JP3819044B2 - 球発射装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ球を遊技媒体とするパチンコ機等の遊技機において、かかる遊技機の盤面上に上皿内のパチンコ球を順次打ち出す球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機では一般的に、遊技に供する球を貯留する上皿の裏側に、該上皿内の球を発射装置の発射位置に1個ずつ送るための球送り装置が、発射装置とは別々に設けられていた。具体的には、例えば実開昭62−152776号公報に示すものがある。
【0003】
すなわち、球送り装置は、球が1個ずつ通過できる球通路を有する専用のハウジング内部に、ソレノイドで往復駆動される球送り部材を配置して構成されたものである。かかる球送り装置は、球発射装置の駆動源とは全く別のソレノイドにて球発射装置とリンクするよう作動し、球を球発射装置に供給していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術では、球送り装置と球発射装置とが別々に構成されているため、駆動源も別々に必要となり、また、両装置が都合よくリンクして作動するよう制御する必要があるために構造が複雑となり、それに伴いメカトラブルが発生する率が高くなるという虞れがあった。また、両装置を合せた部品点数が多く組み付け工数も嵩むと共に、パチンコ機等への取り付けも別々に行なう必要があるため、コストアップの要因になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、球送り部と球発射部とを一体化させてユニットとして構成することで、構成の簡素化し、メカトラブルの発生を極力抑えることができ、また、部品点数や組み付け工数を減らすと共にパチンコ機等への取り付け性を向上させて、コストを低減することができる実用的価値の高い球発射装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の項に存する。
1.遊技機の盤面上に上皿(82)内のパチンコ球の球送り部(11)と、該球送り部(11)により発射位置まで送り出された球を盤面上に1個ずつ打ち出す球発射部(12)とを、一体化させてユニット構成してパチンコ球を順次打ち出す球発射装置(10)において、
前記球送り部(11)は、揺動駆動され揺動端(23)側に球が嵌入する球受溝(24)を備えた送出部材(20)と、該送出部材(20)の球受溝(24)内の球を外部に導く球抜用案内路(35)と、該送出部材(20)の揺動により送り出された球を発射位置に導く発射球案内路(30)とを具備して成り、前記送出部材(20)を、その球受溝(24)が前記上皿(82)の流出口(83)及び球抜用案内路(35)の入口(36)の双方を臨む受入位置と、前記発射球案内路(30)の入口(31)を臨む排出位置とに揺動可能に配設し、前記球抜用案内路(35)の入口(36)の傍らに該入口(36)を開閉するシャッタ(37)を設け、
前記球発射部(12)は、出没移動するロッド(41)を備えた駆動手段(40)と、該駆動手段(40)のロッド(41)の先端側に設けられて球に衝突させる槌部材(43)とを具備して成り、前記ロッド(41)の出没移動に伴って前記送出部材(20)が揺動すべく、ロッド(41)と送出部材(20)とを連動機構を介して互いに連結したことを特徴とする球発射装置(10)である。
【0010】
【作用】
球送り部(11)と球発射部(12)とを一体化させてユニットとして構成することで、各部(11,12)における共通する部品を共用化することが可能となり、従来の如く球送り装置と球発射装置とを別々に構成する場合に比して、装置全体としての構成を大幅に簡素化することができる。それにより、構成の複雑さに基づくようなメカトラブルの発生を極力抑えることができ、また、部品点数や組み付け工数も減り、しかも遊技機に別々に配置させる必要もなくなり、取り付け性も向上する。
【0011】
具体的には、前記球送り部(11)を、揺動駆動される送出部材(20)と、球を発射位置に導く発射球案内路(30)とを具備するように構成すれば、前記送出部材(20)が受入位置にある際、その球受溝(24)に上皿(82)の流出口(83)から球が1個ずつ供給される。そして、送出部材(20)が受入位置から排出位置へと揺動すると、球は発射球案内路(30)の入口(31)に送り出されて、球発射部(12)の発射位置に導かれる。
