JPH119772A - パチンコ遊技機の球送り装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の球送り装置

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JPH119772A
JPH119772A JP18043097A JP18043097A JPH119772A JP H119772 A JPH119772 A JP H119772A JP 18043097 A JP18043097 A JP 18043097A JP 18043097 A JP18043097 A JP 18043097A JP H119772 A JPH119772 A JP H119772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球を安定良く受入れて発射位置に円滑に
送込むと共に、上球皿側での球抜き時に球送り経路内に
球を残さないようにした球送り装置を提供する。 【解決手段】球送り体43は、ケース体33の通路34
の入口側と出口側とに臨む位置で交互に変位して、球止
め,球送りの規制を図り得る第1,第2規制部45,46
を夫々形成する。そして、第1規制部45により上球皿
Dの球出口に臨む先行球の停止と解放との規制をなす一
方、第2規制部46により通路34に受入れられた遊技
球の解放と停止との規制をなして、球出口から1球毎に
受入れて分離したまま発射位置に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
の球送り装置に係り、更に詳しくは、遊技盤内でパチン
コゲームを展開し得る遊技機において、打球発射操作作
動に関連して遊技球を1球ずつ機内の発射位置に送り込
むようにした球送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種の遊技機では、パチンコゲーム用の遊技球を
1球ずつ機内の発射位置に送り込む手段として、打球発
射装置と共動される各種形態の球送り装置が採用され
て、上球皿と発射レールとの間に実施されている。この
ような球送り装置の基本的な構成としては、所定の形
状,サイズのケース本体に、上球皿の球出口に連通する
球受け口(球受け路)と、発射レールの発射位置側に連絡
される球送り口とを形成して互いに連絡すると共に、球
受け口に入って球送り口から出される遊技球の球送り動
作を行なう球送り部材を組付けて双方の口に対する所定
位置に臨ませている。そして球送り装置自体の一般的な
形態別において、駆動モータ式の打球発射装置に対する
併用例では、球送り部材が打球杆の1回毎の作動に機械
的な連繋部材を介して1回ずつ連動するタイプ、駆動ソ
レノイド式の打球発射装置に対する併用例では、球送り
部材がケース本体に取着された電磁ソレノイドの作動毎
に1回ずつ動作されるタイプが広く使用されている。
【0003】前述した何れのタイプの球送り装置にあっ
ても、一般的には上球皿の球出口の裏側、つまり上球皿
裏面に組付けられた開閉板の出口裏側に、ケース本体の
球受け口(球受け路)を合わせて取着セットされる。そし
て遊技にあたり、上球皿内に投入された遊技球(遊技中
の排出賞球を含む)の最先行側の1個〜複数個を、予め
球出口から球受け口内に受入れて一旦停留保持した状態
で待機される。このもとで遊技操作(打球発射操作)に基
づく球送り部材の動作に追従して球受け口内の第1番目
の遊技球を球送り口内に通入させた後に発射位置側へ送
込み、以降同様に球の受入れおよび送出しを含む球送り
動作を行なうようになっている。これにより、設定時間
間隔(100個/分以内)で継続される打球発射作動に合
わせて1回ずつ球送り動作を遂行して、遊技球を発射位
置に送込み、待機させることが可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の遊技機
に実施されている球送り装置については、前述した何れ
の球送り作動形態にあっても、ケース本体の球受け口
(球受け路)に入った先行球が、次の球以降(上球皿内の
