JPH07308429A - 球発射装置 - Google Patents

球発射装置

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JPH07308429A
JPH07308429A JP10239494A JP10239494A JPH07308429A JP H07308429 A JPH07308429 A JP H07308429A JP 10239494 A JP10239494 A JP 10239494A JP 10239494 A JP10239494 A JP 10239494A JP H07308429 A JPH07308429 A JP H07308429A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成の簡素化しメカトラブルの発生を極力抑え
ることができ、また部品点数や組み付け工数を減らすと
共にパチンコ機等への取り付け性を向上させて、コスト
を低減することができる実用的価値の高い球発射装置を
提供すること。 【構成】上皿82の流出口83に連通するよう盤面裏側
に配され、前記流出口83から供給された球を1個ずつ
受入れて発射位置まで送り出す球送り部11と、該球送
り部11により発射位置まで送り出された球を盤面上に
1個ずつ打ち出す球発射部12とを、一体化させてユニ
ットとして構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ球を遊技媒体
とするパチンコ機等の遊技機において、かかる遊技機の
盤面上に上皿内のパチンコ球を順次打ち出す球発射装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機では一般的に、遊技に
供する球を貯留する上皿の裏側に、該上皿内の球を発射
装置の発射位置に1個ずつ送るための球送り装置が、発
射装置とは別々に設けられていた。具体的には、例えば
実開昭62−152776号公報に示すものがある。
【0003】すなわち、球送り装置は、球が1個ずつ通
過できる球通路を有する専用のハウジング内部に、ソレ
ノイドで往復駆動される球送り部材を配置して構成され
たものである。かかる球送り装置は、球発射装置の駆動
源とは全く別のソレノイドにて球発射装置とリンクする
よう作動し、球を球発射装置に供給していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、球送り装置と球発射装置とが別々
に構成されているため、駆動源も別々に必要となり、ま
た、両装置が都合よくリンクして作動するよう制御する
必要があるために構造が複雑となり、それに伴いメカト
ラブルが発生する率が高くなるという虞れがあった。ま
た、両装置を合せた部品点数が多く組み付け工数も嵩む
と共に、パチンコ機等への取り付けも別々に行なう必要
があるため、コストアップの要因になるという問題点が
あった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、球送り部と球発射部とを一体化さ
せてユニットとして構成することで、構成の簡素化し、
メカトラブルの発生を極力抑えることができ、また、部
品点数や組み付け工数を減らすと共にパチンコ機等への
取り付け性を向上させて、コストを低減することができ
る実用的価値の高い球発射装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。 1 遊技機の盤面上に上皿(82)内のパチンコ球を順
次打ち出す球発射装置(10)において、前記上皿(8
2)の流出口(83)に連通するよう盤面裏側に配さ
れ、前記流出口(83)から供給された球を1個ずつ受
入れて発射位置まで送り出す球送り部(11)と、前記
球送り部(11)により発射位置まで送り出された球を
盤面上に1個ずつ打ち出す球発射部(12)とを、一体
化させてユニットとして構成したことを特徴とする球発
射装置(10)である。
【0007】2 前記球送り部(11)は、揺動駆動さ
れ揺動端(23)側に球を1個ずつ受入れる球受溝(2
4)を備えた送出部材(20)と、該送出部材(20)
の揺動により送り出された球を発射位置に導く発射球案
内路(30)とを具備して成り、前記送出部材(20)
を、その球受溝(24)が前記上皿(82)の流出口
(83)を臨む受入位置と、前記発射球案内路(30)
の入口(31)を臨む排出位置とに揺動可能に配設し、
前記球発射部(12)は、出没移動するロッド(41)
を備えた駆動手段(40)と、該駆動手段(40)のロ
ッド(41)の先端側に設けられて球に衝突させる槌部
