付与することをせず、最大でも3
倍の利益までしか得られないようにしたので、少ない回
数で著しい利益を得られることもなく、また少ない回数
で著しい利益を得られるかもしれないという幻想的な期
待感を遊技者に与えてしまうこともなく遊技に没頭する
結果大きな不利益を生じせしめるようなことも防止で
き、健全な遊技を提供できる。
【0314】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均の上限が2倍であることを特徴とする。
【0315】この構成によれば、一定の多い回数行った
遊技に対して使った遊技媒体数の2倍を超える著しく大
きな利益を遊技者に付与することをせず、最大でも2倍
の利益までしか得られないようにしたので、多くの遊技
回数で著しい利益を得られることもなく、また多くの遊
技回数で著しい利益を得られるかもしれないという幻想
的な期待感を遊技者に与えてしまうこともなく遊技に没
頭する結果大きな不利益を生じせしめるようなことも防
止でき、健全な遊技を提供できる。
【0316】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均の下限が1/3倍であることを特徴とす
る。
【0317】この構成によれば、一定の少ない回数行っ
た遊技に対して使った遊技媒体数の1/3倍を下回る著
しく大きな不利益を遊技者に付与することをせず、最大
でも1/3倍の不利益までしか被らないようにしたの
で、少ない回数で著しい不利益を被ることもなく、また
少ない回数で著しい不利益を被るかもしれないという不
安感を遊技者に与えてしまうこともなく遊技者が離れて
しまい関連産業が打撃を受け活性低下を被ることを防止
でき、健全な遊技を提供できる。
【0318】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均の下限が1/2倍であることを特徴とす
る。
【0319】この構成によれば、一定の多い回数行った
遊技に対して使った遊技媒体数の1/2倍を下回る著し
く大きな不利益を遊技者に付与することをせず、最大で
も1/2倍の不利益までしか被らないようにしたので、
多くの遊技回数で著しい不利益を被ることもなく、また
多くの遊技回数で著しい不利益を被るかもしれないとい
う不安感を遊技者に与えてしまうこともなく少ない回数
で遊技者が離れてしまい空き台を生ぜしめることが増え
る結果として関連産業が打撃を受け活性低下を被ること
を防止でき、健全な遊技を提供できる。
【0320】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数が3000回〜12000回の中で定められた
時間であることを特徴とする。
【0321】この構成によれば、極めて少ない回数の連
続遊技での極端な利益または不利益を制限するので、き
わめて少ない回数で著しく大きな利益を得たり、著しく
大きな不利益を被ったりするようなことを防止でき、健
全な遊技を提供できる。また、パチンコ遊技機等弾球遊
技機に適用した場合に、時間を規定していたので、遊技
機試験基準に対応させ易く、試験基準を満足するか否か
を分かり易くでき、品質の保証のための品質管理に役立
つ。
【0322】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数が6000回であることを特徴とする。
【0323】この構成によれば、極めて少ない回数の連
続遊技での極端な利益または不利益を制限するので、き
わめて少ない回数で著しく大きな利益を得たり、著しく
大きな不利益を被ったりするようなことを防止でき、健
全な遊技を提供できる。また、パチンコ遊技機等弾球遊
技機に適用した場合に、時間を規定してので、遊技機試
験基準に対応させ易く、試験基準を満足するか否かを分
かり易くでき、品質の保証のための品質管理に役立つ。
【0324】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数が60000回〜300000回の中で定めら
れた時間であることを特徴とする。
【0325】この構成によれば、パチンコ遊技機等弾球
遊技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0326】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数が180000回であることを特徴とする。
【0327】この構成によれば、パチンコ遊技機等弾球
遊技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つと共に、比較的多くの遊技
回数であっても著しく多くの遊技回数でないので、ある
程度、例えば60000回〜300000回の範囲での
遊技者の大きな利益または不利益は起こり得るが、その
逆も起こり得るので、平均して同一遊技者に著しく大き
な利益も不利益も与えない。
【0328】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数及び前記第2の遊技回数の中での時間あたりの
使用遊技媒体数が6000個以下であることを特徴とす
る。
【0329】この構成によれば、パチンコ遊技機等弾球
遊技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0330】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数及び前記第2の遊技回数の中での時間あたりの
使用遊技媒体数が2634個以下であることを特徴とす
る。
【0331】この構成によれば、パチスロ機等回胴式遊
技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0332】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技の回数が400回以下である
ことを特徴とする。
【0333】この構成によれば、パチスロ機等回胴式遊
技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0334】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技の回数が17500回以下で
あることを特徴とする。
【0335】この構成によれば、パチスロ機等回胴式遊
技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0336】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数が1640秒以上の時間をかけて行われること
を特徴とする。
【0337】この構成によれば、パチスロ機等回胴式遊
技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0338】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数が71750秒以上の時間をかけて行われるこ
とを特徴とする。
【0339】この構成によれば、パチスロ機等回胴式遊
技機に適用した場合に、遊技機試験基準に対応してい
て、試験基準を満足するか否かを分かり易く、品質の保
証のための品質管理に役立つ。
【0340】更に、本発明には、使用遊技媒体数に対す
る払出遊技媒体数の比率の規制値を数式で表す構成も含
まれる。すなわち、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における総使用遊技媒体数に対す
る総払出遊技媒体数の比率の上限をX、前記第2の遊技
回数にて行われる遊技における総使用遊技媒体数に対す
る総払出遊技媒体数の比率の上限をYとしたとき、次の
関係式 X≧Y を満足することを特徴とする。
【0341】この構成により、一定の少ない回数行った
遊技に対して比較的大きな利益を遊技者に付与し得る
が、一定の多い回数行った遊技に対して著しい利益を遊
技者に付与しないようにし、健全な遊技を提供できる効
果を奏する。
【0342】また、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における総使用遊技媒体数に対す
る総払出遊技媒体数の比率の上限をX、下限をXu、前
記第2の遊技回数にて行われる遊技における前記総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率の上限
をY、下限をYuとしたとき、次の関係式 X≧Y、およびXu≦Yu を満足することを特徴とする。
【0343】この構成により、一定の少ない回数行った
遊技に対して比較的大きな利益を遊技者に付与し得る
が、一定の多い回数行った遊技に対して著しい利益を遊
技者に付与しないようにすると共に、一定の少ない回数
行った遊技に対して比較的大きな不利益を遊技者に与え
得るが、一定の多い回数行った遊技に対して著しい不利
益を遊技者に与えることをしないようにし、健全な遊技
を提供できる効果を奏する。
【0344】更に、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊
技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当
たり平均の上限をX、前記第2の遊技回数にて行われる
遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する
前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均の上限を
Yとしたとき、次の関係式 X≧Y を満足することを特徴とする。
【0345】この構成により、一定の少ない回数行った
遊技に対して比較的大きな利益を遊技者に付与し得る
が、一定の多い回数行った遊技に対して著しい利益を遊
技者に付与しないようにし、健全な遊技を提供できる効
果を奏する。
【0346】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均の上限をX、下限をXu、前記第2の遊技
回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊
技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当
たり平均の上限をY、下限をYuとしたとき、次の関係
式 X≧Y、およびXu≦Yu を満足することを特徴とする。
【0347】この構成により、一定の少ない回数行った
遊技に対して比較的大きな利益を遊技者に付与し得る
が、一定の多い回数行った遊技に対して著しい利益を遊
技者に付与しないようにすると共に、一定の少ない回数
行った遊技に対して比較的大きな不利益を遊技者に与え
得るが、一定の多い回数行った遊技に対して著しい不利
益を遊技者に与えることをしないようにし、健全な遊技
を提供できる効果を奏する。
【0348】更にまた、本発明の遊技機には、下記に示
す払出遊技媒体数を抑制する制御を行う構成も含まれ
る。すなわち、本発明の遊技機は、前記第1の遊技回数
にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対す
る前記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の値として
設けた準上限に達したとき、及び、前記第2の遊技回数
にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対す
る前記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の値として
設けた準上限に達したとき、の少なくともいずれか一方
のとき、払出遊技媒体数を抑制する制御を行うことを特
徴とする。
【0349】この構成によれば、上限に達しないうちに
払出遊技媒体数を抑制する制限を行うので、上限に達す
ることがなく、本発明を確実に実施できる。
【0350】また、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊
技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当
たり平均が上限より下の値として設けた準上限に達した
とき、及び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技にお
ける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出
遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が上限より下の値
として設けた準上限に達したとき、の少なくともいずれ
か一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行
うことを特徴とする。
【0351】この構成によれば、上限に達しないうちに
払出遊技媒体数を抑制する制限を行うので、上限に達す
ることがなく、本発明を確実に実施できる。
【0352】更に、本発明の遊技機は、前記第1の遊技
回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達したと
き、及び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技におけ
る前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数
の比率が上限に達したとき、の少なくともいずれか一方
のとき、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うこと
を特徴とする。
【0353】この構成によれば、上限に達したら払出遊
技媒体数を抑制する制限を行うので、上限を大幅に超え
ることがなく、本発明の目的を達成できる。
【0354】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が上限に達したとき、及び、前記第2の遊
技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用
遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技
当たり平均が上限に達したとき、の少なくともいずれか
一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行う
ことを特徴とする。
【0355】この構成によれば、上限に達したら払出遊
技媒体数を抑制する制限を行うので、上限を大幅に超え
ることがなく、本発明の目的を達成できる。
【0356】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達しな
いように上限に達する前、及び、前記第2の遊技回数に
て行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する
前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達しないように上
限に達する前、の少なくともいずれか一方のとき、前記
払出遊技媒体数を抑制する制御を行うことを特徴とす
る。
【0357】この構成によれば、上限に達しないうちに
払出遊技媒体数を抑制する制限を行うので、上限に達す
ることがなく、本発明を確実に実施できる。
【0358】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が上限に達しないように上限に達する前、
及び、第2の遊技回数にて行われる遊技における、各遊
技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数
の比率の1遊技当たり平均が上限に達しないように上限
に達する前、の少なくともいずれか一方のとき、前記払
出遊技媒体数を抑制する制御を行うことを特徴とする。
【0359】この構成によれば、上限に達しないうちに
払出遊技媒体数を抑制する制限を行うので、上限に達す
ることがなく、本発明を確実に実施できる。
【0360】更にまた、本発明の遊技機は、前記遊技機
が、前記遊技媒体として球を用いる弾球遊技機であるこ
とを特徴とする。
【0361】この構成によれば、遊技機が遊技媒体とし
て球を用いる弾球遊技機であって、現状存在する遊技機
であるので、本発明を直ちに適用して実施することがで
きる。
【0362】そして、弾球遊技機の場合、下記の本発明
の遊技機には、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行
う構成も含まれる。これら下記の制御手段により本発明
を容易且つ確実に実施することができる。すなわち、本
発明の遊技機は、前記払出遊技媒体数を抑制する制御
が、前記球の発射装置の駆動を停止して発射操作がなさ
れていても前記球の発射を停止する制御を行うことを特
徴とする。
【0363】また、本発明の遊技機は、前記払出遊技媒
体数を抑制する制御が、前記球の発射装置の駆動の間隔
を長くして発射操作が継続してなされていても前記球の
発射間隔が長くなる制御を行うことを特徴とする。
【0364】更に、本発明の遊技機は、前記払出遊技媒
体数を抑制する制御が、遊技盤面にて、入賞口に前記球
が入り難くなるように障害物を発現させるか、または前
記入賞口に前記球が入り易くなるように設けられた誘導
部材を移動させて前記入賞口に前記球が入り難くなるよ
うにする制御を行うことを特徴とする。
【0365】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、シミュレーションによって
得られる結果を反映させることにより、遊技者に分から
ないように障害物を微妙に動かして、前記入賞口に球が
入り難くなるように制御することを特徴とする。
【0366】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、始動記憶である保留球数の
上限値を減少させるか、記憶を削除するものであること
を特徴とする。
【0367】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、入賞の検知を無効にするこ
とを特徴とする。
【0368】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、入賞と検知するための条件
を、前記球1個から前記球2個以上に変化させることを
特徴とする。
【0369】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、賞球の個数を少なくするよ
う制御することを特徴とする。
【0370】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、賞球の個数を段階的に少し
ずつ少なくするよう制御することを特徴とする。
【0371】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、前記払い出しを行わないよ
うに制御することを特徴とする。
【0372】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、前記払い出しの速度を遅く
するように払い出し装置の駆動を制御することを特徴と
する。
【0373】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、乱数抽選での大当り当選確
率が低くなるように制御することを特徴とする。この発
明の場合、当選テーブルの切り換え、乱数の数値(分
母)を増やす、乱数発生器と抽選に係る部分の装置を複
数有し切り換える、当選乱数を捨てる…などの制御が例
示できる。
【0374】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、確率変動付き大当りの当選
確率が低くなるよう制御することを特徴とする。
【0375】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、大入賞装置の開放時間を短
くするよう制御することを特徴とする。この発明の場
合、設定時間に関する記憶を複数種類有し切り換える制
御が例示できる。
【0376】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、大当り遊技状態中の大入賞
口の開放回数を少なくするように制御することを特徴と
する。この発明の場合、設定回数に関する記憶を複数種
類有し切り換える制御が例示できる。
【0377】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、始動入賞口の電動役物を開
かなくするように制御することを特徴とする。始動入賞
口の電動役物としては電動チューリップを例示すること
ができる。
【0378】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、普通図柄の乱数抽選での当
選確率が低くなるように制御することを特徴とする。
【0379】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、普通図柄の乱数抽選での当
選判定に要する時間を長くするように制御することを特
徴とする。この発明の場合、当選判定に要する時間に関
する記憶を複数種類有し切り換える制御が例示できる。
【0380】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、特別図柄の大当り判定の結
果が当選であった場合に、普通図柄の乱数抽選での当選
判定の結果が当選と判定するように判定プログラムを変
更するように制御するものであることを特徴とする。
【0381】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、平均演出時間(図柄変動時
間=リーチ演出を含む)が長くなるように制御すること
を特徴とする。この発明の場合、時間の長い演出を選択
