JP2004334831A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 注文に応じた製品コイルを現品に割り当てる板取りの最適解を、より少ない計算量で算出することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】 注文情報データベース22aは、複数の注文に関する情報である注文情報を格納する。仮想現品情報データベース22cは、複数種類の現品を集約して生成した仮想現品に関する情報である仮想現品情報を格納する。セット生成処理部25は、注文情報データベース22aより参照する注文情報と、仮想現品情報データベース22cより参照する仮想現品情報とを基に、仮想現品に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部をまとめたセットを生成する。割り当て処理部26は、セット生成処理部25が生成したセットを最適な現品へ割り当てる割り当て情報を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、製鉄業において、鉄製の現品(母材)から製品コイル(注文製品)を効率良く板取りするための解探索を行う情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラムに関するものである。
従来、注文に応じて製造した鉄コイル(以下、製品コイルとする)を生産する際に、ある現品(切り取り対象となる既製の鉄コイル=母材)を、注文に応じて所定の幅及び長さに分割して切断する。尚、ここで現品(親コイル)とは、種々の幅、長さ、厚みを有する鉄コイルである。このときの製品コイルに対する現品の割り当ておよび割り当てた現品の分割切断(以下、板取りとする)の最適解を見つけることで、効率的な板取りを行うよう工夫している。
具体的には、複数の注文を組み合わせて編成した仮想注文となるセットを生成し、このセットを現品へ割り当てる方法がある。複数の注文をまとめてセットとすることで、各注文を現品に割り当てるよりも効率よい板取りを実現している。例えば、セットとは、現品の幅の種類に応じて複数種類の幅の注文をまとめて幅方向の余りを最小にする組み合わせとなる仮想注文である。
ここで、複数の注文、セット、現品の関係について具体例を示して更に説明する。図11は、複数の注文、セット、現品(親コイル)の関係を示す図である。図11に示すように、各々の幅および長さが異なる注文a、b、cがあるとする。尚、図11において注文a、b、cは幅の違いを示す図であり、長さの違いは示していない。この注文a、b、cの一部または全部を用いてセットAおよびセットBおよびセットCを生成する。
図11のセットAは、注文aに応じた分割領域aAを2条と、注文bに応じた分割領域bAを1条と、注文cに応じた分割領域cAを1条とを含む構成のセットである。また、セットBは、注文cに応じた分割領域cBを3条含む構成のセットである。また、セットCは、注文aに応じた分割領域aCを2条と、注文bに応じた分割領域bCを2条含む構成のセットである。以上に示すように、複数の注文をまとめて効率よい現品の割り当てが行えるような仮想注文であるセットを生成する。次に、セットA、B、Cを現品X、Y、Zへ割り当てる処理を行う。以上により、注文a、b、cに応じた製品コイルを現品X、Y、Zに割り当てる処理を行う。
その他の、鋼板製品の割り当て方法(=板取り方法)としては、以下に示す方法がある。まず、鋼片(製品素材)を、成分、品質、規格、板厚等の特性を基準としてグルーピングする。次に、注文製品を、鋼片と同様の特性を基準としてグルーピングする。次に、グループ単位で上記特性を基準にして注文製品を鋼片に割り当てる処理をおこなう(例えば、特許文献1参照。)。
また、鋼板または鋼帯を切取って商品取りを行うための板取り方法として、商品の形状情報と鋼板または鋼帯の欠陥部位情報に基づいて、商品の切り取り位置を決定する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、複数の板材の各々に1以上の注文を充当して板取り計画を作成する方法として、板材の使用順と板材への注文の充当順とを所定のアルゴリズムで組替えて、各々の組み合わせについて板取り計画を行う方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平6−149850号公報 特開2002−269161号公報 特開平6−142724号公報
しかし、上述した従来の図11に示す板取り方法では、注文数:セット数:現品数の組み合わせは注文数および現品数が10程度までならコンピュータの計算によりある程度の時間で最適解を求めることが可能であるが、注文数および現品数がそれを超える数になると、計算量が飛躍的に増えて現実的な時間内に解くことが難しくなるという問題がある。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、注文に応じた製品コイルを現品に割り当てる板取りの最適解を、より少ない計算量で算出することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、好ましくは、製品コイルの疵に関する情報を考慮して、注文に応じた製品コイルを現品に割り当てる板取りの最適解を、より少ない計算量で算出することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による情報処理装置においては、複数種類の母材の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品を割り当てる処理を行う情報処理装置であって、複数の注文に関する情報である注文情報と、複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、仮想母材に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成する仮想注文生成手段と、仮想注文生成手段が生成した仮想注文を最適な母材へ割り当てる割り当て情報を生成する割り当て手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記仮想注文生成手段は、仮想注文を複数パターン生成し、複数パターンの仮想注文を各仮想母材に割り当てて評価することで最適なパターンを特定して仮想注文を生成することを特徴とする。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記仮想注文生成手段は、少なくとも仮想注文の仮想現品に対する幅歩留まりについて、複数パターンの仮想注文を各仮想母材に割り当てて評価することを特徴とする。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記割り当て手段は、母材へ複数の割り当てパターンで仮想注文を割り当てて評価することで、最適な割り当てパターンを特定して割り当て情報を生成することを特徴とする。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記割り当て手段は、母材へ複数の割り当てパターンで仮想注文を割り当てて、少なくとも母材を部分的に使用するか否かを評価することを特徴とする。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記母材は、幅および長さを有する板状または帯状の金属母材であり、割り当て情報とは、母材に対して注文製品を切り出す幅および長さを特定する情報であることを特徴とする。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記複数種類の母材に関する情報である母材情報に母材の疵に関する情報である疵情報が含まれている場合に、母材情報と疵情報を基に疵を含まない部分を集約した仮想母材に関する情報である仮想母材情報を生成する仮想母材生成手段を更に具備することを特徴とする。
