JPH0569147A - 2電極回転トーチ - Google Patents
2電極回転トーチInfo
- Publication number
- JPH0569147A JPH0569147A JP23493591A JP23493591A JPH0569147A JP H0569147 A JPH0569147 A JP H0569147A JP 23493591 A JP23493591 A JP 23493591A JP 23493591 A JP23493591 A JP 23493591A JP H0569147 A JPH0569147 A JP H0569147A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- welding
- arc
- electrodes
- groove width
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- Pending
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開先幅の変動による開先側壁の溶け込み不足
を解消する。 【構成】 回転アーク溶接用の第1電極1と第2電極2
を相互に近接して平行にギヤボックス11に軸支し、か
つ、モータ5によりギヤ機構3,4,6を介して同期回
転駆動し、第2電極を旋回用モータ18によりギヤ機構
17,19を介して第1電極の周りに旋回させる。
を解消する。 【構成】 回転アーク溶接用の第1電極1と第2電極2
を相互に近接して平行にギヤボックス11に軸支し、か
つ、モータ5によりギヤ機構3,4,6を介して同期回
転駆動し、第2電極を旋回用モータ18によりギヤ機構
17,19を介して第1電極の周りに旋回させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に狭開先溶接におい
て開先幅が変動する場合、回転アーク溶接に使用する回
転トーチを2本並列に設けた2電極回転トーチに関す
る。
て開先幅が変動する場合、回転アーク溶接に使用する回
転トーチを2本並列に設けた2電極回転トーチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回転アーク溶接に使用される回転
トーチは、電極を回転し、該電極の先端に取り付けられ
ている偏心チップにより溶接ワイヤ先端から発生するア
ークを一定の半径で回転させるものであり、溶接中アー
クの回転径(溶接ワイヤ先端の回転径をいう)を変更す
ることはできないものであるから、あらかじめ開先幅に
応じた回転径を選定して溶接する必要がある(特公昭6
3−39346号、特開昭57−91877号、特開昭
62−248571号)。例えば狭開先溶接の場合、標
準開先幅12mmに対して適用範囲は11〜17mmとなっ
ており、これ以上開先幅が大きくなったときにはその電
極では対応できない。開先幅は必ずしも一定ではなく溶
接熱の影響等により変動するものであり、特に狭開先溶
接においてはパス回数が多いため上層部にいくに従って
開先幅が次第に狭まる。そのためアークの回転径が一定
であると、開先幅が狭くなった場合にはアークが乱れ、
広くなった場合には開先の側壁に溶け込み不足を生じる
などの問題がある。
トーチは、電極を回転し、該電極の先端に取り付けられ
ている偏心チップにより溶接ワイヤ先端から発生するア
ークを一定の半径で回転させるものであり、溶接中アー
クの回転径(溶接ワイヤ先端の回転径をいう)を変更す
ることはできないものであるから、あらかじめ開先幅に
応じた回転径を選定して溶接する必要がある(特公昭6
3−39346号、特開昭57−91877号、特開昭
62−248571号)。例えば狭開先溶接の場合、標
準開先幅12mmに対して適用範囲は11〜17mmとなっ
ており、これ以上開先幅が大きくなったときにはその電
極では対応できない。開先幅は必ずしも一定ではなく溶
接熱の影響等により変動するものであり、特に狭開先溶
接においてはパス回数が多いため上層部にいくに従って
開先幅が次第に狭まる。そのためアークの回転径が一定
であると、開先幅が狭くなった場合にはアークが乱れ、
広くなった場合には開先の側壁に溶け込み不足を生じる
などの問題がある。
【0003】このような開先幅の変動に対して、例えば
特公平1−39874号公報に示されるようにアークの
回転径を一定に保持しつつ開先幅方向に一定の周期で揺
動させるものや、特開昭60−174268号公報に示
されるように開先幅に応じて電極の揺動幅を変更するも
のがあるが、いずれも回転もしくは非回転の電極を開先
幅方向に揺動させるものである。
特公平1−39874号公報に示されるようにアークの
回転径を一定に保持しつつ開先幅方向に一定の周期で揺
動させるものや、特開昭60−174268号公報に示
されるように開先幅に応じて電極の揺動幅を変更するも
のがあるが、いずれも回転もしくは非回転の電極を開先
幅方向に揺動させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、揺動方
式では、狭開先溶接の場合、電極が開先側壁に接触する
おそれがあり、また揺動速度を上げることが機構的に困
難であるので、回転アークの持つ高速溶接性やビード形
状の良好性の利点を減殺することにもなりかねない。
式では、狭開先溶接の場合、電極が開先側壁に接触する
おそれがあり、また揺動速度を上げることが機構的に困
難であるので、回転アークの持つ高速溶接性やビード形
状の良好性の利点を減殺することにもなりかねない。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、相互に同期回転駆動される2本の
電極を使用し、少なくとも一方の電極を旋回させること
によって各々のアークの回転径が一定であっても開先幅
の変動に対処できるようにした2電極回転トーチを提供
することを目的とする。
めになされたもので、相互に同期回転駆動される2本の
電極を使用し、少なくとも一方の電極を旋回させること
によって各々のアークの回転径が一定であっても開先幅
の変動に対処できるようにした2電極回転トーチを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る2電極回転トーチは、回転アーク溶接
用の2本の第1及び第2の電極をギヤボックスに相互に
近接して平行に軸支するとともに同期回転駆動するよう
に連結し、第2電極を第1電極の中心または両電極の中
心間距離の中点を旋回中心として旋回させる構成とした
ものである。
め、本発明に係る2電極回転トーチは、回転アーク溶接
用の2本の第1及び第2の電極をギヤボックスに相互に
近接して平行に軸支するとともに同期回転駆動するよう
に連結し、第2電極を第1電極の中心または両電極の中
心間距離の中点を旋回中心として旋回させる構成とした
ものである。
【0007】
【作用】第1及び第2の電極は、相互に近接した状態で
同期回転駆動され、2つの回転アークにより同一の溶融
池を形成しながら溶接を行う。この場合において、開先
幅の適用範囲内においては、両電極は溶接進行方向に対
して直列に配置されており、該適用範囲以上に開先幅が
大きくなったときには、第2電極を所定角度旋回させ、
開先幅方向の電極間距離を変更して溶接する。
同期回転駆動され、2つの回転アークにより同一の溶融
池を形成しながら溶接を行う。この場合において、開先
幅の適用範囲内においては、両電極は溶接進行方向に対
して直列に配置されており、該適用範囲以上に開先幅が
大きくなったときには、第2電極を所定角度旋回させ、
開先幅方向の電極間距離を変更して溶接する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2
は平面図である。この実施例は、第1電極1と第2電極
2が相互に近接して平行に設けられ、円形ボックスのギ
ヤボックス11を挿通し、ベアリング12により回転自
在に軸支されている。これらの電極1,2には同じ歯数
のギヤ3,4を取り付けて噛み合わせ、一方のギヤ3に
モータ5の駆動ギヤ6を噛み合わせて電極1,2を同速
度で同期回転駆動する。各電極1,2の中心を通る溶接
ワイヤ7,8はそれぞれ先端に取り付けられた偏心チッ
プ9,10により軸芯より所定量偏心せしめられ、各溶
接ワイヤ7,8の先端は一定の半径で回転し、これによ
り一定の回転径の回転アークが得られる。円形のギヤボ
ックス11はアーム13先端の円弧状の受け部14で第
1電極1と同心に回転自在に支持されており、ギヤボッ
クス11の側面に円形ガイド15を設け、この円形ガイ
ド15をアーム13の受け部14に設けた円弧状ガイド
溝16に係合させている。さらに、ギヤボックス11の
上面にはリング状のベベルギヤ17を取り付け、これに
アーム13上に設けた旋回用モータ18のベベルギヤ1
9を噛み合わせて必要に応じ第2電極2を第1電極1の
周りに旋回させる構成としている。つまり、第2電極2
の旋回中心Oを第1電極1の中心としている。ベベルギ
ヤ17,19及び旋回用モータ18により第2電極の旋
回手段を構成している。なお、アーム13は図示しない
開先幅方向のX軸スライド機構及びトーチ高さ方向のY
軸スライド機構に連結されている。図中、20は各電極
1,2の上端部に設けた通電部であり、溶接電流を各電
極1,2を通して先端の偏心チップ9,10より溶接ワ
イヤ7,8へ供給する。このため、各電極1,2とギヤ
ボックス11は電気的絶縁がなされているが、そのため
の絶縁ブッシュ等は図示されていない。
は平面図である。この実施例は、第1電極1と第2電極
2が相互に近接して平行に設けられ、円形ボックスのギ
ヤボックス11を挿通し、ベアリング12により回転自
在に軸支されている。これらの電極1,2には同じ歯数
のギヤ3,4を取り付けて噛み合わせ、一方のギヤ3に
モータ5の駆動ギヤ6を噛み合わせて電極1,2を同速
度で同期回転駆動する。各電極1,2の中心を通る溶接
ワイヤ7,8はそれぞれ先端に取り付けられた偏心チッ
プ9,10により軸芯より所定量偏心せしめられ、各溶
接ワイヤ7,8の先端は一定の半径で回転し、これによ
り一定の回転径の回転アークが得られる。円形のギヤボ
ックス11はアーム13先端の円弧状の受け部14で第
1電極1と同心に回転自在に支持されており、ギヤボッ
クス11の側面に円形ガイド15を設け、この円形ガイ
ド15をアーム13の受け部14に設けた円弧状ガイド
溝16に係合させている。さらに、ギヤボックス11の
上面にはリング状のベベルギヤ17を取り付け、これに
アーム13上に設けた旋回用モータ18のベベルギヤ1
9を噛み合わせて必要に応じ第2電極2を第1電極1の
周りに旋回させる構成としている。つまり、第2電極2
の旋回中心Oを第1電極1の中心としている。ベベルギ
ヤ17,19及び旋回用モータ18により第2電極の旋
回手段を構成している。なお、アーム13は図示しない
開先幅方向のX軸スライド機構及びトーチ高さ方向のY
軸スライド機構に連結されている。図中、20は各電極
1,2の上端部に設けた通電部であり、溶接電流を各電
極1,2を通して先端の偏心チップ9,10より溶接ワ
イヤ7,8へ供給する。このため、各電極1,2とギヤ
ボックス11は電気的絶縁がなされているが、そのため
の絶縁ブッシュ等は図示されていない。
【0009】この実施例においては、モータ5により駆
動ギヤ6,ギヤ3,4を高速度で回転し、電極1,2を
相互に近接させた状態で高速回転させる。電極1,2の
回転方向は反対であるが、同方向に回転させたい場合は
両者の間に中間ギヤを入れればよい。溶接ワイヤ7,8
の先端は偏心チップ9,10により偏心せしめられてい
るので、各溶接ワイヤ7,8先端から発生するアークは
一定の回転径で回転する。また電極1,2を近接させて
いるので同一の溶融池(図示せず)を形成しながら溶接
が進行し、2つのアークはこの溶融池内で回転する。
動ギヤ6,ギヤ3,4を高速度で回転し、電極1,2を
相互に近接させた状態で高速回転させる。電極1,2の
回転方向は反対であるが、同方向に回転させたい場合は
両者の間に中間ギヤを入れればよい。溶接ワイヤ7,8
の先端は偏心チップ9,10により偏心せしめられてい
るので、各溶接ワイヤ7,8先端から発生するアークは
一定の回転径で回転する。また電極1,2を近接させて
いるので同一の溶融池(図示せず)を形成しながら溶接
が進行し、2つのアークはこの溶融池内で回転する。
【0010】この回転トーチにより狭開先溶接をする場
合を例にとって説明すると、まず、標準開先幅Go のと
きのアークの回転径Dを決定する。例えば、Go =12
mmのときD=7.6mmとする。標準開先幅Go は最小側
に近い値を選ぶ。そして、図3の(a),(b)に示す
ように2本の電極1,2を溶接進行方向Wに対して直列
に配置する。このときの開先幅方向の電極間距離eは0
である。また、e=0のときの旋回用モータ18の回転
位置を同様に0に設定する。この回転位置はモータ18
に取り付けられたエンコーダ(図示せず)等で検出す
る。以上の設定条件下でアークセンサ方式により開先倣
い制御をしながら狭開先溶接を行う。アークセンサ方式
による開先倣い制御は開先24の左右側壁におけるアー
ク電圧を比較しながら行う。すなわち、第1電極1のア
ーク回転位置、例えば左側Lと第2電極2のアーク回転
位置右側Rのアーク電圧を比較し両アーク電圧が等しく
なるように制御する。アーク回転位置はモータ5に取り
付けたエンコーダ(図示せず)等で検出可能である。上
記設定条件のもとでは、開先幅が11〜17mmの範囲を
カバーすることができる。しかし、これ以上に開先幅が
大きく変化した場合(Go +ΔGのとき)には、図3の
(c),(d)に示すように旋回用モータ18によりギ
ヤボックス11をいずれかの方向に所定角度回転させ第
2電極2を第1電極1の中心を旋回中心Oとして旋回さ
せるとともに、図示しないX軸スライド機構によりアー
ム13を開先幅方向にシフトさせる。第2電極2の旋回
角度θ及びシフト量つまり電極間距離eは、第1電極1
のアーク回転位置左側L及び第2電極2のアーク回転位
置右側Rにおけるアーク電圧が標準開先幅Go のときの
上記左側L及び右側Rにおけるアーク電圧(設定値)と
等しくなるように制御する。したがって、開先幅が大き
く変動しても第2電極2が第1電極1に対して旋回し、
標準開先幅Go のときと同じように開先側壁と電極間の
ギャップを保持するから、開先側壁の溶け込み不足を生
じることはない。なお、旋回角度θは0°〜90°の範
囲である。また、全体の図示は省略するが、第2電極2
の旋回中心を第1電極1と第2電極2の中心間距離の中
点O1 (図2に付記)に設定することもでき、制御がよ
り簡単になる。
合を例にとって説明すると、まず、標準開先幅Go のと
きのアークの回転径Dを決定する。例えば、Go =12
mmのときD=7.6mmとする。標準開先幅Go は最小側
に近い値を選ぶ。そして、図3の(a),(b)に示す
ように2本の電極1,2を溶接進行方向Wに対して直列
に配置する。このときの開先幅方向の電極間距離eは0
である。また、e=0のときの旋回用モータ18の回転
位置を同様に0に設定する。この回転位置はモータ18
に取り付けられたエンコーダ(図示せず)等で検出す
る。以上の設定条件下でアークセンサ方式により開先倣
い制御をしながら狭開先溶接を行う。アークセンサ方式
による開先倣い制御は開先24の左右側壁におけるアー
ク電圧を比較しながら行う。すなわち、第1電極1のア
ーク回転位置、例えば左側Lと第2電極2のアーク回転
位置右側Rのアーク電圧を比較し両アーク電圧が等しく
なるように制御する。アーク回転位置はモータ5に取り
付けたエンコーダ(図示せず)等で検出可能である。上
記設定条件のもとでは、開先幅が11〜17mmの範囲を
カバーすることができる。しかし、これ以上に開先幅が
大きく変化した場合(Go +ΔGのとき)には、図3の
(c),(d)に示すように旋回用モータ18によりギ
ヤボックス11をいずれかの方向に所定角度回転させ第
2電極2を第1電極1の中心を旋回中心Oとして旋回さ
せるとともに、図示しないX軸スライド機構によりアー
ム13を開先幅方向にシフトさせる。第2電極2の旋回
角度θ及びシフト量つまり電極間距離eは、第1電極1
のアーク回転位置左側L及び第2電極2のアーク回転位
置右側Rにおけるアーク電圧が標準開先幅Go のときの
上記左側L及び右側Rにおけるアーク電圧(設定値)と
等しくなるように制御する。したがって、開先幅が大き
く変動しても第2電極2が第1電極1に対して旋回し、
標準開先幅Go のときと同じように開先側壁と電極間の
ギャップを保持するから、開先側壁の溶け込み不足を生
じることはない。なお、旋回角度θは0°〜90°の範
囲である。また、全体の図示は省略するが、第2電極2
の旋回中心を第1電極1と第2電極2の中心間距離の中
点O1 (図2に付記)に設定することもでき、制御がよ
り簡単になる。
【0011】次に、図4は本発明の他の実施例を示す断
面図で、図5及び図6はそれぞれ旋回角度θ=0°,9
0°のときの平面図である。この実施例は、上記一体型
・密閉型のギヤボックス11を第1電極1側のギヤボッ
クス11aと第2電極2側のギヤボックス11bに分離
し、両ギヤボックス11a,11bを第1電極1の中心
に枢着したものである。このため、ギヤボックス11
a,11bは側面が開口したオープン型となっており、
溶接時のスパッタが内部に侵入しないようにするためゴ
ム等のカバー(図示せず)を設ける必要がある。第2電
極2の旋回は第1電極1と同心にウォームギヤ25をギ
ヤボックス11b上に取り付け、ウォームギヤ25に旋
回用モータ18のウォーム26を噛み合わせて行う。ギ
ヤボックス11aには上記アーム13などが連結され
る。この実施例においても上記実施例と同様に必要に応
じてギヤボックス11bを介し第2電極2を第1電極1
の周りに旋回させることができ、開先幅の変動に対処で
きる。
面図で、図5及び図6はそれぞれ旋回角度θ=0°,9
0°のときの平面図である。この実施例は、上記一体型
・密閉型のギヤボックス11を第1電極1側のギヤボッ
クス11aと第2電極2側のギヤボックス11bに分離
し、両ギヤボックス11a,11bを第1電極1の中心
に枢着したものである。このため、ギヤボックス11
a,11bは側面が開口したオープン型となっており、
溶接時のスパッタが内部に侵入しないようにするためゴ
ム等のカバー(図示せず)を設ける必要がある。第2電
極2の旋回は第1電極1と同心にウォームギヤ25をギ
ヤボックス11b上に取り付け、ウォームギヤ25に旋
回用モータ18のウォーム26を噛み合わせて行う。ギ
ヤボックス11aには上記アーム13などが連結され
る。この実施例においても上記実施例と同様に必要に応
じてギヤボックス11bを介し第2電極2を第1電極1
の周りに旋回させることができ、開先幅の変動に対処で
きる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開先幅の
変動に対して、2本の相互に近接して同期回転せしめら
れる電極を使用し、少なくとも一方の電極を旋回させる
ことにより開先幅方向にシフトさせるようにしたので、
回転アークの特長を損なうことがなく、かつ、良好な開
先側壁の溶け込みが得られる。また、狭開先溶接の場合
でも溶接トーチが開先側壁に接触するおそれがなく、高
速溶接及び高品質の溶接を実現できる。さらに、溶接電
源を別個にすれば溶着量が増え、能率は2倍になる。
変動に対して、2本の相互に近接して同期回転せしめら
れる電極を使用し、少なくとも一方の電極を旋回させる
ことにより開先幅方向にシフトさせるようにしたので、
回転アークの特長を損なうことがなく、かつ、良好な開
先側壁の溶け込みが得られる。また、狭開先溶接の場合
でも溶接トーチが開先側壁に接触するおそれがなく、高
速溶接及び高品質の溶接を実現できる。さらに、溶接電
源を別個にすれば溶着量が増え、能率は2倍になる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】上記実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】旋回角度が0°のときの平面図である。
【図6】旋回角度が90°のときの平面図である。
1 第1電極 2 第2電極 3,4 ギヤ 5 モータ 6 駆動ギヤ 7,8 溶接ワイヤ 9,10 偏心チップ 11,11a,11b ギヤボックス 17,19 ベベルギヤ 18 旋回用モータ 25 ウォームギヤ 26 ウォーム
Claims (2)
- 【請求項1】 相互に近接して平行に軸支され、かつ、
同期回転駆動される回転アーク溶接用の第1及び第2の
電極と、前記第2電極を前記第1電極の周りに旋回させ
る旋回手段とを具備する2電極回転トーチ。 - 【請求項2】 前記第2電極の旋回中心を前記第1及び
第2の電極の中心間距離の中点に設定したことを特徴と
する請求項1記載の2電極回転トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23493591A JPH0569147A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 2電極回転トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23493591A JPH0569147A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 2電極回転トーチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569147A true JPH0569147A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16978581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23493591A Pending JPH0569147A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 2電極回転トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569147A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7999208B2 (en) * | 2006-10-06 | 2011-08-16 | Kobe Steel, Ltd. | Robot control unit for controlling tandem arc welding system, and arc-sensor control method using the unit |
WO2012038624A1 (fr) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | Serimax | Dispositif de soudage ameliore avec un chariot et deux actionneurs afin d'orienter une tete de soudage |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01138068A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-05-30 | Nkk Corp | 複電極連動高速回転アーク溶接装置 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23493591A patent/JPH0569147A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01138068A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-05-30 | Nkk Corp | 複電極連動高速回転アーク溶接装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2012038624A1 (fr) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | Serimax | Dispositif de soudage ameliore avec un chariot et deux actionneurs afin d'orienter une tete de soudage |
FR2965196A1 (fr) * | 2010-09-24 | 2012-03-30 | Serimax | Dispositif ameliore de soudage. |
US9321118B2 (en) | 2010-09-24 | 2016-04-26 | Serimax | Welding device including a carriage and two actuators for orienting a welding head |
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