JPH1195111A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JPH1195111A
JPH1195111A JP25728197A JP25728197A JPH1195111A JP H1195111 A JPH1195111 A JP H1195111A JP 25728197 A JP25728197 A JP 25728197A JP 25728197 A JP25728197 A JP 25728197A JP H1195111 A JPH1195111 A JP H1195111A
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JP
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tilt
lens barrel
tilt angle
observation
angle
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JP25728197A
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Soji Yamamoto
惣司 山本
Yasushi Aono
寧 青野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顕微鏡の設置高さを変えずに、立ち作業、座り
作業での観察が適性ポジションで得られ、ティルト角
が、どこの位置でも重力に影響されずに一定なティルト
角の操作性が得られる顕微鏡を得る。 【解決手段】ティルト鏡筒を組合わせた顕微鏡におい
て、前記ティルト鏡筒のティルト角度を30〜60°を
含むように設定したことを特徴とする顕微鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティルト鏡筒を組
合わせた顕微鏡に係り、特に立ち観察作業ならびに座り
観察作業にいずれにも適した顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来検鏡者の姿勢を楽にするように構成
した顕微鏡の公知例が種々ある。以下これらについて代
表的例を挙げて説明する。第1の公知例は、実公昭42
−15419号公報に示すものであり、図12はこれを
説明するための図であり、顕微鏡のアーム01に有する
機筐02に、接眼部03を有する鏡筒04が傾斜回動可
能に取り付けられており、これは機筐02に目盛05が
形成されている範囲で自由に鏡筒04の角度を設定でき
るものである。なお、06は機台、07は本体、08は
ステージダイヤル、09はステージ、010は反射鏡、
011はレボルバ、012は対物レンズ、013は目
盛、014はダイヤル、015は指針である。
【0003】第2の公知例は、特開平8−179221
号公報に示すものであり、図13はこれを説明するため
の図であり、ティルト鏡筒020であって、ティルト鏡
筒020に双眼部021が回動可能に取付けられたもの
において、双眼部021の動きに対して、光学部材の減
速比を微妙に調整できるようにしたものである。すなわ
ち、双眼部021と一体的に回動する双眼部円筒体02
2と、双眼部円筒体022と同軸に回動可能でほぼ同一
の外径を有し、かつ折り返しミラー023が一体に固定
されたミラー部円筒体024と、これらの回転軸と平行
な第2の回転軸を中心として回動可能であって、かつ外
径比が略2対1である大径外輪部025と小径外輪部0
26を有するプーリとを設け、双眼部円筒体022と大
径外輪部025、およびミラー部円筒体024と小径外
輪部026をそれぞれ2つの連結部材027,028で
連結し、また、小径外輪部026を僅かなテーパ状に形
成して、連結部材027の取付け位置を選択することに
より、角度減速比を微調整可能にしたものである。
【0004】なお、029は顕微鏡本体、030はプリ
ズム、031,032はミラー、033,034はプリ
ズム、035は接眼レンズ、036,037はプリズム
である。
【0005】第3の公知例は、実開平4−124218
号公報に示すものであり、これには角度可変型の鏡筒光
学系における結像レンズとプリズムの関係が開示されて
いる。
【0006】第4の公知例は、特開平9−43516号
公報に示すものであり、図14はこれを説明するための
図であり、これは眼高可変式の顕微鏡のティルト鏡筒
で、鏡筒枠を検鏡しやすい好みのアイポイント位置に保
持でき、アイポイントが変化しても容易に元の位置に復
帰させることがことが可能なものである。具体的には、
接眼レンズ070が保持された双眼部071を上端部に
固定し、且つ対物レンズから双眼部071を通して接眼
レンズ070に至る光路を保持しながら双眼部071を