遊技球を含む)の圧力を受けた状態で球送り口から発射
レール側に送込まれるために、上球皿内の遊技球の増減
変化により1球毎の発射位置への送込みおよび着座静止
状態に時間的なバラツキが生じ易く、この結果、打球発
射装置の設定時間毎の作動において、打球杆による的確
な打出しが保証しにくくなり、球飛びの不安定を招き易
かった。また従来の球送り装置にあっては、遊技者自身
による上球皿での球抜きにおいて、既に球受け口(球受
け路)内に通入されている個数分の球については、到底
抜出し得ないまま残ってしまう。そこでこのような目視
不能な残留球の取扱い,処理として、「再び打出したりフ
ァール球(戻り球)として回収する」場合には、遊技者自
信が多少煩わしい思いをする程度であるとしても、「そ
のまま装置内に残しておく」場合には、当該遊技者と事
情の知らない後からの別遊技者との間で、残留球の所有
や当該遊技機に対する優先使用等を巡ってトラブルを招
く大きな問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
提案されたものであって、打球発射作動に対応した1回
毎の球送り動作において、遊技球用の通路の入口側と出
口側とを交互に開閉して1回ずつの遊技球を安定良く受
入れて発射位置に円滑に送込み得ると共に、上球皿側で
の球抜き時に球送り経路内に球を残さないようにした小
型で安価な球送り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため本発明は、パチンコ用の遊技球を
打球発射装置により遊技盤内に打込んでパチンコゲーム
を展開し得る遊技機に実施されて、遊技球を1球ずつ発
射レールの発射位置に送込むようにした球送り装置にあ
って、遊技機の前側に開閉可能に装着された上球皿の裏
側所定位置に取着セットされるケース体と、このケース
体内に往復動可能に組付けられて前記打球発射装置の打
球作動にタイミングを合わせて作動される適宜駆動手段
の作動毎に球送り動作を行なう球送り体とを備え、前記
ケース体では、前後方向に開通されて前記上球皿の球出
口に整合されると共に前記発射位置側に連絡可能とされ
た遊技球用の通路を形成し、前記球送り体では、ケース
体の通路の入口側と出口側とに臨む位置で交互に変位し
て球止め,球送りの規制を図り得る第1、第2規制部を
夫々形成し、前記適宜駆動手段の作動に対する球送り体
の動作において、第1規制部により前記球出口に臨む最
先行球の遊技球の停止と解放との規制をなす一方、第2
規制部により通路に受入れられた遊技球の解放と停止と
の規制をなして、球出口から1球毎に受入れて分離した
まま発射位置に送出すように設定したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】球送り体は、本体と球送り用の第1規制片およ
び第2規制片を合わせて樹脂成形され、ケース体の収容
室内に収容された状態で、該第1規制片および第2規制
片を通路側に指向した状態で配設されている。この球送
り体は、打球発射装置の打球作動にタイミングを合わせ
て作動される適宜駆動手段により昇降変化され、該駆動
手段の非作動状態では自重により下降位置に保持され
て、前記第1規制片を通路の入口側の球受け口内に位置
させると共に、第2規制片を通路の出口側の球送り口外
に位置させる。また駆動手段の作動状態では、球送り体
は上昇位置に変位して保持され、前記第1規制片を通路
の入口側の球受け口外に位置させると共に、第2規制片
を通路の出口側の球送り口内に位置させる。
【0008】従って上球皿Dからの先行球は、前記駆動
手段の作動前において、通路の球受け口内に位置した第
1規制片により球出口内の前側で待機している。そし
て、前記駆動手段の作動により球送り体が上昇変位する
と、前記先行球は第1規制片から解放されて通路に受入
れられた後に、球送り口内に突出している第2規制片で
一旦停止される。次に前記駆動手段の作動が停止して球
送り体が元の下降位置へ復帰すると、前記第1規制片が
球受け口内へ突出して次行球と通路内の先行球とを分離
すると共に、第2規制片が球送り口外に退避して該先行
