JPH1190631A - スタブ管自動溶接方法 - Google Patents
スタブ管自動溶接方法Info
- Publication number
- JPH1190631A JPH1190631A JP25098097A JP25098097A JPH1190631A JP H1190631 A JPH1190631 A JP H1190631A JP 25098097 A JP25098097 A JP 25098097A JP 25098097 A JP25098097 A JP 25098097A JP H1190631 A JPH1190631 A JP H1190631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- torch
- welding torch
- stub tube
- height position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 開先の高さの差の変化に対応して、最適高さ
位置になるように溶接トーチを自動的に昇降させて、ワ
イヤ電極の突出長さを常に一定に保持してスタブ管を母
材に溶接する。 【解決手段】 溶接トーチ19の一回転を複数に分割し
て各回転分割位置X1…X16を制御装置に記憶し、各回
転分割位置X1…X16において昇降モータ26を駆動し
てトーチ19が最適高さ位置になるように調整し、その
時の各回転分割位置X1…X16におけるトーチ19の最
適高さ位置を制御装置に記憶し、続いてトーチ19が記
憶された最適高さ位置になるように調整して一回転させ
て溶接を行い、溶接したビードに対して上記操作を繰返
すことにより1つのスタブ管2の溶接を終了し、他のス
タブ管2の溶接時に、制御装置に記憶したビード毎の各
回転分割位置X1…X16におけるトーチ19の高さが最
適位置になるよう自動溶接する。
位置になるように溶接トーチを自動的に昇降させて、ワ
イヤ電極の突出長さを常に一定に保持してスタブ管を母
材に溶接する。 【解決手段】 溶接トーチ19の一回転を複数に分割し
て各回転分割位置X1…X16を制御装置に記憶し、各回
転分割位置X1…X16において昇降モータ26を駆動し
てトーチ19が最適高さ位置になるように調整し、その
時の各回転分割位置X1…X16におけるトーチ19の最
適高さ位置を制御装置に記憶し、続いてトーチ19が記
憶された最適高さ位置になるように調整して一回転させ
て溶接を行い、溶接したビードに対して上記操作を繰返
すことにより1つのスタブ管2の溶接を終了し、他のス
タブ管2の溶接時に、制御装置に記憶したビード毎の各
回転分割位置X1…X16におけるトーチ19の高さが最
適位置になるよう自動溶接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管寄等の母材に複
数配置されるスタブ管を能率的に溶接するためのスタブ
管自動溶接方法に関するものである。
数配置されるスタブ管を能率的に溶接するためのスタブ
管自動溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばボイラなどには、ボイラから発生
した蒸気を集めるための管寄が備えられているが、この
ような管寄にスタブ管を溶接する作業は、以下のような
スタブ管溶接機を用いて行っている。
した蒸気を集めるための管寄が備えられているが、この
ような管寄にスタブ管を溶接する作業は、以下のような
スタブ管溶接機を用いて行っている。
【0003】即ち、図6中、1はスタブ管2を管寄であ
る母材3に対して隅肉溶接するためのスタブ管溶接機で
あり、該スタブ管溶接機1は、クランプ部4,5及び支
持アーム6を備えた支持体7によりスタブ管2に位置決
めして固定されるようになっている。
る母材3に対して隅肉溶接するためのスタブ管溶接機で
あり、該スタブ管溶接機1は、クランプ部4,5及び支
持アーム6を備えた支持体7によりスタブ管2に位置決
めして固定されるようになっている。
【0004】前記スタブ管溶接機1は、図6〜図8に示
すように、スタブ管2を半径方向から外嵌・包囲可能な
切欠部8aを備えた馬蹄型ガイド8と、軸受9を介して
馬蹄型ガイド8に回転自在に支持され、スタブ管2を外
嵌・包囲可能な切欠部10aを備え、外周に歯14’を
有する切欠付リングギア10と、公転モータ11と、該
公転モータ11により中間歯車11’を介して回転する
駆動シーブ12と、駆動シーブ12と従動シーブ13と
の間に掛けられて前記切欠付リングギア10の外周の歯
14’に噛合する歯14’を有したタイミングベルト1
4と、切欠付リングギア10の下側に固定されて一緒に
回転し且つ切欠付リングギア10の切欠部10aと同一
位置に切欠部15a’を有したトーチ取付部材15a
と、該トーチ取付部材15aに取付ボルト15bにより
傾斜して固定され、且つ前記切欠付リングギア10の切
欠部10aと同一位置に切欠部15c’を有した固定部
材15cと、固定部材15cに固定したトーチ支持ブロ
ック16と、トーチ支持ブロック16に対してほぼ垂直
に取付けられた溶接トーチ19とを備えている。
すように、スタブ管2を半径方向から外嵌・包囲可能な
切欠部8aを備えた馬蹄型ガイド8と、軸受9を介して
馬蹄型ガイド8に回転自在に支持され、スタブ管2を外
嵌・包囲可能な切欠部10aを備え、外周に歯14’を
有する切欠付リングギア10と、公転モータ11と、該
公転モータ11により中間歯車11’を介して回転する
駆動シーブ12と、駆動シーブ12と従動シーブ13と
の間に掛けられて前記切欠付リングギア10の外周の歯
14’に噛合する歯14’を有したタイミングベルト1
4と、切欠付リングギア10の下側に固定されて一緒に
