JP4820672B2 - パチンコ機 - Google Patents

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本発明は、発射球貯留皿から流出する遊技球を発射装置へ順次送出する球送装置を内枠に配設したパチンコ機に関する。
一般的なパチンコ機は、遊技島設備に固定される木製の外枠と、この外枠にヒンジ部材を介して開閉可能に取り付けられる前枠とを備えている。この前枠は、遊技盤を固定するための開口部や発射装置等を備える内枠を主体とする。また、内枠の前面側には、発射用の遊技球を貯留する発射球貯留皿を備え内枠前面側に開閉可能に取り付けられる前扉が設けられている。
また、前記内枠には、遊技盤の下方であって発射球貯留皿の背面側に遊技球を発射する発射装置が設けられる。発射装置の前面側は前扉によって覆われており、前扉の発射装置を覆う部分には前面側に発射球貯留皿が配設される。また、発射球貯留皿と発射装置の間には、発射球貯留皿から流出する遊技球を発射装置の作動に合わせて一個ずつ発射装置へ送出する球送装置が設けられる。球送装置には、発射球貯留皿から流入する遊技球を機体前面側に排出するための球抜口が設けられている。球抜口は移動可能な球抜部材によって通常は閉塞されており、球送装置に流入した遊技球は発射装置へ送出されるが、球抜部材は前扉の前面側に配設された球抜操作部材と連係しており、球抜操作部材の操作によって球抜部材を移動させると球抜口が開放し、遊技球が球送装置から機体前面側(余剰球貯留皿など)に排出されるようになっている。
ところで、多くのパチンコ機では、前扉の背面側に球送装置が設けられているが、近年、球送装置を内枠に配設する構成が提案されている(特許文献1及び特許文献2)。かかる構成では、前扉の開放状態で球送装置は内枠側に位置するため、球送装置のメンテナンスを迅速かつ簡便に行えるという利点がある。ここで、かかる構成では、前扉の開放時に前扉背面側の球流出路を閉塞して発射球貯留皿から遊技球が流出するのを防止する可動球止部材が設けられている。また、かかる構成では、球抜部材が内枠側に配設されており、前扉を開放した時に連係している球抜操作部材と球抜部材とが分離するようになっている。
特開2001−112942号公報 特開2001−145760号公報
ところで、従来のパチンコ機では、球送装置のメンテナンスを行う時は、前扉を開放することにより球送装置を露出させ、球送装置内に遊技球が残留している場合には球抜口を開放して内部の遊技球を排出させてから作業を行う。ここで、球送装置を内枠に配設した構成にあっては、上述のように前扉を開放した時に球抜操作部材と球抜部材とが分離するため、球抜操作部材を操作しても球抜口を開放させることはできず、作業者は球抜部材を直接操作することによって球抜口を開放させなければならず、作業が面倒であった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、内枠に球送装置を備える構成にあって、前扉の開放時に球抜口を自動的に開放させ得るパチンコ機の提供を目的とする。
本発明は、下部に発射装置を備える内枠と、発射球貯留皿を前面に備え、内枠前面に片開き可能に枢支される前扉と、内枠に配設されて、発射球貯留皿から流入する遊技球を発射装置へ順次送出するとともに、発射球貯留皿から流入する遊技球を機体前面側へ排出するための球抜口を備える球送装置と、球送装置の球抜口を閉塞する遮蔽部を備えるとともに、前扉に設けられた球抜操作部材と連係し、球抜操作部材の操作に応じて遮蔽部が球抜口を開放する位置に変位する球抜部材とを備えるパチンコ機であって、球抜部材は、前扉に配設されて遮蔽部を前扉の背面側に露出させるものであり、前扉の閉止状態では球抜部材の遮蔽部によって球抜口を閉塞可能となり、前扉の開放状態では球抜部材の遮蔽部が球送装置から離間して球抜口が開放されることを特徴とするパチンコ機である。
ここで、本発明に係る「内枠」とは、遊技盤を固定する枠体であって、少なくとも発射装置を備えるものを指す。また、本発明に係る「前扉」とは、内枠の前面側に枢支されるものであって、その前面側に少なくとも発射球貯留皿が配設されたものを指す。
かかる構成にあっては、前扉の閉止状態では、従来構成同様に、球抜部材の遮蔽部によって球抜口が閉塞されて、球送装置の作動によって遊技球を発射装置へ送出可能となる。また、かかる前扉の閉止状態で球抜操作部材を操作すれば球抜部材が移動して球抜口が開放されることとなる。一方、前扉を開放した時には、球抜部材が前扉に配設されているため、前扉の開放に伴って球抜部材が前方に回動し、遮蔽部が球送装置から離間することにより球抜口が開放される。したがって、本発明のパチンコ機では、前扉を開放すれば、球送装置内の遊技球は自動的に球抜口から排出されることとなる。このため、作業者は、前扉を開放した後に球抜口の開放操作を行うことなく、直ちに球送装置のメンテナンスを開始できる。
