JPH1197519A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1197519A
JPH1197519A JP25179297A JP25179297A JPH1197519A JP H1197519 A JPH1197519 A JP H1197519A JP 25179297 A JP25179297 A JP 25179297A JP 25179297 A JP25179297 A JP 25179297A JP H1197519 A JPH1197519 A JP H1197519A
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JP
Japan
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type
layer
forming
insulating film
groove
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JP25179297A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Oishi
哲也 大石
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エピタキシャル層を厚くした場合
であっても、深く且つ微細な素子分離用の溝及び取り出
しプラグを容易に形成することを可能にする半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 P型シリコン基板11表面に形成した素
子分離のためのP+ 型チャネルストップ層12a、12
b上及びN+ 型コレクタ埋め込み層13上に熱酸化膜1
4a、14b、15を形成した後、選択エピタキシャル
成長法により、表面が露出しているN+ 型コレクタ埋め
込み層13を含むP型シリコン基板11上に十分な厚さ
の単結晶シリコンからなるN型エピタキシャル層16を
選択的に成長させる。このとき、熱酸化膜14a、14
b、15上には、N型エピタキシャル層16を側壁とす
る深く且つ微細な素子分離のためのトレンチ溝17a、
17b及びコレクタ取り出しのためのトレンチ溝18が
自己整合的に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特に厚いエピタキシャル層を有する高耐圧
半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高耐圧半導体装置を製造するため
に、SOI(Silicon On Insulator)等の誘電体分離技
術も提唱されているが、SOI基板の製造方法が難しい
ことやSOI基板の製造コストが高いことから、厚いエ
ピタキシャル層とトレンチ素子分離法を採用するのが一
般的である。
【0003】以下、厚いエピタキシャル層とトレンチ素
子分離法を用いた従来の高耐圧半導体装置、例えば高耐
圧のNPN型バイポーラトランジスタの製造方法につい
て、図13〜図17を用いて説明する。先ず、P型シリ
コン基板111表面に、素子分離のためのP+ 型チャネ
ルストップ層112a、112b及びNPN型バイポー
ラトランジスタのN+ 型コレクタ埋め込み層113を形
成する。即ち、例えばフォトリソグラフィ工程により、
P型シリコン基板111上に所定のレジストパターン
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
として、例えばボロン等のP型不純物をP型シリコン基
板111表面に選択的にイオン注入する。続いて、この
レジストパターンを剥離した後、例えば1000℃程度
の熱処理により、注入した不純物イオンの活性化及び拡
散を行う。こうして、P型シリコン基板111表面の素
子分離領域に素子分離のためのP+ 型チャネルストップ
層112a、112bを形成する。
【0004】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型シリコン基板111上に所定のレジストパター
ン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマス
クとして、例えばヒ素等のN型不純物をP型シリコン基
板111表面に選択的にイオン注入する。続いて、この
レジストパターンを剥離した後、例えば1000℃程度
の熱処理により、注入した不純物イオンの活性化及び拡
散を行う。こうして、P型シリコン基板111表面に、
+ 型コレクタ埋め込み層113を形成する(図13参
照)。
【0005】次に、エピタキシャル成長法により、基体
全面に、単結晶シリコンからなるN型エピタキシャル層
114を形成する。なお、このとき、N+ 型コレクタ埋
め込み層113と後に形成するP型ベース層との距離を
大きくして素子の高耐圧化を図るため、このN型エピタ
キシャル層114は十分に厚く形成する。即ち、例えば
1000℃程度の温度条件下におけるSiH2 Cl
2 (ジクロルシラン)及びPH3 (フォスフィン)を含
む雰囲気中においてエピタキシャル成長を行い、P+
チャネルストップ層112a、112b及びN+ 型コレ
クタ埋め込み層113を含むP型シリコン基板111上
に、P型シリコン基板111と同一の結晶方位をもつ単
結晶シリコンからなるN型エピタキシャル層114を十
分に厚く形成する(図14参照)。
【0006】次に、N型エピタキシャル層114表面
に、NPN型バイポーラトランジスタのN+ 型コレクタ
取り出しプラグ層115、P型ベース層116、及びN
型エミッタ層117を形成した後、素子分離のためのト
レンチ溝118a、118bを形成する。即ち、例えば
フォトリソグラフィ工程により、N型エピタキシャル層
114上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成
し、このレジストパターンをマスクとして、N+ 型コレ
クタ埋め込み層113上方のN型エピタキシャル層11
4表面にリン等のN型不純物を選択的にイオン注入す
る。続いて、このレジストパターンを剥離した後、例え
ば1170℃程度の熱処理により、注入した不純物イオ
ンの活性化及び拡散を行う。こうして、N型エピタキシ
ャル層114表面に、N+ 型コレクタ埋め込み層113
に達するN+ 型コレクタ取り出しプラグ層115を形成
する。
【0007】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、N型エピタキシャル層114上に所定のレジストパ
ターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンを
マスクとして、N+ 型コレクタ埋め込み層113上方の
N型エピタキシャル層114表面に例えばボロン等のP
型不純物を選択的にイオン注入する。続いて、このレジ
ストパターンを剥離した後、例えば1000℃程度の熱
処理により、注入した不純物イオンの活性化及び拡散を
行う。こうして、N+ 型コレクタ埋め込み層113上方
のN型エピタキシャル層114表面にP型ベース層11
6を形成する。
【0008】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型ベース層116を含むN型エピタキシャル層1
14上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成
し、このレジストパターンをマスクとして、P型ベース
層116表面に例えばヒ素等のN型不純物を選択的にイ
オン注入する。続いて、このレジストパターンを剥離し
た後、例えば1000℃程度の熱処理により、注入した
不純物イオンの活性化及び拡散を行う。こうして、P型
ベース層116表面に、N型エミッタ層117を形成す
る。
【0009】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型ベース層116を含むN型エピタキシャル層1
14上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成
し、このレジストパターンをマスクとして、例えばSF
6 (六フッ化硫黄)を含む雰囲気中におけるRIE(Re
active Ion Etching;反応性イオンエッチング)によ
り、P+ 型チャネルストップ層112a、112b上方
のN型エピタキシャル層114をP+ 型チャネルストッ
プ層112a、112bに達するまで選択的にエッチン
グする。その後、レジストパターンを剥離する。こうし
て、P+ 型チャネルストップ層112a、112b上に
素子分離のためのトレンチ溝118a、118bを形成
する(図15参照)。
【0010】次に、素子分離のためのトレンチ溝118
a、118b内をCVD膜119によって埋め込む。即
ち、例えばTEOS(テトラエトキシオウソシリケイ
