JPH1197131A - 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法 - Google Patents

2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法

Info

Publication number
JPH1197131A
JPH1197131A JP25729497A JP25729497A JPH1197131A JP H1197131 A JPH1197131 A JP H1197131A JP 25729497 A JP25729497 A JP 25729497A JP 25729497 A JP25729497 A JP 25729497A JP H1197131 A JPH1197131 A JP H1197131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
bulb
electric wire
lamp
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25729497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3543567B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Hamashima
由彦 濱島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP25729497A priority Critical patent/JP3543567B2/ja
Publication of JPH1197131A publication Critical patent/JPH1197131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543567B2 publication Critical patent/JP3543567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connecting Device With Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2以上のバルブのそれぞれを簡単な工程で電
線と接続し、組み付けのリードタイムを短縮する。 【解決手段】 バルブがそれぞれ挿入されて装着される
バルブ取付穴16が複数形成されたランプハウジング1
1と、バルブ取付穴16に周囲に設けられ電線13を浮
き上がり状に支持する電線支持突起20と、バルブの外
部電極と接続される電極部18及び電線支持突起20に
支持された電線13の芯線露出部28に加締められる加
締め部24を有し、バルブ取付穴16の周囲に取り付け
られるコンタクト12とを備える。電線13に加締め部
24を簡単に加締めることができ、コンタクト12を介
してバルブと電線13とを接続できるため、工程が簡単
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光するバルブを
2以上備えることにより自動車等に取り付けられる灯具
及び灯具へのバルブの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロント側には、フォグラン
プ、フロントシグナルランプ、コーナリングランプなど
の複数のランプが取り付けられ、リヤ側にもリヤターン
シグナルランプ、リバースランプ、ストップ/テールラ
ンプなどの複数のランプが取り付けられている。又、こ
れらの複数のランプをユニット化し、ユニット化した灯
具を自動車に取り付けることによって取付スペースの縮
小化、取り付け作業の効率化及び簡素化がなされてい
る。このようなユニット化された灯具はそれぞれのラン
プの作用を行うため、2以上のバルブがランプハウジン
グに装着される構造となっている。
【0003】図9は、2以上のバルブを有した従来の灯
具1を示し、ランプハウジング2の正面にレンズ3が被
せられることによって正面側が封鎖されている。ランプ
ハウジング2の背面には、バルブ4を個々に収容するた
めの収容部5が膨出されている。それぞれの収容部5に
は、バルブ取付穴6が形成されており、バルブ取付穴6
にバルブ4を挿入し、該バルブ4を支持してなるバルブ
ソケット4aを回転させることによって各収容部5にバ
ルブ4が取り付けられる。
【0004】バルブ4は、車載のバッテリー(図示省
略)から電力が供給されることによって発光し、フォグ
