JPH1191242A - 被記録材用処理液 - Google Patents

被記録材用処理液

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JPH1191242A
JPH1191242A JP10021311A JP2131198A JPH1191242A JP H1191242 A JPH1191242 A JP H1191242A JP 10021311 A JP10021311 A JP 10021311A JP 2131198 A JP2131198 A JP 2131198A JP H1191242 A JPH1191242 A JP H1191242A
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JP
Japan
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alumina
ink
recording material
weight
liquid
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Application number
JP10021311A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Okura
宏祐 大藏
Tetsuya Ochiai
哲也 落合
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの定着性及び耐水性に優れ、高品質の
画像を長期間保持可能なインク定着層を容易に形成する
ことができる被記録材用処理液を提供する。 【解決手段】 その粒径が大きくとも1μmであるアル
ミナと、ポリビニルアセタール、ケン化度が80〜9
9.8mol%のポリビニルアルコール、及びアルコー
ル系溶媒に可溶なナイロンからなる群より選択される少
なくとも一種の樹脂とを含有することを特徴とする被記
録材用処理液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材用処理液
に関し、更に詳しくは、被記録基材に処理することによ
り、インクの定着性及び耐水性に優れ、高品質の画像を
長期間にわたって保持可能なインク定着層を容易に形成
することができる被記録材用処理液に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、例えば、画像等を記録する被記録基材として、例え
ば、木、紙、樹脂、金属、ガラス、セラミックス、皮革
等の多種多様の材料が採用されている。また前記被記録
基材の形態としては、フィルム、シート、平板、湾曲
体、凹凸体、編織体、発泡体等の多種多様の形態があ
る。
【0003】前記被記録基材に、例えば、インクジェッ
ト記録方式により画像等を記録する場合には、例えば前
記被記録基材としての熱可塑性樹脂フィルムに、カチオ
ン性ポリマーを含有するフィルム処理剤を塗布して、イ
ンクの定着性を向上させていた。
【0004】前記カチオン性ポリマーを含有するフィル
ム処理剤は、例えば水性インク中の水分を速やかに吸収
して、水性インク中のインク成分のにじみを防止するこ
とにより、インク成分を前記フィルム処理剤上に定着さ
せて画像を記録する。
【0005】しかしながら、前記フィルム処理剤におい
ては、前記フィルム処理剤上にインク成分を定着させて
画像を記録した後に、前記画像と水とが接触すると、前
記フィルム処理剤が水に溶解してしまうので、前記フィ
ルム処理剤上に記録された画像がにじんでしまう等の問
題があった。
【0006】また、従来から、前記被記録基材上に形成
されたインク受理層中に多孔性物質を含有させてなる記
録媒体、例えば特開昭60−245588号公報及び特
公平7−2430号公報に記載された発明がある。
【0007】前記特開昭60−245588号公報に記
載された発明は、「支持体上に、少なくとも一層のイン
ク受理層を設けてなる記録媒体において、該インク受理
層中に、半径40Å乃至1000Åの細孔を持つ多孔性
アルミナキセロゲルを含有することを特徴とするインク
ジェット記録媒体」であり、前記特公平7−2430号
公報に記載された発明は、「透明な基材上に多孔質のイ
ンク受容層を設けた記録用シートにおいて、インク受容
層が主として擬ベーマイトよりなり、そのインク受容層
の半径100〜1000Åを有する細孔の全容積が0.
