JPH1191U - 板材加工機 - Google Patents

板材加工機

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JPH1191U JP61799U JP61799U JPH1191U JP H1191 U JPH1191 U JP H1191U JP 61799 U JP61799 U JP 61799U JP 61799 U JP61799 U JP 61799U JP H1191 U JPH1191 U JP H1191U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剪断片を戻すときにサイドゲージと干渉する
ことがなく、また側方向から板材を搬入するとき、サイ
ドゲージを下降することのできる板材加工機を提供す
る。 【解決手段】 板材加工機(1)のテーブル(5)の前
側の案内支台(29)の左右側方位置に、板材を案内す
るサイドゲージ(19)を設けてなる板材加工機におい
て、板材の側部を案内する引き込みサイドゲージ板(9
7)を、板材の側部に対して接近離反する方向へ移動自
在に設けた構成であり、また、板材加工機(1)のテー
ブル(5)の前側の案内支台(29)の左右側方位置
に、板材を案内するサイドゲージ(19)を設けてなる
板材加工機において、板材の側部を案内する複数のガイ
ドローラ(109)を備えた昇降サイドゲージ板(10
7)を、板材のパスラインに対して出没自在に設けた構
成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、板材加工機に係り、更に詳細には、シャーリングマシン、ベンデ イングマシン、プレスブレーキなどの板材を供給する側にサイドゲージを備えた 板材加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、板材加工機の例えばシャーリングマシンにおいて、板材に切断加工を行 う場合には、加工線に対して板材を搬送せしめると共に位置決めする必要がある 。この板材の位置決め手段としては、フロントゲージとバックゲージとが知られ ており、板材の寸法や加工製品の大きさによって使い分けされている。
【0003】 バックゲージは加工機後部にコンパクトにまとまっている例が多く、その位置 決め距離は1000mm程度までというのが一般的である。一方、フロントゲージ は仕様にもよるが、〜2000mm又は〜3000mmまでの寸法の位置決めが可能 である。
【0004】 定寸法の製品を次々と加工する場合、バックゲージは加工ラインから製品幅長 さ分の距離に位置決めすれば、固定したまま次々と加工できるメリットがあるが 、フロントゲージは搬入側にあるため製品幅ごとに移動位置決めする必要がある 。前記バックゲージは主に、定寸法の撓みの少ない短尺材の加工に適している。 フロントゲージは主に、撓みの大きくなる長尺材の加工や薄板の加工に適してい る。更に、後者は、多数の製品を1枚の母材からとる場合、累積誤差が少ないた め、母材に対する各製品のズレも小さくなるので、成形加工、穴明け加工が既に 施されていて母材に対する位置が決まっている製品を切断する場合のメリットが 大きい。
【0005】 上述したフロントゲージとしては、シャーリングマシンの前方に、供給された 板材料の定寸を行うために出没自在なストッパが取付けられている。このストッ パが前後に移動し突出した状態で所定の寸法分板材を押しながら移動位置決めし 、切断加工が順次なされる。
【0006】 また、板材を搬送、位置決めする機能を備えたものとして、クランプを設けた ものがある。しかし、クランプ自体のストッパ部に板材を正確に突き当ててから クランプする必要があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そして、フロントゲージの側方位置に、板材の左右方向の位置決めを行うサイ ドゲージを備えた構成においては、例えばシャーリングマシンにおいて剪断分離 した剪断片をリターンコンベアによって前側へ戻すとき、前記サイドゲージに上 記剪断片が当接することがある。
【0008】 また、テーブル上に板材を側方から搬入するような場合には、サイドゲージが 邪魔になることがあるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る考案は、 板材加工機のテーブルの前側に、板材を支持する案内支台を設け、この案内支台 の左右側方位置に、前記板材の側部を案内するサイドゲージを設けてなる板材加 工機において、上記サイドゲージにおいて板材の側部を案内する引き込みサイド ゲージ板を、板材の側部に対して接近離反する方向へ移動自在に設けた構成であ る。