するよう制御する:通常の演出テーブルと時間の長い演
出テーブルを有し切り換える制御が例示できる。
【0382】この構成によれば、本発明を容易かつ確実
に実施することができると共に、演出として長い時間の
演出が選択されるようになるものであって、通常のとき
も長い演出がされるときがあるから通常のときと状況が
変化したように見えないので、遊技者に違和感を与え難
くして、新たな問題を起こさず、目的を達成することが
できる。
【0383】更にまた、本発明の遊技機は、前記演出は
各遊技毎に前後にストーリーが連続する連続演出である
ことを特徴とする。
【0384】更にまた、本発明の遊技機は、前記払出遊
技媒体数を抑制する制御が、通常行われる図柄変動態様
の内容を延長することにより、演出時間を長くするよう
に制御するものであることを特徴とする。
【0385】この構成によれば、演出自体に面白みや興
味を起こさせる要素が付与されているから、長い演出が
なされても遊技者を飽きさせるようなことを防止でき
る。
【0386】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の
値として設けた準上限に達したとき、前記払出遊技媒体
数を抑制する制御を行うより前の通常状態に回復させる
制御を行うことを特徴とする。この構成によれば、強制
的に行う制御として偏った制御を行わないので、偏った
出球率に偏向することを防止できる。
【0387】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が上限より下の
値として設けた準上限に達したとき、前記払出遊技媒体
数を抑制する制御を行うより前の通常状態に回復させる
制御を行うことを特徴とする。この構成によれば、強制
的に行う制御として偏った制御を行わないので、偏った
出球率に偏向することを防止できる。
【0388】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が上限より下の値として設けた準上限に達
したとき、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うよ
り前の通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とす
る。この構成によれば、強制的に行う制御として偏った
制御を行わないので、偏った出球率に偏向することを防
止できる。
【0389】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が上限より下の値として設けた準上限に達
したとき、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うよ
り前の通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とす
る。この構成によれば、強制的に行う制御として偏った
制御を行わないので、偏った出球率に偏向することを防
止できる。
【0390】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記使用遊技媒体数
に対する前記払出遊技媒体数の比率が下限に達したと
き、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の
通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とする。こ
の構成によれば、強制的に行う制御として偏った制御を
行わないので、偏った出球率に偏向することを防止でき
る。
【0391】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における前記使用遊技媒体数
に対する前記払出遊技媒体数の比率が下限に達したと
き、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の
通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とする。こ
の構成によれば、強制的に行う制御として偏った制御を
行わないので、偏った出球率に偏向することを防止でき
る。
【0392】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が下限に達したとき、前記払出遊技媒体数
を抑制する制御を行うより前の通常状態に回復させる制
御を行うことを特徴とする。この構成によれば、強制的
に行う制御として偏った制御を行わないので、偏った出
球率に偏向することを防止できる。
【0393】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が下限に達したとき、前記払出遊技媒体数
を抑制する制御を行うより前の通常状態に回復させる制
御を行うことを特徴とする。この構成によれば、強制的
に行う制御として偏った制御を行わないので、偏った出
球率に偏向することを防止できる。
【0394】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が下限に達しな
いように下限に達する前に、前記払出遊技媒体数を抑制
する制御を行うより前の通常状態に回復させる制御を行
うことを特徴とする。この構成によれば、強制的に行う
制御として偏った制御を行わないので、偏った出球率に
偏向することを防止できる。
【0395】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が下限に達しな
いように下限に達する前に、前記払出遊技媒体数を抑制
する制御を行うより前の通常状態に回復させる制御を行
うことを特徴とする。この構成によれば、強制的に行う
制御として偏った制御を行わないので、偏った出球率に
偏向することを防止できる。
【0396】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が下限に達しないように下限に達する前
に、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の
通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とする。
【0397】更にまた、本発明の遊技機は、前記第2の
遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使
用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊
技当たり平均が下限に達しないように下限に達する前
に、前記払出遊技媒体数を抑制する制御を行うより前の
通常状態に回復させる制御を行うことを特徴とする。こ
の構成によれば、強制的に行う制御として偏った制御を
行わないので、偏った出球率に偏向することを防止でき
る。
【0398】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数にて行われる遊技が、単位遊技の1以上からな
る遊技であり、前記第2の遊技回数にて行われる遊技
が、前記単位遊技の1以上からなる遊技の1以上である
ことを特徴とする。
【0399】更にまた、本発明の遊技機は、前記遊技機
が、前記遊技媒体としてメダルまたは球を用いるスロッ
トマシンであることを特徴とする。
【0400】この構成によれば、遊技機が遊技媒体とし
てメダルまたは球を用いるスロットマシン等回胴式遊技
機であって、現状存在する或いは考えられる遊技機であ
るので、本発明を直ちに適用して実施することができ
る。
【0401】更にまた、本発明の遊技機は、払い出され
得る払出遊技媒体数の比率を制御する比率制御手段を備
える構成も含まれる。すなわち、本発明の遊技機は、遊
技媒体を遊技機に供給することによって遊技を行うこと
ができ、遊技の結果として遊技機から遊技媒体が払い出
され得るように構成された遊技機であって、前記遊技機
に供給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数に
対する、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る払出
遊技媒体数の比率を制御する比率制御手段を備え、前記
比率制御手段による制御が第1の遊技回数における前記
比率を第1の所定範囲内となるように制御する第1の制
御と、第2の遊技回数における前記比率を第2の所定範
囲内となるように制御する第2の制御とを重畳して実行
することを特徴とする。
【0402】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
遊技回数は前記第2の遊技回数よりも少なく設定され、
かつ前記第1の所定範囲または/および第2の所定範囲
はそれぞれ上限値を規定するものである。
【0403】更にまた、本発明の遊技機は、前記第1の
所定範囲または/および第2の所定範囲はそれぞれ下限
値を規定するものである。
【0404】更にまた、本発明の遊技機の制御方法は、
遊技媒体を遊技機に供給することによって遊技を行うこ
とができ、遊技の結果として遊技機から遊技媒体が払い
出され得るように構成された遊技機の制御方法であっ
て、前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使
用遊技媒体数に対する、遊技の結果前記遊技機から払い
出され得る払出遊技媒体数の比率に関して、第1の遊技
回数における前記比率を第1の所定範囲内となるように
制御する第1の制御手順と、前記第1の遊技回数よりも
多い第2の遊技回数における前記比率を第2の所定範囲
内となるように制御する第2の制御手順と、前記第1の
制御手順と前記第2の制御手順とを重畳して実行する重
畳手順とを有することを特徴とする。
【0405】更にまた、本発明の遊技機の制御手順を記
憶する記憶媒体は、遊技媒体を遊技機に供給することに
よって遊技を行うことができ、遊技の結果として遊技機
から遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技機
の制御手順を記憶する記憶媒体であって、前記遊技機に
供給して遊技を行うために使用する使用遊技媒体数に対
する、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る払出遊
技媒体数の比率に関して、第1の遊技回数における前記
比率を第1の所定範囲内となるように制御する第1の制
御手順と、前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回
数における前記比率を第2の所定範囲内となるように制
御する第2の制御手順と、前記第1の制御手順と前記第
2の制御手順とを重畳して実行する重畳手順とを記憶す
ることを特徴とする。
【0406】更にまた、本発明の遊技機の制御手順をコ
ンピュータに実行させるプログラムは、遊技媒体を遊技
機に供給することによって遊技を行うことができ、遊技
の結果として前記遊技機から前記遊技媒体が払い出され
得るように構成された遊技機に備えられるコンピュータ