1cc/g以下であることを特徴とする記録用シート」
である。
【0008】このような、前記被記録基材上に形成され
たインク受理層中に多孔性物質を含有させてなる記録媒
体は、特定の細孔を有する多孔性物質における細孔内
に、水性インク中の水分を吸収することができ、水性イ
ンク中のインク成分のにじみを防止することにより、画
像の品質、例えば色濃度、発色性等を向上させることが
できるとされている。
【0009】しかしながら、前記被記録基材上に形成さ
れたインク受理層中に多孔性物質を含有させてなる記録
媒体においては、前記多孔性物質と接着剤とを含有する
塗布液を被記録基材上に塗布する場合に、所定の厚さに
塗布することが困難であること、所定の厚さに塗布する
には多層に塗布する必要があること、前記塗布液中に多
孔性物質と接着剤とを均一に分散させることが困難であ
ること、インク成分の定着性及び耐水性が不十分である
こと、高品質の画像を長期間保持することができないこ
と等の問題があった。
【0010】また、従来から、前記被記録基材に、例え
ば、インクジェット記録方式により画像等を記録する場
合においては、例えば、画像の品質、インクの定着性、
画像の耐久性等を向上させることを目的に、前記被記録
基材として、その表面に種々の表面処理剤を塗布した表
面処理済被記録基材が市販されている。この表面処理済
被記録基材としては、例えば、インクジェット専用紙、
インクジェット専用OHPフィルム、インクジェット専
用光沢紙等を挙げることができる。
【0011】前記表面処理済被記録材は、例えば、種々
のコーティングマシンを用いて、ロール状に倦回された
紙、樹脂フィルム等の被記録材に前記表面処理剤を塗布
した後、これを所定のサイズに裁断することによって大
量生産されて市場に流通される。
【0012】しかしながら、前記表面処理済被記録材に
採用することができる被記録材の材質は、従来からごく
限られており、例えば、紙、及び、PET等の樹脂等以
外の材質の被記録材を採用した表面処理済被記録材を、
容易に得ることができなかった。
【0013】例えば、紙、樹脂以外の材質で形成された
被記録材を採用した表面処理済被記録材を得ようとする
場合には、例えば、紙、樹脂以外の材質の被記録材に、
その使用者自身が前記表面処理剤を処理しなければなら
ず、また、例えば、所望の形態を有するPPC用紙、手
製の和紙等の形態が限定された被記録材を採用した表面
処理済被記録材を得ようとする場合にも、例えば、所望
の形態を有するPPC用紙、手製の和紙等の形態が限定
された被記録材に、その使用者自身が前記表面処理剤を
処理しなければならなかった。
【0014】よって、前記表面処理剤を処理する被記録
材の材質及び形態、前記表面処理剤の処理方法等にかか
わらず、前記表面処理済被記録材を容易に得ることが望
まれている。
【0015】本発明は、従来の技術における問題点を解
消することを目的とする。
【0016】本発明の目的は、被記録材に処理すること
により、インクの定着性及び耐水性に優れ、高品質の画
像を長期間保持可能なインク定着層を容易に形成するこ
とができる処理液を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、粒径が大きくとも1μmであるアルミ
ナと、ポリビニルアセタール、ケン化度が80〜99.
8mol%のポリビニルアルコール、及びアルコール系
溶媒に可溶なポリアミドからなる群より選択される少な
くとも一種の樹脂とを含有することを特徴とする被記録
材用処理液であり、前記課題を解決するための第2の手
段は、前記第1の手段におけるアルミナが、γ−Al2
3 、η−Al23 、θ−Al23 、およびδ−A
23 よりなる群から選択される少なくとも一種であ
る前記第1の手段における被記録材用処理液であり、前
記課題を解決するための第3の手段は、前記第1又は2
の手段におけるアルミナと前記樹脂との重量比が20/
1〜5/1である前記第1又は2の手段の被記録材用処
理液である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の被記録材用処理液は、被
記録材に処理されることにより、その粒径が大きくとも
1μmであるアルミナと、ポリビニルアセタール、ケン
化度が80〜99.8mol%のポリビニルアルコー
ル、及びアルコール系溶媒に可溶なポリアミドからなる
群より選択される少なくとも一種の樹脂とを含有するイ
ンク定着層を、前記被記録材に形成することができる。
【0019】前記アルミナとしては、このアルミナを分
散させた水中において、そのゼータ電位が正の値を示す
のが好ましく、特に、pHが7に調整された水中におい
て、そのゼータ電位が正の値を示すのが好ましい。
【0020】本発明の被記録材用処理液においては、水
中で正に帯電するアルミナを採用することにより、イン
ク定着層にインクが付着した場合に、インク中の染料が
無機粉体に吸着し、前記染料を無機粉体に固定化するこ
とができるので、前記インク中の水及び溶剤成分がイン
ク定着層において拡散しても前記染料が拡散することを
防止することができ、前記染料のにじみが無いので好ま
しい。しかも、インク定着層が乾燥した後に前記インク
定着層と水とが接触した場合にも前記染料のにじみが無
い。
【0021】アルミナ以外であって水中で負に帯電する
無機粉体を採用した場合には、インク中の染料が無機粉
体に吸着し難く、無機粉体に固定化することができない
染料が、前記インク中の水及び溶剤成分に伴って拡散し
てしまい、前記染料のにじみが発生するうえ、インク定
着層が乾燥した後に前記インク定着層と水とが接触した
場合にも前記染料のにじみが発生するという不都合を生
じる。
【0022】本発明におけるアルミナとして具体的に
は、例えば、α−アルミナ、γ−アルミナ、η−アルミ
ナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナ、κ−
アルミナ、κ’−アルミナ、ρ−アルミナ等のAl2
3 等の粉体を挙げることができる。
【0023】本発明においては、これらのアルミナの中
でも好ましいアルミナは、γ−アルミナ、δ−アルミ
ナ、η−アルミナ、及びθ−アルミナであり、これらの
中でも最も好ましいのはδ−アルミナである。
【0024】これらのアルミナは、他の無機粉体に比べ
て、特にゼータ電位が高いので、インク中の染料をより
効果的に固定化することができるという利点がある。
【0025】またこれらアルミナの粒径は、大きくとも
1μm(1μm以下)であり、好ましくは0.5〜0.