【0010】 請求項2に係る考案は、板材加工機のテーブルの前側に、板材を支持する案内 支台を設け、この案内支台の左右側方位置に、前記板材の側部を案内するサイド ゲージを設けてなる板材加工機において、上記サイドゲージにおいて板材の側部 を案内する複数のガイドローラを備えた昇降サイドゲージ板を、板材のパスライ ンに対して出没自在に設けた構成である。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】 図9および図10を参照するに、板材加工機としての例えばシャーリングマシ ン1はサイドフレーム3を備えており、このサイドフレーム3の前側にはテーブ ル5が設けられている。このテーブル5の後端部には左右方向(図9において紙 面に対して直交した方向)へ延伸した下刃7が設けられている。
【0013】 前記サイドフレーム3間の上部には上下動自在なラムが9設けられており、こ のラム9の下端には前記下刃7に対応して上刃11が設けられている。
【0014】 上記構成により、板材をテーブル5上に載せると共に、すでに公知の図示省略 の駆動機構によりラム9を上下動せしめることによって、上刃11と下刃7との 協働によって板材に切断加工が行われることになる。
【0015】 図9,図10において右側には板材の位置決めを行う複数のバックゲージ13 と、切断された製品を搬出せしめる搬出装置15が設けられている。図9,図1 0において左側にはフロントゲージ17が設けられていると共に、フロントゲー ジ17の一側例えば図10おいて下側には、板材の左右方向の位置決めを行うた めのサイドゲージ19が設けられている。このサイドゲージ19の外側には制御 ボックス21が設けられている。
【0016】 前記テーブル5の図9において左側における下面には左右方向へ延伸した調整 ブロックとガイドレールが取付けられている。このガイドレールには前記各フロ ントゲージ17が左右方向へ移動可能に設けられている。テーブル5側に加工線 に沿う方向へラックが設けられており、フロントゲージ17側にはこのラックに 噛合したピニオンが設けられている。このピニオンは適宜ギヤ等を介して図10 に示されているハンドル23に接続されている。
【0017】 上記構成により、ハンドル23を回すと、ラックとピニオンの働きにより、フ ロントゲージ17は左右方向へ移動されることになる。適宜な位置で停止した後 、ハンドル23の後部に設けられたロックレバーをロックすると、ハンドル23 がロックされて固定される。このハンドル23をロックしないままなら、ハンド ル23を回さなくとも、フロントゲージ17を手で押せば、フロントゲージ17 は左右方向へ移動される。
【0018】 前記調整ブロックは例えば押し引きボルトにより前後方向へ移動されるので、 下刃7に対してガイドレールを平行に調整することで、フロントゲージ17の移 動による寸法誤差を防止することができる。
【0019】 前記テーブル5の図10において左側上部にはテーブル部材25が左右方向へ 適宜な間隔で設けられており、前記ガイドレールによって左右方向へ移動可能に 設けられている。しかも、テーブル部材25の上面には複数のフリーベアリング が板材を支持すべく回転自在に支承されている。
【0020】 前記各フロントゲージ17の図10において左端は、左右方向へ延伸して立設 されたガイドレール27の上面に移動可能に設けられている。したがって、ハン ドル23を回すことにより、フロントゲージ17はスムーズに左右方向へ移動さ れることとなる。
【0021】 前記各フロントゲージ17は、前後方向へ長く延伸した枠形状の案内支台29 を備えている。この案内支台29の上面には前後方向へ適宜な間隔で複数の回転 自在なフリーベアリングが支承されており、このフリーベアリングにより板材を 移動自在に支持するパスラインが構成されるものである。
【0022】 前記各案内支台29の側面にはサイドガイド板が設けられている。このサイド ガイド板には前後方向へ適宜な間隔で複数のスライド溝が設けられている。この 各スライド溝には留めボルトが設けられ、この留めボルトによりサイドガイド板 を案内支台29の上面より出没可能に調整できるようになっている。
【0023】 上記構成により、前記サイドゲージ19まで達しない幅の狭い板材であっても 、このサイドガイド板によりサイド面を適宜ガイドできるし、使用しないときに は案内支台29の上面より没して格納されるので、邪魔になることもない。これ により、加工線に対して直角度を出せるので加工精度を向上させることができる 。
【0024】 前記各案内支台29の左右には前後方向に長いサポートアーム31が設けられ ている。このサポートアーム31には複数のフリーベアリングが回転自在に支承 されており、この上面は案内支台29の上面と同一水平面のワーク支持面を有し ている。各サポートアーム31は前後方向へ水平に揺動可能の複数の水平なリン クによって支持されており、フロントゲージ17に対して常に平行状態を保持し て接近、離反するようになっている。