材(43)とを具備して成り、前記ロッド(41)の出
没移動に伴って前記送出部材(20)が揺動すべく、ロ
ッド(41)と送出部材(20)とを連動機構を介して
互いに連結したことを特徴とする1項記載の球発射装置
(10)である。
【0008】3 前記球送り部(11)は、揺動駆動さ
れ揺動端(23)側に球が嵌入する球受溝(24)を備
えた送出部材(20)と、該送出部材(20)の球受溝
(24)内の球を外部に導く球抜用案内路(35)と、
該送出部材(20)の揺動により送り出された球を発射
位置に導く発射球案内路(30)とを具備して成り、前
記送出部材(20)を、その球受溝(24)が前記上皿
(82)の流出口(83)及び球抜用案内路(35)の
入口(36)の双方を臨む受入位置と、前記発射球案内
路(30)の入口(31)を臨む排出位置とに揺動可能
に配設し、前記球抜用案内路(35)の入口(36)の
傍らに該入口(36)を開閉するシャッタ(37)を設
け、前記球発射部(12)は、出没移動するロッド(4
1)を備えた駆動手段(40)と、該駆動手段(40)
のロッド(41)の先端側に設けられて球に衝突させる
槌部材(43)とを具備して成り、前記ロッド(41)
の出没移動に伴って前記送出部材(20)が揺動すべ
く、ロッド(41)と送出部材(20)とを連動機構を
介して互いに連結したことを特徴とする1項記載の球発
射装置(10)である。
【0009】4 前記上皿(82)を基枠(80)に対
し開閉可能な扉板(81)に設け、該上皿(82)の流
出口(83)の傍らに該流出口(83)を開閉するシャ
ッタ(90)を設け、前記扉板(81)を閉じた遊技可
能な通常時に前記シャッタ(90)が開く一方、前記扉
板(81)を開けた時に前記シャッタ(90)が閉じる
よう構成したことを特徴とする1項,2項又は3項記載
の球発射装置(10)である。
【0010】
【作用】球送り部(11)と球発射部(12)とを一体
化させてユニットとして構成することで、各部(11,
12)における共通する部品を共用化することが可能と
なり、従来の如く球送り装置と球発射装置とを別々に構
成する場合に比して、装置全体としての構成を大幅に簡
素化することができる。それにより、構成の複雑さに基
づくようなメカトラブルの発生を極力抑えることがで
き、また、部品点数や組み付け工数も減り、しかも遊技
機に別々に配置させる必要もなくなり、取り付け性も向
上する。
【0011】具体的には、前記球送り部(11)を、揺
動駆動される送出部材(20)と、球を発射位置に導く
発射球案内路(30)とを具備するように構成すれば、
前記送出部材(20)が受入位置にある際、その球受溝
(24)に上皿(82)の流出口(83)から球が1個
ずつ供給される。そして、送出部材(20)が受入位置
から排出位置へと揺動すると、球は発射球案内路(3
0)の入口(31)に送り出されて、球発射部(12)
の発射位置に導かれる。
【0012】前記球発射部(12)を、出没移動するロ
ッド(41)を備えた駆動手段(40)と、ロッド(4
1)の先端側の槌部材(43)とを具備するように構成
すれば、前記ロッド(41)の出没移動に伴って発射位
置にある球は盤面上へと打ち出されて遊技に供される。
ロッド(41)と送出部材(20)とは連動機構を介し
て互いに連結されるため、球発射部(12)による球の
打ち出し動作に連動して、前記球送り部(11)の送出
部材(20)が揺動し、上皿(82)内の球が発射位置
まで順次送り出される。この場合、駆動手段(40)は
一つで済む。
【0013】また、前記球送り部(11)に、送出部材
(20)の球受溝(24)内の球を外部に導く球抜用案
内路(35)を付加して、該球抜用案内路(35)の入
口(36)の傍らに該入口(36)を開閉するシャッタ
(37)を設ければ、ユニット内に残された球を簡易か
つ迅速に外部に排出することができる。
【0014】更に、扉板(81)に設けた上皿(82)
の流出口(83)の傍らにシャッタ(90)を設け、前
記扉板(81)が閉じている際にシャッタ(90)が開
く一方、前記扉板(81)を開けた際にシャッタ(9
0)が閉じるよう構成すれば、遊技中には上皿(82)
内の球を前記球送り部(11)に供給することができ、
メンテナンス等で扉板(81)を開けても、該扉板(8
1)に設けた上皿(82)の流出口(83)から球が不
用意にこぼれ落ちることがない。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図7は本発明の一実施例を示している。図
1及び図5に示すように、球発射装置10はパチンコ機
