JPH1193840A - 流体通路構造及び圧縮機 - Google Patents

流体通路構造及び圧縮機

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JPH1193840A
JPH1193840A JP9272092A JP27209297A JPH1193840A JP H1193840 A JPH1193840 A JP H1193840A JP 9272092 A JP9272092 A JP 9272092A JP 27209297 A JP27209297 A JP 27209297A JP H1193840 A JPH1193840 A JP H1193840A
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JP
Japan
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valve
chamber
discharge
ports
reed valve
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JP9272092A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Enomoto
勝利 榎本
Seiji Yoshii
清司 吉井
Kazu Tabata
壱 田畑
Katsuhiko Arai
克彦 新井
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/10Adaptations or arrangements of distribution members
    • F04B39/1073Adaptations or arrangements of distribution members the members being reed valves
    • F04B39/1086Adaptations or arrangements of distribution members the members being reed valves flat annular reed valves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード弁の広い着座面積を確保するとともに
着座時のリード弁の撓みを防ぎ、リード弁の耐久性を向
上させる。 【解決手段】 圧縮室21,22が形成されるシリンダ
ブロック1,2と、吐出室24が形成されるシリンダヘ
ッド4,6と、圧縮室21,22と吐出室24とを連通
させる2つの吐出ポート3a,5aが形成されたバルブ
プレート3,5と、2つの吐出ポート3a,5aを開閉
する吐出弁部27a,28aとを備えた往復式圧縮機に
おいて、2つの吐出ポート3a,5aを吐出弁部27
a,28aの長手方向に並べた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体通路構造及
びその構造を備えた圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の往復式圧縮機のリード弁と
バルブプレートのポートとの関係を示す図であって、図
8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)の8B−8
B線に沿う断面図である。
【0003】バルブプレート503には丸孔のポート5
03a、例えば吐出ポートが設けられている。リード弁
527、例えば吐出弁が図8(b)の2点鎖線で示すよ
うに開く(弾性変形する)と、ポート503aを介して
圧縮室と吐出室とが連通し、圧縮室から吐出室に高圧の
冷媒ガスが吐出される。
【0004】このリード弁527の小型化を図るには、
リード弁527の短手寸法Hを小さくする方法がある。
ちなみに、リード弁527の長手寸法を小さくする方法
も考えられるが、小さくすればするほどリード弁527
は開きにくくなるので、この方法は採用できない。
【0005】図9は短手寸法を小さくしたリード弁とバ
ルブプレートのポートとの関係を示す図であって、図9
(a)は平面図、図9(b)の図9(a)の9B−9B
線に沿う断面図、図9(c)はリード弁が撓んだ状態を
示す断面図である。
【0006】図9(a)に示すように、リード弁627