【0012】
前記球発射部(12)を、出没移動するロッド(41)を備えた駆動手段(40)と、ロッド(41)の先端側の槌部材(43)とを具備するように構成すれば、前記ロッド(41)の出没移動に伴って発射位置にある球は盤面上へと打ち出されて遊技に供される。ロッド(41)と送出部材(20)とは連動機構を介して互いに連結されるため、球発射部(12)による球の打ち出し動作に連動して、前記球送り部(11)の送出部材(20)が揺動し、上皿(82)内の球が発射位置まで順次送り出される。この場合、駆動手段(40)は一つで済む。
【0013】
また、前記球送り部(11)に、送出部材(20)の球受溝(24)内の球を外部に導く球抜用案内路(35)を付加して、該球抜用案内路(35)の入口(36)の傍らに該入口(36)を開閉するシャッタ(37)を設ければ、ユニット内に残された球を簡易かつ迅速に外部に排出することができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示している。
図1及び図5に示すように、球発射装置10はパチンコ機(遊技機)の盤面上にパチンコ球を順次打ち出す装置であり、上皿82から供給された球を1個ずつ受入れて発射位置まで送り出す球送り部11と、該球送り部11により発射位置まで送り出された球を盤面上に1個ずつ打ち出す球発射部12とから成る。球送り部11と球発射部12とは一体化されて一ユニットとして構成されており、ハウジング13に内装されている。ハウジング13はパチンコ機の基枠80に取付けられている。
【0016】
図5に示すように、遊技に供する球を貯留するための上皿82は、基枠80に対し開閉可能な扉板81の前面側に取付けられている。また扉板81には、球発射装置10のハウジング13が収まる開口部84が形成されており、扉板81が閉じた遊技可能な通常時には、上皿82のすぐ下に球発射装置10が設置されることになる。上皿82の底部下流端には流出口83が形成されており、かかる流出口83にちょうど合致するように、ハウジング13の上面部には連通孔16が形成されている。
【0017】
上皿82の流出口83の傍らには、該流出口83を開閉するためのシャッタ90が設けられている。このシャッタ90は、扉板81を閉じた遊技可能な通常時には流出口83を開く一方、扉板81を開けた時には流出口83を閉じるように構成されている。更に詳しくは、図5及び図6に示すように、シャッタ90は流出口83を開く位置と閉じる位置とにスライド可能に上皿82の内部空間に内装されており、バネ92によって流出口83を閉じる位置の方向に付勢されている。
【0018】
シャッタ90には、扉板81を閉じた時に基枠80側にぶつかって押返されるレバー91が一体的に設けられている。すなわち、扉板81を閉じた時、シャッタ90と一体的なレバー91はバネ92の付勢力に抗して押返され、それによりシャッタ90が開く一方、扉板81を開けた時にはバネ92の付勢力によってシャッタ90が閉じるよう設定されている。なお、扉板81が閉じている時には、上皿82の流出口83とハウジング13の連通孔16とはちょうど合致し連通している。
【0019】
ハウジング13内の球送り部11は、送出部材20と発射球案内路30と球抜用案内路35とを具備して成る。図1〜図3に示すように、送出部材20は、球径とほぼ同じ厚みを有する板状略扇形の部材である。かかる送出部材20は、上方を向く円弧端縁部23が揺動端となるように、下方を向く頂部21が枢軸22を介して、ハウジング13の内壁に揺動可能に枢支されている。頂部21には、枢軸22を中心として送出部材20と共に揺動する第2カム部材70が一体的に固結されている。この第2カム部材70については後述する。一方、円弧端縁部23には、板厚方向に延び側面に連通する球受溝24が形成されている。この球受溝24は、上皿82から供給された球が1個ずつ受け入れられる大きさを有している。
【0020】
送出部材20は、その球受溝24がハウジング13の連通孔16を通して上皿82の流出口83を臨む受入位置(図1中実線で示す)と、発射球案内路30の入口31を臨む排出位置(図1中想像線で示す)とに揺動可能に配設されている。更に詳しくは、図6に示すように、送出部材20が受入位置にある時、球受溝24の上方開口側がハウジング13の連通孔16に合致する一方、送出部材20が排出位置にある時、球受溝24の側方開口側が発射球案内路30の入口31に合致するよう配されている。