球抜操作部材の操作に伴う球抜部材の移動態様は特に限定されないが、球抜部材は、前扉の幅方向に移動可能に保持されており、付勢手段によって遮蔽部が球抜口を閉塞する位置に付勢され、球抜操作部材の操作時には付勢手段の付勢力に抗して遮蔽部が球抜口を開放する位置へ移動するものである構成が挙げられる。ここで、付勢手段としてはバネ等の弾性材を用いることが望ましく、実施例ではコイルバネ82がこれに該当する。
また、本発明は、球抜操作部材と球抜部材が機械的に連係する構成のみならず、球抜操作部材と球抜部材が、球抜操作部材の操作に応じて球抜部材を移動させる電気的駆動装置を介して連係している構成を含む。ここで電気的駆動装置とはモータやソレノイド等を指すものである。
具体的な構成としては、球送装置が、発射球貯留皿からの遊技球が流入する球入口と、発射装置へ遊技球を送出する球出口と、該球入口と球出口とを連通させる球供給通路とを具備するケース体を備えるものであって、球抜口は、ケース体の内部に形成されて、球供給通路の中途部から機体前面側に連通する通路へ遊技球を流入させるものであり、ケース体の前面側には、球抜部材の遮蔽部を挿抜可能とする収容開口が形成されており、球抜部材は、収容開口に遮蔽部を挿入した状態で、球抜口を閉塞する位置と開放する位置とに遮蔽部を移動可能となる構成が提案される。すなわち、かかる構成では、前扉の閉止状態においては遮蔽部が収容開口に挿入されて遮蔽部によって球抜口を閉塞可能となっており、前扉の開放状態においては遮蔽部が収容開口から抜け出ることによって球抜口が開放状態となる。
また、球送装置のケース体の前面側に、発射球貯留皿から流出する遊技球を球入口へ案内する前後方向の連絡樋が配設され、該連絡樋は、その上部をケース体に軸支されて、その下部をケース体に対して前後に傾動可能とするとともに、その下底面に受圧部を備えるものであり、球抜部材は、前扉の開放に伴って連絡樋の受圧部に後方から当接して連絡樋を前方傾動させる押圧片を備えている構成が提案される。かかる構成によれば、前扉を開放する際に連絡樋の下部が前方傾動することによって連絡樋の球入口方向への下り勾配が急峻となり、連絡樋内の遊技球が球入口側に強く案内されることとなる。したがって、本構成によれば、前扉の開放動作中にパチンコ機が振動しても連絡樋から遊技球が零れ落ち難い。
具体的には、上記構成にあって、押圧片は上方に突出する可撓性板片からなるものであり、前扉の閉止に伴って押圧片の上部が連絡樋の受圧部に前方から当接して該受圧部の背面側に圧入され、前扉の開放に伴って押圧片の上部が受圧部に後方から当接して連絡樋を前方傾動させる構成が提案される。かかる構成では、前扉の閉止動作に伴って押圧片が受圧部の背面側に配置されるため、押圧片を受圧部の背面側に配置するために面倒な操作を行う必要がない。
さらには、球送装置は、その一側部を内枠の前面側で軸支されて、発射装置の前面側に配置されており、前方回動することによって発射装置の前面を露出可能となっている構成が提案される。発射装置の前面側に球送装置を取り付けた従来構成にあっては、発射レールの取付角度調整といった発射装置のメンテナンスする必要が生じた場合には、球送装置を取り外す必要が生じるが、かかる構成にあっては、球送装置を前方回動させれば発射装置の前面側を露出させることができるので、発射装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。なお、従来構成であれば、球送装置を回動させた時に、球送装置内の遊技球が外部へ零れ落ちることが懸念されるが、本構成では前扉の開放時に球送装置から遊技球が排出されるためそのような恐れはない。
以上に述べたように、本発明は、内枠に球送装置が配設された構成にあって、球抜部材を前扉に配設して遮蔽部を前扉の背面側に露出させ、前扉の閉止状態では遮蔽部によって球抜口を閉塞可能となり、前扉の開放時では遮蔽部が球送装置から離間して球抜口が開放するようにしたパチンコ機であるから、前扉の閉止状態では遊技者の球抜操作部材の操作によって従来構成同様に球抜口を開放可能であるとともに、前扉を開放する際には開放動作に伴って球送装置の球抜口を開放させて球送装置の遊技球を機体前面側に排出することができる。したがって、本発明によれば、作業者は、前扉を開放後、すぐに球送装置のメンテナンスを開始することができ、従来よりもメンテナンスを迅速に開始することができる。
また、球送装置のケース体の前面側に連絡樋の後上部を軸支するとともに、前扉の開放に伴って、球抜部材に配設された押圧片が連絡樋の下底面設けられた受圧部に後方から当接して連絡樋の前側部分を上方に押し上げるようにした場合には、前扉を開放する時に、連絡樋内の遊技球が強く後方(球入口方向)へ案内されることとなり、前扉の開放時に連絡樋から遊技球が零れ落ち難くなる。
さらに、上記構成にあって、押圧片を上方に突出する可撓性板片によって構成し、前扉の閉止に伴って押圧片の上端部が連絡樋の受圧部に前方から当接して該受圧部の背面側に圧入されるようにした場合には、前扉の閉止に伴って押圧片が受圧部の背面側に自動的に配置されることとなる。
また、球送装置の一側部を内枠の前面側で軸支して、発射装置の前面側に配置し、球送装置を前方回動することによって発射装置の前面を露出可能とした場合には、球送装置を取り外すことなく発射装置のメンテナンスを簡単に行うことができる。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1〜3は、本発明に係るパチンコ機1の斜視図及び正面図である。このパチンコ機1は、遊技島設備に固定される木製の外枠2と、該外枠2にヒンジ部材3を介して開閉可能に取り付けられる前枠4とからなる。
前枠4は、ヒンジ部材3を介して外枠2に直接枢着する矩形の内枠5と、発射用の遊技球を貯留する発射球貯留皿10を前面に備え、該内枠5の前面に開閉可能に取り付けられる前扉6と、内枠5の背面側に開閉可能に取り付けられる裏機構板7等により構成される。
前記内枠5は、アルミダイキャスト製の枠体からなる。この内枠5には上部から中央部にかけて矩形の開口部が形成されており、該開口部に合板製の遊技盤9が取り付けられる。図1〜3に示すように、遊技盤9の前面側は前扉6によって覆われており、前方からは中央部のみが視認可能となっている。遊技盤9の前面には金属製のガイドレール13が取り付けられており、該ガイドレール13によって楕円形の遊技領域12と、発射された遊技球を遊技領域12に案内する案内通路20が区画されている。遊技領域12内には遊技釘や入賞装置、液晶装置等の遊技部品が配設される。
図2,3に示すように、内枠5の、遊技盤9下方位置には発射装置14が設けられている。この発射装置14は、金属製の発射機構板16に、遊技球を打圧する発射鎚17や、打圧された遊技球を案内する発射レール18、発射鎚17を駆動する発射用ソレノイド19等を配設してなるものである(図8参照)。また、発射装置14の前面側には、発射球貯留皿10から流入する遊技球を発射装置14に順次送出する球送装置15が配設される(図8参照)。発射装置14や球送装置15は、図1〜3に示すように、通常は前扉6によって前面側を覆われており、前扉6を開放することによってメンテナンス可能となる。発射装置14と球送装置15の詳細な構成は後述する。
図1に示すように、内枠5の前面下部には、内枠5の幅方向に亘る樹脂製の取付板部23が設けられ、この取付板部23の前面中央に余剰の遊技球を貯留する余剰球貯留皿11が配設される。取付板部23の、余剰球貯留皿11を臨む位置には球放出口24が開口しており、該球放出口24から余剰球貯留皿11に遊技球が流入する。また、余剰球貯留皿11の底部には遊技球排出用の球抜孔25が形成されており、余剰球貯留皿11の底部に設けられた球抜スライダ26を移動操作すると球抜孔25が開放し、余剰球貯留皿11の遊技球を下方へ排出可能となる。
また、余剰球貯留皿11の右方には発射ハンドル28が突設される。発射ハンドル28の外周部には回動操作可能な発射レバー29が設けられており、発射ハンドル28の内部には、発射レバー29の回動角度を検知する回動角度検知センサが配設される。回動角度検知センサは発射装置14や球送装置15の作動を制御する発射制御基板(図示省略)に接続される。
また、裏機構板7は、内枠5の背面側に取り付けられた樹脂製枠体であり、図1に示すように、その上部には、遊技島設備から供給される遊技球を貯留する球タンク30が設けられており、球タンク30の下方位置には、球タンク30の遊技球を払い出すための払出装置や球通路が配設される(図示省略)。また、裏機構板7の背面側には、遊技全般を制御する主制御基板や、前記発射制御基板等の各種の基板が設けられている(図示省略)。
前扉6は、図2,4に示すように、矩形状の樹脂製枠体からなるものであり、その左側縁に固定されたヒンジ部材32によって内枠5の前面側に片開き可能に枢着される。前扉6の中央部には、樹脂製の透明板33を保持する楕円形の視認用開口部34が形成されており、該視認用開口部34を介して遊技盤9の遊技領域12を前方から視認可能となっている。
また、図4,5に示すように、前扉6の下部前面側には樹脂製の発射球貯留皿10が一体的に配設される。前扉6の、発射球貯留皿10内部を臨む左側位置には、発射球貯留皿10へ遊技球を供給するための球供給口36が開口している。発射球貯留皿10の内部は、前後幅の広い左側の貯留部37と前後幅の狭い右側の整列部38とからなり、発射球貯留皿10の内底面は貯留部37から整列部38へ遊技球を流下させるように傾斜している。また、整列部38の右端には、前扉6の厚み方向に貫通し、遊技球を整列部38から前扉6の背面側に流出させる短尺な球流出路39が形成される(図2,6参照)。また、発射球貯留皿10の右上縁部には、前記球送装置15の遊技球を余剰球貯留皿11へ排出するための球抜操作部材42が配設される。
