JPH10196541A - 往復式圧縮機 - Google Patents
往復式圧縮機Info
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- JPH10196541A JPH10196541A JP9014665A JP1466597A JPH10196541A JP H10196541 A JPH10196541 A JP H10196541A JP 9014665 A JP9014665 A JP 9014665A JP 1466597 A JP1466597 A JP 1466597A JP H10196541 A JPH10196541 A JP H10196541A
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/10—Adaptations or arrangements of distribution members
- F04B39/1066—Valve plates
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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- F04B39/10—Adaptations or arrangements of distribution members
- F04B39/1046—Combination of in- and outlet valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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- F05B2210/12—Kind or type gaseous, i.e. compressible
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S417/00—Pumps
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸入弁部と吐出弁部とのシート部の幅を大き
くし、吸入弁部側と吐出弁部側とのシート性を向上させ
る。 【解決手段】 吐出弁部27a,28aの長手方向と吸
入弁部27d,28dの長手方向とをシート部27e,
28eを介して互いに平行にしたので、シート部27
e,28eの幅Aを大きくすることができ、シート部2
7e,28eの剛性が向上する。したがって、圧力を受
けたときシート部27e,28eが変形しにくく、シー
ト部27e,28eとストッパプレート29,30又は
バルブプレート3,5との間に隙間が生じにくくなり、
ガス漏れを防ぐことができる。また、シート部27e,
28eのうねり・面粗さが大きいときにも、シート部2
7e,28eとストッパプレート29,30又はバルブ
プレート3,5との接触部分が多くなるので、ガス漏れ
を防ぐことができる。
くし、吸入弁部側と吐出弁部側とのシート性を向上させ
る。 【解決手段】 吐出弁部27a,28aの長手方向と吸
入弁部27d,28dの長手方向とをシート部27e,
28eを介して互いに平行にしたので、シート部27
e,28eの幅Aを大きくすることができ、シート部2
7e,28eの剛性が向上する。したがって、圧力を受
けたときシート部27e,28eが変形しにくく、シー
ト部27e,28eとストッパプレート29,30又は
バルブプレート3,5との間に隙間が生じにくくなり、
ガス漏れを防ぐことができる。また、シート部27e,
28eのうねり・面粗さが大きいときにも、シート部2
7e,28eとストッパプレート29,30又はバルブ
プレート3,5との接触部分が多くなるので、ガス漏れ
を防ぐことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば斜板式圧
縮機、揺動板式圧縮機、列型圧縮機(クランク式圧縮
機)等の往復式圧縮機に関する。
縮機、揺動板式圧縮機、列型圧縮機(クランク式圧縮
機)等の往復式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、斜板式圧縮機に関し、先
に(平成7年9月5日)次のような発明を出願した(特
願平7−251759号)。
に(平成7年9月5日)次のような発明を出願した(特
願平7−251759号)。
【0003】この斜板式圧縮機は、複数の圧縮室を有す
るシリンダブロックと、シリンダブロックに固定され、
吐出室と吸入室とを有するシリンダヘッドと、シリンダ
