JPH1193509A - エレベータ・ドアの制御方法とその装置 - Google Patents

エレベータ・ドアの制御方法とその装置

Info

Publication number
JPH1193509A
JPH1193509A JP9269198A JP26919897A JPH1193509A JP H1193509 A JPH1193509 A JP H1193509A JP 9269198 A JP9269198 A JP 9269198A JP 26919897 A JP26919897 A JP 26919897A JP H1193509 A JPH1193509 A JP H1193509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
motor
elevator
electromotive force
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9269198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3417812B2 (ja
Inventor
Atsuo Nakayama
厚男 中山
Noriyoshi Kikuchi
範芳 菊池
Hitoshi Ando
仁 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Nidec Servo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Servo Corp filed Critical Nidec Servo Corp
Priority to JP26919897A priority Critical patent/JP3417812B2/ja
Publication of JPH1193509A publication Critical patent/JPH1193509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3417812B2 publication Critical patent/JP3417812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コストアップを抑えてドアの開閉を容易にす
る。 【解決手段】 直結または相当構成のモータ駆動による
エレベータ・ドア制御装置において、手動によるドア操
作に伴うモータの起電力を検知し、この起電力によって
ドアの操作方向を判定した結果と、予めエレベータ・ド
アの制御装置に記録した制御条件に従い、ドアが手動操
作方向に駆動されるようにモータ回転を制御する。ドア
操作に伴い検知したモータ起電力によってドアの操作方
向及び操作速度を判定した結果と、予めエレベータ・ド
アの制御装置に記録した制御条件に従い、ドアが手動操
作方向に操作速度に対応した速度で起動されるようにモ
ータ回転を制御する。エレベータ・ドアの駆動モータに
は、永久磁石使用ロータタイプのステッピング・モータ
5を用い、ドアの操作方向を、ステッピング・モータの
各励磁コイルに検知される起電力の順序によって判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホーム・エレベー
タのドア制御装置に最適な、ドアの手動操作に従って、
このドアの開扉動作または閉扉動作を自動的に行うエレ
ベータ・ドアの制御方法とその方法を用いたエレベータ
・ドアの制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時は、一般家屋等に、ホーム・エレベ
ータが普及してきている。このようなホーム・エレベー
タの多くは、交流モータや直流モータの動力を減速機構
を介してドアに伝えることでドアの開閉を、モータ駆動
で開閉するように構成している。
【0003】ドアの開閉をモータ駆動によって行う装置
は、例えば、図3に示すように構成されている。図3に
おいて、1はドアであって、第1のタイミング・プーリ
2と第2のタイミング・プーリ3によって展張されたタ
イミング・ベルト4に結合されている。第1のタイミン
グ・プーリ2はモータ15によって駆動され、モータ1
5は、このエレベータの制御装置20に形成されたモー
タ・ドライバ16によって駆動される。モータ・ドライ
バ16はエレベータ制御機能を備えたマイクロ・コンピ
ュータ17に形成されるドア制御機能が、マイクロ・コ
ンピュータ17に接続されるドア操作スイッチ18の操
作信号に従い、予めこのドア制御機能に記録されたプロ
グラムに従って、モータ・ドライバ16にモータ操作信
号を出力する。
【0004】即ち、例えば、使用者がドア操作スイッチ
18を端子a側に倒すと、ドア制御機能の働きでモータ