回動変化させることが可能な可動傾斜鏡体部072の下
端部をベース073に固定すると共に、ベース073上
に可動傾斜鏡体部072の傾斜面と平行になるようにア
ーム074を取り付ける共に、該アーム074に設けら
れたネジ穴に可動傾斜鏡体部072の可変範囲の上限位
置を規制するつまみ075をネジ込むようにしたもので
ある。073aはベース073に形成された凹部、07
3bはベース073に形成された丸アリ、076は写真
撮影用アダプタ、077は写真光路筒、078は撮影用
光学系、079は写真撮影用ビュア、080はカメラ、
081はネジである。
【0007】以上述べた各公知例には、いずれも顕微鏡
にティルト鏡筒を取付けて角度をあおることで、アイポ
イントの高さを調整できるようにしたものであり、ま
た、その鏡筒のティルト機構、光学的部材の配置、光学
的部材のティルト角に対する追従、調整方法が開示され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた各公知例の
ティルト鏡筒を組み合わせた顕微鏡においては、以下の
ような問題がある。例えば、倒立顕微鏡の場合、対物レ
ンズがステージの下にあることから、シャーレ等の容器
に入った試料等を見るとか、試料操作する機会が多い。
従って、試料が見えるという観点から立ちながら観察す
るということも多い。ところが、主に椅子に座って観察
するという観点から考えた前述の公知例では、座高調整
用のティルト鏡筒であって、立ち見までは考慮されてい
ない問題がある。本発明では、顕微鏡の設定高さを変え
ずに、立ち作業、座り作業での観察が適性ポジションで
得られる顕微鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に対応する発明は、ティルト鏡筒を組合わせた
顕微鏡において、前記ティルト鏡筒のティルト角度を3
0〜60°を含むように設定したことを特徴とする顕微
鏡である。
【0010】請求項1に対応する発明によれば、ティル
ト角度を30〜60°と設定したので、顕微鏡の設置高
さを変えずに、立ち作業、座り作業での観察が適性ポジ
ションで得られ、ティルト角が、どこの位置でも重力に
影響されずに一定なティルト角の操作性が得られる顕微
鏡を提供することができる。具体的には、座りの観察時
でもティルト角が30°のアイポイント高さ(床から)
が1100mm程度を実現させるように最適なポジション
で観察できるようにし、またどのティルト角でも同様な
操作性(同じ力量で移動、自然落下、上昇によるティル
ト角の移動)を有するティルト鏡筒とすることで、操作
性を一段上げることができる。
【0011】前記目的を達成するため請求項2に対応す
る発明は、前記顕微鏡の電源スイッチ、調光ボリュー
ム、準焦ハンドルを本体の対物レンズ光軸より鏡筒側に
集中させたことを特徴とする請求項1の顕微鏡。
【0012】請求項2に対応する発明によれば、対物レ
ンズ光軸より鏡筒側に、準焦ハンドル等を集中させたの
で、請求項1の作用に加えて立ち見観察の操作性が向上
する。
【0013】前記目的を達成するため請求項3に対応す
る発明は、前記鏡筒の各々の回転部に配した第1の弾性
部材と、前記各々の回転部にそれぞれの端部を固定した
第2の弾性部材を配置し、ティルト角に応じて、発生ト
ルクを変化させるようにしたことを特徴とする請求項1
記載の顕微鏡。請求項3に対応する発明によれば、第1
および第2の弾性体を配置したので、請求項1の作用に
加えて、ティルト鏡筒のティルトの操作性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明の倒立顕微鏡
の全体構成を示す側面図である。1は本体、2は電源ス
イッチ、3は照明光量を調整するためのボリューム、4
はレボルバ12を上下動させるための準焦ツマミ、5は
ステージ、6は液体試料が主でシャーレ等の容器に入っ
ている試料、7はアームでステージ5と一体化され、更
にステージ5は本体1に一体化している。8はコンデン
サ、9はランプハウス、10はティルト鏡筒で、ツマミ
15を回転することで、脱着可能に固定されている。
【0015】実際の観察は、ランプハウス9のランプ
(図示せず)より発した光は、コンデンサ8で集光され
た試料6を透過し、対物レンズ13を経て、その下の図
示していないミラーで折り返えされ、更に図示していな
いリレーレンズを経てプリズムで垂直に折り返えされ、
ティルト鏡筒10まで行きつく。
【0016】11は机上で、通常の高さは床から700
〜750mm位と設定している。13はレボルバ12に
取付けられている対物レンズ、14は接眼レンズであ
る。ティルト鏡筒10内のプリズムを経て接眼レンズ1
4で得られる像を観察することになる。
【0017】ここで、ティルト角とは水平線(机上面)
と光軸の角度のことであり、ティルト鏡筒10が変化し
て、接眼レンズ14が水平線になったとき、ティルト角
