JPH1195805A - 生産計画作成方法及び生産計画作成装置 - Google Patents

生産計画作成方法及び生産計画作成装置

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JPH1195805A
JPH1195805A JP25251297A JP25251297A JPH1195805A JP H1195805 A JPH1195805 A JP H1195805A JP 25251297 A JP25251297 A JP 25251297A JP 25251297 A JP25251297 A JP 25251297A JP H1195805 A JPH1195805 A JP H1195805A
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JP
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Application number
JP25251297A
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English (en)
Inventor
Naoki Machida
直樹 町田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 在庫量の増大及びオーバーグレードを抑制す
ることができる生産計画作成方法、及びその実施に使用
する装置を提供する。 【解決手段】 割当部24は、素材集合に含まれる素材ナ
ンバから、優先順位が最も高い素材ナンバを選択し、割
当候補ファイルを参照して、優先順位が最も高い品質レ
ベル領域を選択すると共に、その品質レベル領域に割り
当て可能な要求の内の優先順位が最も高いものを選択す
る。また、割当部24は、当該品質レベル領域に隣接し、
当該品質レベル領域の品質レベルより高い品質レベルの
品質レベル領域に、残余領域が存在するか否かを判断
し、残余領域が存在しないと判断した場合、当該品質レ
ベル領域の先頭から、要求の重量を満足する長さ寸法の
領域に、その要求を割り当てる一方、残余領域が存在す
ると判断した場合、その残余領域の先頭から、要求の重
量を満足する長さ寸法の領域に、その要求を割り当て
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産工程からの要
求を生産素材に割り当てて生産計画を作成する方法、及
びその実施に使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造機から引き抜かれたストランド
を所要重量ずつに切断して得られた複数の鋳片に、後工
程である製管工程又は圧延工程等の生産工程から要求さ
れる複数の要求を割り当てる方法として、特開平 6−14
9850号公報に次のような方法が開示されている。
【0003】生産素材である各鋳片について、成分,品
質,重量等の特徴量をそれぞれ求めておき、得られた複
数の特徴量に基づいて、各鋳片を複数のグループに分類
する。このとき、特徴量の内の品質については、ストラ
ンドの先端部分及び後端部分で品質が低下し易いため、
ストランドの先端部分の鋳片では、該鋳片の先端近傍の
一箇所で品質を検査し、逆に、ストランドの後端部分の
鋳片では、該鋳片の後端近傍の一箇所で品質を検査し、
また、ストランドの中間部分の鋳片では、適宜の一箇所
で品質を検査する。そして、検査した品質をその鋳片全
体の品質にする。
【0004】また、生産工程から要求される複数の要求
について、その要求に係る鋳片の特徴量に基づいて、各
要求を複数のグループに分類する。そして、鋳片の各グ
ループに付いて、要求の各グループを割り当てられるか
否かをそれぞれ判定し、割り当て可能な鋳片のグループ
と要求のグループとの全ての組み合わせを求め、求めた
組み合わせの内、鋳片の余剰になる部分の量が最小にな
る組み合わせを選択し、選択した鋳片のグループに属す
る各鋳片に要求のグループに属する各要求を割り当て
る。
【0005】また、特開平 4−281556号公報には次のよ
うな方法が開示されている。在庫にある複数の鋳片の成
分及び品質と、要求に係る鋳片の成分及び品質とに基づ
いて、各鋳片に要求を割り当てられるか否かを判定し
て、割り当て可能な鋳片と要求との全ての組み合わせを
求め、歩留まり及び品質の適合度等の評価指数が最も高
い組み合わせを選択し、選択した組み合わせの鋳片に要
求を割り当てる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、ストランドの先端部分又は後端部分から切
り出した鋳片,即ち生産素材において、品質が低いと考
えられる一箇所で検査した結果からその生産素材の全体
の品質を判定しているため、生産素材の品質測定箇所以
外の部分に高品質の部分が存在していたとしても、その
生産素材には、検査して得られた品質以下の品質を要求
する要求しか割り当てられないことになる。そのため、
比較的高い品質の要求については、その要求を在庫の生
産素材に割り当て得る率が低く、低い品質と判定された
生産素材の在庫量が増大する一方、比較的低い品質を要
求する要求については、生産素材の要求より高い品質の
部分に割り当てられる、所謂オーバーグレードが発生す
るという問題があった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは各素材の長手方向の
複数の位置で、素材の品質に係る検査をそれぞれ行い、
各素材毎に、前記検査結果に基づいて、各位置における
品質レベルをそれぞれ判定し、得られた各品質レベルを
判定した各位置の周囲の領域を代表する品質レベルと
し、各領域の重量及びその品質レベル、並びに各要求に
係る重量及び品質レベルに基づいて、各素材に要求をそ
れぞれ割り当てることによって、在庫量の増大及びオー
バーグレードを抑制することができる生産計画作成方
法、及びその実施に使用する装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る生産計画
作成方法は、長手方向で品質レベルが異なる複数の素材
に、これらの素材を用いて生産する製品の重量及び品質
レベルを含む複数の要求を割り当てて、複数の製品の生
産計画を作成する方法において、各素材の長手方向の複
数の位置で、素材の品質に係る検査をそれぞれ行い、各
素材毎に、前記検査結果に基づいて、各位置における品
質レベルをそれぞれ判定し、得られた各品質レベルを判
定した各位置の周囲の領域を代表する品質レベルとし、
各領域の重量及びその品質レベル、並びに各要求に係る
重量及び品質レベルに基づいて、各素材に要求をそれぞ
れ割り当てることを特徴とする。
【0009】第2発明に係る生産計画作成方法は、第1
発明において、前記各素材についてそれを用いるべき優
先順位が予め定めてあり、また前記各要求にはその要求
の製品を生産すべき優先順位が予め設定してあり、各素
材に生成した複数の領域それぞれについて、当該領域と
その領域に割り当て得る要求とを対応付け、素材の優先
順位が高い順番に、その素材に生成した領域の内、品質
レベルが高い第1領域に、該第1領域に割り当て得る要
求の内の優先順位が高い要求を割り当て、割り当てた要
求に係る重量及び第1領域の重量を用いて、第1領域の
残余領域を算出し、得られた残余領域に、第1領域に割
り当て得る他の要求を割り当て得るか否かを判断し、そ
れが可能であると判断した場合、割り当て得る他の要求
を割り当て、それが不可能であると判断した場合、前記
第1領域に隣接し、第1領域の品質レベルより低い品質
レベルの第2領域に割り当て得る要求の内の優先順位が
高い要求を、前記残余領域及び第2領域に割り当てるこ
とを特徴とする。
【0010】第3発明に係る生産計画作成方法は、第1
又は第2発明において、前記素材は連続鋳造機で鋳造さ
れた鋳片であることを特徴とする。
【0011】第4発明に係る生産計画作成装置は、長手
方向で品質レベルが異なる複数の素材に、これらの素材
を用いて生産する製品の重量及び品質レベルを含む複数
の要求を割り当てて、複数の製品の生産計画を作成する
装置において、各素材の長手方向の複数の位置で、素材
の品質に係る検査をそれぞれ行う検査装置と、各素材毎
に、前記検査結果に基づいて、各位置における品質レベ
ルをそれぞれ判定する手段と、得られた各品質レベルを
判定した各位置の周囲の領域を代表する品質レベルとす
る手段と、各領域の重量及びその品質レベル、並びに各
要求に係る重量及び品質レベルに基づいて、各素材に要
求をそれぞれ割り当てる割当手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】第5発明に係る生産計画作成装置は、第4
発明において、前記各素材についてそれを用いるべき優
先順位が予め定めてあり、また前記各要求にはその要求
の製品を生産すべき優先順位が予め設定してあり、前記
割当手段は、各素材に生成した複数の領域それぞれにつ
いて、当該領域とその領域に割り当て得る要求とを対応
付ける手段と、素材の優先順位が高い順番に、その素材
に生成した領域の内、品質レベルが高い第1領域に、該
第1領域に割り当て得る要求の内の優先順位が高い要求
を割り当てる手段と、割り当てた要求に係る重量及び第
1領域の重量を用いて、第1領域の残余領域を算出する
手段と、得られた残余領域に、第1領域に割り当て得る
他の要求を割り当て得るか否かを判断する手段と、それ
が可能であると判断した場合、割り当て得る他の要求を
割り当てる手段と、それが不可能であると判断した場
合、前記第1領域に隣接し、第1領域の品質レベルより
低い品質レベルの第2領域に割り当て得る要求の内の優
先順位が高い要求を、前記残余領域及び第2領域に割り
当てる手段とを具備することを特徴とする。
【0013】第1,第3及び第4発明にあっては、超音
波探傷装置若しくは渦流探傷装置等,素材の品質に係る
検査を行う検査装置、又は長手方向で品質レベルが異な
る複数の素材を、素材の長手方向へ相対移動させて、素
材の複数の位置で前記検査をそれぞれ行う。複数の品質
レベルと複数の検査値とを対応付けたテーブルを参照し
て、それぞれの位置における品質レベルを判定し、得ら
れた各品質レベルを判定した各位置の周囲の領域を代表
する品質レベルとする。これによって、素材の長手方向
で異なる品質レベルの領域及びその品質レベルを特定す
ることができる。
【0014】そして、特定した複数の領域に、その領域
の品質レベルと同じ品質レベルか、又はそれより低い品
質レベルの要求であって、前記領域の重量と同じ重量
か、又はそれより少ない重量の要求の素材をそれぞれ割
り当てる。これによって、素材の異なる品質レベルの領
域に、適当な要求を割り当てることができ、在庫量の増
大及びオーバーグレードを抑制することができる。
【0015】第2,第3及び第5発明にあっては、各素
材に特定した複数の領域それぞれについて、当該領域と
その領域に割り当て得る全ての要求、即ち、その領域の
品質レベルと同じ品質レベルか、又はそれより低い品質
レベルの要求であって、前記領域の重量と同じ重量か、
又はそれより少ない重量の全ての要求とをそれぞれ対応
付ける。
【0016】ところで、各素材についてそれを用いるべ
き優先順位が予め定めてあり、また各要求にはその要求
の製品を生産すべき優先順位が予め設定してある。未割
り当ての素材の内、優先順位が最も高い素材を選択し、
その素材に特定した領域の内、品質レベルが高い1又は
複数の領域を含む第1領域に、該第1領域に割り当て得
る要求の内の優先順位が高い要求を割り当てる。長手方
向で品質レベルが異なる素材にあっては、該素材に特定
された複数の領域の内、素材の一端部を含む領域から他
端部を含む領域へ順番に、品質レベルが低下するので、
前記一端部を含む領域に、最初に要求が割り当てられ
る。
【0017】要求を割り当てられた第1領域の重量から
当該要求に係る重量を減算することによって、第1領域
の残余領域の重量を算出し、第1領域に割り当て得る他
の要求について、残余領域の重量と同じ重量、又はそれ
より少ない重量のものがあるか否かを判断する。そし
て、該条件を満たす他の要求があると判断した場合、そ
の要求を残余領域に割り当てる。一方、前記条件を満た
す他の要求がないと判断した場合、第1領域に隣接し、
第1領域の品質レベルより低い品質レベルの1又は複数
の領域を含む第2領域に割り当て得る要求の内の優先順
位が高い要求を、前記残余領域から第2領域に渡って割
り当てる。
【0018】このような割り当て操作を、素材におい
て、品質レベルが最も低い他端部を含む領域に係る残余
領域に、当該領域に割り当て得る要求を割り当てること
ができないと判断するまで繰り返すことによって、素材
に複数の要求を割り当てる。これによって、長手方向で
品質レベルが異なる素材に、品質レベルに応じた要求を
適切に割り当てることができると共に、余材の発生を可
及的に低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る生産
計画作成装置の要部構成を示すブロック図であり、図中
8は筒状の鋳型から凝固シェルを引き抜いてストランド
Sを連続的に鋳造する連続鋳造機である。連続鋳造機8
の運転はCPU11を備える第1コンピュータ1の鋳造制
御部12によって制御される。連続鋳造機8によって鋳造
されたストランドSは矢符方向へ移送されており、スト
ランドSの移送域には該ストランドSを切断する切断機
6がストランドSの移送方向へ移動可能に設置してあ
る。切断機6は鋳造制御部12によって、ストランドSの
端部から所定距離だけ上流の位置に移動されるようにな
っており、該位置へ移動されると、切断機6はストラン
ドSの移動速度と同じ速度で移動しつつ、ストランドS
を切断して鋳片(以後、生産素材ともいう)Tを生成す
る。
【0020】鋳造制御部12は、鋳片Tを生成する都度、
その鋳片Tに素材ナンバを付与すると共に、図示しない
マーキング装置をして、鋳片Tの先端部分又は後端部分
に素材ナンバをマーキングせしめる。この素材ナンバが
マーキングされた鋳片Tは図示しない倉庫に在庫として
格納される。鋳造制御部12は、切断機6の移動位置に基
づいて算出される鋳片Tの長さ寸法、及び連続鋳造機8
の鋳型寸法から算出される鋳片Tの単位重量を、素材ナ
ンバに対応付けて記憶部15に記憶させる。
【0021】前述した切断機6より上流の位置には、例
えば超音波をストランドSの長手方向と直交する方向へ
入射することによってストランドSを探傷し、ストラン
ドSの品質に係るデータを出力する検査器7が配設して
あり、検査器7はストランドSをその長手方向へ所定の
間隔で検査し、得られたデータを、品質レベルを決定す
る決定部14に与える。第1コンピュータ1には、複数の
品質レベルと前記データに係る複数の数値範囲とを関係
付けた決定用テーブル13が予め設定してある。決定部14
は、検査器7からデータが与えられる都度、決定用テー
ブル13を参照して品質レベルを決定し、決定した品質レ
ベルをストランドSの検査位置に対応付けて記憶部15に
記憶させる。
【0022】CPU11は、前述した如く鋳片Tを得る都
度、ストランドSの当該鋳片Tの領域を検査して得た複
数の品質レベルを記憶部15から読み出すと共に、当該鋳
片Tの長さ寸法,単位重量及び素材ナンバを読み出す。
CPU11には、ストランドSの検査間隔に応じた基準距
離が予め設定してあり、CPU11は、鋳片Tの各検査位
置から鋳片Tの長手方向の前後へ基準距離を隔てた複数
の領域を生成し、各領域の品質レベルを各検査位置の品
質レベルにする。CPU11は、相隣る領域の品質レベル
が同じであるか否かをそれぞれ判断し、その結果に基づ
いて、鋳片Tの長手方向に連続して同じ品質レベルであ
る複数の領域、又は両隣の領域の品質レベルと異なる品
質レベルの領域からなる複数の品質レベル領域を特定す
ると共に、各品質レベル領域の長さ重量等を算出し、そ
れらを生産素材情報データベース(D.B.)3に登録
する。また、生産素材情報データベース3に登録された
生産素材情報には、例えば倉庫に保管されている期間に
基づいて優先順位が付与されるようになっている。一
方、要求情報データベース4には、後生産工程からの複
数の要求に係る重量,品質及び優先順位の情報が要求ナ
ンバと共に登録されている。
【0023】図2は生産素材情報の一例を示す図表であ
り、図3は要求情報の一例を示す図表である。図2に示
した如く、生産素材情報は、単位重量及び優先順位が素
材ナンバに対応付けてあり、同じ品質レベルの領域(品
質レベル領域A,B,C,…)の長さ寸法,その品質レ
ベル及び重量等が当該生産素材の一端から順番に並べて
ある。なお、品質レベル領域Aは品質レベルが高い側の
端部に設定してあり、従って品質レベル領域Aの品質レ
ベル>品質レベル領域Bの品質レベル>品質レベル領域
Cの品質レベル>…である。また、図3に示した如く、
要求情報は、要求する品質レベル及び重量並びに優先順
位が要求ナンバに対応付けてある。
【0024】複数の製品素材情報に複数の要求情報を割
り当てる第2コンピュータ2のCPU21は、生産素材情
報データベース3及び要求情報データベース4から所要
の情報を読み出し、それを記憶部22に与えて、そこに記
憶させる。第2コンピュータ2には、製品素材情報への
要求情報の割り当てに用いる割当候補のファイルを作成
するファイル作成部23を備えており、ファイル作成部23
は、記憶部22に記憶された情報に基づいて、後述する如
く割当候補ファイルを作成し、それを割当部24に与え
る。割当部24は割当候補ファイルを参照して、後述する
如く製品素材に要求を割り当て、割り当てた結果を割当
情報データベース5に登録する。
【0025】図4及び図5は図1に示した第2コンピュ
ータ2による生産素材への要求の割り当て手順を示すフ
ローチャートである。第2コンピュータ2のCPU21
は、生産素材情報データベース3及び要求情報データベ
ース4から所要の情報を読み出し、それを記憶部22に与
え、そこに記憶させる(ステップS1,S2)。そし
て、ファイル作成部23は、次のようにして割当候補ファ
イルを作成する(ステップS3)。
【0026】図6は図1に示したファイル作成部23によ
る割当候補ファイルの作成手順を示すフローチャートで
ある。ファイル作成部23は、生産素材情報データベース
3から読み出された複数の素材ナンバを素材集合に設定
する(ステップS30)。ファイル作成部23は、素材集合
が空集合であるか否かを判断し、空集合でない場合、素
材集合に含まれる素材ナンバから、優先順位が最も高い
素材ナンバを選択する(ステップS32)。ファイル作成
部23は、要求情報データベース4から読み出した要求情
報に含まれる複数の要求ナンバを要求集合に設定し(ス
テップS33)、要求集合が空集合であるか否かを判断す
る(ステップS34)。ファイル作成部23は、要求集合が
空集合でない場合、要求集合に含まれる要求ナンバから
優先順位が最も高い要求ナンバを選択する(ステップS
35)。
【0027】ファイル作成部23は、選択した素材ナンバ
に係る生産素材情報及び選択した要求ナンバに係る要求
情報に基づいて、当該素材ナンバの生産素材に含まれる
1又は複数の品質レベル領域に、その要求ナンバの要求
を割り当てることができるか否かを判断する(ステップ
S36)。このとき、当該品質レベル領域の長さ寸法及び
単位重量から算出した重量がその要求の重量以上であ
り、当該品質レベル領域の品質レベルがその要求の品質
レベル以上であるという2つの条件を共に満足する場
合、割り当て可能であると判断し、一方の条件のみ満足
する場合、又はどちらの条件も満足し得ない場合、割り
当て不可能であると判断する。
【0028】ファイル作成部23は、この判断結果に基づ
いて、割り当てが可能な全ての品質レベル領域に割り当
て可能情報をそれぞれ設定し(ステップS37)、割り当
てが不可能な品質レベル領域に割り当て不可能情報を設
定し(ステップS38)、それらを割当候補ファイルの先
頭位置に書き込む(ステップS39)。ファイル作成部23
は、選択した要求ナンバを要求集合から削除し(ステッ
プS40)た後、ステップS34へ戻る。そして、ファイル
作成部23は、ステップS34で要求集合が空集合であると
判断するまで、ステップS34〜ステップS40までの操作
を繰り返すことによって、当該素材ナンバに係る要求の
割当候補ファイルを生成する。
【0029】ファイル作成部23は、ステップS34で要求
集合が空集合であると判断した場合、ステップS32で選
択した素材ナンバを素材集合から削除し(ステップS4
1)てステップS31へ戻り、ステップS31で素材集合が
空集合であると判断するまでステップS31〜ステップS
41までの操作を繰り返すことによって、図7に示した如
く、全生産素材に係る割当候補ファイルを生成する。
【0030】第2コンピュータ2の割当部24は、生産素
材情報データベース3から読み出された複数の素材ナン
バを素材集合に設定し(ステップS4)、素材集合が空
集合であるか否かを判断する(ステップS5)。割当部
24は、素材集合が空集合でないと判断した場合、素材集