【0021】
また、円弧端縁部23の他端には、球受溝24に連通しかつ揺動方向に向って開口する挿通孔25が設けられている。この挿通孔25は、送出部材20が受入位置から排出位置に揺動するに伴って、ハウジング13の内壁に突設された凸部14が相対的に入り込む部位である。すなわち、ハウジング13の凸部14は、前記挿通孔25を通って球受溝24内に入り込むことにより、該球受溝24の球を強制的に発射球案内路30の入口31へ導くように設定されている。
【0022】
図1及び図2に示すように、発射球案内路30は、前記送出部材20の揺動により送り出された球を発射位置に導くための通路状の部材である。発射球案内路30の入口31は、前述したように送出部材20が排出位置にある時、その球受溝24の側方開口側にちょうど合致する位置に開口するように配されている。一方、発射球案内路30の終端は、後述する球発射部12における球の発射位置となっており、該球発射部12の槌部材43が出没し得る打出孔32が形成されている。また、発射球案内路30の終端には、図2に示すように発射レール33が接続されている。
【0023】
球抜用案内路35は、上皿82(図5参照)や送出部材20の球受溝24内の球を外部に導くための通路状の部材である。球抜用案内路35の入口36は、前述した送出部材20が受入位置にある時、その球受溝24の側方開口側にちょうど合致する位置に開口するよう配されている。一方、球抜用案内路35の終端は、図示省略した予備皿等に連通するよう配されている。また、発射球案内路30の入口36の傍らには、該入口36を開閉するためのシャッタ37が設けられている。このシャッタ37は手動により、入口36を開く位置と閉じる位置とにスライド可能に設けられている。なお、シャッタ37は通常、入口36を閉じている。
【0024】
ハウジング13内の球発射部12は、出没移動するロッド41を備えたソレノイド(駆動手段)40と、該駆動手段40のロッド41の先端側に設けられて球に衝突する槌部材43とを具備して成る。図1及び図2に示すように、ソレノイド40は、給電されると励磁してプランジャに相当するロッド41を通常の没入位置から一時的に突出位置へ移動させた後、再び元の没入位置へ戻るよう移動させる駆動手段である。かかるソレノイド40はハウジング13の内壁に固設されている。ロッド41は、支持ブラケット15,15を介して軸線方向に出没可能に、ハウジング13の内壁側に支持されている。
【0025】
また、ロッド41の出没移動に伴って前記送出部材20が同期して揺動すべく、ロッド41と前記送出部材20とは連動機構を介して互いに連結されている。かかる連動機構は、ロッド41に対し回動可能に外嵌した第1カム部材50と、前記送出部材20に一体的に固結された第2カム部材70、それに第1カム部材50と第2カム部材70とを相互に連結する動力伝達用ロッド60とから構成されている。
【0026】
第1カム部材50は、ロッド41に回動可能に外嵌した外筒部51と、外筒部51より下方に延設されたカム片53,53とから成る。外筒部51の上側には、ロッド41に突設された係合ピン42が嵌合して押引き可能に相対的に案内されるガイド溝52が形成されている。更に詳しくは、前記ロッド41が突出位置へ移動すると、その係合ピン35は相対的にガイド溝52の一端縁側から他端縁側へと移動し、それに伴い外筒部51が回動してカム片53,53がロッド41の軸線方向とは略直角となる送出部材20の方向へ動くよう設定されている。
【0027】
カム片53,53には、図1及び図4に示すように、筒状のスライド部材62が枢支ピン54を介して回動可能に連結されており、かかるスライド部材62は動力伝達用ロッド60の基端部に摺動可能に外嵌している。更に詳しく言えば、スライド部材62は、動力伝達用ロッド60の基端部に間隔をあけて固結された一対の止着リング63,63間において、両側からバネ61,61により弾撥的に保持され、かつ所定範囲で摺動できるようになっている。
【0028】