ランプ、フロントシグナルランプ等のそれぞれのランプ
の作用を行う。この給電を行うため、被覆電線((ワイ
ヤハーネス)以下、電線と記載する。)7がランプハウ
ジング2の背面側に配索され、それぞれの電線7とバル
ブ4とが接続されている。符号8は、バッテリーからの
メインハーネス(図示省略)と電線7との接続を行うた
めのコネクタである。
【0005】図10は、それぞれの電線7の端末部分を
示し、電線7を被覆した非導電性の被覆部7aを皮剥き
する、所謂被覆部7aを除去させることによって導電性
の芯線7bを露出させ、この芯線7bの先端に端子金具
9を加締め、ロウ付け等によって取り付ける構造となっ
ている。そして、端子金具9を対応したバルブ4のソケ
ット4aの裏側から圧入してバルブ4内部の電極(図示
省略)と接続し、その後、バルブ4をバルブ取付穴6に
挿入することにより、ユニット化した灯具1としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の灯具1
では、ランプハウジング2に取り付けられた2以上のバ
ルブ4のそれぞれに電線7を接続する場合、電線7を皮
剥きして芯線7bに端子金具9を取り付ける作業と、端
子金具9を対応したバルブ4に取り付ける作業と、バル
ブ4をランプハウジング2に取り付ける作業とが必要で
あり、作業工程が多く、リードタイムが長くなってい
る。しかも、これらの作業を自動化することができず、
迅速に組み付けることができないと共に、多くの人手を
必要としている。さらには、電線7の誤配線が起こるお
それがあり、かかる誤配線の修復作業を考慮に入れて工
程管理を行わなければならず、作業効率の改善が求めら
れている。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、2以上のバルブを有する場合
においても、作業工程を簡素化してリードタイムを短縮
でき、自動化も可能な構造の灯具を提供することを目的
とする。又、本発明は、この灯具に適用することができ
るバルブの取付方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の灯具は、バルブがそれぞれ挿入さ
れて装着されるバルブ取付穴が複数形成されたランプハ
ウジングと、前記バルブ取付穴に周囲に設けられ被覆電
線を浮き上がり状に支持する電線支持突起と、バルブの
外部電極と接続される電極部及び前記電線支持突起に支
持された被覆電線の芯線露出部に加締められる加締め部
を有し且つ前記バルブ取付穴の周囲に取り付けられるコ
ンタクトとを備えていることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記電線支持突起は、芯線露出部の両側の絶縁
被覆部を支持することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、バルブがそれぞれ挿入
されて装着されるバルブ取付穴が複数形成されたランプ
ハウジングと、バルブの外部電極と接続される電極部及
び皮剥きされた被覆電線の芯線露出部に加締められる加
締め部を有し且つ前記バルブ取付穴の周囲に取り付けら
れるコンタクトとを備え、前記被覆電線の芯線露出部が
上方から加締め部に接触して加締められることを特徴と
する。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記加締め部は、被覆電線の長さ方向に沿って
一対に設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1又は3記載の
発明であって、前記ランプハウジングは、バルブ取付穴
周囲で立設するコンタクト支持突起を有し、前記コンタ
クトは、コンタクト支持突起に挿入される挿入片部を有
しており、この挿入片部の両側に前記電極部及び加締め
部が設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項5記載の発明で
あって、前記挿入片部は、コンタクト支持突起に係合す
る係止爪を有していることを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記ランプハウジングは、バルブ取付穴周囲で
立設するコンタクト支持突起及びコンタクト支持突起の
外側で立設するコンタクト保持突起を有し、前記コンタ
クトは、コンタクト支持突起に挿入される挿入片部及び
コンタクト保持突起に挿入される挿入脚部を有している
ことを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項7記載の発明で
あって、前記挿入片部及び挿入脚部は、コンタクト支持