図2,6に示すように、前扉6の背面側には、視認用開口部34の下方部位に補強用の金属製パネル板41が固定される。前記球流出路39はこのパネル板41にも貫設される。球流出路39は、図7に示すように、前扉6の閉止状態で前記球送装置15の正面に位置しており、球流出路39を通って発射球貯留皿10から流出した遊技球は球送装置15へ流入することとなる。また、パネル板41の前面側の、球流出路39の近傍位置には、前記球抜操作部材42と連係する球抜部材43や、球流出路39を開閉する可動球止部材44が配設される。球抜部材43と可動球止部材44については後述する。
次に、発射装置14について説明する。
上述のように発射装置14は、金属製板片からなる発射機構板16に遊技球発射用の各種部材を組み付けてユニット化したものである。この発射機構板16は、図2,7,8に示すように、内枠5前面の、遊技盤9の下方で且つ余剰球貯留皿11の上方位置にビス止めされる。図8に示すように、発射機構板16の右側背面には、ロータリーソレノイドからなる発射用ソレノイド19が固定される。この発射用ソレノイド19の回転軸杆は、発射機構板16を貫通して前面側に突出しており、該回転軸杆の先端に発射鎚17が固定される。また、発射用ソレノイド19は前記発射制御基板と電気的に接続されており、発射制御基板は発射用ソレノイド19の通電状態を切り替えることにより発射鎚17を往復駆動する。一方、発射機構板16の左側前面には金属製の発射レール18が所定角度で左上がりに固定される。発射レール18は左上方に前記案内通路20の入口を臨むようになっており、発射レール18の右端部には発射鎚17の打撃部の先端が臨むようになっている。また、発射機構板16前面の右上部分には、発射鎚17の回動を規制するストッパ47が設けられる。また、発射機構板16の、発射レールの右端上方には、発射鎚17が臨む位置に遊技球を保持するゴム製の球保持部材48が設けられる。また、発射機構板16前面上部には、球送装置15を軸支するための軸受部材49が螺着される。
以下に、本発明の要部に係る構成を詳細に説明する。
球送装置15は、遊技球を一個ずつ送り出す電動式の球送り機構を透明樹脂からなる箱型のケース体51に収容してなるものである。図8,9に示すように、ケース体51の上部中央には左右方向の支軸部52が配設されており、該支軸部52を発射機構板16の前記軸受部材49に保持されることによって、ケース体51の下部は発射装置14の前上方に回動可能となっている。一方、ケース体51の底部には、後方に突出する係合端部71と前方に突出する操作端部72とからなる可撓性の係合部材66が一体的に形成されており、係合部材66の係合端部71が発射機構板16の下縁と係合することによって球送装置15は発射装置14の前面側に固定される。係合端部71と発射機構板16との係合は操作端部72の押し上げ操作によって解除可能となっており、図9に示すように、係合部材66と発射機構板16の係合解除状態では球送装置15が前方回動可能となり、球送装置15を発射装置14の前上方に退避させることによって発射装置14の前面側を露出可能となっている。
ケース体51の前面中央部には、図10に示すように、発射球貯留皿10からの遊技球を流入させる矩形の球入口54が形成される。この球入口54の直前方位置には前後方向の短尺な連絡樋64が固着される。この連絡樋64は、図7に示すように、前扉6の閉止状態で前記球流出路39と接続し、発射球貯留皿10から流出する遊技球xを球入口54へ案内する。また、図10に示すように、ケース体51前面側には、球入口54の右方に、可動球止部材44を上方に押し上げる三角板状の押圧保持部材67が配設されており、球入口54の左方には、連絡樋64と前記球流出路39との位置決めに用いる円錐状の位置決め突起68が配設される。また、球入口54の下方位置には、横長溝状の収容開口65が形成される。この収容開口65は、後述の球抜口61の前方に形成されるものであり、遊技球が通過し得ない上下幅をなすとともに、球抜部材43の遮蔽部70を挿抜自在に、且つ挿入状態で遮蔽部70を左右に移動可能とする形状をなしている。
ケース体51の背面側には、図11に示すように、発射装置14へ遊技球xを送出するための球出口55が中央下部に形成されており、ケース体51の内部には、前記球入口54と球出口55とを連通させる球供給通路56が形成される。また、球供給通路56の下流部位には機体前面側に遊技球xを排出するための球抜口61が底面に開口しており、ケース体51の内部には、この球抜口61から遊技球を左方に流下させる球抜通路62が形成される。球抜通路62は、ケース体51の背面左隅に形成された球抜用連通口63を介して余剰球貯留皿11と連通する内枠5の排出球誘導路45と連通している(図18参照)。なお、図10,11に示すように、通常は、ケース体51の収容開口65に球抜部材43の遮蔽部70が挿入されており、挿入された遮蔽部70によって球抜口61が閉塞されている。球抜部材43については後述する。
ケース体51に収容される電動式の球送り機構は、図11に示すように、遊技球一個を収容可能な収容凹部60を有する回動可能なテコ部材58と、該テコ部材58を駆動させる球送用ソレノイド59と、球送用ソレノイド59の可動部75とテコ部材58とを連係するリンク部材57とで構成される。テコ部材58は、球供給通路56の球出口55直前部分に軸支されて、収容凹部60を球供給通路56の上流側に向けて遊技球xを収容凹部60に受入れ可能となる位置と、収容凹部60を球出口55側に向けて収容凹部60の遊技球xを排出可能となる位置とに変位可能となっており、球送用ソレノイド59の通電状態に応じていずれかの位置に保持されるようになっている。球送用ソレノイド59は前記発射制御基板と電気的に接続されており、発射制御基板は球送用ソレノイド59の通電状態を切り替えることによりテコ部材58を回動させ、遊技球を球出口55に送出する。具体的には、図12に示すように、球送用ソレノイド59の非通電状態で、テコ部材58は収容凹部60を球出口55側に向ける位置に保持されており(図12(a)参照)、球送用ソレノイド59が通電状態となると収容凹部60を球供給通路56側に向ける位置に切り替り、球供給通路56の遊技球x一個を収容凹部60に収容する(図12(b)参照)。そして、再び球送用ソレノイド59が非通電状態に切り換わると、テコ部材58は収容凹部60を球出口55に向ける位置に変位して、収容凹部60の遊技球xが球出口55から発射レール18上に送出される(図12(c)参照)。なお、図11に示すように、本実施例では、テコ部材58上の遊技球xが球抜口61の開放時に球抜口61へ流入するようにテコ部材58の上端部に球抜口61側に下り傾斜する案内面が形成されている。
次に、球抜部材43について説明する。
図13に示すように、球抜部材43は、樹脂製板片からなるものであり、前扉6内で左右に摺動可能に保持される摺動板部77と、球抜口61を閉塞するための水平板状の遮蔽部70と、摺動板部77と遮蔽部70とを連係する連係杆部78とからなる。この球抜部材43は、図2,6,14に示すように、摺動板部77をパネル板41の前面側で摺動可能に保持されるとともに、遮蔽部70をパネル板41の背面側に突出させている。また、球抜部材43は、図10,11に示すように、前扉6の閉止状態において、遮蔽部70を球送装置15の収容開口65に挿入し得る位置に保持される。かかる構成によって、球抜部材43は、摺動板部77の摺動に伴って、遮蔽部70が球抜口61を閉塞する閉鎖位置αと、球抜口61を開放する球抜位置βとに移動可能となっている(図14参照)。また、図10に示すように、摺動板部77の前面側には、後述のクランク部材80と連結するための連結軸79が形成される。
図14,15は、前扉6に配設された球抜部材43や球抜操作部材42の配置および連係態様を背面側から示したものである。球抜操作部材42は、図14に示すように、ボタン型の樹脂片であり、図中右下部を軸支されて、前扉6の前面側に露出する上端部を押し下げられると下方傾動するようになっている。また、図14に示すように、前扉6のパネル板41の前面側には、金属板からなる取付機構板46が配設される。この該取付機構板46の板面には、前記球抜操作部材42と球抜部材43とを連係するクランク部材80や、前記可動球止部材44等が取り付けられている。クランク部材80は、図14に示すように、長三角形状の樹脂製板片からなるものであり、球抜操作部材42の直下位置において、短尺辺を上方に向けた姿勢で図中右上角部を軸支されて、その下端部を取付機構板46に沿って左右に傾動するように保持される。図14に示すように、クランク部材80の図中左側部にはコイルバネ82の一端が連結される。クランク部材80は、かかるコイルバネ82によって図中左方に付勢されて、その短尺片を球抜操作部材42の下底面に当接させている。かかる構成によれば、球抜操作部材42が押し下げられると、図14(b)に示すように、クランク部材80の下端部が図中右方向に傾動し、球抜操作部材42の押下げが止むと、クランク部材80の下端部が図中左方に復帰して、押し下げられた球抜操作部材42はクランク部材80によって上方に押し上げられることとなる。
また、クランク部材80の下端部には前後方向の連結孔部81が形成されており、クランク部材80は、該連結孔部81を球抜部材43の連結軸79に外嵌させることによって、球抜部材43と連係している。球抜部材43は、図14(a)に示すように、球抜操作部材42の非操作状態において閉鎖位置αに位置しており、図14(b)に示すように、球抜操作部材42が押し下げられると、クランク部材80の傾動に従動して球抜位置βへ変位することとなる。