また、本発明による情報処理システムにおいては、複数の機器が互いに通信可能に接続されている情報処理システムであって、複数の機器のうち少なくとも1つの機器は上述した情報処理装置の機能を有することを特徴とする。
また、本発明による情報処理方法においては、複数種類の母材の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品を割り当てる処理を行う情報処理装置を用いた情報処理方法であって、複数の注文に関する情報である注文情報と、複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、仮想母材に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成する第1のステップと、第1のステップで生成した仮想注文を最適な母材へ割り当てる割り当て情報を生成する第2のステップとを有することを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、複数種類の母材の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品を割り当てる処理を行う情報処理装置用のプログラムであって、複数の注文に関する情報である注文情報と、複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、仮想母材に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成する第1のステップと、第1のステップで生成した仮想注文を最適な母材へ割り当てる割り当て情報を生成する第2のステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明による情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびそのプログラムによれば、複数の注文に関する情報である注文情報と、複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、仮想母材に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成して、生成した仮想注文を最適な母材へ割り当てる割り当て情報を生成するので、注文を仮想注文に集約し、現品を仮想母材に集約して母材への割り当て最適解を探索することができる。これにより、注文に応じた製品コイルを母材に割り当てる板取りの最適解を、より少ない計算量で算出することができる。
また、本発明の一態様例によれば、複数種類の母材に関する情報である母材情報に母材の疵に関する情報である疵情報が含まれている場合には、母材情報と疵情報を基に疵を含まない部分を集約した仮想母材に関する情報である仮想母材情報を生成することが更に可能なので、製品コイルの疵に関する情報を考慮して、注文に応じた製品コイルを現品に割り当てる板取りの最適解を、より少ない計算量で算出することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の第1の実施形態における情報処理装置の概略構成について図を用いて説明する。尚、本実施形態の情報処理装置は、複数種類の幅および長さを有する帯状の鋼鉄製品である現品(親コイル)の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品(製品コイル)を割り当てる処理を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態における情報処理装置の概略構成を示す図である。図1において、符号10は、情報処理装置であり、複数種類の現品(親コイル)の何れかに注文に応じて複数の注文製品(製品コイル)を割り当てる処理を行う。特に、情報処理装置10は、図11に示すように、複数の注文の一部または全部をまとめたセット(仮想注文)を仮想現品に応じて生成し、そのセットに対して現品を割り当てることで、結果として注文製品を現品に割り当てる処理を行う。尚、仮想現品については、後で詳細に説明する。
11は、外部端末であり、ネットワーク12を介して情報処理装置10と通信可能なコンピュータ端末である。尚、ネットワーク12は、インターネット等の公衆網または専用回線などである。また、外部端末11は、例えば新たな注文情報を送信してくる注文用の端末であったり、新たに製造した現品に関する情報を送信してくる現品製造情報用の端末であったりして好適である。すなわち、外部端末11は、情報処理装置10に外部より入力/更新する必要のある情報を提供する端末である。
尚、上述した情報処理装置10および外部端末11は、図示していないが、マウスやキーボードなどの入力装置および、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイなどの表示装置を具備してもよい。また、情報処理装置10が入力装置を備える場合には、情報処理装置10において、上述した注文情報などの種々の情報をその入力装置から直接入力してもよい。更に、情報処理装置10が記録媒体の読み取り機能を有する場合には、情報処理装置10は、注文情報などを記録した記録媒体よりその情報を読み取ることにより、注文情報などを取得してもよい。
次に、情報処理装置10内の構成について説明する。
20は、制御部であり、情報処理装置10内の各処理部やデータの流れなどを制御する。21は、送受信処理部であり、ネットワーク12を介して外部端末11と通信を行う。22は、データベースであり、上述した現品に対する製品コイルの割り当てる処理に必要な情報として、注文情報データベース22aと、現品情報データベース22bと、仮想現品情報データベース22cとを具備する。
注文情報データベース22aは、注文情報として、注文幅(mm)、注文重量(kg)を格納する。尚、本実施形態においては、説明を簡単にするため注文を受ける現品である鋼帯の厚さ、比重、材質・特性は一定のものであるとする。具体的には、厚さ0.5mm、比重7.5g/cm3、材質・特性として無方向性電磁鋼板である。また、本実施形態に示すように鋼帯の厚さや比重や材質・特性は一定に限らず、種々の厚さや比重や材質・特性を有する鋼帯に対する処理であってもよく、この場合は、注文情報にそれらを指定する情報が含まれる。
現品情報データベース22bは、現品情報として、現品に関する情報を格納する。具体的には、スリット作業可能な(=在庫として保有する)複数の現品の幅と長さに関する情報を格納する。尚、スリット作業とは、現品を製品コイルに切り分ける作業である。仮想現品情報データベース22cは、仮想現品情報として、後述する仮想現品生成部24が生成した仮想現品に関する情報を格納する。具体的には、仮想現品の幅と長さに関する情報を格納する。尚、仮想現品情報の詳細については後述する。
23は、注文管理部であり、注文情報データベース22aに格納される注文情報の管理を行う。具体的には、注文管理部23は、注文情報データベース22aより、まとめて処理する注文情報を選択する。また、注文管理部23は、注文情報データベース22aに格納される注文情報が上述した割り当て処理済みの注文情報であるか否かを管理する。また、注文管理部23は、送受信処理部21が新たな注文情報を受信した場合に、受信した新たな注文情報をデータベース22aに格納する処理も行う。
24は、仮想現品生成部であり、現品情報データベース22bより参照する現品情報を基に、所定の複数種類の幅に集約した仮想現品を生成する。このとき、各仮想現品の長さは、各仮想現品の幅を超える幅となる現品の長さを累計した値(以下、総延長とする)である。これは、最小の幅の仮想現品に割り当てられる製品コイルであれば、より幅の大き
