JP3328616B2 - ランプソケット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のヘッドラ
イトなどのランプを装着するランプソケットに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】近年、自動車のヘッドライトなどのラン
プの中には昼光と同程度の明るさを有するものが開発さ
れている。このようなランプでは瞬時に高電圧に昇圧す
る関係上、このランプが装着されるランプソケットの端
子と電線との接続を溶接により行って、高電圧に対処し
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランプ
ソケットの端子と電線とを溶接により接続するために、
溶接設備、溶接作業が必要になり、生産コストが高くな
るという問題点があった。

【０００４】本発明は上記の問題点に着目して成された
ものであり、その目的とするところは、溶接設備、溶接
作業が不要になり、作業性が良好になって、生産コスト
を低減することができるランプソケットを提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るランプソケットは、ソケット本体に筒
状部を設けて、この筒状部内を、ランプのランプ側嵌合
部が嵌合するソケット側嵌合部にすると共に、前記ソケ
ット側嵌合部の中央部に、前記ランプ側嵌合部の前記ソ
ケット側嵌合部への嵌合時に、ランプ端子が接触する一
方の端子を、前記ソケット側嵌合部に周部に、前記ラン
プ側嵌合部の前記ソケット側嵌合部への嵌合時に、前記
ランプ側嵌合部の周部のコンタクト部が接触する他方の
端子をそれぞれ設け、前記一方及び他方の端子に圧着端
子を介して電線を接続したランプソケットであって、前
記ソケット本体の前記ソケット側嵌合部とは反対側に、
前記一方の端子の端子脚部が導出する一方の端子導出部
を設けると共に、前記他方の端子の端子脚部が導出する
他方の端子導出部を設けて、前記一方及び他方の端子導
出部内にそれぞれ前記圧着端子を収容し、前記圧着端子
にそれぞれ電線を圧着する電線圧着部と前記電線圧着部
の軸線に対して直角方向に伸びて前記一方又は他方の端
子脚部の端部に接続する端子圧着部を形成し、前記ソケ
ット本体の前記ソケット側嵌合部とは反対側に周壁部を
形成し 、 前記周壁部に、複数のソケット側係合部と前記
両端子導出部にそれぞれ連通する一対の電線導出部とを
設け、且つ、前記両端子導出部を前記周壁部に形成した
隔壁部にて隔絶するとともに、前記隔壁部および前記周
壁部の端面に連続したＵ字形状の溝部を形成し、カバー
には、その周部に位置するように前記ソケット側係合部
に係合するカバー側係合部が設けられると共に、前記Ｕ
字形状の溝部に嵌合するＵ字形状の係合突起が形成さ
れ、更に、前記ソケット本体側の前記電線導出部にそれ
ぞれ連通する一対の電線導出部が設けられており、前記
カバー側係合部を前記ソケット側係合部に係合するとと
もに前記Ｕ字形状の係合突起を前記Ｕ字形状の溝部に嵌
合し前記カバーを前記ソケット本体の前記ソケット側嵌
合部とは反対側に装着して、前記端子導出部内の前記一
方及び他方の端子及び前記圧着端子を外部から遮断する
とともに前記隔壁部によって前記一方および他方の端子
を遮断し、前記圧着端子に接続された電線を互いに連通
した前記ソケット本体側の前記電線導出部及び前記カバ
ー側の前記電線導出部より導出するようにしたものであ
る。

【０００６】かかる構成により、一方及び他方の端子に
圧着端子を介して電線を接続し、ソケット本体には、端
子導出部及び圧着端子を外部から遮断し、一方及び他方
の端子及び圧着端子の露出を無くすべく、カバー側係合
部をソケット側係合部に係脱可能に係合してカバーを装
着することができる。

【０００７】このために、一方及び他方の端子に電線を
接続するのに、従来のように溶接する必要がなくなり、
ソケットの組立は、一方及び他方の端子に圧着端子を接
続して、ソケット本体に圧着端子を設けた後、このソケ
ット本体にカバーを取り付けるだけで簡単に行うことが
できる。したがって、溶接設備、溶接作業が不要にな
り、作業性が良好になって、生産コストを低減すること
ができる。

【０００８】また、上記目的を達成するために、請求項
２の発明に係るランプソケットは、請求項１に記載のラ
ンプソケットにおいて、ソケット側係合部が係合突起で
あり、カバー側係合部が係合孔部である。

【０００９】かかる構成により、上記した請求項１の発
明の作用効果を同様に奏し得るばかりでなく、カバーの
係合突起をソケットの係合孔部に係脱可能に係合してカ
バーをソケット本体のソケット側嵌合部とは反対側に、
確実に装着することができる。

【００１０】

【００１１】

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。図１の（１）は本発明に係わるランプソ
ケットにおいてカバーを外した状態の平面図、（２）は
同ランプソケットの正面図、（３）は同ランプソケット
の側面図、（４）は同ランプソケットの底面図、図２は
図１の（１）のＦ−Ｆ線に沿う断面図である。

【００１３】本発明に係わるランプソケットＡは、ソケ
ット本体１と、カバー２と、ソケット本体１の中心側に
位置する一方の端子３と、ソケット本体１の周側に位置
する他方の端子４と、接続用の圧着端子５とを備えてい
る。

【００１４】前記ソケット本体１は図１及び図２に示す
ように円形状の筒状部６を有しており、この筒状部６に
はソケット側嵌合部７とランプ係合部８とが形成してあ
る。前記ソケット側嵌合部７は中央の円筒部１０と筒状
部６の内周面部６ａとの間の円環状の部分であり、前記
円筒部１０の底部には中央の端子装着部１１が、また、
嵌合部７の周部には側部の端子装着部１２がそれぞれ形
成してある。

【００１５】中央の端子装着部１１は、後述する端子導
出部９Ａに抜ける端子脚用孔部１４を有している。ま
た、側部の端子装着部１２は、前記嵌合部７と壁部１５
で隔てられており、壁部１５の上方が端子表出部１６に
なっている。そして、この端子装着部１２は後述する端
子導出部９Ｂに抜ける端子脚用孔部１７を有している。

【００１６】前記ランプ係合部８は、前記筒状部６の周
方向に所定の間隔をおいて形成された複数の係合孔部１
８と、前記筒状部６の内周面部に形成されて前記係合孔
部１８の端部に連なる挿入用溝１９と、係合孔部１８
の、挿入用溝１９に連なる端部とは反対方向に端部に設
けられて係合孔部１８に連なる切欠き部１８ａとで構成
してある。

【００１７】また、図１の（４）及び図２に示すよう
に、ソケット本体１の下部には周壁部１Ａが形成してあ
り、また、ソケット本体１の裏面部には２つの端子導出
部９Ａ、９Ｂが形成してあり、これら一方の端子導出部
９Ａと他方の端子導出部９Ｂとは隔壁部５１により隔絶
されていて、一方の端子導出部９Ａは、その電線導出部
２１Ａを除いて周壁部１Ａの半分と隔壁部５１とにより
囲まれており、また、他方の端子導出部９Ｂは、その電
線導出部２１Ｂを除いて周壁部１Ａの他の半分と隔壁部
５１とにより囲まれている。そして、周壁部１Ａの半分
と隔壁部５１のそれぞれの端面５１ａにはＵ字形状の溝
部５３が形成してある。また、ソケット本体１の下部の
周壁部１Ａにはソケット係合部である複数の係合突起２
０が形成してある。

【００１８】そして、一方の端子導出部９Ａには、中央
の端子装着部１１に設けた端子脚用孔部１４が開口して
おり、また、他方の端子導出部９Ｂには、側部端子装着
部１２に形成した端子脚用孔部１７が開口している。

【００１９】図３に示すように、前記カバー２の周部に
はカバー側係合部である係合孔部２２と電線導出部２３
Ａ、２３Ｂとが形成してあり、また、カバー２の内面部
には、その右側に位置させてＵ字形状の係合突起部５４
が形成してある。

【００２０】一方の端子３は図４に示すように断面コ字
形状の圧入部２４の一端部に相対向する接触片２５ａか
ら成るランプ接触部２５を、圧入部２４の他端部に端子
脚部２６をそれぞれ設けた構成である。この端子脚部２
６には係合孔部２６ａが形成してある。

【００２１】また、他方の端子４は、図５に示すように
先部に接点部２７ａを有する端子部２７を３個連結部２
８で連ね且つ１つの端子脚部２９を形成したものであ
り、この端子脚部２９には係合孔部２９ａが形成してあ
る。