回転し且つ切欠付リングギア10の切欠部10aと同一
位置に切欠部15a’を有したトーチ取付部材15a
と、該トーチ取付部材15aに取付ボルト15bにより
傾斜して固定され、且つ前記切欠付リングギア10の切
欠部10aと同一位置に切欠部15c’を有した固定部
材15cと、固定部材15cに固定したトーチ支持ブロ
ック16と、トーチ支持ブロック16に対してほぼ垂直
に取付けられた溶接トーチ19とを備えている。
【0005】尚、20は母材3の軸方向に所要の間隔を
有して多数のスタブ管2を溶接固定するために、母材3
に予め設けられている開口21に形成された開先、22
はワイヤ電極、23はガスノズルである。
有して多数のスタブ管2を溶接固定するために、母材3
に予め設けられている開口21に形成された開先、22
はワイヤ電極、23はガスノズルである。
【0006】そして、母材3に形成された開先20にス
タブ管2を溶接する場合は、先ず切欠付リングギア10
の切欠部10aの位相を、馬蹄型ガイド8の切欠部8a
の位相に合わせた状態(図4を参照)として、前記切欠
部8a,10aがスタブ管2に外嵌されるようにアクセ
スし、図6をVIII−VIII方向から見た図8に示
すように、馬蹄型ガイド8の軸心(切欠付リングギア1
0の回転中心)とスタブ管2とが略同芯となるように、
図6の支持体7によってスタブ管溶接機1をスタブ管2
に固定する。
タブ管2を溶接する場合は、先ず切欠付リングギア10
の切欠部10aの位相を、馬蹄型ガイド8の切欠部8a
の位相に合わせた状態(図4を参照)として、前記切欠
部8a,10aがスタブ管2に外嵌されるようにアクセ
スし、図6をVIII−VIII方向から見た図8に示
すように、馬蹄型ガイド8の軸心(切欠付リングギア1
0の回転中心)とスタブ管2とが略同芯となるように、
図6の支持体7によってスタブ管溶接機1をスタブ管2
に固定する。
【0007】更に、図7、図8に示すように、公転モー
タ11を駆動することにより、中間歯車11’、駆動シ
ーブ12を介してタイミングベルト14を駆動し、これ
によりタイミングベルト14に歯14’を介して噛合し
ている切欠付リングギア10を回転させ、更に切欠付リ
ングギア10に、トーチ取付部材15aと固定部材15
cとトーチ支持ブロック16を介して支持されている溶
接トーチ19を、スタブ管2の外周に沿って回転させ
る。この時、スタブ管2の軸心と馬蹄型ガイド8の軸心
とがずれている場合の軸心ずれの修正と、スタブ管2に
対して馬蹄型ガイド8が傾斜している場合の傾きの修正
を行い、且つ溶接トーチ19の先端から突出するワイヤ
電極22の突出長さ(溶接トーチ19先端とアーク発生
点までのワイヤ電極22の長さ)が最適になるように溶
接トーチ19の高さ位置を調整する。
タ11を駆動することにより、中間歯車11’、駆動シ
ーブ12を介してタイミングベルト14を駆動し、これ
によりタイミングベルト14に歯14’を介して噛合し
ている切欠付リングギア10を回転させ、更に切欠付リ
ングギア10に、トーチ取付部材15aと固定部材15
cとトーチ支持ブロック16を介して支持されている溶
接トーチ19を、スタブ管2の外周に沿って回転させ
る。この時、スタブ管2の軸心と馬蹄型ガイド8の軸心
とがずれている場合の軸心ずれの修正と、スタブ管2に
対して馬蹄型ガイド8が傾斜している場合の傾きの修正
を行い、且つ溶接トーチ19の先端から突出するワイヤ
電極22の突出長さ(溶接トーチ19先端とアーク発生
点までのワイヤ電極22の長さ)が最適になるように溶
接トーチ19の高さ位置を調整する。
【0008】上記調整が終了すると、再び公転モータ1
1を駆動して溶接トーチ19をスタブ管2の外周に沿っ
て回転させながら、ワイヤ電極22と開先20との間に
アークを飛ばすことにより、開先20を溶接する。
1を駆動して溶接トーチ19をスタブ管2の外周に沿っ
て回転させながら、ワイヤ電極22と開先20との間に
アークを飛ばすことにより、開先20を溶接する。
【0009】尚、溶接トーチ19を連続的に周回させる
と、図示しないワイヤやケーブル類がスタブ管2に巻付
くので、1周ごとに溶接トーチ19を反転させることに
より、巻付きを防止させるようにしている。
と、図示しないワイヤやケーブル類がスタブ管2に巻付
くので、1周ごとに溶接トーチ19を反転させることに
より、巻付きを防止させるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタブ
管2を溶接するために母材3に形成される開先20は、
図7及び図9に示すように、母材3の軸方向では深く、
円周方向では浅い形状の鞍型となっており、このために
開先20の縁の高さにAのような大きな差が生じてい
る。
管2を溶接するために母材3に形成される開先20は、
図7及び図9に示すように、母材3の軸方向では深く、
円周方向では浅い形状の鞍型となっており、このために
開先20の縁の高さにAのような大きな差が生じてい
る。
【0011】従って、溶接初層は開先20の底面が平坦
となっていることにより、平板を溶接する場合と同様に
安定した溶接を行うことができるが、第2層、第3層と
積層を重ねると、前記鞍型の開先20による高さの差A
により、ビードの広がりが変化してビードの外観形状が
微妙に変化し、このために溶接トーチ19から突出して
いるワイヤ電極22の突出長さ、即ち溶接トーチ19先
端とアーク発生点までの間の突出長さを一定に保持でき
なくなってしまう。
となっていることにより、平板を溶接する場合と同様に
安定した溶接を行うことができるが、第2層、第3層と
積層を重ねると、前記鞍型の開先20による高さの差A
により、ビードの広がりが変化してビードの外観形状が
微妙に変化し、このために溶接トーチ19から突出して