い仮想現品にも割り当てることができることを利用している。すなわち、幅の小さな製品コイルには、より長く仮想現品を割り当てることが可能である。
具体例を挙げて現品の総延長と仮想現品の長さの関係を説明する。図2は、幅別の現品の総延長と仮想現品の長さの関係を示す図である。図2(a)に示すように、幅が900mm、950mm、1000mm、1050mmである4種類の現品が、それぞれ総延長10000m、12000m、14000m、13000mあるとする。ここで、仮想現品生成部24が、現品と同じ4種類の幅の仮想現品A〜Dを生成する場合に、それぞれの仮想現品の長さ(以下、仮想現品長とする)は、以下のようになる。尚、仮想現品Aは幅1050mmであり、仮想現品Bは幅1000mmであり、仮想現品Cは幅950mmであり、仮想現品Dは900mmである。
仮想現品Aの場合は最大の幅であるので、幅1050mmの現品の総延長である13000mがそのまま仮想現品長となる。具体的には、図2(b)に示すように、仮想現品生成部24は、幅1050mmの現品長a〜eを累計して幅1050mmの現品の総延長A1=13000mを求め、それを仮想現品長とする。また、図2(a)に示すように、仮想現品生成部24は、同様に幅1000mmの現品の総延長B1=14000m、幅950mmの現品の総延長C1=12000m、幅900mmの現品の総延長D1=10000mを求める。次に、仮想現品生成部24は、仮想現品Bの仮想現品長=A1+B1=27000mを求める。同様に、仮想現品生成部24は、仮想現品Cの仮想現品長=A1+B1+C1=39000mを求め、仮想現品Dの仮想現品長=A1+C1+D1=49000mを求める。以上より、図2(a)の表に示す結果となる。
また、図2(b)には、上述した仮想現品A(幅1050mm)と仮想現品B(幅1000mm)の関係を示している。仮想現品Bの仮想現品長は、仮想現品Aの仮想現品長13000m(=幅1050mmの現品の総延長A1)に幅1000mmの現品の総延長B1を加算している。以上に示すように、仮想現品Bは、幅1000mmの注文に対応できる幅1050mmの現品および幅1000mmの現品から構成される。尚、上述したように仮想現品生成部24が生成した仮想現品情報は、仮想現品情報データベース22cに格納される。
25は、セット生成処理部であり、注文情報データベース22aより参照する複数の注文に関する情報である注文情報と、仮想現品情報データベース22cより参照する仮想現品生成部24が生成した仮想現品情報とを基に、仮想現品に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部を集約した仮想注文情報であるセットを生成する。尚、本実施形態におけるセットとは、仮想現品の幅に応じたセット幅および仮想現品の長さに応じたセット長で特定される。
26は、割り当て処理部であり、セット生成処理部25が生成したセットを最適な現品へ割り当てる処理を行う。具体的には、割り当て処理部26は、現品へ複数の割り当てパターンでセット生成処理部25が生成したセットを割り当てて評価することで、最適な割り当てパターンを特定して割り当て情報を生成する。
27は、フープ長・分割決定部であり、セットを割り当てられた各現品の長さ方向の切断位置を定めるフープ長および幅方向の分割位置などを決定する。尚、フープ長は、注文に応じて現品より切り出される個々の製品コイルの長さである。このフープ長は、注文側からの指定である個々の製品コイルの重量を制限する単重制約(最大重量、最小重量)や外径基準(製品コイルの外径の最大値)を満たすよう、製品コイルの幅および厚さや比重により長さの範囲が各注文別に定まっている。以下の説明において、各注文におけるフープ長の最大値を最大フープ長、フープ長の最小値を最小フープ長とする。
以上の処理により、情報処理装置10は、複数の注文を基に、効率良く複数の現品へ注文に応じた製品コイルを割り当てた割り当て情報を生成することができる。
尚、図1に示した情報処理装置10の各処理部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、各処理部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリに読み込んで実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
次に、上述した情報処理装置10の動作について説明する。
図3は、図1に示した情報処理装置10の動作を示す図である。まず、情報処理装置10の仮想現品生成部24は、現品情報データベース22bより参照する現品情報を基に、所定の複数種類の幅に集約した仮想現品を生成する(ステップS1)。このとき、仮想現品生成部24が生成した仮想現品情報は、仮想現品情報データベース22cに格納される。
次に、セット生成処理部25は、注文情報データベース22aより参照する注文情報と、仮想現品情報データベース22cより参照する仮想現品情報とを基に、仮想現品に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部を編成してセットを生成する(ステップS2)。具体的には、セット生成処理部25は、複数パターンのセットを生成して、「セット幅歩留まり」、「注文残」、「超過面積」などを評価項目として評価値を算出し、その評価値により仮想現品に対して最適なセットを生成する。ここで「セット幅歩留まり」とは、仮想現品の幅に対するセット幅の割合である。また「注文残」とは、セット編成後の注文の残量(例えば、注文面積残量)である。また「超過面積」とは、セットに編成した全注文の合計面積に対する、生成したセットの合計面積の超過量である。尚、評価値の算出の具体例については後述する。
更に、セット生成処理部25は、次に挙げる制約を満たすようセットを生成する。
・1度に編成するセット数は1セットのみとする。
・セット長は、現品が不足しないよう仮想現品長以下とする。
・複数の注文から、最も広い幅の注文を優先する。
・注文に優先指定がある場合は、これを優先する。
・優先指定の注文と同じセットに編成する注文は「最大仮想現品幅−優先指定の注文の幅」以下の幅とする。
・1つの注文を分けて複数のセットに編成してもよい。
・フープ長は注文の外径基準、単重制約を満たす長さとする。
具体例として、フープ長Aおよびフープ長Bを求める式を示す。
フープ長A=π×[(外径/2)2−(内径/2)2]/厚さ
フープ長B=単重×1000/(幅×厚さ×比重)
但し、上記の式において「外径」は上述した外径基準を満たす範囲の値であり、「単重」は上述した単重制約を満たす範囲の値である。これにより、フープ長Aおよびフープ長Bも上記制約を満たす範囲の値となる。本実施形態においては、フープ長Aおよびフープ長Bの範囲の重なり部分の最大値を最大フープ長とし、その重なり部分の最小値を最小フープ長とする。
・各注文の最大フープ長および最小フープ長を考慮して注文を編成する。
具体的には、注文Aと注文Bにおいて、以下の式が成り立つ場合は、その2つの注文を1つのセットに編成することを禁止する。
注文Aの最大フープ長 < 注文Bの最小フープ長
注文Aの最小フープ長 > 注文Bの最大フープ長
・セット長は少なくとも該セットに編成される全ての注文の最小フープ長より大きい長さとする。
・注文に対してセットの超過面積は、注文面積の一定割合(例えば20%)までとする。
以上に示した制約を満たすことで、セット生成処理部25は、各注文に応じたフープ長となるセットを編成することができる。また、超過面積を一定の割合以下とすることで、長さ方向および幅方向の双方の歩留まりを考慮した効率的なセットの編成を行うことができる。
また、セット生成処理部25において、更に以下に示す制約例を追加してもよい。
・指定されたトリム代に応じて注文を編成する。