の短手寸法Hを小さくするにともない、ポート603a
を長孔にする。ポート603aを長孔にすることによっ
てポート503と同程度の開口面積が確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リード弁6
27の着座面積が小さくなり、リード弁627の着座時
の衝撃力が増加する。
【0008】また、ポート603aがリード弁627の
長手方向に沿う長孔であるので、図9(c)に示すよう
にリード弁627が撓み、撓みによる応力集中が生じ
る。
【0009】その結果、リード弁627が破損し易くな
り、耐久性が低下する。例えば、高速運転時にリード弁
627の先端部が割れることがあった。
【0010】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はリード弁の広い着座面積を確保す
るとともに着座時のリード弁の撓みを防ぎ、リード弁の
耐久性を向上させることができる流体通路構造及び圧縮
機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の流体通路構造は、第1の室と、
第2の室と、前記両方の室を連通させ、一方の室から他
方の室へ流体を流通させる複数のポートと、前記複数の
ポートを開閉するリード弁とを備えた流体通路構造にお
いて、前記複数のポートが前記リード弁の長手方向に並
んでいることを特徴とする。
【0012】前述のように複数のポートがリード弁の長
手方向に並んでいるので、リード弁の着座面積が大きく
なり、リード弁の着座時の衝撃は緩和され、しかもリー
ド弁が撓み難くなる。
【0013】請求項2記載の発明の流体通路構造は、第
1の室と、第2の室と、前記両方の室を連通させ、一方
の室から他方の室へ流体を流通させる複数のポートと、
前記複数のポートを開閉するリード弁とを備えた流体通
路構造において、前記複数のポートが前記リード弁の短
手方向に並んでいることを特徴とする。
【0014】前述のように複数のポートがリード弁の短
手方向に並んでいるので、リード弁の着座面積が大きく
なり、リード弁の着座時の衝撃は緩和され、しかもリー
ド弁が撓み難くなる。
【0015】請求項3記載の発明の流体通路構造は、第
1の室と、第2の室と、前記両方の室を連通させ、一方
の室から他方の室へ流体を流通させる複数のポートと、
前記複数のポートを開閉するリード弁とを備えた流体通
路構造において、前記複数のポートが前記リード弁の長
手方向に沿って複数列に並んでいることを特徴とする。
【0016】前述のように複数のポートがリード弁の長
手方向に沿って複数列に並んでいるので、リード弁の着
座面積がより大きくなり、リード弁の着座時の衝撃は一
層緩和され、しかもリード弁がより撓み難くなる。
【0017】請求項4記載の発明の流体通路構造は、請
求項1記載の発明の流体通路構造において、前記複数の
ポートが2つのポートであり、2つのポートの内、前記
リード弁の先端部と対向する一方のポートの開口面積が
他方のポートの開口面積より小さいことを特徴とする。
【0018】前述のように2つのポートの内、リード弁
の先端部と対向する一方のポートの開口面積が他方のポ
ートの開口面積より小さいので、リード弁の先端部側の
着座面積が後端部側の着座面積より大きくなり、リード
弁の先端部の着座時の衝撃が緩和される。
【0019】請求項5の発明の圧縮機は、請求項1,
2,3又は4記載の流体通路構造を備え、前記第1の室
が圧縮室であり、前記第2の室が圧力室であることを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0021】図2はこの発明の第1実施形態に係る斜板
式圧縮機の全体を示す縦断面図である。
【0022】フロント側のシリンダブロック1とリヤ側
のシリンダブロック2とは軸方向に互いに対向接合され
ている。接合されたシリンダブロック1,2の一端には
バルブプレート3、弁シート27及びストッパプレート
29を介してフロントヘッド(シリンダヘッド)4が配
置され、他端にはバルブプレート5、弁シート28及び
ストッパプレート30を介してリヤヘッド(シリンダヘ
ッド)6が配置されている。
【0023】フロントヘッド4にフロント側のシェル1
3が、リヤヘッド6にリヤ側のシェル14がそれぞれ一
体に設けられ、フロント側シェル13とリヤ側シェル1
4とがOリング38を介して軸方向に互いに嵌合してい
る。
【0024】フロントヘッド4、シリンダブロック1,
2、シェル13,14、リヤヘッド6は通しボルト39
で軸方向に結合されている。
【0025】シリンダブロック1,2の中心部には駆動
軸7が配設され、この駆動軸7には斜板8が固定され、
駆動軸7及び斜板8はベアリング9,10により回転可
能に支持されている。斜板8は駆動軸7に対して傾いて
いる。
【0026】シリンダブロック1,2には複数のシリン
ダボア11が設けられている。各シリンダボア11は駆
動軸7に平行であって、駆動軸7を中心とする円周方向
に所定間隔おきに配置されている。各シリンダボア11
内にはピストン12が摺動可能に収容されている。ピス
トン12の両方の端面12aには円板状の突起15が設
けられている。
【0027】各シリンダボア11内のピストン12の両
側には圧縮室(第1の室)21,22が形成される。ピ
ストン12はほぼ半球体状のシュー19,20を介して
斜板8に連結され、ピストン12は斜板8の回転に連れ
てシリンダボア11内を往復運動する。
【0028】図3はバルブプレートと弁シートとストッ
パプレートとを示す分解斜視図、図1(a)はバルブプ
レートと弁シートとストッパプレートとを重ねたときの
ストッパプレートの一部分の平面図、図1(b)は図1
(a)の1B−1B線に沿う断面図、図1(c)は図1
(a)の1C−1C線に沿う断面図である。
【0029】ほぼ円板状のバルブプレート3,5には、
圧縮室21,22の冷媒ガスを吐出室(第2の室、圧力
室)24に吐出させるための吐出ポート(ポート)3
a,5a、吸入行程で吸入弁部27d,28dを圧縮室
21,22側へ逃がす吸入弁部逃がし孔3b,5b及び
通しボルト39を挿入するためのボルト通し孔3c,5
cが、それぞれ形成されている。
【0030】吐出ポート3a,5aは、図1に示すよう
に、後述する吐出弁部27a,28aの長手方向に並ぶ
2つの孔で構成されている。
【0031】吸入弁部逃がし孔3b,5bは、吸入弁部
27d,28dを介して吸入ポート29d,30dに隣
接し、吸入行程で吸入弁部27d,28dが開いたとき
に吸入ポート29d,30dと連通する。
【0032】ほぼ円板状の弁シート27,28には、舌
片状の吐出弁部(リード弁)27a,28a及び舌片状
の吸入弁部27d,28dがそれぞれ切込み形成されて
いるとともに、ボルト通し孔27c,28cが形成され
ている。
【0033】ほぼ円板状のストッパプレート29,30
には、吐出弁部27a,28aの開き量又は変形量を抑
制する溝状のストッパ29a,30a、吸入室23の冷
媒ガスを圧縮室21,22に吸入させるための吸入ポー
ト29d,30d及びボルト通し孔29c,30cが、
それぞれ形成されている。ストッパ29a,30aの底
面は閉弁状態の吐出弁部27a,28aに対して所定角
度又は任意の曲率で傾斜している。
【0034】また、ストッパプレート29,30には吐
出用孔29b,30bが形成されている。吐出用孔29
b,30bは、吐出弁部27a,28aを介して吐出ポ
ート3a,5aに隣接し、吐出行程で吐出弁部27a,
28aが開いたときに吐出ポート3a,5aと連通す
る。
【0035】次に、この実施形態の斜板式圧縮機の作動
を説明する。
【0036】駆動軸7が回転すると、斜板8も一体に回
転する。斜板8の回転によりピストン12がシリンダボ
ア11内を往復運動する。ピストン12がバルブプレー
ト3に最も近づいた位置(圧縮室21側におけるピスト
ン12の上死点の位置)から斜板8が1/2回転する
と、ピストン12がバルブプレート5側へ移動し、圧縮
室21側では吸入行程が終了し、圧縮室22側では圧縮
行程、吐出行程が終了する。この状態から斜板8が更に
1/2回転すると、逆に圧縮室22側で吸入行程が終了
し、圧縮室21側で圧縮行程、吐出行程が終了する。
【0037】吸入行程では圧縮室21,22の一方の圧
力が吸入室23の圧力よりも小さくなり、吸入弁部27
d,28dが吸入弁部逃がし孔3b,5b側へ弾性変形
し、吸入ポート29d,30d及び吸入弁部逃がし孔3
b,5bを介して圧縮室21,22の一方と吸入室23
とが連通し、吸入室23から圧縮室21,22の一方へ
低圧の冷媒ガスが流入する。このとき吐出弁部27a、
28aは閉じている。
【0038】ピストン12が下死点に達すると吸入行程
が終了する。このとき圧縮室21、22の一方の容積は
最大になる。