ブロックとシリンダヘッドとの間に配置され、圧縮室と
吐出室及び吸入室とを仕切るバルブプレートと、圧縮室
の冷媒ガスを吐出室に吐出するための吐出ポートと、吸
入室の冷媒ガスを圧縮室に吸入するための吸入ポート
と、吐出ポートを開閉する吐出弁と、吸入ポートを開閉
する吸入弁と、吐出弁の開き量を抑制するストッパとを
備えている。
るシリンダブロックと、シリンダブロックに固定され、
吐出室と吸入室とを有するシリンダヘッドと、シリンダ
ブロックとシリンダヘッドとの間に配置され、圧縮室と
吐出室及び吸入室とを仕切るバルブプレートと、圧縮室
の冷媒ガスを吐出室に吐出するための吐出ポートと、吸
入室の冷媒ガスを圧縮室に吸入するための吸入ポート
と、吐出ポートを開閉する吐出弁と、吸入ポートを開閉
する吸入弁と、吐出弁の開き量を抑制するストッパとを
備えている。
【0004】前記吐出弁及び吸入弁は、図4に示すよう
に、弁シート127と、このシート127に舌片状に切
込み形成された複数の吐出弁部127a及び複数の吸入
弁部127dとで構成されている。
に、弁シート127と、このシート127に舌片状に切
込み形成された複数の吐出弁部127a及び複数の吸入
弁部127dとで構成されている。
【0005】前記ストッパは、弁シート127とシリン
ダヘッドとの間に配置されるストッパプレートと、この
プレートに切込み形成され、吐出弁部に対応する複数の
ストッパ部とで構成されている。ストッパプレートに
は、吸入ポートが形成されている。
ダヘッドとの間に配置されるストッパプレートと、この
プレートに切込み形成され、吐出弁部に対応する複数の
ストッパ部とで構成されている。ストッパプレートに
は、吸入ポートが形成されている。
【0006】前記バルブプレートには、吐出ポート10
3aが形成されているとともに、圧縮室に開口し、吸入
ポートと連通する吸入弁部逃がし孔103bが形成され
ている。
3aが形成されているとともに、圧縮室に開口し、吸入
ポートと連通する吸入弁部逃がし孔103bが形成され
ている。
【0007】上述の構成を採用することにより、部品点
数が削減され、組付けにおいて単にシリンダブロックに
バルブプレート、弁シート及びストッパプレートを順次
重ねるだけで組み付けることができるので、組付性は飛
躍的に向上する。
数が削減され、組付けにおいて単にシリンダブロックに
バルブプレート、弁シート及びストッパプレートを順次
重ねるだけで組み付けることができるので、組付性は飛
躍的に向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に吐出弁及び吸入弁を、1枚の弁シート127と、この
シート127に舌片状に切込み形成された複数の吐出弁
部127a及び複数の吸入弁部127dとで構成した場
合、吸入弁部127dと吐出弁部127aとのシート部
(高圧側と低圧側とを仕切る部分)127eの幅Aが小
さいため、シート部127eのうねり・面粗さ、圧力を
受けたときの変形などによってシート部127eとスト
ッパプレート又はバルブプレートとの間に隙間ができ、
吸入弁部127dと吐出弁部127aとの間でガス漏れ
が生じるという問題があった。
に吐出弁及び吸入弁を、1枚の弁シート127と、この
シート127に舌片状に切込み形成された複数の吐出弁
部127a及び複数の吸入弁部127dとで構成した場
合、吸入弁部127dと吐出弁部127aとのシート部
(高圧側と低圧側とを仕切る部分)127eの幅Aが小
さいため、シート部127eのうねり・面粗さ、圧力を
受けたときの変形などによってシート部127eとスト
ッパプレート又はバルブプレートとの間に隙間ができ、
吸入弁部127dと吐出弁部127aとの間でガス漏れ
が生じるという問題があった。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は吸入弁部と吐出弁部との間に位置
するシート部の幅を大きくし、吸入弁部側と吐出弁部側
とのシート性を向上させることである。
たもので、その課題は吸入弁部と吐出弁部との間に位置
するシート部の幅を大きくし、吸入弁部側と吐出弁部側
とのシート性を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1の発明の往復式圧縮機は、複数の圧縮室を有
するシリンダブロックと、前記シリンダブロックに固定
され、高圧室と低圧室とを有するシリンダヘッドと、前
記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に配置
され、前記圧縮室と前記高圧室及び前記低圧室とを仕切
るためのバルブプレートと、前記圧縮室の冷媒ガスを前