ト)を含む雰囲気中におけるCVD(Chemical Vapor D
eposition ;化学的気相成長)により、基体全面に十分
な厚さのCVD膜119を堆積し、このCVD膜119
によって素子分離のためのトレンチ溝118a、118
b内を埋め込んでしまう。
【0011】続いて、基体全面を覆うCVD膜119上
にSOG(Spin On Glass ;スピンオングラス)膜(図
示せず)を塗布した後、CHF3 (三フッ化メタン)を
含む雰囲気中におけるRIEにより、SOG膜及びCV
D膜119のエッチバックを行う。こうして、素子分離
のためのP+ 型チャネルストップ層112a、112b
を底面とするトレンチ溝118a、118b内をCVD
膜119によって埋め込んでしまうと共に、基体全面に
形成したCVD膜119表面を平坦化する(図16参
照)。
【0012】次に、NPN型バイポーラトラの電極取り
出しのためのコンタクト孔120a、120b、120
cを開口する。即ち、例えばフォトリソグラフィ工程に
より、CVD膜119上に所定のレジストパターン(図
示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとし
て、例えばCHF3 を含む雰囲気中におけるRIEによ
り、N型エミッタ層117上、P型ベース層116上、
及びN+ 型コレクタ取り出しプラグ層115上のCVD
膜119を選択的にエッチング除去する。その後、レジ
ストパターンを剥離する。こうして、N型エミッタ層1
17上、P型ベース層116上、及びN+ 型コレクタ取
り出しプラグ層115上に、それぞれ電極取り出しのた
めのコンタクト孔120a、120b、120cを開口
する(図17参照)。
【0013】次に、NPN型バイポーラトラの電極取り
出しのためのコンタクト孔120a、120b、120
内を金属層によって埋め込み、NPN型バイポーラトラ
のエミッタ電極121a、ベース電極121b、及びコ
レクタ電極121cをそれぞれ形成する。即ち、例えば
WF6 (六フッ化タングステン)を含む雰囲気中におけ
るCVDにより、基体全面に十分な厚さのタングステン
層を堆積し、このタングステン層によって電極取り出し
のためのコンタクト孔120a、120b、120c内
を埋め込んでしまう。続いて、塩素を含む雰囲気中にお
けるRIEにより、CVD膜119表面が露出するまで
タングステン層のエッチバックを行い、コンタクト孔1
20a、120b、120c内のみにタングステン層を
残存させる。こうして、NPN型バイポーラトラのN型
エミッタ層117、P型ベース層116、及びN+ 型コ
レクタ取り出しプラグ層115にそれぞれ接続するエミ
ッタ電極121a、ベース電極121b、及びコレクタ
電極121cをそれぞれ形成する(図18参照)。
【0014】以上のように、図13〜図18に示す工程
によりNPN型バイポーラトランジスタを作製するが、
図14に示す工程において、N型エピタキシャル層11
4を十分に厚く形成しているため、NPN型バイポーラ
トランジスタのN+ 型コレクタ埋め込み層112とP型
ベース層118の距離Wは、図18に示されるように十
分に大きいものとなり、このNPN型バイポーラトラン
ジスタの高耐圧化が達成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のNPN型バイポーラトランジスタの製造方法におい
ては、高耐圧化を実現するために、N型エピタキシャル
層114を十分に厚く形成し、NPN型バイポーラトラ
ンジスタのN+ 型コレクタ埋め込み層112とP型ベー
ス層118の距離Wを十分に大きくすることが要請され
ることから、このことに伴って、素子分離のためのトレ
ンチ溝118a、118bを深く形成すること、及びN
+ 型コレクタ埋め込み層113とコレクタ電極121c
とを接続するN+ 型コレクタ取り出しプラグ層115を
深く形成することが必要となる。
【0016】深いトレンチ溝118a、118bを形成
するには、長時間のRIEに耐えるための厚いレジスト
が必要になるが、レジストが厚くなる程フォトリソグラ
フィ工程におけるパターン解像度は悪化するため、素子
の微細化には不向きとなる。また、エッチング面積の広
いトレンチ溝に比較してエッチング面積の小さいトレン
チ溝の底部においてはRIE中に反応ガスが堆積するこ
とから、トレンチ溝の深さにパターン面積依存性が生じ
ることになる。このために、エッチング面積の小さいト
レンチ溝を形成する際のエッチング速度は低下する。従
って、トレンチ溝118a、118bの深さをあまり深
くすることができないという問題が生じる。
【0017】また、N型エピタキシャル層114を十分
に厚くしたままで、トレンチ溝118a、118bの深
さを浅くしようとすると、トレンチ溝118a、118
bはP+ 型チャネルストップ層112a、112bに接
続する必要があるために、高温長時間の熱処理によりP
+ 型チャネルストップ層112a、112bの上方拡散
を大きくしなければならない。
【0018】しかし、高温長時間の熱処理は、石英製の
ボートが変形する等の拡散炉の耐久性を毀損するという
問題が生ずる。また、高温長時間の拡散により、P+
チャネルストップ層112a、112bの不純物濃度が
薄くなることから、高濃度に不純物を注入する必要があ
るため、欠陥が発生するという問題があった。更に、高
温長時間の熱処理により、N+ 型コレクタ埋め込み層1
13の上方拡散が大きくなり、結果として図18に示す
NPN型バイポーラトランジスタのN+ 型コレクタ埋め
込み層112とP型ベース層118の距離Wが小さくな
り、耐圧の低下を招くという問題が生ずる。
【0019】同様に、深いN+ 型コレクタ取り出しプラ
グ層115を形成するには、高濃度の不純物注入と高温
長時間の拡散が必要になるため、欠陥が発生するという
問題や、拡散炉の耐久性を毀損するという問題や、N+
型コレクタ埋め込み層113の上方拡散に伴うN+ 型コ
レクタ埋め込み層112とP型ベース層118の距離W
の短縮化による耐圧低下を招くという問題が生ずる。
【0020】このように、上記従来のNPN型バイポー
ラトランジスタの製造方法を用いる場合、N型エピタキ
シャル層114を十分に厚く形成すると、素子分離のた
めのトレンチ溝118a、118bやN+ 型コレクタ取
り出しプラグ層115を深く形成することが困難になる
ため、N型エピタキシャル層114の厚さを厚くするこ
とに制約が生じ、十分な高耐圧化を達成することが困難
であった。
【0021】そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、エピタキシャル層を厚くした場合であ
っても、深く且つ微細な素子分離用の溝及び取り出しプ
ラグを容易に形成することを可能にする半導体装置の製
造方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る半導体装置の製造方法により達成される。即
ち、請求項1に係る半導体装置の製造方法は、第1導電
型の半導体基板表面の素子分離領域に第1導電型の高濃
度不純物領域を形成する工程と、この第1導電型の高濃
度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、この
第1の絶縁膜以外の第1導電型の半導体基板表面上に第
2導電型のエピタキシャル層を選択的に成長させると共
に、第1の絶縁膜上に第2導電型のエピタキシャル層を
側壁とする溝を形成する工程と、第1の絶縁膜を底面と
する前記溝内を第2の絶縁膜によって埋め込む工程とを
有することを特徴とする。
【0023】このように請求項1に係る半導体装置の製
造方法においては、エピタキシャル層を形成する前に、
第1導電型の高濃度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成
しておき、第1導電型の半導体基板上と第1の絶縁膜上
におけるエピタキシャル成長の選択性を利用して、第1
の絶縁膜以外の半導体基板表面上に第2導電型のエピタ
キシャル層を選択的に成長させることにより、第1の絶
縁膜上には第2導電型のエピタキシャル層が成長せず、
結果として第2導電型のエピタキシャル層を側壁とする
溝が自己整合的に形成される。
【0024】このため、第2導電型のエピタキシャル層
を十分に厚く形成しても、第1の絶縁膜上には、第2導
電型のエピタキシャル層の厚さに対応する十分に深い溝
が容易に形成される。また、この溝の大きさは第1の絶
縁膜の面積によって決定され、溝の深さには依存しない
ため、第1の絶縁膜の面積を小さくすることにより、深
く且つ微細な溝が容易に形成される。
【0025】更に、第1導電型の高濃度不純物領域を上
方拡散するための高温長時間の熱処理を必要としないた
め、拡散炉の耐久性を毀損したり、第1導電型の高濃度
不純物領域の不純物濃度の低下を補う高濃度不純物の注
入に起因して欠陥が発生したり、耐圧低下を招いたりす
ることが防止される。従って、この溝を素子分離用の溝