15がドア閉扉方向に回転し、第1のタイミング・プー
リ2とタイミング・ベルト4によってドア1は閉扉運動
を始める。モータ15の回転はモータ15の回転軸に結
合されたエンコーダ19によって検知されて、マイクロ
・コンピュータ17に構成されるドア制御機能にフィー
ド・バックされる。従って、このドア制御機能は、予め
記録したプログラムとこのフィードバック信号に従っ
て、ドア1の閉扉運動を制御する。使用者がドア操作ス
イッチ18を端子b側に倒すと、ドア制御機能の働きで
モータ15がドア開扉方向に回転し、上記と同様の機能
によってドア1は開扉運動を実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータ駆動
によるドアの開閉の場合でも、緊急時の操作とかドア操
作スイッチに手が届かない子供、身障者等が操作する等
の特別な場合に、手動でドアの開閉操作を行う必要があ
るが、このような場合には、使用者が、ドアの間口全体
を手動で操作する必要がある。しかし、従来のもので
は、モータのトルクが減速機構を介してドアに伝達され
る構成となっていたから、このような場合、ドアの開閉
操作に大きな力を要するため、子供、老人や身障者、或
いは、荷物を持った人達にとっては、手動によるドアの
開閉操作が困難であるという問題点があった。
【0006】このため図3に示した構成において、エン
コーダ等のセンサ等を設けて、緊急時等の場合にも、手
動操作によるモータ駆動方式に改良することは可能であ
るが、このようにすると、ホーム・エレベータの価格が
大幅にコストアップする。本発明は、従来のものの上記
課題(問題点)を解決し、コストアップを抑えながらド
アの開閉を手動操作によりモータ駆動を行えるように
し、よって使用者の利便性を向上できるエレベータ・ド
アの制御方法とその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づくエレベータ・ドアの制御方法におい
ては、直結または相当構成のモータ駆動によるエレベー
タ・ドア制御装置において、手動によるドア操作に伴う
モータの起電力を検知し、この起電力によってドアの操
作方向を判定し、この判定結果と、予めこのエレベータ
・ドア制御装置に記録した制御条件に従い、ドアが上記
の手動操作方向に駆動されるようにモータ回転を制御す
るようにした。この場合、上記制御において、さらに上
記のドア操作に伴って検知したモータ起電力によってド
アの操作方向及び操作速度を判定し、この判定結果と、
予めこのエレベータ・ドア制御装置に記録した制御条件
に従い、ドアを上記の手動操作方向に上記の操作速度に
対応した速度で起動するようにモータ回転を制御する方
が望ましい。
【0008】なお、上記のエレベータ・ドアの駆動モー
タとしては、永久磁石使用ロータタイプのステッピング
・モータを用い、ドアの操作方向を、このステッピング
・モータの各励磁コイルに検知される起電力の順序によ
って判定することができる。
【0009】上記の制御方法を使用した制御装置として
は、直結または相当構成のモータ駆動によるエレベータ
・ドア制御装置において、ドアの手動操作に伴う強制回
転によるモータの駆動回路に発生する起電力を検知する
手段と、このモータの特性に対応して制御装置に形成し
た、上記の検知手段の検知内容に従い、少なくともモー
タの強制回転方向を判定する強制回転判定機能と、この
強制回転判定機能の判定結果に従って、モータの駆動機
能を起動し、予め設定した制御条件に従ってモータを制
御するようにするモータ制御機能とを備えて構成すれば
よい。
【0010】本発明は上述のような方法にし、また制御
装置を構成すると、本発明を適用したエレベータ・ドア
は、安価な設備で、容易にドアの開閉操作ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に基づくエレベータ・ドア
の制御方法とその装置の各実施の形態を図1及び図2を
参照して詳細に説明する。なお、図1において、従来の
技術で説明した要素機能と相当の作用を備えた要素機能
は同一の符号を使用し、詳細説明は省略する。また、図
1には、基本機能の説明に不必要な、エレベータの昇降
機能の要素機能や配線の図示は省略する。
【0012】図1において、5は、第1のタイミング・
プーリ2に、直結状態で結合された、永久磁石型または
ハイブリッド型等、ロータに永久磁石を使用した例え
ば、3相のステッピング・モータ(以下モータと略称す
る)である。モ−タ5は、ステッピング・モータ・ドラ
イバ(以下ドライバと略称する)6からモータ5の励磁
コイル(図示せず)に順次入力される駆動パルスによっ
て駆動されて回転する。ドライバ6は、扉開閉制御機能
7から出力する駆動信号によって、モータ5の機能・特
性に対応させたモータ5の励磁コイル(図示せず)に供
給する駆動パルスに変換出力する。
