JPH1191150A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1191150A
JPH1191150A JP25658997A JP25658997A JPH1191150A JP H1191150 A JPH1191150 A JP H1191150A JP 25658997 A JP25658997 A JP 25658997A JP 25658997 A JP25658997 A JP 25658997A JP H1191150 A JPH1191150 A JP H1191150A
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JP25658997A
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English (en)
Inventor
聡 ▲高▼村
Satoshi Takamura
Yoshio Niijima
義生 新島
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体にスキューが生じていた場合でも、媒体
に対して正規の印字エリアに印字を行うことを可能とす
る。 【解決手段】 媒体の印字エリアの両端からはみ出すよ
うに印字ヘッド3の印字素子の数を設定し、搬送されて
きた媒体の端部を検知センサ6a,6bで検知して、そ
の出力により時間差検出部9で媒体検知の時間差を検出
すると共に、この時間差分の媒体の移動量を読み取りセ
ンサ8の出力信号に基づいて移動量検出部10が検出す
ると、制御部11はこの両検出部9,10の出力からス
キューした媒体の傾斜方向及び傾斜角度を判断し、それ
に応じて前記印字エリアに対する印字ライン数を区分し
て、区分したライン数だけ印字する毎に使用する印字素
子をずらして媒体の印字エリアに印字を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体に印字を行う
印字装置に関するもので、特に媒体の搬送方向と直交す
る方向に1列に並べた印字素子を有する印字ヘッドによ
り印字を行う印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、航空券等を発行する券発行機に
おいては、スタッカ等から繰り出した媒体を磁気書き込
み読み取り装置に搬送して、この磁気書き込み読み取り
装置の磁気ヘッドにより媒体に設けられている磁気スト
ライプに磁気データを書き込んだ後、その書き込みデー
タを読み取ってチェックを行い、その後、この媒体を印
字装置に搬送して必要事項を印字し、排出口から排出す
るという一連の処理が行われる。
【0003】図9はこのような券発行機等に組み込まれ
る従来の印字装置を示す概略斜視図である。図において
1は媒体、2は搬送路、3は印字ヘッド、4はプラテ
ン、5はインクリボン、6は検知センサである。ここ
で、印字ヘッド3とプラテン4は搬送路2を挟んで対向
するように配置され、印字部を構成している。
【0004】この印字ヘッド3としては印字ヘッド3は
サーマルヘッドが用いられ、このサーマルヘッドは矢印
で示した媒体1の搬送方向と直交する方向に発熱素子
(印字素子)を直線的に並べた構造を有している。イン
クリボン5は印字ヘッド3とプラテン4の間を通過する
ように配置されていて、図示しない機構により送りが行
われるようになっており、印字に用いられた部分を順次
巻き取ると共に新たな部分を印字ヘッド3の位置に供給
するものとなっている。
【0005】また、検知センサ6は一対の発光素子と受
光素子により構成され、媒体1の搬送方向において前記
印字部の手前に配置されている。この構成の作用は次の
通りである。まず、媒体1が搬送路2に沿って設けられ
た図示しない搬送手段により挟持され、搬送されてく
る。
【0006】そして、印字部の手前で媒体1の先端が検
知センサ6により検知されてから規定の距離だけ媒体1
が搬送された時点で印字ヘッド3により印字が行われ
る。この場合の印字は、発熱素子列に対応する1ライン
分のドットデータを印字ヘッド3に与え、これにより発
熱素子を選択的に駆動してインクリボン5のインクをド
ットとして媒体1に転写し、これを繰り返すことにより
行うもので、従ってこの印字時に媒体1は1ラインの印
字毎に間欠送りされるが、このときの送りはプラテン6
の回転により行われる。
【0007】印字後、媒体1は図示しない排出口に向か
って搬送される。図9は媒体1の平面図で、2点鎖線で
囲った部分は印字エリアAであり、A1は印字エリアの
先頭位置を示している。この図から分かるように、印字
エリアAは媒体1の大きさに対して周囲に所定の余白が