突起及びコンタクト保持突起に係合する係止爪をそれぞ
れ有していることを特徴とする。
【0016】請求項9の発明の方法は、皮剥きによって
被覆電線から芯線を露出させる行程と、この被覆電線を
ランプハウジングの電線支持突起に支持させることによ
りランプハウジングのバルブ取付穴周囲に被覆電線を浮
き上がり状に支持する行程と、バルブ取付穴の周囲にコ
ンタクトを取り付け、コンタクトの加締め部を被覆電線
の芯線露出部に加締める工程と、バルブをバルブ取付穴
に装着してコンタクトの電極部とバルブの外部電極とを
接続する工程とを備えていることを特徴とする。
【0017】請求項10の発明の方法は、皮剥きによっ
て被覆電線から芯線を露出させる行程と、ランプハウジ
ングのバルブ取付穴の周囲にコンタクトを取り付ける工
程と、コンタクトの加締め部に対し被覆電線の芯線露出
部を上方から接触させて加締める工程と、バルブをバル
ブ取付穴に装着してコンタクトの電極部とバルブの外部
電極とを接続する工程とを備えていることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明の一実施形
態の灯具10を示す。灯具10は、図1及び図4に示す
ように、ランプハウジング11と、コンタクト12と、
被覆電線13((ワイヤハーネス)、以下、電線13と
記載する。)と、複数個(図示する形態では4個)のバ
ルブ14とを備えている。
【0019】ランプハウジング11は、図4に示すよう
に車体の外形に沿った形状となるように絶縁性樹脂によ
って形成されている。ランプハウジング11の背面に
は、バルブ収容部15が膨出状に形成されており、それ
ぞれのバルブ収容部15にバルブ取付穴16が形成され
ている。
【0020】それぞれのバルブ取付穴16は、ランプハ
ウジング11の背面よりも段状に高くなっている取付筒
部17の中央部分に開口されており、このバルブ取付穴
16にバルブ14が挿入されることによってバルブ14
がランプハウジング11に装着される。又、取付筒部1
7の外端面には、後述するコンタクト12の電極部18
が嵌め込まれる電極受け座19が段状に低くなるように
形成されている。
【0021】この実施形態では、1つのバルブ14に対
してプラス極及びマイナス極となる2つのコンタクト1
2が左右から接続されるものであり、このため、電極受
け座19、後述する電線支持突起20及びコンタクト支
持突起21が接続されるコンタクト12の数に合わせて
設けられている。
【0022】電線支持突起20及びコンタクト支持突起
21は、バルブ取付穴16の周囲、すなわち取付筒部1
7の周囲に起立状に設けられている。
【0023】電線支持突起21は、平行に起立した一対
で一組となっており、取付筒部17の周囲には二組が配
置される。それぞれの電線支持突起20の上端部分に
は、U字形の支持溝22が形成されており、この支持溝
22に電線13が嵌め込まれて支持される。この電線支
持突起21に支持されることにより、電線13はランプ
ハウジング11から浮き上がった状態となる。この浮き
上がりによって電線13に対してコンタクト12を加締
める操作が容易となる。
【0024】コンタクト支持突起21は、電線支持突起
21と取付筒部17との間に配置されている。それぞれ
のコンタクト支持突起21は、その幅方向の両端部にコ
ンタクト圧入溝23を有しており、コンタクト圧入溝2
3にコンタクト12が圧入されることによってコンタク
ト12がランプハウジング11に取り付けられる。
【0025】コンタクト12は、導電性金属板を打ち抜
きプレスすることによって成形されている。このコンタ
クト12は、電極部18と、加締め部24と、これらを
連設する挿入片部25とを一体的に備えている。
【0026】電極部18は、挿入片部25の下端部から
水平状に屈曲されることによって形成されている。この
電極部18は、取付筒部17の電極受け座19に嵌め込
まれた状態で、後述するバルブ14の外部電極26と接
触することによってコンタクト12とバルブ14とを導
通させるものである。
【0027】加締め部24は、開放部が下向きとなった
逆U字形に成形されており、電線13から露出している
芯線27の芯線露出部28に加締められる。この加締め
によって電線13とコンタクト12とが導通する。
【0028】このようにコンタクト12の電極部18が
バルブ14と接続され、コンタクト12の加締め部24
が電線13と接続されることにより、バルブ14と電線
13とがコンタクト12を介して接続される構造とな
る。これによりバルブ14を電線13とが物理的に分離
するため、これらを別個独立して取り扱うことが可能と
なる。
【0029】すなわち、ランプハウジング11に成形と