01μmである。
【0026】前記ポリビニルアセタールとしては、例え
ば、ポリビニルアルコールをアルデヒドでアセタール化
して得られるポリビニルアセタール等を挙げることがで
きる。
【0027】前記ポリビニルアセタールにおいては、ア
セタール化度が3〜15mol%のポリビニルアセター
ルが好ましい。
【0028】前記ポリビニルアセタールとして具体的に
は、例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセト
アセタール、ポリビニルブチラール等を挙げることがで
きる。
【0029】前記ポリビニルアセタールにおいては、ア
セタール化度が5〜10mol%であるのが好ましい。
【0030】前記ケン化度が80〜99.8mol%の
ポリビニルアルコールにおいては、ケン化度が80〜9
0mol%であるのが好ましい。
【0031】前記アルコール系溶媒に可溶なポリアミド
としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等の低級脂肪族アルコール等のアルコールに可溶な
アルコール可溶性ポリアミド等を挙げることができ、前
記アルコール可溶性ポリアミドとしては、例えば、東洋
レーヨン株式会社製の可溶性ナイロン「CM4000」
及び「CM8000」等を挙げることができる。
【0032】前記可溶性ナイロン「CM4000」は、
浮沈法により23℃で測定した比重が1.13、DSC
法により昇温速度10℃/minで測定した融点が14
0℃、D570による吸水率が20℃、24時間で3.
5%、20℃、水中平衡で12.5%、20℃、RH6
5%平衡で2.0%である。
【0033】前記可溶性ナイロン「CM8000」は、
浮沈法により23℃で測定した比重が1.12、DSC
法により昇温速度10℃/minで測定した融点が12
8℃、D570による吸水率が20℃、24時間で3.
5%、20℃、水中平衡で12.0%、20℃、RH6
5%平衡で2.0%である。
【0034】前記アルコール系溶媒としては、例えば、
前記低級脂肪族アルコール、プロピレングリコール、前
記低級脂肪族アルコールと水、トリクレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ベンジルアルコール、フェノール、ギ
酸、及び酢酸からなる群より選択される少なくとも1種
との混合溶媒等を挙げることができ、前記混合溶媒とし
ては、例えば、メタノール/水系混合溶媒、メタノール
/トリクレン系混合溶媒、メタノール/クロロホルム系
混合溶媒等を挙げることができる。
【0035】前記インク定着層は、例えば、前記アルミ
ナを前記樹脂中に分散させた分散混合物を塗布液とし
て、この塗布液を支持体上に塗布して、支持体上に塗膜
を形成させることにより、得ることができる。
【0036】前記インク定着層の厚さは、特に制限がな
く、例えば、通常10〜60μmの厚さに形成すること
ができ、実用上好ましくは20〜50μmの厚さに形成
することができる。
【0037】本発明の被記録材用処理液における前記ア
ルミナと前記樹脂との重量比は、20/1〜5/1特に
15/1〜5/1であるのが好ましく、より好ましくは
12/1〜5/1特に10/1〜5/1、さらにより好
ましくは7/1〜5/1である。
【0038】前記アルミナと前記樹脂との重量比が上記
上限を上回る場合には、前記インク定着層と被記録材と
の接着力が実用に耐えられない程度にまで低下してしま
うことがある。
【0039】また前記アルミナと前記樹脂との重量比が
上記下限を下回る場合には、インクの吸収力が弱くな
り、インクの定着性が低下してしまうことがある。
【0040】本発明の被記録材用処理液には、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール等を添加することができる。
【0041】前記被記録材用処理液の成分としては、前
記アルミナ及び前記樹脂のほかに、溶媒、粘度調整剤、
レベリング剤、消泡剤、脱泡剤、及び分散安定剤等を挙
げることができる。
【0042】前記溶媒としては、水、メタノール、プロ
ピルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール等が好ましく、前記溶
媒は1種単独で用いてもよいし、2種以上の混合溶媒と
して用いてもよい。
【0043】前記粘度調整剤としては、酢酸、その他水
性有機酸等が好ましい。
【0044】前記被記録材用処理液の成分として酢酸、
その他水性有機酸を配合すると、前記被記録材用処理液
において脱泡効果を発揮することができ、また、前記被
記録材用処理液中のアルミナの分散性を向上することが
でき、さらに、前記被記録材用処理液の粘度を調整する
ことにより前記被記録材用処理液の取り扱い性を向上す
ることができる。特に、前記被記録材用処理液における
粘度を低減することにより、前記被記録材用処理液を被
記録材に多量塗布することができるので、例えば、1回
の塗布で所望の厚さの塗膜を形成することができる。
【0045】前記レベリング剤としては、例えば、アル
コール変性シリコーンオイル、エーテル変性シリコーン
オイル等の変性シリコーンオイル等を挙げることができ
る。前記被記録材用処理液は、例えば、前記アルミナ
と、前記溶媒と、前記粘度調整剤とを高速拡散機で混合
して混合液を得た後、この混合液中の前記アルミナを、
例えば超音波分散機、サンドミル、高圧分散機等により
均一に分散することにより分散液を得、この分散液と、
前記樹脂を所定濃度に希釈調整した樹脂液とを混合する
ことにより得ることができ、得られた被記録材用処理液
を、例えば、超音波脱泡法、真空脱泡法等により脱泡処
理するのが好ましい。
【0046】前記被記録材の材質としては、例えば、従
来から画像等を記録する被記録材として採用されている
材料を挙げることができ、具体的には例えば、木、紙、
樹脂、金属、ガラス、セラミックス、皮革等を挙げるこ
とができる。
【0047】また前記被記録材の形態は特に限定され
ず、フィルム、シート、平板、湾曲体、凹凸体、編織
体、発泡体等を挙げることができる。
【0048】前記被記録材用処理液は、例えば、ブレー
ドコータ、リバースコータ、ダイコータ、コンマコー
タ、エアナイフ等を用いて被記録材に塗布することがで
きる。前記被記録材用処理液の処理方法としては、例え
ば、噴射ガスを採用したエアゾールによる処理方法、手
動ポンプ等を採用したスプレーによる処理方法、ハケ塗
り、ヘラ塗り、コーティングロッドによる処理方法等を
挙げることができる。これらの処理方法により、例え
ば、被記録材に前記被記録材用処理液を均一に処理する
ことができ、均一な厚さを有するインク定着層を形成す
ることができ、例えば、このインク定着層に、インクジ
ェットプリンタで画像を記録すると、優れた画質を有
し、色濃度が高く、インクの定着性及び耐水性に優れた
画像を得ることができる。
【0049】本発明の被記録材用処理液は、被記録材用
処理液中のアルミナ濃度が1〜30重量%になるように
濃度調整することができる。前記アルミナ濃度が1重量
%を下回る場合には、本発明の目的を達成する充分な効
果が発揮されないことがあり、前記アルミナ濃度が30
重量%を上回る場合には、処理液中でアルミナが析出し
やすくなる傾向があり、実用上、不具合を生じることが
ある。本発明においては、前記アルミナ濃度を5〜20
重量%に濃度調整するのが好ましい。
【0050】本発明においては、アルミナを採用し、こ
のアルミナが水中で正に帯電するので、染料等のインク
成分をアルミナに固定化することができるので、アルミ
ナを均一に分散させた被記録材用処理液を処理して形成
されたインク定着層におけるインク成分の定着性にムラ
がなく、インク成分をインク定着層に均一に定着させる
ことができる。
【0051】これに対して、水中で負に帯電する無機粉
体を採用した場合には、染料等のインク成分を効果的に
無機粉体に固定化することができないので、インク成分
が、インク中の水及び溶剤成分等に伴って拡散してしま
い、インク成分のにじみが発生するうえ、インク定着層
が乾燥した後にインク定着層と水とが接触した場合にも
インク成分のにじみが発生し、本発明の目的を達成する
ことができない。
【0052】本発明においては、前記被記録材用処理液
を処理して形成されたインク定着層上に、例えばインク