に、前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使
用遊技媒体数に対する、遊技の結果前記遊技機から払い
出され得る払出遊技媒体数の比率に関して、第1の遊技
回数における前記比率を第1の所定範囲内となるように
制御する第1の制御手順と、前記第1の遊技回数よりも
多い第2の遊技回数における前記比率を第2の所定範囲
内となるように制御する第2の制御手順と、前記第1の
制御手順と前記第2の制御手順とを重畳して実行する重
畳手順と、を実行させることを特徴とする。
【0407】更にまた、本発明の遊技機の制御手順をコ
ンピュータに実行させるプログラムは、仮想の遊技媒体
を仮想の遊技機に供給することによって遊技を行うこと
ができ、遊技の結果として前記遊技機から前記遊技媒体
が払い出され得るように構成されたプログラムであっ
て、前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使
用遊技媒体数に対する、遊技の結果前記遊技機から払い
出され得る払出遊技媒体数の比率に関して、第1の遊技
回数における前記比率を第1の所定範囲内となるように
制御する第1の制御手順と、前記第1の遊技回数よりも
多い第2の遊技回数における前記比率を第2の所定範囲
内となるように制御する第2の制御手順と、前記第1の
制御手順と前記第2の制御手順とを重畳して実行する重
畳手順と、を実行させることを特徴とする。
【0408】この構成によれば、遊技場に固定された遊
技機に限らず、モニタ画面を有するコンピュータがあれ
ば、前記プログラムに基づいて使用遊技媒体数に対する
払出遊技媒体数の比率が所定範囲内で推移する遊技を楽
しむことができる。なお、前述の賞球にはメダルも含ま
れるものとする。
【0409】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って前記第1の遊技回数と前記第2の遊技回数の範囲
内の、前記使用遊技媒体数と前記払出遊技媒体数との履
歴を記憶している記憶手段を有することを特徴とする。
【0410】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って前記第1の遊技回数と前記第2の遊技回数の範囲
内の、前記使用遊技媒体数と前記払出遊技媒体数との履
歴を記憶している記憶手段を有しており、遊技回数の経
過に従って、現時点から遡って前記第1の遊技回数と前
記第2の遊技回数の範囲から外れることとなった遊技回
数の、前記第1の遊技回数と前記第2の遊技回数との履
歴の記憶は順次削除され、遊技回数の経過に対応して常
に現時点から遡って前記第1の遊技回数と前記第2の遊
技回数の範囲内の、前記使用遊技媒体数と前記払出遊技
媒体数との履歴を記憶していることを特徴とする。
【0411】更にまた、本発明の遊技機は、始動記憶で
ある保留球数及びその上限値を含む始動記憶情報を記憶
する保留球数記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率の上限より下の値と
して準上限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対す
る前記総払出遊技媒体数の比率が前記準上限に達したと
きに前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、または前
記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比
率が前記上限に達したときに前記総払出遊技媒体数を抑
制する制御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前
記総払出遊技媒体数の比率が前記上限に達しないように
前記上限に達する前に前記総払出遊技媒体数を抑制する
制御か、の何れかを行うようにし、前記総払出遊技媒体
数を抑制する制御は、前記保留球数の上限値を減少させ
るか、前記保留球数の記憶を一時削除し、減少した後の
上限値を超えて減少する前の上限値までの範囲の分の記
憶、又は一時削除した記憶は別の記憶として保存記憶し
ておくよう前記保留球数記憶手段を制御することを特徴
とする。
【0412】更にまた、本発明の遊技機は、役物入賞の
検知の有無を含む検知情報を記憶する検知情報記憶手段
を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技
媒体数の比率の上限より下の値として準上限を設けると
共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体
数の比率が前記準上限に達したときに前記総払出遊技媒
体数を抑制する制御か、または前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記上限に達した
ときに前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、または
前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の
比率が前記上限に達しないように前記上限に達する前に
前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、の何れかを行
うようにし、前記総払出遊技媒体数を抑制する制御は、
前記役物入賞の検知を無効にし、無効にした後の検知情
報は別の記憶として保存記憶しておくよう前記検知情報
記憶手段を制御することを特徴とする。
【0413】更にまた、本発明の遊技機は、連続役物入
賞の検知の有無を含む検知情報を記憶する検知情報記憶
手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率の上限より下の値として準上限を設け
ると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技
媒体数の比率が前記準上限に達したときに前記総払出遊
技媒体数を抑制する制御か、または前記総使用遊技媒体
数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記上限に達
したときに前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、ま
たは前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体
数の比率が前記上限に達しないように前記上限に達する
前に前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、の何れか
を行うようにし、前記総払出遊技媒体数を抑制する制御
は、前記連続役物入賞の検知を無効にし、無効にした後
の検知情報は別の記憶として保存記憶しておくよう前記
検知情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0414】更にまた、本発明の遊技機は、役物入賞の
入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を記憶する入賞情
報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記
総払出遊技媒体数の比率の上限より下の値として準上限
を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払
出遊技媒体数の比率が前記準上限に達したときに前記総
払出遊技媒体数を抑制する制御か、または前記総使用遊
技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記上
限に達したときに前記総払出遊技媒体数を抑制する制御
か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊
技媒体数の比率が前記上限に達しないように前記上限に
達する前に前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、の
何れかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を抑制す
る制御は、前記役物入賞と検知するための条件を、球1
個から球2個以上に変化させ、変化させた後の入賞個数
と入賞検知数は別の記憶として保存記憶しておくよう前
記入賞情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0415】更にまた、本発明の遊技機は、連続役物入
賞の入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を記憶する入
賞情報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する
前記総払出遊技媒体数の比率の上限より下の値として準
上限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記
総払出遊技媒体数の比率が前記準上限に達したときに前
記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、または前記総使
用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前
記上限に達したときに前記総払出遊技媒体数を抑制する
制御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払
出遊技媒体数の比率が前記上限に達しないように前記上
限に達する前に前記総払出遊技媒体数を抑制する制御
か、の何れかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を
抑制する制御は、前記連続役物入賞と検知するための条
件を、球1個から球2個以上に変化させ、変化させた後
の入賞個数と入賞検知数は別の記憶として保存記憶して
おくよう前記入賞情報記憶手段を制御することを特徴と
する。
【0416】更にまた、本発明の遊技機は、役物入賞の
賞球個数と入賞回数を含む賞球情報を記憶する賞球情報
記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率の上限より下の値として準上限を
設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率が前記準上限に達したときに前記総払
出遊技媒体数を抑制する制御か、または前記総使用遊技
媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記上限
に達したときに前記総払出遊技媒体数を抑制する制御
か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊
技媒体数の比率が前記上限に達しないように前記上限に
達する前に前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、の
何れかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を抑制す
る制御は、前記役物入賞に係る賞球の個数を少なくする
よう制御し、賞球の個数を少なくした後の賞球個数と入
賞回数は別の記憶として保存記憶しておくよう前記賞球
情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0417】更にまた、本発明の遊技機は、連続役物入
賞の賞球個数と入賞回数を含む賞球情報を記憶する賞球
情報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前
記総払出遊技媒体数の比率の上限より下の値として準上
限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率が前記準上限に達したときに前記
総払出遊技媒体数を抑制する制御か、または前記総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記
上限に達したときに前記総払出遊技媒体数を抑制する制
御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率が前記上限に達しないように前記上限
に達する前に前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、
の何れかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を抑制
する制御は、前記連続役物入賞に係る賞球の個数を少な
くするよう制御し、賞球の個数を少なくした後の賞球個
数と入賞回数は別の記憶として保存記憶しておくよう前
記賞球情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0418】更にまた、本発明の遊技機は、特別図柄抽
選による当選回数を含む当選情報を記憶する当選情報記
憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記総払
出遊技媒体数の比率の上限より下の値として準上限を設
けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊
技媒体数の比率が前記準上限に達したときに前記総払出
遊技媒体数を抑制する制御か、または前記総使用遊技媒
体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記上限に
達したときに前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、
または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒
体数の比率が前記上限に達しないように前記上限に達す
る前に前記総払出遊技媒体数を抑制する制御か、の何れ
かを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を抑制する制
御は、前記特別図柄の大当たり判定の結果が当選であっ
た場合に、普通図柄の乱数抽選での当選判定の結果が当
選と判定するように判定プログラムを変更する制御を行
い、変更した後の前記特別図柄抽選による当選回数は別
の記憶として保存記憶しておくよう前記当選情報記憶手
段を制御することを特徴とする。
【0419】更にまた、本発明の遊技機は、始動記憶で
ある保留球数及びその上限値を含む始動記憶情報を記憶
する保留球数記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に
対する前記総払出遊技媒体数の比率の下限より上の値と
して準下限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対す
る前記総払出遊技媒体数の比率が前記準下限に達したと
きに前記総払出遊技媒体数を促進する制御か、または前
記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比
率が前記下限に達したときに前記総払出遊技媒体数を促
進する制御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前
記総払出遊技媒体数の比率が前記下限に達しないように
前記下限に達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する
制御か、のいずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒
体数を促進する制御は、前記保留球数の上限値を増加さ
せるか、上限制限を解除し、増加する前の上限値を超え
て増加した後の上限値までの範囲の分の記憶、又は増加
する前の上限値を超えた記憶は別の記憶として保存記憶
しておくよう前記保留球数記憶手段を制御することを特
徴とする。
【0420】更にまた、本発明の遊技機に係る遊技機
は、役物入賞の検知の有無を含む検知情報を記憶する検
知情報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する
前記総払出遊技媒体数の比率の下限より上の値として準
下限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記
総払出遊技媒体数の比率が前記準下限に達したときに前
記総払出遊技媒体数を促進する制御か、または前記総使
用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前
記下限に達したときに前記総払出遊技媒体数を促進する
制御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払
出遊技媒体数の比率が前記下限に達しないように前記下
限に達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する制御
か、のいずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数
を促進する制御は、前記役物入賞の検知で無効となった
検知情報は別の記憶として保存記憶しておくようにし、
保存記憶された検知情報を有効となるように前記検知情
報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0421】更にまた、本発明の遊技機に係る遊技機
は、連続役物入賞の検知の有無を含む検知情報を記憶す
る検知情報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対
する前記総払出遊技媒体数の比率の下限より上の値とし
て準下限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する
前記総払出遊技媒体数の比率が前記準下限に達したとき
に前記総払出遊技媒体数を促進する制御か、または前記
総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率
が前記下限に達したときに前記総払出遊技媒体数を促進
する制御か、または前記総使用遊技媒体故に対する前記
総払出遊技媒体数の比率が前記下限に達しないように前
記下限に達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する制
御か、のいずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒体
数を促進する制御は、前記連続投物入賞の検知で無効と
なった検知情報は別の記憶として保存記憶しておくよう
にし、保存記憶された検知情報を有効となるように前記
検知情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0422】更にまた、本発明の遊技機は、役物入賞の
入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を記憶する入賞情
報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記
総払出遊技媒体数の比率の下限より上の値として準下限
を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払
出遊技媒体数の比率が前記準下限に達したときに前記総
払出遊技媒体数を促進する制御か、または前記総使用遊
技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記下
限に達したときに前記総払出遊技媒体数を促進する制御
か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊
技媒体数の比率が前記下限に達しないように前記下限に
達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する制御か、の
いずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を促進
する制御は、前記役物入賞以外の1回の入賞と検知した
時の払出し条件を、球1個で球1個以上分と検知するよ
うに変化させ、変化させた後の入賞払出し個数と入賞検
知数は別の記憶として保存記憶しておくよう前記入賞情
報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0423】更にまた、本発明の遊技機は、連続役物入
賞の入賞個数と入賞検知数を含む入賞情報を記憶する入
賞情報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する
前記総払出遊技媒体数の比率の下限より上の値として準
下限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記
総払出遊技媒体数の比率が前記準下限に達したときに前
記総払出遊技媒体数を促進する制御か、または前記総使
用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前
記下限に達したときに前記総払出遊技媒体数を促進する
制御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払
出遊技媒体数の比率が前記下限に達しないように前記下
限に達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する制御
か、のいずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数
を促進する制御は、前記連続役物入賞以外の1回の入賞
と検知した時の払出し条件を、球1個で球1個以上分と
検知するように変化させ、変化させた後の入賞払出し個
数と入賞検知数は別の記憶として保存記憶しておくよう
前記入賞情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0424】更にまた、本発明の遊技機は、役物入賞の