ここで、トリム代とは鋼帯の端部分における切り捨てる(製品として使用しない)幅のことであり、注文者や情報処理装置10の利用者が指定できる値である。尚、本実施形態では、トリム代の指定が異なる注文を同一セットに編成する場合には、トリム代が少ない注文を鋼帯の両端部分に配置する制約を追加する。
・1セット内に編成できる注文数を制約する。
・1セット内に編成する条数を制約する。
ここで、条数とは、1セット内における幅方向の分割数である。
これにより、工場の設備(例えば、製品コイルを巻き取る設備数)に応じて条数を制限することができる。
次に、割り当て処理部26は、セット生成処理部25が生成したセットを最適な現品へ割り当てる処理を行う(ステップS3)。具体的には、割り当て処理部26は、複数パターンの現品への割り当てを生成して、「現品残数」、「現品使用面積」、「現品幅歩留ま
り」などを評価項目として評価値を算出し、その評価値により仮想現品に対して最適なセットを生成する。尚、評価値の算出の具体例については後述する。ここで、「現品残数」とは、割り当て後に未使用部分が大きく残った現品数である。「現品使用面積」とは、現品に割り当てられた製品コイルの総面積である。「現品幅歩留まり」とは、割り当て後の現品の幅に対する未使用部分の幅の割合である。
このとき、割り当て処理部26は、次に挙げる制約を満たすよう割り当て処理を行う。・セットのセット長、セット幅および同一セット内のフープ長の最大値と最小値を満たすようにする。
・現品に引き当てた製品コイルのフープ長の合計が、セット長以上となるようにする。
・1セットを複数の現品へ割り当てることができる。
・セット幅は現品の有効幅(トリム代を除いた幅)以下とする。
・割り当てられた現品の長さの合計はセット長以上とする。
・各現品にセットを割り当てる際に、各現品をn/mに分割して割り当てる。
但し、n、mは自然数であり、n≦mである。
尚、本実施形態では、1/4、1/3、1/2、2/3、3/4、1(1/1)の6種類の分割を割り当てるとする。これにより、現品より中途半端な切れ端が残ることを防ぐ。
・割り当て後の現品において未使用部分(残長さ)は、現品残最小値以上とする。但し、現品残最小値とは、利用者が任意に設定できる値である。
・現品への割り当ては、セットに含まれる全ての注文のフープ長に関する制約を満たすように上述した6パターンの分割の何れかを選択する。
(具体的には、最大フープ長および最小フープ長に対して整数倍した範囲内となる分割パターンを選択する)
以上に示した制約を満たすことで、割り当て処理部26は、各注文に応じたフープ長となるようセットを現品へ割り当てることができる。また、割り当て処理部26は、長さ方向において中途半端な切れ端が残らないようにセットを現品へ割り当てることができる。
また、更に以下に示す制約を追加してもよい。例えば、割り当て処理部26において、幅や長さが同程度の現品に対しては、製造年月日の古い順に割り当てを行うことで、製造年月日の古い現品から使用するように割り当てることができる。また、製造年月日に加えて現品の保管場所を考慮してもよい、これにより、スリット作業場により近い場所に保管されている現品を割り当てることができる。
次に、フープ長・分割決定部27は、各現品に割り当てられたセットに応じて、現品に対するフープ長および幅方向の分割位置を決定する(ステップS4)。次に、注文管理部23は、セット生成処理部25が全ての注文をセットとして編成し終えたか否かを判定する(ステップS5)。ここで、全ての注文をセットとして編成し終えた場合(ステップS5のNO)には、製品コイルの現品への引き当て処理を終了する。また、全ての注文をセットとして編成し終えておらず、注文残がある場合(ステップS5のYes)には、ステップS1に戻る。
以上に示すように、情報処理装置10は、ステップS1〜ステップS4までの動作を、注文残又は現品残がなくなるまで繰り返し行う。
尚、上述した情報処理装置10において、仮想現品の幅方向に対する歩留まり(以下、幅歩留まりとする)において最低歩留まりを設定してもよい。これにより、その最低歩留まりに満たない場合には、セット生成処理部25は、所定の%だけ最低歩留まりを下げて、再度セットの生成を行う。これにより、最低歩留まりを満たす組み合わせを求める処理に要する時間が短くなるので、セットを生成するスピードを向上することができる。この時、最低歩留まりの下限値も設定しておく。また、注文数が残り1つの場合は設定された最低歩留まりの制約を無視してセットを生成する。
以上に示すように、セット生成処理部25および割り当て処理部26における処理には、注文の種類やスリット作業の設備などに応じて種々の制約を加えて好適である。尚、上述した情報処理装置10におけるセット生成処理部25がセット生成を行う際の制約の組み合わせは、上述した限りではなく、セット生成処理部25は、上述した制約の任意の組み合わせを利用して好適である。また、割り当て処理部26が割り当て処理を行う際の制約の組み合わせは、上述した限りではなく、割り当て処理部26は、上述した制約の任意の組み合わせを利用して好適である。
次に、本実施形態の情報処理装置10におけるセット生成処理部25のセット生成処理の具体例を示し、詳細な動作を説明する。
まず、複数の現品に共通の規格について具体例を示して説明する。図4(a)は、本実施形態における複数の現品に共通の規格例を示す図である。図4(a)に示すように、本具体例における現品は、板厚は0.5mmであり、比重は7.5g/cm3であり、トリム代は25mmである。
次に、図4(a)に示した規格を備える現品に対する注文の具体例を示す。図4(b)は、図4(a)に示した規格を備える現品に対する注文の具体例を示す図である。図4(b)に示すように、複数の注文a、b、cがある。注文aは、注文幅250mm、注文重量6000kg、注文面積1600m2である。注文bは、注文幅300mm、注文重量3000kg、注文面積800m2である。注文cは、注文幅600mm、注文重量3300kg、注文面積880m2である。尚、注文面積は、注文重量と上述した比重および板厚を利用した以下の式により求める。
注文面積=注文重量/(比重×板厚)
また、図4(b)に示すように、注文a〜cには、それぞれ上述した単重制約および外径基準が設定されている。
次に、図4(a)に示した規格を備える現品が種々の幅および長さである場合に、仮想現品生成部24が、それらの現品を所定数の幅に集約して仮想化することで生成した仮想現品の具体例を示す。図4(c)は、仮想現品生成部24が生成する仮想現品の具体例を示す図である。ここで、図4(c)に示す仮想現品X、Yは、例えば、現品r(現品幅1050mm、現品長2400m)、現品s(現品幅1100mm、現品長3200m)、現品t(現品幅1150mm、現品長4800m)に対して仮想現品生成部24が仮想現品生成処理を行うことで生成される。尚、仮想現品生成部24が生成した仮想現品に関する情報は仮想現品情報データベース22cに格納される。
図4(c)に示すように、仮想現品Xは、仮想現品幅1050mm、仮想現品長104
00m、仮想有効幅1000mmである。また、仮想現品Yは、仮想現品幅1150mm、仮想現品長4800m、仮想有効幅1100mmである。尚、仮想有効幅は、仮想現品幅より上述したトリム代×2(両端分)を差し引いた値である。また、図4(c)に示すように仮想現品Xの仮想現品長は、仮想現品幅1050mm以上の幅を有する現品r、s、tの現品長を合計した値となる。
以上、図4に示した注文および仮想現品に対して、セット生成処理を行う場合には、セット生成処理部25は、例えば図5に示すような複数パターンのセットを生成する。
図5は、セット生成処理部25が生成した複数パターンのセット1〜5を示す図である。図5に示すように、セット1は、注文aのみを編成したセットである。セット1において、注文aに対応する幅方向の分割数である条数は4、長さ方向の仮の分割数である仮分割数は2、条数×仮分割数で求まる仮フープ数8、仮のフープ長である仮フープ長は800mである。尚、セット生成処理部25は、仮フープ長を上述したセット生成時の制約に応じて定める。
また、取得面積(m2)は、注文幅(m)×仮フープ数×仮フープ長(m)により求まる。セット1においては、取得面積=0.25×8×800=1600m2となる。また、超過面積は、取得面積−注文面積により求まる。セット1においては、超過面積=1600−1600=0m2となる。但し、本実施形態においては、取得面積の超過分が注文面積3%以上の場合だけ超過面積を求める。また、注文残面積は、注文面積−取得面積により求まる。尚、注文残面積は注文面積が取得面積より大きい場合に計算する。セット1においては、注文b、cに対しては、セット1に編成しなかったので、注文bは800m2、注文cは880m2と全ての注文面積が残っている。
また、この時のセット1のセット長は仮フープ長×仮分割数により求まる。具体的には、セット1におけるセット長=800×2=1600mとなる。また、セット1のセット幅は条数×注文幅により求まる。具体的には、セット1におけるセット幅=4×250=1000mとなる。
また、セット2は、注文bのみを編成したセットである。セット2において、注文bに対応する条数は3、仮分割数は1、仮フープ数3、仮フープ長は890mである。また、セット1と同様の計算により、取得面積801m2、注文bに対する超過面積0m2、注文aの注文残面積1600m2、注文cの注文残面積880m2が求まる。
また、セット3は、注文bおよび注文cを編成したセットである。セット3において、注文bに対応する条数は1、仮分割数は2、仮フープ数2、仮フープ長は734mである。また、注文cに対応する条数は1、仮分割数は2、仮フープ数2、仮フープ長は734mである。また、上述したセット1と同様の計算により、注文aの注文残面積1600m2、注文bに対応する取得面積440m2、注文bに対する超過面積0m2、注文bの注文残面積360m2、注文cに対応する取得面積881m2、注文cに対する超過面積0m2、注文cの注文残面積0m2、が求まる。
また、セット4は、注文aおよび注文cを編成したセットである。セット4において、注文aに対応する条数は2、仮分割数は2、仮フープ数4、仮フープ長は734mである。また、注文cに対応する条数は1、仮分割数は2、仮フープ数2、仮フープ長は734mである。また、上述したセット1と同様の計算により、注文bの注文残面積800m2、注文aに対応する取得面積734m2、注文aに対する超過面積0m2、注文aの注文残面積866m2、注文cに対応する取得面積881m2、注文cに対する超過面積0m2、注文cの注文残面積0m2、が求まる。
また、セット5は、注文aおよび注文bを編成したセットである。セット5において、注文aに対応する条数は2、仮分割数は2、仮フープ数4、仮フープ長は800mである。また、注文bに対応する条数は2、仮分割数は2、仮フープ数4、仮フープ長は800mである。また、上述したセット1と同様の計算により、注文cの注文残面積880m2、注文aに対応する取得面積800m2、注文aに対する超過面積0m2、注文aの注文残面積800m2、注文bに対応する取得面積960m2、注文bに対する超過面積160m2、注文bの注文残面積0m2、が求まる。
以上に示すように、セット生成処理部25は、制約を満たす仮セット長および仮分割数を基に、複数パターンのセットを生成する。
次に、セット生成処理部25が、生成した複数パターンのセットを仮想現品別に評価して、最適な仮想現品とセットの組み合わせを特定する処理について説明する。図6は、仮想現品Xに対して図5のセット1〜5を割り当ててみた場合の評価値を示す図である。また、図7は、仮想現品Yに対して図5のセット1〜5を割り当ててみた場合の評価値を示す図である。
図6において、表61は、セット1と仮想現品Xに関する評価値および評価値に関連する値を示す表である。具体的に表61は、セット1のセット長およびセット幅と、セット1を仮想現品Xに割り当てた場合の評価値の計算に必要な評価項目の値を示す表である。同様に表62〜65は、セット2〜5と仮想現品Xに関する評価値および評価値に関連する値を示す表である。また、重み付け係数66は、セット1〜5と仮想現品Xの評価項目別に1倍、100倍、1000倍の重み付けを行うための係数である。すなわち、重み付け係数66の値が大きいほど重要な評価項目であるといえる。尚、重み付け係数66の詳細は後述する。
図6の表61に示すように、セット1を仮想現品Xに割り当てた場合(以下、単に「セット1・仮想現品Xの場合」とする)、セット1のセット長1600mは、仮想現品Xの仮想現品長以内である。また、セット1のセット幅1000mmなので、有効幅残は0mmである。ここで、有効幅残は、仮想現品Xの有効幅−セット幅で求まる。尚、上述したように仮想現品Xの有効幅は1000mmである。また、セット1・仮想現品Xの場合の超過面積計は0m2である。ここで、セット1・仮想現品Xの場合の超過面積計とは、セット1における注文a〜cに対する超過面積の合計である。また、セット1・仮想現品Xの場合の注文残面積合計は1680m2である。ここで、セット1・仮想現品Xの場合の注文残面積合計とは、セット1における注文a〜cに対する注文残面積の合計である。
また、セット1・仮想現品Xの場合の評価値は1680である。尚、本実施形態におけるセット生成処理部25は、評価値の値が大きいほど評価の低いセットと判断する。また、評価値は、図6に示した重み付け係数66を利用して、有効幅残×1000+超過面積計×100+注文残面積合計により求まる。すなわち、図6の重み付け係数66に示すように、有効幅残を最重要な評価項目として1000倍している。また、超過面積計は重要な評価項目として100倍している。また、注文残面積合計は普通の評価項目として1倍である。以上に示すように、重み付け係数66によって、重要な評価項目における値の変化が、評価値に与える影響をより大きくすることができる。すなわち、セット生成処理部25は、評価項目別の優先度を考慮した評価値を算出して、その評価値を基に最適なセットを採用することができる。
次に、図6の表62に示すように、セット2を仮想現品Xに割り当てた場合、セット2のセット長890mは、仮想現品Xの仮想現品長以内である。また、セット2のセット幅
900mmなので、有効幅残は100mmである。また、超過面積計は0m2であり、注文残面積合計は2480m2であり、評価値は102480である。
次に、図6の表63に示すように、セット3を仮想現品Xに割り当てた場合、セット3のセット長1468mは、仮想現品Xの仮想現品長以内である。また、セット3のセット幅900mmなので、有効幅残は100mmである。また、超過面積計は0m2であり、注文残面積合計は1960m2であり、評価値は101960である。
次に、図6の表64に示すように、セット4を仮想現品Xに割り当てた場合、セット4のセット長1468mは、仮想現品Xの仮想現品長以内である。また、セット4のセット幅1100mmなので、有効幅残は−100mmであり、幅制約違反である。このため、セット4は採用不可である。
次に、図6の表65に示すように、セット5を仮想現品Xに割り当てた場合、セット5のセット長1600mは、仮想現品Xの仮想現品長以内である。また、セット5のセット幅1100mmなので、有効幅残は−100mmであり、幅制約違反である。このため、セット5は採用不可である。
また、図7において、表71は、セット1と仮想現品Yに関する評価値および評価値に関連する値を示す表である。具体的に表71は、セット1のセット長およびセット幅と、セット1を仮想現品Yに割り当てた場合の評価値の計算に必要な評価項目の値を示す表である。同様に表72〜75は、セット2〜5と仮想現品Yに関する評価値および評価値に関連する値を示す表である。また、重み付け係数76は、セット1〜5と仮想現品Yの評価項目別に1倍、100倍、1000倍の重み付けを行うための係数である。