いるワイヤ電極22の突出長さ、即ち溶接トーチ19先
端とアーク発生点までの間の突出長さを一定に保持でき
なくなってしまう。
【0012】このように、従来においては、開先20の
高さの差Aの変化に対して溶接トーチ19の高さ位置を
対応して調節することができないために、ビードを積層
する毎にスタブ管溶接機1の高さ位置をセッティングし
直す必要があり、溶接の作業能率が低下してしまうとい
う問題を有していた。
高さの差Aの変化に対して溶接トーチ19の高さ位置を
対応して調節することができないために、ビードを積層
する毎にスタブ管溶接機1の高さ位置をセッティングし
直す必要があり、溶接の作業能率が低下してしまうとい
う問題を有していた。
【0013】また、開先20の高さの差Aの変化に対し
て、溶接トーチ19の高さ位置を対応させることができ
ないために、溶接ビートの外観形状が悪化する問題があ
り、更に、上記ワイヤ電極22の突出長さを均一に維持
できないために、溶接欠陥を生じる可能性があり、更
に、バンバック(溶接トーチ19先端のチップとワイヤ
電極22の焼き付き)等によって溶接トーチ19の消耗
が著しくなるといった問題を有していた。
て、溶接トーチ19の高さ位置を対応させることができ
ないために、溶接ビートの外観形状が悪化する問題があ
り、更に、上記ワイヤ電極22の突出長さを均一に維持
できないために、溶接欠陥を生じる可能性があり、更
に、バンバック(溶接トーチ19先端のチップとワイヤ
電極22の焼き付き)等によって溶接トーチ19の消耗
が著しくなるといった問題を有していた。
【0014】本発明は、上述の実情に鑑みてなしたもの
で、開先の高さの差の変化に対応して、ワイヤ電極が最
適高さ位置になるように溶接トーチを自動的に昇降させ
て、常に一定のアーク長でスタブ管を母材に溶接できる
ようにしたスタブ管自動溶接方法を提供することを目的
とするものである。
で、開先の高さの差の変化に対応して、ワイヤ電極が最
適高さ位置になるように溶接トーチを自動的に昇降させ
て、常に一定のアーク長でスタブ管を母材に溶接できる
ようにしたスタブ管自動溶接方法を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶接機保持装
置に、昇降モータにより昇降可能に支持され且つ母材に
配置されたスタブ管に対して半径方向から嵌合し得る馬
蹄型ガイドを設け、該馬蹄型ガイドに、公転モータによ
りスタブ管の外周に沿って回転しスタブ管の周方向の隅
肉溶接を行うようにした溶接トーチを設けたスタブ管溶
接機を用いてスタブ管を溶接する方法であって、前記溶
接トーチの一回転を複数の回転角に分割してその各回転
分割位置を制御装置に記憶し、各回転分割位置において
昇降モータを駆動することにより溶接トーチ先端から突
出するワイヤ電極の突出長さが最適長さになるように溶
接トーチの高さ位置を調整してその時の各回転分割位置
における溶接トーチの最適高さ位置を制御装置に記憶
し、続いて記憶した最適高さ位置になるように溶接トー
チを昇降させながら溶接トーチを一回転させて溶接を行
い、該溶接によって形成されたビードに対して、再び各
回転分割位置において溶接トーチの高さが最適高さ位置
になるように調整してその時の各回転分割位置における
溶接トーチの最適高さ位置を制御装置に記憶する操作を
繰返すことにより1つのスタブ管の溶接を終了し、他の
スタブ管の溶接時に、前記制御装置に記憶したビード毎
の各回転分割位置における溶接トーチの最適高さ位置に
なるように溶接トーチの高さ位置を調節しつつ自動的に
溶接することを特徴とするスタブ管自動溶接方法、に係
るものである。
置に、昇降モータにより昇降可能に支持され且つ母材に
配置されたスタブ管に対して半径方向から嵌合し得る馬
蹄型ガイドを設け、該馬蹄型ガイドに、公転モータによ
りスタブ管の外周に沿って回転しスタブ管の周方向の隅
肉溶接を行うようにした溶接トーチを設けたスタブ管溶
接機を用いてスタブ管を溶接する方法であって、前記溶
接トーチの一回転を複数の回転角に分割してその各回転
分割位置を制御装置に記憶し、各回転分割位置において
昇降モータを駆動することにより溶接トーチ先端から突
出するワイヤ電極の突出長さが最適長さになるように溶
接トーチの高さ位置を調整してその時の各回転分割位置
における溶接トーチの最適高さ位置を制御装置に記憶
し、続いて記憶した最適高さ位置になるように溶接トー
チを昇降させながら溶接トーチを一回転させて溶接を行
い、該溶接によって形成されたビードに対して、再び各
回転分割位置において溶接トーチの高さが最適高さ位置
になるように調整してその時の各回転分割位置における
溶接トーチの最適高さ位置を制御装置に記憶する操作を
繰返すことにより1つのスタブ管の溶接を終了し、他の
スタブ管の溶接時に、前記制御装置に記憶したビード毎
の各回転分割位置における溶接トーチの最適高さ位置に
なるように溶接トーチの高さ位置を調節しつつ自動的に
溶接することを特徴とするスタブ管自動溶接方法、に係
るものである。
【0016】本発明では、前層のビートの高さに合わせ
て、各回転分割位置における溶接トーチの最適高さ位置
を制御装置に記憶させた後、溶接トーチを記憶させた最
適高さ位置になるように昇降モータを自動的に駆動させ
て溶接するという操作を各層において実施し、このよう
にして1本のスタブ管を溶接した際に得たデータを用い
ることにより、以後の他のスタブ管の溶接は総て自動的
に行うことができ、よってスタブ管の溶接作業の能率を
大幅に向上させることができる。
て、各回転分割位置における溶接トーチの最適高さ位置
を制御装置に記憶させた後、溶接トーチを記憶させた最
適高さ位置になるように昇降モータを自動的に駆動させ
て溶接するという操作を各層において実施し、このよう