を0°として定義する。
【0018】図1では、ティルト角を30°〜75°
(60°)の範囲内で可変可能な構成となっている。 (座り観察の場合)試料6をステージ5上に載せて真ん
中付近に位置決めする。次にレボルバ12を回転させ
て、低倍率4×〜10×の対物レンズ13を光路に入れ
る。次に、ティルト鏡筒10の角度を楽なポジションで
のぞけるように調整する。同時に、椅子の高さも、準焦
ツマミ4の操作性等を考慮しながら調整する。
【0019】(立ち見観察の場合)座り観察とほぼ同様
であるが、ティルト鏡筒10の角度調整のみ行なうこと
になる。
【0020】ティルト角度を最も大きい状態である0°
〜90°に設定して観察してみる。考慮することは、準
焦ツマミ4、電源スイッチ2、ボリューム3の操作はや
りやすいか。不自然な格好で、覗いていないか。ステー
ジ5上の試料6が良く見えるか。等である。一般的には
ティルト角50°以上にすれば立ち見での観察がやりや
すくなる。
【0021】図2は、ティルト鏡筒10のティルト角度
を決めるための実験データを説明するための図であり、
実験条件は、机高が700mmで、椅子の高さが任意に可
変できる場合である。ティルト角を5°,30°,45
°,60°,75°に設定し、この設定角度毎に、身長
が155cm,162cm,167cm,178cmの検鏡者に
よってそれぞれ、立ち見観察と、座り観察のいずれか、
または両方について観察を行い、これを評価したもので
ある。
【0022】この結果、ティルト角度が30°〜60°
の範囲のときには、身長が異なっても、問題なく観察が
できる、ということを意味している○印があることか
ら、このティルト角度の範囲が望ましいことがわかる。
ティルト角度が30°〜60°の範囲以外では、若干窮
屈そうであるということを意味している△印が存在した
り、かなり苦しいということを意味している×印が存在
することから、上記ティルト角度30°〜60°の範囲
が立ち見観察と及び座り観察の両方を満たす、最小範囲
となる。またティルト角度が30°〜60°またはそれ
以上が望ましいことになる。
【0023】ティルト角度は検鏡者の作業上0°〜90
°が限界であるが、機構上可能であれば、範囲が広いの
で有効である。しかし、人間工学的に検討及び実験の結
果、座り観察でティルト角度は15°〜45°、立ち見
観察でティルト角度は50°〜80°が望ましいので、
ティルト角度を15°〜80°としてもよい。
【0024】ティルト鏡筒10の光学系は、図3に示す
ように複数のプリズム及びレンズ群で構成されている。
図3は、例えばプリズムからなる第1光学素子351
と、例えばプリズムからなる第2光学素子352と、例
えばプリズムからなる第3光学素子353からなり、入
射光軸AI 、第1反射光軸A1 、反射光軸A2 、第2反
射光軸A3 を直角に曲げるようになっている。そして第
3光学素子353からの射出光軸Ao を有する入射光が
接眼レンズ(双眼接眼ユニット)14に入射されるよう
になっている。
【0025】また、入射光軸AI と射出光軸Ao とが平
行且つ同一方向のときに、該入射光軸AI と射出光軸A
o と第1反射光軸A1 と第2反射光軸A3 とは同一平面
に位置するようになっており、第1光学素子351と第
2光学素子352の間に結像レンズ354が配置されて
いる。
【0026】次に、ティルト鏡筒10の構成について、
図4及び図5を参照して説明する。図4はティルト鏡筒
10と接眼レンズ14の一部を断面した側面図であり、
図5はティルト鏡筒10の正面図である。
【0027】21は鏡筒座で、図1の本体1への取付け
に必要なアリ形状部品22がネジ36で一体化されてい
る。ティルト本体33は鏡筒座21にネジ23で一体化
されている。またティルト本体33へは、切欠き歯車2
5がネジ31で一体化されている。ティルト本体33
は、プリズム351、レンズ354を保持している。
【0028】更に、あおり部材32が、ティルト本体3
3に対して嵌合でAI 軸回りに回転自在に連結されてい
る。このAI 軸は、図3の光軸AI に対応している。あ
おり部材32の他の嵌合穴には、鏡筒あおり部材37が
A3 軸回りに回転自在に連結され、切欠き歯車27がネ
ジで一体化されている。
【0029】このA3 軸は、図3の光軸A3 に対応して
いる。切り欠き歯車25と27は、ギャ比1:1で噛み
合っている。あおり部材32は、プリズム352を、鏡
筒あおり部材37はプリズム353をそれぞれ保持して
いる。
【0030】34は例えば板バネからなる第1の弾性部
材で、ティルト本体33とあおり部材32の回転トルク
の重さ出しを行なっている。また同様に、あおり部材3
2と鏡筒あおり部材37の回転トルクの重さ出しも行な
っている。
【0031】26は例えばうず巻きバネからなる第2の
弾性部材で、その一端部はティルト本体33に、その他