動力伝達用ロッド60は途中で屈曲してその先端部が、送出部材20に固結された第2カム部材70側に延びるように配されている。そして動力伝達用ロッド60の先端部は、第2カム部材70のカム片73,73に枢支ピン74を介して回動可能に連結されている。第2カム部材70は、送出部材20の揺動中心である枢軸22に回動可能に外嵌した外筒部71と、外筒部71より下方に延設された前記カム片73,73とから成る。以上の連動機構により、ロッド41の出没移動に伴って送出部材20が同期して揺動するが、詳しくは後述する。
【0029】
次に作用を説明する。
図1に示すように、球送り部11と球発射部12とを一体化させて一つのユニットとして構成することで、各部11,12における駆動手段であるソレノイド40等を共用化することが可能となり、従来の如く球送り装置と球発射装置とを別々に構成する場合に比して、装置全体としての構成を大幅に簡素化することができる。
【0030】
それにより、構成の複雑さに基づくようなメカトラブルの発生を極力抑えることができると共に、部品点数や組み付け工数も減り、コストを低減することができる。また、図5に示すように、各部11,12の構成部品を一のハウジング13内にコンパクトにまとめることができ、パチンコ機等に別々に配置させる必要もなくなり、取り付け性も向上する。しかも、装置構成の簡素化と小型化の実現により、スペース的に余裕のない機種に対しても設置し易くなる。
【0031】
次に球発射装置10の動作について説明すると、先ず図6に示すように、パチンコ機の扉板81が閉じている遊技可能な通常時には、図5に示すレバー91が、バネ92の付勢力に抗して押されてシャッタ90が開く。従って、上皿82の流出口83とハウジング13の連通孔16とは連通し、上皿82の球がハウジング13内に供給される。図1において、球発射装置10の球送り部11に供給された球は、先ず受入位置にある送出部材20の球受溝24に受入れられる。
【0032】
一方、球発射装置10の球発射部12では遊技客のハンドル操作に基づき、ソレノイド40が作動して球が順次打ち出されるが、ソレノイド40の動力は後述する連動機構を介して送出部材20にも伝達される。それにより、送出部材20はその球受溝24に球を1個ずつ受入れた状態で、受入位置(図1中実線で示す)から排出位置(図1中想像線で示す)へと揺動する。
【0033】
送出部材20が排出位置に揺動すると、ハウジング13の内壁に突設された凸部14が、相対的に送出部材20の挿通孔25を通って球受溝24内に入り込む。すると、球受溝24内の球は凸部14に係合しつつ発射球案内路30の入口31へ押し出されて、そのまま発射球案内路30を流下して該発射球案内路30の終端にある発射位置に導かれる。なお、送出部材20が排出位置にある時には、その円弧端縁部23の一端側がハウジング13の連通孔16を塞ぐため、ハウジング13内へ新たな球が供給されることはない。
【0034】
このように球送り部11により発射位置まで送られれた球は、球発射部12において遊技客のハンドル操作に基づき、盤面上へと打ち出されて遊技に供される。更に詳しくは、ソレノイド40が遊技客のハンドル操作に応じて給電されると、励磁して図1中で矢印Aに示すように、ロッド41は通常の没入位置から一時的に突出位置へと移動し、その際にロッド41の先端にある槌部材43が発射位置にある球を打ち出す。また、ロッド41と送出部材20とは連動機構を介して互いに連結されるため、以下の如く動作する。
【0035】
すなわち、図1中でロッド41が突出位置へ矢印Aの方向に移動すると、係合ピン35は相対的に第1カム部材50のガイド溝52の一端縁側から他端縁側へと移動し、それに伴い外筒部51が矢印Bの方向に回動して、カム片53,53がロッド41の軸線方向とは略直角である送出部材20の方向へ動く。それにより、カム片53,53に対しスライド部材62等を介して連結されている動力伝達用ロッド60が矢印Cの方向に動いて、かかる動力伝達用ロッド60の先端部が第2カム部材70のカム片73,73を矢印Dの方向を揺動させる。結局、ロッド41の突出位置への移動に同期して、送出部材20は枢軸22を中心として受入位置から排出位置へと揺動する。
【0036】
続いて、ソレノイド40のロッド41が再び元の没入位置へ戻るよう移動すると、前述した連動機構を介して、送出部材20は枢軸22を中心として排出位置から受入位置へと戻る。以上のように、上皿82内に球が貯留されており、かつ遊技客がハンドル操作を行ないソレノイド40が作動する限り、球送り部11による球の送り出しと、球発射部12による球の打ち出しは同時に繰り返されることになる。