【0039】その後、ピストン12が下死点から移動
し、圧縮行程に入る。ピストン12がバルブプレート
3,5に近づくにしたがって圧縮室21,22の一方の
容積が次第に小さくなり、圧縮室21,22の一方の内
部の冷媒ガスが圧縮される。このとき吸入弁部27d,
28d及び吐出弁部27a,28aは閉じている。
【0040】圧縮室21,22の一方の圧力がある値以
上になると、吐出行程に移り、吐出弁部27a,28a
がストッパ29a,30a側へ弾性変形し、吐出ポート
3a,5a及び吐出用孔29b,30bを介して圧縮室
21,22の一方と吐出室24とが連通し、圧縮室2
1,22の一方から吐出室24へ高圧の冷媒ガスが流出
する。このとき吐出弁部27a,28aがストッパ29
a,30aに押し付けられ、吐出弁部27a,28aの
開弁量が抑制される。
【0041】そして、ピストン12が上死点へ達すると
吐出行程が終了する。このときピストン12の突起15
が吸入弁部逃がし孔3b,5bに進入するとともに、吐
出弁部27a,28aがバルブプレート3,5に着座す
る。
【0042】吐出ポート3a,5aは吐出弁部27a,
28aの長手方向に並ぶ2つの孔で構成されているの
で、吐出弁部27a,28aの着座面積が大きく、吐出
弁部27a,28aの着座時の衝撃は緩和され、しかも
吐出弁部27a,28aのほぼ中間部が仕切り部40,
50に当たるため、吐出弁部27a,28aは撓まな
い。
【0043】この第1実施形態によれば、吐出弁部27
a,28aの広い着座面積を確保し、吐出弁部27a,
28aの撓みを防ぐことができるので、吐出弁部27
a,28aの破損を防いで、耐久性を向上させることが
できる。
【0044】また、この実施形態では吐出ポート3a,
5aを吐出弁部27a,28aの長手方向に並ぶ2つの
孔で構成したので、吐出弁部27a,28aの短手方向
幅を小さくすることができ、吐出弁部27a,28aを
小型化できるので、吐出弁部27a,28aが開き易く
なり(開弁時期が早くなり)、過圧縮を低減することが
できる。その結果、圧縮室21,22の圧力が低くなる
ため性能が向上し、吐出弁部27a,28aがバタつか
ないので、脈動及び騒音が低減され、信頼性も向上す
る。
【0045】図4はこの発明の第1実施形態の変形例に
係る斜板式圧縮機の一部を示す図であって、図4(a)
はバルブプレートと弁シートとストッパプレートとを重
ねたときのストッパプレートの一部分の平面図、図4
(b)は図4(a)の4B−4B線に沿う断面図、図4
(c)は図4(a)の4C−4C線に沿う断面図であ
る。前述の実施形態と共通する部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0046】第1実施形態では吐出ポート3a,5aを
吐出弁部27a,28aの長手方向に並ぶ2つの孔で構
成したが、この変形例では吐出ポート103a,105
aを吐出弁部27a,28aの長手方向に並ぶ3つの孔
で構成した。
【0047】この変形例によれば、吐出弁部27a,2
8aの着座面積がより大きくなって、吐出弁部27a,
28aの着座時の衝撃は一層緩和され、しかも吐出弁部
27a,28aが2つの仕切り部140,150に当た
るため、吐出弁部27a,28aはより撓みにくくな
り、吐出弁部27a,28aの耐久性が一段と向上す
る。
【0048】図5はこの発明の第2実施形態に係る斜板
式圧縮機の一部を示す図であって、図5(a)はバルブ
プレートと弁シートとストッパプレートとを重ねたとき
のストッパプレートの一部分の平面図、図5(b)は図
5(a)の5B−5B線に沿う断面図、図5(c)は図
5(a)の5C−5C線に沿う断面図である。前述の実
施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0049】第1実施形態では吐出ポート3a,5aを
吐出弁部27a,28aの長手方向に並ぶ2つの孔で構
成したが、この第2実施形態では吐出ポート203a,
205aを吐出弁部27a,28aの短手方向に並ぶ2
つの孔で構成した。
【0050】この第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0051】図6はこの発明の第3実施形態に係る斜板
式圧縮機の一部を示す図であって、図6(a)はバルブ
プレートと弁シートとストッパプレートとを重ねたとき