【００２２】前記圧着端子５は、図６に示すように一対
の圧着片３０ａを有する電線圧着部３０と、この電線圧
着部３０の軸線イに対して直角方向に伸びる端子圧着部
３１とを備えており、この端子圧着部３１は面部３２を
有しており、この面部３２にはランス部３３が切起しに
より形成してある。また、面部３２にはこの面部３２の
軸線ロに対して左右対称な突条３４Ｌ、３４Ｒが形成し
てあり、また、面部３２の左、右端部から片部を弯曲し
て左右の押え部３５Ｌ、３５Ｒが形成てあり、押え部３
５Ｌ、３５Ｒの端部は突条３４Ｌ、３４Ｒの直上に位置
しており、押え部３５Ｌ、３５Ｒの端部と突条３４Ｌ、
３４Ｒとの間が挿入圧着部３６になっている。また、こ
の挿入圧着部３６の突き当たりに、前記面部３２の端部
を直角に曲げてなるストッパー部３７が形成してある。

【００２３】そして、一方の端子３は前記ソケット本体
１の中央の端子装着部１１に圧入状態で装着してあり、
この端子３の端子脚部２６は端子脚用孔部１４を貫通し
て一方の端子導出部９Ａに突出しており、また、他方の
端子４は前記ソケット本体１の端子装着部１２に圧入状
態で装着してあり、この端子４の接点部２７ａは前記端
子表出部１６よりソケット側嵌合部７内に表出してい
る。また、端子４の端子脚部２９は端子脚用孔部１７を
貫通して他方の端子導出部９Ｂに突出している。

【００２４】そして、一方及び他方の端子３、４のそれ
ぞれの端子脚部２６、２９の端部には前記圧着端子５が
接続してある。すなわち、端子脚部２６、２９の端部が
前記圧着端子５の挿入圧着部３６に前記ストッパー部３
７に当たるまで挿入してあって、端子脚部２６、２９の
係合孔部２６ａ、２９ａに前記ランス部３３が係合して
おり、端子脚部２６、２９の端部は挿入圧着部３６にお
いて押え部３５Ｌ、３５Ｒの端部と突条３４Ｌ、３４Ｒ
とで挟持されている。そして、前記圧着端子５には電線
圧着部３０の一対の圧着片３０ａにその芯線３８が圧着
されて電線３９が接続してある（図６参照）。

【００２５】そして、ソケット本体１の裏面部には、こ
の係合突起２０を係合孔部２２に係合してカバー２が装
着してある。この場合、カバー２に設けたＵ字形状の係
合突起部５４が溝部５３に挿入される。また、ソケット
本体１とカバー２とのそれぞれの電線導出部２１Ａ、２
１Ｂ、２３Ａ、２３Ｂは合わされていて、これらの電線
導出部２１Ａ、２１Ｂ、２３Ａ、２３Ｂから電線３９が
外部に導出されている。

【００２６】ランプＢは図７に示すようにランプボディ
４０を備えており、このランプボディ４０は、前記ラン
プソケットＡのソケット側嵌合部７に嵌合するランプ側
の嵌合部４１と、係合部４２とが形成してあり、この係
合部４２には係合ピン部４３が形成してある。また、嵌
合部４１の端面には円形凹部４４が形成してある。

【００２７】前記ランプボディ４０の中心部にはランプ
端子４５が装着してあり、このランプ端子４５のランプ
接続部４６は前記ランプボディ４０の上面部に表出して
おり、また、ランプ端子４５のコンタクト部４７は前記
円形凹部４４内に突出している。そして、前記ランプ側
嵌合部４１の周部には円環状のコンタクト部４８が設け
てある。

【００２８】そして、前記ランプ端子４５のランプ接続
部４６にはバルブ４９が接続してあり、このバルブ４９
の一方の接点４９ａはランプ端子４５に導通しており、
バルブ４９の他方の接点４９ｂはコンタクト部４８に導
通している。

【００２９】そして、上記のように構成されたランプＢ
は、そのランプ側嵌合部４１を前記ランプソケットＡの
ソケット側嵌合部７に嵌合し、係合部４２の係合ピン部
４３を前記挿入用溝１９に挿入した後、ランプＢを回転
させて係合ピン部４３を係合孔部１８に係合して前記ラ
ンプソケットＡに装着してあり、ランプ端子４５のコン
タクト部４７は一方の端子３のランプ接触部２５に接触
し、前記嵌合部４１の周部のコンタクト部４８は、他方
の端子４の接点部２７ａに接触している。