【0037】
また、遊技の終了時等に、球送り部11における球抜用案内路35の入口36の傍らにあるシャッタ37を開ければ、ハウジング13内に残された球を簡易かつ迅速に球抜用案内路35を通して予備皿等に排出することができる。また、故障の修理時やメンテナンス等の際等に前記扉板81を開けても、バネ92の付勢力によって直ちにシャッタ90が上皿82の流出口83を閉じるため、上皿82内の球が不用意にこぼれ落ちることはない。
【0038】
なお、本発明に係る球発射装置の球送り部や球発射部の具体的な構成は、前述しかつ図示した実施例に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機の球発射装置によれば、上皿から供給された球を1個ずつ発射位置まで送り出す球送り部と、該球送り部により発射位置まで送られた球を盤面上に1個ずつ打ち出す球発射部とを一体化させてユニットとして構成したから、各部における共通する部品を共用化することが可能となり、従来の如く球送り装置と球発射装置とを別々に構成する場合に比して、装置全体としての構成を大幅に簡素化することができる。従って、構成の複雑さに基づくようなメカトラブルの発生を極力抑えることができ、また、部品点数や組み付け工数も減りコストを低減することができる。更に遊技機に別々に配置させる必要もなくなり取り付け性も向上する。
【0040】
また、前記球送り部に送出部材の球受溝内の球を外部に導く球抜用案内路を付加して、該球抜用案内路の入口の傍らにシャッタを設ければ、必要に応じてユニット内に残された球を簡易かつ迅速に外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る球発射装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る球発射装置の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る球発射装置の球送り部を構成する送出部材を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る球発射装置の連動機構の一部を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る球発射装置を装備したパチンコ機の一部を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例に係る球発射装置の要部を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る球発射装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10…球発射装置
11…球送り部
12…球発射部
13…ハウジング
20…送出部材
24…球受溝
30…発射球案内路
35…球抜用案内路
37…シャッタ
40…ソレノイド(駆動手段)
41…ロッド
50…第1カム部材(連動機構)
60…動力伝達用ロッド(連動機構)
70…第2カム部材(連動機構)
Claims (1)
- 遊技機の盤面上に上皿内のパチンコ球の球送り部と、該球送り部により発射位置まで送り出された球を盤面上に1個ずつ打ち出す球発射部とを、一体化させてユニット構成してパチンコ球を順次打ち出す球発射装置において、
前記球送り部は、揺動駆動され揺動端側に球が嵌入する球受溝を備えた送出部材と、該送出部材の球受溝内の球を外部に導く球抜用案内路と、該送出部材の揺動により送り出された球を発射位置に導く発射球案内路とを具備して成り、前記送出部材を、その球受溝が前記上皿の流出口及び球抜用案内路の入口の双方を臨む受入位置と、前記発射球案内路の入口を臨む排出位置とに揺動可能に配設し、前記球抜用案内路の入口の傍らに該入口を開閉するシャッタを設け、
前記球発射部は、出没移動するロッドを備えた駆動手段と、該駆動手段のロッドの先端側に設けられて球に衝突させる槌部材とを具備して成り、前記ロッドの出没移動に伴って前記送出部材が揺動すべく、ロッドと送出部材とを連動機構を介して互いに連結したことを特徴とする球発射装置。
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