同期してランプハウジング11に電線13を配索するこ
とができ、電線13をバルブ14とを接続した状態でバ
ルブ14をランプハウジング11に装着する必要がなく
なる。このため、電線13の配索を自動化することがで
き、配索の作業を簡単に行うことができる。
【0030】コンタクト12の挿入片部25は、上下方
向に延びており、コンタクト支持突起22のコンタクト
圧入溝23に圧入される。この圧入によってコンタクト
12がランプハウジング11に取り付けられるが、圧入
による取り付けのため、その取り付け操作を簡単に行う
ことができる。
【0031】挿入片部25の幅方向の両端部には、コン
タクト圧入溝23内面に喰い込んで係合する係止爪29
が形成されており、係止爪29の係合によって挿入片部
25の抜け止めがなされる。このため、ランプハウジン
グ11に対するコンタクト12の取り付けが安定し、信
頼性のある取り付けを行うことができる。
【0032】バルブ14は、図3に示すように、給電に
よって発光を行うバルブ本体30がソケット31に取り
付けられて構成されている。ソケット31の外面にはバ
ルブ取付穴16の内面に係合してバルブ14をランプハ
ウジング11に固定するためのフック部32が形成され
ている。又、ソケット31には取付筒部17の端面に当
接するフランジ部33が一体的に形成されており、この
フランジ部33に外部電極26が配置されている。
【0033】このようなバルブ14はバルブ取付穴16
に挿入され、回転されることによってフック部32がバ
ルブ取付穴16の内面に係合して固定される。この固定
によって外部電極26が、取付筒部17の電極受け座1
9に嵌め込まれているコンタクト12の電極部18と接
触してバルブ14とコンタクト12とが導通する。
【0034】次に、この実施形態の組付けを説明する。
リールに巻回されている電線13をロボット(図示省
略)によって引き出して所定部分を皮剥きし、芯線27
を絶縁被覆部34から露出し、芯線露出部28を絶縁被
覆部34の中間部分に形成する。
【0035】この実施形態に使用される電線13は、そ
の芯線27が複数本(例えば、7本)の導線の撚り線に
よって形成されている。このように芯線27が撚り線に
より形成されることによって繰り返し振動に耐えること
ができる電線13とすることができる。又、電線13の
全体の硬度が比較的小さく、ある程度軟らかいワイヤハ
ーネスとなっている。このため、ロボットによって電線
を引き回すことが容易となっている。
【0036】皮剥き後には、芯線露出部28が電線支持
突起20上に位置するまでロボットによって電線13を
繰り出し、芯線13を下降させる。この下降によって電
線13は電線支持突起20の支持溝22に嵌め込まれ、
電線13はランプハウジング11から浮き上がった状態
で支持される。この嵌め込みは、図1に示すように、芯
線露出部28の両側に位置する絶縁被覆部34が支持溝
22に嵌め込まれるように行われる。このように絶縁被
覆部34を支持することにより、電線13を電線支持突
起20に確実に支持することができる。
【0037】以上の作業によって必要本数の電線13を
ランプハウジング11の背面に配索する。この実施形態
では、上述したようにバルブ14と電線13とが物理的
に別個となっており、電線13の配索はバルブ14との
接続とは別個に行うことができる。このため、電線13
の配索をロボット等によって自動化することができ、電
線配索を効率良く、しかも少ない作業者で行うことがで
き、誤配線も防止することができる。
【0038】電線13の配索後においては、コンタクト
12をランプハウジング11に取り付ける。この取り付
けは、挿入片部25をコンタクト支持突起21のコンタ
クト圧入溝23に圧入することによって行われる。圧入
された挿入片部25は、両側の係止爪29がコンタクト
支持突起21の内面に喰い込んで係合するため、抜け止
め状態となり、コンタクト12が強固にランプハウジン
グ11に取り付けられる。
【0039】挿入片部25の圧入によって電極部18が
取付筒部17の電極受け座19に嵌められて不用意な変
位が防止される。これと同時に、加締め部24が芯線露
出部28の上方から被さる。そして、加締め部24を工
具によって加締めることによって、図2に示すように、
加締めによって押し潰された加締め部24が芯線露出部
28に結合し、電線13とコンタクト12との接続が行
われる。
【0040】コンタクト12と電線13との接続の後、
図4に示すようにバルブ14を対応したバルブ取付穴1
6に挿入し、回転させることによりバルブ14を固定す
る。この固定によってバルブ14の外部電極26がコン
タクト12の電極部18と接触するため、バルブ14と
