JPH1197364A - 反応炉 - Google Patents

反応炉

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Publication number
JPH1197364A
JPH1197364A JP27643597A JP27643597A JPH1197364A JP H1197364 A JPH1197364 A JP H1197364A JP 27643597 A JP27643597 A JP 27643597A JP 27643597 A JP27643597 A JP 27643597A JP H1197364 A JPH1197364 A JP H1197364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction tube
cooling water
inlet adapter
fixing ring
heater base
Prior art date
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Pending
Application number
JP27643597A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuatsu Kasashima
信篤 笠島
Kazuhiro Morimitsu
和広 盛満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP27643597A priority Critical patent/JPH1197364A/ja
Publication of JPH1197364A publication Critical patent/JPH1197364A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒータベースの熱応力による歪の発生を防止
し、構成部品数の減少の図れる反応炉を提供する。 【解決手段】反応管2の下端をインレットアダプタ5と
固定リング33により挾持し、該固定リングをヒータベ
ース17に固着し、該固定リングの内部に冷却水路36
を設け、該冷却水路の冷却水により前記ヒータベースが
冷却され、前記反応管とインレットアダプタの間が気密
に保たれると共に前記インレットアダプタの下端開口面
が水平に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造に於いて
拡散、化学気相成長を行う為の反応炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程には拡散、化学気相成長
工程等の処理があり、斯かる処理を行う装置として縦型
反応炉がある。
【0003】図2により従来の縦型反応炉を説明する。
【0004】有天筒状のヒータ1の内部には上端が閉塞
し、下端が開放された筒状の外部反応管2が配設され、
該外部反応管2の内部には、上端が開放された筒状の内
部反応管3が同心に配設されている。
【0005】前記外部反応管2は下端に外鍔状のフラン
ジ部4を有し、インレットアダプタ5の上端に立設され
ている。前記フランジ部4は該フランジ部4の外周端と
上端を覆うフランジカバー6と、前記インレットアダプ
タ5とにより挾持され、前記外部反応管2と前記インレ
ットアダプタ5の間はOリング7が介在し気密となって
いる。
【0006】前記フランジカバー6の内部には断面が矩
形で環状の冷却水路8が前記外部反応管2と同心で全周
に亘り形成され、前記冷却水路8には図示しない冷却水
供給管及び冷却水排出管が接続されている。
【0007】前記インレットアダプタ5の内面には内鍔
9が形成され外面にはブロック受け10が水平に突設さ
れている。前記内部反応管3は前記内鍔9の内側に固着
されたシールフランジ11上に反応管受け12を介在さ
せて立設され、前記内部反応管3により反応室13が画
成されると共に前記外部反応管2と前記内部反応管3と
の間には下端が閉塞された円筒状の空間14が形成され
る。前記インレットアダプタ5には前記空間14に連通
する排気口15が設けられると共に前記内部反応管3の
下方に連通する反応ガス導入ポート(図示せず)が設け
られている。
【0008】前記ブロック受け10は固定ブロック16
を介在させて、ヒータベース17下面側に固着されると
共に支柱18に支持され、前記ヒータ1は前記ヒータベ
ース17上に立設されている。
【0009】前記インレットアダプタ5の下端開口はシ
ールキャップ19で気密に閉塞される様になっており、
前記シールキャップ19は図示しないボートエレベータ
に水平に設けられた昇降ベース20に設けられている。
【0010】前記シールキャップ19には円周所要等分
した位置に、前記昇降ベース20を貫通するガイドピン
21が下方に向け植設され、該ガイドピン21に嵌設さ
