JPH06222274A - 手術顕微鏡 - Google Patents

手術顕微鏡

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JPH06222274A
JPH06222274A JP5321778A JP32177893A JPH06222274A JP H06222274 A JPH06222274 A JP H06222274A JP 5321778 A JP5321778 A JP 5321778A JP 32177893 A JP32177893 A JP 32177893A JP H06222274 A JPH06222274 A JP H06222274A
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surgical microscope
microscope
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objective lens
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ビーバー クラウス
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Carl Zeiss AG
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Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな構造を実現し、主対物レンズに
よる反射を回避し、しかも付属装置を取り付けるための
種々の可能性が得られるようにする。 【構成】 主対物レンズ4と、照明装置の少なくとも1
つの素子とが一緒になって、別個のフォーカスモジュー
ル2に配置されており、該フォーカスモジュールが、顕
微鏡本体1に対して相対的に規定されて運動可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術顕微鏡であって、
顕微鏡本体と、少なくとも1つの主対物レンズと、照明
装置とが設けられていて、該照明装置が、複数の光学素
子を有している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】対象診断部位に手術顕微鏡を焦準させる
ためには、種々のフォーカス装置が知られている。
【0003】すなわち、たとえば主対物レンズを含めて
顕微鏡本体全体を光軸に沿って相対的に移動させること
によって焦準を行なうことができる。このような手段
は、たとえばカール・ツァイス社のプロダクトインフォ
メーションNr.30−259−2−dに記載されてい
る。しかし、このような装置では、数cmの所要焦準範
囲において、手術顕微鏡全体のための構成容積が比較的
大きくなり、しかも固有の顕微鏡本体のための伝動装置
を含めた駆動装置が相応して複雑になってしまう。さら
に、顕微鏡本体の側方または背後に配置されたフォーカ
スボックスには、フォーカス駆動装置とフォーカス伝動
装置とが収納されており、このようなフォーカスボック
スに基づき、手術顕微鏡に対する付属装置、たとえば第
三者観察用装置および記録装置のためのスペースも制限
されている。手術顕微鏡のための択一的な第2のフォー
カス可能性は、完全な主対物レンズを各倍率変換装置に
対して軸方向で、光軸に沿って移動させることにある。
このような装置は、たとえばカール・ツァイス社のプロ
ダクトインフォメーション30−001/I−d(第3
0〜31頁)に開示されている。所要の照明装置が固有
の顕微鏡本体に不動に配置されているので、焦準時に
は、主対物レンズ境界面と照明装置との間の間隔が変化
してしまう。その結果、望ましくない反射が生ぜしめら
れる。さらに、付属装置、たとえばレーザのためのマイ
クロマニピュレータまたはこれに類するものを手術顕微
鏡に固定することができないという欠点も生じる。
【0004】手術顕微鏡を焦準するための第3の可能性
は、可変の焦点距離を有する主対物レンズを使用するこ
とにある。この主対物レンズは複数の個々のレンズ素子
から成っており、これらのレンズ素子は互いに相対的に
移動可能である。このような装置は、たとえばDE24
39820またはドイツ連邦共和国実用新案第9016