(遊技機)の盤面上にパチンコ球を順次打ち出す装置で
あり、上皿82から供給された球を1個ずつ受入れて発
射位置まで送り出す球送り部11と、該球送り部11に
より発射位置まで送り出された球を盤面上に1個ずつ打
ち出す球発射部12とから成る。球送り部11と球発射
部12とは一体化されて一ユニットとして構成されてお
り、ハウジング13に内装されている。ハウジング13
はパチンコ機の基枠80に取付けられている。
【0016】図5に示すように、遊技に供する球を貯留
するための上皿82は、基枠80に対し開閉可能な扉板
81の前面側に取付けられている。また扉板81には、
球発射装置10のハウジング13が収まる開口部84が
形成されており、扉板81が閉じた遊技可能な通常時に
は、上皿82のすぐ下に球発射装置10が設置されるこ
とになる。上皿82の底部下流端には流出口83が形成
されており、かかる流出口83にちょうど合致するよう
に、ハウジング13の上面部には連通孔16が形成され
ている。
【0017】上皿82の流出口83の傍らには、該流出
口83を開閉するためのシャッタ90が設けられてい
る。このシャッタ90は、扉板81を閉じた遊技可能な
通常時には流出口83を開く一方、扉板81を開けた時
には流出口83を閉じるように構成されている。更に詳
しくは、図5及び図6に示すように、シャッタ90は流
出口83を開く位置と閉じる位置とにスライド可能に上
皿82の内部空間に内装されており、バネ92によって
流出口83を閉じる位置の方向に付勢されている。
【0018】シャッタ90には、扉板81を閉じた時に
基枠80側にぶつかって押返されるレバー91が一体的
に設けられている。すなわち、扉板81を閉じた時、シ
ャッタ90と一体的なレバー91はバネ92の付勢力に
抗して押返され、それによりシャッタ90が開く一方、
扉板81を開けた時にはバネ92の付勢力によってシャ
ッタ90が閉じるよう設定されている。なお、扉板81
が閉じている時には、上皿82の流出口83とハウジン
グ13の連通孔16とはちょうど合致し連通している。
【0019】ハウジング13内の球送り部11は、送出
部材20と発射球案内路30と球抜用案内路35とを具
備して成る。図1〜図3に示すように、送出部材20
は、球径とほぼ同じ厚みを有する板状略扇形の部材であ
る。かかる送出部材20は、上方を向く円弧端縁部23
が揺動端となるように、下方を向く頂部21が枢軸22
を介して、ハウジング13の内壁に揺動可能に枢支され
ている。頂部21には、枢軸22を中心として送出部材
20と共に揺動する第2カム部材70が一体的に固結さ
れている。この第2カム部材70については後述する。
一方、円弧端縁部23には、板厚方向に延び側面に連通
する球受溝24が形成されている。この球受溝24は、
上皿82から供給された球が1個ずつ受け入れられる大
きさを有している。
【0020】送出部材20は、その球受溝24がハウジ
ング13の連通孔16を通して上皿82の流出口83を
臨む受入位置(図1中実線で示す)と、発射球案内路3
0の入口31を臨む排出位置(図1中想像線で示す)と
に揺動可能に配設されている。更に詳しくは、図6に示
すように、送出部材20が受入位置にある時、球受溝2
4の上方開口側がハウジング13の連通孔16に合致す
る一方、送出部材20が排出位置にある時、球受溝24
の側方開口側が発射球案内路30の入口31に合致する
よう配されている。
【0021】また、円弧端縁部23の他端には、球受溝
24に連通しかつ揺動方向に向って開口する挿通孔25
が設けられている。この挿通孔25は、送出部材20が
受入位置から排出位置に揺動するに伴って、ハウジング
13の内壁に突設された凸部14が相対的に入り込む部
位である。すなわち、ハウジング13の凸部14は、前
記挿通孔25を通って球受溝24内に入り込むことによ
り、該球受溝24の球を強制的に発射球案内路30の入
口31へ導くように設定されている。
【0022】図1及び図2に示すように、発射球案内路
30は、前記送出部材20の揺動により送り出された球
を発射位置に導くための通路状の部材である。発射球案
内路30の入口31は、前述したように送出部材20が
排出位置にある時、その球受溝24の側方開口側にちょ
うど合致する位置に開口するように配されている。一
方、発射球案内路30の終端は、後述する球発射部12
における球の発射位置となっており、該球発射部12の
槌部材43が出没し得る打出孔32が形成されている。
また、発射球案内路30の終端には、図2に示すように
発射レール33が接続されている。
【0023】球抜用案内路35は、上皿82(図5参
照)や送出部材20の球受溝24内の球を外部に導くた
めの通路状の部材である。球抜用案内路35の入口36
は、前述した送出部材20が受入位置にある時、その球
受溝24の側方開口側にちょうど合致する位置に開口す
るよう配されている。一方、球抜用案内路35の終端
は、図示省略した予備皿等に連通するよう配されてい
る。また、発射球案内路30の入口36の傍らには、該
入口36を開閉するためのシャッタ37が設けられてい
る。このシャッタ37は手動により、入口36を開く位
置と閉じる位置とにスライド可能に設けられている。な
お、シャッタ37は通常、入口36を閉じている。
【0024】ハウジング13内の球発射部12は、出没
移動するロッド41を備えたソレノイド(駆動手段)4
0と、該駆動手段40のロッド41の先端側に設けられ
て球に衝突する槌部材43とを具備して成る。図1及び
図2に示すように、ソレノイド40は、給電されると励
磁してプランジャに相当するロッド41を通常の没入位
置から一時的に突出位置へ移動させた後、再び元の没入
位置へ戻るよう移動させる駆動手段である。かかるソレ
ノイド40はハウジング13の内壁に固設されている。
ロッド41は、支持ブラケット15,15を介して軸線
方向に出没可能に、ハウジング13の内壁側に支持され
ている。
【0025】また、ロッド41の出没移動に伴って前記
送出部材20が同期して揺動すべく、ロッド41と前記
送出部材20とは連動機構を介して互いに連結されてい
る。かかる連動機構は、ロッド41に対し回動可能に外
嵌した第1カム部材50と、前記送出部材20に一体的
に固結された第2カム部材70、それに第1カム部材5
0と第2カム部材70とを相互に連結する動力伝達用ロ
ッド60とから構成されている。
【0026】第1カム部材50は、ロッド41に回動可
能に外嵌した外筒部51と、外筒部51より下方に延設
されたカム片53,53とから成る。外筒部51の上側
には、ロッド41に突設された係合ピン42が嵌合して
押引き可能に相対的に案内されるガイド溝52が形成さ
れている。更に詳しくは、前記ロッド41が突出位置へ
移動すると、その係合ピン35は相対的にガイド溝52
の一端縁側から他端縁側へと移動し、それに伴い外筒部
51が回動してカム片53,53がロッド41の軸線方
向とは略直角となる送出部材20の方向へ動くよう設定
されている。
【0027】カム片53,53には、図1及び図4に示
すように、筒状のスライド部材62が枢支ピン54を介
して回動可能に連結されており、かかるスライド部材6
2は動力伝達用ロッド60の基端部に摺動可能に外嵌し
ている。更に詳しく言えば、スライド部材62は、動力
伝達用ロッド60の基端部に間隔をあけて固結された一
対の止着リング63,63間において、両側からバネ6
1,61により弾撥的に保持され、かつ所定範囲で摺動
できるようになっている。
【0028】動力伝達用ロッド60は途中で屈曲してそ
の先端部が、送出部材20に固結された第2カム部材7
0側に延びるように配されている。そして動力伝達用ロ
ッド60の先端部は、第2カム部材70のカム片73,
73に枢支ピン74を介して回動可能に連結されてい
る。第2カム部材70は、送出部材20の揺動中心であ
る枢軸22に回動可能に外嵌した外筒部71と、外筒部
71より下方に延設された前記カム片73,73とから
成る。以上の連動機構により、ロッド41の出没移動に
伴って送出部材20が同期して揺動するが、詳しくは後
述する。
【0029】次に作用を説明する。図1に示すように、
球送り部11と球発射部12とを一体化させて一つのユ
ニットとして構成することで、各部11,12における
駆動手段であるソレノイド40等を共用化することが可
能となり、従来の如く球送り装置と球発射装置とを別々
に構成する場合に比して、装置全体としての構成を大幅
に簡素化することができる。
【0030】それにより、構成の複雑さに基づくような
メカトラブルの発生を極力抑えることができると共に、
部品点数や組み付け工数も減り、コストを低減すること
ができる。また、図5に示すように、各部11,12の
構成部品を一のハウジング13内にコンパクトにまとめ
ることができ、パチンコ機等に別々に配置させる必要も
なくなり、取り付け性も向上する。しかも、装置構成の
簡素化と小型化の実現により、スペース的に余裕のない
機種に対しても設置し易くなる。
【0031】次に球発射装置10の動作について説明す
ると、先ず図6に示すように、パチンコ機の扉板81が
閉じている遊技可能な通常時には、図5に示すレバー9
1が、バネ92の付勢力に抗して押されてシャッタ90
が開く。従って、上皿82の流出口83とハウジング1
3の連通孔16とは連通し、上皿82の球がハウジング
13内に供給される。図1において、球発射装置10の
球送り部11に供給された球は、先ず受入位置にある送
出部材20の球受溝24に受入れられる。
【0032】一方、球発射装置10の球発射部12では
遊技客のハンドル操作に基づき、ソレノイド40が作動
して球が順次打ち出されるが、ソレノイド40の動力は
後述する連動機構を介して送出部材20にも伝達され
る。それにより、送出部材20はその球受溝24に球を
1個ずつ受入れた状態で、受入位置(図1中実線で示
す)から排出位置(図1中想像線で示す)へと揺動す
る。
【0033】送出部材20が排出位置に揺動すると、ハ
ウジング13の内壁に突設された凸部14が、相対的に
送出部材20の挿通孔25を通って球受溝24内に入り
込む。すると、球受溝24内の球は凸部14に係合しつ
つ発射球案内路30の入口31へ押し出されて、そのま
ま発射球案内路30を流下して該発射球案内路30の終
端にある発射位置に導かれる。なお、送出部材20が排
出位置にある時には、その円弧端縁部23の一端側がハ
ウジング13の連通孔16を塞ぐため、ハウジング13
内へ新たな球が供給されることはない。
【0034】このように球送り部11により発射位置ま
で送られれた球は、球発射部12において遊技客のハン
ドル操作に基づき、盤面上へと打ち出されて遊技に供さ
れる。更に詳しくは、ソレノイド40が遊技客のハンド
ル操作に応じて給電されると、励磁して図1中で矢印A
に示すように、ロッド41は通常の没入位置から一時的
に突出位置へと移動し、その際にロッド41の先端にあ
る槌部材43が発射位置にある球を打ち出す。また、ロ
ッド41と送出部材20とは連動機構を介して互いに連
結されるため、以下の如く動作する。
【0035】すなわち、図1中でロッド41が突出位置
へ矢印Aの方向に移動すると、係合ピン35は相対的に
第1カム部材50のガイド溝52の一端縁側から他端縁
側へと移動し、それに伴い外筒部51が矢印Bの方向に
回動して、カム片53,53がロッド41の軸線方向と
は略直角である送出部材20の方向へ動く。それによ
り、カム片53,53に対しスライド部材62等を介し
て連結されている動力伝達用ロッド60が矢印Cの方向
に動いて、かかる動力伝達用ロッド60の先端部が第2
カム部材70のカム片73,73を矢印Dの方向を揺動
させる。結局、ロッド41の突出位置への移動に同期し
て、送出部材20は枢軸22を中心として受入位置から
排出位置へと揺動する。
【0036】続いて、ソレノイド40のロッド41が再
び元の没入位置へ戻るよう移動すると、前述した連動機
構を介して、送出部材20は枢軸22を中心として排出
位置から受入位置へと戻る。以上のように、上皿82内
に球が貯留されており、かつ遊技客がハンドル操作を行
ないソレノイド40が作動する限り、球送り部11によ
る球の送り出しと、球発射部12による球の打ち出しは
同時に繰り返されることになる。
【0037】また、遊技の終了時等に、球送り部11に
おける球抜用案内路35の入口36の傍らにあるシャッ
タ37を開ければ、ハウジング13内に残された球を簡
易かつ迅速に球抜用案内路35を通して予備皿等に排出
することができる。また、故障の修理時やメンテナンス
等の際等に前記扉板81を開けても、バネ92の付勢力
によって直ちにシャッタ90が上皿82の流出口83を
閉じるため、上皿82内の球が不用意にこぼれ落ちるこ
とはない。
【0038】なお、本発明に係る球発射装置の球送り部
や球発射部の具体的な構成は、前述しかつ図示した実施
例に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る遊技機の球発射装置によれ
ば、上皿から供給された球を1個ずつ発射位置まで送り
出す球送り部と、該球送り部により発射位置まで送られ
た球を盤面上に1個ずつ打ち出す球発射部とを一体化さ
せてユニットとして構成したから、各部における共通す
る部品を共用化することが可能となり、従来の如く球送
り装置と球発射装置とを別々に構成する場合に比して、
装置全体としての構成を大幅に簡素化することができ
る。従って、構成の複雑さに基づくようなメカトラブル
の発生を極力抑えることができ、また、部品点数や組み
付け工数も減りコストを低減することができる。更に遊
技機に別々に配置させる必要もなくなり取り付け性も向
上する。
【0040】また、前記球送り部に送出部材の球受溝内
の球を外部に導く球抜用案内路を付加して、該球抜用案
内路の入口の傍らにシャッタを設ければ、必要に応じて
ユニット内に残された球を簡易かつ迅速に外部に排出す
ることができる。また、扉板に設けた上皿の流出口の傍