合に含まれる素材ナンバから、優先順位が最も高い素材
ナンバを選択する(ステップS6)。割当部24は、選択
した素材ナンバに係る生産素材情報及び割当候補ファイ
ルに基づいて、当該生産素材に、要求を割り当てていな
い品質レベル領域があるか否かを判断する(ステップS
7)。
【0031】割当部24は、未割り当ての品質レベル領域
があると判断した場合、割当候補ファイルを参照して、
未割り当てのものの内、優先順位が最も高い品質レベル
領域を選択すると共に、その品質レベル領域に割り当て
可能な要求の内の優先順位が最も高いものを選択する
(ステップS8,S9)。また、割当部24は、当該品質
レベル領域に隣接し、当該品質レベル領域の品質レベル
より高い品質レベルの品質レベル領域に、後述する残余
領域が存在するか否かを判断する(ステップS10)。割
当部24は、残余領域が存在しないと判断した場合、当該
品質レベル領域の先頭から、ステップS9で選択した要
求の重量を満足する長さ寸法の領域に、その要求を割り
当てる一方、残余領域が存在すると判断した場合、その
残余領域の先頭から、ステップS9で選択した要求の重
量を満足する長さ寸法の領域に、その要求を割り当てた
(ステップS11,S12)後、割り当て要求の要求ナンバ
を割り当て可否ファイルから削除する(ステップS1
3)。
【0032】割当部24は、要求を割り当てた長さ寸法の
端末位置から当該品質レベル領域の端末位置までの残余
領域の寸法及び重量等を算定し(ステップS14)、割当
候補ファイルを参照して、算定した残余領域に割り当て
得る要求があるか否かを判断する(ステップS15)。割
当部24は、それがあると判断した場合、残余領域に割り
当て得る要求の内、優先順位が最も高いものを選択し、
それを残余領域の先頭からその要求の重量を満足する長
さ寸法の領域に割り当てる(ステップS16)。割当部24
は、残余領域に要求を割り当てるステップS13〜ステッ
プS16までの操作を、ステップS15で残余領域に割り当
て得る要求がないと判断するまで繰り返す。割当部24
は、上述したステップS7〜ステップS16までの操作
を、ステップS7で全ての品質レベル領域に要求が割り
当てたと判断するまで繰り返すことによって、当該生産
素材への要求の割り当てを完了し、その結果を割当情報
データベース5に登録し(ステップS20)た後、その生
産素材の素材ナンバを素材集合から削除し(ステップS
21)て、ステップS5へ戻る。
【0033】割当部24は、ステップS5で、素材集合が
空集合であると判断するまで、ステップS5〜ステップ
S21までの操作を繰り返すことによって、全ての生産素
材に要求を割り当てる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1,第3及び第4
発明にあっては、生産素材の異なる品質レベルの領域
に、適当な要求を割り当てることができ、在庫量の増大
及びオーバーグレードを抑制することができる。
【0035】第2,第3及び第5発明にあっては、長手
方向で品質レベルが異なる生産素材に、品質レベルに応
じた要求を適切に割り当てることができると共に、余材
の発生を可及的に低減することができる等、本発明は優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生産計画作成装置の要部構成を示
すブロック図である。
【図2】生産素材情報の一例を示す図表である。
【図3】要求情報の一例を示す図表である。
【図4】図1に示した第2コンピュータによる生産素材
への要求の割り当て手順を示すフローチャートである。
【図5】図1に示した第2コンピュータによる生産素材
への要求の割り当て手順を示すフローチャートである。
【図6】図1に示したファイル作成部による割当候補フ
ァイルの作成手順を示すフローチャートである。
【図7】割当候補ファイルの一例を示す図表である。
【符号の説明】
1 第1コンピュータ 2 第2コンピュータ 3 生産素材情報データベース 4 要求情報データベース 5 割当情報データベース 7 検査器 8 連続鋳造機 13 決定用テーブル 14 決定部 23 ファイル作成部 24 割当部 S ストランド T 鋳片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向で品質レベルが異なる複数の素