残るように設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置では、媒体がスキューや媒体搬送方向と直
交する方向のずれ横ずれを生じていた場合でも、そのま
ま媒体に印字が行われてしまうため、スキューや横ずれ
を生じた媒体に対して正規の印字エリアから印字部分が
大きくはみ出してしまい、そのため乗車券や搭乗券等の
媒体に印字を行うような場合には、不都合であるという
問題がある。
【0009】従って、本発明の課題は、媒体がスキュー
や媒体搬送方向と直交する方向のずれ横ずれを生じてい
た場合でも、媒体に対して正規の印字エリアに印字を行
うことが可能な印字装置を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、媒
体の搬送方向と直交する方向に1列に並べた印字素子を
有する印字ヘッドを備え、搬送手段により搬送されてき
た媒体の印字エリアに前記印字素子により1ラインづつ
印字を行う印字装置において、前記印字エリアの両端か
らはみ出すように印字ヘッドの印字素子の数を設定する
か、または印字ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交する
方向に移動させるヘッド移動手段とを設けると共に、媒
体のスキューを検出する検出手段と、この検出手段の出
力からスキューした媒体の傾斜方向及び傾斜角度を判断
し、その傾斜方向及び傾斜角度に応じて前記印字エリア
に対する印字ライン数を区分し、区分したライン数だけ
印字する毎に使用する印字素子をずらして前記媒体の印
字エリアに印字を行うように制御するかまたは、前記区
分したライン数だけ印字する毎に前記ヘッド移動手段に
より前記印字ヘッドを印字素子単位でずらして前記媒体
の印字エリアに印字を行うように制御する制御手段を備
えた構成とする。
【0011】これにより、媒体にスキューが生じていた
場合でも、正規の印字エリアAにほぼ収まるように印字
することができ、乗車券や搭乗券等の媒体に印字を行う
ような場合に特に有効である。また、本発明は、媒体の
印字エリアの両端からはみ出すように印字ヘッドの印字
素子の数を設定するか、または印字ヘッドを前記媒体の
搬送方向と直交する方向に移動させるヘッド移動手段を
設けると共に、媒体の搬送方向と直交する方向のずれを
検出する検出手段と、この検出手段の出力からずれを生
じた媒体のずれ方向及びずれ量を判断し、そのずれ方向
及びずれ量に応じて使用する印字素子をずらして前記媒
体の印字エリアに印字を行うように制御するか、または
前記ずれ方向及びずれ量に応じて前記ヘッド移動手段に
より前記印字ヘッドを印字素子単位でずらして前記媒体
の印字エリアに印字を行うように制御する制御手段を備
えた構成とする。
【0012】これによれば、媒体に搬送方向と直交する
方向のずれが生じていても、正規の印字エリアに収まる
ように印字することができるという効果が得られ、この
点においても乗車券や搭乗券等の媒体に印字を行うよう
な場合に特に有効となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明による印字装
置の第1の実施の形態を示す制御系のブロック図、図2
は印字装置の概略構成を示す斜視図、図3は印字ヘッド
と媒体の関係を示す平面図である。
【0014】まず、図2について説明すると、1は媒
体、2は搬送路、3は印字ヘッド、4はプラテン、5は
インクリボン、6aと6bは検知センサ、7はスリット
円板、8は読み取りセンサである。ここで、印字ヘッド
3とプラテン4は搬送路2を挟んで対向するように配置
され、印字部を構成している。
【0015】この印字ヘッド3としてはサーマルヘッド
が用いられ、この印字ヘッド3は、図3に示したように
媒体1の搬送方向と直交する方向に一列に直線的に並べ
た発熱素子(印字素子)3aを有し、この発熱素子3a
の列の長さL1は媒体1の搬送方向と直交する方向にお
ける印字エリアの長さL2よりも長くなるように設定し
ている。
【0016】つまり、本実施の形態に用いる印字ヘッド
3は、媒体1の搬送方向と直交する方向における印字エ
リアAの両端からそれぞれ所定数の発熱素子3aがはみ
出すように設定されてており、この印字ヘッド3は搬送
路2上に固定されている。尚、印字エリアAの両端から
はみ出す発熱素子3aを何個に設定するかは、媒体1の
スキュー量や横ずれ量のデータを取り、そのデータに基
づいて決定するとよい。
【0017】また、図3における発熱素子3aは縦横1
mm程度の大きさを有し、媒体1上に同様の大きさのイ
ンクドットDを印字するものとなっている。インクリボ
ン5は印字ヘッド3とプラテン4の間を通過するように
配置されていて、図示しない機構により送りが行われる
ようになっており、印字に用いられた部分を順次巻き取
ると共に新たな部分を印字ヘッド3に位置に供給するも
のとなっている。
【0018】また、検知センサ6aと6bは、各々一対
の発光素子と受光素子により構成され、媒体1の搬送方
向において前記印字部の手前の位置に印字ヘッド3と平
行に配置されている。更に、スリット円板7は、円周方
向に一定の間隔でスリットを設けたもので、搬送路2に
沿って設けられた図示しない搬送手段及びプラテン4を
駆動するモーターと一体に回転するように設けられてお
り、このスリット円板7に組み合わせた読み取りセンサ
8は、スリット円板7のスリットの通過によりオン/オ
フの信号を出力するものとなっている。
【0019】次に、図1について説明する。図1におい
て9は検知センサ6aと6bの出力から媒体1検知の時
間差を検出する時間差検出部、10は読み取りセンサ8
の出力から媒体1の送り量を検出する送り量検出部で、
これら検知センサ6aと6b,読み取りセンサ8,及び
時間差検出部9,送り量検出部10は媒体のスキューを
検出する検出手段を構成している。
【0020】11は装置全体を制御する制御部で、この
制御部11は時間差検出部9及び送り量検出部10の検
出結果に基づいて印字ヘッド3による印字を制御する制
御手段として機能するものとなっている。次に、上述し
た構成の作用について説明する。まず、媒体1が図示し
ない搬送手段により挟持されて搬送されてくると、印字
部の手前で媒体1の先端が検知センサ6a,6bにより
検知され、この検知センサ6a,6bの出力信号が時間
差検出部9に送られて媒体検知の時間差が検出される。
【0021】制御部11は時間差検出部9からの出力に
基づいて、検知センサ6a,6bの媒体検知が同時ある
いは許容範囲内の時間差で行われたと判断すると、検知
センサ6a,6bの媒体検知から規定の距離だけ媒体1
が搬送された時点で、印字ヘッド3により従来と同様に
媒体1に印字を行わせる。すなわち、1ライン分のドッ
トデータを印字ヘッド3に与え、これにより印字エリア
Aに対応する発熱素子3aを選択的に駆動してインクリ
ボン5のインクを媒体1に転写し、これを繰り返すこと
により媒体の印字エリアA全体に印字を行う。
【0022】印字後、媒体1は図示しない排出口に向か
って搬送される。以上が通常の印字であるが、媒体1に
スキューが生じている場合は以下のように制御される。
図4はスキューした媒体1の傾斜角度検出を説明するた
めの平面図である。この図に示したように媒体1がスキ
ューした状態で搬送されてくると、間隔aをもって配置
されている検知センサ6a,6bのうち、まず、検知セ
ンサ6aによって媒体1の端部が検知され、更に媒体1
が搬送されると、検知センサ6bにより媒体1の端部が
検知される。
【0023】時間差検出部9はこのときの検知センサ6
a,6bの検知結果から、検知センサ6a,6bによる
媒体検知の時間差Δtを検出し、制御部11に通知す
る。また、これと同時に検知センサ6aによって媒体1
の端部が検知されてから検知センサ6bにより媒体1の
端部が検知されるまでの間の媒体1の移動量が、スリッ
ト円板7と組み合わせた読み取りセンサ8の出力信号に
基づいて移動量検出部10により検出される。
【0024】つまり、スリット円板7は媒体1を搬送す
る搬送手段及びプラテン4を駆動するモーターと一体に
回転し、読み取りセンサ8はこのスリット円板7のスリ
ットの通過によりオン/オフの信号を出力するので、移
動量検出部10は前記の時間差Δtの間に読み取りセン
サ8がオン/オフする回数を数えることで媒体1の移動
量bを検出する。
【0025】制御部11は検知センサ6a,6bの配置
間隔aと時間差Δt間の媒体1の移動量bから媒体1の
傾斜方向と傾斜角度θを割り出し、この傾斜方向と傾斜
角度θに応じて印字ヘッド3の使用する発熱素子3aを
ずらしながら印字を行う。例えば、検知センサ6a,6
bの配置間隔aを50mm、時間差Δt間の媒体1の移
動量bを20mm、媒体1の印字エリアAの印字ライン
数を75ラインとした場合、a=50mm、b=20m
mとなる傾斜角度θに基づいて75ラインを3等分し、
25ライン毎に使用する発熱素子3aを傾斜方向に従っ
て1個ずつずらして印字を行うようにする。
【0026】すなわち、検知センサ6bの媒体検知から
規定の距離だけ媒体1が搬送された時点で、印字ヘッド
3により印字を開始し、まず印字ヘッド1の正常時の印
字エリアに対応する発熱素子により25ライン分の印字
を行う。その後、使用する発熱素子3aを図3に示した
矢印Y方向に1個分ずらして、再び25ライン分の印字
を行い、更に使用する発熱素子3aを前記矢印Y方向に
1個分ずらして残りの25ライン分の印字を行う。
【0027】図5はこのときの印字結果を示す平面図で
