JPH1167678A - 縦型炉 - Google Patents

縦型炉

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Publication number
JPH1167678A
JPH1167678A JP23885297A JP23885297A JPH1167678A JP H1167678 A JPH1167678 A JP H1167678A JP 23885297 A JP23885297 A JP 23885297A JP 23885297 A JP23885297 A JP 23885297A JP H1167678 A JPH1167678 A JP H1167678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boat
bellows
base
cap
seal cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP23885297A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuatsu Kasashima
信篤 笠島
Kazuhiro Morimitsu
和広 盛満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH1167678A publication Critical patent/JPH1167678A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】べローズの小口径化により製作費の低減化を図
り、又、反応管が傾いてもウェーハを水平に保持可能な
縦型炉を提供する。 【解決手段】被処理基板を水平姿勢で多段に保持するボ
ートをボートエレベータにより下方から反応室26へ装
入、引出し、前記ボートを支持する炉口蓋30により前
記反応室下端開口を閉塞する縦型炉に於いて、前記炉口
蓋が、通孔39を穿設したシールキャップ33と、該シ
ールキャップの下方に位置するベース31と、該ベース
と前記シールキャップとの間に設けられ前記通孔を閉塞
するべローズ32とを有し、前記ボートが前記べースに
立設され前記通孔を貫通する連結棒34を介して支持さ
れる様構成し、前記反応室の下端開口部を気密に閉塞
し、前記キャップ受け上の前記ボートに被処理基板を水
平姿勢で保持した状態で該被処理基板に各種処理を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置に設
けられる縦型炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程にはウェーハ等被処理基
板に薄膜を生成し、或は不純物の拡散等の処理をする工
程があり、斯かる処理をする装置の1つに縦型炉があ
る。
【0003】以下、図2に於いて従来の縦型炉を説明す
る。
【0004】反応管1の天板中央部にはガス供給孔2が
設けられ、下端にはOリング3を介して下部マニホール
ド4が設けられ、該下部マニホールド4は排気管5を介
して図示しない排気装置に接続されている。該下部マニ
ホールド4の下端には伸縮性を有する壁、例えばべロー
ズ6が設けられ、該べローズ6の下端開口はキャップ7
によりOリング8を介して気密に閉塞可能であり、前記
キャップ7は支持アーム9に固定され、該支持アーム9
はガイド棒10を上下に摺動可能となっている。
【0005】ウェーハ11を水平姿勢で多段に装填した
ボート12を前記キャップ7上に載置する。前記支持ア
ーム9を前記ガイド棒10に沿って上昇させ、前記反応
管1の下方より前記ボート12を装入する。前記キャッ
プ7が前記Oリング8を介して前記べローズ6に当接
し、更に前記キャップ7が上昇することで前記べローズ
6が撓み、該べローズ6の反発力により該べローズ6と
前記キャップ7との間に所要の接触圧が確保され、前記
べローズ6の下端開口は気密に閉塞される。
【0006】前記反応管1内を加熱しつつ前記ガス供給
孔2から反応ガスを供給し、反応ガスを分解させて前記
ウェーハ11表面に成膜する等所定の処理を施し、反応
後のガスは前記排気管5より排気される。
【0007】処理完了後、前記支持アーム9を前記ガイ
ド棒10に沿って下降させる。前記キャップ7は水平に
前記支持アーム9に固定されている為、処理済みの前記
ウェーハ11は水平に保持された状態で引出される。
【0008】次に、図3に於いて従来の他の縦型炉を説
明する。尚、図3中、図2と同等のものには同符号を付
し、説明は省略する。
【0009】下部マニホールド4の下端開口はキャップ
13によりOリング14を介して気密に閉塞可能となっ
ている。前記キャップ13は上層板15と下層板16に
より二層構造を成し、前記上層板15と前記下層板16
は中心部同士が自由接手17を有する連結棒18で互い
に連結されると共に外周部同士が多数のバネ19で互い
に連結され、前記上層板15と前記下層板16は平行に
保たれている。前記下層板16は支持アーム9に水平に
固定され、該支持アーム9はガイド棒10を上下に摺動
可能となっている。前記ボート12は前記キャップ13
に乗載される。
【0010】前記支持アーム9を前記ガイド棒10に沿
って上昇させ、前記反応管1の下方より前記ウェーハ1
1を水平姿勢で多段に装填した前記ボート12を装入す
る。前記上層板15を前記Oリング14を介して前記下
部マニホールド4の下端に当接し、更に、前記連結棒1
8を介して前記上層板15を上方へ押圧し、前記下部マ
ニホールド4の下端開口を気密に閉塞する。
【0011】処理完了後、前記キャップ13を降下させ
て前記下部マニホールド4の下端開口を開放する。前記
上層板15の一部が前記Oリング14と接着すると前記
上層板15が前記Oリング14より離反する際、前記上
層板15を傾斜させようとする力が作用する。前記上層