コンタクト12とが接続される。図4において、符号3
5は、ランプハウジング11の正面に取り付けられたレ
ンズ、36は電線13をメインハーネス(図示省略)と
接続するためのコネクタである。
【0041】以上の工程によってバルブ14はコンタク
ト12を介して電線13と接続されるため、電線13か
らの給電によって発光することができる。
【0042】このような組み付けでは、電線13の芯線
27に対して端子金具を取り付ける面倒な手作業が不要
となり、2以上のバルブを取り付ける際にも、工程を短
縮することができると共に、バルブがコードレスとなる
ため、バルブ14の自動組み付けが可能となる。このた
め、リードタイムを短縮させることができる。
【0043】図5〜図7は、本発明の別の実施形態を示
す。この実施形態におけるコンタクト12は、図5及び
図6に示すように、電極部18から立ち上がる挿入片部
25の上部に水平状に屈曲された連設片部40が連設さ
れていると共に、連設片部40の端部が下方に屈曲さ
れ、下方に屈曲された端部が上下方向に延びる挿入脚部
41となっている。
【0044】又、加締め部24は連設部40の片側を横
方向に延設し、延設した部分を上方に湾曲することによ
って形成されており、これにより加締め部24は上方が
開放されたU字形となっている。
【0045】コンタクト12が取り付けられるランプハ
ウジング11には、図5に示すように、コンタクト12
の挿入片部25が圧入されるコンタクト支持突起21が
バルブ取付穴16の周囲に立設されると共に、コンタク
ト支持突起21の外側には、コンタクト保持突起42が
立設されている。コンタクト保持突起42には、コンタ
クト12の挿入脚部41が圧入されるコンタクト圧入穴
45が形成されており、挿入脚部41の圧入によって同
脚部41が固定される。
【0046】従って、この実施形態のコンタクト12
は、挿入片部25がコンタクト支持突起21に圧入され
ると共に、挿入脚部41がコンタクト保持突起42に圧
入されて支持される両持ち支持構造となっており、強固
な支持が可能となっている。
【0047】コンタクト12における挿入片部25は、
コンタクト支持突起21に喰い込んで係合する係止爪2
9を有していると共に、挿入脚部41は、コンタクト保
持突起42に喰い込んで係合する係止爪43、44を有
している。係止爪43は挿入脚部41の面内を三角状に
切り起こすことによって形成され、係止爪44は挿入脚
部41の幅方向に両端を切り欠くことによって形成され
ているが、いずれも挿入脚部41をコンタクト保持突起
42に圧入することによって、同突起42の内面に喰い
込む作用は同じである。このように挿入片部25及び挿
入脚部41のそれぞれに係止爪29、43、44を形成
することによって、コンタクト12を確実に抜け止めす
ることができる。
【0048】この実施形態の他の構成は、図1〜図4に
示す実施形態と同様であり、同一の符号を付して対応さ
せてある。
【0049】この実施形態の組み付けは、コンタクト1
2をランプハウジング11に取り付けることによって開
始される。すなわち、図5に示すように、挿入片部25
をコンタクト支持突起21のコンタクト圧入溝23に圧
入すると同時に、挿入脚部41をコンタクト保持突起4
2のコンタクト圧入穴45に圧入する。この圧入によっ
てそれぞれの係止爪29、43、44が係合してコンタ
クト12の抜け止めが行われる。
【0050】一方、電線13は上述と同様に、皮剥き処
理することによって芯線露出部28を形成し、この処理
後の電線13を引き出してコンタクト12の上方に配索
する。そして、電線13を下降させて上方から加締め部
24に差し込み、加締め部24を加締めることによっ
て、図7に示すように芯線露出部28と加締め部24と
を結合する。これにより、電線13とコンタクト12と
が接続される。
【0051】電線13とコンタクト12の接続の後は、
上述した実施形態と同様に、バルブ14をバルブ取付穴
16に挿入して固定することにより、コンタクト12と
バルブ14とを接続する。
【0052】このような実施形態では、図1〜図4に示
す実施形態と同様に、バルブ14と電線13とを別個に
取り扱うことができるため、工程を短縮することができ
ると共に、リードタイムを短縮させることができる。特
に、この実施形態では、皮剥きした電線13を上方から
コンタクト12に取り付けるため、取り付けの際に皮剥
き状態を確認することができる。このため、芯線27の
露出が少ない不十分な皮剥きの電線を組み付け時に排除
でき、芯線の露出不良に起因した導通不良の発生を未然
に防止することができる。
【0053】図8は、この実施形態のコンタクト12の