ある。図中の斜線部分は印字した部分、破線は発熱素子
3aをずらさずに印字した場合の印字部分を示してお
り、この図から分かるように発熱素子3aをずらさずに
印字した場合は2点鎖線で示した正規の印字エリアAか
ら大きくはみ出すが、上述したように発熱素子3aをず
らして印字を行うと、印字エリアAにほぼ治まるように
印字することができる。
【0028】印字後、媒体1は図示しない排出口に向か
って搬送される。以上説明した第1の実施の形態によれ
ば、媒体1にスキューが生じていた場合でも、正規の印
字エリアAにほぼ収まるように印字することができると
いう効果が得られ、そのため乗車券や搭乗券等の媒体に
印字を行うような場合には、都合のよいものとなる。
【0029】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図6は第2の実施の形態を示す印字部の斜視図で、
この実施の形態は印字ヘッド3を媒体1の搬送方向と直
交する方向に印字素子単位で移動可能としたものであ
る。図では印字ヘッド3にラック12を固定し、このラ
ック12にモータ13の回転軸に取り付けたピニオン1
4を噛み合わせることによりヘッド移動手段を構成して
いるが、モータにより回転する少なくともプーリにワイ
ヤやベルトを張設して、このワイヤやベルトの一部を印
字ヘッド3に取り付けてヘッド移動手段を構成してもよ
く、また印字ヘッド3を媒体1の搬送方向と直交する方
向に印字素子単位で移動できるものであれば他の構成の
移動手段を用いても差し支えはない。
【0030】この他の構成は第1の実施の形態と同様で
あるが、印字ヘッド3の発熱素子3aの数は媒体1の搬
送方向と直交する方向における印字エリアの長さL2
(図3参照)に対応した数でよい。このような構成によ
る第2の実施の形態では、第1の実施例と同様にスキュ
ーした媒体1の傾斜角度と傾斜方向の検出を行い、それ
に基づいて制御部11が一定ライン分の印字終了毎にモ
ータ13を回転させ、ピニオン14及びラック12を介
して印字ヘッド3を媒体1の搬送方向と直交する方向に
印字素子単位で移動させることで、第1の実施例と同様
に媒体1の印字エリアAに印字を行う。
【0031】従って、この第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様に、媒体1にスキューが生
じていた場合でも、正規の印字エリアAにほぼ収まるよ
うに印字することができるという効果が得られる。尚、
上述した第1,第の実施の形態では2この検知センサ6
a,6bにより媒体1の先端検知を行って傾斜角度及び
傾斜方向を検知するものとしたが、検知センサ6a,6
bに代えてイメージセンサを用いることも可能である。
【0032】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図7は第3の実施の形態を示す斜視図である。この
第3の実施の形態は媒体1の横ずれを検出する検出手段
を設けたもので、この検出手段は、搬送路2の一側に設
けられた側板15に軸方向に移動できるように支持され
た支持軸16と、この支持軸16の一端つまり搬送路2
側の端部に取り付けられた検知板17と、この検知板1
7と側板15との間に位置するように支持軸16に装着
されたコイルスプリング18と、支持軸16の他端に取
り付けられた金属板19と、この金属板19と対向する
ように配置されたギャップセンサ20と、図示しない間
隔検出部により構成されている。
【0033】ここで、コイルスプリング18は検知板1
7を搬送路2上の所定の位置に位置決めするように付勢
するもので、そのバネ力は媒体1を挟持して搬送する搬
送手段の挟持力や媒体1の腰の強さよりも弱く設定され
ている。また、ギャップセンサ20は金属板19との間
の距離を検知するものとなっている。
【0034】尚、この第3の実施の形態では、第1の実
施の形態と同様の印字ヘッド3を使用する。次に上述し
た構成の作用について説明する。図8は媒体の横ずれを
示す平面図である。まず、媒体1が図示しない搬送手段
により挟持されて搬送されてくると、印字部の手前で媒
体1の先端一側が検知板17に当接し、媒体1が搬送さ
れるに従って検知板17が媒体1の側面に押されて後退
する。
【0035】この検知板17の移動により、検知板17
と共に支持軸16に取り付けられている金属板19がギ
ャップセンサ20側に移動するので、ギャップセンサ2
0はこの金属板19の移動に応じた信号を図示しない間
隔検出部に出力する。そして、この間隔検出部がギャッ
プセンサ20からの信号に基づいてギャップセンサ20
と金属板19の間隔を検出すると、制御部11(図1参
照)はこの間隔検出部の検出結果に基づいて媒体1に横
ずれが生じているか否かを判断し、生じている場合は、