【００３０】上記したように、本実施例によれば、ソケ
ット本体１のソケット側嵌合部７とは反対側に、一方及
び他方の端子３、４の端子脚部２６、２９が導出される
端子導出部９を設けると共に、端子導出部９内に端子脚
部２６、２９に接続した圧着端子５を収容し、ソケット
本体１のソケット側嵌合部７とは反対側の周面部に、係
合突起２０と、端子導出部９に連通する電線導出部２１
とを設け、カバー２に、係合突起２０に係脱可能に係合
孔部２２を設け、係合孔部２２を係合突起２０に係脱可
能に係合してカバー２をソケット本体１のソケット側嵌
合部７とは反対側に装着して、端子導出部９内の端子脚
部２６、２９及び圧着端子５を外部から遮断し、圧着端
子５に接続された電線を電線導出部２１より導出するよ
うにしたことにより、一方及び他方の端子３、４に圧着
端子５を介して電線を接続し、ソケット本体１には、端
子導出部内及び圧着端子５を外部から遮断し、一方及び
他方の端子の端子脚部２６、２９及び圧着端子７の露出
を無くすべく、係合孔部２２を係合突起２０に係脱可能
に係合してカバー２を装着することができる。

【００３１】このために、一方及び他方の端子３、４の
それぞれの端子脚部２６、２９に電線３９を接続するの
に溶接する必要がなくなり、溶接設備、溶接作業が不要
になり、作業性が良好になって、生産コストを低減する
ことができる。

【００３２】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るラン
プソケットによれば、ソケット本体のソケット側嵌合部
とは反対側に、一方の端子の端子脚部が導出する一方の
端子導出部を設けると共に、他方の端子の端子脚部が導
出する他方の端子導出部を設けて、一方及び他方の端子
導出部内にそれぞれ圧着端子を収容し、圧着端子にそれ
ぞれ電線を圧着する電線圧着部と電線圧着部の軸線に対
して直角方向に伸びて前記一方又は他方の端子脚部の端
部に接続する端子圧着部を形成し、ソケット本体の前記
ソケット側嵌合部とは反対側に周壁部を形成し 、 周壁部
に、複数のソケット側係合部と両端子導出部にそれぞれ
連通する一対の電線導出部とを設け、且つ、前記両端子
導出部を前記周壁部に形成した隔壁部にて隔絶するとと
もに、前記隔壁部および周壁部の端面に連続したＵ字形
状の溝部を形成し、カバーには、その周部に位置するよ
うにソケット側係合部に係合するカバー側係合部が設け
られると共に、Ｕ字形状の溝部に嵌合するＵ字形状の係
合突起が形成され、更に、ソケット本体側の前記電線導
出部にそれぞれ連通する一対の電線導出部が設けられて
おり、カバー側係合部を前記ソケット側係合部に係合す
るとともにＵ字形状の係合突起をＵ字形状の溝部に嵌合
しカバーをソケット本体のソケット側嵌合部とは反対側
に装着して、端子導出部内の一方及び他方の端子及び圧
着端子を外部から遮断するとともに隔壁部によって一方
および他方の端子を遮断し、圧着端子に接続された電線
を互いに連通したソケット本体側の電線導出部及びカバ
ー側の電線導出部より導出するようにしたことにより、
一方及び他方の端子に圧着端子を介して電線を接続し、
ソケット本体には、端子導出部及び圧着端子を外部から
遮断し、一方及び他方の端子及び圧着端子の露出をなく
すべく、カバー側係合部をソケット側係合部に係脱可能
に係合してカバーを装着することができる。

【００３３】このために、一方及び他方の端子に電線を
接続するのに、従来のように溶接する必要がなくなり、
ソケットの組立は、一方及び他方の端子に圧着端子を接
続して、ソケット本体に圧着端子を設けた後、このソケ
ット本体にカバーを取り付けるだけで簡単に行うことが
できる。したがって、溶接設備、溶接作業が不要にな
り、作業性が良好になって、生産コストを低減すること
ができる。

【００３４】また、本発明に係るランプソケットによれ
ば、ソケット側係合部が係合突起であり 、 前記カバー側
係合部が係合孔部であることにより、上記した請求項１
の発明の作用効果を同様に奏し得るばかりか、カバーの
係合突起をソケットの係合孔部に係脱可能に係合してカ
バーをソケット本体のソケット側嵌合部とは反対側に、
確実に装着することができる。

【００３５】

【００３６】

【図面の簡単な説明】

【図１】（１）は本発明に係わるランプソケットにおい
てカバーを外した状態の平面図である。 （２）は同ランプソケットの正面図である。 （３）は同ランプソケットの側面図である。 （４）は同ランプソケットの底面図である。

【図２】図１の（１）のＦ−Ｆ線に沿う断面図である。

【図３】（１）は本発明に係わるランプソケットにおけ
るカバーの平面図である。 （２）は同カバーの正面図である。 （３）は同カバーの側面図である。 （４）は同カバーの底面図である。