変形々態を示し、U字形の加締め部24が連接部40の
両側に設けられている。各加締め部24は、加締められ
ることによって電線13の芯線露出部28に結合する。
このように加締め部24を両側に形成することによっ
て、電線13の芯線27と接触する面積が増えるため、
接触抵抗が低減すると共に、信頼性の接続が可能とな
る。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明では、被覆電線を電線支
持突起に浮き上がり状に支持させた状態で、ランプハウ
ジングにコンタクトを取り付けることにより、コンタク
トの加締め部が被覆電線の芯線露出部に当接するため、
加締め部を加締めることによりコンタクトと被覆電線と
が接続される。又、バルブ取付穴にバルブを取り付ける
ことによってコンタクトの電極部とバルブの外部電極と
が接続されるため、コンタクトを介してバルブと被覆電
線とが接続される。
【0055】この構造では、バルブと被覆電線とが物理
的に分離しているため、被覆電線をバルブとは別個に配
索でき、被覆電線の配索をランプハウジングの成形と同
期して行うことができると共に、被覆電線の配索を自動
化することができる。又、被覆電線に端子金具を接続す
る面倒な作業が必要なく、工程を短縮することができ
る。さらに、バルブがコードレスとなるため、バルブの
自動組み付けも可能となる。従って、これらによりリー
ドタイムを短縮化でき、しかも作業者を削減することが
でき、誤配線も防止できる。
【0056】請求項2の発明によれば、電線支持突起が
芯線露出部両側の絶縁被覆部を支持するため、被覆電線
を確実に浮き上がり状に支持でき、コンタクトの加締め
部の加締めを確実に行うことができる。
【0057】請求項3の発明によれば、ランプハウジン
グにコンタクトを取り付け、このコンタクトに対して被
覆電線を上方から接触させ、加締め部を加締めることに
よって被覆電線とコンタクトとが接続される。そして、
バルブ部取付穴にバルブを取り付けることによってコン
タクトの電極部とバルブの外部電極とが接続され、バル
ブと被覆電線とがコンタクトを介して接続される。この
構造においても、バルブと被覆電線とが物理的に分離し
ているため、被覆電線の配索及びバルブの組付けを自動
化でき、リードタイムを短縮化でき、作業者を削減でき
る。
【0058】この発明では、被覆電線がコンタクトの上
方から接触するため、芯線の露出状態を組み付け時に確
認でき、露出状態が不良なものをピックアップできる。
このため露出不良に起因した導通不良の発生を未然に防
止することができる。
【0059】請求項4の発明によれば、一対の加締め部
が被覆電線に加締められるため、被覆電線とコンタクト
との接続が強固となり、信頼性のある接続を行うことが
できる。
【0060】請求項5の発明によれば、挿入片部をコン
タクト支持突起に挿入することによってコンタクトをラ
ンプハウジングに装着できるため、その装着を簡単に行
うことができる。又、電極部及び加締め部が挿入片部の
両側に位置しているため、これらが重なった位置となる
ことがなく、それぞれが干渉することがない。このた
め、電極部がバルブの外部電極と良好に接触できると共
に、加締め部の加締めも容易に行うことができる。
【0061】請求項6の発明によれば、係止爪がコンタ
クト支持突起に係合するため、コンタクトが抜け止めさ
れ、安定した取り付け状態となる。
【0062】請求項7の発明によれば、コンタクト支持
突起及びコンタクト保持突起の双方の突起によってコン
タクトが支持されるため、変形することがなくしかも強
固にコンタクトを支持でき、安定して取り付けることが
できる。
【0063】請求項8の発明によれば、コンタクト支持
突起及びコンタクト保持突起の双方に係止爪が係合する
ため、コンタクトの抜け止めを強固に防止できる。
【0064】請求項9の発明によれば、被覆電線を電線
支持突起に支持させ、この被覆電線に対してコンタクト
の加締め部を加締めることによりコンタクトと被覆電線
を接続し、その後、バルブをランプハウジングに取り付
けることによって、コンタクトを介してバルブを被覆電
線とを接続するため、工程が簡単となり、組み立てを迅
速に行うことができる。
【0065】請求項10の発明によれば、コンタクトを
ランプハウジングに取り付けた後、加締め部の上方から
被覆電線を接触させて加締めて被覆電線とコンタクトを
接続するため、工程が簡単となり、簡単に組み付けるこ
とができる。又、組み付けと同時に、芯線の露出状態を
確認できるため、露出不良を排除できる。このため、導
通不良の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】加締め部を加締めた状態の斜視図である。