892.5号明細書に開示されている。この場合にも、
照明装置に対する主対物レンズの相対的な配置が問題と
なる。顕微鏡本体に照明装置が不動に配置されている場
合、主対物レンズの照明側に配置されたレンズ素子と、
照明装置との間の距離が変化すると、再び焦準時に反射
が生ぜしめられてしまう。それに対して、照明光路が主
対物レンズによって対象診断部位の方向に変向されない
ようにすることにより照明装置が主対物レンズと分離さ
れると、各焦準状態とは無関係に、常に同じ照野が存在
してしまうという問題が生じる。したがっていずれにせ
よ、可能となる全ての焦準状態に対してこの照野を最適
に設定するためには、手間のかかる、高い照明密度を有
する照明装置が必要となる。照明装置を各焦準状態と連
動させることも、やはり手間がかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の手術顕微鏡を改良して、公知先行技術の
前記欠点を回避するか、または少なくとも最小限に抑え
て、コンパクトな構造を有していて、主対物レンズによ
る反射が回避され、しかも付属装置を取り付けるための
種々の可能性が得られるような手術顕微鏡を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、冒頭で述べた形式の手術顕微鏡に
おいて、主対物レンズと、照明装置の少なくとも1つの
素子とが一緒になって、別個のフォーカスモジュールに
配置されており、該フォーカスモジュールが、顕微鏡本
体に対して相対的に規定されて運動可能であるようにし
た。
【0007】
【発明の効果】本発明による手術顕微鏡の構成に基づ
き、前記公知先行技術に比べて一連の重要な利点が得ら
れる。すなわち、前記第1の焦準可能性に比べて、大容
積のフォーカスボックスが不要となる。すなわち、本発
明による手術顕微鏡は極めてコンパクトな構造を有して
いる。さらに、固有の顕微鏡本体には、対応する機械・
光学的なインタフェースを介して、全ての方向で種々様
々な付属装置、たとえば第三者観察用装置または記録装
置を、側方に配置されたフォーカスボックスによって制
限されることなく取り付けることができる。各支持装置
における固有の顕微鏡懸吊は理想的には、顕微鏡本体に
設けられた別の機械的なインタフェースを介して行なう
ことができる。この場合、顕微鏡本体におけるハンドグ
リップの配置も得られる。このハンドグリップは規定の
空間的な軸線を中心としたスムーズな手動位置決めを可
能にする。
【0008】本発明による手術顕微鏡のためにモータフ
ォーカスが望まれる場合、必要となる駆動装置をほとん
ど手間なく寸法設定することができる。なぜならば、も
はや付属装置を含めた手術顕微鏡全体を移動させる必要
はなく、たんに、主対物レンズと照明装置の構成部分と
を有する、重量的に極めて軽量な別個のフォーカスモジ
ュールを移動させるだけでよいからである。当然なが
ら、モータフォーカスに対して択一的に、たとえば顕微
鏡本体に設けられた回転ノブを介した手動フォーカスも
可能となる。また、手動フォーカスの場合でも、比較的
軽量のフォーカスモジュールを運動させるだけでよい。
【0009】前記第2の可能性と比べて、照明装置と主
対物レンズとの間の間隔が常時一定となることに基づ
き、公知先行技術において行なわれる焦準時の前記間隔
の変化時に生じる反射も生じなくなる。しかし、照明光
路はやはり主対物レンズを通過するので、照野の大きさ
と、各焦準状態との連動が常時保証されている。したが
って、前記第3の可能性とは異なり、使用される光源は
ほとんど手間なく寸法設定することができる。
【0010】スペース事情による制限なく、本発明によ
る手術顕微鏡では、さらに顕微鏡本体の下方で種々の付
属装置、たとえばレーザのためのマイクロマニピュレー
タまたは二重対物レンズを、対応するインタフェースを
介して運動可能なフォーカスモジュールに取り付けるこ
とができる。
【0011】本発明による手術顕微鏡は、ドイツ連邦共
和国特許出願第4231516.6号明細書に記載のト
ルク補償部を有している支持装置と相まって使用するた
めに特に適している。手術顕微鏡の粗焦準は手術顕微鏡
全体のスムーズな空間的位置決めによって行なわれ、そ
れに対して、微焦準は、本発明によれば固有の手術顕微
鏡の内部でフォーカスモジュールによって可能となる。
空間的な位置決めによる粗焦準時に必要となるトルクの