にして1本のスタブ管を溶接した際に得たデータを用い
ることにより、以後の他のスタブ管の溶接は総て自動的
に行うことができ、よってスタブ管の溶接作業の能率を
大幅に向上させることができる。
【0017】また、溶接トーチと母材間の間隔が常時最
適に保持されることにより、ワイヤ電極の突出長さ及び
アーク長が安定し、よってビードの外観形状が良好に保
たれるようになると共に、溶接欠陥の発生を抑えること
ができ、更にバンバック等によって溶接トーチが著しく
消耗するような問題も防止することができる。
適に保持されることにより、ワイヤ電極の突出長さ及び
アーク長が安定し、よってビードの外観形状が良好に保
たれるようになると共に、溶接欠陥の発生を抑えること
ができ、更にバンバック等によって溶接トーチが著しく
消耗するような問題も防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0019】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
を示したもので、図2〜図4中24は、図6に示した支
持体7、或いは図示しないロボット等に支持された溶接
機保持装置であり、該溶接機保持装置24にスタブ管溶
接機25が昇降可能に装備されている。
を示したもので、図2〜図4中24は、図6に示した支
持体7、或いは図示しないロボット等に支持された溶接
機保持装置であり、該溶接機保持装置24にスタブ管溶
接機25が昇降可能に装備されている。
【0020】スタブ管溶接機25は、前記馬蹄型ガイド
8上に公転モータ11を備えており、図8と同様に中間
歯車11’及び駆動シーブ12を介して切欠付リングギ
ア10を回転させて、溶接トーチ19の回転(公転)を
行えるようになっている。
8上に公転モータ11を備えており、図8と同様に中間
歯車11’及び駆動シーブ12を介して切欠付リングギ
ア10を回転させて、溶接トーチ19の回転(公転)を
行えるようになっている。
【0021】更に、前記馬蹄型ガイド8上には、昇降モ
ータ26が備えてあると共に、鉛直に設けられたネジ軸
28の下端28aが、支持ブロック28bにより回転が
自在で且つ軸方向の移動が拘束されて取付けられてい
る。更に、前記昇降モータ26によって駆動される駆動
歯車27aと、該駆動歯車27aに噛合する中間歯車2
7bと、前記ネジ軸28の下端に備えて前記中間歯車2
7bに噛合する従動歯車27cとを備えて、前記昇降モ
ータ26によって前記ネジ軸28の回転を駆動できるよ
うになっている。
ータ26が備えてあると共に、鉛直に設けられたネジ軸
28の下端28aが、支持ブロック28bにより回転が
自在で且つ軸方向の移動が拘束されて取付けられてい
る。更に、前記昇降モータ26によって駆動される駆動
歯車27aと、該駆動歯車27aに噛合する中間歯車2
7bと、前記ネジ軸28の下端に備えて前記中間歯車2
7bに噛合する従動歯車27cとを備えて、前記昇降モ
ータ26によって前記ネジ軸28の回転を駆動できるよ
うになっている。
【0022】上記回転軸28は、前記溶接機保持装置2
4にボルト30’等により固定されたナット30に螺合
するようになっており、従って前記昇降モータ26を駆
動してネジ軸28を回転すると、ナット30に対してネ
ジ軸28が昇降することにより、馬蹄型ガイド8及びそ
の下部に支持されている溶接トーチ19等のスタブ管溶
接機25が、前記溶接機保持装置24に対して昇降する
ようになっている。
4にボルト30’等により固定されたナット30に螺合
するようになっており、従って前記昇降モータ26を駆
動してネジ軸28を回転すると、ナット30に対してネ
ジ軸28が昇降することにより、馬蹄型ガイド8及びそ
の下部に支持されている溶接トーチ19等のスタブ管溶
接機25が、前記溶接機保持装置24に対して昇降する
ようになっている。
【0023】一方、図1、図2に示すように、公転モー
タ11の回転軸11”にスリット板31を設け、該スリ
ット板31に近接してスリット板31のスリットを光学
的に検出することにより公転モータ11の駆動による溶
接トーチ19の回転位置を検出するようにした回転位置
センサ32を設け、該回転位置センサ32の検出信号3
3を制御装置34に入力している。上記回転位置センサ
32は、光学的な方法以外にも、電磁気等を利用した方
法、或いはポテンショメータによる回転角度を電気的に
検出する方法等を用いることができる。
タ11の回転軸11”にスリット板31を設け、該スリ
ット板31に近接してスリット板31のスリットを光学
的に検出することにより公転モータ11の駆動による溶
接トーチ19の回転位置を検出するようにした回転位置
センサ32を設け、該回転位置センサ32の検出信号3
3を制御装置34に入力している。上記回転位置センサ
32は、光学的な方法以外にも、電磁気等を利用した方
法、或いはポテンショメータによる回転角度を電気的に
検出する方法等を用いることができる。
【0024】また、前記昇降モータ26の回転軸26’
に、前記回転位置センサ32と同様の構成を有してスタ
ブ管溶接機25の昇降高さ位置を検出する高さ位置セン
サ35を設け、該高さ位置センサ35の検出信号36を
前記制御装置34に入力する。
に、前記回転位置センサ32と同様の構成を有してスタ
ブ管溶接機25の昇降高さ位置を検出する高さ位置セン
サ35を設け、該高さ位置センサ35の検出信号36を
前記制御装置34に入力する。
【0025】一方、図1、図4に示すように、スタブ管
2に対してスタブ管溶接機25をアクセスする方向(母
材3の軸心と直角の方法)の手前側を回転原点X0とし
て、この回転原点X0を検出するようにしたリミットス
イッチ等の回転原点検出センサ37を設けて、該回転原
点検出センサ37からの検出信号38を前記制御装置3