ジェット記録方式により、インクジェット用インクで画
像を形成した場合、インクジェット用インク中に含まれ
るアニオン性のインク成分と、前記アルミナとが電気的
に引きつけられるので、インク定着層におけるインク成
分の定着性をより向上することができる。
【0053】また前記アルミナの粒径が、大きくとも1
μmであることにより、インク中の染料等のインク成分
を速やかに、ムラなく、インク定着層に定着させること
ができ、さらにインク中の水及び溶剤成分等を速やか
に、ムラなく、拡散させることができるので、例えば、
高速印字においても指触乾燥を早くすることができ、高
品質の画像を実現することができる。
【0054】これに対して、前記アルミナの粒径が、1
μmを超える場合には、例えば白色の被記録材に形成さ
れたインク定着層におけるアルミナ同士の間隙におい
て、アルミナに固定化されないインク成分が、インク定
着層における樹脂中に浸透することにより、アルミナに
固定化されたインク成分の発色に比べて、アルミナに固
定化されずに樹脂中に浸透したインク成分の発色がより
白みを帯びてしまうという不都合を生じ、発色性にムラ
のない高品質の画像を実現することができない。さらに
本発明においては、ポリビニルアセタール、ケン化度が
80〜99.8mol%のポリビニルアルコール、及び
アルコール系溶媒に可溶なポリアミドからなる群より選
択される少なくとも一種の樹脂を採用することにより、
被記録材に形成されたインク定着層と水とが接触しても
インク定着層が水に溶解することがないので、前記イン
ク定着層は耐水性に優れ、高品質の画像を長期間保持す
ることができる。
【0055】本発明においては、ポリビニルアセター
ル、ケン化度が80〜99.8mol%のポリビニルア
ルコール、及びアルコール系溶媒に可溶なポリアミドか
らなる群より選択される少なくとも一種の樹脂が、被記
録材との優れた接着性と、インク成分が速やかに浸透す
ることができる優れたインク浸透性と、インク定着層と
水とが接触してもインク定着層が水に溶解し難い優れた
耐水性とを備えていることが重要である。
【0056】前記ケン化度が80〜99.8mol%の
ポリビニルアルコールにおいては、そのケン化度が80
mol%を下回ると耐水性が悪くなるので、本発明の目
的を達成することができない。
【0057】本発明の被記録材用処理液は、前記被記録
材上に処理することができ、また、前記被記録材の表面
に表面処理剤を処理して得られた表面処理済の被記録材
上に処理することもできる。
【0058】
【実施例】 (実施例1) −粉体分散液− Al23 ・・・・・・・・・・・・・・・・35重量部 (δ−アルミナ、一次粒径13nm、日本エアロジール(株)製、商品名:Alum inum Oxide C) エチレングリコール・・・・・・・・・・・・・16重量部 イソプロピルアルコール・・・・・・・・・・・16重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32重量部 酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1重量部 上記原料を高速拡散機(特殊機化工業(株)製)で30
分間混合して粉体混合液を得た。この粉体混合液中の無
機粉体原料は凝集物となっていた。この粉体混合液中の
無機粉体原料の凝集物を超音波分散機(日本精機製作所
(株)製)で5分間分散処理することにより、無機粉体
原料が均一に分散した粉体分散液を得た。
【0059】−樹脂液− ケン化度82mol%のポリビニルアルコール(PV
A)を、その濃度が10%になるように水で濃度調整し
て樹脂液を得た。
【0060】−被記録材用処理液− 粉体分散液100重量部と、樹脂液70重量部とを混合
し、超音波分散機(日本精機製作所(株)製)で5分間
分散処理及び超音波脱泡処理することにより、被記録材
用処理液を得た。
【0061】−被記録フィルム− 得られた被記録材用処理液を、エアナイフコータにてP
ETフィルムに150g/m2 塗布後、40〜60℃で
5分間予備乾燥し、130〜140℃で2分間乾燥し
た。乾燥後の溶剤残留率は、乾燥塗膜0.5%であっ