賞球個数と入賞回数を含む賞球情報を記憶する賞球情報
記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率の下限より上の値として準下限を
設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率が前記準下限に達したときに前記総払
出遊技媒体数を促進する制御か、または前記総使用遊技
媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記下限
に達したときに前記総払出遊技媒体数を促進する制御
か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊
技媒体数の比率が前記下限に達しないように前記下限に
達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する制御か、の
いずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を促進
する制御は、前記役物入賞以外の賞球の個数を多くする
よう制御し、賞球の個数を多くした後の賞球個数と入賞
回数は別の記憶として保存記憶しておくよう前記賞球情
報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0425】更にまた、本発明の遊技機は、連続役物入
賞の賞球個数と入賞回数を含む賞球情報を記憶する賞球
情報記憶手段を有し、前記総使用遊技媒体数に対する前
記総払出遊技媒体数の比率の下限より上の値として準下
限を設けると共に前記総使用遊技媒体数に対する前記総
払出遊技媒体数の比率が前記準下限に達したときに前記
総払出遊技媒体数を促進する制御か、または前記総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率が前記
下限に達したときに前記総払出遊技媒体数を促進する制
御か、または前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出
遊技媒体数の比率が前記下限に達しないように前記下限
に達する前に前記総払出遊技媒体数を促進する制御か、
のいずれかを行うようにし、前記総払出遊技媒体数を促
進する制御は、前記連続役物入賞以外の賞球の個数を多
くするよう制御し、賞球の個数を多くした後の賞球個数
と入賞回数は別の記憶として保存記憶しておくよう前記
賞球情報記憶手段を制御することを特徴とする。
【0426】更にまた、本発明の遊技機は、通常状態に
回復させる制御に代えて、別の記憶として保存記憶され
た記憶を、該記憶がなくなるまで該記憶から減算した分
の記憶を通常状態における規定値に加算してなる変更規
定値に基づいて制御を行うよう制御を切り換えるように
したことを特徴とする。
【0427】更にまた、本発明の遊技機は、前記変更規
定値が、別の記憶として保存記憶された記憶を、一度に
減算してその分の記憶を通常状態における規定値に加算
してなるものであることを特徴とする。
【0428】更にまた、本発明の遊技機は、前記変更規
定値が、別の記憶として保存記憶された記憶であって遊
技回数毎に対応した記憶を記憶した順に、制御を切り換
えた後の遊技回数毎に対応させて減算してその分の記憶
を通常状態における規定値に加算してなるものであるこ
とを特徴とする。
【0429】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と役物入賞による前記払出遊技媒体数との履歴を
記憶しており、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内
の遊技における前記総払出遊技媒体数に対する役物入賞
による前記払出遊技媒体数の比率が所定の上限値に達し
たことを条件として、役物入賞による前記払出遊技媒体
数を抑制する制御を行うことを特徴とする。
【0430】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と役物入賞による前記払出遊技媒体数との履歴を
記憶しており、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内
の遊技における前記総払出遊技媒体数に対する役物入賞
による前記払出遊技媒体数の比率が所定の下限値に達し
たことを条件として、役物入賞以外の入賞による前記払
出遊技媒体数を促進する制御を行うことを特徴とする。
【0431】更にまた、本発明の遊技機は、前記比率の
上限値が0.7倍であることを特徴とする。
【0432】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と役物入賞による前記払出遊技媒体数との履歴を
記憶している記憶手段を有しており、遊技回数の経過に
従って、現時点から遡って所定遊技回数の範囲から外れ
ることとなった遊技回数の、前記払出遊技媒体数と役物
入賞による前記払出遊技媒体数との履歴の記憶は順次削
除され、遊技回数の経過に対応して常に現時点から遡っ
て所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記払出遊技媒体数
と役物入賞による前記払出遊技媒体数との履歴を記憶し
ていることができるようになっていることを特徴とす
る。
【0433】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と役物入賞による前記払出避技媒体数との履歴を
記憶しており、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内
の遊技における前記総払出遊技媒体数に対する役物入賞
による前記払出遊技媒体数の比率が所定値に達したこと
を条件として、役物入賞による前記払出遊技媒体数を抑
制する制御を行うことを特徴とする。
【0434】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と役物入賞による前記払出遊技媒体数との履歴を
記憶しており、現時点から遡って所定遊技回数の範囲内
の遊技における前記総払出遊技媒体数に対する役物入賞
による前記払出遊技媒体数の比率が所定値に達したこと
を条件として、役物入賞以外の入賞による前記払出遊技
媒体数を促進する制御を行うことを特徴とする。
【0435】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と連続役物入賞による前記払出遊技媒体数との履
歴を記憶している記憶手段を有しており、遊技回数の経
過に従って、現時点から遡って所定遊技回数の範囲から
外れることとなった遊技回数の、前記払出遊技媒体数と
連続役物入賞による前記払出遊技媒体数との履歴の記憶
は順次削除され、遊技回数の経過に対応して常に現時点
から遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記払出遊
技媒体数と連続役物入賞による前記払出遊技媒体数との
履歴を記憶していることができるようになっていること
を特徴とする。
【0436】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と連続役物入賞による前記払出遊技媒体数との履
歴を記憶しており、現時点から遡って所定遊技回数の範
囲内の遊技における前記総払出遊技媒体数に対する連続
役物入賞による前記払出遊技媒体数の比率が所定値に達
したことを条件として、連続役物入賞による前記払出遊
技媒体数を抑制する制御を行うことを特徴とする。
【0437】更にまた、本発明の遊技機は、現時点から
遡って所定遊技回数の範囲内の遊技の、前記総払出遊技
媒体数と連続役物入賞による前記払出遊技媒体数との履
歴を記憶しており、現時点から遡って所定遊技回数の範
囲内の遊技における前記総払出遊技媒体数に対する連続
役物入賞による前記払出遊技媒体数の比率が所定値に達
したことを条件として、連続役物入賞以外の入賞による
前記払出遊技媒体数を促進する制御を行うことを特徴と
する。
【0438】更にまた、本発明の遊技機は、前記比率の
上限値が0.6倍であることを特徴とする。
【0439】更にまた、別の実施の形態にかかる遊技機
は、前記遊技媒体としてメダルまたは球を用いるスロッ
トマシン等回胴式遊技機であることを特徴とする。
【0440】別の実施の形態にかかるスロットマシン1
10は、図15に示すように、メダルを投入するための
メダル投入スロット113に所定枚数のメタルを投入し
てスタートレバー111を下方に引くことにより1回の
遊技が開始される。そして、レバー操作とともに、3個
の回転リール117aが回転を開始した後、遊技者が勘
と経験を働かせ適当なタイミングを見計らって停止釦1
12を押すと、回転リール117aは停止釦112の操
作タイミング順に停止制御がなされて停止する。この時
有効ライン上の絵柄の組み合わせが当たり外れを示して
おり、当たりの場合には所定枚数のメダルが、メダル排
出装置からメダル排出口14bに排出されて遊技者に渡
る。
【0441】そして、別の実施の形態にかかるスロット
マシン110は、遊技を行うために使用するメダル数
と、遊技の結果スロットマシン110から払い出され得
るメダル数との関係において、第1の遊技回数にて行わ
れる遊技における総使用メダル数に対する総払出メダル
数の比率に上限を設けると共に、前記第1の遊技回数よ
りも多い第2の遊技回数にて行われる遊技における総使
用メダル数に対する総払出メダル数の比率に上限を設け
たことを特徴とする。
【0442】なお、別の実施の形態にかかるスロットマ
シン110において、前記第1の遊技回数及び前記第2
の遊技回数の中での時間あたりの使用遊技媒体数が12
00個以下であるように制御することも例示できる。
【0443】また、スロットマシン110において、前
記第1の遊技回数にて行われる遊技の回数が400回以
下であり、前記第2の遊技回数にて行われる遊技の回数
が17500回以下である構成のものも例示できる。
【0444】更に、スロットマシン110において、前
記第1の遊技回数が1640秒以上であり、前記第2の
遊技回数が71750秒以上の時間をかけて行われるよ
うに制御することも例示できる。
【0445】この別の実施の形態によれば、スロットマ
シン等回胴式遊技機に適用した場合に、遊技機試験基準
に対応していて、試験基準を満足するか否かを分かり易
く、品質の保証のための品質管理に役立つ。
【0446】更にまた、別の実施の形態として、通常の
パチンコ球ではなく、遊技媒体内に記録手段を有するも
のを使用する場合を説明する。かかる場合において、使
用遊技媒体となる貸球と賞球と選別することにより、総
払出遊技媒体数の演算をより正確に行うこともできる。
具体的には、遊技媒体としてICチップを搭載したもの
を使用し、遊技媒体の貸出及び払出を行う装置である賞
球振分け装置にICチップへの書き込み手段を設ける。
そして、遊技媒体が賞球振分け装置から払い出される際
には、ICチップに貸球又は賞球である旨の情報を記録