球を解放する。すなわち先行球は、次行球およびそれ以
後の球による圧力を一切受けることなく自重で球送り口
裏側へ転出して発射レールの基部上に送出され、そのま
ま発射位置へ着座静止する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機の球送り装置について、好適な実施例を挙げて、添付
図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、本実施
例の球送り装置については、ソレノイド駆動形式の打球
発射装置を装備したパチンコ機およびアレンジボール機
の何れにも簡単な変更で使用可能とされた電磁ソレノイ
ド式の球送り装置にあって、便宜上パチンコ機に使用さ
れた場合を主に説明する。
【0010】先ず本実施例のパチンコ機について、その
基本的構成を図1,図2および図3を参照して要約説明
すると、外枠Aの開口全面側に対して開閉および着脱が
可能に組み付けられた前枠Bにおいて、共通の遊技構成
部材であるガラス窓Cと上球皿Dが開閉および着脱可能
に組付けセットされると共に、下球皿Eと打球発射装置
Fが装備セットされており、また裏側に球処理部等を備
えた機構セット盤(図示しない)が装備されている。前枠
Bでは、全体が合成樹脂成形されたタイプにおいて、内
側に窓枠口2を開口した枠体1と、この枠体1の裏側に
一体成形されて窓枠口2の正面内部に臨む遊技盤用のセ
ット口5を開口した保持枠4とが、前後に連設された内
外二重枠形態とされている。そして枠体1においては、
窓枠口2の下部に下球皿Eおよび打球発射装置Fの一部
等を設置するための設置部3が成形され、一方保持枠4
においては、窓枠口2の下部内側に位置する遊技補助盤
6が一体成形されて、その前面右側に発射レール7が位
置決め固定されており、またこの補助盤6の上端緑を基
準に開口成形されたセット口5に遊技盤Gを着脱可能に
収容セットし得るようになっている。
【0011】このようなパチンコ機において、前記上球
皿Dでは複数の皿構成部材を組合わせてユニット化さ
れ、前枠Bの枠体1の左端側に横開きおよび着脱可能に
装着される1枚の開閉板8前面に組付けセットされてお
り、そして開閉板8の裏面には最下流端(図示右端)に成
形された球出口9に連絡される後述の球送り装置Hがセ
ットされ、また球出口9底面に連絡された内部の球抜き
経路10に対して球抜き機構11が組込まれている(図
1,図3および図5参照)。一方前記下球皿Eでは、前枠
Bの枠体1の設置部3全面に取着される1枚のセット支
板と複数の皿構成部材とを組合わせてユニット化されて
おり、そして上球皿Dの球抜き経路10と連通する球戻
し路12と球抜き機構13が夫々成形,組込まれ(図2参
照)、また右側部に打球発射装置Fの操作ハンドル部F1
を組付けセットするための保持部14が成形されている
(図2参照)。ちなみに、双方の球皿D,Eは共に図示外
郭形状に構成されて、下球皿Eの水平上面に上球皿Dが
整合状態で載置保持されるようになっている。
【0012】また前記打球発射装置Fでは、駆動源にロ
ータリー式ソレノイド(発射ソレノイドともいう)を有す
る形態で、基本的な構成として図1,図2,図3および図
4に示すように、球円筒形グリップ状にユニット構成さ
れて下球皿Eの保持部14に着脱可能に組付けセットさ
れた操作ハンドル部(単にハンドル部ともいう)F1と、
前枠Bの設置盤3裏側にベース単位で設置されてハンド
ル部F1での検出入力条件に基づいて発射ソレノイド2
3の駆動および打球杆24の動作を行なう打球作動部F
2と、この作動部F2を制御する駆動制御部F3等を備え
ている。ハンドル部F1では、図3および図4に略示す
るように、回動式の操作レバー16を有する把持体15
に、電気的な操作用入力手段としての可変抵抗器(ボリ
ュームスイッチともいう)17、スイッチ18およびタ
ッチ感知環19が組付けられて、これらの入力手段1
7,18,19が把持体15内の集合コネクタ20に集約
して配線接続され、同コネクタ20に接続した中継コネ
クタ21および配線Iを介して駆動制御部F3に接続さ
れる。また打球作動部F2では、図3および図4に略示