た。被記録材用処理液を塗布して乾燥したPETフィル
ムをスーパーカレンダに通してその表面を平滑にし、被
記録フィルムを得た。
【0062】得られた被記録フィルムについて、以下の
インクジェット適性値を測定し、結果を表1に示す。
【0063】塗膜の耐水性:塗膜上に水滴を1滴たらし
て充分塗膜中に吸収させ、この塗膜にろ紙を押し付けた
後、このろ紙を剥した際の塗膜の状態を以下の基準で評
価した。
【0064】 〇・・・塗膜に全く変化が認められない、 △・・・塗膜の一部が剥離する、または、指先で触れた
場合にやや粘着感がある、 ×・・・塗膜がろ紙に付着したまま、ろ紙と共に剥離す
る。
【0065】インク吸収速度:インクジェットプリンタ
で印字後、最終印字部分にろ紙を押し付け、このろ紙に
インクが付着しなくなるまでに要する時間を測定した。
【0066】 〇・・・20秒以下、 △・・・30〜120秒、 ×・・・120秒以上。
【0067】指触乾燥:印字部分が指触乾燥するまでに
要する時間を測定した。
【0068】ドット径:印字部分を顕微鏡で観察して1
ドットの直径を測定した。
【0069】なお、前記インクジェットプリンタとし
て、セイコーエプソン(株)製「PM−700C」を使
用した。
【0070】(実施例2)前記実施例1における樹脂液
に代えて、以下の樹脂液を使用し、粉体分散液100重
量部と、樹脂液50重量部とを混合して被記録材用処理
液を得た以外は、前記実施例1と同様に被記録フィルム
を得た。乾燥後の溶剤残留率は0.7%であった。得ら
れた被記録フィルムにおけるインクジェット適性値を測
定し、結果を表1に示す。
【0071】−樹脂液− アセタール化度5mol%のブチラール樹脂を、その濃
度が10%になるように水−アルコール混合溶媒で濃度
調整して樹脂液を得た。
【0072】(実施例3)前記実施例1における粉体分
散液の原料及び樹脂液に代えて、以下の粉体分散液の原
料及び樹脂液を使用し、粉体分散液100重量部と、樹
脂液60重量部とを混合して被記録材用処理液を得た以
外は、前記実施例1と同様に被記録フィルムを得た。乾
燥後の溶剤残留率は0.5%であった。得られた被記録
フィルムにおけるインクジェット適性値を測定し、結果
を表1に示す。
【0073】 −粉体分散液− Al23 ・・・・・・・・・・・・・・・・・30重量部 (γ−アルミナ、中心粒径0.1μm以下、住友化学(株)製、商品名:AKP-G0 15) Mg(OH)2 (1μm以下)・・・・・・・・・5重量部 エチレングリコール・・・・・・・・・・・・・16重量部 イソプロピルアルコール・・・・・・・・・・・16重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32重量部 酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1重量部 −樹脂液− ケン化度99.8mol%のポリビニルアルコール(P
VA)を、その濃度が10%になるように水−アルコー
ル混合溶媒で濃度調整して樹脂液を得た。
【0074】(実施例4)前記実施例1における粉体分
散液の原料及び樹脂液に代えて、以下の粉体分散液の原
料及び樹脂液を使用し、粉体分散液100重量部と、樹
脂液50重量部とを混合して被記録材用処理液を得た以
外は、前記実施例1と同様に被記録フィルムを得た。乾
燥後の溶剤残留率は0.3%であった。得られた被記録
フィルムにおけるインクジェット適性値を測定し、結果
を表1に示す。
【0075】 −粉体分散液− Al23 ・・・・・・・・・・・・・・・・・30重量部 (α−アルミナ、中心粒径0.4〜0.7μm、住友化学(株)製、商品名: AKP-3000) Ca(OH)2 (1μm以下)・・・・・・・・・5重量部 エチレングリコール・・・・・・・・・・・・・16重量部 イソプロピルアルコール・・・・・・・・・・・16重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32重量部 酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1重量部 −樹脂液− アルコール可溶性ナイロン(東洋レーヨン株式会社製の