可動球止部材44は、横長樹脂片からなるものであり、図15に示すように、球流出路39の上方で取付機構板46に図中右端部を軸支されて、左端を水平方向に向けて中央下部に形成される球止舌部84によって球流出路39を後方から閉塞する球止位置γと、左端を上方寄りに向けて球止舌部84を球流出路39の上方に退避させる開放位置δとに変位可能となっている。可動球止部材44の右側部にはコイルバネ85が取り付けられており、可動球止部材44は該コイルバネ85によって球止位置γ側に付勢されている。可動球止部材44の図中左端部には、球送装置15の押圧保持部材67と当接する受圧突部86が突成されており、図15(a)に示すように、前扉6の閉止状態では可動球止部材44は受圧突部86を押圧保持部材67によって押し上げられることにより開放位置δに保持される。また、可動球止部材44の図中左下部には球抜部材43を規制するストッパ部87が下方に突成される。可動球止部材44は、図15(b)に示すように、球止位置γにおいて、閉鎖位置αにある球抜部材43の、摺動板部77の右上角部の直右脇にストッパ部87を位置させており、これによって球抜部材43と係合する。かかる状態では、球抜部材43の移動方向と、可動球止部材44の移動方向が直交しているため、球抜部材43を球抜位置β方向(図中右方)に移動させようとするとストッパ部87に衝突し、可動球止部材44が左右に突っ張るようにして球抜部材43の移動を阻止することとなる。
次に、球送装置15からの遊技球の排出態様について具体的に説明する。
前扉6の閉止状態では、図16(a),17(a)に示すように、球抜部材43の遮蔽部70がケース体51の収容開口65に挿入されている。上述のように、通常は、球抜部材43が閉鎖位置αに保持されており、球抜口61が遮蔽部70によって閉塞されている。このため、かかる状態で発射レバー29が回動操作されると、球送装置15の球送り機構によって遊技球が一個ずつ発射レール18上に送出され、発射装置14によって遊技領域12に発射される。
また、前扉6の閉止状態で球抜操作部材42が押し下げ操作されると、図14(b),16(b),17(b)に示すように、球抜部材43が左方の球抜位置βへと変位し、遮蔽部70が球抜口61の左方に退避して球抜口61が開放される。これにより、球送装置15内の遊技球xは球抜口61から球抜通路62へ流出し、図18に示すように、球放出口24から余剰球貯留皿11に排出されることとなる。また、かかる状態では球流出路39が開放されているため、発射球貯留皿10の遊技球xも球送装置15に流入して余剰球貯留皿11へ排出されることとなる。球抜操作部材42の操作が終わるとクランク部材80に結合したコイルバネ82の付勢力によって球抜部材43が閉鎖位置αに復帰して、球抜口61は再び閉塞される。
一方、前扉6を閉止状態から開放すると、図2,16(c)に示すように、球抜部材43が球送装置15から離間することとなり、遮蔽部70が収容開口65から離脱して球抜口61が開放される。これにより、図17(c)に示すように、球送装置15の遊技球xが球抜口61から球抜通路62へ流出し、余剰球貯留皿11に排出されることとなる。
なお、上述したように、前扉6が開放すると、図15に示すように、開放位置δに押し上げていた可動球止部材44は、球送装置15の押圧保持部材67の離間に伴いコイルバネ85の付勢力によって球止位置γに傾動し、球流出路39が閉塞される。これにより、前扉6の開放状態において発射球貯留皿10からの遊技球の流出が阻止される。また、図15(b)に示すように、可動球止部材44が球止位置γにある状態では、球抜部材43が可動球止部材44によって球抜位置βへの変位を阻止される。
また、開放状態の前扉6を閉止すると、16(a)に示すように、離脱していた遮蔽部70が収容開口65に再び挿入される。上述のように、前扉6の開放状態においては球抜部材43が閉鎖位置αに保持されるため、前扉6を閉止すると遮蔽部70によって確実に球抜口61が閉塞される。また、球止位置γは、球送装置15の押圧保持部材67に押し上げられて球止位置γから開放位置δに復帰することとなり、これにより発射球貯留皿10から球送装置15に遊技球が流入可能となる。
以上のように、本実施例のパチンコ機では、前扉6の閉止状態では球抜操作部材42の操作によって球抜口61を開放することができ、また、前扉6を開放した時には自動的に球抜口61が開放されることとなる。すなわち、本実施例では、前扉6の開放動作が球抜口61の開放操作を兼ねているのである。したがって、本実施例のパチンコ機1では、球送装置15のメンテナンスを行う際に、前扉6を開放するだけで、球抜口61の開放操作を別途行うことなく作業を開始できるという利点がある。
次に、上記実施例から球送装置及び球抜部材の構成を変更した変形例について説明する。