するように、1枚のベース板22に設置された発射ソレ
ノイド23により打球杆24を往復回動させて、前記発
射レール7の発射位置Tに着座した遊技球を当打するよ
うになっている。
【0013】一方前記駆動制御部F3では、球送り・発射
に係る各々の電気的部品の総括的な入出力制御をなすも
ので、図3および図4に示すように、打球作動部F2
ベース板22裏側に着脱可能に装備され、開蓋可能なケ
ース25内に、必要な回路を構成した回路基板26が内
蔵されており、この基板26に配置された図示5個の接
続具27,28,29,30および31を利用して、図4
中右側から順に電源(AC24V)、発射ソレノイド2
3、後述の球送りソレノイド(駆動手段)39、操作ハン
ドル部F1内の可変抵抗器17、スイッチ18およびタ
ッチ感知環19が、夫々の配線等を介して接続される。
但し、前記中継コネクタ21に接続された配線Iは、図
4に示すように、設置盤3に開口された孔3aから裏側
へ延出され、可変抵抗器17用の3本と、スイッチ18
およびタッチ感知環19用の3本とに区分されて、図示
左側の2つの接続具30,31に接続される。なお回路
基板26には、タッチ感度と球飛び励磁力を調整するた
めの調整具(可変抵抗器)32A,32Bが付設されてお
り、また同基板26のタッチ回路(図示しない)と前記タ
ッチ感知環19とを合わせて、便宜上タッチスイッチと
もいう。
【0014】前述したパチンコ機に実施された本実施例
の球送り装置Hは、前記打球発射装置Fの打球作動とタ
イミングを合わせて球送り作動を行ない得る電動制御部
形態の例にあって、基本的な構成として図3,図5およ
び図6に示すように、合成樹脂成形された1つのケース
体33に、作動源である電磁ソレノイド(球送りソレノ
イドともいう)39と、昇降レバー形式の球送り体43
とを組付けて、全体がカセット形式に構成されて取扱い
得るようになっている。そして前記上球皿Dの開閉板8
裏面において、ケース体33が球出口9に合わせて着脱
可能にビス止めセットされて、球送りソレノイド39が
前記駆動制御部F3に接続されたもとで、前記操作ハン
ドル部F1での入力条件(スイッチ18およびタッチ感知
環19の検出条件)に基づいて、球送りソレノイド39
が設定時間毎に1回ずつパルス制御作動されることに対
して、球送り体43が1回毎に昇降変化して遊技球1個
ずつに対する球送り動作を行ない、球出口9から受入れ
た球を前記発射レール7の発射位置Tに送出し得るよう
になっている。
【0015】このような球送り装置Hにおける各部の具
体的な構成として、先ずケース体33では、その中央部
に前記球出口9裏面に整合して発射位置T側に連絡し得
る1つの通路34を球1個分に適した広さをもって成形
して、前側開口域を球受け口35、後側開口域を球送り
口36としており、そして通路34の側方に球送りソレ
ノイド39の取着部37と、球送り体43の収容室38
とを夫々成形している。また球送りソレノイド39で
は、ケース体33の取着部37にビス着される支持鉄片
40の一方にコイルを巻回した磁力発生部(ボビンとも
いう)41を装着して、1部品単位で構成されて取扱い
得るようになっている。そして、前記駆動制御部F3
らのパルス通電制御により磁力発生部41で発生した磁
力を、支持鉄片40の一端の磁着部42に集中的に作用
させて、球送り体43を昇降操作し得るようになってい
る。なお、このソレノイド39の磁力発生部41に接続
された配線は、前記上球皿Dの開閉板8裏側から前枠B
の設置部3裏側を経由して、駆動制御部F3の回路基板
26の接続具(図4中右から第3番目)29に接続され
る。
【0016】一方球送り体43は、図7に示すように、
本体44と球送り用の前後の第1規制片(第1規制部)4
5および第2規制片(第2規制部)46を合わせて1つに
樹脂成形されて本体44の上辺に磁性片(鉄片)47を取
着しており、ケース体33の収容室38内に横向きに収
容された状態で、本体44の上側端が支軸48に支持さ
れて第1、第2規制片45,46を通路34側に延出し
ている。そしてこの球送り体43は、収容室38に設け