する。前記書き込み手段には非接触の電磁誘導方式のI
Dシステムを例示できる。なお、本発明における遊技媒
体は、ゲームを進行させるために現金と交換して使用す
る、直径11mm程度の球状の玉、又は、直径25〜3
0mmで、かつ厚さ1.2mm程度のメダルとしての価
値媒体である。若しくは、遊技媒体はカードリーダ等に
より作動させる、電子又は磁気カードやICチップ等に
記録されたプログラムデータとしての価値媒体も含むも
のである。
【0447】また、本発明の遊技機の制御手順をコンピ
ュータに実行させるプログラムは、遊技場に固定された
遊技機に限らず、モニタ画面を有するコンピュータがあ
れば、前記プログラムに基づいて遊技媒体数の払出が抑
*制された遊技を楽しむことができる。なお、ここで使
用される仮想の遊技媒体は、コンピュータに接続された
画面に映し出され、ゲームを進行させるためのグラフィ
ック画像による媒体で、遊技の進行結果により得られる
利益に係るグラフィック画像を含むものである。
【0448】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遊技機に
よれば、第1の遊技回数の場合における総使用遊技媒体
数に対する総払出遊技媒体数の比率の上限と、第1の遊
技回数よりも多い第2の遊技回数の場合における総使用
遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率の上限
と、の2つの時間帯での上限値を設けて前記比率を規制
することで、適正な品質管理が行い得る。従って、一定
の少ない回数行った遊技に対して著しく大きな利益を遊
技者に付与することをしないと共に、一定の多い回数行
った遊技に対しても著しく大きな利益を遊技者に与える
ことをしないようにし、健全な遊技を提供できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機をパチンコ遊技機に適用し正面
側から見た斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明の遊技機の制御部のブロック図である。
【図4】払出機構の説明図である。
【図5】電源投入時の処理のフローチャートである。
【図6】システムタイマ割込発生時の処理のフローチャ
ートである。
【図7】電源断割込発生時の処理のフローチャートであ
る。
【図8】払出抑制手段を説明する制御系図である。
【図9】払出抑制手段を説明するグラフ図である。
【図10】払出抑制手段を説明する制御系図である。
【図11】払出抑制手段の処理のフローチャートであ
る。
【図12】遊技球検知処理のフローチャートである。
【図13】第1発射回数比率制御処理のフローチャート
である。
【図14】第2発射回数比率制御処理のフローチャート
である。
【図15】本発明の遊技機をスロットマシンに適用した
場合の正面図である。
【図16】本発明の遊技機の制御部のブロック図であ
る。
【符号の説明】
I パチンコ遊技機(弾球遊技機) II プリペイドカードユニット 1 遊技盤 2 誘導レール 3 遊技領域 4 始動入賞口 5 入賞検出センサ 6 大入賞装置 7 開閉部材 8 入賞領域 13a 上皿 16a,16b ランプ 18a〜18d 風車 24a 〜24e 補助飾りLED 25 バック球防止部材 28 ハンドル 29 カードリーダ 30 図柄表示装置 32a 第1停止図柄(特別図柄) 32b 第2停止図柄(特別図柄) 32c 第3停止図柄(特別図柄) 33 読取口 34 入賞口 35 プリペイドカード 35a,35b 飾りLED 36 貸出ボタン 38 返却ボタン 42 スピーカ 44 保留球表示LED 50 表示領域 55 照明部 71 発射装置 100 補給球貯留タンク 120 賞球振分け装置 126 賞球検知スイッチ 127 球貸検知スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号株式会 社オリンピア内 (72)発明者 桜井 隆博 東京都台東区東上野一丁目14番7号株式会 社オリンピア内 Fターム(参考) 2C088 BA07 BA13 CA06 CA19 CA35

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体を遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
    機であって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における総使用遊技媒
    体数に対する総払出遊技媒体数の比率に上限を設けると
    共に、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行わ
    れる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前記総
    払出遊技媒体数の比率に上限を設けて所定比率内に制御
    する制御手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技媒体を遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
    機であって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における総使用遊技媒
    体数に対する総払出遊技媒体数の比率に上限を設けると
    共に、 前記第1の遊技回数にて行われる遊技を含んで、前記第
    1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行われる遊
    技における前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊
    技媒体数の比率に上限を設けて所定比率内に制御する制
    御手段を有することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】遊技媒体を遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
    機であって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における総使用遊技媒
    体数に対する総払出遊技媒体数の比率に上限を設けると
    共に、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行わ
    れる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前記総
    払出遊技媒体数の比率に上限を設け、 前記第1の遊技回数は前記第2の遊技回数の中における
    任意の如何なる部分でもあることを満足させるように所
    定比率内に制御する制御手段を有することを特徴とする
    遊技機。
  4. 【請求項4】遊技媒体を遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
    機であって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の
    前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率
    の1遊技当たり平均に上限を設けると共に、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行わ
    れる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対
    する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上
    限を設けて所定比率内に制御する制御手段を有すること
    を特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】遊技媒体を遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
    機であって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の
    前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率
    の1遊技当たり平均に上限を設けると共に、 前記第1の遊技回数にて行われる遊技を含んで、前記第
    1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行われる遊
    技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前
    記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上限を設
    けて所定比率内に制御する制御手段を有することを特徴
    とする遊技機。
  6. 【請求項6】遊技媒体を遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技
    機であって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の
    前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率
    の1遊技当たり平均に上限を設けると共に、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行わ
    れる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対
    する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上
    限を設け、 前記第1の遊技回数は前記第2の遊技回数の中における
    任意の如何なる部分でもあることを満足させるように所
    定比率内に制御する制御手段を有するものであることを
    特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】前記第1の遊技回数にて行われる遊技にお
    ける前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体
    数の比率が上限より下の値として設けた準上限に達した
    とき、及び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技にお
    ける前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体
    数の比率が上限より下の値として設けた準上限に達した
    とき、の少なくともいずれか一方のとき、払出遊技媒体