4に入力し、また、図1、図4に示すように、前記溶接
機保持装置24に対してスタブ管溶接機25を上昇させ
た所要の高さ位置に設定した高さ原点Yを検出するよう
にしたリミットスイッチ等の高さ原点検出センサ39を
設けて、該高さ原点検出センサ39からの検出信号40
を前記制御装置34に入力する。
2に対してスタブ管溶接機25をアクセスする方向(母
材3の軸心と直角の方法)の手前側を回転原点X0とし
て、この回転原点X0を検出するようにしたリミットス
イッチ等の回転原点検出センサ37を設けて、該回転原
点検出センサ37からの検出信号38を前記制御装置3
4に入力し、また、図1、図4に示すように、前記溶接
機保持装置24に対してスタブ管溶接機25を上昇させ
た所要の高さ位置に設定した高さ原点Yを検出するよう
にしたリミットスイッチ等の高さ原点検出センサ39を
設けて、該高さ原点検出センサ39からの検出信号40
を前記制御装置34に入力する。
【0026】また、前記制御装置34に入力されている
回転位置センサ32からの検出信号33により、溶接ト
ーチ19の一回転を複数に分割する。この時、図4に示
すように、前記回転原点X0を挟むようにして溶接トー
チ19の一回転を16分割し、その各回転分割位置X1
…X16を前記制御装置34に記憶するようにしている。
回転位置センサ32からの検出信号33により、溶接ト
ーチ19の一回転を複数に分割する。この時、図4に示
すように、前記回転原点X0を挟むようにして溶接トー
チ19の一回転を16分割し、その各回転分割位置X1
…X16を前記制御装置34に記憶するようにしている。
【0027】また、前記制御装置34には、高さ位置セ
ンサ35からの検出信号36により、前記高さ原点Yか
らの溶接トーチ19の高さ位置を記憶するようにしてい
る。
ンサ35からの検出信号36により、前記高さ原点Yか
らの溶接トーチ19の高さ位置を記憶するようにしてい
る。
【0028】図中41,42は、前記公転モータ11及
び昇降モータ26を手操作で駆動する手動釦、43は記
憶を指示する時に押す記憶指示釦、44はスタブ管2に
対する溶接トーチ19の現在の回転位置、或いは高さ位
置等を表示できるようにした表示部、45は制御装置3
4から前記公転モータ11及び昇降モータ26、並びに
溶接トーチ19に駆動指令46,47,48を出力し
て、溶接作業を自動で行わせるオン・オフスイッチ、4
9は、図5に示す溶接トーチ19の高さ位置を切替える
際の切替方式(A)(B)(C)を選択するようにした
選択釦、図2中50は溶接トーチ19を回転させて首振
りを行わせる首振りモータである。
び昇降モータ26を手操作で駆動する手動釦、43は記
憶を指示する時に押す記憶指示釦、44はスタブ管2に
対する溶接トーチ19の現在の回転位置、或いは高さ位
置等を表示できるようにした表示部、45は制御装置3
4から前記公転モータ11及び昇降モータ26、並びに
溶接トーチ19に駆動指令46,47,48を出力し
て、溶接作業を自動で行わせるオン・オフスイッチ、4
9は、図5に示す溶接トーチ19の高さ位置を切替える
際の切替方式(A)(B)(C)を選択するようにした
選択釦、図2中50は溶接トーチ19を回転させて首振
りを行わせる首振りモータである。
【0029】次に、上記実施の形態によりスタブ管2を
母材3に溶接する作業を説明する。
母材3に溶接する作業を説明する。
【0030】スタブ管2の溶接に当たって、先ず図4に
示すようにスタブ管溶接機25の馬蹄型ガイド8のU字
状の切欠部8aに、切欠付リングギア10の切欠部10
aの位置を合わせ、且つ馬蹄型ガイド8の切欠部8aの
前方にスタブ管2が位置するようにして、ロボット等に
支持された溶接機保持装置24により、スタブ管溶接機
25をスタブ管2に嵌合させるようにアクセスし、切欠
付リングギア10の軸心とスタブ管2の軸心とが一致し
た状態となるようにする。
示すようにスタブ管溶接機25の馬蹄型ガイド8のU字
状の切欠部8aに、切欠付リングギア10の切欠部10
aの位置を合わせ、且つ馬蹄型ガイド8の切欠部8aの
前方にスタブ管2が位置するようにして、ロボット等に
支持された溶接機保持装置24により、スタブ管溶接機
25をスタブ管2に嵌合させるようにアクセスし、切欠
付リングギア10の軸心とスタブ管2の軸心とが一致し
た状態となるようにする。
【0031】続いて、スタブ管溶接機25を図3の高さ
原点Yから下方に移動させるように昇降モータ26を手
動釦42により移動させて、溶接トーチ19と母材3の
開先20底部との間隔が所定の間隔になるように溶接ト
ーチ19の最適高さ位置を決め、この時の高さ位置セン
サ35からの検出信号36による最適高さ位置を記憶指
示釦43を押すことにより記憶させる。上記溶接トーチ
19の最適高さ位置は、溶接トーチ19先端から突出す
るワイヤ電極22の突出長さが最適になるように決定さ
れる。
原点Yから下方に移動させるように昇降モータ26を手
動釦42により移動させて、溶接トーチ19と母材3の
開先20底部との間隔が所定の間隔になるように溶接ト
ーチ19の最適高さ位置を決め、この時の高さ位置セン
サ35からの検出信号36による最適高さ位置を記憶指
示釦43を押すことにより記憶させる。上記溶接トーチ
19の最適高さ位置は、溶接トーチ19先端から突出す
るワイヤ電極22の突出長さが最適になるように決定さ
れる。
【0032】この状態でオン・オフスイッチ45をオン
にして、溶接トーチ19に駆動指令48を出力して溶接
トーチ19による溶接を開始させると同時に、公転モー
タ11に駆動指令46を出力して公転モータ11を駆動
させ、溶接トーチ19をスタブ管2に沿って一回転させ
ることにより初層のビードを溶接する。
にして、溶接トーチ19に駆動指令48を出力して溶接
トーチ19による溶接を開始させると同時に、公転モー
タ11に駆動指令46を出力して公転モータ11を駆動
させ、溶接トーチ19をスタブ管2に沿って一回転させ
ることにより初層のビードを溶接する。
【0033】次に、上記初層の溶接によって形成された
ビードに対して、溶接トーチ19を一回転させ、この時
ビードと溶接トーチ19との間隔が変化しない場合に
は、前記と同様の操作により2層目の溶接を行う。
ビードに対して、溶接トーチ19を一回転させ、この時
ビードと溶接トーチ19との間隔が変化しない場合に
は、前記と同様の操作により2層目の溶接を行う。
【0034】続いて、上記と同様にして2層目の溶接に
よって形成されたビードに対して、溶接トーチ19を一
回転させてビードと溶接トーチ19との間隔を調べる。
よって形成されたビードに対して、溶接トーチ19を一
回転させてビードと溶接トーチ19との間隔を調べる。
【0035】この時、鞍型を有している開先20の高さ
の差Aの変化によりビードの高さに変化が生じた場合に
は、先ず回転分割位置X1において手動釦42により昇
降モータ26を作動させて溶接トーチ19の高さが最適
高さ位置になるように調節し、続いて記憶指示釦43を
押すことにより、回転分割位置X1における溶接トーチ
19の最適高さ位置を制御装置34に記憶し、続いて上
記と同様の操作を繰返して回転分割位置X2…X16の各
々における溶接トーチ19の最適高さ位置を制御装置3
4に記憶させる。
の差Aの変化によりビードの高さに変化が生じた場合に
は、先ず回転分割位置X1において手動釦42により昇
降モータ26を作動させて溶接トーチ19の高さが最適
高さ位置になるように調節し、続いて記憶指示釦43を
押すことにより、回転分割位置X1における溶接トーチ
19の最適高さ位置を制御装置34に記憶し、続いて上
記と同様の操作を繰返して回転分割位置X2…X16の各
々における溶接トーチ19の最適高さ位置を制御装置3
4に記憶させる。
【0036】続いて、オン・オフスイッチ45をオンに
すると、溶接トーチ19は記憶された最適高さ位置にな
るように自動的に高さ調整されながら、一回転して3層
目を溶接する。
すると、溶接トーチ19は記憶された最適高さ位置にな
るように自動的に高さ調整されながら、一回転して3層
目を溶接する。
【0037】この時、前記回転分割位置X1…X16にお
いて、溶接トーチ19の高さ位置が変化することになる
が、この変化を切替える方法としては、図5(A)に示
すようにステップ的に切替える方式と、(B)に示すよ
うに前記(A)のステップの中間位置で半分の高さにな
るように切替える方式と、(C)に示すようにスロープ
を形成させるようにした方式等とすることができ、これ
らの切替方式は、図1の制御装置34の選択釦49で選
択できるようにしている。
いて、溶接トーチ19の高さ位置が変化することになる
が、この変化を切替える方法としては、図5(A)に示
すようにステップ的に切替える方式と、(B)に示すよ
うに前記(A)のステップの中間位置で半分の高さにな
るように切替える方式と、(C)に示すようにスロープ
を形成させるようにした方式等とすることができ、これ
らの切替方式は、図1の制御装置34の選択釦49で選
択できるようにしている。
【0038】次層についても、前層の溶接によって形成
されたビートの高さに合わせて、各回転分割位置X1…
X16における溶接トーチ19の最適高さ位置を制御装置
34に記憶させた後、オン・オフスイッチ45をオンと
することにより、溶接トーチ19は記憶された最適高さ
位置になるように自動的に高さ調整されて次層を溶接す
る。
されたビートの高さに合わせて、各回転分割位置X1…
X16における溶接トーチ19の最適高さ位置を制御装置
34に記憶させた後、オン・オフスイッチ45をオンと
することにより、溶接トーチ19は記憶された最適高さ
位置になるように自動的に高さ調整されて次層を溶接す
る。
【0039】このようにして、1本のスタブ管2の溶接
が終了すると、該スタブ管2の溶接時における、ビード
の各層における回転分割位置X1…X16での溶接トーチ
19の最適高さ位置が記憶されているので、同じ条件で
多数配設されるスタブ管2の2本目からは、前記制御装
置34に記憶されたデータにより総て自動で溶接するこ
とができるようになる。
が終了すると、該スタブ管2の溶接時における、ビード
の各層における回転分割位置X1…X16での溶接トーチ
19の最適高さ位置が記憶されているので、同じ条件で
多数配設されるスタブ管2の2本目からは、前記制御装
置34に記憶されたデータにより総て自動で溶接するこ
とができるようになる。
【0040】又、前記したように、ビードの各層におけ
る回転分割位置X1…X16での溶接トーチ19の最適高
さ位置が記憶されているので、各層における溶接の開始
位置を任意に変えても、常に最適高さ位置を維持した状
態で溶接を行うことができる。
る回転分割位置X1…X16での溶接トーチ19の最適高
さ位置が記憶されているので、各層における溶接の開始
位置を任意に変えても、常に最適高さ位置を維持した状
態で溶接を行うことができる。
【0041】よって、上記実施の形態によれば、前層の
ビートの高さに合わせて、各回転分割位置X1…X16に
おける溶接トーチ19の最適高さ位置を制御装置34に
記憶させた後、溶接トーチ19を記憶させた最適高さ位
置になるように昇降モータ26を自動的に駆動させて溶
接するという操作を各層において実施し、このようにし
て1本のスタブ管2を溶接した際のデータを用いること
により、以後の他のスタブ管2の溶接は総て自動的に行
うことができ、よってスタブ管2の溶接作業の能率を大
幅に向上させることができる。
ビートの高さに合わせて、各回転分割位置X1…X16に