    材に、これらの素材を用いて生産する製品の重量及び品
    質レベルを含む複数の要求を割り当てて、複数の製品の
    生産計画を作成する方法において、 各素材の長手方向の複数の位置で、素材の品質に係る検
    査をそれぞれ行い、各素材毎に、前記検査結果に基づい
    て、各位置における品質レベルをそれぞれ判定し、得ら
    れた各品質レベルを判定した各位置の周囲の領域を代表
    する品質レベルとし、各領域の重量及びその品質レベ
    ル、並びに各要求に係る重量及び品質レベルに基づい
    て、各素材に要求をそれぞれ割り当てることを特徴とす
    る生産計画作成方法。
  2. 【請求項2】 前記各素材についてそれを用いるべき優
    先順位が予め定めてあり、また前記各要求にはその要求
    の製品を生産すべき優先順位が予め設定してあり、各素
    材に生成した複数の領域それぞれについて、当該領域と
    その領域に割り当て得る要求とを対応付け、素材の優先
    順位が高い順番に、その素材に生成した領域の内、品質
    レベルが高い第1領域に、該第1領域に割り当て得る要
    求の内の優先順位が高い要求を割り当て、割り当てた要
    求に係る重量及び第1領域の重量を用いて、第1領域の
    残余領域を算出し、得られた残余領域に、第1領域に割
    り当て得る他の要求を割り当て得るか否かを判断し、そ
    れが可能であると判断した場合、割り当て得る他の要求
    を割り当て、それが不可能であると判断した場合、前記
    第1領域に隣接し、第1領域の品質レベルより低い品質
    レベルの第2領域に割り当て得る要求の内の優先順位が
    高い要求を、前記残余領域及び第2領域に割り当てる請
    求項1記載の生産計画作成方法。
  3. 【請求項3】 前記素材は連続鋳造機で鋳造された鋳片
    である請求項1又は2記載の生産計画作成方法。
  4. 【請求項4】 長手方向で品質レベルが異なる複数の素
    材に、これらの素材を用いて生産する製品の重量及び品
    質レベルを含む複数の要求を割り当てて、複数の製品の
    生産計画を作成する装置において、 各素材の長手方向の複数の位置で、素材の品質に係る検
    査をそれぞれ行う検査装置と、各素材毎に、前記検査結
    果に基づいて、各位置における品質レベルをそれぞれ判
    定する手段と、得られた各品質レベルを判定した各位置
    の周囲の領域を代表する品質レベルとする手段と、各領
    域の重量及びその品質レベル、並びに各要求に係る重量
    及び品質レベルに基づいて、各素材に要求をそれぞれ割
    り当てる割当手段とを備えることを特徴とする生産計画
    作成装置。
  5. 【請求項5】 前記各素材についてそれを用いるべき優
    先順位が予め定めてあり、また前記各要求にはその要求
    の製品を生産すべき優先順位が予め設定してあり、前記
    割当手段は、各素材に生成した複数の領域それぞれにつ
    いて、当該領域とその領域に割り当て得る要求とを対応
    付ける手段と、素材の優先順位が高い順番に、その素材
    に生成した領域の内、品質レベルが高い第1領域に、該
    第1領域に割り当て得る要求の内の優先順位が高い要求
    を割り当てる手段と、割り当てた要求に係る重量及び第
    1領域の重量を用いて、第1領域の残余領域を算出する
    手段と、得られた残余領域に、第1領域に割り当て得る
    他の要求を割り当て得るか否かを判断する手段と、それ
    が可能であると判断した場合、割り当て得る他の要求を
    割り当てる手段と、それが不可能であると判断した場
    合、前記第1領域に隣接し、第1領域の品質レベルより
    低い品質レベルの第2領域に割り当て得る要求の内の優
    先順位が高い要求を、前記残余領域及び第2領域に割り
    当てる手段とを具備する請求項4記載の生産計画作成装
    置。
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