図7の表71に示すように、セット1を仮想現品Yに割り当てた場合、セット1のセット長1600mは、仮想現品Yの仮想現品長以内である。また、上述した仮想現品Xの場合と同様の計算により、セット1を仮想現品Yに割り当てた場合、有効幅残は100mm、超過面積計は0m2、注文残面積合計は1680m2であり、評価値は101680である。
次に、図7の表72に示すように、セット2を仮想現品Yに割り当てた場合、セット2のセット長890mは、仮想現品Yの仮想現品長以内である。また、セット2を仮想現品Yに割り当てた場合、有効幅残は200mmであり、超過面積計は0m2であり、注文残面積合計は2480m2であり、評価値は202480である。
次に、図7の表73に示すように、セット3を仮想現品Yに割り当てた場合、セット3のセット長1468mは、仮想現品Yの仮想現品長以内である。また、セット3を仮想現品Yに割り当てた場合、有効幅残は200mmであり、超過面積計は0m2であり、注文残面積合計は1960m2であり、評価値は201960である。
次に、図7の表74に示すように、セット4を仮想現品Yに割り当てた場合、セット4のセット長1468mは、仮想現品Yの仮想現品長以内である。また、セット4を仮想現品Yに割り当てた場合、有効幅残は0mmであり、超過面積計は0m2であり、注文残面積合計は1666m2であり、評価値は1666である。
0
次に、図7の表75に示すように、セット5を仮想現品Yに割り当てた場合、セット5のセット長1600mは、仮想現品Yの仮想現品長以内である。また、セット5を仮想現品Yに割り当てた場合、有効幅残は0mmであり、超過面積計は160m2であり、注文残面積合計は1680m2であり、評価値は17680である。
以上に示したように、図6、図7の各表における評価値を比較すると、仮想現品Yとセット4の組み合わせの評価値が最小値(=最高評価)であることが分かる。すなわち、セット生成処理部25は、セット4および仮想現品Yの組み合わせを採用する。
次に、本実施形態の情報処理装置10における割り当て処理部26の割り当て処理の具体例を示し、詳細な動作を説明する。
まず、本具体例における割り当て処理の基になるセット(以下、セットGとする)は、セット幅=1000mm、セット長=4800mである。また、割り当てる対象となる現品は、上述した現品r(現品幅1050mm、現品長2400m)、現品s(現品幅1100mm、現品長3200m)、現品t(現品幅1150mm、現品長4800m)である。
上述した現品r、s、tにセットGを複数のパターンで割り当てたケースA〜E(以下、割り当てパターンとする)について説明する。図8は、割り当て処理部26が生成する複数の割り当てパターン(ケースA〜ケースE)を示す図である。尚、上述したように現品にセットを割り当てるにおける長さ方向の分割の制約として、1/4、1/3、1/2、2/3、3/4、1(分割なし)の6種類の分割パターンがあったが、図8に示すように本実施形態においては、これに未使用の意味である0を加えて7種類の現品使用パターン0(0)、3(1/4)、4(1/3)、6(1/2)、8(2/3)、9(3/4)、12(1)が定義されているとする。また、現品長と現品使用パターンとが定まることにより、「使用長さ」を求めることができる。具体的には、「使用長さ」=現品長×(現品使用パターン/12)の式により求める。
また、「使用長さ」が定まることにより、使用面積を求めることができる。具体的には、使用面積=「使用長さ」×現品幅(m)の式により求める。また、現品を部分的に使用している場合(1/4〜3/4(現品使用パターン=3〜9)と、現品を全て使用した場合(1(現品使用パターン=12))または未使用の場合(0(現品使用パターン=0))とを判別するパラメータ「使いきり」も設定される。本実施形態においては、「使いきり」=0の時は現品を使いきった割り当てまたは現品を未使用とする割り当てを示し、「使いきり」=1の時は現品を部分的に使用する割り当てを示す。
図8に示すように、ケースAの場合は、現品r、s、tの全てに対して現品使用パターン=12となるようセットGを割り当てる。これにより、現品rにおいて「使用長さ」=2400m、使用面積=2520m2、「使いきり」=0となる。また、現品sにおいて、「使用長さ」=3200m、使用面積=3520m2、「使いきり」=0となる。また、現品tにおいて、「使用長さ」=4800m、使用面積=5520m2、「使いきり」=0となる。
次に、ケースBの場合は、現品rに対して現品使用パターン=12、現品sに対して現品使用パターン=9、現品tに対して現品使用パターン=0となるようセットGを割り当てる。これにより、現品rにおいて「使用長さ」=2400m、使用面積=2520m2、「使いきり」=0となる。また、現品sにおいて、「使用長さ」=2400m、使用面積=2640m2、「使いきり」=1となる。また、現品tにおいて、「使用長さ」=0m、使用面積=0m2、「使いきり」=0となる。
次に、ケースCの場合は、現品rに対して現品使用パターン=12、現品sに対して現品使用パターン=0、現品tに対して現品使用パターン=6となるようセットGを割り当てる。これにより、現品rにおいて「使用長さ」=2400m、使用面積=2520m2
、「使いきり」=0となる。また、現品sにおいて、「使用長さ」=0m、使用面積=0m2、「使いきり」=0となる。また、現品tにおいて、「使用長さ」=2400m、使用面積=2760m2、「使いきり」=1となる。
次に、ケースDの場合は、現品rに対して現品使用パターン=0、現品sに対して現品使用パターン=12、現品tに対して現品使用パターン=4となるようセットGを割り当てる。これにより、現品rにおいて「使用長さ」=0m、使用面積=0m2、「使いきり」=0となる。また、現品sにおいて、「使用長さ」=3200m、使用面積=3520m2、「使いきり」=0となる。また、現品tにおいて、「使用長さ」=1600m、使用面積=1840m2、「使いきり」=1となる。
次に、ケースEの場合は、現品rに対して現品使用パターン=0、現品sに対して現品使用パターン=0、現品tに対して現品使用パターン=12となるようセットGを割り当てる。これにより、現品rにおいて「使用長さ」=0m、使用面積=0m2、「使いきり」=0となる。また、現品sにおいて、「使用長さ」=0m、使用面積=0m2、「使いきり」=0となる。また、現品tにおいて、「使用長さ」=4800m、使用面積=5520m2、「使いきり」=0となる。
以上に示すように、割り当て処理部26は、制約を満たす範囲で、割り当てパターンを生成する。具体的には、割り当て処理部26は、複数の現品に対して制約を満たす範囲で現品使用パターンの組み合わせを生成する。
次に、割り当て処理部26が、生成した複数パターンの割り当てをパターン別(ケースA〜E別)に評価して、最適な割り当てパターンを特定する処理について説明する。図9は、図8に示した割り当てパターン別の評価値を示す図である。
図9において、表91は、現品r、s、tにセットGを複数パターン(ケースA〜E)で割り当てた場合の評価値および評価値に関連する値を示す表である。具体的には、表91は、ケースAの割り当てにおける評価値および評価値を求める為に必要な評価項目の値を示す表である。同様に表92〜95は、ケースB〜Eの割り当てにおける評価値および評価値に関連する値を示す表である。また、セット長制約96は、現品の使用長合計がセット長以上であるか否かをチェックすることを示す。また、重み付け係数97は、割り当て処理の評価項目別に1倍、100倍の重み付けを行うための係数である。すなわち、重み付け係数97の値が大きいほど重要な評価項目であるといえる。