記高圧室に吐出するための吐出ポートと、前記低圧室の
冷媒ガスを前記圧縮室に吸入するための吸入ポートと、
前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、前記吸入ポートを
開閉する吸入弁と、前記吐出弁の開き量を抑制するスト
ッパとを備えた往復式圧縮機において、前記吐出弁及び
前記吸入弁は、弁シートと、このシートに舌片状に切込
み形成された複数の吐出弁部及び複数の吸入弁部とで構
成され、前記ストッパは、前記弁シートと前記シリンダ
ヘッドとの間に配置されるストッパプレートと、このプ
レートに形成され、前記吐出弁部に対応する複数のスト
ッパ部とで構成され、前記吐出弁部の長手方向と前記吸
入弁部の長手方向とがシート部を介して互いに平行であ
ることを特徴とする。
め請求項1の発明の往復式圧縮機は、複数の圧縮室を有
するシリンダブロックと、前記シリンダブロックに固定
され、高圧室と低圧室とを有するシリンダヘッドと、前
記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に配置
され、前記圧縮室と前記高圧室及び前記低圧室とを仕切
るためのバルブプレートと、前記圧縮室の冷媒ガスを前
記高圧室に吐出するための吐出ポートと、前記低圧室の
冷媒ガスを前記圧縮室に吸入するための吸入ポートと、
前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、前記吸入ポートを
開閉する吸入弁と、前記吐出弁の開き量を抑制するスト
ッパとを備えた往復式圧縮機において、前記吐出弁及び
前記吸入弁は、弁シートと、このシートに舌片状に切込
み形成された複数の吐出弁部及び複数の吸入弁部とで構
成され、前記ストッパは、前記弁シートと前記シリンダ
ヘッドとの間に配置されるストッパプレートと、このプ
レートに形成され、前記吐出弁部に対応する複数のスト
ッパ部とで構成され、前記吐出弁部の長手方向と前記吸
入弁部の長手方向とがシート部を介して互いに平行であ
ることを特徴とする。
【0011】上述のように吐出弁部の長手方向と吸入弁
部の長手方向とを互いに平行にしたので、吐出弁部と吸
入弁部と間に位置するシート部の幅を大きくすることが
でき、シート部の剛性が向上し、シート部が変形しにく
くなる。
部の長手方向とを互いに平行にしたので、吐出弁部と吸
入弁部と間に位置するシート部の幅を大きくすることが
でき、シート部の剛性が向上し、シート部が変形しにく
くなる。
【0012】また、シート部又はシート部の接触対象
(ストッパプレート又はバルブプレート)のうねり・面
粗さが大きいときにも、シート部とストッパプレート又
はバルブプレートとの接触部分が多くなり、冷媒ガスが
漏れにくくなる。
(ストッパプレート又はバルブプレート)のうねり・面
粗さが大きいときにも、シート部とストッパプレート又
はバルブプレートとの接触部分が多くなり、冷媒ガスが
漏れにくくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0014】図2はこの発明の第1の実施形態に係る斜
板式圧縮機の全体を示す縦断面図である。
板式圧縮機の全体を示す縦断面図である。
【0015】フロント側のシリンダブロック1とリヤ側
のシリンダブロック2とはOリング38を介して互いに
対向接合されている。接合されたシリンダブロック1,
2の一端にはバルブプレート3、弁シート27及びスト
ッパプレート29を介してフロントヘッド(シリンダヘ
ッド)4が固定され、他端にはバルブプレート5、弁シ
ート28及びストッパプレート30を介してリヤヘッド
(シリンダヘッド)6が固定されている。
のシリンダブロック2とはOリング38を介して互いに
対向接合されている。接合されたシリンダブロック1,
2の一端にはバルブプレート3、弁シート27及びスト
ッパプレート29を介してフロントヘッド(シリンダヘ
ッド)4が固定され、他端にはバルブプレート5、弁シ
ート28及びストッパプレート30を介してリヤヘッド
(シリンダヘッド)6が固定されている。
【0016】シリンダブロック1,2の中心部には駆動
軸7が配設され、この駆動軸7には斜板8が固定され、
駆動軸7及び斜板8はベアリング9,10により回転可
能に支持されている。斜板8はシリンダブロック1,2
の接合部に形成された斜板室37に収容されている。
軸7が配設され、この駆動軸7には斜板8が固定され、
駆動軸7及び斜板8はベアリング9,10により回転可
能に支持されている。斜板8はシリンダブロック1,2
の接合部に形成された斜板室37に収容されている。