おける溶接トーチ19の最適高さ位置を制御装置34に
記憶させた後、溶接トーチ19を記憶させた最適高さ位
置になるように昇降モータ26を自動的に駆動させて溶
接するという操作を各層において実施し、このようにし
て1本のスタブ管2を溶接した際のデータを用いること
により、以後の他のスタブ管2の溶接は総て自動的に行
うことができ、よってスタブ管2の溶接作業の能率を大
幅に向上させることができる。
【0042】また、溶接トーチ19と母材3間の間隔が
常時最適に保持されることにより、ワイヤ電極22の突
出長さが常に安定し、よってビードの外観形状が良好に
保たれるようになると共に、溶接欠陥の発生を抑えるこ
とができ、更にバンバック等によって溶接トーチ19が
著しく消耗するような問題も防止することができる。
常時最適に保持されることにより、ワイヤ電極22の突
出長さが常に安定し、よってビードの外観形状が良好に
保たれるようになると共に、溶接欠陥の発生を抑えるこ
とができ、更にバンバック等によって溶接トーチ19が
著しく消耗するような問題も防止することができる。
【0043】尚、前記形態例においては、溶接トーチの
一回転を16分割する場合について例示したが、分割数
は任意に変更できること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更し得ること、等は勿論であ
る。
一回転を16分割する場合について例示したが、分割数
は任意に変更できること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更し得ること、等は勿論であ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、前層のビートの高さに
合わせて、各回転分割位置における溶接トーチの最適高
さ位置を制御装置に記憶させた後、溶接トーチを記憶さ
せた最適高さ位置になるように昇降モータを自動的に駆
動させて溶接するという操作を各層において実施し、こ
のようにして1本のスタブ管を溶接した際に得たデータ
を用いることにより、以後の他のスタブ管の溶接は総て
自動的に行うことができ、よってスタブ管の溶接作業の
能率を大幅に向上させることができる。
合わせて、各回転分割位置における溶接トーチの最適高
さ位置を制御装置に記憶させた後、溶接トーチを記憶さ
せた最適高さ位置になるように昇降モータを自動的に駆
動させて溶接するという操作を各層において実施し、こ
のようにして1本のスタブ管を溶接した際に得たデータ
を用いることにより、以後の他のスタブ管の溶接は総て
自動的に行うことができ、よってスタブ管の溶接作業の
能率を大幅に向上させることができる。
【0045】また、溶接トーチと母材間の間隔が常時最
適に保持されることにより、ワイヤ電極の突出長さが安
定し、よってビードの外観形状が良好に保たれるように
なると共に、溶接欠陥の発生を抑えることができ、更に
バンバック等によって溶接トーチが著しく消耗するよう
な問題も防止することができるという優れた効果を奏し
得る。
適に保持されることにより、ワイヤ電極の突出長さが安
定し、よってビードの外観形状が良好に保たれるように
なると共に、溶接欠陥の発生を抑えることができ、更に
バンバック等によって溶接トーチが著しく消耗するよう
な問題も防止することができるという優れた効果を奏し
得る。
【図1】本発明を実施する形態の一例を示すブロック図
である。
である。
【図2】本発明を実施する形態の一例を示す図3のII
−II方向から見た背面図である。
−II方向から見た背面図である。
【図3】図2をIII−III方向から見た側断面図で
ある。
ある。
【図4】図3をIV−IV方向から見た平面図である。
【図5】(A)(B)(C)は溶接トーチの高さ位置を
変化させる時の切替の方法の例を示す線図である。
変化させる時の切替の方法の例を示す線図である。
【図6】従来のスタブ管溶接機をスタブ管に取付けた状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図7】図6のスタブ管溶接機の馬蹄型ガイド以下の部
分を切断して示した拡大側断面図である。
分を切断して示した拡大側断面図である。
【図8】図6をVIII−VIII方向から見た拡大平
面図である。
面図である。
【図9】母材を軸と直角方向に切断して開先の形状を示
した断面図である。
した断面図である。
2 スタブ管 3 母材 8 馬蹄型ガイド 11 公転モータ 19 溶接トーチ 22 ワイヤ電極 24 溶接機保持装置 25 スタブ管溶接機 26 昇降モータ 34 制御装置 X1…X16 回転分割位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 育男 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 溶接機保持装置に、昇降モータにより昇
降可能に支持され且つ母材に配置されたスタブ管に対し
て半径方向から嵌合し得る馬蹄型ガイドを設け、該馬蹄
型ガイドに、公転モータによりスタブ管の外周に沿って
回転しスタブ管の周方向の隅肉溶接を行うようにした溶
接トーチを設けたスタブ管溶接機を用いてスタブ管を溶
接する方法であって、前記溶接トーチの一回転を複数の
回転角に分割してその各回転分割位置を制御装置に記憶
し、各回転分割位置において昇降モータを駆動すること
により溶接トーチ先端から突出するワイヤ電極の突出長
さが最適長さになるように溶接トーチの高さ位置を調整
してその時の各回転分割位置における溶接トーチの最適
高さ位置を制御装置に記憶し、続いて記憶した最適高さ
位置になるように溶接トーチを昇降させながら溶接トー
チを一回転させて溶接を行い、該溶接によって形成され