本変形例に係る球送装置15aを、上記実施例の球送装置15と比較して説明すると、上記実施例の球送装置15では、図10に示すように、ケース体51前面の球入口54の直前方位置に前後方向の連絡樋64が固着されており、連絡樋64によって発射球貯留皿10から流出する遊技球を球入口54へ案内するようにしている。これに対して、本変形例では、図19に示すように、連絡樋64aがケース体51aに固着されるのではなく、その下部をケース体51aに対して前後に傾動可能となるように保持される。具体的には、連絡樋64aの上部には左右方向の支軸部89が形成されており、ケース体51aの球入口54の直上位置に形成された軸受部材88に支軸部89を保持されることによって、その下部がケース体51aに対して前後に傾動可能となっている。また、連絡樋64の下底面には、後述する押圧片91と当接する凸状の受圧部90が形成されている。ケース体51a及び連絡樋64aのその他の構成は上記実施例と同じであるため説明を省略する。
一方、図20に示すように、本変形例に係る球抜部材43aは、上記実施例の球抜部材43(図13参照)と比較すると、連係杆部78の、遮蔽部70の直前方位置に可撓性の押圧片91が立設されていることを特徴とする。この押圧片91は上下に細長で前後に撓み得る金属薄片からなるものである。その他の構成は上記実施例の球抜部材43と同じであるため説明を省略する。
かかる構成によれば、前扉6が閉止して、遮蔽部70が収容開口65に挿入された状態では、図21(a)に示すように、連絡樋64aは、その背面側をケース体51aの前面側に当接するとともに、その前面側を前扉6の背面側に当接しており(図示省略)、軸受部材88から垂下した状態で傾動不能に保持されている。かかる状態では、連絡樋64aの内底面によって発射球貯留皿10から球入口54へ遊技球xが案内される。また、かかる状態では、球抜部材43aの押圧片91は、連絡樋64a下底面の受圧部90の直前方に上端を位置させている。
そして、図21(a)の状態から前扉6が開放されると、前扉6と連絡樋64aの間に隙間が生じて連絡樋64aが前方傾動可能となり、図21(b)に示すように、該開放動作に伴って球抜部材43aが前方に移動して押圧片91の上端部が受圧部90に後方から当接すると、連絡樋64aが押圧されて前方傾動することとなる。かかる状態では、図21(b)に示すように、連絡樋64aの下部の前方傾動によって連絡樋64a内の下り勾配が急峻となり、連絡樋64a内の遊技球xは球入口54方向に強く案内されることとなる。なお、図21(b)に示す状態から前扉6をさらに開放すると、押圧片91が受圧部90の前面側に抜けて連絡樋64aが垂下状態に復帰する。
一方、開放した前扉6を閉止する際は、連絡樋64aは垂下した状態にあるため、図20(c)に示すように、押圧片91の上端が受圧部に前方から当接することとなる。ここで、押圧片91は可撓性であるため、図20(c)に示す状態から前扉6をさらに閉止すれば、図20(a)に示すように、押圧片91は受圧部90の背面側に圧入される。
このように、本変形例では、前扉6を開放する際に、連絡樋64aが一時的に前方傾動して該連絡樋64aの遊技球を球入口54へ強く案内するため、前扉6の開放動作によって振動や衝撃が生じたとしても連絡樋64aから遊技球が零れ落ち難いという利点がある。特に、本変形例では、連絡樋64を前扉6開放時の機械的な係合によって実現しているため、構造が簡単であるという利点がある。さらに言えば、本変形例では、前扉6の開放動作に伴って連絡樋64aが自然に前方傾動し、また、前扉6を閉止する際には押圧片91が受圧部90の背面側に自然に復帰するため、作業者は前扉6の開閉以外の操作をする必要がない。
上記変形例(図19〜22参照)では、押圧片91が可撓性であり、前扉6を閉止する際に押圧片91が垂下した受圧部90の背面側に圧入されるようになっていたが、これに限らず、軸受部材88と支軸部89の摩擦力を高くして、上方傾動した連絡樋64aが自重では垂下しないようにしてもよい。かかる構成とすれば、前扉6を閉止する時に、連絡樋64aは上方傾動した姿勢を維持しているため、押圧片91が受圧部90に衝突することなく受圧部90の下方を通過することができる。上方傾動した姿勢の連絡樋64aは、押圧片91の通過後に前扉6の背面等で押圧して垂下状態に復帰させればよい。
尚、本発明のパチンコ機は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施例では、球送装置は発射機構板に軸支されていたが、球送装置は内枠に直接軸支することもできる。また、上記実施例では視認用開口部34が前扉6に設けられているが、視認用開口部34は発射球貯留皿10とは別に枢支してもかまわない。