【0017】シリンダブロック1,2には複数のシリン
ダボア11が設けられている。各シリンダボア11は駆
動軸7に平行であって、駆動軸7を中心とする円周方向
に所定間隔おきに配置されている。各シリンダボア11
内にはピストン12が摺動可能に収容されている。各シ
リンダボア11内にはピストン12を挟んで両側に圧縮
室21,22が形成されている。ピストン12はほぼ半
球体状のシュー19,20を介して斜板8に連結され、
ピストン12は斜板8の回転に連れてシリンダボア11
内を往復運動する。
ダボア11が設けられている。各シリンダボア11は駆
動軸7に平行であって、駆動軸7を中心とする円周方向
に所定間隔おきに配置されている。各シリンダボア11
内にはピストン12が摺動可能に収容されている。各シ
リンダボア11内にはピストン12を挟んで両側に圧縮
室21,22が形成されている。ピストン12はほぼ半
球体状のシュー19,20を介して斜板8に連結され、
ピストン12は斜板8の回転に連れてシリンダボア11
内を往復運動する。
【0018】図3はバルブプレートと弁シートとストッ
パプレートとを示す分解斜視図、図1はバルブプレート
と弁シートとを重ねたときの平面図である。
パプレートとを示す分解斜視図、図1はバルブプレート
と弁シートとを重ねたときの平面図である。
【0019】円板状のバルブプレート3,5には、圧縮
室21,22の冷媒ガスを吐出室24に吐出するための
吐出ポート3a,5a、吸入時に吸入弁部27d,28
dを圧縮室側へ逃がす吸入弁部逃がし孔3b,5b及び
ボルト通し孔3c,5cがそれぞれ設けられている。吸
入弁部逃がし孔3b,5bは、圧縮室21,22に開口
し、吸入ポート29d,30dと連通する。
室21,22の冷媒ガスを吐出室24に吐出するための
吐出ポート3a,5a、吸入時に吸入弁部27d,28
dを圧縮室側へ逃がす吸入弁部逃がし孔3b,5b及び
ボルト通し孔3c,5cがそれぞれ設けられている。吸
入弁部逃がし孔3b,5bは、圧縮室21,22に開口
し、吸入ポート29d,30dと連通する。
【0020】円板状の弁シート27,28には、舌片状
の吐出弁部27a,28a及び舌片状の吸入弁部27
d,28dが切込み形成されているとともに、ボルト通
し孔27c,28cが設けられている。吐出弁部27
a,28aの長手方向と吸入弁部27d,28dの長手
方向とは、図1及び図3に示すように、シート部27
e,28eを介して互いに平行に並んでいる。弁シート
27,28の半径方向外側に吐出弁部27a,28a、
弁シート27,28の半径方向内側に吸入弁部27d,
28dがそれぞれ位置している。
の吐出弁部27a,28a及び舌片状の吸入弁部27
d,28dが切込み形成されているとともに、ボルト通
し孔27c,28cが設けられている。吐出弁部27
a,28aの長手方向と吸入弁部27d,28dの長手
方向とは、図1及び図3に示すように、シート部27
e,28eを介して互いに平行に並んでいる。弁シート
27,28の半径方向外側に吐出弁部27a,28a、
弁シート27,28の半径方向内側に吸入弁部27d,
28dがそれぞれ位置している。
【0021】円板状のストッパプレート29,30に
は、吐出弁部27a,28aに対応する舌片状のストッ
パ部29a,30aが切込み形成されているとともに、
吸入室23の冷媒ガスを圧縮室21,22に吸入するた
めの吸入ポート29d,30dが形成されている。スト
ッパ部29a,30aは閉弁状態の吐出弁部27a,2
8aに対して所定角度又は任意の曲率で傾斜しており、
吐出弁部27a,28aの開き量又は変形量を抑制す
る。
は、吐出弁部27a,28aに対応する舌片状のストッ
パ部29a,30aが切込み形成されているとともに、
吸入室23の冷媒ガスを圧縮室21,22に吸入するた
めの吸入ポート29d,30dが形成されている。スト
ッパ部29a,30aは閉弁状態の吐出弁部27a,2
8aに対して所定角度又は任意の曲率で傾斜しており、
吐出弁部27a,28aの開き量又は変形量を抑制す
る。
【0022】ストッパプレート29,30は圧縮室2
1,22の圧縮圧力による変形が吐出室(高圧室)24
と吸入室(低圧室)23とを連通させない程度の厚さ、
すなわち圧縮圧力を受け止めるだけの厚さ(剛性)を有
する。このようにストッパプレート29,30に従来の
バルブプレートと同等の、圧縮圧力を受け止め得るだけ
の剛性を与える代わり、図3に示すように、バルブプレ
ート3,5の厚さをストッパプレート29,30の厚さ
よりも小さくした。
1,22の圧縮圧力による変形が吐出室(高圧室)24
と吸入室(低圧室)23とを連通させない程度の厚さ、