    数を抑制させる制御手段を有することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記第1の遊技回数にて行われる遊技にお
    ける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出
    遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が上限より下の値
    として設けた準上限に達したとき、及び、前記第2の遊
    技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の前記使用
    遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技
    当たり平均が上限より下の値として設けた準上限に達し
    たとき、の少なくともいずれか一方のとき、前記払出遊
    技媒体数を抑制させる制御手段を有することを特徴とす
    る請求項4〜6のいずれかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記第1の遊技回数にて行われる遊技にお
    ける前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体
    数の比率が上限に達したとき、及び、前記第2の遊技回
    数にて行われる遊技における前記総使用遊技媒体数に対
    する前記総払出遊技媒体数の比率が上限に達したとき、
    の少なくともいずれか一方のとき、前記払出遊技媒体数
    を抑制させる制御手段を有することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記第1の遊技回数にて行われる遊技に
    おける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払
    出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が上限に達した
    とき、及び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技にお
    ける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払出
    遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が上限に達したと
    き、の少なくともいずれか一方のとき、前記払出遊技媒
    体数を抑制させる制御手段を有することを特徴とする請
    求項4〜6のいずれかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記第1の遊技回数にて行われる遊技に
    おける前記総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒
    体数の比率が上限に達しないように上限に達する前、及
    び、前記第2の遊技回数にて行われる遊技における前記
    総使用遊技媒体数に対する前記総払出遊技媒体数の比率
    が上限に達しないように上限に達する前、の少なくとも
    いずれか一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制させる
    制御手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記第1の遊技回数にて行われる遊技に
    おける、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対する前記払
    出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が上限に達しな
    いように上限に達する前、及び、第2の遊技回数にて行
    われる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に
    対する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均が
    上限に達しないように上限に達する前、の少なくともい
    ずれか一方のとき、前記払出遊技媒体数を抑制させる制
    御手段を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    かに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】遊技媒体を遊技機に供給することによっ
    て遊技を行うことができ、遊技の結果として遊技機から
    遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技機であ
    って、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数に対する、遊技の結果前記遊技機から払い出さ
    れ得る払出遊技媒体数の比率を制御する比率制御手段を
    備え、 前記比率制御手段による制御が第1の遊技回数における
    前記比率を第1の所定範囲内となるように制御する第1
    の制御と、 第2の遊技回数における前記比率を第2の所定範囲内と
    なるように制御する第2の制御とを重畳して実行させる
    重畳手段を有することを特徴とする遊技機。
  14. 【請求項14】前記第1の遊技回数は前記第2の遊技回
    数よりも少なく設定され、かつ前記第1の所定範囲また
    は/および第2の所定範囲はそれぞれ上限値を規定する
    ものである請求項13記載の遊技機。
  15. 【請求項15】前記第1の所定範囲または/および第2
    の所定範囲はそれぞれ下限値を規定するものである請求
    項14記載の遊技機。
  16. 【請求項16】遊技媒体を遊技機に供給することによっ
    て遊技を行うことができ、遊技の結果として遊技機から
    遊技媒体が払い出され得るように構成された遊技機用の
    プログラムであって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数に対する、遊技の結果前記遊技機から払い出さ
    れ得る払出遊技媒体数の比率に関して、 第1の遊技回数における前記比率を第1の所定範囲内と
    なるように制御する第1の制御手段と、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数における
    前記比率を第2の所定範囲内となるように制御する第2
    の制御手段と、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段とを重畳して
    実行する重畳手段としてコンピュータに機能させるため
    の遊技機用のプログラム。
  17. 【請求項17】遊技媒体を遊技機に供給することによっ
    て遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機
    から前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊
    技機用のプログラムであって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における総使用遊技媒
    体数に対する総払出遊技媒体数の比率に上限を設けると
    共に、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行わ
    れる遊技における前記総使用遊技媒体数に対する前記総
    払出遊技媒体数の比率に上限を設けて所定比率内に制御
    する制御手段としてコンピュータを機能させるための遊
    技機用のプログラム。
  18. 【請求項18】遊技媒体を遊技機に供給することによっ
    て遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機
    から前記遊技媒体が払い出され得るように構成された遊
    技機用のプログラムであって、 前記遊技機に供給して遊技を行うために使用する使用遊
    技媒体数と、遊技の結果前記遊技機から払い出され得る
    払出遊技媒体数との関係において、 第1の遊技回数にて行われる遊技における、各遊技毎の
    前記使用遊技媒体数に対する前記払出遊技媒体数の比率
    の1遊技当たり平均に上限を設けると共に、 前記第1の遊技回数よりも多い第2の遊技回数にて行わ
    れる遊技における、各遊技毎の前記使用遊技媒体数に対
    する前記払出遊技媒体数の比率の1遊技当たり平均に上
    限を設けて所定比率内に制御する制御手段としてコンピ
    ュータを機能させるための遊技機用のプログラム。
  19. 【請求項19】コンピュータに実行させる遊技機用のプ
    ログラムにおいて、 仮想の遊技媒体を仮想の遊技機に供給することによって
    遊技を行うことができ、遊技の結果として前記遊技機か
    ら前記遊技媒体が払い出され得るように構成されたプロ
    グラムであることを特徴とする請求項16〜18のいず
    れかに記載の遊技機用のプログラム。
  20. 【請求項20】遊技機用のプログラムが記憶されるとと
    もに、当該プログラムをコンピュータにて読み取らせ、
    遊技機として機能させることのできる記憶媒体であるこ
    とを特徴とする請求項16〜19のいずれかに記載の遊
    技機用記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058891A (ja) * 2020-01-22 2020-04-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020062511A (ja) * 2020-01-22 2020-04-23 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020073186A (ja) * 2020-02-18 2020-05-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022027984A (ja) * 2017-02-03 2022-02-14 株式会社三洋物産 遊技機

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JP2022027984A (ja) * 2017-02-03 2022-02-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020058891A (ja) * 2020-01-22 2020-04-16 株式会社三洋物産 遊技機
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