のストッパプレートの一部分の平面図、図6(b)は図
6(a)の6B−6B線に沿う断面図、図6(c)は図
6(a)の6C−6C線に沿う断面図である。前述の実
施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0052】第3実施形態では、吐出ポート303a,
305aを、吐出弁部27a,28aの長手方向に沿う
2列の孔で構成した。
【0053】この第3実施形態によれば、吐出弁部27
a,28aの着座面積がより大きくなって、吐出弁部2
7a,28aの着座時の衝撃は一層緩和され、しかも吐
出弁部27a,28aが十字の仕切り部340,350
に当たるため、吐出弁部27a,28aはより撓みにく
くなり、吐出弁部27a,28aの耐久性が一段と向上
する。
【0054】図7はこの発明の第4実施形態に係る斜板
式圧縮機の一部を示す図であって、図7(a)はバルブ
プレートと弁シートとストッパプレートとを重ねたとき
のストッパプレートの一部分の平面図、図7(b)は図
7(a)の7B−7B線に沿う断面図、図7(c)は図
7(a)の7C−7C線に沿う断面図である。前述の実
施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0055】第4実施形態では、吐出ポート403a,
405bを吐出弁部27a,28aの長手方向に並ぶ2
つポートで構成するとともに、2つポートのうち、吐出
弁部27a,28aの先端部側に位置するポートを丸孔
にし、吐出弁部27a,28aの後端部側に位置するポ
ートを長孔にした。しかも丸孔の開口面積を長孔の開口
面積より小さくした。
【0056】この第4実施形態によれば、吐出弁部27
a,28aの先端部側の着座面積が後端部側の着座面積
より大きくなるので、吐出弁部27a,28aの先端部
の着座時の衝撃が緩和され、吐出弁部27a,28aの
耐久性が一段と向上する。
【0057】なお、前述の各実施形態では、ポートとし
て吐出ポートを、リード弁として弁シートに吸入弁部2
7d,28dとともに切り込み形成された吐出弁部27
a,28aを例に説明したが、この発明の適用範囲はこ
れに限定されるものではなく、ポートとしては吐出ポー
トの他に吸入ポートが、リード弁としては吐出弁部27
a,28aの他に吸入弁部27d,28dがある。ま
た、リード弁としての吐出弁及び吸入弁は前述の各実施
形態のように弁シートに一体に形成されたものに限定さ
れるものではなく、吐出弁及び吸入弁がそれぞれ別個独
立の部品であってもよい。
【0058】また、前述の実施形態ではこの発明の流体
通路構造を斜板式圧縮機に適用した場合について述べた
が、この発明の適用範囲はこれに限定されるものではな
く、揺動板式圧縮機、列型圧縮機(クランク式圧縮機)
等の各種の往復式圧縮機、その他の圧縮機に適用するこ
とが可能であるとともに、圧縮機以外の機器にも適用す
ることが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は2記載
の発明の流体通路構造によれば、リード弁の着座面積が
大きくなり、リード弁の着座時の衝撃は緩和され、しか
もリード弁が撓み難くなるので、リード弁の耐久性が向
上する。
【0060】請求項3記載の発明の流体通路構造によれ
ば、複数のポートがリード弁の長手方向に沿って複数列
に並んでいるので、リード弁の着座面積がより大きくな
り、リード弁の着座時の衝撃は一層緩和され、しかもリ
ード弁がより撓み難くなり、リード弁の耐久性が一層向
上する。
【0061】請求項4記載の発明の流体通路構造によれ
ば、リード弁の先端部と対向する一方のポートの開口面
積が他方のポートの開口面積より小さいので、リード弁
の先端部側の着座面積が後端部側の着座面積より大きく
なり、リード弁の先端部の着座時の衝撃が緩和され、リ
ード弁の耐久性が一段と向上する。
【0062】請求項5の発明の圧縮機によれば、請求項
1〜4の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はバルブプレートと弁シートとスト
ッパプレートとを重ねたときのストッパプレートの一部
分の平面図、図1(b)は図1(a)の1B−1B線に
沿う断面図、図1(c)は図1(a)の1C−1C線に
沿う断面図である。
【図2】図2はこの発明の第1実施形態に係る斜板式圧
縮機の全体を示す縦断面図である。
【図3】図3はバルブプレートと弁シートとストッパプ
