JPH1192340A - 植物油含有組成物およびカプセル - Google Patents

植物油含有組成物およびカプセル

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JPH1192340A
JPH1192340A JP9273586A JP27358697A JPH1192340A JP H1192340 A JPH1192340 A JP H1192340A JP 9273586 A JP9273586 A JP 9273586A JP 27358697 A JP27358697 A JP 27358697A JP H1192340 A JPH1192340 A JP H1192340A
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JP
Japan
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extract
oil
composition
component
hair
Prior art date
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Application number
JP9273586A
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English (en)
Inventor
Sukeyuki Teramoto
祐之 寺本
Kenichi Ishiwatari
健一 石渡
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Fancl Corp
Original Assignee
Fancl Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経口摂取の場合にも養毛効果の向上が図れる
セレノア・レペンス抽出物を提供すること。 【解決手段】 セレノア・レペンス抽出物およびニンニ
クの油溶成分よりなる組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は育毛促進作用を持つ
植物抽出物の組成物およびそれを含有するカプセルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】セレノア・レペンス抽出物は、5α−リ
ダクターゼ、ジヒドロテストステロンのレセプターへの
阻害作用を有することから、前立腺肥大症に対する治療
効果が確認されている。また、前立腺肥大症の発症の原
因の1つであるとされる男性型脱毛症にも効果があると
されている。例えば特公平4−81563号公報には、
セレノア・レペンス抽出物を配合した養毛量に関する技
術が開示されている。このことから経口からの摂取にお
いても同様に養毛効果が期待でき、食品として使用する
と毎日摂取することができ、男性型脱毛症への予防に有
効である。しかしながら、毛根部の毛細血管が血流障害
を起こしている場合において経口からの摂取では、腸管
膜から吸収されたセレノア・レペンス抽出物が毛根まで
到達できないという欠点があり、その血流障害を伴った
男性型脱毛症に対する効果が得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、経口摂取の
場合にも養毛効果の向上が図れるセレノア・レペンス抽
出物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの課
題を解決するためにセレノア・レペンス抽出物の効果を
損わない範囲で血流促進効果を期待できる物としてニン
ニクの油溶成分に注目し、セレノア・レペンス抽出物と
の同時摂取が有効であることを見出し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明はセレノア・レペンス抽出物およ
びセレノア・レペンス抽出物に対して0.02重量%〜
1.9重量%のニンニクの油溶成分よりなる組成物、お
よび該組成物を含有することを特徴とするカプセルであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のセレノア・レペンス抽出
物とは、Coryphoideaeの亜種であるPalmaae科に属するS
erenoa repensの果実から水又はエタノール、アセトン
等の極性有機溶媒、又は水(水蒸気も含む)と上記極性
溶媒の混合物、又は超臨界状態の二酸化炭素溶媒のいず
れかにより抽出されたもので、通常は液体であり、本発
明においてはそのままあるいはデキストリンと混合する
等して粉末として用いることができる。セレノア・レペ
ンス抽出物の用いられる範囲は、通常組成物の総重量に
対して25重量%〜99.9重量%であり、好ましくは
35重量%〜98重量%である。25重量%未満では、
有効量を摂取するためにカプセル数が増え手軽に摂取で
きることができなくなり、99.9重量%を越えるとセ
レノア・レペンス抽出物以外の配合素材の量が減りセレ
ノア・レペンス抽出物以外の素材との相乗効果が少なく
なる。
【0006】本発明のニンニクの油溶成分とは、ニンニ
クから水(水蒸気も含む)又はエタノール、アセトン等
の極性有機溶媒、又は水と上記極性溶媒の混合物、又は
超臨界状態の二酸化炭素溶媒のいずれかにより抽出され
たものであり、通常液体である。ただし本発明において
はこの液体以外にも、生ニンニクの圧搾物、圧搾または
これらの乾燥物も油溶成分を含むことからこれらの物を
使用しても良い。ニンニクの油溶成分の用いられる範囲
は、セレノア・レペンス抽出物に対して対して0.02
重量%〜1.9重量%であり、好ましくは、0.1重量
%〜1.9重量%である。生ニンニクの圧搾物、圧搾ま
たはこれらの乾燥物を使用する場合は、これらに含まれ
る油溶成分を基準とする。0.02重量%未満では、相
乗的な効果が得られず、1.9重量%をこえると摂取時
の胃への刺激がつよくなり摂取しずらくなる。
【0007】本発明のカプセルとは、液状、懸濁状、の
り状、粉末状、又は、顆粒状の上記組成物をゼラチン、
又は、ゼラチンとグリセリンの混合物等のカプセル基剤
で被覆成形した物である。本発明の組成物をカプセル化
するには、例えばセレノア・レペンス抽出物、ニンニク
の油溶成分、および必要に応じて下記の成分を配合し、
常法によりゼラチンとグリセリンを混合したカプセル基
材中に充填する。必要に応じて内容物にビタミンE、ビ
オチン、パントテン酸およびこれらの誘導体、DHA、
EPA、いちょう葉抽出物を同時に配合してもよい。通
常カプセルの内容物に添加される小麦胚芽油、大豆油、
ミツロウ、レシチン等の油分、コーンスターチ、乳糖、
還元麦芽糖等の賦形剤等を本発明の効果を損わない範囲
で適宣配合することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を実施例で詳細に説明する。ま
た、評価は、セレノア・レペンス抽出物、ニンニクの油
溶成分とこの2つの素材を配合した3種類の物で行っ
た。評価法は6か月間それぞれを40代の男性5人に摂
取をしてもらい、抜け毛、毛量についてアンケートを行
った。抜け毛の数については、朝の整髪でくしに残る抜
毛の本数について、明らかに減ったことが自覚きること
の有無、自覚できた場合は、その自覚できた時期を調査
した。毛量については、洗髪時の指通りなどから毛量の
増加を自覚きることの有無、自覚できた場合は、その自
覚できた時期を調査した。また、被験者には、期間中散
髪時に髪型を同じにすることを規制した。
【0009】実施例1、比較例1、2 表1の内容物をゼラチンとグリセリンからなるカプセル
に充填し評価に使用した。摂取は1カプセルづつ朝と夜
の1日2回実施した。結果を表2、3に示した。表2、
3から明らかなようにセレノア・レペンス抽出物とニン
ニクの油溶性成分を含んだカプセルは、それぞれの物を
単独で含むカプセルよりも明らかに効果が高く、その効
果を自覚できる期間も短縮された。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】
【0013】実施例2、比較例3、4 実施例1と同様に下記表の内容物をカプセルにし、実施
例1の被験者2、3、5に実施例1の試験後に継続し、
被験者2には実施例2、被験者3には比較例3、被験者
4には比較例4の摂取を行った。その結果を表4に示し
た。実施例2は、抜毛においては変化はなかったが、毛
量の増加の自覚を認めた。しかしながら、比較例3にお
いては、何ら変化はなかった。また、比較例4では、摂
取後の胃への刺激を自覚し継続不可能であった。
【0014】
【表4】
【0015】
【発明の効果】本発明によれば従来セレノア・レペンス
抽出物だけでは達成できなかった早期養毛効果の自覚の
向上が達成された。即ち、ニンニクの油溶性成分を含ま
ない比較例1は養毛効果が少なく、セレノア・レペンス
抽出物を含まない比較例2は養毛効果は全くない。ニン
ニクの油溶性成分が範囲外である比較例3では、セレノ
ア・レペンスとの相乗効果が達成されない。更にニンニ
クの油溶性成分が範囲外である比較例4では、摂取時の
刺激が強く、手軽に摂取できるカプセルとしては不十分
であった。これに対して、セレノア・レペンス抽出物、
ニンニクの油溶性成分が何れも本発明の範囲内である実
施例1〜2は、これらの性能が全て優れている。従って
本発明のカプセルは、経口摂取による養毛の用途には好
適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレノア・レペンス抽出物およびセレノ
    ア・レペンス抽出物に対して0.02重量%〜1.9重
    量%のニンニクの油溶成分よりなる組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1の組成物を含有することを特徴
    とするカプセル。
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