【図3】バルブの斜視図である。
【図4】バルブ取り付け工程の斜視図である。
【図5】別の実施形態の分解斜視図である。
【図6】別の実施形態の電線とコンタクトとの組付けを
示す斜視図である。
【図7】別の実施形態の加締め部を加締めた状態の斜視
図である。
【図8】別の実施形態の変形々態の斜視図である。
【図9】従来の灯具の分解斜視図である。
【図10】従来の電線の端末部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 灯具 11 ランプハウジング 12 コンタクト 13 電線 14 バルブ 16 バルブ取付穴 18 電極部 20 電線支持突起 21 コンタクト支持突起 24 加締め部 25 挿入片部 26 外部電極 27 芯線 28 芯線露出部 29 43 44 係止爪 41 挿入脚部 42 コンタクト保持突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブがそれぞれ挿入されて装着される
    バルブ取付穴が複数形成されたランプハウジングと、 前記バルブ取付穴の周囲に設けられ且つ被覆電線を浮き
    上がり状に支持する電線支持突起と、 バルブの外部電極と接続される電極部及び前記電線支持
    突起に支持された被覆電線の芯線露出部に加締められる
    加締め部を有し且つ前記バルブ取付穴の周囲に取り付け
    られるコンタクトとを備えていることを特徴とする2以
    上のバルブを有する灯具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2以上のバルブを有する
    灯具であって、 前記電線支持突起は、芯線露出部の両側の絶縁被覆部を
    支持することを特徴とする2以上のバルブを有する灯
    具。
  3. 【請求項3】 バルブがそれぞれ挿入されて装着される
    バルブ取付穴が複数形成されたランプハウジングと、 バルブの外部電極と接続される電極部及び皮剥きされた
    被覆電線の芯線露出部に加締められる加締め部を有し且
    つ前記バルブ取付穴の周囲に取り付けられるコンタクト
    とを備え、 前記被覆電線の芯線露出部が上方から加締め部に接触し
    て加締められることを特徴とする2以上のバルブを有す
    る灯具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の2以上のバルブを有する
    灯具であって、 前記加締め部は、被覆電線の長さ方向に沿って一対に設
    けられていることを特徴とする2以上のバルブを有する
    灯具。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項3記載の2以上のバ
    ルブを有する灯具であって、 前記ランプハウジングは、バルブ取付穴周囲で立設する
    コンタクト支持突起を有し、前記コンタクトは、コンタ
    クト支持突起に挿入される挿入片部を有しており、この
    挿入片部の両側に前記電極部及び加締め部が設けられて
    いることを特徴とする2以上のバルブを有する灯具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の2以上のバルブを有する
    灯具であって、 前記挿入片部は、、コンタクト支持突起に係合する係止
    爪を有していることを特徴とする2以上のバルブを有す
    る灯具。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の2以上のバルブを有する
    灯具であって、 前記ランプハウジングは、バルブ取付穴周囲で立設する
    コンタクト支持突起及びコンタクト支持突起の外側で立
    設するコンタクト保持突起を有し、前記コンタクトは、
    コンタクト支持突起に挿入される挿入片部及びコンタク
    ト保持突起に挿入される挿入脚部を有していることを特
    徴とする2以上のバルブを有する灯具。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の2以上のバルブを有する
    灯具であって、 前記挿入片部及び挿入脚部は、コンタクト支持突起及び
    コンタクト保持突起に係合する係止爪をそれぞれ有して
    いることを特徴とする2以上のバルブを有する灯具。
  9. 【請求項9】 皮剥きによって被覆電線から芯線を露出
    させる行程と、 この被覆電線をランプハウジングの電線支持突起に支持