【0025】 これにより、サイドゲージ19とフロントゲージ17の間、フロントゲージ1 7間の空間においても、板材を支持するので、板材の撓みを極力抑えることがで き、薄板等には特に有効である。
【0026】 前記各案内支台29には前後方向の溝33が形成されており、この溝33には 定寸装置35が設けられている。この各定寸装置35は例えば複数の定寸装置3 5A,35Bからなっている。
【0027】 この定寸装置35をより詳細に説明すると、図1,図2および図3に示されて いるように、前記溝33内には定寸装置35の一部を構成する摺動部材37が前 後方向(図1,図2および図3において左右方向)へ移動自在に設けられている 。この摺動部材37の下部には図2および図3に示されているように、ナット部 材39が取付けられている。このナット部材39には前後方向へ延伸したボール ねじ41が螺合されており、このボールねじ41は図示省略の駆動モータに連結 されている。また、案内支台29の両側には溝部43が形成されている。この溝 部43には前記摺動部材37の両側に前後方向へ適宜な間隔で支承された複数の 摺動部材用走行ローラ45が載せられている。この各摺動部材用走行ローラ45 は摺動部材37の内側に前後方向へ延伸して取付けられた摺動部材側板47に支 承されている。
【0028】 上記構成により、図示省略の駆動モータを駆動せしめると、ボールねじ41が 回転される。このボールねじ41の回転により、ナット部材39を介して摺動部 材37が前後方向(図1において左右方向)へ移動されることになる。摺動部材 37が移動される際、摺動部材37の摺動部材側板47に支承された摺動部材用 走行ローラ45が溝部43上に載ってスムーズに移動されることとなる。
【0029】 前記摺動部材側板47内にはクランプベース49が設けられていると共に、前 記摺動部材37の図1において左側には軸受51が取付けられている。この軸受 51にはクランプベース昇降用シリンダ53の後部が枢支されていると共に、ク ランプベース昇降用シリンダ53の先端にはピストンロッド55が装着されてい る。このピストンロッド55の先端部55Tが前記クランプベース49に取付け られている。
【0030】 前記摺動部材側板47には前後方向へ適宜な間隔で複数のクランプベース昇降 用ガイド溝57が形成されている。この各クランプベース昇降用ガイド溝57に は前記クランプベース49に取付けられたクランプベース昇降用ガイドローラ5 9が載せられている。
【0031】 上記構成により、クランプベース昇降用シリンダ53を作動せしめると、ピス トンロッド55を介してクランプベース49が前後方向へ移動されると共に上下 動されることになる。クランプベース49が移動される際、クランプベース昇降 用ガイドローラ59がクランプベース昇降用ガイド溝57内に沿って前後動並び に上下移動されることとなる。例えばピストンロッド55を図2の状態から伸ば すことにより、クランプベース49が図3および図4に示されているように、摺 動部材37内において後側(図1,2,3においては右側)へ移動すると共に上 昇して後述の可動側クランプが摺動部材37の上面、パスラインより突出される ことになる。
【0032】 前記クランプベース49の先端(図2,図3において右端)には固定側クラン プ61が一体的に設けられている。また、クランプベース49上には可動側クラ ンプ駆動シリンダ63が設けられており、この可動側クランプ駆動シリンダ63 に装着されたピストンロッド65の先端には図2および図3に示されているよう に、図2,3において右下へ傾斜した楔67が取付けられている。
【0033】 この楔67におけるクランプベース49上の両側には楔用レール69が設けら れている。前記楔67上には転動ローラ71が設けられており、この転動ローラ 71は可動側クランプ73の図1,図2,図3において左側に支承されている。 この可動側クランプ73はピン75で揺動可能に前記クランプベース49に枢支 されている。
【0034】 上記構成により、可動クランプ駆動シリンダ63を作動せしめて、ピストンロ ッド65を図3において右方へ伸ばすと、楔67が楔用レール69に案内されて 右方へ移動される。楔67が右方へ移動されることにより転動ローラ71が楔6 7の傾斜面に沿って上昇すると、可動側クランプ73がピン75を支点として時 計方向回りに回動し、固定側クランプ61と可動側クランプ73とで板材Wの前 端縁をクランプさせることができる。
【0035】 前記固定側クランプ61の両側における摺動部材37には、図4,図5および 図6を併せて参照するに、パスラインに対して出没自在なストッパ77が設けら れている。
【0036】 図1,図5および図6に示されているように、ストッパ77は摺動部材37に 形成された溝79内に設けられており、ピン81を揺動支点としてピン81で摺 動部材37に揺動可能に設けられている。また、摺動部材37の下部にはストッ パ出没用シリンダ83が設けられており、このストッパ出没用シリンダ83に装 着されたピストンロッド85の先端が図6においてストッパ77の左側下面に当 接されている。
【0037】 上記構成により、ストッパ出没用シリンダ83を作動せしめてピストンロッド 85を図6において下降せしめると、ストッパ77がピン81を支点として図6 において反時計方向回りに回動してストッパ77の先端(図6において右端)が 摺動部材37の上面より突出されることになる。
【0038】 次に、フロントゲージ17の定寸装置35で位置決めする全体の動作を説明す ると、制御ボックス21のNC装置に板材Wの寸法、製品寸法、製品枚数等を入 力せしめる。可動側クランプ63,ストッパ77が格納された状態でフロントゲ ージ17の摺動部材37を前後方向へ移動せしめて最初の位置決め位置まで移動 させる。位置決め位置に達すると、ストッパ77がストッパ出没用シリンダ83 の作動により自動的に上昇する。すなわち、ストッパ77の後部を押し下げてい たピストンロッド85を下降させると、自動でストッパ77の後部が上り、突当 て部77Tが上昇する。
【0039】 次いで、作業者が板材Wをフロントゲージ17上に搬入してストッパ77の突 当て部77Tに突き当てる。例えばフットスイッチを1回踏むことで、クランプ ベース昇降用シリンダ53の作動によりクランプベース49が上昇すると共に、 例えばフットスイッチをもう1回踏むと、可動側クランプ駆動用シリンダ63の 作動により板材Wは固定側クランプ61と可動側クランプ73とでクランプされ る。クランプベース昇降用シリンダ53の圧力上昇等をみてクランプ完了信号が 発信されると、固定側クランプ61,可動側クランプ73を適宜な力で引き込む ことにより、板材Wの前端縁はストッパ77の突当て部77Tの面に確実に突当 てることができる。
【0040】 この状態で、作業者によりスタートボタンをオンにすると、切断加工およびフ ロントゲージ17の作業が指定枚数まで繰り返される。
【0041】 このように、板材Wの位置決めセットを容易に行うことができると共に、切断 加工などの加工精度の向上を図ることができる。
【0042】 例えば図10に示されているように、摺動部材37の前後に定寸装置35A, 35Bが固定されている。この定寸装置35A,35Bによるクランプ掴み換え の動作を説明すると、まず長い板材Wを定寸装置35Bで位置決めし、クランプ して切断し後進端まで移動させる。その場で停止し図示省略の板押えを下降させ てこの板押えで板材Wを押圧すると共に、定寸装置35Bのクランプをアンクラ ンプさせて微速前進せしめる。
【0043】 例えばAmm前進完了後、クランプおよびストッパ77を下降させて確認後、板 材Wの前端+Ammまで定寸装置35Aを前進させる。ストッパ77を上昇させ、 定寸装置35Aの解放位置の例えば1mm手前に後退位置決めさせる。クランプを 上昇せしめると共に閉じる。クランプ締め確認後、板押えを解放し、クランプの 引き込み動作を行うことによって掴み換えが完了し、次工程の動作が行われるの である。
【0044】 図10に示されているように、シャーリングマシン1の前方における一側には サイドゲージ19が設けられている。このサイドゲージ19は引き込み式サイド ゲージ87と昇降式サイドゲージ89とで構成されている。
【0045】 より詳細には、図7および図8に示されているように、支持フレーム91の後 側(図7,図8において左側)に引き込み式サイドゲージ87が、支持フレーム 91の前側(図7,図8において右側)に昇降式サイドゲージ89が配置されて いる。
【0046】 図7において支持フレーム91の左側には引き込み用シリンタ93が設けられ ており、この引き込み用シリンダ93に装着されたピストンロッド95が引き込 みサイドゲージ板97に取付けられている。この引き込みサイドゲージ板97の 図7において右側はピン99にて支持フレーム91に揺動可能に支承されている 。
【0047】 上記構成により、引き込み用シリンダ93を作動せしめて、ピストンロッド9 5を図7において上方へ伸ばすことによって、引き込みサイドゲージ板97がピ ン99を支点として図7において時計方向回りに外側へ回動して2点鎖線で示し たごとき状態となる。この状態にして、例えばリターンコンベアにより板材Wを シャーリングマシン1の前側のフロントゲージ上に戻すと、板材Wが引き込みサ イドゲージ板97に当ることなく、容易に戻すことができる。
【0048】 前記支持フレーム91の図8において右側には、複数の昇降用シリンダ101 がブラケット103を介して設けられている。この各昇降用シリンダ101に装 着されたピストンロッド105の先端が昇降サイドゲージ板107に一体化され ている。この昇降サイドゲージ板107には前後方向(図7,図8において左右 方向)へ適宜な間隔で複数のガイドローラ109が回転自在に支承されている。 このガイドローラ109はサイド面支持をスムーズに行うもので、マグネットタ イプが望ましいものである。
【0049】 上記構成により、昇降用シリンダ101を作動せしめてピストンロッド105 を介して昇降サイドゲージ板107が上下動されることになる。
【0050】 板材Wを例えば図7において上側から搬入する場合には昇降サイドゲージ板1 07を下降せしめて昇降サイドゲージ板107の上面を前記案内支台29の上面 (板材支持面)と面一にすることにより。板材Wの搬入を容易に行うことができ る。また、板材Wを搬入せしめた後、前後方向へ移動せしめて位置決めを行う際 には、昇降サイドゲージ板107を板材支持面より突出せしめて板材Wの側面を ガイドローラ109に突き当てて前後方向へ移動せしめることにより、加工線に 対する直交する方向における板材Wの位置決めを確実に行うことができる。
【0051】 なお、この考案は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行う ことにより、その他の態様で実施し得るものである。本実施例では板材加工機と してシャーリングマシンを例にとって説明したが、プレスブレーキ、その他の折 曲げ機などであっても構わない。
【0052】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要するに請求項1に係る考 案は、板材加工機(1)のテーブル(5)の前側に、板材を支持する案内支台( 29)を設け、この案内支台(29)の左右側方位置に、前記板材の側部を案内 するサイドゲージ(19)を設けてなる板材加工機において、上記サイドゲージ (19)において板材の側部を案内する引き込みサイドゲージ板(97)を、板 材の側部に対して接近離反する方向へ移動自在に設けた構成であるから、剪断し た後の剪断片を前側のフロントゲージ上へ戻すとき、剪断片を引き込みサイドゲ ージ板(97)に当接することなく戻すことができ、剪断片の戻しを円滑に行う ことができる。
【0053】 請求項2に係る考案は、板材加工機(1)のテーブル(5)の前側に、板材を 支持する案内支台(29)を設け、この案内支台(29)の左右側方位置に、前 記板材の側部を案内するサイドゲージ(19)を設けてなる板材加工機において 、上記サイドゲージ(19)において板材の側部を案内する複数のガイドローラ (109)を備えた昇降サイドゲージ板(107)を、板材のパスラインに対し て出没自在に設けた構成であるから、側方から板材を搬入するようなとき、昇降 サイドゲージ板107を下降せしめておくことにより邪魔になるようなことがな く、側方からの板材の搬入を容易に行い得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部をなす定寸装置の平面図であ
る。
【図2】図1における正面図で、クランプが格納された
状態を示している図である。
【図3】図1における正面図で、クランプが突出した状
態を示している図である。
【図4】図1におけるIV矢視部の拡大図である。
【図5】図4における正面図である。
【図6】図1における右側面図である。
【図7】図10におけるVII 矢視野部の拡大図である。
【図8】図7における正面図である。
【図9】この考案を実施する一実施例の板材加工機とし
てのシャーリングマシンを示す正面図である。
【図10】図9における平面図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン(板材加工機) 5 テーブル 29 案内支台 35 定寸装置 37 摺動部材 49 クランプベース 61 固定側クランプ 73 可動側クランプ 77 ストッパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機(1)のテーブル(5)の前
    側に、板材を支持する案内支台(29)を設け、この案
    内支台(29)の左右側方位置に、前記板材の側部を案
    内するサイドゲージ(19)を設けてなる板材加工機に
    おいて、上記サイドゲージ(19)において板材の側部
    を案内する引き込みサイドゲージ板(97)を、板材の
    側部に対して接近離反する方向へ移動自在に設けたこと
    を特徴とする板材加工機。
  2. 【請求項2】 板材加工機(1)のテーブル(5)の前
    側に、板材を支持する案内支台(29)を設け、この案
    内支台(29)の左右側方位置に、前記板材の側部を案
    内するサイドゲージ(19)を設けてなる板材加工機に
    おいて、上記サイドゲージ(19)において板材の側部
    を案内する複数のガイドローラ(109)を備えた昇降
    サイドゲージ板(107)を、板材のパスラインに対し
    て出没自在に設けたことを特徴とする板材加工機。
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