らにシャッタを設け、前記扉板が閉じている際にシャッ
タが開く一方、前記扉板を開けた際にシャッタが閉じる
よう構成すれば、遊技中には上皿内の球を前記球送り部
に供給することができ、メンテナンス等で扉板を開けて
も、該扉板に設けた上皿の流出口から球が不用意にこぼ
れ落ちることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る球発射装置を示す斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例に係る球発射装置の一部を切
り欠いて示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る球発射装置の球送り部
を構成する送出部材を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る球発射装置の連動機構
の一部を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る球発射装置を装備した
パチンコ機の一部を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例に係る球発射装置の要部を示
す断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る球発射装置の要部を示
す断面図である。
【符号の説明】
10…球発射装置 11…球送り部 12…球発射部 13…ハウジング 20…送出部材 24…球受溝 30…発射球案内路 35…球抜用案内路 37…シャッタ 40…ソレノイド(駆動手段) 41…ロッド 50…第1カム部材(連動機構) 60…動力伝達用ロッド(連動機構) 70…第2カム部材(連動機構)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機の盤面上に上皿内のパチンコ球を順
    次打ち出す球発射装置において、 前記上皿の流出口に連通するよう盤面裏側に配され、前
    記流出口から供給された球を1個ずつ受入れて発射位置
    まで送り出す球送り部と、 前記球送り部により発射位置まで送り出された球を盤面
    上に1個ずつ打ち出す球発射部とを、一体化させてユニ
    ットとして構成したことを特徴とする球発射装置。
  2. 【請求項2】前記球送り部は、揺動駆動され揺動端側に
    球を1個ずつ受入れる球受溝を備えた送出部材と、該送
    出部材の揺動により送り出された球を発射位置に導く発
    射球案内路とを具備して成り、前記送出部材を、その球
    受溝が前記上皿の流出口を臨む受入位置と、前記発射球
    案内路の入口を臨む排出位置とに揺動可能に配設し、 前記球発射部は、出没移動するロッドを備えた駆動手段
    と、該駆動手段のロッドの先端側に設けられて球に衝突
    させる槌部材とを具備して成り、前記ロッドの出没移動
    に伴って前記送出部材が揺動すべく、ロッドと送出部材
    とを連動機構を介して互いに連結したことを特徴とする
    請求項1記載の球発射装置。
  3. 【請求項3】前記球送り部は、揺動駆動され揺動端側に
    球が嵌入する球受溝を備えた送出部材と、該送出部材の
    球受溝内の球を外部に導く球抜用案内路と、該送出部材
    の揺動により送り出された球を発射位置に導く発射球案
    内路とを具備して成り、前記送出部材を、その球受溝が
    前記上皿の流出口及び球抜用案内路の入口の双方を臨む
    受入位置と、前記発射球案内路の入口を臨む排出位置と
    に揺動可能に配設し、前記球抜用案内路の入口の傍らに
    該入口を開閉するシャッタを設け、 前記球発射部は、出没移動するロッドを備えた駆動手段
    と、該駆動手段のロッドの先端側に設けられて球に衝突
    させる槌部材とを具備して成り、前記ロッドの出没移動
    に伴って前記送出部材が揺動すべく、ロッドと送出部材
    とを連動機構を介して互いに連結したことを特徴とする
    請求項1記載の球発射装置。
  4. 【請求項4】前記上皿を基枠に対し開閉可能な扉板に設
    け、該上皿の流出口の傍らに該流出口を開閉するシャッ
    タを設け、 前記扉板を閉じた遊技可能な通常時に前記シャッタが開
    く一方、前記扉板を開けた時に前記シャッタが閉じるよ
    う構成したことを特徴とする請求項1,2又は3記載の
    球発射装置。
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