すなわち圧縮圧力を受け止めるだけの厚さ(剛性)を有
する。このようにストッパプレート29,30に従来の
バルブプレートと同等の、圧縮圧力を受け止め得るだけ
の剛性を与える代わり、図3に示すように、バルブプレ
ート3,5の厚さをストッパプレート29,30の厚さ
よりも小さくした。
【0023】吐出ポート3a,5aには吐出弁部27
a,28aが対向配置され、吐出弁部27a,28aが
開いたとき、バルブプレート3,5の吐出ポート3a,
5a及びストッパプレート29,30の吐出用孔29
b,30bを介して、圧縮室21,22と吐出室24と
が連通する。
a,28aが対向配置され、吐出弁部27a,28aが
開いたとき、バルブプレート3,5の吐出ポート3a,
5a及びストッパプレート29,30の吐出用孔29
b,30bを介して、圧縮室21,22と吐出室24と
が連通する。
【0024】また、吸入ポート29d,30dには吸入
弁部27d,28dが対向配置され、吸入弁部27d,
28dが開いたとき、ストッパプレート29,30の吸
入ポート29d,30d及びバルブプレート3,5の吸
入弁部逃がし孔3b,5bを介して、圧縮室21,22
と吸入室23とが連通する。
弁部27d,28dが対向配置され、吸入弁部27d,
28dが開いたとき、ストッパプレート29,30の吸
入ポート29d,30d及びバルブプレート3,5の吸
入弁部逃がし孔3b,5bを介して、圧縮室21,22
と吸入室23とが連通する。
【0025】吸入ポート29d,30d及び吐出ポート
3a,5a、吸入弁部27d,28d及び吐出弁部27
a,28aは、それぞれシリンダボア11と軸方向に対
向に対向している。
3a,5a、吸入弁部27d,28d及び吐出弁部27
a,28aは、それぞれシリンダボア11と軸方向に対
向に対向している。
【0026】次に、この実施形態の斜板型圧縮機の作動
を説明する。
を説明する。
【0027】駆動軸7が回転すると、斜板8も一体に回
転する。斜板8の回転によりピストン12がシリンダボ
ア11内を往復運動する。ピストン12がバルブプレー
ト3に最も近づいた位置(図2の左側)にあるとき(ピ
ストン12が圧縮室21側で上死点に位置するとき)か
ら、斜板8が1/2回転すると、ピストン12が図2に
示す位置(図2の右側)に移動し、圧縮室21側では吸
入行程が完了し、圧縮室22側では圧縮行程が完了す
る。この状態から斜板8が更に1/2回転すると、逆に
圧縮室22側で吸入行程が完了し、圧縮室21側で圧縮
行程が完了する。
転する。斜板8の回転によりピストン12がシリンダボ
ア11内を往復運動する。ピストン12がバルブプレー
ト3に最も近づいた位置(図2の左側)にあるとき(ピ
ストン12が圧縮室21側で上死点に位置するとき)か
ら、斜板8が1/2回転すると、ピストン12が図2に
示す位置(図2の右側)に移動し、圧縮室21側では吸
入行程が完了し、圧縮室22側では圧縮行程が完了す
る。この状態から斜板8が更に1/2回転すると、逆に
圧縮室22側で吸入行程が完了し、圧縮室21側で圧縮
行程が完了する。
【0028】吸入行程では吸入弁部27d,28dが吸
入弁部逃がし孔3b,5b側へ弾性変形し、吸入ポート
29d,30dが開き、吸入ポート29d,30d及び
吸入弁部逃がし孔3b,5bを通じて吸入室23から圧
縮室21,22へ低圧の冷媒ガスが流入する。
入弁部逃がし孔3b,5b側へ弾性変形し、吸入ポート
29d,30dが開き、吸入ポート29d,30d及び
吸入弁部逃がし孔3b,5bを通じて吸入室23から圧
縮室21,22へ低圧の冷媒ガスが流入する。
【0029】圧縮行程では圧縮室21,22内で圧縮さ
れた冷媒ガスによって吐出弁部27a,28aが吐出室
側へ弾性変形し、吐出ポート3a,5a及び吐出用孔2
9a,30bを通じて圧縮室21,22から吐出室24
へ高圧の冷媒ガスが吐出される。このとき、吐出弁部2
7a,28aがストッパ部29a,30aに接触し、吐
出弁部27a,28aの開き量又は変形量が抑制され
る。
れた冷媒ガスによって吐出弁部27a,28aが吐出室
側へ弾性変形し、吐出ポート3a,5a及び吐出用孔2
9a,30bを通じて圧縮室21,22から吐出室24
へ高圧の冷媒ガスが吐出される。このとき、吐出弁部2
7a,28aがストッパ部29a,30aに接触し、吐
出弁部27a,28aの開き量又は変形量が抑制され
る。
【0030】この実施形態の斜板式圧縮機によれば、吐
出弁部27a,28aの長手方向と吸入弁部27d,2
8dの長手方向とを互いに平行にしたので、吸入弁部2
7d,28dと吐出弁部27a,28aとの間に位置す
るシート部27e,28eの幅Aを大きくすることがで