可溶性ナイロン「CM8000」)を、その濃度が10
%になるようにメタノールで濃度調整して樹脂液を得
た。
【0076】(比較例1)前記実施例3において、粉体
分散液100重量部と、本発明の範囲外であるケン化度
71mol%のPVA(10%溶液)150重量部とを
混合して被記録材用処理液を得た以外は、前記実施例3
と同様にして被記録フィルムを得た。得られた被記録フ
ィルムにおけるインクジェット適性値を測定し、結果を
表1に示す。
【0077】(比較例2)前記実施例1における粉体分
散液の原料に代えて、アルミナとは異なるベーマイトを
含有する以下の粉体分散液の原料を使用した以外は、前
記実施例1と同様に被記録フィルムを得た。乾燥後の溶
剤残留率は0.5%であった。得られた被記録フィルム
におけるインクジェット適性値を測定し、結果を表1に
示す。
【0078】 −粉体分散液− ベーマイト(Vista chemical company製 「Dispal 23N4−80almina powder 」)・・・・ ・45重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54重量部 酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1重量部
【0079】
【表1】
【0080】 (実施例5) −被記録材用処理液− Al23 ・・・・・・・・・・・・・・・・・15重量部 (δ−アルミナ、一次粒径13nm、日本エアロジール(株)製、商品名:Al uminum Oxide C) エチルアルコール・・・・・・・・・・・・・・15重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54重量部 ケン化度88mol%の「PVA220」 (10wt%水溶液)・・・・・・・・・・・・15重量部 酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1重量部 上記原料を高速拡散機(特殊機化工業株式会社製のホモ
ミキサー)で30分間混合して処理液を得た。
【0081】−コーティングロッドによる塗布方法− 得られた被記録材用処理液を、コーティングロッド#
4、#10、#20を用いて、それぞれ坪量190g/
2 、厚さ0.23mm、白色度75%、サイズ度45
秒のPPC用紙に塗布し、自然乾燥させた。得られた表
面処理済PPC用紙を試験体として、後述する評価試験
を行なった。結果を表2〜5に示す。
【0082】−エアゾールによる塗布方法− 得られた被記録材用処理液を、次の条件でエアゾール化
して、前記PPC用紙にスプレー塗布し、自然乾燥させ
た。
【0083】塗布液/ガス(ジメチルエーテル)=80
/20wt% 得られた表面処理済PPC用紙を試験体として、後述す
る評価試験を行なった。結果を表2〜5に示す。
【0084】−評価試験− セイコーエプソン社製「インクジェットプリンタ、商品
名:PM−700C」を使用して、試験体に画像を印画
した。以下の基準で発色性、耐水性、にじみを評価し
た。
【0085】発色性:試験体に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色をベ
タ印字して、それぞれのベタ印字部における光学的濃度
(O.D.)値を、マクベス製O.D.メータにより測
定した。また、評価し易いように4色のO.D.値を合
計した値(T)を求め、前記4色それぞれのO.D.値
及び前記Tの値を表2に示す。以下の基準で発色性を評
価し、結果を表5に示す。
【0086】 ◎・・・7≦T ○・・・6≦T<7 △・・・5≦T<6 ×・・・ T<5 耐水性:上記のベタ印字部に、40℃の温水を流量10
0ml/秒で1分間シャワリングした後、乾燥し、それ
ぞれのベタ印字部におけるシャワリング後における光学
的濃度(O.D.)値を測定した。また、評価し易いよ
うにシャワリング後における4色のO.D.値を合計し
た値をT’として、前記TとT’との差(ΔT)を求
め、前記シャワリング後における4色それぞれのO.