とし、第1導電型の高濃度不純物領域をチャネルストッ
プ層とすると、深く且つ微細な素子分離用の溝が容易に
形成されることになる。
【0026】また、請求項2に係る半導体装置の製造方
法は、第1導電型の半導体基板表面に第2導電型の高濃
度不純物埋め込み層を形成する工程と、この第2導電型
の高濃度不純物埋め込み層上に絶縁膜を形成する工程
と、この絶縁膜以外の第1導電型の半導体基板表面上に
第2導電型のエピタキシャル層を選択的に成長させると
共に、絶縁膜上に第2導電型のエピタキシャル層を側壁
とする溝を形成する工程と、この溝の底面をなす絶縁膜
をエッチング除去して、溝の底面に第2導電型の高濃度
不純物埋め込み層を露出させる工程と、この第2導電型
の高濃度不純物埋め込み層を底面とする溝内を導電性金
属層によって埋め込む工程とを有することを特徴とす
る。
【0027】このように請求項2に係る半導体装置の製
造方法においては、エピタキシャル層を形成する前に、
第2導電型の高濃度不純物埋め込み層上に絶縁膜を形成
しておき、第1導電型の半導体基板上と絶縁膜上におけ
るエピタキシャル成長の選択性を利用して、絶縁膜以外
の半導体基板表面上に第2導電型のエピタキシャル層を
選択的に成長させることにより、絶縁膜上には第2導電
型のエピタキシャル層が成長せず、結果として第2導電
型のエピタキシャル層を側壁とする溝が自己整合的に形
成される。
【0028】このため、第2導電型のエピタキシャル層
を十分に厚く形成しても、絶縁膜上には、第2導電型の
エピタキシャル層の厚さに対応する十分に深い溝が容易
に形成される。また、この溝の大きさは絶縁膜の面積に
よって決定され、溝の深さには依存しないため、絶縁膜
の面積を小さくすることにより、深く且つ微細な溝が容
易に形成される。
【0029】更に、第2導電型の高濃度不純物埋め込み
層に接続する深い取り出しプラグ層を形成するための高
濃度不純物の注入と高温長時間の熱処理を必要としない
ため、高温長時間の熱処理による拡散炉の耐久性の毀損
や、高濃度不純物の注入による欠陥の発生や、第2導電
型の高濃度不純物埋め込み層の上方拡散に伴う耐圧低下
が防止される。従って、この溝内を導電性金属層によっ
て埋め込むと、第2導電型の高濃度不純物埋め込み層に
接続する深く且つ微細な取り出しプラグが容易に形成さ
れることになる。
【0030】また、請求項3に係る半導体装置の製造方
法は、第1導電型の半導体基板表面の素子分離領域に第
1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程と、第1導
電型の半導体基板表面の素子領域に第2導電型の高濃度
不純物埋め込み層を形成する工程と、第1導電型の高濃
度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成すると共に、第2
導電型の高濃度不純物埋め込み層上に第2の絶縁膜を形
成する工程と、これら第1及び第2の絶縁膜以外の第1
導電型の半導体基板表面上に第2導電型のエピタキシャ
ル層を選択的に成長させると共に、第1の絶縁膜上に第
2導電型のエピタキシャル層を側壁とする第1の溝を形
成し、第2の絶縁膜上に第2導電型のエピタキシャル層
を側壁とする第2の溝を形成する工程と、第1及び第2
の絶縁膜をそれぞれ底面とする第1及び第2の溝内を第
3の絶縁膜によって埋め込む工程と、第2の溝の底面を
なす第3及び第2の絶縁膜をエッチング除去して、第2
の溝の底面に第2導電型の高濃度不純物埋め込み層を露
出させる工程と、第2導電型の高濃度不純物埋め込み層
を底面とする第2の溝内を導電性金属層によって埋め込
む工程とを有することを特徴とする。
【0031】このように請求項3に係る半導体装置の製
造方法においては、上記請求項1に係る半導体装置の製
造方法と上記請求項2に係る半導体装置の製造方法を組
み合わせることにより、第2導電型のエピタキシャル層
を十分に厚く形成しても、第1及び第2の絶縁膜上に
は、第2導電型のエピタキシャル層の厚さに対応して十
分に深く、且つ第1及び第2の絶縁膜の面積によって決
定される微細な第1及び第2の溝が容易に形成される。
従って、第1の溝を素子分離用の溝とし、第1導電型の
高濃度不純物領域をチャネルストップ層とすると、深く
且つ微細な素子分離用の溝が容易に形成されると共に、
第2の溝内を導電性金属層によって埋め込むと、第2導
電型の高濃度不純物埋め込み層に接続する深く且つ微細
な取り出しプラグが容易に形成されることになる。
【0032】また、請求項4に係る半導体装置の製造方
法は、第1導電型の半導体基板表面の素子分離領域に第
1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程と、この第
1導電型の高濃度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成す
る工程と、第1導電型の半導体基板表面上に第2導電型
のエピタキシャル層を成長させて、第1の絶縁膜上に多
結晶層を形成すると共に、第1の絶縁膜以外の第1導電
型の半導体基板表面上に単結晶層を形成する工程と、第
1の絶縁膜上の多結晶層を選択的にエッチング除去し
て、単結晶層を側壁とする溝を形成する工程と、第1の
絶縁膜を底面とする前記溝内を第2の絶縁膜によって埋
め込む工程とを有することを特徴とする。
【0033】このように請求項4に係る半導体装置の製
造方法においては、エピタキシャル層を形成する前に、
第1導電型の高濃度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成
しておき、第1導電型の半導体基板上と第1の絶縁膜上
におけるエピタキシャル成長の結晶性の違いを利用し
て、第1の絶縁膜以外の第1導電型の半導体基板表面上
には単結晶層を形成し、第1の絶縁膜上には多結晶層を
形成した後、この第1の絶縁膜上の多結晶層を選択的に
エッチング除去することにより、単結晶層を側壁とする
溝が自己整合的に形成される。このため、第2導電型の
エピタキシャル層を十分に厚く形成しても、第1の絶縁
膜上には、第2導電型のエピタキシャル層の厚さに対応
する十分に深い溝が容易に形成される。
【0034】更に、第1導電型の高濃度不純物領域を上
方拡散するための高温長時間の熱処理を必要としないた
め、拡散炉の耐久性を毀損したり、第1導電型の高濃度
不純物領域の不純物濃度の低下を補う高濃度不純物の注
入に起因して欠陥が発生したり、耐圧低下を招いたりす
ることが防止される。従って、この溝を素子分離用の溝
とし、第1導電型の高濃度不純物領域をチャネルストッ
プ層とすると、深く且つ微細な素子分離用の溝が容易に
形成されることになる。
【0035】また、請求項5に係る半導体装置の製造方
法は、第1導電型の半導体基板表面に第2導電型の高濃
度不純物埋め込み層を形成する工程と、この第2導電型
の高濃度不純物埋め込み層上に絶縁膜を形成する工程
と、第1導電型の半導体基板表面上に第2導電型のエピ
タキシャル層を成長させて、絶縁膜上に多結晶層を形成
すると共に、絶縁膜以外の第1導電型の半導体基板表面
上に単結晶層を形成する工程と、絶縁膜上の多結晶層を
選択的にエッチング除去して、単結晶層を側壁とする溝
を形成する工程と、溝の底面をなす絶縁膜をエッチング
除去して、溝の底面に第2導電型の高濃度不純物埋め込
み層を露出させる工程と、この第2導電型の高濃度不純
物埋め込み層を底面とする溝内を導電性金属層によって
埋め込む工程とを有することを特徴とする。
【0036】このように請求項5に係る半導体装置の製
造方法においては、エピタキシャル層を形成する前に、
第2導電型の高濃度不純物埋め込み層上に絶縁膜を形成
しておき、第1導電型の半導体基板上と絶縁膜上におけ
るエピタキシャル成長の結晶性の違いを利用して、絶縁
膜以外の第1導電型の半導体基板表面上には単結晶層を
形成し、絶縁膜上には多結晶層を形成した後、この絶縁
膜上の多結晶層を選択的にエッチング除去することによ
り、単結晶層を側壁とする溝が自己整合的に形成され
る。このため、第2導電型のエピタキシャル層を十分に
厚く形成しても、絶縁膜上には、第2導電型のエピタキ
シャル層の厚さに対応する十分に深い溝が容易に形成さ
れる。また、この溝の大きさは絶縁膜の面積によって決
定され、溝の深さには依存しないため、絶縁膜の面積を
小さくすることにより、深く且つ微細な溝が容易に形成
される。
【0037】更に、第2導電型の高濃度不純物埋め込み
層に接続する深い取り出しプラグ層を形成するための高
濃度不純物の注入と高温長時間の熱処理を必要としない
ため、高温長時間の熱処理による拡散炉の耐久性の毀損
や、高濃度不純物の注入による欠陥の発生や、第2導電
型の高濃度不純物埋め込み層の上方拡散に伴う耐圧低下
が防止される。従って、この溝内を導電性金属層によっ
て埋め込んむと、第2導電型の高濃度不純物埋め込み層
に接続する深く且つ微細な取り出しプラグが容易に形成
されることになる。
【0038】また、請求項6に係る半導体装置の製造方
法は、第1導電型の半導体基板表面の素子分離領域に第