【0013】モータ5の各励磁コイル(図示せず)の端
子電圧は、ドライバ6を介して起電力検出機能8に入力
し、起電力検出機能8の検出信号は扉開閉制御機能7に
入力している。上述したドライバ6、扉開閉制御機能
7、起電力検出機能8等は、ドア1を含むエレベータ全
体の制御装置10に形成されている。従って、この制御
装置10の基本機能がマイクロ・コンピュータによって
形成されていると、扉開閉制御機能7や起電力検出機能
8に備えた判定機能は、マイクロ・コンピュータに備え
たメモリに記録したプログラム等に従い、マイクロ・コ
ンピュータその他を含む制御装置10の機能によって作
動する。この場合、例えば、起電力検出機能8のよう
に、外部回路から電圧値が入力するような機能において
は、その検知信号の条件に対応した変換機能、例えば、
A/Dコンバータによってコンピュータによる処理に対
応させたディジタル信号に変換した後、判定機能が実行
されるように構成する等の手段を講じれば良い。
【0014】上記の制御装置10において、扉開閉制御
機能7には、起電力検出機能8が検知した、ドア1の手
動操作によって強制回転されるモータ5の各励磁コイル
(図示せず)ごとの駆動回路に発生する起電力を入力し
て、各励磁コイルに発生する起電力の発生順序によって
モータ5の強制回転方向を判定する強制回転判定機能
(図示せず)と、その判定した回転方向に、予めこの制
御装置10に設定した制御条件に従ってモータ5を制御
するようにするモータ制御機能(図示せず)を備え、こ
のモータ制御機能が出力する駆動信号により作動するド
ライバ6によってモータ5が回転して、ドア1が駆動さ
れる。
【0015】次に、上記の構成における動作機能を、図
2を参照して詳細に説明する。 第1の実施の形態:先ず、動作機能の第1の実施の形態
を動作フローを示す図2(A)を参照して説明する。同
図において、エレベータの待機状態(ステップ0)にお
いて、エレベータに乗った使用者がドア1の引手(図示
せず)を操作して閉扉しようとし、ドア1が僅かに移動
しようとすると、タイミング・ベルト4によって第1の
タイミング・プーリ2が回転する。第1のタイミング・
プーリ2が回転すると、結合したモータ5が回転する。
この場合、モータ5と第1のタイミング・プーリ2との
間に、大きな減速比の減速機構を介在させず、直結か直
結に近い結合機構であると、ドアの開閉抵抗程度の僅か
な抵抗でモータ5が強制回転される。モータ5が回転す
ると、モータ5は発電機として機能し、モータ5の各励
磁コイル(図示せず)には、回転子磁極(図示せず)位
置に対応して、モータ5の回転方向に従って順次電圧が
誘起されて、起電力検出機能8に入力する(ステップ
1)。
【0016】起電力検出機能8においては、各励磁コイ
ルに接続される回路、即ち、モータ5の各端子に発生す
る電圧を検出し、扉開閉制御機能7の起電力強制回転判
定機能(図示せず)が上記の各電圧の出力順序から、モ
ータ5の回転方向、即ち、ドア1が開方向か閉方向かを
判定する(ステップ2)。上記の電圧出力順序がドア1
の閉方向であると(ステップ2のYes)、扉開閉制御
機能7に備えたモータ制御機能(図示せず)は、予め設
定し記録されたプログラムに従って、ドア1を閉じる方
向にモータ5を回転するように駆動信号を作成してドラ
イバ6に出力し、モータ5を駆動してドア1を閉扉方向
に駆動する(ステップ3)。この場合、モータ5は駆動
信号に従った速度で回転してドア1を完全に閉扉する
(ステップ4)。この場合、上記したプログラムに対す
る設定によって、ドア1の閉扉速度は適切に制御され
る。なお、ドア1が完全に閉扉されると、エレベータの
制御装置10に設けた昇降機能(図示せず)によってエ
レベータの昇降機構(図示せず)が駆動される。
【0017】エレベータ(図示せず)が目的階に着いて
停止し、使用者がドア1の引手(図示せず)を操作して
ドア1を開けようとすると、上記と同様モータ5が回転
して、モータ5の各励磁コイル(図示せず)には、モー
タ5の回転方向に従って順次電圧が誘起され、起電力検
出機能8に入力する(ステップ1)。起電力検出機能8
の検出結果に従って扉開閉制御機能7においては、先
ず、強制回転判定機能(図示せず)が上記の各電圧の出
力順序から、モータ5の回転方向、即ち、ドア1が開方
向か閉方向かを判定し、電圧の出力順序がドア1を開け
る方向なので(ステップ2のNo)、モータ制御機能
(図示せず)は、予め設定し記録されたプログラムに従
って、ドア1を開ける方向にモータ5を回転するよう
に、駆動信号をドライバ6に出力し、モータ5を駆動す
る(ステップ3)。従って、モータ5は駆動信号に従っ
た速度で回転してドア1を完全に開扉する(ステップ
4)。この場合、上記したプログラムに対する設定によ
って、ドア1の開扉速度は適切な速度となるように制御
される。