D.値及び前記T’の値を表2に示し、前記シャワリン
グ前後におけるO.D.値の差及びΔTの値を表4に示
す。以下の基準で耐水性を評価し、結果を表5に示す。
【0087】 ◎・・・−1.0<ΔT≦0 ○・・・−1.5<ΔT≦−1.0 △・・・−2.0<ΔT≦−1.5 ×・・・ ΔT≦−2.0 にじみ:試験体に、にじみ評価パターンを印字して、目
視により以下の基準でにじみを評価し、結果を表5に示
す。
【0088】 ○・・・にじみが少ない ×・・・にじみが激しい (実施例6)実施例5における被記録材用処理液の原料
に代えて、以下の原料を使用した以外は、実施例5と同
様に試験体を得た。ただし、コーティングロッド#20
のみを用いた。実施例5と同様に評価試験を行ない、結
果を表2〜5に示す。
【0089】 −被記録材用処理液− Al23 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8重量部 (θ−アルミナ、中心粒径0.1μm以下、住友化学(株)製、商品名:AKP- G008) Ca(OH)2 (平均粒子径1μm以下)・・・・2重量部 イソプロピルアルコール・・・・・・・・・・・28重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50重量部 ポリビニルアセタール(8wt%水溶液)・・・12重量部 (実施例7)実施例5における被記録材用処理液の原料
に代えて、以下の原料を使用した以外は、実施例5と同
様に試験体を得た。ただし、コーティングロッド#20
のみを用いた。実施例5と同様に評価試験を行ない、結
果を表2〜5に示す。
【0090】 −被記録材用処理液− Al23 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8重量部 (α−アルミナ、中心粒径0.4〜0.7μm以下、住友化学(株)製、商品 名:AKP-3000) Mg(OH)2 (平均粒子径1μm以下)・・・・2重量部 メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・28重量部 可溶性ナイロン「CM8000」 (10wt%メタノール溶液)・・・・・・・・62重量部 (比較例3)実施例5における被記録材用処理液の原料
に代えて、以下の原料を使用した以外は、実施例5と同
様に試験体を得た。ただし、コーティングロッド#20
のみを用いた。実施例5と同様に評価試験を行ない、結
果を表2〜5に示す。
【0091】 −処理液− エチルアルコール・・・・・・・・・・・・・・15重量部 ケン化度88mol%の「PVA220」 (10wt%水溶液)・・・・・・・・・・・・85重量部 (比較例4)実施例5における被記録材用処理液の原料
に代えて、以下の原料を使用した以外は、実施例5と同
様に試験体を得た。ただし、コーティングロッド#20
のみを用いた。実施例5と同様に評価試験を行ない、結
果を表2〜5に示す。
【0092】 −処理液− イソプロピルアルコール・・・・・・・・・・・・5重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10重量部 ポリビニルアセタール(8wt%水溶液)・・・85重量部 (比較例5)実施例5における被記録材用処理液の原料
に代えて、以下の原料を使用した以外は、実施例5と同
様に試験体を得た。ただし、コーティングロッド#20
のみを用いた。実施例5と同様に評価試験を行ない、結
果を表2〜5に示す。
【0093】 −処理液− ベーマイト(Vista chemical company製 「Dispal 23N4−80almina powder 」) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13重量部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75重量部 ケン化度88mol%の「PVA220」 (10wt%水溶液)・・・・・・・・・・・・12重量部 (比較例6)実施例5におけるPPC用紙に被記録材用
処理液を処理せず、この無処理のPPC用紙を試験体と
した。実施例5と同様に評価試験を行ない、結果を表2
〜5に示す。
【0094】
【表2】
【0095】
【表3】
【0096】
【表4】
【0097】
【表5】
【0098】
【発明の効果】この発明によると、被記録材に処理する
ことにより、インクの定着性及び耐水性に優れたインク
定着層を形成することができる被記録材用処理液を提供
することができる。
【0099】本発明によると、高品質の画像を長期間保
持可能なインク定着層を容易に形成することができる被
記録材用処理液を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77/00 C08L 77/00 D21H 27/00 D21H 5/00 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径が大きくとも1μmであるアルミナ
    と、ポリビニルアセタール、ケン化度が80〜99.8
    mol%のポリビニルアルコール、及びアルコール系溶
    媒に可溶なポリアミドからなる群より選択される少なく
    とも一種の樹脂とを含有することを特徴とする被記録材
    用処理液。
  2. 【請求項2】 前記請求項1におけるアルミナが、γ−
    Al23 、η−Al23 、θ−Al23 、および
    δ−Al23 よりなる群から選択される少なくとも一
    種である前記請求項1に記載の被記録材用処理液。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2におけるアルミナと
    前記樹脂との重量比が20/1〜5/1である前記請求
    項1又は2に記載の被記録材用処理液。
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