れたスプリング22により前記シールキャップ19は前
記昇降ベース20から離反する方向に付勢されている。
【0011】該昇降ベース20の中央には上方に向けサ
ポートフランジ23が立設され、該サポートフランジ2
3は前記シールキャップ19を遊貫し、前記サポートフ
ランジ23の貫通箇所はべローズ24により気密にシー
ルされている。前記サポートフランジ23の上端部には
キャップ受け25が嵌着され、該キャップ受け25はボ
ートキャップ26の底板を構成し、該ボートキャップ2
6に図示しないボートが立設されている。該ボートには
ウェーハ(図示せず)が水平姿勢で多段に装填される様
になっている。
【0012】該ウェーハは前記ボート(図示せず)に装
填された状態で前記内部反応管3に装入される。前記シ
ールキャップ19が前記昇降ベース20と共に上昇し、
先ず前記シールキャップ19が前記インレットアダプタ
5下端に当接し、更に前記昇降ベース20が若干上昇す
る。前記スプリング22が撓み、該スプリング22の反
発力により前記シールキャップ19と前記インレットア
ダプタ5間で所要の接触圧が生じて、両者間がシールさ
れる。前記昇降ベース20に固着された前記サポートフ
ランジ23、ボートキャップ26は前記シールキャップ
19に対して相対変位を生じるが、該変位は前記ベロー
ズ24により吸収され、前記サポートフランジ23の貫
通部は気密に維持される。
【0013】前記外部反応管2、内部反応管3内は前記
ヒータ1により所定の温度に加熱されており、前記反応
ガス導入ポート(図示せず)より反応ガスが導入され、
該反応ガスは前記内部反応管3内を上昇し、前記外部反
応管2の上端で折返し、前記空間14を降下して前記排
気口15より排気される。前記反応ガスの上昇の過程
で、反応ガスが前記ウェーハ(図示せず)に接触し、該
ウェーハの表面に反応生成物の堆積等の処理が行われ
る。
【0014】上記処理中、前記冷却水路8内には前記冷
却水供給管(図示せず)より冷却水が供給され、前記O
リング7は冷却され、該Oリング7の焼損、劣化を防止
する。又、加熱された前記外部反応管2、内部反応管3
から前記ヒータベース17へは前記インレットアダプタ
5、ブロック受け10、固定ブロック16を介して熱移
動がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の反応炉
では、該ヒータベース17に熱応力が発生し、熱応力が
大きくなると、該ヒータベース17に歪が生じることが
ある。この場合、該ヒータベース17に前記固定ブロッ
ク16及びブロック受け10を介して固着されている前
記インレットアダプタ5は、前記ヒータベース17の歪
に対応して傾斜し、該インレットアダプタ5の下端開口
面が水平でなくなるが、前記昇降ベース20は前記ボー
トーエレベータ(図示せず)に水平に設けられている
為、前記インレットアダプタ5の下端開口を気密に閉塞
するには、前記シールキャップ19の傾きを吸収するべ
ローズが必要となる。
【0016】従って、構成部品数が多くなり、製作に手
間が掛かり、製作費の低減化を図ることができないとい
う問題があった。
【0017】本発明は斯かる実情に鑑み、ヒータベース
の熱応力による歪の発生を防止し、構成部品数の減少の
図れる反応炉を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応管の下端
をインレットアダプタと固定リングにより挾持し、該固
定リングをヒータベースに固着し、該固定リングの内部
に冷却水路を設けた反応炉に係り、前記冷却水路内の冷
却水により前記ヒータベースが冷却され、前記反応管と
インレットアダプタの間が気密に保たれると共に前記イ
ンレットアダプタの下端開口面が水平に維持されるもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0020】尚、図1中、図2中で示したものと同等の
ものには同符号を付し説明は省略する。
【0021】ヒータ1はヒータベース17に立設され
る。前記ヒータ1の内部に配設された外部反応管2はイ
ンレットアダプタ5の上端に立設されている。該インレ
ットアダプタ5の内面に形成された内鍔9の内側には反
応管受け37が固着され、該反応管受け37に内部反応
管3が立設されている。
【0022】前記インレットアダプタ5の上端部31は
外鍔状を成し、該上端部31の外周端に環状の固定リン
グ受け32が突設されている。該固定リング受け32の
外周部上面には環状の固定リング33が固着され、外部
反応管2、内部反応管3、固定リング33はインレット
アダプタ5にそれぞれ取付けられ一体化する。
【0023】前記固定リング33は前記固定リング受け
32に固着される外周部34と該外周部34の肉厚より
薄い肉厚の内周部35で形成され、前記外周部34の上
面と前記内周部35の上面は同一面を形成している。該
内周部35はフランジ部4の上面に重合し、該フランジ
部4は前記インレットアダプタ5と前記内周部35によ