【0018】第2の実施の形態:上記とは別の動作機能
例を示す第2の実施の形態を動作フローを示す図2
(B)を参照して説明する。第2の実施の形態が上記の
第1の実施の形態と異なる点は、図2(B)に示すよう
にステップ3において、各端子に発生する各励磁コイル
に順次誘起される電圧の切り替り速度を夫々検知してド
ア1の開閉制御に使用するようにした点である。そのた
めに、扉開閉制御機能7に、ドア1を手動操作したとき
にモータ5の各励磁コイルに発生する切り替り速度検出
機能(図示せず)と、この速度検出機能による検出値か
らモータ5の強制回転速度を判定する回転速度判定機能
(図示せず)を設けて、次のような制御を行うものであ
る。ドア1が閉扉方向であると判定すると(ステップ2
のYes)、ステップ3において、扉開閉制御機能7の
速度検出機能(図示せず)が、各コイル端子に発生する
切り替り速度(電圧レベル)を順次検出すると、回転速
度判定機能(図示せず)は、予め設定し記録されたプロ
グラムに従って、モータ5の回転速度を判定し、ドア1
を閉じる方向に、この検出速度値に対応した速度でモー
タ5を回転するように、駆動信号をドライバ6に出力
し、モータ5を駆動する(ステップ4)。従って、ドア
1は、ドア1を閉じようとした使用者(図示せず)の手
にショックを与えることなく適正な速度で徐々に閉じ始
める。ドア1が完全に閉扉されるとエレベータの制御装
置10に設けた昇降機能(図示せず)によってエレベー
タの昇降機構(図示せず)が駆動される。
【0019】エレベータ(図示せず)が目的階に着いて
停止し、使用者がドア1の引手(図示せず)を操作して
ドア1を開けようとすると、上記同様、ステップ3にお
いて、各コイル端子に発生する電圧値の切り替り速度を
順次検出すると、回転速度判定機能(図示せず)は、予
め設定し記録されたプログラムに従って、モータ5の回
転速度を判定し、ドア1を開ける方向に、この検出速度
値に対応した速度でモータ5を回転するように、駆動信
号をドライバ6に出力し、モータ5を駆動する(ステッ
プ4)。従って、この場合にも、ドア1は開けようとし
た使用者(図示せず)の手にショックを与えることなく
適正な速度で徐々に開き始める。なお、第2の実施の形
態においても、ドア1の閉扉速度と開扉速度は、予め記
録したプログラムの設定によって適切に制御される。
【0020】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本構成を示したものであって、本発明を適用す
るエレベータ・ドアの制御方法とその装置は対象エレベ
ータの条件と仕様に対応して適切に応用改変すれば良い
ことは当然である。例えば、上記の実施の形態の説明に
おいては、モータを永久磁石型またはハイブリッド型の
ようなロータに永久磁石を使用したステッピング・モー
タをタイミング・プーリに直結状態で結合するように説
明したが、ドアの駆動機構構造に対応し、モータが容易
に手動で回転できるように構成し、モータの強制回転に
伴うコイルの起電力が測定できれば、どのような構造の
モータであっても、どのような結合機構であっても良い
ことは当然である。従って、軽い力で駆動でき、必要な
電圧が得られれば、若干の減速比をもった機構であって
も増速比をもった機構であっても良いことは当然であ
る。また、各判定機能や測定機能は、マイクロ・コンピ
ュータに形成するように説明したが、上記の検知及び駆
動対象の条件に対応して、上記の技術を実現できるよう
に、適切に、要素機能を選択して構成すれば良い。な
お、本発明はホーム・エレベータに限らず、低コストで
一般的に使用される、軽便型のエレベ−タにも最適であ
ることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述したような方法にし、また
装置を構成するようにしたので、本発明を適用したエレ
ベータは、次のような優れた効果を有する。 本発明は、手動によるドア操作に対応してドア駆動モ
ータの回転を操作するようにしたので、使用者がドア開
閉に関するきっかけをドアに与えるのみで、ドアは全開
状態または全閉状態まで自動的に移動するので、使用者
の利便性が高くなる。 モータが発電機として機能した場合の発電状況を検出
するのみで、ドア操作要望と状態が把握でき、モータ起
動信号として利用できるので、本来のモータ駆動による
ドア開閉機能に、起電力検出/判定機能を追加するのみ
で、本発明が実現できる。 起電力検出/判定機能を追加するのみで良いので、本
来のエレベータ・ドアの制御装置がマイクロ・コンピュ
ータに形成されていれば、判定機能はソフトでも処理で
き、ほとんどコスト・アップにはならない。 モータにステッピング・モータを使用すれば、モータ
をドア開閉機能に直結状態で結合できるので、減速機構
装着によって発生するドア側からの逆操作に伴う負荷抵
抗が増大せず、ドアの操作力を必要としない。 モータにステッピング・モータを使用すると、回転検
出用センサとしてのエンコーダ等を必要とせず、モータ
の回転方向が、各励磁コイルの電圧出力順序で判定でき
るので、低い電圧出力でも方向判定機能が容易に実現で
きる。 モータを発電機として機能した場合の発電電圧値の切
り替わり速度によってモータの起動回転速度を制御する
ようにすると、ドアは適正な速度で徐々に開閉動作を開
始するので、ドアが急に動き出して使用者を脅かすよう
な事態は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくエレベータ・ドアの制御方法を
適用した制御装置例の基本構成を示す概要構成ブロック
図である。
【図2】図1に示す制御装置における動作機能を説明す
る概要フロー図であって、同図(A)は第1の実施の形
態を説明する概要フロー図であり、同図(B)は第2の
実施の形態を説明する概要フロー図である。
【図3】従来のエレベータ・ドアの制御装置の基本構成
を示す概要構成ブロック図である。
【符号の説明】
1:ホーム・エレベータ・ドア 2、3:タイミング・プーリ 4:タイミング・ベルト 5:ステッピング・モータ(モータ) 6:ステッピング・モータ・ドライバ(ドライバ) 7:扉開閉制御機能 8:起電力検出機能 10:制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直結または相当構成のモータ駆動による
    エレベータ・ドア制御装置において、 手動によるドア操作に伴う上記モータの起電力を検知
    し、該起電力によって当該ドアの操作方向を判定し、該
    判定結果と、予め当該エレベータ・ドア制御装置に記録
    した制御条件に従い、当該ドアが上記手動操作方向に駆
    動されるように上記モータ回転を制御するようにしたこ
    とを特徴とするエレベータ・ドアの制御方法。
  2. 【請求項2】 直結または相当構成のモータ駆動による
    エレベータ・ドア制御装置において、 手動によるドア操作に伴う上記モータの起電力を検知
    し、該起電力によって当該ドアの操作方向及び操作速度
    を判定し、該判定結果と、予め当該エレベータ・ドア制
    御装置に記録した制御条件に従い、当該ドアを上記手動
    操作方向に上記操作速度に対応した速度で起動するよう
    に上記モータ回転を制御するようにしたことを特徴とす
    るエレベータ・ドアの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のエレベータ・ド
    アの制御方法において、 ドアの開閉駆動用のモータとして、永久磁石使用ロータ
    タイプのステッピング・モータを用い、 ドアの操作方向を、当該ステッピング・モータの各励磁
    コイルに検知される起電力の順序によって判定するよう
    にしたエレベータ・ドアの制御方法。
  4. 【請求項4】 直結または相当構成のモータ駆動による
    エレベータ・ドア制御装置において、 上記ドアの手動操作に伴う強制回転による該モータの駆
    動回路に発生する起電力を検知する手段と、 該モータの特性に対応して当該制御装置に形成した上記
    検知手段の検知内容に従い、少なくとも当該モータの強
    制回転方向を判定する強制回転判定機能と、 該強制回転判定機能の判定結果に従って、当該モータの
    駆動機能を起動し、予め設定した制御条件に従って該モ
    ータを制御するようにするモータ制御機能と、を備えた
    ことを特徴とするエレベータ・ドアの制御装置。
JP26919897A 1997-09-17 1997-09-17 エレベータ・ドアの制御方法とその装置 Expired - Fee Related JP3417812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26919897A JP3417812B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 エレベータ・ドアの制御方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26919897A JP3417812B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 エレベータ・ドアの制御方法とその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1193509A true JPH1193509A (ja) 1999-04-06