板15が傾こうとしても、前記連結棒18を中心として
対向する前記バネ19の一方が延び、他方が圧縮される
為、前記上層板15の前記下層板16に対する傾きは規
制される。前記下層板16は前記支持アーム9に水平に
固定されている為、前記上層板15は前記下層板16に
倣い傾きが抑止され水平姿勢を保持した状態で下降し、
処理済みの前記ウェーハ11が引出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の縦型炉
では、下部マニホールドの下端に直接ベローズが接続さ
れており、べローズの口径を下部マニホールドの口径に
合わせる必要がある為、大口径のべローズを必要とし製
作費が高くなる。又、べローズの撓み量を規制する構造
を有していない為、必要以上に大きな力がべローズに作
用する虞れがあり、べローズの早期劣化の原因となる。
【0013】一方、上記した従来の他の縦型炉では、反
応管自体が傾いていると下部マニホールドの下端のシー
ル面に沿って上層板が傾く。その結果、ボートが傾斜し
てウェーハが落下し破損する。更に、前記シール面に均
等に力が作用せず、気密性を充分に維持できない虞れが
ある。
【0014】本発明は斯かる実情に鑑み、べローズの小
口径化により製作費の低減化を図り、又、反応管が傾い
てもウェーハを水平に保持可能な縦型炉を提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理基板を
水平姿勢で多段に保持するボートをボートエレベータに
より下方から反応室へ装入、引出し、前記ボートを支持
する炉口蓋により前記反応室下端開口を閉塞する縦型炉
に於いて、前記炉口蓋が、通孔を穿設したシールキャッ
プと、該シールキャップの下方に位置するベースと、該
ベースと前記シールキャップとの間に設けられ前記通孔
を閉塞するべローズとを有し、前記ボートが前記べース
に立設され前記通孔を貫通する連結棒を介して支持され
る縦型炉に係り、又、前記連結棒にキャップ受けが取付
けられ、該キャップ受けを介してボートが支持され、前
記ベースが前記シールキャップに当接することで前記べ
ローズの圧縮量が制限され、前記キャップ受けが前記シ
ールキャップに当接することで前記べローズの伸び量が
制限される縦型炉に係り、更に、前記シールキャップが
中央部に前記べローズの一部を収納するシリンダ部を有
する縦型炉に係り、前記反応室下端開口を気密に閉塞
し、前記キャップ受け上の前記ボートに被処理基板を水
平姿勢で保持した状態で該被処理基板に各種処理を施
す。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0017】ヒータベース20上に立設された有天筒状
のヒータ21の内部には、上端が閉塞し、下端が開放さ
れた筒状のアウターチューブ22が同心に配設され、該
アウターチューブ22の内部には上端が開放された筒状
のインナーチューブ23が同心に配設されている。
【0018】前記ヒータベース20の下側にインレット
アダプタ24が取付けられ、該インレットアダプタ24
の上端に前記アウターチューブ22が立設されている。
前記インナーチューブ23は前記インレットアダプタ2
4の内面に形成された内鍔25に立設され、前記インナ
ーチューブ23及び前記インレットアダプタ24の一部
によって反応室26が画成されると共に前記アウターチ
ューブ22と前記インナーチューブ23との間には下端
が閉塞された円筒状の空間27が形成される。
【0019】前記インレットアダプタ24の前記内鍔2
5より下方の位置にガス供給孔28が貫通され、又、前
記空間27の下端に連通する様、排気孔29が貫通され
ている。
【0020】前記インレットアダプタ24の下側には該
インレットアダプタ24の下端開口を閉塞可能な炉口蓋
30が設けられ、該炉口蓋30はベース31、べローズ
32、シールキャップ33、連結棒34、キャップ受け
35で構成されている。
【0021】前記ベース31は円板状を成し、図示しな
いボートエレベータに水平に支持され、昇降可能となっ
ている。前記ベース31上に複数本の前記連結棒34が
立設されると共に該連結棒34を囲繞する前記べローズ
32が前記ベース31上面に接続されている。前記連結
棒34の上端は円板状の前記キャップ受け35に固着さ
れ、該キャップ受け35は前記連結棒34を介して前記
ベース31と一体化され、該ベース31と平行になって
いる。前記キャップ受け35にはボートキャップ36を
介して図示しないボートが立設され、該ボートには処理
されるウェーハ(図示せず)が水平姿勢で多段に装填さ
れる様になっている。
【0022】前記シールキャップ33は円環板状のフラ
ンジ部37と略円筒形状のシリンダ部38で構成され、
断面が略凸字状で中央に通孔39が穿設された形状とな
っている。前記フランジ部37は前記インレットアダプ
タ24の下端に密着可能である。
【0023】前記シリンダ部38は前記通孔39に臨接
する内フランジ部40を有し、該内フランジ部40と前
記ベース31との間に前記ベローズ32が固着されてい
る。而して、該べローズ32の撓み量は前記フランジ部
37の下面と前記ベース31の上面との離隔距離の範囲
内に制限される。
【0024】前記ウェーハ(図示せず)が水平姿勢で装
填されたボート(図示せず)を前記ベース31を介し前
記ボートエレベータ(図示せず)により上昇させる。前
記シールキャップ33は前記ベース31と共に上昇し、
先ず前記フランジ部37が前記インレットアダプタ24
下端に当接する。更に、前記ベース31が上昇すると、
前記内フランジ部40と前記ベース31間の距離が接近
して前記べローズ32が撓み、該べローズ32の反発力
により前記インレットアダプタ24と前記シールキャッ
プ33間で所要の接触圧が生じ、両者間はシールされ
る。前記シールキャップ33は前記べローズ32の弾性
により前記ベース31に対し自在に傾動可能であるの
で、前記ベース31と前記インレットアダプタ24下端