また、図9の評価項目とは、使用長合計、取得面積合計、使い切れなかった現品数の3種類がある。使用長合計とは、図8に示した各ケースA〜Eにおいて全現品の使用長さを合計した値である。取得面積合計とは、図8に示した各ケースA〜Eにおいて、全現品の使用面積を合計した値である。使い切れなかった現品数とは、図8に示した各ケースA〜Eにおいて、「使いきり」=1となった現品の数である。
尚、本実施形態における割り当て処理部26は、評価値の値が大きいほど評価の低い割り当てと判断する。また、評価値は、図9に示した重み付け係数97を利用して、取得面積合計+使い切れなかった現品数×100により求まる。以上に示すように、重み付け係数96によって、重要な評価項目における値の変化が、評価値に与える影響をより大きくすることができる。すなわち、割り当て処理部26は、評価項目別の優先度を考慮した評価値を算出して、その評価値を基に最適な割り当てを採用することができる。
図9の表91に示すように、ケースAの割り当ての場合、使用長合計=10400mは、セット長(=4800m)以上である。また、ケースAの場合は、取得面積合計=11
560m2であり、使い切れなかった現品数=0であり、評価値=11560である。
また、図9の表92に示すように、ケースBの割り当ての場合、使用長合計=4800mは、セット長(=4800m)以上である。また、ケースBの場合は、取得面積合計=5160m2であり、使い切れなかった現品数=1であり、評価値=5260である。
また、図9の表93に示すように、ケースCの割り当ての場合、使用長合計=4800mは、セット長(=4800m)以上である。また、ケースCの場合は、取得面積合計=5280m2であり、使い切れなかった現品数=1であり、評価値=5380である。
また、図9の表94に示すように、ケースDの割り当ての場合、使用長合計=4800mは、セット長(=4800m)以上である。また、ケースDの場合は、取得面積合計=5360m2であり、使い切れなかった現品数=1であり、評価値=5460である。
また、図9の表95に示すように、ケースEの割り当ての場合、使用長合計=4800mは、セット長(=4800m)以上である。また、ケースEの場合は、取得面積合計=5520m2であり、使い切れなかった現品数=0であり、評価値=5520である。
以上に示したように、図9の各表91〜95における評価値を比較すると、ケースBの割り当ての評価値が最小値(=最高評価)であることが分かる。すなわち、割り当て処理部26は、ケースBに示した割り当てを採用する。
次に、現品に疵がある場合に、この疵を考慮した割り当て処理を行うことができる、本発明の第2の実施形態における情報処理装置について説明する。尚、第2の実施形態の情報処理装置の機能構成は、図1に示した第1の実施形態における情報処理装置10と同様の機能構成であり、詳細な説明を省略する。但し、第1の実施形態の情報処理装置10と第2の実施形態の情報処理装置10とで異なる点は、現品情報データベース22bに格納する現品情報として現品の疵に関する情報である疵情報を更に格納している点と、仮想現品生成部24が、仮想現品生成前に現品情報に含まれる疵情報を基に有効部分の板取りを行い、この有効部分を基に仮想現品を生成する点である。
以下、第1の実施形態と異なる第2の実施形態の現品情報データベース22bおよび仮想現品生成部24について詳細に説明する。上述した現品情報が更に含む疵情報とは、具体的には、疵の箇所と、疵の大きさに関する情報などである。疵の大きさに関する情報としては、疵の大きさ(疵の長さ)に応じた評点を付与するなどして好適である。また、仮想現品生成部24が行う疵情報を基にした有効部分の板取り処理とは、上述した疵情報を基に、現品から不良部分(疵を含む矩形)を除いた有効部分を面積の大きい順に最大2つまで取り出す処理である。
尚、注文情報データベース22aは、注文情報として疵の許容範囲を更に含んでも良い。この時、疵の許容範囲とは、例えば疵の長さで指定してもよいし、上述した評点によって指定してもよい。この時、仮想現品生成部24は、注文情報の疵の許容範囲を参照して許容範囲を超える疵を不良部分とする。
以下、第1の実施形態と異なる点を主に第2の実施形態の情報処理装置10の動作について説明する。図10は、第2の実施形態における情報処理装置10の動作を示す図である。尚、図10に示す各処理ステップにおいて、図3と同じ符号を付与した処理ステップは、図3の処理と同様の処理であるので、簡略に説明する。
図10に示すように、まず、情報処理装置10の仮想現品生成部24は、現品情報データベース22bより参照する現品情報に含まれる疵情報を基に、現品における有効部分の板取り処理を行う(ステップS0)。次に、仮想現品生成部24は、ステップS0で板取りした有効部分を、所定の複数種類の幅に集約した仮想現品を生成する(ステップS1a)。このとき、仮想現品生成部24が生成した仮想現品情報は、仮想現品情報データベース22cに格納される。
次に、セット生成処理部25は、注文情報データベース22aより参照する注文情報と、仮想現品情報データベース22cより参照する仮想現品情報とを基に、仮想現品に対して最適となるよう複数の注文の一部または全部を編成してセットを生成する(ステップS2)。この時、セット生成処理部25は、次に挙げる制約を満たすようセットを生成する。
・1度に編成するセット数は1セットのみとする。
・セット長は、現品が不足しないよう仮想現品長以下とする。
・複数の注文から、最も広い幅の注文を優先する。
・フープ長は注文の外径基準、単重制約を満たす長さとする。
・各注文の最大フープ長および最小フープ長を考慮して注文を編成する。
具体的には、注文Aと注文Bにおいて、以下の式が成り立つ場合は、その2つの注文を1つのセットに編成することを禁止する。
注文Aの最大フープ長 < 注文Bの最小フープ長
注文Aの最小フープ長 > 注文Bの最大フープ長
・セット長は少なくとも該セットに編成される全ての注文の最小フープ長より大きい長さとする。
・注文に対してセットの超過面積は、注文面積の一定割合(例えば20%)までとする。
・セット幅は現品の有効部分の幅以下とする。
・最低歩留まり満足幅以上とする。
以上に示した制約を満たすことで、セット生成処理部25は、各注文に応じたフープ長となるセットを編成することができる。尚、上述した制約は一例であり、第1の実施形態で示した他の制約例などを利用してもよい。
次に、割り当て処理部26は、セット生成処理部25が生成したセットを最適な現品へ割り当てる処理を行う(ステップS3)。このとき、割り当て処理部26は、次に挙げる制約を満たすよう割り当て処理を行う。尚、下記の制約は一例であり、第1の実施形態で示した他の制約例などを利用してもよい。
・セット幅は現品の有効部分の幅以下とする。
・割り当てられた現品の長さの合計はセット長以上とする。
・各現品から使用できる長さは、有効部分の長さ以下とする。
・割り当て後の現品において未使用部分(残長さ)は、現品残最小値以上とする。
・残長さは最小の有効部分の長さ未満とする。
・1セットを複数の現品へ割り当てる場合は、生残しは1本以内とする。
・現品への割り当ては、セットに含まれる全ての注文のフープ長に関する制約を満たすように分割する。
・同一幅かつ長さの違いが50m以内の現品は、製造年月日の古いものから順に割り当て対象とする。
次に、フープ長・分割決定部27は、各現品に割り当てられたセットに応じて、現品に対するフープ長および幅方向の分割位置を決定する(ステップS4)。次に、注文管理部23は、セット生成処理部25が全ての注文をセットとして編成し終えたか否かを判定する(ステップS5)。ここで、全ての注文をセットとして編成し終えた場合(ステップS5のNO)には、製品コイルの現品への引き当て処理を終了する。また、全ての注文をセットとして編成し終えておらず、注文残がある場合(ステップS5のYes)には、ステップS6に進み、情報処理装置10は、現品情報データベース22bにおいて、ステップS3で引き当てに利用した現品の現品情報(現品の一部分のみ利用した場合は利用した有効部分に関する情報)を、削除または無効な情報として更新する(ステップS6)。ステップS6の次には、ステップS0に戻り、仮想現品生成部24は、更新後の現品情報データベース22bより現品情報に含まれる疵情報を参照して、有効部分の板取り処理を行う。
