JPH1193104A - 橋面の連続舗装構造 - Google Patents
橋面の連続舗装構造Info
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- JPH1193104A JPH1193104A JP27650697A JP27650697A JPH1193104A JP H1193104 A JPH1193104 A JP H1193104A JP 27650697 A JP27650697 A JP 27650697A JP 27650697 A JP27650697 A JP 27650697A JP H1193104 A JPH1193104 A JP H1193104A
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Abstract
連続舗装構造において、桁遊間の変動が繰り返されて
も、舗装体にひび割れ又は損傷が生じるのを防止する。 【解決手段】 桁遊間3の両側に設けられた切り欠き内
に荷重支持部材5を桁遊間に架け渡すように設置する。
この上にアスファルト混合物からなる中埋め層16を、
上記荷重支持部材を覆うように形成し、桁遊間の中央部
で厚さを最大とするとともに両側で厚さを小さくする。
そして、この上に弾性を有する合成樹脂層17を形成
し、上面を平坦に仕上げる。舗装体4はこの上にスライ
ディングシート18を介して敷設するので、桁遊間が変
動したときに滑動してひずみが分散される。また、桁遊
間の変動に中埋め層の変形が追従できなくても、合成樹
脂層が連続した状態で伸長しこの層の上面はほぼ平坦に
維持される。
Description
桁と橋台との間における橋面に伸縮装置等を設けること
なく、連続して舗装を施す橋面の連続舗装構造に関す
る。
るものであり、直列に並べて配置される桁と桁との間、
又は桁と橋台との間には、桁が伸縮できるだけの桁遊間
が設けられている。そして、この桁遊間上の舗装部分に
は一般に伸縮装置が設けられ、舗装はこの部分で不連続
とし、伸縮装置の構造によって桁の伸縮量を吸収するも
のとなっている。しかしながら、上記の伸縮装置が桁間
及び桁と橋台との間に設けられていると舗装が不連続と
なり、車輛がこの部分を走行すると車輛に衝撃・振動が
伝わり、乗り心地を著しく阻害することになる。また、
騒音・振動が発生し、近隣の居住環境を悪化させる原因
となっている。
又は桁と橋台との間で伸縮装置を設けず、連続して舗装
を施す構造がいくつか提案されており、その一つに次の
ような構造がある。これは、図10(a)に示すよう
に、桁遊間103の両側にあるコンクリートの構造物1
01、102、つまりコンクリートの桁、コンクリート
床版もしくは橋台の上面付近に切り欠きが設けられ、こ
の切り欠き内に桁遊間上の舗装及びその上に作用する荷
重を支持するための支持部材104が架け渡されてい
る。この支持部材104は例えば鋼プレート等が用いら
れ、桁が伸縮して遊間が変動したときに桁又は橋台上で
滑動し、遊間の両側に架け渡された状態で、該桁遊間の
変動を許容するようになっている。そして、上記支持部
材104を埋め込むように切り欠き内には弾性又は粘弾
性を有する中埋層105が敷設され、このうえにアスフ
ァルト混合材からなる舗装106が施される。この舗装
は、桁遊間103の付近で、桁(コンクリート床版)又
は橋台上にスライディングシート107を敷設した上に
設けられており、桁又は橋台上で水平方向に滑動可能と
なっている。このため、桁遊間103が変動したとき
に、ひずみが上記スライディングシート107の敷設範
囲に分散され、舗装に大きな応力が発生すること及びひ
び割れの発生が防止される。
ような連続舗装構造では、次のような問題点がある。上
記のように、桁遊間103の両側にわたって舗装とコン
クリート構造物との間にスライディングシート107が
介挿されていることによって、舗装106に生じるひず
みは分散され、ひび割れ等の発生が防止されるが、切り
欠き内に充填された中埋層105には、桁遊間103の
変動量とほぼ同じ変形を生じることになり、弾性又は粘
弾性材料を用いても完全に上記変形に追従することはで
きない場合が生じる。このため、桁遊間103が拡大し
たときに、図10(b)に示すように、中埋層105と
切り欠き面との間に空隙108が生じ、この部分で舗装
106に大きなひずみが発生してひび割れの原因となる
ことがある。したがって、桁遊間の変動がくり返し生じ
るうちに舗装体が損傷し、さらにひび割れ等を周辺に波
及していくことになる。
されたものであり、その目的は、桁と桁との間または桁
と橋台との間の遊間の変動がくり返されたときにも、連
続して設けられた舗装体のひび割れ又は損傷が防止され
る橋面の連続舗装構造を提供するものである。
めに、 請求項1に記載の発明は、 桁遊間上に舗装体
を連続して敷設する橋面の連続舗装構造であって、 前
記桁遊間の両側にあるコンクリート構造物の上面付近に
切り欠きが設けられ、 この切り欠き内に、前記桁遊間
上の舗装体の自重及び橋面上に作用する荷重を支持する
荷重支持部材が前記桁遊間に架け渡すように設置され、
この荷重支持部材を覆うとともに、桁遊間の中央部で
厚さが最大となり、両側の前記切り欠きの端部付近で厚
さが小さくなるように中埋層が形成され、 この上に、
弾性を有する合成樹脂層が、前記切り欠きの上を両側の
コンクリート構造物の上面とほぼ同一レベルとするよう
に充填され、両端部で前記コンクリート構造物に接着さ
れており、 この上に、前記舗装体と前記コンクリート
構造物との間及び前記舗装体と前記合成樹脂層との間の
水平方向の相対変位を許容するスライディングシートが
敷設され、この上に、前記舗装体が前記桁遊間の両側に
わたって連続して形成され、この舗装体に水平方向の引
張力に抵抗する補強部材が埋込まれている橋面の連続舗
装構造を提供するものである。なお、上記桁遊間の両側
にあるコンクリート構造物は、一般にはコンクリートの
桁または鋼桁上に設けられたコンクリート床版である。
また、桁遊間の片側が橋台等の構造であってもよい。
構造では、桁の伸縮により桁遊間が変動したときに、こ
の桁遊間に架け渡された荷重支持部材と桁又は橋台との
間で滑動が生じ、この荷重支持部材で舗装及びその上の
荷重を支持した状態が維持される。
央部で厚く、両側で薄くなっているので、その上に形成
された合成樹脂層は切り欠きの両端部で厚く、中央部で
薄くなっている。そして、合成樹脂層は両端でコンクリ
ート構造物すなわち桁又は橋台に接着されているので、
桁遊間が拡大したときに、中埋層が追従できなくても合
成樹脂層は連続したまま伸長し、この層の上面はほぼ平
坦な状態に維持される。これにより、スライディングシ
ートを介して敷設された舗装に、局部的に大きな応力が
生じることはなく、桁又は橋台の所定範囲にひずみが分
散され、ひび割れ等の発生が防止される。
に記載の橋面の連続舗装構造において、前記合成樹脂層
が、モルタル又はコンクリートへの接着力がアスファル
ト混合物への付着力より大きくなる材料で形成されてい
るものとする。
ときに、中埋層はこの桁遊間の拡大に対応できなくても
合成樹脂層はこの中埋層と剥離し、独立した挙動をする
ことができる。そして、この合成樹脂層は、両端部で桁
又は橋台に接着されて桁遊間の拡大とともに伸長するの
で、切り欠きの上面をほぼ平坦な状態に維持することが
できる。これにより、舗装に大きなひずみやひび割れが
発生するのが防止される。
の橋面の連続舗装構造において、前記切り欠きの両端
は、コンクリート構造物の上面から、橋梁の軸線方向に
傾斜した面を有し、この面に前記合成樹脂層が接着され
ているものとする。
桁(床版)又は橋台のコンクリートとの接着面積が拡大
し、合成樹脂層は桁又は橋台と強く接着されて桁遊間が
拡大した場合にもこれに追従して伸長されるとともに、
切り欠き端部における剛性の急変が緩和される。つま
り、桁又は橋台の上では舗装がコンクリート上に敷設さ
れるのに対し、切り欠き部では弾性材料又は粘弾性材料
である合成樹脂層の上に敷設され、変形性能が異なるが
この境界部上の舗装に大きな応力が作用するのが緩和さ
れる。
装体を連続して敷設する橋面の連続舗装構造であって、
前記桁遊間の両側にあるコンクリート構造物の上面付
近に切り欠きが設けられ、 この切り欠き内に、前記桁
遊間上の舗装体の自重及び橋面上に作用する荷重を支持
する荷重支持部材が前記桁遊間に架け渡すように設置さ
れ、 この荷重支持部材を埋込むように、前記切り欠き
内にアスファルト混合物からなる中埋層が形成され、
前記切り欠きの両端部の前記コンクリート構造物と前記
中埋層との境界部に、弾性を有する合成樹脂が、下方に
頂点を有する三角形状の断面で、上面が前記コンクリー
ト構造物の上面とほぼ同じレベルとなるように充填され
ており、 この上に、前記舗装体と前記コンクリート構
造物との間及び舗装体と前記合成樹脂充填部との間の水
平方向の相対変位を許容するスライディングシートが敷
設され、 この上に、前記舗装体が前記桁遊間の両側に
わたって連続して形成され、この舗装体に水平方向の引
張力に抵抗する補強部材が埋込まれている橋面の連続舗
装構造を提供するものである。
荷重支持部材及び中埋層は請求項1に記載の連続舗装構
造と同様に作用する。そして、切り欠き内の中埋層が桁
の伸縮による桁遊間の変動に追従できず、切り欠きの端
部で桁又は橋台のコンクリートとの間に隙間が生じて
も、逆三角形の断面を有する合成樹脂が上記隙間上にあ
って、切り欠き部分の上面の変形がわずかとなる。この
ため、舗装に局部的に大きな応力は作用せず、舗装のひ
び割れ又は損傷が防止される。
態を図に基づいて説明する。図1は、請求項1、請求項
2又は請求項3に記載の発明の一実施形態である橋面の
連続舗装構造を示す概略断面図である。また、図2はそ
の拡大図である。この連続舗装構造は、連続して架設さ
れた二つのコンクリート橋桁1、2の桁遊間3上に伸縮
装置等を用いることなく、舗装4を連続して敷設したも
のである。この桁遊間3は、温度の変化によって変動す
るものであり、両側の橋桁1、2の上縁付近に切り欠き
を設け、ここに桁遊間3の変動を許容するとともに橋面
の荷重を支持する荷重支持部材5が配置されている。そ
して、この切り欠きに中埋材等を充填して上面を平坦に
した後、その上に舗装を施したものである。
る。桁遊間の上部にバックアップ材11が詰め込まれ、
その上にシーリング材12が桁間を連結するように充填
される。このシーリング材12はコンクリートに対して
接着性を有するものであり、大きな弾性変形を生じ、桁
遊間が変動した場合にも、桁間への漏水を防止すること
ができるものである。
による不陸調整層13が設けられ、この上にクッション
材20を敷設し、その上に荷重支持部材5が配列されて
いる。上記クッション材は、ポリエステル不織布にアス
ファルトを含浸させたものであり、この上に配列される
荷重支持部材5と桁1,2との相対変位が大きな抵抗な
く生じるように配設されるものである。また、荷重支持
部材5は、図4に示すように、鋼板材を溝型に加工した
部材を桁遊間に架け渡すようにほぼ平行に多数配列する
ことによって形成されており、隣り合う部材間で軸方向
の相対変位を許容するように係合されている。そして、
これらの部材は一つおきに両側で棒鋼14に係止され、
樹脂コンクリート15によって桁に固定されている。し
たがって、桁が伸縮したときに、平行に多数配列された
部材は交互に両側の桁に固定されて一体に移動するが、
隣り合う部材間で摺動し、桁遊間3の変動に対応すると
ともに、桁遊間3が変動したときにも舗装4及び橋面の
荷重を支持できるようになっている。
ように中埋層16が形成され、さらにその上に合成樹脂
層17が形成されて、切り欠き部分の上面が桁1,2の
上縁とほぼ同じ高さとなるように平坦に仕上げられてい
る。上記中埋層16は、図2に示すように、桁間の中央
部で最も厚く、両側で徐々に薄くなるように形成されて
いる。この中埋層16を構成する材料は、できるだけ弾
性変形が生じ易く桁の伸縮に追従し得るものが望ましい
が、橋面上の荷重等によって過度の変形が生じるもので
は使用できず、ここでは高密度で、変形に対する追従性
に優れたグースアスファルトが用いられている。
上に充填されるので、桁間の中央部で薄く、両側で徐々
に厚くなっており、両側で切り欠きの傾斜面に接着され
ている。この合成樹脂層17を構成する材料は、大きな
弾性変形を生じるとともに、コンクリートに対する接着
力が大きいものが望ましく、ここでは、ウレタン変性ビ
ニルエステル樹脂が用いられている。この合成樹脂は、
充填前に硬化剤と混合することによって、時間の経過に
ともなって固体化するものであり、硬化後の特性は表1
に示すとおりである。なお、この合成樹脂は、中埋層1
6を形成するアスファルト混合物との接着力は小さいも
のが望ましいが、中埋層16の上面に接着力を低減する
材料を塗布したり、シート状の材料を介挿することもで
きる。
遊間3が拡大したときに、図2(b)に示すように、両
層間で相対変位し、中埋層16が桁遊間3の拡大に追従
できなくても切り欠き部分の上面はほぼ平坦な状態に維
持される。つまり、桁1,2と中埋層16との境界部に
隙間や段差の発生が防止される。なお、上記中埋層16
と合成樹脂層17と境界の形状は、図2に示すように中
央部で平坦にし、その両側で傾斜させる場合の他、図3
に示すようになだらかな曲面状に境界を形成したもので
あってもよい。
合成樹脂層17が形成され、上面が平坦になった上にス
ライディングシート18が敷設される。このスライディ
ングシートは、この上に形成される舗装4と桁1,2と
の水平方向の相対移動を許容するために用いられるもの
である。このスライディングシート18が敷設される範
囲は、桁遊間の両側の所定範囲であり、桁遊間3の変動
量に応じて決定される。
示すように、アルミニウムを蒸着したポリエステルフィ
ルム18cをゴム化アスファルト18dの上に積層した
下側シート18aと、抗張力繊維のメッシュ18eを埋
込んだゴム化アスファルト18fの薄い層の下面に、ポ
リエステルフィルムで補強されたアルミ箔18gを貼着
した上側シート18bとを重ね合わせたものであり、下
側シート18aの最上層のポリエステルフィルム18c
と、上側シート18bの最下層のアルミ箔18gとの間
で滑動するようになっている。そして、上記スライディ
ングシート18が敷設された範囲の縁部には、止水シー
ト19が上記スライディングシート18の縁を覆うよう
に敷設され、滑り面に雨水等が流入するのを防止してい
る。
ような、2枚の滑動用シート21a、21bを重ね合わ
せて、ゴム化アスファルト層21cに埋込んだ一層式の
スライディングシート21が上記2層式のスライディン
グシート18の下側に敷設され、この部分は2重に滑り
層が形成されている。
鋼製の補強部材22が敷き並べられ、これを埋め込むよ
うに舗装4の基層4aを形成するアスファルト混合物が
敷き均され、締め固められる。上記補強部材22は、帯
状の鋼板材を折り曲げるとともに多数を接合して、図7
に示すように、ハニカム状のパネルにしたものである。
ハニカム状となった六角柱状の空間は、骨材を含むアス
ファルト混合物が充填され、全体が舗装の基層底部に埋
め込まれる。この補強部材22は、橋梁の軸線方向に連
続しており、敷き並べられた範囲の両端部で、アンカー
23により桁1,2に固定されている。これにより、桁
が収縮して舗装体4に引張力が作用したときに、この引
張力を負担して、舗装のアスファルト混合物に生じるひ
ずみを分散させるものである。
物は大きな変形を許容するものが望ましく、ここではグ
ースアスファルトを用いており、厚さが40mmに形成
される。上記基層4aの上面には、ひずみ抵抗性にすぐ
れた拡張力シート24を貼着し、その上に表層4bを形
成するアスファルト混合物が敷き均され、締め固められ
る。上記抗張力シート24は、図8に示すように、抗張
力繊維をメッシュ状に織ったもの24aをアスファルト
系材料の薄い層24b内に埋め込んだものを用いてい
る。上記抗拡張力繊維としては、炭素繊維、ガラス繊
維、ビニロンやアラミド等の合成繊維等を用いることが
できる。また、アスファルト系材料はアスファルトに合
成ゴム、油脂等を混合したゴム化アスファルトを用いる
のが望ましい。また、上記表層4bを形成するアスファ
ルト混合物は耐流動性と剥離抵抗性とを有するものが望
ましく、アスファルトの材質の選択、骨材の粒度分布の
調整等により、適切な性質を有するように配合されたも
のが用いられる。
ト18が敷設された範囲で桁上を滑動可能となってお
り、桁1、2の伸縮によって桁遊間3が変動しても、舗
装体のひずみが桁遊間上に集中せず、上記スライディン
グシート18の敷設範囲に分散される。このため、舗装
体にひび割れが生じるのが防止される。また、切り欠き
部分の上面が桁の上面とほぼ同じレベルに維持され、コ
ンクリートの切り欠き部分で隙間や段差を生じることが
なく、舗装体の損傷の要因となる局部的に大きな応力の
発生が防止される。
態である橋面の連続舗装構造を示す概略断面図である。
この連続舗装構造では、桁遊間43の両側の桁上部に設
けられた切り欠き内に荷重支持部材45が設置され、こ
れを覆う中埋層46と桁41,42との境界部の上部に
断面が逆三角形となるように合成樹脂47が充填されて
いる。そしてこの合成樹脂は桁の傾斜した切り欠き面4
1a,42aに接着されており、中埋層46の上では厚
さが3〜5mm程度の層となって両側の逆三角形部分を
連結している。この合成樹脂47としては、例えばウレ
タン変性ビニルエステル樹脂が用いられる。なお、上記
荷重支持部材45は、図1に示す連続舗装構造で用いら
れるものと同じものであり、設置の状態も同様である。
また、両側の桁41、42上に連続して敷設されるスラ
イディングシート48及び舗装体44の構造及び材質も
図1に示すものと同じである。
(b)に示すように、桁遊間の変化に中埋層46の変形
が追従できず、桁41、42のコンクリートと中埋層4
6との間に隙間が生じても、逆三角形断面を有する合成
樹脂47の部分があることによって、上面の変形は小さ
く押さえられ、舗装体44に及ぼす影響が小さくなる。
面の連続舗装構造では、桁の伸縮等により、桁遊間が変
化したときにも、切り欠き内に設置された荷重支持部材
で舗装及び橋面上の荷重を支持するとともに、この切り
欠き部分の上面をほぼ平坦に維持することができる。こ
のため、桁又は橋台上で水平方向に摺動可能に敷設され
た舗装体は、ひずみが適切に分散され、局部的に大きな
ひずみを生じることがなく、ひび割れや損傷の発生が防
止される。
の一実施形態である橋面の連続舗装構造を示す概略断面
図である。
ある。
断面図である。
重支持部材の概略斜視図である。
層式のスライディングシートの拡大断面図である。
層式のスライディングシートの拡大断面図である。
れる補強部材の概略斜視図である。
張力シートの拡大断面図である。
の連続舗装構造を示す概略断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 桁遊間上に舗装体を連続して敷設する
橋面の連続舗装構造であって、 前記桁遊間の両側にあるコンクリート構造物の上面付近
に切り欠きが設けられ、 この切り欠き内に、前記桁遊間上の舗装体の自重及び橋
面上に作用する荷重を支持する荷重支持部材が前記桁遊
間に架け渡すように設置され、 この荷重支持部材を覆うとともに、桁遊間の中央部で厚
さが最大となり、両側の前記切り欠きの端部付近で厚さ
が小さくなるように中埋層が形成され、 この上に、弾性を有する合成樹脂層が、前記切り欠きの
上を両側のコンクリート構造物の上面とほぼ同一レベル
とするように充填され、両端部で前記コンクリート構造
物に接着されており、 この上に、前記舗装体と前記コンクリート構造物との間
及び前記舗装体と前記合成樹脂層との間の水平方向の相
対変位を許容するスライディングシートが敷設され、 この上に、前記舗装体が前記桁遊間の両側にわたって連
続して形成され、この舗装体に水平方向の引張力に抵抗
する補強部材が埋込まれていることを特徴とする橋面の
連続舗装構造。 - 【請求項2】 前記合成樹脂層は、モルタル又はコン
クリートへの接着力がアスファルト混合物への付着力よ
り大きくなる材料で形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の橋面の連続舗装構造。 - 【請求項3】 前記切り欠きの両端は、前記コンクリ
ート構造物の上面から橋梁の軸線方向に傾斜した面を有
し、この面に前記合成樹脂層が接着されていることを特
徴とする請求項1に記載の橋面の連続舗装構造。 - 【請求項4】 桁遊間上に舗装体を連続して敷設する
橋面の連続舗装構造であって、 前記桁遊間の両側にあるコンクリート構造物の上面付近
に切り欠きが設けられ、 この切り欠き内に、前記桁遊間上の舗装体の自重及び橋
面上に作用する荷重を支持する荷重支持部材が前記桁遊
間に架け渡すように設置され、 この荷重支持部材を埋込むように、前記切り欠き内にア
スファルト混合物からなる中埋層が形成され、 前記切り欠きの両端部の前記コンクリート構造物と前記
中埋層との境界部に、弾性を有する合成樹脂が、下方に
頂点を有する三角形状の断面で、上面が前記コンクリー
ト構造物の上面とほぼ同じレベルとなるように充填され
ており、 この上に、前記舗装体と前記コンクリート構造物との間
及び舗装体と前記合成樹脂充填部との間の水平方向の相
対変位を許容するスライディングシートが敷設され、 この上に、前記舗装体が前記桁遊間の両側にわたって連
続して形成され、この舗装体に水平方向の引張力に抵抗
する補強部材が埋込まれていることを特徴とする橋面の
連続舗装構造。
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JP27650697A JP4012608B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 橋面の連続舗装構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27650697A JP4012608B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 橋面の連続舗装構造 |
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JPH1193104A true JPH1193104A (ja) | 1999-04-06 |
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JP27650697A Expired - Fee Related JP4012608B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 橋面の連続舗装構造 |
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