り挾持され、前記フランジ部4と前記インレットアダプ
タ5の間はOリング7を介在し気密としている。
【0024】前記内周部35の内部には断面が横長の長
方形で環状の冷却水路36が前記内周部35の全周に亘
り形成され、該冷却水路36には図示しない冷却水供給
管及び冷却水排出管が接続されている。
【0025】前記固定リング33はヒータベース17の
下面に固着されると共に支柱18に支持されヒータベー
ス17を貫通する外部反応管2、内部反応管3は固定リ
ング33を介してヒータベース17に取付けられる。
【0026】前記インレットアダプタ5の下面開口はシ
ールキャップ19で気密に閉塞される様になっており、
該シールキャップ19は図示しないボートーエレベータ
に水平に設けられた昇降ベース20に設けられている。
【0027】前記シ−ルキャップ19には前記昇降ベー
ス20を貫通するガイドピン21が植設されスプリング
22により、前記シールキャップ19と昇降ベース20
が離反する方向に付勢されている。
【0028】前記昇降ベース20の中央には上方に向け
サポートフランジ38が固着され、該サポートフランジ
38の上端部にはキャップ受け25が嵌着され、該キャ
ップ受け25はボートキャップ26の底板を構成してい
る。
【0029】ウェーハ(図示せず)はボート(図示せ
ず)に装填された状態で前記内部反応管3に装入され
る。前記外部反応管2、内部反応管3内は前記ヒータ1
により所定の温度に加熱され、前記ウェーハ(図示せ
ず)の表面に反応生成物の堆積等の処理が行われる。
【0030】上記処理中、前記冷却水路36内には前記
冷却水供給管(図示せず)より冷却水が供給され、前記
Oリング7が冷却されると共に前記ヒータベース17が
冷却される。従って、前記Oリング7の焼損、劣化を防
止すると共に加熱された前記外部反応管2、内部反応管
3から前記ヒータベース17への熱移動により該ヒータ
ベース17が加熱され、熱応力による歪が生じるのを防
止する。而して、前記インレットアダプタ5の下端開口
面は水平状態を維持し、該インレットアダプタ5の下端
開口は前記シールキャップ19の傾動変位がなくとも気
密に閉塞された状態を維持する。
【0031】尚、上記実施の形態に於いては、縦型反応
炉について説明したが、横型反応炉に使用してもよい。
又、前記内部反応管3のない単管構造の縦型炉にも実施
可能であることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、インレ
ットアダプタを取付ける為の固定リングによりヒータベ
ースを冷却する様にしたことでヒータベースの歪の発生
を防止し、インレットアダプタの下端開口面を常に水平
に維持できるのでインレットアダプタの傾きを吸収する
為の構成を必要とせず、構成部品数及び加工工数の低減
化が図れ、製作費の低減化を図ることが可能となる等の
優れた種々の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】 2 外部反応管 3 内部反応管 5 インレットアダプタ 7 Oリング 17 ヒータベース 19 シールキャップ 24 ベローズ 33 固定リング 36 冷却水路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応管の下端をインレットアダプタと固
    定リングにより挾持し、該固定リングをヒータベースに
    固着し、該固定リングの内部に冷却水路を設けたことを
    特徴とする反応炉。
JP27643597A 1997-09-24 1997-09-24 反応炉 Pending JPH1197364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27643597A JPH1197364A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 反応炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27643597A JPH1197364A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 反応炉

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JPH1197364A true JPH1197364A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17569390

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27643597A Pending JPH1197364A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 反応炉

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