JP3417812B2 JP3417812B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=17469050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26919897A Expired - Fee Related JP3417812B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 エレベータ・ドアの制御方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3417812B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187681A (ja) * 2001-06-06 2001-07-10 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかごドア装置
WO2003024855A1 (en) * 2001-07-31 2003-03-27 Emt International Co., Ltd. A device and a method for driving an elevator door
US7793650B2 (en) * 2006-11-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Open/close door drive controller for drawer-type heating cooker

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187681A (ja) * 2001-06-06 2001-07-10 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかごドア装置
JP4531899B2 (ja) * 2001-06-06 2010-08-25 三菱電機株式会社 エレベータのかごドア装置
WO2003024855A1 (en) * 2001-07-31 2003-03-27 Emt International Co., Ltd. A device and a method for driving an elevator door
US7793650B2 (en) * 2006-11-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Open/close door drive controller for drawer-type heating cooker

Also Published As

Publication number Publication date
JP3417812B2 (ja) 2003-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5698823A (en) Elevator control system
JP3338680B2 (ja) 停電時のエレベータ救出運転制御方法
JP2990058B2 (ja) エレベータ運転用同期モータの緊急操作装置
JPH0789750B2 (ja) クレ−ン用v/fインバ−タ制御方法
JPH1193509A (ja) エレベータ・ドアの制御方法とその装置
US6384553B1 (en) Current control method and device for a motor that is operable in a generator mode
JPS6131712B2 (ja)
JP2686095B2 (ja) かご形電動機を制動するための制御回路
JP3569164B2 (ja) 永久磁石式同期モータで駆動されるエレベータの起動方法
JP2002068632A (ja) エレベータドア駆動装置
JPH0211513B2 (ja)
JP2513792B2 (ja) インバ―タエレベ―タの起動方法
JPH0880095A (ja) 内燃機関駆動式発電システム
KR200141187Y1 (ko) 엘리베이터의 탑승인원에 따른 구동장치
JPH09309682A (ja) エレベータかご扉装置
JP2002525003A5 (ja)
JPH11264277A (ja) 自動ドア
JP3039261U (ja) シートシャッターの駆動装置
JP4259144B2 (ja) エレベータの扉制御装置
JPH04371470A (ja) エレベータの速度制御装置
JPS5842114B2 (ja) 交流エレベ−タの制御装置
JPS6035905A (ja) 電気自動車
JPH07203695A (ja) 主電動機のスター・デルタ始動装置
JP2633684B2 (ja) エレベータ制御装置
JPS6117751B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees