JPH1192619A - 高透明性フィルム及びその製造方法 - Google Patents
高透明性フィルム及びその製造方法Info
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- JPH1192619A JPH1192619A JP9253443A JP25344397A JPH1192619A JP H1192619 A JPH1192619 A JP H1192619A JP 9253443 A JP9253443 A JP 9253443A JP 25344397 A JP25344397 A JP 25344397A JP H1192619 A JPH1192619 A JP H1192619A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 柔軟性及び耐衝撃性に優れた高透明性フィル
ム及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 20℃キシレン可溶部(CXS部)を5
重量%以上含有し、前記CXS部を除いた部分(CXI
S部)の最高融解ピーク温度(Tm)が130〜155
℃であるプロピレン系ブロック共重合体を95〜99.
99重量%及び造核効果を有する成分を0.01〜5重
量%含有する樹脂組成物からなることを特徴とする高透
明性フィルム。
ム及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 20℃キシレン可溶部(CXS部)を5
重量%以上含有し、前記CXS部を除いた部分(CXI
S部)の最高融解ピーク温度(Tm)が130〜155
℃であるプロピレン系ブロック共重合体を95〜99.
99重量%及び造核効果を有する成分を0.01〜5重
量%含有する樹脂組成物からなることを特徴とする高透
明性フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定のプロピレン系
ブロック共重合体と造核効果を有する成分を含有する樹
脂組成物からなる高透明性フィルム及びその製造方法に
関する。
ブロック共重合体と造核効果を有する成分を含有する樹
脂組成物からなる高透明性フィルム及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは耐熱性、剛性等に優れ
ているため、フィルム、シート、容器などの分野で幅広
く利用されている。近年、輸液バック等の医療分野や食
品包装分野において、柔軟性、透明性、耐衝撃性、耐熱
性を兼ね備えた材料が要望されている。しかし、プロピ
レン単独重合体は耐熱性に優れているものの、柔軟性、
透明性、耐衝撃性に劣り、またプロピレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体は透明性は優れているものの、耐
衝撃性が不十分であり使用に制限があった。
ているため、フィルム、シート、容器などの分野で幅広
く利用されている。近年、輸液バック等の医療分野や食
品包装分野において、柔軟性、透明性、耐衝撃性、耐熱
性を兼ね備えた材料が要望されている。しかし、プロピ
レン単独重合体は耐熱性に優れているものの、柔軟性、
透明性、耐衝撃性に劣り、またプロピレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体は透明性は優れているものの、耐
衝撃性が不十分であり使用に制限があった。
【0003】耐衝撃性を付与させるための方法として、
主にプロピレン系ブロック共重合体を用いて改良する試
みがいくつかなされている。特開昭56−84712号
公報には、空冷インフレーション成形法に好適なメルト
フローインデックス0.01〜0.3g/10分、A部
がエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量20重
量%未満、B部がエチレンから誘導される繰り返し単位
の含有量20重量%以上などの特徴を有するプロピレン
系ブロック共重合体が開示され、具体的には溶剤法で重
合された重合体が開示されているが透明性の点で不満足
なものであり、またその比較例には、A部のエチレンか
ら誘導される繰り返し単位の含有量が4.6重量%でB
部のエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が1
3.9重量%、B部が17.7重量%含まれる共重合体
が開示されているが、エチレンから誘導される繰り返し
単位の含有量を低下させることで透明性は改良されるも
のの、低温での衝撃強さが低く不十分なものであった。
主にプロピレン系ブロック共重合体を用いて改良する試
みがいくつかなされている。特開昭56−84712号
公報には、空冷インフレーション成形法に好適なメルト
フローインデックス0.01〜0.3g/10分、A部
がエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量20重
量%未満、B部がエチレンから誘導される繰り返し単位
の含有量20重量%以上などの特徴を有するプロピレン
系ブロック共重合体が開示され、具体的には溶剤法で重
合された重合体が開示されているが透明性の点で不満足
なものであり、またその比較例には、A部のエチレンか
ら誘導される繰り返し単位の含有量が4.6重量%でB
部のエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が1
3.9重量%、B部が17.7重量%含まれる共重合体
が開示されているが、エチレンから誘導される繰り返し
単位の含有量を低下させることで透明性は改良されるも
のの、低温での衝撃強さが低く不十分なものであった。
【0004】特開平6−93061号公報には、チーグ
ラー・ナッタ型触媒を用いて、実質的に不活性溶剤の不
存在下に第一工程でプロピレンを主体とした重合体部分
(A)を生成させ、次いで第二工程中で気相中にてエチ
レン−プロピレン共重合体部分(B)を生成させて得ら
れるエチレン−プロピレンブロック共重合体が提案され
ているが、その(B)成分のエチレンから誘導される繰
り返し単位の含有量は20〜50重量%のものであり、
低温での耐衝撃性は良好であるものの透明性が低く不十
分なものであった。
ラー・ナッタ型触媒を用いて、実質的に不活性溶剤の不
存在下に第一工程でプロピレンを主体とした重合体部分
(A)を生成させ、次いで第二工程中で気相中にてエチ
レン−プロピレン共重合体部分(B)を生成させて得ら
れるエチレン−プロピレンブロック共重合体が提案され
ているが、その(B)成分のエチレンから誘導される繰
り返し単位の含有量は20〜50重量%のものであり、
低温での耐衝撃性は良好であるものの透明性が低く不十
分なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、柔軟
性及び耐衝撃性に優れた高透明性フィルム及びその製造
方法を提供することにある。
性及び耐衝撃性に優れた高透明性フィルム及びその製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、柔軟性及
び耐衝撃性を有する高透明性フィルムについて鋭意検討
した結果、特定のプロピレン系ブロック共重合体と造核
効果を有する成分を含有する樹脂組成物からなるフィル
ムが本発明の目的を達成することを見い出し、本発明を
完成させた。
び耐衝撃性を有する高透明性フィルムについて鋭意検討
した結果、特定のプロピレン系ブロック共重合体と造核
効果を有する成分を含有する樹脂組成物からなるフィル
ムが本発明の目的を達成することを見い出し、本発明を
完成させた。
【0007】すなわち、本発明は、20℃キシレン可溶
部(CXS部)を5重量%以上含有し、前記CXS部を
除いた部分(CXIS部)の最高融解ピーク温度(T
m)が130〜155℃であるプロピレン系ブロック共
重合体を95〜99.99重量%及び造核効果を有する
成分を0.01〜5重量%含有する樹脂組成物からなる
ことを特徴とする高透明性フィルムである。また、本発
明は、前記高透明性フィルムが溶融押出法により成形さ
れることを特徴とする高透明性フィルムの製造方法であ
る。以下、本発明を詳細に説明する。
部(CXS部)を5重量%以上含有し、前記CXS部を
除いた部分(CXIS部)の最高融解ピーク温度(T
m)が130〜155℃であるプロピレン系ブロック共
重合体を95〜99.99重量%及び造核効果を有する
成分を0.01〜5重量%含有する樹脂組成物からなる
ことを特徴とする高透明性フィルムである。また、本発
明は、前記高透明性フィルムが溶融押出法により成形さ
れることを特徴とする高透明性フィルムの製造方法であ
る。以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いるプロピレン系ブロ
ック共重合体は、20℃キシレン可溶部(CXS部)を
5重量%以上、好ましくは7〜30重量%含有し、前記
CXS部を除いた部分(CXIS部)の最高融解ピーク
温度(Tm)が130〜155℃であるプロピレン系ブ
ロック共重合体である。最高融解ピーク温度(Tm)
は、示差走査熱量計(DSC)で測定される。プロピレ
ン系ブロック共重合体のCXS部が5.0重量%を下回
る場合は耐衝撃性が劣るため好ましくない。プロピレン
系ブロック共重合体のCXIS部の最高融解ピーク温度
(Tm)が130℃未満の場合は耐熱性が不足し、一方
155℃を越える場合は透明性が劣るため好ましくな
い。
ック共重合体は、20℃キシレン可溶部(CXS部)を
5重量%以上、好ましくは7〜30重量%含有し、前記
CXS部を除いた部分(CXIS部)の最高融解ピーク
温度(Tm)が130〜155℃であるプロピレン系ブ
ロック共重合体である。最高融解ピーク温度(Tm)
は、示差走査熱量計(DSC)で測定される。プロピレ
ン系ブロック共重合体のCXS部が5.0重量%を下回
る場合は耐衝撃性が劣るため好ましくない。プロピレン
系ブロック共重合体のCXIS部の最高融解ピーク温度
(Tm)が130℃未満の場合は耐熱性が不足し、一方
155℃を越える場合は透明性が劣るため好ましくな
い。
【0009】本発明で用いるプロピレン系ブロック共重
合体は、少なくともプロピレンから誘導される繰り返し
単位(以下、「プロピレン単位」と称する)とエチレン
から誘導される繰り返し単位(以下、「エチレン単位」
と称する)および/またはブテン−1から誘導される繰
り返し単位(以下、「ブテン−1単位」と称する)とか
らなる共重合体成分(A成分)と、少なくともプロピレ
ン単位とエチレン単位および/またはブテン−1単位と
からなり、前記A成分とは異なる共重合体成分(B成
分)とを連続的に生成して得られるプロピレン系ブロッ
ク共重合体であって、20℃キシレン可溶部(CXS
部)を5重量%以上、好ましくは7〜30重量%含有
し、前記CXS部を除いた部分(CXIS部)の最高融
解ピーク温度(Tm)が130〜155℃であるプロピ
レン系ブロック共重合体が好ましい。なお、上記プロピ
レン系ブロック共重合体とは、第一工程でのプロピレン
−エチレンおよび/またはブテン−1共重合体成分(A
成分)と、第二工程での前記A成分とは異なるプロピレ
ン−エチレンおよび/またはブテン−1共重合体成分
(B成分)とを逐次重合して得られた共重合体であっ
て、共重合体末端と別の共重合体末端が結合で繋がった
典型的なブロック共重合体ではなく、一種のブレンド系
の共重合体を意味する。
合体は、少なくともプロピレンから誘導される繰り返し
単位(以下、「プロピレン単位」と称する)とエチレン
から誘導される繰り返し単位(以下、「エチレン単位」
と称する)および/またはブテン−1から誘導される繰
り返し単位(以下、「ブテン−1単位」と称する)とか
らなる共重合体成分(A成分)と、少なくともプロピレ
ン単位とエチレン単位および/またはブテン−1単位と
からなり、前記A成分とは異なる共重合体成分(B成
分)とを連続的に生成して得られるプロピレン系ブロッ
ク共重合体であって、20℃キシレン可溶部(CXS
部)を5重量%以上、好ましくは7〜30重量%含有
し、前記CXS部を除いた部分(CXIS部)の最高融
解ピーク温度(Tm)が130〜155℃であるプロピ
レン系ブロック共重合体が好ましい。なお、上記プロピ
レン系ブロック共重合体とは、第一工程でのプロピレン
−エチレンおよび/またはブテン−1共重合体成分(A
成分)と、第二工程での前記A成分とは異なるプロピレ
ン−エチレンおよび/またはブテン−1共重合体成分
(B成分)とを逐次重合して得られた共重合体であっ
て、共重合体末端と別の共重合体末端が結合で繋がった
典型的なブロック共重合体ではなく、一種のブレンド系
の共重合体を意味する。
【0010】プロピレン系ブロック共重合体のCXS部
が5.0重量%を下回る場合は耐衝撃性が劣るため好ま
しくない。
が5.0重量%を下回る場合は耐衝撃性が劣るため好ま
しくない。
【0011】プロピレン系ブロック共重合体のCXIS
部の最高融解ピーク温度(Tm)が130℃未満の場合
は耐熱性が不足し、一方155℃を越える場合は透明性
が劣るため好ましくない。
部の最高融解ピーク温度(Tm)が130℃未満の場合
は耐熱性が不足し、一方155℃を越える場合は透明性
が劣るため好ましくない。
【0012】さらなる高透明を発現せしめるプロピレン
系ブロック共重合体としては、例えば、第一工程でエチ
レン単位の含有量が1.5〜6.0重量%のプロピレン
−エチレン共重合体部分(A成分)を全重合量(A成分と
下記B成分の合計)の40〜85重量%生成し、ついで
第二工程でエチレン単位の含有量が7〜17重量%のプ
ロピレン−エチレン共重合体部分(B成分)を全重合量
(A成分とB成分の合計)の15〜60重量%生成して
得られるブロック共重合体であって、かつB成分の極限
粘度([η]B)が2〜5dl/g、B成分の極限粘度
([η]B)とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/
[η]A)が0.5〜1.8のプロピレン系ブロック共重
合体が好ましい。
系ブロック共重合体としては、例えば、第一工程でエチ
レン単位の含有量が1.5〜6.0重量%のプロピレン
−エチレン共重合体部分(A成分)を全重合量(A成分と
下記B成分の合計)の40〜85重量%生成し、ついで
第二工程でエチレン単位の含有量が7〜17重量%のプ
ロピレン−エチレン共重合体部分(B成分)を全重合量
(A成分とB成分の合計)の15〜60重量%生成して
得られるブロック共重合体であって、かつB成分の極限
粘度([η]B)が2〜5dl/g、B成分の極限粘度
([η]B)とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/
[η]A)が0.5〜1.8のプロピレン系ブロック共重
合体が好ましい。
【0013】さらに、高温でのブリード白化抑制の観点
では、プロピレン系ブロック共重合体としては、例えば
第一工程でエチレン単位の含有量が3重量%以下、ブテ
ン−1単位の含有量が3〜25重量%のプロピレン−エ
チレン−ブテン−1共重合体部分(A成分)を全重合量
(A成分と下記B成分の合計)の40〜85重量%生成
し、ついで第二工程でエチレン単位の含有量が17重量
%以下、ブテン−1単位の含有量が3〜35重量%のプ
ロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体部分(B成分)
を全重合量(A成分とB成分の合計)の15〜60重量
%生成して得られるブロック共重合体であって、かつB
成分の極限粘度([η]B)が1.5〜5.0dl/g、B
成分の極限粘度([η]B)とA成分の極限粘度([η]A)と
の比([η]B/[η]A)が0.5〜1.8のプロピレン系
ブロック共重合体がより好ましい。
では、プロピレン系ブロック共重合体としては、例えば
第一工程でエチレン単位の含有量が3重量%以下、ブテ
ン−1単位の含有量が3〜25重量%のプロピレン−エ
チレン−ブテン−1共重合体部分(A成分)を全重合量
(A成分と下記B成分の合計)の40〜85重量%生成
し、ついで第二工程でエチレン単位の含有量が17重量
%以下、ブテン−1単位の含有量が3〜35重量%のプ
ロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体部分(B成分)
を全重合量(A成分とB成分の合計)の15〜60重量
%生成して得られるブロック共重合体であって、かつB
成分の極限粘度([η]B)が1.5〜5.0dl/g、B
成分の極限粘度([η]B)とA成分の極限粘度([η]A)と
の比([η]B/[η]A)が0.5〜1.8のプロピレン系
ブロック共重合体がより好ましい。
【0014】エチレン単位の含有量は、高分子分析ハン
ドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の616ペ
ージに記載されている方法により13C−NMR法で測定
される。A成分のエチレン単位の含有量(EA)は、第
一工程の重合終了後に共重合体をサンプリングして分析
される。B成分のエチレン単位の含有量(EB)は、第
二工程の重合終了後にブロック共重合体をサンプリング
し、ブロック共重合体のエチレン単位の含有量(EA
B)を分析し、さらにA成分の割合(PA)、B成分の
割合(PB)から次式より求めるものとする。 EA×PA/100+EB×PB/100=EAB EB=(EAB−EA×PA/100)×100/PB
ドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の616ペ
ージに記載されている方法により13C−NMR法で測定
される。A成分のエチレン単位の含有量(EA)は、第
一工程の重合終了後に共重合体をサンプリングして分析
される。B成分のエチレン単位の含有量(EB)は、第
二工程の重合終了後にブロック共重合体をサンプリング
し、ブロック共重合体のエチレン単位の含有量(EA
B)を分析し、さらにA成分の割合(PA)、B成分の
割合(PB)から次式より求めるものとする。 EA×PA/100+EB×PB/100=EAB EB=(EAB−EA×PA/100)×100/PB
【0015】プロピレン−エチレン−ブテン−1ブロッ
ク共重合体の場合、A成分の割合(PA)およびB成分
の割合(PB)は、A成分および全重合体について示差
走査熱量計で測定し、それぞれの融解ピーク熱量から求
められる。A成分のエチレン単位の含有量(EA)およ
びA成分のブテン−1単位の含有量(BA)は、第一工
程の重合終了後に共重合体をサンプリングして分析され
る。また、B成分のエチレン単位の含有量(EB)およ
びB成分のブテン−1単位の含有量(BB)は、まず、
第二工程の生成終了後にブロック共重合体をサンプリン
グし、エチレン単位の含有量(EAB)およびブテン−
1単位の含有量(BAB)を分析して求め、A成分の割
合(PA)およびB成分の割合(PB)、A成分のエチ
レン単位の含有量(EA)およびA成分のブテン−1単
位の含有量(BA)から次式より求めるものとする。 EB=(EAB−EA×PA/100)×100/PB BB=(EAB−BA×PA/100)×100/PB
ク共重合体の場合、A成分の割合(PA)およびB成分
の割合(PB)は、A成分および全重合体について示差
走査熱量計で測定し、それぞれの融解ピーク熱量から求
められる。A成分のエチレン単位の含有量(EA)およ
びA成分のブテン−1単位の含有量(BA)は、第一工
程の重合終了後に共重合体をサンプリングして分析され
る。また、B成分のエチレン単位の含有量(EB)およ
びB成分のブテン−1単位の含有量(BB)は、まず、
第二工程の生成終了後にブロック共重合体をサンプリン
グし、エチレン単位の含有量(EAB)およびブテン−
1単位の含有量(BAB)を分析して求め、A成分の割
合(PA)およびB成分の割合(PB)、A成分のエチ
レン単位の含有量(EA)およびA成分のブテン−1単
位の含有量(BA)から次式より求めるものとする。 EB=(EAB−EA×PA/100)×100/PB BB=(EAB−BA×PA/100)×100/PB
【0016】極限粘度は、ウベローデ型粘度計を用いて
135℃テトラリン中で測定される。A成分の極限粘度
([η]A)は、第一工程の重合終了後に共重合体をサン
プリングして分析される。B成分の極限粘度([η]B)
は、第二工程の重合終了後にブロック共重合体をサンプ
リングし、ブロック共重合体の極限粘度([η]AB)を
分析し、さらにA成分の割合(PA)、B成分の割合
(PB)から次式より求めるものとする。 [η]A×PA/100+[η]B×PB/100=[η]A
B [η]B=([η]AB−[η]A×PA/100)×100
/PB
135℃テトラリン中で測定される。A成分の極限粘度
([η]A)は、第一工程の重合終了後に共重合体をサン
プリングして分析される。B成分の極限粘度([η]B)
は、第二工程の重合終了後にブロック共重合体をサンプ
リングし、ブロック共重合体の極限粘度([η]AB)を
分析し、さらにA成分の割合(PA)、B成分の割合
(PB)から次式より求めるものとする。 [η]A×PA/100+[η]B×PB/100=[η]A
B [η]B=([η]AB−[η]A×PA/100)×100
/PB
【0017】本発明で用いるプロピレン系ブロック共重
合体は、例えばチーグラーナッタ型触媒の存在下に、同
一の重合槽中にてA成分を重合した後、引き続いてB成
分を重合する回分式重合法、または少なくとも2槽から
なる重合槽を使用したA成分とB成分を連続的に重合す
る連続式重合法などで製造が可能である。
合体は、例えばチーグラーナッタ型触媒の存在下に、同
一の重合槽中にてA成分を重合した後、引き続いてB成
分を重合する回分式重合法、または少なくとも2槽から
なる重合槽を使用したA成分とB成分を連続的に重合す
る連続式重合法などで製造が可能である。
【0018】具体的には、例えば、(a)Si−O結合
を有する有機ケイ素化合物の共存下、一般式Ti(OR
1)nX4-n(R1は炭素数が1〜20の炭化水素基、Xは
ハロゲン原子、nは0<n≦4の数字を表わす。)で表
わされるチタン化合物および/またはエーテル化合物
を、有機マグネシウム化合物で還元して得られる固体生
成物を、エステル化合物及びエーテル化合物と四塩化チ
タンとの混合物で処理して得られる三価のチタン化合物
含有固体触媒成分、(b)有機アルミニウム化合物 (c)Si−OR2結合(R2は炭素数が1〜20の炭化
水素基である。)を有するケイ素化合物よりなる触媒
系、または(a)一般式Ti(OR1)nX4-n(R1は炭
素数が1〜20の炭化水素基、Xはハロゲン原子、nは
0<n≦4の数字を表わす。)で表わされるチタン化合
物を、一般式AlR2 mY3-m(R2は炭素数が1〜20の
炭化水素基、Yはハロゲン原子、mは1≦m≦3の数字
を表わす。)で表わされる有機アルミニウム化合物で還
元して得られる炭化水素溶媒に不溶のハイドロカルビル
オキシ基を含有する固体生成物を、エチレンで予備重合
処理したのち、炭化水素溶媒中エーテル化合物及び四塩
化チタンの存在下に80〜100℃の温度でスラリー状
態で処理して得られるハイドロカルビルオキシ基含有固
体触媒成分、(b)有機アルミニウム化合物よりなる触
媒系などの少なくともチタン、マグネシウムおよびハロ
ゲンを必須成分とするチーグラー・ナッタ型触媒の存在
下に、(b)成分中のAl原子/(a)成分中のTi原
子のモル比を1〜2000、好ましくは5〜1500、
(c)成分/(b)成分中のAl原子のモル比を0.0
2〜500、好ましくは0.05〜50となるように使
用し、重合温度20〜150℃、好ましくは50〜95
℃、重合圧力は大気圧〜40kg/cm2G、好ましく
は2〜40kg/cm2Gの条件下に、第一工程でプロ
ピレンとエチレンおよび分子量調節のために水素を供給
してプロピレン−エチレン共重合体部分(A成分)を生
成した後、引き続いて第二工程でプロピレンとエチレン
と水素を供給してプロピレン−エチレン共重合体部分
(B成分)を生成することによって製造できる。
を有する有機ケイ素化合物の共存下、一般式Ti(OR
1)nX4-n(R1は炭素数が1〜20の炭化水素基、Xは
ハロゲン原子、nは0<n≦4の数字を表わす。)で表
わされるチタン化合物および/またはエーテル化合物
を、有機マグネシウム化合物で還元して得られる固体生
成物を、エステル化合物及びエーテル化合物と四塩化チ
タンとの混合物で処理して得られる三価のチタン化合物
含有固体触媒成分、(b)有機アルミニウム化合物 (c)Si−OR2結合(R2は炭素数が1〜20の炭化
水素基である。)を有するケイ素化合物よりなる触媒
系、または(a)一般式Ti(OR1)nX4-n(R1は炭
素数が1〜20の炭化水素基、Xはハロゲン原子、nは
0<n≦4の数字を表わす。)で表わされるチタン化合
物を、一般式AlR2 mY3-m(R2は炭素数が1〜20の
炭化水素基、Yはハロゲン原子、mは1≦m≦3の数字
を表わす。)で表わされる有機アルミニウム化合物で還
元して得られる炭化水素溶媒に不溶のハイドロカルビル
オキシ基を含有する固体生成物を、エチレンで予備重合
処理したのち、炭化水素溶媒中エーテル化合物及び四塩
化チタンの存在下に80〜100℃の温度でスラリー状
態で処理して得られるハイドロカルビルオキシ基含有固
体触媒成分、(b)有機アルミニウム化合物よりなる触
媒系などの少なくともチタン、マグネシウムおよびハロ
ゲンを必須成分とするチーグラー・ナッタ型触媒の存在
下に、(b)成分中のAl原子/(a)成分中のTi原
子のモル比を1〜2000、好ましくは5〜1500、
(c)成分/(b)成分中のAl原子のモル比を0.0
2〜500、好ましくは0.05〜50となるように使
用し、重合温度20〜150℃、好ましくは50〜95
℃、重合圧力は大気圧〜40kg/cm2G、好ましく
は2〜40kg/cm2Gの条件下に、第一工程でプロ
ピレンとエチレンおよび分子量調節のために水素を供給
してプロピレン−エチレン共重合体部分(A成分)を生
成した後、引き続いて第二工程でプロピレンとエチレン
と水素を供給してプロピレン−エチレン共重合体部分
(B成分)を生成することによって製造できる。
【0019】本発明で用いるプロピレン系ブロック共重
合体は、有機過酸化物の存在下、不存在下に公知の方法
で、例えばメルトフローレートで代表される流動性を変
化させることが可能である。また、上記プロピレン系ブ
ロック共重合体は、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、防曇剤などを含ませることもでき
る。
合体は、有機過酸化物の存在下、不存在下に公知の方法
で、例えばメルトフローレートで代表される流動性を変
化させることが可能である。また、上記プロピレン系ブ
ロック共重合体は、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、防曇剤などを含ませることもでき
る。
【0020】本発明で用いる造核効果を有する成分とし
ては、例えばエチレン−α−オレフィン共重合体、高密
度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、タルク等の無機フ
ィラー、リン酸アルミニウム塩等の有機金属塩、ソルビ
トール系造核剤、ロジン系造核剤等が挙げられる。これ
らの中でもエチレン−α−オレフィン共重合体、高密度
ポリエチレンまたはリン酸アルミニウム塩が好ましい。
エチレン−α−オレフィン共重合体のα−オレフィンと
しては、例えばプロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1等の炭素数
3〜20のα−オレフィンが挙げられる。α−オレフィ
ンの含有量は、通常0.5〜50重量%である。エチレ
ン−α−オレフィン共重合体の密度は、通常0.910
〜0.940g/cm3である。高密度ポリエチレンの
密度は、通常0.940〜0.970g/cm3であ
る。
ては、例えばエチレン−α−オレフィン共重合体、高密
度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、タルク等の無機フ
ィラー、リン酸アルミニウム塩等の有機金属塩、ソルビ
トール系造核剤、ロジン系造核剤等が挙げられる。これ
らの中でもエチレン−α−オレフィン共重合体、高密度
ポリエチレンまたはリン酸アルミニウム塩が好ましい。
エチレン−α−オレフィン共重合体のα−オレフィンと
しては、例えばプロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1等の炭素数
3〜20のα−オレフィンが挙げられる。α−オレフィ
ンの含有量は、通常0.5〜50重量%である。エチレ
ン−α−オレフィン共重合体の密度は、通常0.910
〜0.940g/cm3である。高密度ポリエチレンの
密度は、通常0.940〜0.970g/cm3であ
る。
【0021】本発明で用いる樹脂組成物は、前記プロピ
レン系ブロック共重合体95〜99.99重量%、好ま
しくは99〜99.99重量%および前記造核効果を有
する成分0.01〜5重量%、好ましくは0.01〜1
重量%を含有するものである。
レン系ブロック共重合体95〜99.99重量%、好ま
しくは99〜99.99重量%および前記造核効果を有
する成分0.01〜5重量%、好ましくは0.01〜1
重量%を含有するものである。
【0022】造核効果を有する成分の割合が0.01重
量%未満では柔軟性、耐衝撃性に優れるが、十分な透明
性を発現することができず、また、5重量%を上回ると
柔軟性、耐衝撃性が劣るため好ましくない。
量%未満では柔軟性、耐衝撃性に優れるが、十分な透明
性を発現することができず、また、5重量%を上回ると
柔軟性、耐衝撃性が劣るため好ましくない。
【0023】本発明のフィルムは、単層または共押出し
タイプの溶融押出法で製膜することができる。溶融押出
法としては、例えばインフレーション法、Tダイキャス
ト法、カレンダー法などが挙げられる。
タイプの溶融押出法で製膜することができる。溶融押出
法としては、例えばインフレーション法、Tダイキャス
ト法、カレンダー法などが挙げられる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0025】次に、実施例および比較例における物性値
の測定方法を説明する。 (1)A成分、B成分の割合(重量%) A成分およびB成分の重合時の物質収支から、A成分の
割合(PA)、B成分の割合(PB)を求めた。 (2)極限粘度([η]) ウベローデ型粘度計を用いて135 ℃テトラリン中で測定
を行った。 A成分、B成分の極限粘度([η]A、[η]B) 第一工程のA成分の重合終了後に測定した極限粘度[η]
Aと、第二工程の重合終了後に測定した極限粘度[η]A
B、およびA成分の割合(PA)、B成分の割合(P
B)から、次式によりB成分の極限粘度[η]Bを求める
こととした。 [η]B=([η]AB−[η]A×PA/100)×100
/PB (3)エチレン単位の含有量 高分子分析ハンドブック(1995 年、紀伊国屋書店発行)
の616ページに記載されている方法により、13C−N
MR法で測定を行った。 A成分、B成分のエチレン単位の含有量(EA、EB) 第一工程のA成分の重合終了後に測定したエチレン単位
の含有量(EA)と、第二工程の重合終了後に測定した
エチレン単位の含有量(EAB)、およびA成分の割合
(PA)、B成分の割合(PB)から、次式によりB成
分のエチレン単位の含有量(EB)を求めることとし
た。 EB=(EAB−EA×PA/100)×100/PB
の測定方法を説明する。 (1)A成分、B成分の割合(重量%) A成分およびB成分の重合時の物質収支から、A成分の
割合(PA)、B成分の割合(PB)を求めた。 (2)極限粘度([η]) ウベローデ型粘度計を用いて135 ℃テトラリン中で測定
を行った。 A成分、B成分の極限粘度([η]A、[η]B) 第一工程のA成分の重合終了後に測定した極限粘度[η]
Aと、第二工程の重合終了後に測定した極限粘度[η]A
B、およびA成分の割合(PA)、B成分の割合(P
B)から、次式によりB成分の極限粘度[η]Bを求める
こととした。 [η]B=([η]AB−[η]A×PA/100)×100
/PB (3)エチレン単位の含有量 高分子分析ハンドブック(1995 年、紀伊国屋書店発行)
の616ページに記載されている方法により、13C−N
MR法で測定を行った。 A成分、B成分のエチレン単位の含有量(EA、EB) 第一工程のA成分の重合終了後に測定したエチレン単位
の含有量(EA)と、第二工程の重合終了後に測定した
エチレン単位の含有量(EAB)、およびA成分の割合
(PA)、B成分の割合(PB)から、次式によりB成
分のエチレン単位の含有量(EB)を求めることとし
た。 EB=(EAB−EA×PA/100)×100/PB
【0026】(4)透明性(ヘイズ) JIS K7105に従い測定した。 (5)1%正割弾性率(1%SM:Secant Mo
dulus) フィルムの加工方向(MD)およびフィルムの幅方向
(TD)に幅2cmの試片を切り出し、引張試験機にチ
ャック間距離6cmで取り付け、5mm/分の速度で引
っ張り、1%伸長時の応力から、100×(応力)/
(断面積)の計算式より求めた。この値が小さいほど柔
軟性に富むことを示す。 (6)耐衝撃性(インパクト) ASTM D1709のA法に従った。 (7)20℃キシレン可溶部(CXS) ポリプロピレン5gを沸騰キシレン500mlに完全に
溶解させた後、20℃に降温し、4時間以上放置した。
その後、これを析出物(CXIS部)と溶液とにろ別
し、ろ液を乾固して減圧下70℃で乾燥した後、得られ
た固形物の重量を測定した。 (8)CXIS部の最高融解ピーク温度(Tm) 示差走査熱量計(パーキンエルマー社製DSC)を用い
て、上記(7)で得られたCXIS部10mgを窒素雰
囲気下で220℃で5分間溶融した後、5℃/分の降温
速度で40℃まで降温した。その後、5℃/分で昇温さ
せて、得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピーク温
度をCXIS部の最高融解ピーク温度(Tm)とした。
なお、本測定器を用いて5℃/分の昇温速度で測定した
インジウム(In)の融点は、156.6℃であった。
dulus) フィルムの加工方向(MD)およびフィルムの幅方向
(TD)に幅2cmの試片を切り出し、引張試験機にチ
ャック間距離6cmで取り付け、5mm/分の速度で引
っ張り、1%伸長時の応力から、100×(応力)/
(断面積)の計算式より求めた。この値が小さいほど柔
軟性に富むことを示す。 (6)耐衝撃性(インパクト) ASTM D1709のA法に従った。 (7)20℃キシレン可溶部(CXS) ポリプロピレン5gを沸騰キシレン500mlに完全に
溶解させた後、20℃に降温し、4時間以上放置した。
その後、これを析出物(CXIS部)と溶液とにろ別
し、ろ液を乾固して減圧下70℃で乾燥した後、得られ
た固形物の重量を測定した。 (8)CXIS部の最高融解ピーク温度(Tm) 示差走査熱量計(パーキンエルマー社製DSC)を用い
て、上記(7)で得られたCXIS部10mgを窒素雰
囲気下で220℃で5分間溶融した後、5℃/分の降温
速度で40℃まで降温した。その後、5℃/分で昇温さ
せて、得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピーク温
度をCXIS部の最高融解ピーク温度(Tm)とした。
なお、本測定器を用いて5℃/分の昇温速度で測定した
インジウム(In)の融点は、156.6℃であった。
【0027】実施例1 [固体触媒の合成]撹拌機付きの200LSUS製反応
容器を窒素で置換した後、ヘキサン80L、テトラブト
キシチタン6.55モル、フタル酸ジイソブチル2.8
モル、およびテトラエトキシシラン98.9モルを投入
し均一溶液とした。次に、濃度2.1モル/Lのブチル
マグネシウムクロリドのジイソブチルエーテル溶液51
Lを、反応容器内の温度を5℃に保ちながら5時間かけ
て徐々に滴下した。滴下終了後20℃でさらに1時間撹
拌した後20℃で固液分離し、トルエン70Lで3回洗
浄を繰り返した。次いで、スラリー濃度が0.2kg/
Lになるようにトルエンを加えた後、フタル酸ジイソブ
チル47.6モルを加え、95℃で30分間反応を行な
った。反応後固液分離し、トルエンで2回洗浄を行なっ
た。次いで、フタル酸ジイソブチル3.13モル、ブチ
ルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン274モルを
加え、105℃で3時間反応を行なった。反応終了後同
温度で固液分離した後、同温度でトルエン90Lで2回
洗浄を行なった。次いで、スラリー濃度を0.4kg/
Lに調整した後、ブチルエーテル8.9モルおよび四塩
化チタン137モルを加え、105℃で1時間反応を行
なった。反応終了後、同温度で固液分離し同温度でトル
エン90Lで3回洗浄を行なった後、さらにヘキサン7
0Lで3回洗浄した後減圧乾燥して固体触媒成分11.
4kgを得た。固体触媒成分は、チタン原子1.8重量
%、マグネシウム原子20.1重量%、フタル酸エステ
ル8.4重量%、エトキシ基0.3重量%、ブトキシ基
0.2重量%を含有し、微粉のない良好な粒子性状を有
していた。
容器を窒素で置換した後、ヘキサン80L、テトラブト
キシチタン6.55モル、フタル酸ジイソブチル2.8
モル、およびテトラエトキシシラン98.9モルを投入
し均一溶液とした。次に、濃度2.1モル/Lのブチル
マグネシウムクロリドのジイソブチルエーテル溶液51
Lを、反応容器内の温度を5℃に保ちながら5時間かけ
て徐々に滴下した。滴下終了後20℃でさらに1時間撹
拌した後20℃で固液分離し、トルエン70Lで3回洗
浄を繰り返した。次いで、スラリー濃度が0.2kg/
Lになるようにトルエンを加えた後、フタル酸ジイソブ
チル47.6モルを加え、95℃で30分間反応を行な
った。反応後固液分離し、トルエンで2回洗浄を行なっ
た。次いで、フタル酸ジイソブチル3.13モル、ブチ
ルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン274モルを
加え、105℃で3時間反応を行なった。反応終了後同
温度で固液分離した後、同温度でトルエン90Lで2回
洗浄を行なった。次いで、スラリー濃度を0.4kg/
Lに調整した後、ブチルエーテル8.9モルおよび四塩
化チタン137モルを加え、105℃で1時間反応を行
なった。反応終了後、同温度で固液分離し同温度でトル
エン90Lで3回洗浄を行なった後、さらにヘキサン7
0Lで3回洗浄した後減圧乾燥して固体触媒成分11.
4kgを得た。固体触媒成分は、チタン原子1.8重量
%、マグネシウム原子20.1重量%、フタル酸エステ
ル8.4重量%、エトキシ基0.3重量%、ブトキシ基
0.2重量%を含有し、微粉のない良好な粒子性状を有
していた。
【0028】[ポリマーの製造] <固体触媒成分の予備活性化>内容積3LのSUS製、
撹拌機付きオートクレーブに充分に脱水、脱気処理した
n−ヘキサン1.5L、トリエチルアルミニウム37.
5ミリモル、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラ
ン37.5ミリモルと上記固体触媒成分15gを添加
し、槽内温度を30℃以下に保ちながらプロピレン15
gを約30分かけて連続的に供給して予備活性化を行な
った後、得られた固体触媒スラリーを内容積150Lの
撹拌機付きSUS製オートクレーブに移送し、液状ブタ
ン100Lを加えて保存した。
撹拌機付きオートクレーブに充分に脱水、脱気処理した
n−ヘキサン1.5L、トリエチルアルミニウム37.
5ミリモル、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラ
ン37.5ミリモルと上記固体触媒成分15gを添加
し、槽内温度を30℃以下に保ちながらプロピレン15
gを約30分かけて連続的に供給して予備活性化を行な
った後、得られた固体触媒スラリーを内容積150Lの
撹拌機付きSUS製オートクレーブに移送し、液状ブタ
ン100Lを加えて保存した。
【0029】<重合>SUS製の内容積1m3の撹拌機
付き流動床反応器を2槽連結し、第一槽目で前段部(A
成分)のプロピレンとエチレンの共重合を、第二槽目で
後段部(B成分)のプロピレンとエチレンの共重合を連
続的に実施した。これにより得たプロピレン系ブロック
共重合体をパーオキサイド分解処理によりメルトフロー
レート(MFR)=3.4g/10分になるように調整
し、表1に示すプロピレン系ブロック共重合体を得た。
付き流動床反応器を2槽連結し、第一槽目で前段部(A
成分)のプロピレンとエチレンの共重合を、第二槽目で
後段部(B成分)のプロピレンとエチレンの共重合を連
続的に実施した。これにより得たプロピレン系ブロック
共重合体をパーオキサイド分解処理によりメルトフロー
レート(MFR)=3.4g/10分になるように調整
し、表1に示すプロピレン系ブロック共重合体を得た。
【0030】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A成分のエチレン単位の含有量 (wt%) 3.5 B成分のエチレン単位の含有量 (wt%) 12.5 A成分の割合 (wt%) 65 B成分の割合 (wt%) 35 [η]A (dl/g) 3.0 [η]B (dl/g) 3.2 CXS (wt%) 13 CXISのTm (℃) 137 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0031】[フィルムの製造]前記プロピレン系ブロ
ック共重合体99.5重量%と高密度ポリエチレン(日
産丸善(株)製1150D、密度0.956g/cm3)0.5
重量%を溶融混練し、トミー機械工業(株)製空冷イン
フレーションフィルム加工機(ダイ径−リップ=120
φ−2.0t)に供給して、ダイス温度190℃、ブロ
ーアップ比(BUR)=2.3の条件で、厚さ50μm
のフィルムを製造した。得られたフィルムの評価結果を
表2に示す。
ック共重合体99.5重量%と高密度ポリエチレン(日
産丸善(株)製1150D、密度0.956g/cm3)0.5
重量%を溶融混練し、トミー機械工業(株)製空冷イン
フレーションフィルム加工機(ダイ径−リップ=120
φ−2.0t)に供給して、ダイス温度190℃、ブロ
ーアップ比(BUR)=2.3の条件で、厚さ50μm
のフィルムを製造した。得られたフィルムの評価結果を
表2に示す。
【0032】実施例2 実施例1で用いたものと同じプロピレン系共重合体99
重量%とエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学工
業(株)製スミカセンα FZ203−0、MFR=
2.0g/10分、密度0.931g/cm3)を1.
0重量%ブレンドし、実施例1と同様の方法で空冷イン
フレーション加工を行った。評価結果を表2に示す。
重量%とエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学工
業(株)製スミカセンα FZ203−0、MFR=
2.0g/10分、密度0.931g/cm3)を1.
0重量%ブレンドし、実施例1と同様の方法で空冷イン
フレーション加工を行った。評価結果を表2に示す。
【0033】実施例3 実施例1で用いたものと同じプロピレン系ブロック共重
合体99.9重量%とリン酸アルミニウム塩(旭電化
(株)製アデカスタブNA−21)0.1重量%を溶融
混練し、実施例1と同じ装置を用いて、ダイス温度20
0℃、ブローアップ比(BUR)=2.3の条件で、厚
さ50μmのフィルムを製造した。得られたフィルムの
評価結果を表2に示す。
合体99.9重量%とリン酸アルミニウム塩(旭電化
(株)製アデカスタブNA−21)0.1重量%を溶融
混練し、実施例1と同じ装置を用いて、ダイス温度20
0℃、ブローアップ比(BUR)=2.3の条件で、厚
さ50μmのフィルムを製造した。得られたフィルムの
評価結果を表2に示す。
【0034】比較例1 実施例1で用いたものと同じプロピレン系ブロック共重
合体のみを用いた以外は、実施例1と同様の方法で空冷
インフレーション加工を行った。評価結果を表2に示
す。
合体のみを用いた以外は、実施例1と同様の方法で空冷
インフレーション加工を行った。評価結果を表2に示
す。
【0035】比較例2 プロピレン−エチレンランダム共重合体(住友化学工業
(株)製スミトモノーブレン FSX16E1、MFR
=1.8g/10分)のみを用いて、ダイス温度230
℃とする以外は、実施例1と同様の方法で空冷インフレ
ーション加工を行った。評価結果を表2に示す。
(株)製スミトモノーブレン FSX16E1、MFR
=1.8g/10分)のみを用いて、ダイス温度230
℃とする以外は、実施例1と同様の方法で空冷インフレ
ーション加工を行った。評価結果を表2に示す。
【0036】比較例3 プロピレン−エチレンブロック共重合体(住友化学工業
(株)製スミトモノーブレン KS24E1、MFR=
2.0g/10分、CXS部=14重量%、CXIS部
のTm=164℃)のみを用いて、ダイス温度230℃
とする以外は、実施例1と同様の方法で空冷インフレー
ション加工を行った。評価結果を表2に示す。
(株)製スミトモノーブレン KS24E1、MFR=
2.0g/10分、CXS部=14重量%、CXIS部
のTm=164℃)のみを用いて、ダイス温度230℃
とする以外は、実施例1と同様の方法で空冷インフレー
ション加工を行った。評価結果を表2に示す。
【0037】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 比較例 1 2 3 1 2 3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ヘイズ(%) 4.4 4.2 2.5 20.4 9.0 44.1 1%SM (kg/cm2) MD 3650 3510 4700 4040 5790 7230 1%SM (kg/cm2) TD 3650 3470 4500 4030 5860 6520 衝撃強度(kg・cm/mm) 179 122 340 165 85 272 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0038】
【発明の効果】以上、詳述したとおり本発明によれば、
柔軟性及び耐衝撃性にも優れた高透明性フィルムが提供
できる。また、本発明の製造方法は、上記の優れた特性
を有する高透明性フィルムを製造することができる。さ
らに、本発明のフィルムは、医療分野、食品包装分野等
に好適である。
柔軟性及び耐衝撃性にも優れた高透明性フィルムが提供
できる。また、本発明の製造方法は、上記の優れた特性
を有する高透明性フィルムを製造することができる。さ
らに、本発明のフィルムは、医療分野、食品包装分野等
に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 53/00 23:04) B29L 7:00
Claims (6)
- 【請求項1】20℃キシレン可溶部(CXS部)を5重
量%以上含有し、前記CXS部を除いた部分(CXIS
部)の最高融解ピーク温度(Tm)が130〜155℃
であるプロピレン系ブロック共重合体を95〜99.9
9重量%及び造核効果を有する成分を0.01〜5重量
%含有する樹脂組成物からなることを特徴とする高透明
性フィルム。 - 【請求項2】プロピレン系ブロック共重合体が、少なく
ともプロピレンから誘導される繰り返し単位とエチレン
から誘導される繰り返し単位および/またはブテン−1
から誘導される繰り返し単位とからなる共重合体成分
(A成分)と、少なくともプロピレンから誘導される繰
り返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位およ
び/またはブテン−1から誘導される繰り返し単位とか
らなり、前記A成分とは異なる共重合体成分(B成分)
とを連続的に生成して得られるプロピレン系ブロック共
重合体であって、20℃キシレン可溶部(CXS部)を
5重量%以上含有し、前記CXS部を除いた部分(CX
IS部)の最高融解ピーク温度(Tm)が130〜15
5℃であるプロピレン系ブロック共重合体である請求項
1記載の高透明性フィルム。 - 【請求項3】プロピレン系ブロック共重合体が、第一工
程でエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が
1.5〜6.0重量%のプロピレン−エチレン共重合体
部分(A成分)を全重合量(A成分と下記B成分の合計)
の40〜85重量%生成し、ついで第二工程でエチレン
から誘導される繰り返し単位の含有量が7〜17重量%
のプロピレン−エチレン共重合体部分(B成分)を全重合
量(A成分とB成分の合計)の15〜60重量%生成し
て得られるブロック共重合体であって、かつB成分の極
限粘度([η]B)が2〜5dl/g、B成分の極限粘度
([η]B)とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/
[η]A)が0.5〜1.8のプロピレン系ブロック共重
合体である請求項1記載の高透明性フィルム。 - 【請求項4】プロピレン系ブロック共重合体が、第一工
程でエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が3
重量%以下、ブテン−1から誘導される繰り返し単位の
含有量が3〜25重量%のプロピレン−エチレン−ブテ
ン−1共重合体部分(A成分)を全重合量(A成分と下記
B成分の合計)の40〜85重量%生成し、ついで第二
工程でエチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が
17重量%以下、ブテン−1から誘導される繰り返し単
位の含有量が3〜35重量%のプロピレン−エチレン−
ブテン−1共重合体部分(B成分)を全重合量(A成分と
B成分の合計)の15〜60重量%生成して得られるブ
ロック共重合体であって、かつB成分の極限粘度([η]
B)が1.5〜5.0dl/g、B成分の極限粘度([η]
B)とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/[η]
A)が0.5〜1.8のプロピレン系ブロック共重合体
である請求項1記載の高透明性フィルム。 - 【請求項5】造核効果を有する成分が、エチレン−α−
オレフィン共重合体、高密度ポリエチレンまたはリン酸
アルミニウム塩である請求項1記載の高透明性フィル
ム。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の高透明性
フィルムが溶融押出法により成形されることを特徴とす
る高透明性フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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