1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程と、第1導
電型の半導体基板表面の素子領域に第2導電型の高濃度
不純物埋め込み層を形成する工程と、第1導電型の高濃
度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成すると共に、第2
導電型の高濃度不純物埋め込み層上に第2の絶縁膜を形
成する工程と、第1導電型の半導体基板表面上に第2導
電型のエピタキシャル層を成長させて、第1及び第2の
絶縁膜上に多結晶層を形成すると共に、これら第1及び
第2の絶縁膜以外の第1導電型の半導体基板表面上に単
結晶層を形成する工程と、第1及び第2の絶縁膜上の多
結晶層を選択的にエッチング除去して、単結晶層を側壁
とする第1及び第2の溝をそれぞれ形成する工程と、第
1及び第2の絶縁膜をそれぞれ底面とする第1及び第2
の溝内を第3の絶縁膜によって埋め込む工程と、第2の
溝の底面をなす第3及び第2の絶縁膜をエッチング除去
して、第2の溝の底面に第2導電型の高濃度不純物埋め
込み層を露出させる工程と、この第2導電型の高濃度不
純物埋め込み層を底面とする第2の溝内を導電性金属層
によって埋め込む工程とを有することを特徴とする。
【0039】このように請求項6に係る半導体装置の製
造方法においては、上記請求項4に係る半導体装置の製
造方法と上記請求項5に係る半導体装置の製造方法を組
み合わせることにより、第2導電型のエピタキシャル層
を十分に厚く形成しても、第1及び第2の絶縁膜上に
は、第2導電型のエピタキシャル層の厚さに対応して十
分に深く且つ第1及び第2の絶縁膜の面積によって決定
される微細な第1及び第2の溝が容易に形成される。従
って、第1の溝を素子分離用の溝とし、第1導電型の高
濃度不純物領域をチャネルストップ層とすると、深く且
つ微細な素子分離用の溝が容易に形成されると共に、第
2の溝内を導電性金属層によって埋め込むと、第2導電
型の高濃度不純物埋め込み層に接続する深く且つ微細な
取り出しプラグが容易に形成されることになる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1〜図6は、それぞれ本発明の第
1の実施形態に係るNPN型バイポーラトランジスタの
製造方法を説明するための工程断面図である。
【0041】先ず、半導体基板として例えばP型シリコ
ン基板11を用い、その表面に素子分離のためのP+
チャネルストップ層12a、12b及びNPN型バイポ
ーラトランジスタのN+ 型コレクタ埋め込み層13を形
成する。即ち、例えばフォトリソグラフィ工程により、
P型シリコン基板11上に所定のレジストパターン(図
示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとし
て、例えばボロン等のP型不純物をP型シリコン基板1
1表面に選択的にイオン注入する。続いて、このレジス
トパターンを剥離した後、例えば1000℃程度の熱処
理により、注入した不純物イオンの活性化及び拡散を行
う。このようにして、P型シリコン基板11表面の素子
分離領域に素子分離のためのP+ 型チャネルストップ層
12a、12bを形成する。
【0042】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型シリコン基板11上に所定のレジストパターン
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
として、例えばヒ素等のN型不純物をP型シリコン基板
11表面に選択的にイオン注入する。続いて、このレジ
ストパターンを剥離した後、例えば1000℃程度の熱
処理により、注入した不純物イオンの活性化及び拡散を
行う。このようにして、P型シリコン基板11表面に、
+ 型コレクタ埋め込み層13を形成する(図1参
照)。
【0043】次に、P+ 型チャネルストップ層12a、
12b上及びN+ 型コレクタ埋め込み層13上に、それ
ぞれ熱酸化膜14a、14b、15を形成する。即ち、
例えば1000℃程度の熱酸化により、P型シリコン基
板11全面に熱酸化膜を形成する。続いて、フォトリソ
グラフィ工程により、この熱酸化膜上に所定のレジスト
パターン(図示せず)を形成した後、このレジストパタ
ーンをマスクとして、例えばCHF3 を含む雰囲気中に
おけるRIEにより、熱酸化膜を選択的にエッチングす
る。その後、レジストパターンを剥離する。このように
して、P+ 型チャネルストップ層12a、12b上に熱
酸化膜14a、14bを形成すると同時に、N+ 型コレ
クタ埋め込み層13上のコレクタ取り出し領域に熱酸化
膜15を形成する(図2参照)。
【0044】次に、熱酸化膜14a、14b、15に被
覆されずに表面が露出しているN+型コレクタ埋め込み
層13を含むP型シリコン基板11上に、N型エピタキ
シャル層16を選択的に形成すると共に、熱酸化膜14
a、14b、15上に、トレンチ溝17a、17b、1
8を形成する。即ち、選択エピタキシャル成長法によ
り、例えば800℃程度の温度条件下においてSiH2
Cl2 とPH3 を含む雰囲気中にHCl(塩化水素)を
添加し、熱酸化膜14a、14b、15に被覆されずに
表面が露出しているN+ 型コレクタ埋め込み層13を含
むP型シリコン基板11上に、P型シリコン基板11と
同一の結晶方位をもつ単結晶シリコンからなるN型エピ
タキシャル層16を選択的に成長させる。従って、熱酸
化膜14a、14b、15上にはエピタキシャル層が形
成されず、その結果、熱酸化膜14a、14b、15上
には、それぞれN型エピタキシャル層16を側壁とする
素子分離のためのトレンチ溝17a、17b及びコレク
タ取り出しのためのトレンチ溝18が自己整合的に形成
される(図3参照)。
【0045】次に、N+ 型コレクタ埋め込み層13上方
のN型エピタキシャル層16表面に、NPN型バイポー
ラトランジスタのP型ベース層19及びN型エミッタ層
20を形成した後、素子分離のためのトレンチ溝17
a、17b内及びコレクタ取り出しのためのトレンチ溝
18内をCVD膜21によって埋め込む。即ち、例えば
フォトリソグラフィ工程により、N型エピタキシャル層
16上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成
し、このレジストパターンをマスクとして、素子分離の
ためのトレンチ溝17a、17bに周囲を囲まれた素子
領域をなすN型エピタキシャル層16表面に例えばボロ
ン等のP型不純物を選択的にイオン注入する。続いて、
このレジストパターンを剥離した後、例えば1000℃
程度の熱処理により、注入した不純物イオンの活性化及
び拡散を行う。このようにして、N+ 型コレクタ埋め込
み層13上方の素子領域をなすN型エピタキシャル層1
6表面にP型ベース層19を形成する。
【0046】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型ベース層19を含むN型エピタキシャル層16
上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成し、こ
のレジストパターンをマスクとして、例えばヒ素等のN
型不純物をP型ベース層19表面に選択的にイオン注入
する。続いて、このレジストパターンを剥離した後、例
えば1000℃程度の熱処理により、注入した不純物イ
オンの活性化及び拡散を行う。このようにして、P型ベ
ース層19表面に、N型エミッタ層20を形成する。
【0047】次いで、例えばTEOSを含む雰囲気中に
おけるCVDにより、基体全面に十分な厚さのCVD膜
21を堆積し、このCVD膜21によって素子分離のた
めのトレンチ溝17a、17b内及びコレクタ取り出し
のためのトレンチ溝18内を埋め込んでしまう。続い
て、基体全面を覆うCVD膜21上にSOG膜(図示せ
ず)を塗布した後、CHF3 を含む雰囲気中におけるR
IEにより、SOG膜及びCVD膜21のエッチバック
を行う。このようにして、素子分離のためのトレンチ溝
17a、17b内及びコレクタ取り出しのためのトレン
チ溝18内をCVD膜21によって埋め込んでしまうと
共に、基体全面に形成したCVD膜21表面を平坦化す
る(図4参照)。
【0048】次に、NPN型バイポーラトランジスタの
電極取り出しのためのコンタクト孔22a、22b、2
2cを開口する。即ち、例えばフォトリソグラフィ工程
により、CVD膜21上に所定のレジストパターン(図
示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとし
て、例えばCHF3 を含む雰囲気中におけるRIEによ
り、N型エミッタ層20上のCVD膜21、P型ベース
層19上のCVD膜21、並びにN+ 型コレクタ埋め込
み層13上のCVD膜21及び熱酸化膜15を選択的に
エッチング除去する。その後、レジストパターンを剥離
する。このようにして、N型エミッタ層20上、P型ベ
ース層19上、及びN+ 型コレクタ埋め込み層13上
に、それぞれ電極取り出しのためのコンタクト孔22
a、22b、22cを開口する(図5参照)。
【0049】次に、電極取り出しのためのコンタクト孔
22a、22b、22c内を金属層によって埋め込み、
NPN型バイポーラトランジスタのエミッタ電極23
a、ベース電極23b、及びコレクタ取り出しプラグ兼
電極23cを形成する。即ち、例えばWF6 を含む雰囲
気中におけるCVDにより、基体全面に十分な厚さのタ
ングステン層を堆積し、このタングステン層によって電
極取り出しのためのコンタクト孔22a、22b、22
c内を埋め込んでしまう。続いて、塩素を含む雰囲気中
におけるRIEにより、CVD膜21表面が露出するま
でタングステン層のエッチバックを行うと共に、コンタ
クト孔22a、22b、22c内のみにタングステン層
を残存させる。このようにして、NPN型バイポーラト
ランジスタのN型エミッタ層20、P型ベース層19、
及びN+ 型コレクタ埋め込み層13にそれぞれ接続する
エミッタ電極23a、ベース電極23b、及び取り出し
プラグ層と電極とを兼ねるコレクタ取り出しプラグ兼電
極23cを形成する(図6参照)。
【0050】以上のように本実施形態によれば、P+
チャネルストップ層12a、12b上に熱酸化膜14
a、14bを形成した後、シリコン基板上と熱酸化膜上
におけるエピタキシャル成長の選択性を利用して、表面
が露出しているP型シリコン基板11上のみにN型エピ
タキシャル層16を選択的に形成することにより、フォ
トリソグラフィ工程やRIE等を用いてN型エピタキシ
ャル層16をエッチングすることなく、熱酸化膜14
a、14b上にN型エピタキシャル層16を側壁とする
素子分離のためのトレンチ溝17a、17bが自己整合
的に形成される。このため、N型エピタキシャル層16
を十分に厚く形成しても、このN型エピタキシャル層1
6の厚さに対応する十分に深い素子分離のためのトレン
チ溝17a、17bを容易に形成することが可能にな
る。また、トレンチ溝17a、17bの大きさは熱酸化
膜14a、14bの面積によって決定されるため、熱酸
化膜14a、14bを所望の面積に制御して、微細なト
レンチ溝17a、17bを容易に形成することが可能に
なる。更に、N型エピタキシャル層16を十分に厚くし
て、N+ 型コレクタ埋め込み層13とP型ベース層19
との距離W1を大きくすることも可能になる。従って、
深く且つ微細なトレンチ溝による素子分離とNPN型バ
イポーラトランジスタの高耐圧化とを両立することがで
きる。
【0051】また、熱酸化膜14a、14b上に素子分
離のためのトレンチ溝17a、17bを形成する際、同
一工程において、熱酸化膜15上にもコレクタ取り出し
のための深く且つ微細なトレンチ溝18も自己整合的に
形成されるため、その後、トレンチ溝18内の底面にN
+ 型コレクタ埋め込み層13を露出させ、このトレンチ
溝18内をタングステン層によって埋め込んでしまうこ
とにより、N+ 型コレクタ埋め込み層13に接続する深
く且つ微細なコレクタ取り出しプラグ兼電極23cを容
易に形成することが可能になる。従って、コレクタ取り
出しのためのトレンチ溝18を形成する工程を別途追加
することなく、NPN型バイポーラトランジスタの高性
能化を実現することができる。
【0052】更に、素子分離のためのトレンチ溝17
a、17bを浅くするためのP+ 型チャネルストップ層
12a、12bを上方拡散する高温長時間の熱処理や、
この高温長時間の熱処理に伴うP+ 型チャネルストップ
層12a、12bの不純物濃度の低下を補うための高濃
度不純物の注入を必要としなくなるため、またコレクタ
取り出しのためのプラグ層を深く形成するための高濃度
不純物の注入と高温長時間の拡散を必要としなくなるた
め、高温長時間の熱処理による拡散炉の耐久性の劣化
や、濃度不純物の注入に起因する欠陥の発生や、高温長
時間の熱処理に伴うN+ 型コレクタ埋め込み層13とP
型ベース層19との距離W1の短縮化による耐圧低下を
防止することができる。
【0053】(第2の実施形態)図7〜図12は、それ
ぞれ本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイポーラ
トランジスタの製造方法を説明するための工程断面図で
ある。なお、上記図1〜図6に示すNPN型バイポーラ
トランジスタの構成要素と同一の要素には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0054】上記第1の実施形態においては、N型エピ
タキシャル層16を形成し、このN型エピタキシャル層
16を側壁とする素子分離のためのトレンチ溝17a、
17b及びコレクタ取り出しのためのトレンチ溝18を
形成する際に、選択エピタキシャル成長法を使用してい
るが、本実施形態においては、通常のエピタキシャル成
長法を使用している点に特徴がある。
【0055】上記第1の実施形態の図1及び図2に示さ
れる工程と同様にして、先ず、半導体基板として例えば
P型シリコン基板11を用い、その表面に素子分離のた
めのP+ 型チャネルストップ層12a、12b及びNP
N型バイポーラトランジスタのN+ 型コレクタ埋め込み
層13を形成した後、P+ 型チャネルストップ層12
a、12b上及びN+ 型コレクタ埋め込み層13上に、
それぞれ熱酸化膜14a、14b、15を形成する。即
ち、例えばフォトリソグラフィ工程により、P型シリコ
ン基板11上に所定のレジストパターン(図示せず)を
形成し、このレジストパターンをマスクとして、例えば
ボロン等のP型不純物をP型シリコン基板11表面に選
択的にイオン注入する。続いて、このレジストパターン
を剥離した後、例えば1000℃程度の熱処理により、
注入した不純物イオンの活性化及び拡散を行う。このよ
うにして、P型シリコン基板11表面の素子分離領域に
素子分離のためのP+ 型チャネルストップ層12a、1
2bを形成する。
【0056】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型シリコン基板11上に所定のレジストパターン
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
として、例えばヒ素等のN型不純物をP型シリコン基板
11表面に選択的にイオン注入する。続いて、このレジ
ストパターンを剥離した後、例えば1000℃程度の熱
処理により、注入した不純物イオンの活性化及び拡散を
行う。このようにして、P型シリコン基板11表面に、
+ 型コレクタ埋め込み層13を形成する。
【0057】次いで、例えば1000℃程度の熱酸化に
より、P型シリコン基板11全面に熱酸化膜を形成す
る。続いて、フォトリソグラフィ工程により、この熱酸
化膜上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成し
た後、このレジストパターンをマスクとして、例えばC
HF3 を含む雰囲気中におけるRIEにより、熱酸化膜
を選択的にエッチングする。その後、レジストパターン
を剥離する。このようにして、P+ 型チャネルストップ
層12a、12b上に熱酸化膜14a、14bを形成す
ると同時に、N+ 型コレクタ埋め込み層13上のコレク
タ取り出し領域に熱酸化膜15を形成する(図7参
照)。
【0058】次に、エピタキシャル成長法により、熱酸
化膜14a、14b、15に被覆されずに表面が露出し
ているN+ 型コレクタ埋め込み層13を含むP型シリコ
ン基板11上に、単結晶シリコンからなるN型エピタキ
シャル層16aを形成すると共に、熱酸化膜14a、1
4b、15上に、多結晶シリコンからなるN型エピタキ
シャル層16bを形成する。即ち、通常のエピタキシャ
ル成長法により、例えば1000℃程度の温度条件下の
SiH2 Cl2 とPH3 を含む雰囲気中においてエピタ
キシャル成長を行うと、熱酸化膜14a、14b、15
に被覆されずに表面が露出しているN+ 型コレクタ埋め
込み層13を含むP型シリコン基板11上には、P型シ
リコン基板11と同一の結晶方位をもつ単結晶シリコン
からなるN型エピタキシャル層16aが成長し、熱酸化
膜14a、14b、15上には、多結晶シリコンからな
るN型エピタキシャル層16bが成長する(図8参
照)。
【0059】次に、N+ 型コレクタ埋め込み層13上方
のN型エピタキシャル層16a表面に、NPN型バイポ
ーラトランジスタのP型ベース層19及びN型エミッタ
層20を形成した後、熱酸化膜14a、14b、15上
のN型エピタキシャル層16bを選択的にエッチング除
去して、素子分離のためのトレンチ溝17a、17b及
びコレクタ取り出しのためのトレンチ溝18をそれぞれ
形成する。即ち、例えばフォトリソグラフィ工程によ
り、N型エピタキシャル層16a上に所定のレジストパ
ターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンを
マスクとして、素子分離のためのトレンチ溝17a、1
7bに周囲を囲まれた素子領域をなすN型エピタキシャ
ル層16a表面に例えばボロン等のP型不純物を選択的
にイオン注入する。続いて、このレジストパターンを剥
離した後、例えば1000℃程度の熱処理により、注入
した不純物イオンの活性化及び拡散を行う。このように
して、N+ 型コレクタ埋め込み層13上方の素子領域を
なすN型エピタキシャル層16a表面にP型ベース層1
9を形成する。
【0060】次いで、再びフォトリソグラフィ工程によ
り、P型ベース層19を含むN型エピタキシャル層16
a上に所定のレジストパターン(図示せず)を形成し、
このレジストパターンをマスクとして、例えばヒ素等の
N型不純物をP型ベース層19表面に選択的にイオン注
入する。続いて、このレジストパターンを剥離した後、
例えば1000℃程度の熱処理により、注入した不純物
イオンの活性化及び拡散を行う。このようにして、P型
ベース層19表面に、N型エミッタ層20を形成する。
【0061】次いで、エッチング液として、例えば単結
晶シリコンに比較して多結晶シリコンの方が十分にエッ
チング速度が速い水酸化カリウム(KOH)を含む溶液
を用いて、熱酸化膜14a、14b、15上のN型エピ
タキシャル層16bを選択的にエッチング除去して、素
子分離のためのトレンチ溝17a、17b及びコレクタ
取り出しのためのトレンチ溝18をそれぞれ形成する
(図9参照)。
【0062】次に、素子分離のためのトレンチ溝17
a、17b内及びコレクタ取り出しのためのトレンチ溝
18内をCVD膜21によって埋め込む。即ち、例えば
TEOSを含む雰囲気中におけるCVDにより、基体全
面に十分な厚さのCVD膜21を堆積して、このCVD
膜21によって素子分離のためのトレンチ溝17a、1
7b内及びコレクタ取り出しのためのトレンチ溝18内
を埋め込んでしまう。続いて、基体全面を覆うCVD膜
21上にSOG膜(図示せず)を塗布した後、CHF3
を含む雰囲気中におけるRIEにより、SOG膜及びC
VD膜21のエッチバックを行う。このようにして、素
子分離のためのトレンチ溝17a、17b内及びコレク
タ取り出しのためのトレンチ溝18内をCVD膜21に
よって埋め込んでしまうと共に、基体全面に形成したC
VD膜21表面を平坦化する(図10参照)。
【0063】次に、NPN型バイポーラトランジスタの
電極取り出しのためのコンタクト孔22a、22b、2
2cを開口する。即ち、例えばフォトリソグラフィ工程
により、CVD膜21上に所定のレジストパターン(図
示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとし
て、例えばCHF3 を含む雰囲気中におけるRIEによ
り、N型エミッタ層20上のCVD膜21、P型ベース
層19上のCVD膜21、並びにN+ 型コレクタ埋め込
み層13上のCVD膜21及び熱酸化膜15を選択的に
エッチング除去する。その後、レジストパターンを剥離
する。このようにして、N型エミッタ層20上、P型ベ
ース層19上、及びN+ 型コレクタ埋め込み層13上に
それぞれ電極取り出しのためのコンタクト孔22a、2
2b、22cを開口する(図11参照)。
【0064】次に、電極取り出しのためのコンタクト孔
22a、22b、22c内を金属層によって埋め込み、
NPN型バイポーラトランジスタのエミッタ電極23
a、ベース電極23b、及びコレクタ取り出しプラグ兼
電極23cを形成する。即ち、例えばWF6 を含む雰囲
気中におけるCVDにより、基体全面に十分な厚さのタ
ングステン層を堆積し、このタングステン層によって電
極取り出しのためのコンタクト孔22a、22b、22
c内を埋め込んでしまう。続いて、塩素を含む雰囲気中
におけるRIEにより、CVD膜21表面が露出するま
でタングステン層のエッチバックを行うと共に、コンタ
クト孔22a、22b、22c内のみにタングステン層
を残存させる。このようにして、NPN型バイポーラト
ランジスタのN型エミッタ層20、P型ベース層19、
及びN+ 型コレクタ埋め込み層13にそれぞれ接続する
エミッタ電極23a、ベース電極23b、及び取り出し
プラグ層と電極とを兼ねるコレクタ取り出しプラグ兼電
極23cを形成する(図12参照)。
【0065】以上のように本実施形態によれば、P+
チャネルストップ層12a、12b上に熱酸化膜14
a、14bを形成した後、シリコン基板上と熱酸化膜上
におけるエピタキシャル成長の結晶性の違いを利用し
て、表面が露出しているP型シリコン基板11上に単結
晶シリコンからなるN型エピタキシャル層16aを形成
し、熱酸化膜14a、14b上に多結晶シリコンからな
るN型エピタキシャル層16bを形成した後、この多結
晶シリコンからなるN型エピタキシャル層16bを選択
的にエッチング除去することにより、フォトリソグラフ
ィ工程やRIE等を用いて単結晶シリコンからなるN型
エピタキシャル層16aをエッチングすることなく、熱
酸化膜14a、14b上にN型エピタキシャル層16a
を側壁とする素子分離のためのトレンチ溝17a、17
bが自己整合的に形成される。このため、N型エピタキ
シャル層16を十分に厚く形成しても、このN型エピタ
キシャル層16の厚さに対応する十分に深い素子分離の
ためのトレンチ溝17a、17bを容易に形成すること
が可能になる。また、トレンチ溝17a、17bの大き
さは熱酸化膜14a、14bの面積によって決定される
ため、熱酸化膜14a、14bを所望の面積に制御し
て、微細なトレンチ溝17a、17bを容易に形成する
ことが可能になる。更に、N型エピタキシャル層16を
十分に厚くして、N+ 型コレクタ埋め込み層13とP型
ベース層19との距離W2を大きくすることも可能にな
る。従って、深く且つ微細なトレンチ溝による素子分離
とNPN型バイポーラトランジスタの高耐圧化とを両立
することができる。
【0066】また、熱酸化膜14a、14b上に素子分
離のためのトレンチ溝17a、17bを形成する際、同
一工程において、熱酸化膜15上にもコレクタ取り出し
のための深く且つ微細なトレンチ溝18も自己整合的に
形成されるため、その後、トレンチ溝18内の底面にN
+ 型コレクタ埋め込み層13を露出させ、このトレンチ
溝18内をタングステン層によって埋め込んでしまうこ
とにより、N+ 型コレクタ埋め込み層13に接続する深
く且つ微細なコレクタ取り出しプラグ兼電極23cを容
易に形成することが可能になる。従って、コレクタ取り
出しのためのトレンチ溝18を形成する工程を別途追加
することなく、NPN型バイポーラトランジスタの高性
能化を実現することができる。
【0067】更に、上記第1の実施形態の場合と同様
に、素子分離のためのトレンチ溝17a、17bを浅く
するためのP+ 型チャネルストップ層12a、12bを
上方拡散する高温長時間の熱処理やこの高温長時間の熱
処理に伴うP+ 型チャネルストップ層12a、12bの
不純物濃度の低下を補うための高濃度不純物の注入を必
要としなくなるため、またコレクタ取り出しのためのプ
ラグ層を深く形成するための高濃度不純物の注入と高温
長時間の拡散を必要としなくなるため、高温長時間の熱
処理による拡散炉の耐久性の劣化や、濃度不純物の注入
に起因する欠陥の発生や、高温長時間の熱処理に伴うN
+ 型コレクタ埋め込み層13とP型ベース層19との距
離W1の短縮化による耐圧低下を防止することができ
る。
【0068】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、P型シリコン基板11表面にNPN型バイポーラ
トランジスタを形成する場合について説明したが、半導
体基板上と絶縁膜上におけるエピタキシャル成長の選択
性又は結晶性の違いを利用し、フォトリソグラフィ工程
やRIE等を用いて単結晶エピタキシャル層をエッチン
グすることなく、深く且つ微細なトレンチ溝を自己整合
的に形成して素子分離を行う方法は、このNPN型バイ
ポーラトランジスタを形成する場合に限定されるもので
はなく、エピタキシャル層を使用した高耐圧の半導体装
置、例えばPNP型バイポーラトランジスタ、MOSト
ランジスタ、IGBT(Insulated GateBipolar Transi
stor )等における高耐圧部と低耐圧部との間をトレン
チ溝による素子分離を行う際に、特に有効に応用するこ
とができる。
【0069】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る半導体装置の製造方法によれば、次のような効果を奏
することができる。即ち、請求項1に係る半導体装置の
製造方法によれば、エピタキシャル層を形成する前に、
第1導電型の高濃度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成
しておき、第1導電型の半導体基板上と第1の絶縁膜上
におけるエピタキシャル成長の選択性を利用して、第1
の絶縁膜以外の半導体基板表面上に第2導電型のエピタ
キシャル層を選択的に成長させることにより、第1の絶
縁膜上には第2導電型のエピタキシャル層が成長せず、
結果として第2導電型のエピタキシャル層を側壁とする
溝を自己整合的に形成することができるため、第2導電
型のエピタキシャル層を十分に厚く形成しても、第1の
絶縁膜上に第2導電型のエピタキシャル層の厚さに対応
する十分に深い溝を容易に形成することが可能になる。
また、この溝の大きさは第1の絶縁膜の面積によって決
定され、溝の深さには依存しないため、第1の絶縁膜の
面積を小さくすることにより、深く且つ微細な溝を容易
に形成することが可能になる。従って、この溝を素子分
離用の溝とし、第1導電型の高濃度不純物領域をチャネ
ルストップ層とすると、深く且つ微細な素子分離用の溝
による素子分離を容易に実現することができる。
【0070】また、請求項2に係る半導体装置の製造方
法によれば、エピタキシャル層を形成する前に、第2導
電型の高濃度不純物埋め込み層上に絶縁膜を形成してお
き、第1導電型の半導体基板上と絶縁膜上におけるエピ
タキシャル成長の選択性を利用して、絶縁膜以外の半導
体基板表面上に第2導電型のエピタキシャル層を選択的
に成長させることにより、絶縁膜上には第2導電型のエ
ピタキシャル層が成長せず、結果として第2導電型のエ
ピタキシャル層を側壁とする溝を自己整合的に形成する
ことができるため、第2導電型のエピタキシャル層を十
分に厚く形成しても、絶縁膜上には第2導電型のエピタ
キシャル層の厚さに対応する十分に深い溝を容易に形成
することが可能になる。また、この溝の大きさは絶縁膜
の面積によって決定され、溝の深さには依存しないた
め、絶縁膜の面積を小さくすることにより、深く且つ微
細な溝を容易に形成することが可能になる。従って、こ
の溝内を導電性金属層によって埋め込んで取り出しプラ
グを形成すると、第2導電型の高濃度不純物埋め込み層
に接続する深く且つ微細な取り出しプラグによる素子の
高耐圧化を容易に実現することができる。
【0071】また、請求項3に係る半導体装置の製造方
法によれば、上記請求項1に係る半導体装置の製造方法
と上記請求項2に係る半導体装置の製造方法を組み合わ
せることにより、第2導電型のエピタキシャル層を十分
に厚く形成しても、第1及び第2の絶縁膜上に第2導電
型のエピタキシャル層の厚さに対応して十分に深く且つ
第1及び第2の絶縁膜の面積によって決定される微細な
第1及び第2の溝を容易に形成することが可能になる。
従って、第1の溝を素子分離用の溝とし、第1導電型の
高濃度不純物領域をチャネルストップ層とすると、深く
且つ微細な素子分離用の溝が容易に形成されると共に、
第2の溝内を導電性金属層によって埋め込んで取り出し
プラグを形成すると、第2導電型の高濃度不純物埋め込
み層に接続する深く且つ微細な取り出しプラグが容易に
形成されることになるため、深く且つ微細な素子分離用
の溝による素子分離と素子の高耐圧化とを容易に両立す
ることができる。
【0072】また、請求項4に係る半導体装置の製造方
法によれば、エピタキシャル層を形成する前に、第1導
電型の高濃度不純物領域上に第1の絶縁膜を形成してお
き、第1導電型の半導体基板上と第1の絶縁膜上におけ
るエピタキシャル成長の結晶性の違いを利用して、第1
の絶縁膜以外の第1導電型の半導体基板表面上には単結
晶層を形成し、第1の絶縁膜上には多結晶層を形成した
後、この第1の絶縁膜上の多結晶層を選択的にエッチン
グ除去することにより、単結晶層を側壁とする溝を自己
整合的に形成することができるため、第2導電型のエピ
タキシャル層を十分に厚く形成しても、第1の絶縁膜上
に第2導電型のエピタキシャル層の厚さに対応する十分
に深い溝を容易に形成することが可能になる。また、こ
の溝の大きさは第1の絶縁膜の面積によって決定され、
溝の深さには依存しないため、第1の絶縁膜の面積を小
さくすることにより、深く且つ微細な溝を容易に形成す
ることが可能になる。従って、この溝を素子分離用の溝
とし、第1導電型の高濃度不純物領域をチャネルストッ
プ層とすると、深く且つ微細な素子分離用の溝による素
子分離を容易に実現することができる。
【0073】また、請求項5に係る半導体装置の製造方
法によれば、エピタキシャル層を形成する前に、第2導
電型の高濃度不純物埋め込み層上に絶縁膜を形成してお
き、第1導電型の半導体基板上と絶縁膜上におけるエピ
タキシャル成長の結晶性の違いを利用して、絶縁膜以外
の第1導電型の半導体基板表面上には単結晶層を形成
し、絶縁膜上には多結晶層を形成した後、この絶縁膜上
の多結晶層を選択的にエッチング除去することにより、
単結晶層を側壁とする溝を自己整合的に形成することが
できるため、第2導電型のエピタキシャル層を十分に厚
く形成しても、絶縁膜上に第2導電型のエピタキシャル
層の厚さに対応する十分に深い溝を容易に形成すること
が可能になる。この溝の大きさは絶縁膜の面積によって
決定され、溝の深さには依存しないため、絶縁膜の面積
を小さくすることにより、深く且つ微細な溝を容易に形
成することが可能になる。従って、この溝内を導電性金
属層によって埋め込んで取り出しプラグを形成すると、
第2導電型の高濃度不純物埋め込み層に接続する深く且
つ微細な取り出しプラグによる素子の高耐圧化を容易に
実現することができる。
【0074】また、請求項6に係る半導体装置の製造方
法によれば、上記請求項4に係る半導体装置の製造方法
と上記請求項5に係る半導体装置の製造方法を組み合わ
せることにより、第2導電型のエピタキシャル層を十分
に厚く形成しても、第1及び第2の絶縁膜上には、第2
導電型のエピタキシャル層の厚さに対応して十分に深く
且つ第1及び第2の絶縁膜の面積によって決定される微
細な第1及び第2の溝を容易に形成することが可能にな
る。従って、第1の溝を素子分離用の溝とし、第1導電
型の高濃度不純物領域をチャネルストップ層とすると、
深く且つ微細な素子分離用の溝が容易に形成されると共
に、第2の溝内を導電性金属層によって埋め込んで取り
出しプラグを形成すると、第2導電型の高濃度不純物埋
め込み層に接続する深く且つ微細な取り出しプラグが容
易に形成されることになるため、深く且つ微細な素子分
離用の溝による素子分離と素子の高耐圧化とを容易に両
立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その1)である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その3)である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その4)である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その5)である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その6)である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その1)である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その2)である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイポ
ーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その3)である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイ
ポーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断
面図(その4)である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイ
ポーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断
面図(その5)である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るNPN型バイ
ポーラトランジスタの製造方法を説明するための工程断
面図(その6)である。
【図13】従来のNPN型バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その1)である。
【図14】従来のNPN型バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その2)である。
【図15】従来のNPN型バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その3)である。
【図16】従来のNPN型バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その4)である。
【図17】従来のNPN型バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その5)である。