たストッパー49,50により昇降位置,変位量が規制さ
れているもとで、球送りソレノイド39の励磁,消磁に
伴い磁着部42および磁性片47を介して昇降変化し
得、作動前では自重により下降端位置に保持されて第1
規制片45を球受け口35の前側内に位置させて第2規
制片46を球送り口36外に位置させた第1の規制状態
とされ、また作動時では上昇位置に保持されて第1規制
片45を球受け口35外に位置させて第2規制片46を
球送り口36内に位置させた第2の規制状態とされるよ
うになっている。そして双方の規制片45,46は、互
いに1球分に適した内法間隔を以って前後の上下に適宜
変位しており、第2規制片46が球送り口36の開閉
(球の停止,解放)を行なうことに対して第1規制片45
は前記球出口9の開閉をも行ない、同球出口9に臨む球
と通路34に入った球とを分離するようになっている。
【0017】そして本実施例の球送り装置Hでは、その
余の構成として遊技球の検出機能が選択可能に付加され
て、アレンジボール機(毎回の図柄組合わせゲームに所
定数の遊技球が必要とされる遊技機)にも実施し得るよ
うになっている。すなわち図3,図5および図6に例示
するように、前記ケース体33の裏側において、通路3
4の側部に成形された凹部51に検出具52が着脱可能
に組込まれてビス着された蓋片53で保持されており、
この検出具52により通路34内の球の有無および発射
位置Tへ1個ずつ送出される遊技球を検出確認したりカ
ウント検出し得るようになっている。なお検出具52
は、近接スイッチやセンサー等の無接点タイプが好適に
使用可能とされて、当該遊技機のメイン基板(遊技用制
御基板)の球検出回路部(共に図示しない)側に接続する
こともできる。そしてこの検出具52を利用すれば、遊
技球がない場合における球送りソレノイド39および発
射ソレノイド23の不要な作動を規制して一時的に停止
させることの技術設定が可能とし得る。ちなみに、検出
具52を前記駆動制御部F3側に接続する場合には、同
検出具用の接続具を配置した回路基板が使用される。ま
た遊技球の検出不要な場合には、検出具52が省略(取
外し)される。
【0018】なお、本実施例の球送り装置Hのソレノイ
ド39と前記打球発射装置Fのソレノイド23との作動
については、駆動制御部F3でのパルス出力制御に基づ
いて図8に例示するように1球分単位で設定されてい
る。すなわち、操作ハンドル部F1でのスイッチ検出入
力条件とタッチ検出入力条件が回路基板26に入力され
ているもとで、第1パルスP1により球送りソレノイド
39が励磁・消磁されて球送り体42を昇降作動させ
る。一方、前記2つの検出入力条件に加えてボリューム
調整条件が回路基板26に入力されているもとで、第2
パルス(1サイクル毎のデューティ比調整されたパルス)
2により発射ソレノイド23が励磁・消磁されて打球杆
24を往復回動させる。そして、双方のパルスP1,P2
を合わせて1球分単位毎の基本1サイクルSとして制御
設定されて、1球毎の球送り・打球作動が確動安定化さ
れている。ちなみに、基本1サイクルS毎のパルス制御
においては、操作ハンドル部F1での打球操作を解除し
た(手を離した)としても、両ソレノイド39,23が当
該回の作動を行なって1球分の球送り・打出しをなし得
るようになっている。
【0019】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機では、外枠Aに対する前枠Bに、図1および図
2に略示する共通の遊技構成部材C,D,E,Fおよび所
定の遊技盤Gが夫々装備セットされて1台毎に構成され
る。そして、遊技ホール内の設置枠台(図示しない)に所
定の傾き起立姿勢で設置された外枠Aに、前枠B全体を
組付けセットして電源投入保持(通電保持)することによ
り、縦型弾球遊技機として遊技に供し得る。そして遊技
の開始にあたり、打球発射装置Fの操作ハンドル部F1
で打球操作を行なうことにより、可変抵抗器17,スイ
ッチ18およびタッチスイッチ19の検出入力条件が駆
動制御部F3に入力されているもとで、球送り装置Hの
球送り作動に基づいて遊技球を1球ずつ発射レール7側