媒体1のずれ方向とずれ量を割り出して、このずれ方向
とずれ量に応じて印字を行わせる。
【0036】すなわち、横ずれが生じていない場合は、
図示しない検知センサにより媒体1の先端が検知されて
から規定の距離だけ媒体1が搬送された時点で、印字ヘ
ッド1の印字エリアAに対応する発熱素子3aにより印
字を行う。一方、媒体1が図8(a)に示した正常な位
置から、同図に示した矢印B方向からみて、同図(b)
に示したように右方向に距離yだけ横ずれを起こしてい
た場合、この横ずれの方向と距離lに対応するように、
使用する発熱素子3aをずらして印字を行う。
【0037】これにより、印字は媒体1の印字エリアに
行うことができる。使用する発熱素子3aをずらさない
場合は、図8(b)に示した破線の領域に印字され、正
規の印字エリアからはみ出すことになる。尚 この実施
の形態において、印字ヘッド3を第2の実施の形態のよ
うに移動可能とし、媒体1が横ずれを生じている場合、
その横ずれの方向と距離に対応して印字ヘッド3を移動
させれば正規の印字エリアに印字を行うことができる。
【0038】以上説明した第3の実施形態によれば、媒
体1に横ずれが生じていても、正規の印字エリアAにほ
ぼ収まるように印字することができるという効果が得ら
れ、そのため乗車券や搭乗券等の媒体に印字を行うよう
な場合には、都合のよいものとなる。尚、上述した第3
の実施の形態では、検知板17と一体に移動する金属板
19とギャップセンサ20等からなる検出手段により媒
体1の横ずれを検出するものとしたが、イメージセンサ
を横ずれ検出手段として用いて横ずれを検出することも
可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、媒体の
印字エリアの両端からはみ出すように印字ヘッドの印字
素子の数を設定するか、または印字ヘッドを前記媒体の
搬送方向と直交する方向に移動させるヘッド移動手段と
を設けると共に、媒体のスキューを検出する検出手段
と、この検出手段の出力からスキューした媒体の傾斜方
向及び傾斜角度を判断し、その傾斜方向及び傾斜角度に
応じて前記印字エリアに対する印字ライン数を区分し、
区分したライン数だけ印字する毎に使用する印字素子を
ずらして前記媒体の印字エリアに印字を行うように制御
するかまたは、前記区分したライン数だけ印字する毎に
前記ヘッド移動手段により前記印字ヘッドを印字素子単
位でずらして前記媒体の印字エリアに印字を行うように
制御する制御手段を備えた構成としているため、媒体に
スキューが生じていた場合でも、正規の印字エリアAに
ほぼ収まるように印字することができるという効果が得
られ、そのため乗車券や搭乗券等の媒体に印字を行うよ
うな場合に特に有効である。
【0040】また、本発明は、媒体の印字エリアの両端
からはみ出すように印字ヘッドの印字素子の数を設定す
るか、または印字ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交す
る方向に移動させるヘッド移動手段を設けると共に、媒
体の搬送方向と直交する方向のずれを検出する検出手段
と、この検出手段の出力からずれを生じた媒体のずれ方
向及びずれ量を判断し、そのずれ方向及びずれ量に応じ
て使用する印字素子をずらして前記媒体の印字エリアに
印字を行うように制御するか、または前記ずれ方向及び
ずれ量に応じて前記ヘッド移動手段により前記印字ヘッ
ドを印字素子単位でずらして前記媒体の印字エリアに印
字を行うように制御する制御手段を備えた構成としてい
るため、媒体に搬送方向と直交する方向のずれが生じて
いても、正規の印字エリアに収まるように印字すること
ができるという効果が得られ、この点においても乗車券
や搭乗券等の媒体に印字を行うような場合に特に有効と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【図2】第1の実施の形態による印字装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態における印字ヘッドと媒体の
関係を示す平面図である。
【図4】媒体の傾斜角度検出を説明するための平面図で
ある。
【図5】第1の実施の形態における印字結果を示す平面
図である。
【図6】第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図8】媒体の横ずれを説明する平面図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】媒体の平面図である。
【符号の説明】