調節可能性は、弾性的な各エネルギ蓄え器を介して保証
されている。本発明による手術顕微鏡の微焦準を手動駆
動装置によって実施したい場合には、支持装置の位置決
めと、手動フォーカスエレメント、たとえば回転ノブと
において生じる摩擦を互いに調和させると有利である。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0013】図1には、本発明による手術顕微鏡の側面
図が示されている。この手術顕微鏡は主として、3つの
モジュール主構成要素から成っている。すなわち、この
手術顕微鏡は固有の顕微鏡本体1と、別個のフォーカス
モジュール2と、このフォーカスモジュール2に装備さ
れた照明装置の構成部分と、主対物レンズ4と、双眼観
察鏡筒3とから成っている。
【0014】双眼観察鏡筒3は公知の形式で構成されて
いる。すなわち、双眼観察鏡筒3は主として、複数の偏
向プリズム5,6,7と、接眼レンズ8a,8bと、2
つの立体観察光路に対してそれぞれ用いられる鏡筒レン
ズ8c,8d,8eとを有している。接眼鏡筒26は機
械的なインタフェースを中心にして回転運動可能であっ
てよい。さらに双眼観察鏡筒3全体は、顕微鏡本体1に
対して旋回可能に配置することができる。
【0015】双眼観察鏡筒3の下方では、顕微鏡本体1
が別の機械的なインタフェース10を介して配置されて
いる。顕微鏡本体1の内部には、倍率変換装置12が配
置されている。この倍率変換装置12は複数の光学素子
11a,11b,11c,11dから成っている。倍率
変換装置としては、たとえば変倍系を使用することがで
きる。各使用者は、回転ノブ(図示しない)を介して所
望の倍率状態を調節することができる。当然ながら、本
発明による手術顕微鏡の一層単純な構成では、顕微鏡本
体1に倍率変換装置が設けられていなくてもよい。顕微
鏡本体1は図示の実施例では、さらに直線ガイド13
a,13bを有している。この直線ガイドでは、別体の
フォーカスモジュール2が光軸14に沿ってスムーズに
運動可能となる。手動駆動装置による光軸14に沿った
フォーカスモジュール2の規定の運動を得るためには、
たとえば顕微鏡本体1に不動に配置された歯車15また
は歯車伝動装置を、運動可能なフォーカスモジュール2
の対応する区分16に噛み合わせることが可能である。
したがって、手術者は歯車軸線17の延長に位置する回
転ノブ(図示しない)を介して、運動可能なフォーカス
モジュール2を光軸14に沿って規定の範囲内で移動さ
せることができる。運動可能なフォーカスモジュール2
では、立体観察光路の延長に主対物レンズ4が配置され
ている。図示の実施例では、両立体観察光路のために2
つの個別レンズから接合された主対物レンズ4が使用さ
れる。しかし、本発明による手術顕微鏡は原理的には、
両立体観察光路に対して複合構成された別の主対物レン
ズまたは別個の主対物レンズを用いても実現可能であ
る。
【0016】運動可能なフォーカスモジュール2には、
さらに照明装置の種々の構成要素が配置されている。図
示の実施例では、外部に配置された光源22の光線が光
ファイバ18を介して入力結合される。当然ながら、光
源は運動可能なフォーカスモジュール2に配置すること
もできる。光ファイバ18の出射面には、図示の実施例
では、2つの結像光学システム19,20と、変向鏡の
形の変向素子21とが後置されている。照明装置の個々
の構成要素、特に結像光学システム19,20と変向素
子21は、たとえば照明光路が平行な光路として主対物
レンズ4に衝突するように設定されている。択一的に、
前記構成素子の設定を、照明光路が収束するか、または
分散するように主対物レンズに衝突するように行なうこ
ともできる。
【0017】本発明による配置形式に基づき、照明光路
と観察光路とに対して同じ結像特性もしくは焦準特性が
得られる。なぜならば、変向素子21と主対物レンズ4
との間の間隔が各焦準状態において一定となるからであ
る。したがって、照明装置の構成要素は主対物レンズ4
に対して固定の相対位置において、運動可能なフォーカ
スモジュール2に配置されると有利である。フォーカス
モジュール2の下方には、機械的なインタフェース23
が図示されている。このインタフェース23では、種々
様々な付属装置を本発明による手術顕微鏡に取り付ける
ことができる。このような付属装置としては、たとえば
レーザビームガイドのためのマイクロマニピュレータま
たは二重対物レンズ等が挙げられる。図1に示した実施
例では、さらに顕微鏡本体1に機械・光学的なインタフ
ェース(図示しない)が設けられている。このインタフ
ェースには、フォーカスボックスによる側方スペース制
限を甘受する必要なく、種々の第三者観察者用装置また
は記録装置、たとえばカメラ等を配置することができ
る。第三者観察者用装置の使用時では、相応して複数の
観察光路が主対物レンズを通過する。顕微鏡本体1はさ
らに別の機械的なインタフェース24を有している。こ
のインタフェース24では、本発明による手術顕微鏡を
支持装置に旋回可能に取り付けることができる。図1に
は、1つの支持装置部分25しか認められない。この場
合、顕微鏡本体1に設けられたインタフェースを、回転
軸線が手術顕微鏡全体の旋回支点を通って延びるように
設定すると有利である。これによって、大きなトルクが
生じることなく、この軸線を中心とした手術顕微鏡の旋
回動作が可能となる。
【0018】規定の調節範囲内での焦準は、運動可能な
フォーカスモジュール2を主対物レンズと共に光軸14
に沿って移動せることによって行なわれる。焦準運動を
実現するのため、つまり各手術者による操作を実現する
ためには、種々の構成可能性が存在している。次に、こ
れらの構成可能性を図2および図3につき説明する。
【0019】図2には、本発明による手術顕微鏡の第2
実施例の側面図が示されている。この手術顕微鏡は図1
の場合と同様に、3つの基本構成要素を有している。す
なわち、この手術顕微鏡は双眼観察鏡筒33と、顕微鏡
本体31と、運動可能なフォーカスモジュール32とか
ら成っている。運動可能なフォーカスモジュール32に
は、光ファイバ38を介して外部光源の光線が入力結合
される。本発明による手術顕微鏡の焦準、つまり光軸に
沿ったフォーカスモジュール32の移動は、図示の第2
実施例では、手動駆動装置を介して行なわれる。フォー
カスモジュール32はこのために直線ガイド(図示しな
い)に沿って、顕微鏡本体31に対して相対的に運動可
能となる。調節エレメントとしては、手術者のために回
転ノブ34が働く。この回転ノブ34は図示の第2実施
例では、別の回転ノブ35に対して同軸的に配置されて
いる。この回転ノブ35は倍率変換装置の各倍率状態の
規定の調節のために役立つ。当然ながら択一的に、本発
明による手術顕微鏡を焦準するためのこのような調節エ
レメントを顕微鏡本体31の別の個所に配置することも
可能である。手術者によってフォーカスモジュールを調
節するための回転ノブ34の摩擦は、実際の使用の前に
調節可能であると有利である。こうして回転ノブ34の
摩擦を個々の条件に適合させることができる。同じく、
所望の倍率を設定するための別の回転ノブ35の摩擦も
調節可能であってよい。この場合には、両回転ノブ3
4,35の回転時に異なる摩擦が調和されると有利であ
る。たとえば、これらの摩擦は手術者の意志に応じて著
しく異なっているか、または比較的類似して設定するこ
とができる。
【0020】図2に示した本発明による手術顕微鏡の手
動焦準の他に、このような焦準を図3に示した本発明の
第3実施例の場合のようにモータ駆動装置を介して行な
うことも可能である。第3実施例による手術顕微鏡はや
はり3つの基本構成要素、つまり双眼観察鏡筒43と、
顕微鏡本体41と、運動可能なフォーカスモジュール4
2とから成っている。主対物レンズと、照明装置の構成
部分とを備えたフォーカスモジュール42には、光ファ
イバ48を介して、やはり外部光源の光線が入力結合さ
れる。顕微鏡本体41に設けられた倍率変換装置は、回
転ノブ45を介して操作することができる。フォーカス
モジュール42は直線ガイド(図示しない)に沿って、
顕微鏡本体41に対して相対的に運動可能である。この
第3実施例では、この運動がモータ駆動装置44を介し
て行なわれる。このモータ駆動装置44は顕微鏡本体4
1に配置されている。別の構成では、モータ駆動装置を
フォーカスモジュールに配置することもできる。モータ
駆動装置44の操作は図示の実施例では、顕微鏡本体4
1に配置された2つの調節エレメントを介して可能とな
る。これらの調節エレメントはタッチスイッチ46a,
46bとして形成されている。これらのタッチスイッチ
を用いて、フォーカスモジュール42は手術者によって
規定されて、所定の調節範囲内で光軸に沿って移動させ
ることができる。図3に示した本発明による手術顕微鏡
のモータフォーカスでは、手術顕微鏡全体を移動させる
ことにより行なわれる焦準時に必要となる駆動装置に比
べて、あまり手間のかからないモータ駆動装置44を使
用することができる。なぜならば、比較的軽量のフォー
カスモジュール42を運動させるだけで済むからであ
る。
【0021】調節エレメントとして顕微鏡本体41に直
接配置されている1つまたは複数のタッチスイッチ46
a,46bによる、図3に示した焦準可能性の他に、調
節エレメントとしては足踏み式コントロールパネルが挙
げられる。この足踏み式コントロールパネルを介して、
手術者は光軸に沿ったフォーカスモジュール42の規定
の移動を行なうことができる。同じく、このような焦準
を言語制御を介して行なうこともできる。
【0022】以下に、図4につき、本発明による手術顕
微鏡の第4実施例を説明する。この手術顕微鏡は特に適
当な調節可能な支持装置に配置されている。第4実施例
による手術顕微鏡はやはり3つの基本構成要素、つまり
双眼観察鏡筒53と、顕微鏡本体51と、運動可能なフ
ォーカスモジュール52とから成っている。図3に示し
た第2実施例の場合と同様に、焦準は手動駆動装置を介
して行なわれる。この手動駆動装置は手術者によって、
やはり回転ノブ58を介して操作される。この回転ノブ
58は別の回転ノブ59に対して同軸的に配置されてい
る。この別の回転ノブ59を用いて、倍率変換装置の各
倍率を調節することができる。両回転ノブ58,59の
摩擦は手術者によって調節することができる。
【0023】第4実施例による手術顕微鏡はさらに、機
械・光学的なインタフェース65を有している。このイ
ンタフェース65には、たとえば第三者観察用装置また
は記録装置をフランジ締結することができる。
【0024】中間構成部分61を介して、本発明による
手術顕微鏡は調節可能な支持装置に配置されている。図
4にはこの支持装置に関して、支持装置部分60しか図
示されていない。この支持装置はフロアスタンド式また
は天井懸架式の支持装置として構成されていてよい。本
発明による手術顕微鏡は機械的なインタフェース(図4
には認められない)を介して、中間構成部分61の支持
体62に運動可能に結合されている。手術顕微鏡は中間
構成部分61を介して、第1の軸線63を中心にして旋
回可能であり、さらに第2の軸線64を介して傾動可能
である。支持体62は、図示の第4実施例では互いに垂
直に配置されている両軸線63,64を結合している。
第1の軸線63には、図示の実施例ではエネルギ蓄え器
67が結合されている。このエネルギ蓄え器は旋回軸線
を中心とした所望の調節モーメントの規定された調節を
可能にする。使用されるエネルギ蓄え器67の詳細は、
ドイツ連邦共和国特許出願第4231516.6号明細
書に記載されている。旋回調節モーメントは、回転ノブ
58を介して行なわれる手術顕微鏡の手動焦準のために
必要となる摩擦と調和されると有利である。手術者によ
る粗焦準はこの配置形式で、支持装置もしくは中間構成
部分61を介して本発明による手術顕微鏡全体をスムー
ズに空間位置決めすることによって行なわれる。数cm
範囲での微フォーカスは手術者にとって、運動可能なフ
ォーカスモジュール52を光軸に沿って移動させること
によって可能となる。エネルギ蓄え器67を備えた、移
動調節可能な支持装置における本発明による手術顕微鏡
のこのような配置は、たとえばHNO範囲での使用のた
めに有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による手術顕微鏡の側面図
である。
【図2】本発明の第2実施例による手術顕微鏡の側面図
である。
【図3】本発明の第3実施例による手術顕微鏡の側面図
である。
【図4】本発明の第4実施例による手術顕微鏡の斜視図
である。
【符号の説明】
1 顕微鏡本体、 2 フォーカスモジュール、 3
双眼観察鏡筒、 4主対物レンズ、 5,6,7 偏向
プリズム、 8a,8b 接眼レンズ、 8c,8d,
8e 鏡筒レンズ、 9,10 インタフェース、 1
1a,11b,11c,11d 光学素子、 12 倍
率変換装置、 13a,13b 直線ガイド、 14
光軸、 15 歯車、 16 区分、 17 歯車軸
線、 18 光ファイバ、 19,20 結像光学シス
テム、 21 変向素子、 22光源、 23,24
インタフェース、 25 支持装置部分、 26 接眼
鏡筒、 31 顕微鏡本体、 32 フォーカスモジュ
ール、 33 双眼観察鏡筒、 34,35 回転ノ
ブ、 38 光ファイバ、 41 顕微鏡本体、42
フォーカスモジュール、 43 双眼観察鏡筒、 44
モータ駆動装置、 45 回転ノブ、 46a,46
b タッチスイッチ、 48 光ファイバ、 51 顕
微鏡本体、 52 フォーカスモジュール、 53 双
眼観察鏡筒、 58,59 回転ノブ、 60 支持装
置部分、 61 中間構成部分、62 支持体、 6
3,64 軸線、 65 インタフェース、 67 エ
ネルギ蓄え器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術顕微鏡であって、顕微鏡本体と、少
    なくとも1つの主対物レンズと、照明装置とが設けられ
    ていて、該照明装置が、複数の光学素子を有している形
    式のものにおいて、主対物レンズ(4)と、照明装置の
    少なくとも1つの素子とが一緒になって、別個のフォー
    カスモジュール(2,32,42,52)に配置されて
    おり、該フォーカスモジュールが、顕微鏡本体(1,3
    1,41,51)に対して相対的に規定されて運動可能
    であることを特徴とする、手術顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記フォーカスモジュール(2,32,
    42,52)が、主対物レンズ(4)の光軸(14)に
    沿って規定されて運動可能である、請求項1記載の手術
    顕微鏡。
  3. 【請求項3】 照明装置が、1つまたは複数の結像光学
    系(19,20)と、少なくとも1つの変向素子(2
    1)とを有しており、前記結像光学系(19,20)と
    前記変向素子(21)とが、前記フォーカスモジュール
    (2,32,42,52)に配置されていて、照明光路
    が、変向後に主対物レンズ(4)を通過するようになっ
    ている、請求項1記載の手術顕微鏡。
  4. 【請求項4】 照明装置の光路に、1つまたは複数の結
    像光学系(19,20)と、少なくとも1つの変向素子
    (21)とが、前記フォーカスモジュール(2,32,
    42,52)に設けられた主対物レンズ(4)に対して
    規定のジオメトリ的な相対関係で配置されている、請求
    項3記載の手術顕微鏡。
  5. 【請求項5】 顕微鏡本体(1,31,41,51)
    が、光軸(14)に対して平行な1つまたは複数の直線
    ガイド(13a,13b)を有しており、該直線ガイド
    で前記フォーカスモジュール(2,32,42,52)
    がスムーズに運動可能である、請求項1記載の手術顕微
    鏡。
  6. 【請求項6】 光軸に沿って運動可能なフォーカスモジ
    ュール(2,32,42,52)が、手動駆動装置によ
    って規定されて、所定の調節範囲内で移動可能である、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の手術顕微鏡。
  7. 【請求項7】 運動可能なフォーカスモジュール(2,
    32,42,52)を手動調節する目的で、顕微鏡本体
    (1,31,41,51)に回転ノブ(34,58)が
    設けられており、該回転ノブの摩擦が、手術者によって
    規定されて調節可能である、請求項6記載の手術顕微
    鏡。
  8. 【請求項8】 運動可能なフォーカスモジュール(2,
    32,42,52)を手動調節するための回転ノブ(3
    4,58)が、倍率変換装置(12)を介して各倍率を
    規定して調節するために働く別の回転ノブ(35,5
    9)に対して同軸的に配置されている、請求項6記載の
    手術顕微鏡。
  9. 【請求項9】 光軸に沿って運動可能なフォーカスモジ
    ュール(2,32,42,52)が、モータ駆動装置
    (44)によって、規定の調節範囲内で規定されて運動
    可能である、請求項1から5までのいずれか1項記載の
    手術顕微鏡。
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