【図18】従来のNPN型バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その6)である。
【符号の説明】
11…P型シリコン基板、12a、12b…P+ 型チャ
ネルストップ層、13…N+ 型コレクタ埋め込み層、1
4a、14b、15…熱酸化膜、16…単結晶シリコン
からなるN型エピタキシャル層、16a…単結晶シリコ
ンからなるN型エピタキシャル層、16b…多結晶シリ
コンからなるN型エピタキシャル層、17a、17b…
素子分離のためのトレンチ溝、18…コレクタ取り出し
のためのトレンチ溝、19…P型ベース層、20…N型
エミッタ層、21…CVD膜、22a、22b、22c
…コンタクト孔、23a…エミッタ電極a、23b…ベ
ース電極、23c…コレクタ取り出しプラグ兼電極、1
11…P型シリコン基板、112a、112b…P+
チャネルストップ層、113…N+ 型コレクタ埋め込み
層、114…N型エピタキシャル層、115…N+ 型コ
レクタ取り出しプラグ層、116…P型ベース層、11
7…N型エミッタ層、118a、118b…素子分離の
ためのトレンチ溝、119…CVD膜、120a、12
0b、120c…コンタクト孔、121a…エミッタ電
極a、121b…ベース電極、121c…コレクタ電
極。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板表面の素子分離
    領域に、第1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記第1導電型の高濃度不純物領域上に、第1の絶縁膜
    を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜以外の前記第1導電型の半導体基板表
    面上に、第2導電型のエピタキシャル層を選択的に成長
    させると共に、前記第1の絶縁膜上に、前記第2導電型
    のエピタキシャル層を側壁とする溝を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を底面とする前記溝内を、第2の絶縁
    膜によって埋め込む工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板表面に、第2導
    電型の高濃度不純物埋め込み層を形成する工程と、 前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み層上に、絶縁膜
    を形成する工程と、 前記絶縁膜以外の前記第1導電型の半導体基板表面上
    に、第2導電型のエピタキシャル層を選択的に成長させ
    ると共に、前記絶縁膜上に、前記第2導電型のエピタキ
    シャル層を側壁とする溝を形成する工程と、 前記溝の底面をなす前記絶縁膜をエッチング除去して、
    前記溝の底面に前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み
    層を露出させる工程と、 前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み層を底面とする
    前記溝内を、導電性金属層によって埋め込む工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板表面の素子分離
    領域に、第1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記第1導電型の半導体基板表面の素子領域に、第2導
    電型の高濃度不純物埋め込み層を形成する工程と、 前記第1導電型の高濃度不純物領域上に、第1の絶縁膜
    を形成すると共に、前記第2導電型の高濃度不純物埋め
    込み層上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1及び第2の絶縁膜以外の前記第1導電型の半導
    体基板表面上に、第2導電型のエピタキシャル層を選択
    的に成長させると共に、前記第1の絶縁膜上に、前記第
    2導電型のエピタキシャル層を側壁とする第1の溝を形
    成し、前記第2の絶縁膜上に、前記第2導電型のエピタ
    キシャル層を側壁とする第2の溝を形成する工程と、 前記第1及び第2の絶縁膜をそれぞれ底面とする前記第
    1及び第2の溝内を、第3の絶縁膜によって埋め込む工
    程と、 前記第2の溝の底面をなす前記第3及び第2の絶縁膜を
    エッチング除去して、前記第2の溝の底面に前記第2導
    電型の高濃度不純物埋め込み層を露出させる工程と、 前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み層を底面とする
    前記第2の溝内を、導電性金属層によって埋め込む工程
    と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板表面の素子分離
    領域に、第1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記第1導電型の高濃度不純物領域上に、第1の絶縁膜
    を形成する工程と、 前記第1導電型の半導体基板表面上に第2導電型のエピ
    タキシャル層を成長させて、前記第1の絶縁膜以外の前
    記第1導電型の半導体基板表面上に、単結晶層を形成す
    ると共に、前記第1の絶縁膜上に、多結晶層を形成する
    工程と、 前記第1の絶縁膜上の前記多結晶層を選択的にエッチン
    グ除去して、前記単結晶層を側壁とする溝を形成する工
    程と、 前記第1の絶縁膜を底面とする前記溝内を、第2の絶縁
    膜によって埋め込む工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1導電型の半導体基板表面に、第2導
    電型の高濃度不純物埋め込み層を形成する工程と、 前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み層上に、絶縁膜
    を形成する工程と、 前記第1導電型の半導体基板表面上に第2導電型のエピ
    タキシャル層を成長させて、前記絶縁膜以外の前記第1
    導電型の半導体基板表面上に、単結晶層を形成すると共
    に、前記絶縁膜上に、多結晶層を形成する工程と、 前記絶縁膜上の前記多結晶層を選択的にエッチング除去
    して、前記単結晶層を側壁とする溝を形成する工程と、 前記溝の底面をなす前記絶縁膜をエッチング除去して、
    前記溝の底面に前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み
    層を露出させる工程と、 前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み層を底面とする
    前記溝内を、導電性金属層によって埋め込む工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1導電型の半導体基板表面の素子分離
    領域に、第1導電型の高濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記第1導電型の半導体基板表面の素子領域に、第2導
    電型の高濃度不純物埋め込み層を形成する工程と、 前記第1導電型の高濃度不純物領域上に、第1の絶縁膜
    を形成すると共に、前記第2導電型の高濃度不純物埋め
    込み層上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1導電型の半導体基板表面上に第2導電型のエピ
    タキシャル層を成長させて、前記第1及び第2の絶縁膜
    以外の前記第1導電型の半導体基板表面上に、単結晶層
    を形成すると共に、前記第1及び第2の絶縁膜上に、多
    結晶層を形成する工程と、 前記第1及び第2の絶縁膜上の前記多結晶層を選択的に
    エッチング除去して、前記単結晶層を側壁とする第1及
    び第2の溝をそれぞれ形成する工程と、 前記第1及び第2の絶縁膜をそれぞれ底面とする前記第
    1及び第2の溝内を、第3の絶縁膜によって埋め込む工
    程と、 前記第2の溝の底面をなす前記第3及び第2の絶縁膜を
    エッチング除去して、前記第2の溝の底面に前記第2導
    電型の高濃度不純物埋め込み層を露出させる工程と、 前記第2導電型の高濃度不純物埋め込み層を底面とする
    前記第2の溝内を、導電性金属層によって埋め込む工程
    と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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