【図４】（１）は一方の端子の平面図である。 （２）は同端子の正面図である。 （３）は同端子の端子脚部の一部省略した正面図であ
る。

【図５】（１）は他方の端子の平面図である。 （２）は同端子の正面図である。 （３）は同端子の底面図である。 （４）は（３）のＧ−Ｇ線に沿う断面図である。

【図６】（１）は圧着端子の平面図である。 （２）は（１）のＣ方向からの矢視図である。

【図７】（１）はランプの正面図である。 （２）は（１）のＤ方向からの矢視図である。

【符号の説明】

１ ソケット本体 ２ カバー ３ 一方の端子 ４ 他方の端子 ５ 圧着端子 ７ ソケット側嵌合部 ８ ランプ係合部 ９Ａ 一方の端子導出部 ９Ｂ 他方の端子導出部 １８ 係合孔部 １８ａ 切欠き部 １９ 挿入用溝 ２０ 係合突起（ソケット側係合部） ２１Ａ 電線導出部 ２１Ｂ 電線導出部 ２２ 係合孔部（カバー側係合部） ２３Ａ 電線導出部 ２３Ｂ 電線導出部 ２６ 一方の端子の端子脚部（端子の一部） ２６ａ 係合孔部 ２９ 他方の端子の端子脚部（端子の一部） ２９ａ 係合孔部 ３０ 電線圧着部 ３３ ランス部 ３４Ｌ，３４Ｒ 突条 ３５Ｌ，３５Ｒ 押え部 ３６ 挿入圧着部 ３９ 電線 ４１ ランプ側嵌合部 ４３ 係合ピン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−92489（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−59779（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−138276（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−52584（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭29−9582（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H01R 33/02

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ソケット本体に筒状部を設けて、この筒
   状部内を、ランプのランプ側嵌合部が嵌合するソケット
   側嵌合部にすると共に、前記ソケット側嵌合部の中央部
   に、前記ランプ側嵌合部の前記ソケット側嵌合部への嵌
   合時に、ランプ端子が接触する一方の端子を、前記ソケ
   ット側嵌合部に周部に、前記ランプ側嵌合部の前記ソケ
   ット側嵌合部への嵌合時に、前記ランプ側嵌合部の周部
   のコンタクト部が接触する他方の端子をそれぞれ設け、
   前記一方及び他方の端子に圧着端子を介して電線を接続
   したランプソケットであって、 前記ソケット本体の前記ソケット側嵌合部とは反対側
   に、前記一方の端子の端子脚部が導出する一方の端子導
   出部を設けると共に、前記他方の端子の端子脚部が導出
   する他方の端子導出部を設けて、前記一方及び他方の端
   子導出部内にそれぞれ前記圧着端子を収容し、 前記圧着端子にそれぞれ電線を圧着する電線圧着部と前
   記電線圧着部の軸線に対して直角方向に伸びて前記一方
   又は他方の端子脚部の端部に接続する端子圧着部を形成
   し、 前記ソケット本体の前記ソケット側嵌合部とは反対側に
   周壁部を形成し 、 前記周壁部に、複数のソケット側係合
   部と前記両端子導出部にそれぞれ連通する一対の 電線導
   出部とを設け、且つ、前記両端子導出部を前記周壁部に形成した隔壁部
   にて隔絶するとともに、前記隔壁部および前記周壁部の
   端面に連続したＵ字形状の溝部を形成し、 カバーには、その周部に位置するように前記ソケット側
   係合部に係合するカバー側係合部が設けられると共に、
   前記Ｕ字形状の溝部に嵌合するＵ字形状の係合突起が形
   成され、更に、前記ソケット本体側の前記電線導出部に
   それぞれ連通する一対の電線導出部が設けられており、 前記カバー側係合部を前記ソケット側係合部に係合する
   とともに前記Ｕ字形状の係合突起を前記Ｕ字形状の溝部
   に嵌合し前記カバーを前記ソケット本体の前記ソケット
   側嵌合部とは反対側に装着して、前記端子導出部内の前
   記一方及び他方の端子及び前記圧着端子を外部から遮断
   するとともに前記隔壁部によって前記一方および他方の
   端子を遮断し、前記圧着端子に接続された電線を互いに
   連通した 前記ソケット本体側の前記電線導出部及び前記
   カバー側の前記電線導出部より導出するようにしたこと
   を特徴とするランプソケット。
2. 【請求項２】 前記ソケット側係合部が係合突起であ
   り 、 前記カバー側係合部が係合孔部である請求項１に記
   載のランプソケット。