たビードに対して、再び各回転分割位置において溶接ト
ーチの高さが最適高さ位置になるように調整してその時
の各回転分割位置における溶接トーチの最適高さ位置を
制御装置に記憶する操作を繰返すことにより1つのスタ
ブ管の溶接を終了し、他のスタブ管の溶接時に、前記制
御装置に記憶したビード毎の各回転分割位置における溶
接トーチの最適高さ位置になるように溶接トーチの高さ
位置を調節しつつ自動的に溶接することを特徴とするス
タブ管自動溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25098097A JPH1190631A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | スタブ管自動溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25098097A JPH1190631A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | スタブ管自動溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190631A true JPH1190631A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17215894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25098097A Pending JPH1190631A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | スタブ管自動溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190631A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049079A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Ihi Corp | スタブ管溶接ヘッド |
JP2014073501A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Ihi Corp | 自動溶接装置の溶接狙い位置ずれ抑制方法 |
CN108500550A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-09-07 | 湘潭大学 | 一种锅炉本体换热管与锅筒焊接的变位装置 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25098097A patent/JPH1190631A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049079A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Ihi Corp | スタブ管溶接ヘッド |
JP2014073501A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Ihi Corp | 自動溶接装置の溶接狙い位置ずれ抑制方法 |
CN108500550A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-09-07 | 湘潭大学 | 一种锅炉本体换热管与锅筒焊接的变位装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4144992A (en) | Method for controlling an automatic pipe welder | |
KR101893086B1 (ko) | 용접 장치 및 용접 시스템 | |
JPH11254140A (ja) | 溶接ロボットの制御方法及び装置 | |
JP2001018066A (ja) | 溶接装置 | |
JPH1190631A (ja) | スタブ管自動溶接方法 | |
JPS6082284A (ja) | レ−ザ溶接方法およびその装置 | |
JP2761194B2 (ja) | 狭開先ティグ溶接装置 | |
JP2945611B2 (ja) | 溶接方法 | |
JPH106004A (ja) | 溶接ビ−ド制御方法 | |
KR102308432B1 (ko) | 용접장치의 제어방법 | |
JPH0426948B2 (ja) | ||
JP2777939B2 (ja) | 亜鉛鍍鋼管の円周溶接方法 | |
JPH08215839A (ja) | 容器内周面の溶接方法及び装置 | |
JP2510102B2 (ja) | 自動溶接装置のア―ク発生リトライ方法およびその装置 | |
JPS5915746B2 (ja) | 枝管溶接装置 | |
JPH09216057A (ja) | 管の変形防止溶接装置および方法 | |
JP2595013Y2 (ja) | ガスシールドアーク溶接装置 | |
JPH0569147A (ja) | 2電極回転トーチ | |
JPH0753811Y2 (ja) | 自動溶接装置 | |
JPS5927776A (ja) | 開先溶接制御装置 | |
JP2890845B2 (ja) | 溶接装置 | |
JPH06234071A (ja) | 立ち上った円形の溶接部の自動溶接装置 | |
JPS60191663A (ja) | 自動溶接装置 | |
WO2019065914A1 (ja) | 溶接装置 | |
JPH10156538A (ja) | アーク溶接方法および装置 |