へ送込んで発射位置Tに着座保持し、これに次いで打球
作動部F2の発射ソレノイド23の通電駆動励磁に従っ
て往復動する打球杆24で遊技球を打出すと共に発射レ
ール7上を発射させて遊技盤G内に打込み、所要のパチ
ンコゲームを展開し得る。
【0020】このようなパチンコ機に実施される本実施
例の球送り装置Hは、基本的な球送り作動として、球送
りソレノイド39の作動制御に対する球送り体42の第
1、第2の状態変化において、上球皿Dからの遊技球を
1個ずつ受入れて分離状態で送出すようになっている。
すなわち装置H自体の作動前においては、図9(a)およ
び図9(b)に示すように、球送りソレノイド39が休止
(消磁)条件であることに対して、球送り体43が下降端
位置に保持されてその第1規制片45を通路34の球受
け口35内に位置させて上球皿Dの球出口9を閉鎖して
いる第1の規制状態にある。このため上球皿D内に投入
された遊技球の最先行球は、第1規制片45で停止され
たまま球出口9内の前側で待機する。このもとで前述し
た打球操作によるスイッチ18およびタッチスイッチ1
9の検出入力条件において、駆動制御部F3からのパル
ス制御により球送りソレノイド39が励磁されると、磁
着部42および磁性片47を介して球送り体43が、図
10(a)および図10(b)に示すように上昇傾動した第
2規制状態に保持される。これにより、前記最先行球が
第1規制片45から開放されて通路34に受入れられ
て、球送り口36内に突出している第2規制片46で一
旦停止される。
【0021】そして、前記球送りソレノイド39が休止
(消磁)状態に復元されることに対して球送り43が磁力
開放されて、自重で図9(a)および図9(b)に示す下降
端位置の第1規制状態に復帰保持される。これにより、
第1規制片45が球受け口35内に位置して球出口9裏
側を閉鎖し、同口9内に臨む次の球を停止して通路内の
最先行球と分離する一方、第2規制片46が球送り口3
6外に退避(没入)して最先行球を解放する。この結果、
図9(b)中に想像線で例示するように、最先行球が次の
球以降の圧力を一切受けることなく自重で球送り口46
裏側へ転出して発射レール7の基部上に送出され、その
まま降下して発射位置Tに着座静止される。そうして、
この球が前記打球発射装置Fの打球杆24で打出された
後において、前述と同様に球送りソレノイド39の励磁
により球送り体43が第2規制状態に変化することによ
り、球出口9内の次の球が通路34に受入れられて一旦
停止され、次いで球送りソレノイド39の休止により球
送り体43が第1規制状態に復元することにより、以降
の球を一旦停止したもとで通路34内の球を解放して発
射位置T側へ送出すものである。
【0022】このように本実施例の球送り装置Hでは、
球送りソレノイド39の1回毎の作動制御(励磁,消磁)
に対する球送り体43の第1,第2規制状態の変化によ
り前述したような1球毎の分離球送り作動を行ない得る
ものであるから、上球皿Dの遊技球(排出された賞球を
含む)の増減圧力変化に影響されることなく、設定時間
毎に1球ずつを円滑に受入れて分離したまま送出すこと
ができ、これにより発射位置Tでの球の着座状態の安定
化を維持して、打球杆24による的確な打出しを確保す
ることができるものである。またこの装置Hにあって、
ケース体33に検出具52が取着されている場合には、
同検出具52により通路34内の球の有無や発射位置T
へ送込まれる遊技球1個ずつを検出することができる。
なお、打球操作における球送り・発射作動にあって上球
皿D内の遊技球がなくなった場合では、球送りソレノイ
ド39が正常な作動制御を行なうことに対して、検出具
52は球なし状態を検出することになる。従って、この
検出具52を利用して"球なし検出時"には、球送りソレ
ノイド39更には発射ソレノイド23の作動を規制・停
止して、空作動を制止することが可能である。
【0023】また本実施例の球送り装置Hによれば、上
球皿D側での球抜き時にケース体33内に球を受入れる
ことなく全ての遊技球の抜出しを可能とし得る。すなわ
ちこの装置Hでは、前述したように作動前または復元時
の第1規制状態にあっては、第1規制片45が球出口9
裏側および通路34の球受け口35の前側を閉鎖して遊
技球を通路34に受入れない条件に保持されている。こ
のため遊技の終了等にあたり、上球皿D側の球抜き機構
11を開放操作した場合には、球出口9底面の開閉片1
1A(図3,図9および図10参照)を開放位置に保持し
たもとで、全ての遊技球を球出口9から球抜き経路10
および球戻し路12を介して下球皿E側へ抜出すことが
でき(図2参照)、通路34内への通入を阻止してその残
留球の取扱い,処理の手間を省くことができる。なお下
球皿Eでは、球抜き機構13を開放操作することによ
り、皿外に用意された球箱(図示しない)に排出すること
ができる。
【0024】
【変更例】本発明の対象とする球送り装置は、ケース体
33内に組み込まれた球送り体43に遊技球用の第1,
第2規制片45,46を配設して、球送り体43の第1,
第2規制状態の変化において遊技球を1個ずつ受入れて
次の球以降と分離しながら送出するもので、この球送り
体43の作動源については、前述した実施例の球送りソ
レノイド39に限らず、打球動作に連動する連繋部材6
7の作動を利用するタイプでもよい。言い換えると、打
球発射装置Fがモータ駆動により打球杆を往復動させる
形式である場合においては、球送り装置は、打球杆の打
球動作に連動する機械的な連繋部材67の傾動や昇降動
等に対して、球送り体43を1回ずつ作動変化させる形
式であってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機の球送り装置によれば、駆動手段の1回毎の作
動制御に対する球送り体の昇降揺動変化により1球毎の
分離球送り作動を行ない得るものであるから、上球皿の
遊技球の増減圧力変化に影響されることなく、設定時間
毎に1球ずつを円滑に受入れて分離したまま送出すこと
ができ、これにより発射位置での球の着座状態の安定化
を維持して、打球杆による的確な打出しを確保すると共
に球飛びの安定化を図り得る利点がある。またこの球送
り装置にあって、ケース体に検出具が取着されている場
合には、同検出具により通路内の球の有無や発射位置へ
送込まれる遊技球1個ずつを検出することができる。従
ってこの検出具を利用すれば、球送り装置に遊技球がな
い場合には、駆動手段の作動の規制・停止、更には打球
発射装置における発射ソレノイドの作動の規制・停止を
行なうことが可能となり、これら球送り装置および打球
発射装置の空作動を制止し得る有益な効果を奏する。
【0026】また、駆動手段の非作動による球送り体の
下降位置への保持状態にあっては、第1規制片が球出口
側および通路の球受け口の前側を閉鎖して遊技球を通路
に受入れない条件に保持されているので、上球皿側での
球抜き時にケース体内に球を受入れることなく全ての遊
技球の抜出しを可能とし得る。従って、目視不能な残留
球が存在しないので、当該遊技機に対する遊技者の該残
留球の取扱いや処理の煩わしさを解消すると共に、遊技
者同志の間での残留球の所有や当該遊技機に対する優先
使用を巡るトラブル等が好適に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ機を前側開放状態で略示す
る正面図である。
【図2】前枠および下球皿の要部と打球発射装置の一部
とを示す正面図である。
【図3】打球発射装置および球送り装置を主に示す平断
面図である。
【図4】打球発射装置の駆動制御部を分離して示す背面
図である。
【図5】上球皿の一部および球送り装置を示す背面図で
ある。
【図6】球送り装置の前面側の正面図である。
【図7】球送り装置の要部を示す断面図である。
【図8】球送り・打球作動のパルス制御設定側を示す説
明図である。
【図9】球送り装置の作動前状態を示す動作説明図であ
る。
【図10】球送り装置の作動時状態を示す動作説明図で
ある。
【符号の説明】 7 発射レール 9 球出口 33 ケース体 34 通路 35 球受け口 36 球送り口 39 球送りソレノイド(駆動手段) 43 球送り体 45 第1規制片(第1規制部) 46 第2規制片(第2規制部) 52 検出具 D 上球皿 F 打球発射装置 G 遊技盤 T 発射位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ用の遊技球を打球発射装置(F)