レートとを示す分解斜視図である。
【図4】図4はこの発明の第1実施形態の変形例に係る
斜板式圧縮機の一部を示す図であって、図4(a)はバ
ルブプレートと弁シートとストッパプレートとを重ねた
ときのストッパプレートの一部分の平面図、図4(b)
は図4(a)の4B−4B線に沿う断面図、図4(c)
は図4(a)の4C−4C線に沿う断面図である。
【図5】図5はこの発明の第2実施形態に係る斜板式圧
縮機の一部を示す図であって、図5(a)はバルブプレ
ートと弁シートとストッパプレートとを重ねたときのス
トッパプレートの一部分の平面図、図5(b)は図5
(a)の5B−5B線に沿う断面図、図5(c)は図5
(a)の5C−5C線に沿う断面図である。
【図6】図6はこの発明の第3実施形態に係る斜板式圧
縮機の一部を示す図であって、図6(a)はバルブプレ
ートと弁シートとストッパプレートとを重ねたときのス
トッパプレートの一部分の平面図、図6(b)は図6
(a)の6B−6B線に沿う断面図、図6(c)は図6
(a)の6C−6C線に沿う断面図である。
【図7】図7はこの発明の第4実施形態に係る斜板式圧
縮機の一部を示す図であって、図7(a)はバルブプレ
ートと弁シートとストッパプレートとを重ねたときのス
トッパプレートの一部分の平面図、図7(b)は図7
(a)の7B−7B線に沿う断面図、図7(c)は図7
(a)の7C−7C線に沿う断面図である。
【図8】図8は従来の往復式圧縮機のリード弁とバルブ
プレートのポートとの関係を示す図であって、図8
(a)は平面図、図8(b)は図8(a)の8B−8B
線に沿う断面図である。
【図9】図9は短手寸法を小さくしたリード弁とバルブ
プレートのポートとの関係を示す図であって、図9
(a)は平面図、図9(b)の図9(a)の9B−9B
線に沿う断面図、図9(c)はリード弁が撓んだ状態を
示す断面図である。
【符号の説明】 1,2 シリンダブロック 3,5 バルブプレート 3a,5a,103a,105a,203a,205
a,303a,305a,403a,405a 吐出ポ
ート 4 フロントヘッド 6 リヤヘッド 21,22 圧縮室 24 吐出室 23 吸入室 27,28 弁シート 27a,28a 吐出弁部 27d,28d 吸入弁部 29d,30d 吸入ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 克彦 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の室と、第2の室と、前記両方の室
    を連通させ、一方の室から他方の室へ流体を流通させる
    複数のポートと、前記複数のポートを開閉するリード弁
    とを備えた流体通路構造において、 前記複数のポートが前記リード弁の長手方向に並んでい
    ることを特徴とする流体通路構造。
  2. 【請求項2】 第1の室と、第2の室と、前記両方の室
    を連通させ、一方の室から他方の室へ流体を流通させる
    複数のポートと、前記複数のポートを開閉するリード弁
    とを備えた流体通路構造において、 前記複数のポートが前記リード弁の短手方向に並んでい
    ることを特徴とする流体通路構造。
  3. 【請求項3】 第1の室と、第2の室と、前記両方の室
    を連通させ、一方の室から他方の室へ流体を流通させる
    複数のポートと、前記複数のポートを開閉するリード弁
    とを備えた流体通路構造において、 前記複数のポートが前記リード弁の長手方向に沿って複
    数列に並んでいることを特徴とする流体通路構造。
  4. 【請求項4】 前記複数のポートが2つのポートであ
    り、2つのポートの内、前記リード弁の先端部と対向す
    る一方のポートの開口面積が他方のポートの開口面積よ
    り小さいことを特徴とする請求項1記載の流体通路構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の流体通路
    構造を備え、前記第1の室が圧縮室であり、前記第2の
    室が圧力室であることを特徴とする圧縮機。
JP9272092A 1997-09-18 1997-09-18 流体通路構造及び圧縮機 Withdrawn JPH1193840A (ja)

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