き、シート部27e,28eの剛性が向上する。したが
って、圧力を受けたときにシート部27e,28eの変
形が生じにくく、シート部27e,28eとストッパプ
レート29,30又はバルブプレート3,5との間に隙
間が生じにくくなり、吸入弁部27d,28dと吐出弁
部27a,28aとの間のガス漏れを防ぐことができ
る。また、シート部27e,28e又はシート部27
e,28eの接触対象(ストッパプレート29,30又
はバルブプレート3,5)のうねり・面粗さが大きいと
きにも、シート部27e,28eとストッパプレート2
9,30又はバルブプレート3,5との接触部分が多く
なるので、ガス漏れを防ぐことができる。
出弁部27a,28aの長手方向と吸入弁部27d,2
8dの長手方向とを互いに平行にしたので、吸入弁部2
7d,28dと吐出弁部27a,28aとの間に位置す
るシート部27e,28eの幅Aを大きくすることがで
き、シート部27e,28eの剛性が向上する。したが
って、圧力を受けたときにシート部27e,28eの変
形が生じにくく、シート部27e,28eとストッパプ
レート29,30又はバルブプレート3,5との間に隙
間が生じにくくなり、吸入弁部27d,28dと吐出弁
部27a,28aとの間のガス漏れを防ぐことができ
る。また、シート部27e,28e又はシート部27
e,28eの接触対象(ストッパプレート29,30又
はバルブプレート3,5)のうねり・面粗さが大きいと
きにも、シート部27e,28eとストッパプレート2
9,30又はバルブプレート3,5との接触部分が多く
なるので、ガス漏れを防ぐことができる。
【0031】なお、前述の各実施形態では往復式圧縮機
として斜板式圧縮機を用いた場合について述べたが、こ
の発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、揺
動板式圧縮機、列型圧縮機(クランク式圧縮機)等の各
種の往復式圧縮機に適用することができる。
として斜板式圧縮機を用いた場合について述べたが、こ
の発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、揺
動板式圧縮機、列型圧縮機(クランク式圧縮機)等の各
種の往復式圧縮機に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の往
復式圧縮機によれば、吐出弁部と吸入弁部と間に位置す
るシート部の幅を大きくすることができ、シート部の剛
性が向上するので、圧力を受けたときにシート部の変形
が生じにくく、シート部とストッパプレート又はバルブ
プレートとの間に隙間が生じにくくなり、吸入弁部と吐
出弁部との間のガス漏れを防ぐことができる。また、シ
ート部又はシート部の接触対象のうねり・面粗さが大き
いときにも、シート部とストッパプレート又はバルブプ
レートとの接触部分が多くなるので、ガス漏れを防ぐこ
とができる。
復式圧縮機によれば、吐出弁部と吸入弁部と間に位置す
るシート部の幅を大きくすることができ、シート部の剛
性が向上するので、圧力を受けたときにシート部の変形
が生じにくく、シート部とストッパプレート又はバルブ
プレートとの間に隙間が生じにくくなり、吸入弁部と吐
出弁部との間のガス漏れを防ぐことができる。また、シ
ート部又はシート部の接触対象のうねり・面粗さが大き
いときにも、シート部とストッパプレート又はバルブプ
レートとの接触部分が多くなるので、ガス漏れを防ぐこ
とができる。
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係る斜板式
圧縮機の要部を示す図であって、バルブプレートと弁シ
ートとストッパプレートとの結合状態を説明するための
平面図である。
圧縮機の要部を示す図であって、バルブプレートと弁シ
ートとストッパプレートとの結合状態を説明するための
平面図である。
【図2】図2はこの発明の実施形態に係る斜板式圧縮機
の全体を示す縦断面図である。
の全体を示す縦断面図である。
【図3】図3はバルブプレートと弁シートとを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図4は従来の斜板式圧縮機の弁シートを説明す
るための平面図である。
るための平面図である。
1,2 シリンダブロック 3,5 バルブプレート 3a,5a 吐出ポート 4 フロントヘッド 6 リヤヘッド 24 吐出室 23 吸入室 27,28 弁シート 27a,28a 吐出弁部 27d,28d 吸入弁部 29,30 ストッパプレート 29d,30d 吸入ポート A シート幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 清司 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の圧縮室を有するシリンダブロック