1 媒体 2 搬送路 3 印字ヘッド 4 プラテン 5 インクリボン 6a,6b 検知センサ 7 スリット円板 8 読み取りセンサ 9 時間差検出部 10 送り量検出部 11 制御部 12 ラック 13 モータ 14 ピニオン 16 支持軸 17 検知板17 18 コイルスプリング 19 金属板 20 ギャップセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体の搬送方向と直交する方向に1列に
    並べた印字素子を有する印字ヘッドを備え、搬送手段に
    より搬送されてきた媒体の印字エリアに前記印字素子に
    より1ラインづつ印字を行う印字装置において、 前記印字エリアの両端からはみ出すように印字ヘッドの
    印字素子の数を設定すると共に、 媒体のスキューを検出する検出手段と、 この検出手段の出力からスキューした媒体の傾斜方向及
    び傾斜角度を判断し、その傾斜方向及び傾斜角度に応じ
    て前記印字エリアに対する印字ライン数を区分し、区分
    したライン数だけ印字する毎に使用する印字素子をずら
    して前記媒体の印字エリアに印字を行うように制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 媒体の搬送方向と直交する方向に1列に
    並べた印字素子を有する印字ヘッドを備え、搬送手段に
    より搬送されてきた媒体の印字エリアに前記印字素子に
    より1ラインづつ印字を行う印字装置において、 前記印字ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交する方向に
    移動させるヘッド移動手段と、 媒体のスキューを検出する検出手段と、 この検出手段の出力からスキューした媒体の傾斜方向及
    び傾斜角度を判断し、その傾斜方向及び傾斜角度に応じ
    て前記印字エリアに対する印字ライン数を区分し、区分
    したライン数だけ印字する毎に前記ヘッド移動手段によ
    り前記印字ヘッドを印字素子単位でずらして前記媒体の
    印字エリアに印字を行うように制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする印字装置。
  3. 【請求項3】 媒体の搬送方向と直交する方向に1列に
    並べた印字素子を有する印字ヘッドを備え、搬送手段に
    より搬送されてきた媒体の印字エリアに前記印字素子に
    より1ラインづつ印字を行う印字装置において、 前記印字エリアの両端からはみ出すように印字ヘッドの
    印字素子の数を設定すると共に、 媒体の搬送方向と直交する方向のずれを検出する検出手
    段と、 この検出手段の出力からずれを生じた媒体のずれ方向及
    びずれ量を判断し、そのずれ方向及びずれ量に応じて使
    用する印字素子をずらして前記媒体の印字エリアに印字
    を行うように制御する制御手段を備えたことを特徴とす
    る印字装置。
  4. 【請求項4】 媒体の搬送方向と直交する方向に1列に
    並べた印字素子を有する印字ヘッドを備え、搬送手段に
    より搬送されてきた媒体の印字エリアに前記印字素子に
    より1ラインづつ印字を行う印字装置において、 前記印字ヘッドを前記媒体の搬送方向と直交する方向に
    移動させるヘッド移動手段と、 媒体の搬送方向と直交する方向のずれを検出する検出手
    段と、 この検出手段の出力からずれを生じた媒体のずれ方向及
    びずれ量を判断し、そのずれ方向及びずれ量に応じて前
    記ヘッド移動手段により前記印字ヘッドを印字素子単位
    でずらして前記媒体の印字エリアに印字を行うように制
    御する制御手段を備えたことを特徴とする印字装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050975A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Casio Comput Co Ltd 印刷装置及び被印刷媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014050975A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Casio Comput Co Ltd 印刷装置及び被印刷媒体
US9156288B2 (en) 2012-09-05 2015-10-13 Casio Computer Co., Ltd. Printing device for controlling print head based on oblique lines on print medium

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