以上に示すように、情報処理装置10は、ステップS0〜ステップS6までの動作を、注文残又は現品残がなくなるまで繰り返し行う。これにより、情報処理装置10は、現品の疵を考慮して現品への注文の割り当て処理を行うことができる。
尚、上述した第1、第2の実施形態においては、注文情報データベース22aや現品情報データベース22bを情報処理装置10が具備する構成としたがこの限りではなく、例えば、各データベースを管理するデータベースサーバとネットワーク12を介して接続される構成である情報処理システムであってもよい。更には、複数の装置や端末が互いに通信可能にネットワークに接続されている情報処理システムにおいて、複数の装置や端末のうち少なくとも1つの装置や端末が上述した情報処理装置10と同等の機能を有する構成であってもよい。
また、図1に示した第1、第2の実施形態における情報処理装置10の各処理部は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送する伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。尚、本明細書では、製鉄業におけるコイル板取り探索を例に説明したが、勿論これに限るものではなく、他の分野において同様な課題を持とう探索技術に適用できることは言うまでもない。例えば、他の種類の金属コイルや樹脂系シートなどの分野に適用して好適である。
本発明の第1の実施形態における情報処理装置の概略構成を示す図である。 幅別の現品の総延長と仮想現品の長さの関係を示す図である。 図1に示した情報処理装置10の動作を示す図である。 本実施形態における複数の現品に共通の規格例、現品に対する注文の具体例、仮想現品生成部24が生成する仮想現品の具体例を示す図である。 セット生成処理部25が生成した複数パターンのセット1〜5を示す図である。 仮想現品Xに対して図5のセット1〜5を割り当ててみた場合の評価値を示す図である。 仮想現品Yに対して図5のセット1〜5を割り当ててみた場合の評価値を示す図である。 割り当て処理部26が生成する複数の割り当てパターン(ケースA〜E)を示す図である。 図8に示した割り当てパターン別の評価値を示す図である。 第2の実施形態における情報処理装置10の動作を示す図である。 複数の注文、セット、現品(親コイル)の関係を示す図である。
符号の説明
10 情報処理装置
11 外部端末
12 ネットワーク
20 制御部
21 送受信処理部
22 データベース
22a 注文情報データベース
22b 現品情報データベース
22c 仮想現品情報データベース
23 注文管理部
24 仮想現品生成部
25 セット生成処理部
26 割り当て処理部
27 フープ長・分割決定部

Claims (10)

  1. 複数種類の母材の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品を割り当てる処理を行う情報処理装置であって、
    前記複数の注文に関する情報である注文情報と、前記複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、前記仮想母材に対して最適となるよう前記複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成する仮想注文生成手段と、
    前記仮想注文生成手段が生成した前記仮想注文を最適な前記母材へ割り当てる割り当て情報を生成する割り当て手段と
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記仮想注文生成手段は、前記仮想注文を複数パターン生成し、前記複数パターンの仮想注文を各仮想母材に割り当てて評価することで最適なパターンを特定して前記仮想注文を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記仮想注文生成手段は、少なくとも前記仮想注文の前記仮想現品に対する幅歩留まりについて、前記複数パターンの仮想注文を各仮想母材に割り当てて評価することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記割り当て手段は、前記母材へ複数の割り当てパターンで前記仮想注文を割り当てて評価することで、最適な割り当てパターンを特定して前記割り当て情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記割り当て手段は、前記母材へ複数の割り当てパターンで前記仮想注文を割り当てて、少なくとも前記母材を部分的に使用するか否かを評価することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記母材は、幅および長さを有する板状または帯状の金属母材であり、前記割り当て情報とは、前記母材に対して前記注文製品を切り出す幅および長さを特定する情報であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数種類の母材に関する情報である母材情報に前記母材の疵に関する情報である疵情報が含まれている場合に、前記母材情報と前記疵情報を基に前記疵を含まない部分を集約した仮想母材に関する情報である前記仮想母材情報を生成する仮想母材生成手段を更に具備することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数の機器が互いに通信可能に接続されている情報処理システムであって、
    前記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は請求項1から請求項6の何れか1つに記載の情報処理装置の機能を有することを特徴とする情報処理システム。
  9. 複数種類の母材の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品を割り当てる処理を行う情報処理装置を用いた情報処理方法であって、
    前記複数の注文に関する情報である注文情報と、前記複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、前記仮想母材に対して最適となるよう前記複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成する第1のステップと、
    前記第1のステップで生成した前記仮想注文を最適な前記母材へ割り当てる割り当て情報を生成する第2のステップと
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  10. 複数種類の母材の何れかに複数の注文に応じた製品である注文製品を割り当てる処理を行う情報処理装置用のプログラムであって、
    前記複数の注文に関する情報である注文情報と、前記複数種類の母材を集約して生成した仮想母材に関する情報である仮想母材情報とを基に、前記仮想母材に対して最適となるよう前記複数の注文の一部または全部をまとめた仮想注文を生成する第1のステップと、
    前記第1のステップで生成した前記仮想注文を最適な前記母材へ割り当てる割り当て情報を生成する第2のステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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