端部は、鏡筒あおり部材37に固定されており、両者の
回転角に応じて回転方向にトルクを発生している。28
はカバー、351〜354は図3に示す各光学素子であ
る。
【0032】29は双眼部で、光路を左右2つに分けて
両目で見れるようにしたもので、これは公知であるの
で、その説明を省略する。次に、図6でティルト鏡筒1
0の概念を説明する。
【0033】(a)はティルト角が30°の場合の状態 (b)はティルト角が60°の場合の状態 であり、50は本体1に固定された鏡筒本体部、52は
鏡筒接眼部、51はあおり部材部をそれぞれ示してい
る。
【0034】図7は、あおり部材部51を示すもので、
(a)はその正面図であり、(b)はその側面図であ
る。これは、光束の通る2つの穴511,511と、こ
れと同軸に鏡筒本体部50と鏡筒接眼部52が嵌合する
穴512,512があり、この穴512,512を避け
て支柱513,513がある。この支柱513,513
に後述するストッパ53がある。図7(b)に示す凹部
514には、図3に示すプリズム352が保持されるよ
うになっている。
【0035】図6において、鏡筒本体50は、ティルト
本体33及びこれと一体の切欠き歯車25を含んだ形状
を概念的に示している。あおり部材部51はあおり部材
32の形状を、鏡筒接眼部52は鏡筒あおり部材および
これと一体の切欠き歯車27を含んだ形状を、それぞれ
概念的に表している。
【0036】53は下限ストッパであり、ストッパーピ
ン53A,53Bから構成されている。54は上限スト
ッパーであり、ストッパーピン54A,54Bから構成
されている。ストッパーピン53B,54Bは鏡筒接眼
部52に固定され、またストッパーピン54A,53A
は鏡筒本体50に固定されている。ストッパーピン5
3,54の当たる面はあおり部材部51(と一体化さ
れ)の支柱513,513になっている。
【0037】ストッパー53,54は、各ストッパーピ
ン53A,54A,53B,54Bともに共役な位置に
あり、同時にストッパーとなることで、ストッパーとし
て機能する時のねじれを無くす効果がある。
【0038】また、各ストッパーピン53A,54A,
53B,54Bはあおり部材部51から突出しないの
で、あおり部材部51が小型にできる。このように、テ
ィルト鏡筒10は、下限ストッパ53と、上限ストッパ
54を備えており、ここではティルト角30°〜60°
に設定してある。ティルト角は、どの角度においても停
止しており、双眼部を手で持って傾むけることにより自
由にセッティングできる。双眼鏡筒部、接眼レンズ等の
重さはティルト角が小さいほど回転中心部O,Pに大き
く作用し、自然回転を引き起こそうとするが、板バネ3
4の定トルク作用と、うず巻きバネ26のティルト角が
大きくなるほど発生トルクが大きくなる様に設定してあ
るため、それぞれ力が打ち消し合い常に同トルクでティ
ルトできる。故に自然にティルト角が±方向へ動いてし
まうこともない。
【0039】このような構成によれば、次のような作用
効果が得られる。すなわち、鏡筒の角度を変更する場
合、第1光学素子351に対して第2光学素子352を
所定角度回転させると、切欠き歯車27が切欠き歯車2
5に対して該角度公転しながら同一角度自転するため、
第3光学素子353は第2光学素子352に対して同方
向に上記所定角度回転し、結局この所定角度の2倍の角
度だけ鏡筒の傾斜角度が変化する。そして、この場合、
アイポイントの昇降ストロークは比較的大きく、また通
常の傾斜角度固定型の鏡筒に比較して俯角が同一又はよ
り小さい角度でアイポイントの高さを同程度に保持する
ことができる。
【0040】図8〜図11は、ティルト角と切欠き歯車
とストッパーの関係を概念的に示す図である。図8
(a),(b)は、ティルト角30°〜75°の場合
で、ティルト範囲は45°で切欠き歯車25,27は2
2.5°分噛み合うと共に、ストッパーも22.5°分
必要である。
【0041】図9(a),(b)は、ティルト角15°
〜75°の場合で、ティルト範囲は60°で切欠き歯車
25,27は30°分噛み合うと共に、ストッパーも3
0°分必要である。
【0042】図10(a),(b)は、ティルト角5°
〜75°の場合で、ティルト範囲は70°で切欠き歯車
25,27は35°分噛み合うと共に、ストッパーも3
5°分必要である。
【0043】図11(a),(b)は、ティルト角0°
〜90°の場合で、ティルト範囲は90°で切欠き歯車
25,27は45°分噛み合うと共に、ストッパーも4
5°分必要である。
【0044】前述した図6(a),(b)は、ティルト
角30°〜60°の場合で、ティルト範囲は30°で切
欠き歯車25,27は15°分噛み合うと共に、ストッ
パーも15°分必要である。
【0045】ティルト角30°〜60°の場合、ストッ
パーピンはあおり部材部51からの突出はほとんどない