前扉6の閉止状態のパチンコ機1の斜視図である。 前扉6の開放状態のパチンコ機1の斜視図である。 パチンコ機1の正面図である。 前扉6の正面図である。 図4中のA−A断面図である。 前扉6の下部の背面図である。 パチンコ機1の下部を縦断して内部構造を示す説明図である。 発射装置14及び球送装置15を分離して示す斜視図である。 発射装置14及び球送装置15の側面図である。 球送装置15及び球抜部材43の斜視図である。 ケース体51を縦断して球送装置15の内部構造を示す正面図である。 球送装置15の作動を示す説明図である。 球抜部材43の背面側の斜視図である。 球抜操作部材42と球抜部材43の連係態様を示す説明図である。 可動球止部材44の作動を示す説明図である。 外枠2や前扉6等を透視して、球送装置15と球抜部材43の離近態様を上方から示す説明図である。 球送装置15からの遊技球xの排出態様を示す説明図である。 パチンコ機1の下部を縦断して球送装置15からの遊技球の排出経路を示す説明図である。 変形例に係る球送装置15aの斜視図である。 変形例に係る球抜部材43aの拡大斜視図である。 前扉6を開閉する際の球抜部材43aと連絡樋64aの移動態様を示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ機
5 内枠
6 前扉
10 発射球貯留皿
14 発射装置
15 球送装置
42 球抜操作部材
43 球抜部材
51 ケース体
54 球入口
55 球出口
56 球供給通路
61 球抜口
64,64a 連絡樋
65 収容開口
70 遮蔽部
82 コイルバネ(付勢手段)
90 受圧部
91 押圧片
x 遊技球

Claims (7)

  1. 下部に発射装置を備える内枠と、
    発射球貯留皿を前面に備え、内枠前面に片開き可能に枢支される前扉と、
    内枠に配設されて、発射球貯留皿から流入する遊技球を発射装置へ順次送出するとともに、発射球貯留皿から流入する遊技球を機体前面側へ排出するための球抜口を備える球送装置と、
    球送装置の球抜口を閉塞する遮蔽部を備えるとともに、前扉に設けられた球抜操作部材と連係し、球抜操作部材の操作に応じて遮蔽部が球抜口を開放する位置に変位する球抜部材と
    を備えるパチンコ機であって、
    球抜部材は、前扉に配設されて遮蔽部を前扉の背面側に露出させるものであり、
    前扉の閉止状態では球抜部材の遮蔽部によって球抜口を閉塞可能となり、
    前扉の開放状態では球抜部材の遮蔽部が球送装置から離間して球抜口が開放されることを特徴とするパチンコ機。
  2. 球抜部材は、前扉の幅方向に移動可能に保持されており、付勢手段によって遮蔽部が球抜口を閉塞する位置に付勢され、球抜操作部材の操作時には付勢手段の付勢力に抗して遮蔽部が球抜口を開放する位置へ移動するものであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 球抜操作部材と球抜部材は、球抜操作部材の操作に応じて球抜部材を移動させる電気的駆動装置を介して連係していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 球送装置は、発射球貯留皿からの遊技球が流入する球入口と、発射装置へ遊技球を送出する球出口と、該球入口と球出口とを連通させる球供給通路とを具備するケース体を備えるものであって、
    球抜口は、ケース体の内部に形成されて、球供給通路の中途部から機体前面側に連通する通路へ遊技球を流入させるものであり、
    ケース体の前面側には、球抜部材の遮蔽部を挿抜可能とする収容開口が形成されており、
    球抜部材は、収容開口に遮蔽部を挿入した状態で、球抜口を閉塞する位置と開放する位置とに遮蔽部を移動可能となることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
  5. 球送装置のケース体の前面側に、発射球貯留皿から流出する遊技球を球入口へ案内する前後方向の連絡樋が配設され、
    該連絡樋は、その上部をケース体に軸支されて、その下部をケース体に対して前後に傾動可能とするとともに、その下底面に受圧部を備えるものであり、
    球抜部材は、前扉の開放に伴って連絡樋の受圧部に後方から当接して連絡樋を前方傾動させる押圧片を備えていることを特徴とする請求項4記載のパチンコ機。
  6. 押圧片は上方に突出する可撓性板片からなるものであり、
    前扉の閉止に伴って押圧片の上部が連絡樋の受圧部に前方から当接して該受圧部の背面側に圧入され、前扉の開放に伴って押圧片の上部が受圧部に後方から当接して連絡樋を前方傾動させることを特徴とする請求項5記載のパチンコ機。
  7. 球送装置は、その一側部を内枠の前面側で軸支されて、発射装置の前面側に配置されており、前方回動することによって発射装置の前面を露出可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパチンコ機。
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