面が平行でなくても、前記シールキャップ33は前記イ
ンレットアダプタ24に支障なく密着する。従って、縦
型炉が傾くことにより前記インレットアダプタ24の下
端が傾き、更に前記シールキャップ33が傾いたとして
も、該シールキャップ33の傾動は前記べローズ32の
変形によって吸収され前記ベース31の水平、即ち前記
ボート(図示せず)の直立に影響を与えることがない。
【0025】前記炉口蓋30により前記インレットアダ
プタ24下端開口が閉塞された後、前記反応室26は前
記ヒータ21により所定の温度に加熱され、前記ガス供
給孔28を介して反応ガスが供給される。該反応ガスが
前記ウェーハ表面に沿って流れ、該ウェーハ表面に反応
生成物の堆積等が行われると共に前記反応室26内は前
記排気孔29を介して排気される。
【0026】尚、上記実施の形態では、前記シールキャ
ップ33に前記シリンダ部38を形成し、該シリンダ部
38に前記べローズ32の一部を収納する様な構成とし
たが、前記シリンダ部38を省略し前記ベース31の形
状を有底円筒状とし、該ベース31と前記フランジ部3
7との間に前記べローズ32を設けてもよい。又、前記
ベース31は複数本の前記連結棒34を介して前記キャ
ップ受け35と一体化されているが、中心部同士を軸で
連結する等他の連結手段により一体化されてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、ボート
は水平に支持されたベースに乗載されているので、反応
室の傾きに拘らず垂直姿勢が保証され、又、ベースとシ
ールキャップ間をシールするべローズはインレットアダ
プタに口径を合わせる必要がない為、べローズの小口径
化が図れ、製作費の低減化が図れる。更に、べローズの
撓み量はシールキャップのフランジ部の下面とベースの
上面との離隔距離を適宜選択することにより所要範囲内
に制限できる為、必要以上の大きな力がべローズやシー
ル面に作用するのを防止することができ、べローズやシ
ール材の耐久性の向上を図ることが可能となる等の種々
の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
24 インレットアダプタ 30 炉口蓋 31 ベース 32 べローズ 33 シールキャップ 34 連結棒 35 キャップ受け 37 フランジ部 38 シリンダ部 39 通孔 40 内フランジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を水平姿勢で多段に保持する
    ボートをボートエレベータにより下方から反応室へ装
    入、引出し、前記ボートを支持する炉口蓋により前記反
    応室下端開口を閉塞する縦型炉に於いて、前記炉口蓋
    が、通孔を穿設したシールキャップと、該シールキャッ
    プの下方に位置するベースと、該ベースと前記シールキ
    ャップとの間に設けられ前記通孔を閉塞するべローズと
    を有し、前記ボートが前記べースに立設され前記通孔を
    貫通する連結棒を介して支持されることを特徴とする縦
    型炉。
  2. 【請求項2】 前記連結棒にキャップ受けが取付けら
    れ、該キャップ受けを介してボートが支持され、前記ベ
    ースが前記シールキャップに当接することで前記べロー
    ズの圧縮量が制限され、前記キャップ受けが前記シール
    キャップに当接することで前記べローズの伸び量が制限
    される請求項1の縦型炉。
  3. 【請求項3】 前記シールキャップが中央部に前記べロ
    ーズの一部を収納するシリンダ部を有する請求項1の縦
    型炉。
JP23885297A 1997-08-20 1997-08-20 縦型炉 Pending JPH1167678A (ja)

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JP23885297A JPH1167678A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 縦型炉

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JP23885297A JPH1167678A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 縦型炉

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JPH1167678A true JPH1167678A (ja) 1999-03-09

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ID=17036229

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JP23885297A Pending JPH1167678A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 縦型炉

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431450B1 (ko) * 1999-12-29 2004-05-14 주식회사 포스코 광휘소둔로의 머플 결합부 실링장치
CN113597666A (zh) * 2019-03-19 2021-11-02 株式会社国际电气 半导体装置的制造方法、基板处理装置和存储介质

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KR100431450B1 (ko) * 1999-12-29 2004-05-14 주식회사 포스코 광휘소둔로의 머플 결합부 실링장치
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