が、ティルト角15°〜75°ではストッパーピンはあ
おり部材部51からの突出が少しあるが、カバーで覆え
る範囲である。ティルト角0°〜90°ではストッパー
ピンはあおり部材部51からの突出しているので、カバ
ーを大きくする必要があり、あおり部材部51の幅が大
きくなる。
【0046】この観点から見ると、ティルト角30°〜
60°が望ましく、ティルト角15°〜75°でも使用
可能である。 (変形例)前述の実施形態では、倒立顕微鏡に適応した
例について説明したが、倒立顕微鏡以外の正立顕微鏡な
ど他の顕微鏡にも適応できることは言うまでもない。
【0047】前述の実施形態では、ティルト角の連動手
段として切欠き歯車を使用したが、回転伝達ができてす
べりがなければ摩擦車等を用いてもよい。また、トルク
設定に板バネ34を使用したが、定トルクで摩擦が発生
すればよいので、ゴム等の弾性部材を用いてもよい。さ
らに、顕微鏡の電源スイッチ2、調光ボリューム3は顕
微鏡の前面付近にあれば良く、前面、側面のいずれでも
よい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、顕微鏡の設置高さを変
えずに、立ち作業、座り作業での観察が適性ポジション
で得られ、ティルト角が、どこの位置でも重力に影響さ
れずに一定なティルト角の操作性が得られる顕微鏡を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顕微鏡の実施形態を示す側面図。
【図2】図1のティルト鏡筒のティルト角を決めるため
の実験データを説明するための図。
【図3】図1のティルト鏡筒の光学系の第1の例を説明
するための図。
【図4】図1のティルト鏡筒を説明するためのもので一
部を断面した側面図。
【図5】図1のティルト鏡筒を説明するためのもので一
部を断面した正面図。
【図6】図1の顕微鏡の作用効果を説明するための図。
【図7】図6のあおり部材部を説明するための図。
【図8】図1のティルト角と切欠き歯車とストッパーの
関係を説明するための概念図。
【図9】図1のティルト角と切欠き歯車とストッパーの
関係を説明するための概念図。
【図10】図1のティルト角と切欠き歯車とストッパー
の関係を説明するための概念図。
【図11】図1のティルト角と切欠き歯車とストッパー
の関係を説明するための概念図。
【図12】第1の公知例のティルト鏡筒を備えた顕微鏡
を説明するための図。
【図13】第2の公知例のティルト鏡筒を備えた顕微鏡
を説明するための図。
【図14】第4の公知例のティルト鏡筒を備えた顕微鏡
を説明するための図。
【符号の説明】
1…本体 2…電源スイッチ 3…調光ボリューム 4…準焦ツマミ 5…ステージ 6…試料 7…アーム 8…コンデンサ 9…ランプハウス 10…ティルト鏡筒 11…机高 12…電源スイッチ 13…対物レンズ 14…接眼レンズ 15…つまみ 50…鏡筒本体 51…あおり部材部 52…鏡筒接眼部 53A,53B,54A,54B…ストッパピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティルト鏡筒を組合わせた顕微鏡におい
    て、前記ティルト鏡筒のティルト角度を30〜60°を
    含むように設定したことを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記顕微鏡の電源スイッチ、調光ボリュ
    ーム、準焦ハンドルを本体の対物レンズ光軸より鏡筒側
    に集中させたことを特徴とする請求項1の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記鏡筒の各々の回転部に配した第1の
    弾性部材と、前記各々の回転部にそれぞれの端部を固定
    した第2の弾性部材を配置し、ティルト角に応じて、発
    生トルクを変化させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の顕微鏡。
JP25728197A 1997-09-22 1997-09-22 顕微鏡 Pending JPH1195111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266213A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Olympus Corp システム顕微鏡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005266213A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Olympus Corp システム顕微鏡

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