    により遊技盤(G)内に打込んでパチンコゲームを展開し
    得る遊技機に実施されて、遊技球を1球ずつ発射レール
    (7)の発射位置(T)に送込むようにした球送り装置にあっ
    て、 遊技機の前側に開閉可能に装着された上球皿(D)の裏側
    所定位置に取着セットされるケース体(33)と、このケー
    ス体(33)内に往復動可能に組付けられて前記打球発射装
    置(F)の打球作動にタイミングを合わせて作動される適
    宜駆動手段(39)の作動毎に球送り動作を行なう球送り体
    (43)とを備え、 前記ケース体(33)では、前後方向に開通されて前記上球
    皿(D)の球出口(9)に整合されると共に前記発射位置(T)
    側に連絡可能とされた遊技球用の通路(34)を形成し、前
    記球送り体(43)では、ケース体(33)の通路(34)の入口側
    と出口側とに臨む位置で交互に変位して、球止め,球送
    りの規制を図り得る第1,第2規制部(45,46)を夫々形成
    し、 前記適宜駆動手段(39)の作動に対する球送り体(43)の動
    作において、第1規制部(45)により前記球出口(9)に臨
    む最先行球の遊技球の停止と解放との規制をなす一方、
    第2規制部(46)により通路(34)に受入れられた遊技球の
    解放と停止との規制をなして、球出口(9)から1球毎に
    受入れて分離したまま発射位置(T)に送出すように設定
    したことを特徴とするパチンコ遊技機の球送り装置。
  2. 【請求項2】 前記球送り体(43)は、前記ケース体(33)
    内で昇降揺動可能に支持されて、その揺動支点の反対側
    に前記第1,第2規制部(45,46)を一体に形成し、第1規
    制部(45)を前記ケース体(33)の通路(34)入口側の球受け
    口(35)に昇降変位可能に位置させて前記上球皿(D)の球
    出口(9)裏側を開閉可能にし、第2規制部(46)を通路(3
    4)出口側の球送り口(36)に昇降変位可能に位置させて同
    球送り口(36)を開閉可能にした請求項1記載のパチンコ
    遊技機の球送り装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース体(33)は、前記通路(34)に臨
    む所定位置に同通路(34)内に受入れられる遊技球の有無
    を検出する検出具(52)を着脱可能に取着した請求項1記
    載のパチンコ遊技機の球送り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016067628A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京楽産業.株式会社 遊技機用球送り装置
JP2016067612A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京楽産業.株式会社 遊技機用球送り装置
JP2016067591A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京楽産業.株式会社 遊技機用球送り装置

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JP2016067628A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京楽産業.株式会社 遊技機用球送り装置
JP2016067612A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京楽産業.株式会社 遊技機用球送り装置
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