    させることによりランプハウジングのバルブ取付穴周囲
    に被覆電線を浮き上がり状に支持する行程と、 バルブ取付穴の周囲にコンタクトを取り付け、コンタク
    トの加締め部を被覆電線の芯線露出部に加締める工程
    と、 バルブをバルブ取付穴に装着してコンタクトの電極部と
    バルブの外部電極とを接続する工程とを備えていること
    を特徴とする灯具へのバルブの取付方法。
  10. 【請求項10】 皮剥きによって被覆電線から芯線を露
    出させる行程と、 ランプハウジングのバルブ取付穴の周囲にコンタクトを
    取り付ける工程と、 コンタクトの加締め部に対し被覆電線の芯線露出部を上
    方から接触させて加締める工程と、 バルブをバルブ取付穴に装着してコンタクトの電極部と
    バルブの外部電極とを接続する工程とを備えていること
    を特徴とする灯具へのバルブの取付方法。
JP25729497A 1997-09-22 1997-09-22 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法 Expired - Fee Related JP3543567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25729497A JP3543567B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25729497A JP3543567B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1197131A true JPH1197131A (ja) 1999-04-09
JP3543567B2 JP3543567B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=17304379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25729497A Expired - Fee Related JP3543567B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543567B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3543567B2 (ja) 2004-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109915791B (zh) 防水装饰灯
GB2196188A (en) Earth plate assembly for an electric motor
JP2001294083A (ja) 車両の室内照明装置
CA2217167A1 (en) Socket and socket device
JP2816814B2 (ja) ランプソケット
US6461027B1 (en) Rear combination lamp
JP3543567B2 (ja) 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法
US6520790B2 (en) Waterproofing configuration for a lighting fixture
JP3543568B2 (ja) 2以上のバルブを有する灯具及び灯具へのバルブの取付方法
JP2000040408A (ja) 車両用灯具
EP1026722B1 (en) Fluorescent lamp
JPH1197135A (ja) 2以上のバルブを有する灯具
JP2000123609A (ja) 自動車用灯具
JP3454694B2 (ja) ランプソケット
JPS6330139Y2 (ja)
KR200156366Y1 (ko) 스타트 전구에 결합되는 형광등 소켓
JP3186323B2 (ja) 灯具保持装置
JP3168768B2 (ja) ワイヤハーネス
JP4032601B2 (ja) 電源端子台及び照明器具
JPH0142950Y2 (ja)
JP2000207906A (ja) 車両用灯具の配線部
JP2003344915A (ja) 光源装置
JPS6228072Y2 (ja)
JP3328616B2 (ja) ランプソケット
JPH0611206U (ja) 車両用灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040329

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees