JPS617208A - 植物粉末を主成分としたパツク剤又はピ−リング剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は植物粉末を主成分として製造されるパック剤又
はピーリング剤に関するものである。

〔発明の背景〕

従来より整肌、美肌に最も効果のある方法としてパック
、ピーリングが広く知られている。

それはパック及びピーリングには」ソ下の３つの効果が
あるためである。

（１）皮膚の血行の促進 被膜形成による皮膚の収縮、緊張、及び皮膚温度の上昇
。

（２）経皮吸収の促進 角質の膨潤、毛孔及び汗孔の拡張皮膚温度の上昇により
美肌成分の経皮吸収を容易にする。

（３）　　皮膚の清浄作用 毛孔、汗孔の拡張により汚物が排出され其れを粉末基剤
が物理的吸着を行い除去する。

捷たパック及びピーリング剤は被膜剤の神頼に上り剤型
が異なり一般に次の分類が行われている。

（イ）粉末パック （ロ）　オイルパック ｅ→　ワックスパック に）　ビニールパック しかし、これらのうち、パック終了後パック剤を除去す
るに当りに）のビニールパック、（ハ）のワックスパッ
クは皮膚から引きはがすため其の刺戟により過敏性の皮
膚には却って炎症的結果を招く場合がある。また（口）
のオイルパックは温湯にて洗い落せないだめに組成物中
に界面活性剤を加えるか、パック剤の除去用に洗顔料を
用いねばならないという難点をもつ。

従って、パック処理後濡場にて容易に鬼面も完全にパッ
ク剤を除去［７得る点において前記（イ）の粉末型が好
ましいと云λ−る。

ところで、従来の粉末パック剤は其のベースとして小麦
粉を用いるのが通常であるが、そのままではパック中に
硬化し、皮膚に刺戟を与えてパックの目的を達［２得な
い。其の為微量の脂肪、蛋白質、糖類が添加されている
。このような脂肪、蛋白質、糖類と１７で具体的には、
オリーブ油、アルモンド油、牛乳、鶏卵、蜂蜜又はこれ
等を乱むものとして植物性汁液を加えたものが使用され
る。しかし此の為母体の小麦粉は粉末の形態を失い、結
果的に粉末製品は製造しにくくなるという難がある。

これらのことから被膜形成能をもつ被膜剤と１７では、
とれが水と均一コロイドをつくることができるものであ
ることを前提として、更に（１）：パツク中排出される
汚物の物理的吸着即ち皮膚の清浄効果の向上、ｆ２）：
パック終了後温湯にて容易にパック剤を除去できる、ｆ
３）　：　ｆＪ４に粉末化は容易である、の各点を考慮
してその選択を咀に検討するととが望まれる。

また被膜剤と共に使用される美肌成分についても同様の
検討をすると、従来一般に美肌、整肌成分として広く用
いられてるものは、牛乳、鶏卵、ハチミツ、レモン、オ
リーブ、アルモンド油等であるが、これ等は剤型安定性
の点から粉末商品として市場に提供することは出来ない
。

しかしこれら天然物中の蛋白質、多糖類、単糖類、脂肪
、ビタミン、植物酸、油脂等が美肌遭 効果を持ち、かつ皮膚に柔軟性、鋺潤性を与えるもので
あるから、これらの作用を有し、更に望壕しくは皮膚の
状態、年令等に応じて収斂、消炎、殺菌等の作用のある
ものを、粉末として得ることが望壕わ７る。

〔発明の目的〕

本発明は以上の神々の点に鑑み、粉末型のパック剤又は
ピーリング剤として簡易な製造法により得られ、［７か
も優れた皮膚の清浄効果、使用後の容易な除去が実現さ
れるパック剤又はピーリング剤の提供を目的としてなさ
れたものである。

〔発明の概要〕

本発明は特定の選択された植物粉末を混合して、前記Ｉ
］的を達成するものであり、具体的に本発明の要旨とす
るところは、水分と均一コロイドを作ることができかつ
乾燥性皮膜形成能を有する下記Ａ群から選ばれた４Ｗｌ
物粉末の一種又は二種以上１０〜２５重量部、美肌作用
を有する下記Ｂ群から選ばれた４１＆物粉末の一種又は
二種以〜Ｉｒ、　６〜２５重量部、咀に必要に応じてカ
オリン、炭酸マグネシラノ・の粘土３００重量部以下か
らなることを特徴とする植物粉末を主成分としたパンク
剤又はピーリング剤ｌ Ａ、　米（種子）、タピオカ（根茎）を乾燥粉粋殺ＩＭ
Ｌだ粉末 Ｂ：　　うとん、きようおう、くすりうこん、つむぎり
ん、ばんうこん（以上は根茎）、びんろうじ（種子）、
安息香（樹脂）、ぐずいも（根）、げつきつ（葉）、タ
マリンド（果実）を乾燥粉粋殺萌した粉末 にある。

以上においてＡ群、Ｂ群の植物粉末が使用される理由に
ついて述べると次の通りである。

（１）米（種子）あるいはタピオカの根茎（表皮を除く
）にはデン粉、ソセンイ素、ソタン白質を含み被膜、吸
着、湿潤（洗浄）作用が得られる。

（２）げつきつの葉中には精油（主にゼスヮエイラルペ
ン類）グアイアズレンを含み、殺菌、消炎作用が得られ
る。

（３）　　タマリンドの果実は植物酸（クエン酸、リン
ゴ酸、コハク酸）、ブドウ糖、果糖の成分があり、収斂
性、柔軟性、皮膚栄養、湿潤の効能作用が得られる。

（４）ぐずいもの根（葉、茎、種子を除く）の成分には
糖類（８，６８）、ソタン白質（０，９８）ソセンイ素
（０，８６）、デン粉（０，６２）、灰分（０，２９）
、Ｎａ　、　Ｋ　、　Ｍｇ　ＸＯｎがあり、柔軟性、吸
着、皮膚栄養、湿潤効能、作用が得られる。

（５）びんろうじの種子には脂肪（１５，０）、タンニ
ン（１５，０）、アルカロイドの成分があり、収斂性、
被膜の硬化時１１−．の作用が得られる。

（６）安息香の樹脂成分はエステル（ケイ皮酸、安、り
有酸と樹脂アルコール）、上記の酸類、アルコール類ワ
ニリンがあり、柔軟剤、展開剤、防腐剤、着香料の作用
が得られる。

（力　うこん、つむぎりん（くすりうこん）、ばんうこ
ん、きようおうの根茎には色素（黄色０．３％）、精油
（１〜５）、デン粉（３０〜４０）、脂肪油があり、着
色、着香制、被膜、吸着、被膜の硬化防止、柔軟剤、防
腐、防パイ、湿潤の作用が得られる。

なお以上の点をまとめて下記表により簡単に示した。

本発明のパック剤又はピーリング剤は、一般的には、ベ
ースとなる半デン粉（例えばインドネシャ産米）中に脂
肪分に加え、他の植物粉末中に適量な脂肪蛋白質、糖類
を含むものとｊ〜て形成され、パック中に硬化を起し皮
膚にツッパリ等の刺戟は全く与えない特色を有すと共に
、腐敗せず而も用時、水のみにて簡便に使用出来る特徴
を有する。

また本発明は、植物粉末と共に、粘土を加えて通称ドロ
パックと称される使用を行なうことも可能であり、この
場合の粘土の配合割合は３００重量部以下とすることが
よい。

尚本発明に配合される植物粉末は全べて食用、健康食品
としても使用し得るものであり、安全性の面からも保証
し得るものである。

〔発明の実施例１ 以下本発明の具体例を下記実施例により示す。

なお、皮膚は年令、環境、気候、生活様式等により戸右
され（一般的には皮膚の分泌の多少からくる脂性乾性）
、又年令からくる代謝自身の変化に従って分類されるた
め、本発明でもこれ等の対照に従って美肌成分の配合量
を変え−でいる。

実施例１（ピーリング用）ボディ用 重量部 Ａ群　　コメデンプン　　２５ Ｂ群　　げつきつ　　　　　１．８ つむぎりん　　　　２．９ うこん　　　　　　　７．９ 植物粉末は、いずれも乾燥後、粉砕殺菌Ｉ〜だものを用
いて均一混合した。

以上のピーリング剤を適当量の水に溶かして常法により
使用したところその結果は下記の通りであった。

パネラ−は２５才〜５０才の女性２０名実施例２（ピー
リング）フェイス用 重量部 Ａ群　　コメデンプン　　１５．４ Ｂ群　　げつきつ　　　　　３６ つむぎりん　　　１４ びんろうし　　　　３６ 防腐剤　　　　　微　量 実施例１と同様にして使用した結果は下記の通りであっ
た。

パネラ−は２５才〜３５才の女性２０名実施例３にキビ
肌用） 重量部 Ａ群　　コメデンプン　　１０ Ｂ群　　〈すりうこん　　１０７ うこん　　　　　　　３６ けつきつ　　　　　３６ タマリンド　　　　７１ 防腐剤　　　　　微量 実施例１と同様にして使用した結果は次の通りであった
。

パネラ−は１５才〜２５才の女性１５名実施例４（普通
肌用） 重量部 Ａ群　　コメデンプン　　１７．３ タピオカ　　　　　　７．７ Ｂ群　　ぐずいも　　　　　８９ げつきつ　　　　　３６ 防腐剤　　　　　微量 実施例１と同様に１〜で便用【〜た結果は次の通りであ
った。

パネラ−は２５才〜４０才の女性２０名実施例５（４５
才以上用） 重量部 Ａ群　　タピオカ　　　　　　２４ Ｂ群　　安息香　　　　　　　　６ 粘土　　カオリン　　　　　　２６，７炭酸マグネシウ
ム　　３３ 実施例１と同様にして使用した結果は次の通りであった
。

パネラ−は４５才以上の女性２０名 〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明よりなる植物粉末を主成分とし
たパック剤又はピーリング剤は、美肌、整肌成分として
天然の植物に何等化学的加工を加えずして得た粉末を使
用するものであるため、その製造は極めて簡易であり、
しかも皮膚に対する刺激性もなく優れた美肌作用を奏し
、その有用性は極めて犬なるものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 水分と均一コロイドを作ることができかつ乾燥性皮膜形
   成能を有する下記Ａ群から選ばれた植物粉末の一種又は
   二種以上１０〜２５重量部、美肌作用を有する下記Ｂ群
   から選ばれた植物粉末の一種又は二種以上６〜２５重量
   部、更に必要に応じてカオリン、炭酸マグネシウムの粘
   土３００重量部以下からなることを特徴とする植物粉末
   を主成分としたパック剤又はピーリング剤。 Ａ：米（種子）、タピオカ（根茎）を乾燥粉粋殺菌した
   粉末。 Ｂ：うこん、きようおう、くすりうこん、つむぎりん、
   ばんうこん（以上は根茎）、び んろうじ（種子）、安息香（樹脂）、くず いも（根）、げつきつ（葉）、タマリンド （果実）を乾燥粉粋殺菌した粉末。