と、 前記シリンダブロックに固定され、高圧室と低圧室とを
有するシリンダヘッドと、 前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間に配
置され、前記圧縮室と前記高圧室及び前記低圧室とを仕
切るためのバルブプレートと、 前記圧縮室の冷媒ガスを前記高圧室に吐出するための吐
出ポートと、 前記低圧室の冷媒ガスを前記圧縮室に吸入するための吸
入ポートと、 前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、 前記吸入ポートを開閉する吸入弁と、 前記吐出弁の開き量を抑制するストッパとを備えた往復
式圧縮機において、 前記吐出弁及び前記吸入弁は、弁シートと、このシート
に舌片状に切込み形成された複数の吐出弁部及び複数の
吸入弁部とで構成され、 前記ストッパは、前記弁シートと前記シリンダヘッドと
の間に配置されるストッパプレートと、このプレートに
形成され、前記吐出弁部に対応する複数のストッパ部と
で構成され、 前記吐出弁部の長手方向と前記吸入弁部の長手方向とが
互いに平行であることを特徴とする往復式圧縮機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9014665A JPH10196541A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 往復式圧縮機 |
KR1019970077158A KR100256917B1 (ko) | 1997-01-10 | 1997-12-29 | 왕복식 압축기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9014665A JPH10196541A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 往復式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196541A true JPH10196541A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11867519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9014665A Withdrawn JPH10196541A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 往復式圧縮機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10196541A (ja) |
KR (1) | KR100256917B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102086853A (zh) * | 2009-12-04 | 2011-06-08 | 迈奇两合公司 | 用于医疗目的的用作真空泵的活塞机 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7318709B2 (en) * | 2003-08-27 | 2008-01-15 | Haldex Brake Corporation | Pump valve assembly |
-
1997
- 1997-01-10 JP JP9014665A patent/JPH10196541A/ja not_active Withdrawn
- 1997-12-29 KR KR1019970077158A patent/KR100256917B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102086853A (zh) * | 2009-12-04 | 2011-06-08 | 迈奇两合公司 | 用于医疗目的的用作真空泵的活塞机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100256917B1 (ko) | 2000-05-15 |
KR19980070259A (ko) | 1998-10-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |