JPH1190407A - 有用廃プラスチック類の回収装置 - Google Patents

有用廃プラスチック類の回収装置

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JPH1190407A
JPH1190407A JP25634097A JP25634097A JPH1190407A JP H1190407 A JPH1190407 A JP H1190407A JP 25634097 A JP25634097 A JP 25634097A JP 25634097 A JP25634097 A JP 25634097A JP H1190407 A JPH1190407 A JP H1190407A
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JP
Japan
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bag
waste plastics
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bag breaking
conveying
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JP25634097A
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English (en)
Inventor
Kenichi Masuda
謙一 増田
Osamu Oshima
収 大嶌
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物として袋に入れた状態で収集された有
用廃プラスチック類を、袋から取り出して回収する。 【解決手段】 破袋機1と除袋機2とよりなる。破袋機
1が、エプロンコンベヤ3およびその上方に配置された
6つの袋破断装置4〜9を備えている。最後尾の装置4
が回転しない1つの丸鋸13および2つの丸カッタ14を有
する。丸カッタ14を左右方向外側部分に配する。後から
2番目の装置5が回転しない4枚の丸カッタ15を有す
る。後から3番目の装置6が回転しない3枚の丸鋸16を
有する。全ての丸鋸13、16〜19および丸カッタ14、15を
平面から見て千鳥配置状に設ける。除袋機2が、前上が
り傾斜状に設けられかつ袋Bの破片B1を搬送するエプロ
ンコンベヤ28と、コンベヤ28の搬送経路の終端部に設け
られた吸引ダクト19と、コンベヤ28の下方に設けられた
有用廃プラスチック類Pの回収容器31とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物として袋
に入れた状態で収集された有用廃プラスチック類を、袋
から取り出して回収する装置に関する。
【0002】この明細書において、図1の右側を前、こ
れと反対側を後というものとする。また、図3〜図8の
左右を左右というものとする。また、この明細書におい
て、「丸カッタ」という語は、円板の周縁に全周にわた
って先の尖った刃が形成されたものを意味するものとす
る。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、金
属缶、硝子瓶の他に、ペットボトル、プラスチックトレ
イ等の有用廃プラスチック類を再利用すること(いわゆ
るリサイクル)が考えられている。そのため、有用廃プ
ラスチック類も、金属缶や硝子瓶と同様に、たとえばポ
リエチレン等の合成樹脂からなる袋に入れた状態で分別
収集し、粗大ごみ・不燃ごみ処理施設において、有用廃
プラスチック類を袋から取り出して回収する必要があ
る。
【0004】従来、袋に入れた状態で分別収集された金
属缶や硝子瓶の袋を破り(破袋)、袋の破片を取り除い
て(除袋)金属缶や硝子瓶だけを回収する装置は、種々
知られている。しかしながら、プラスチックの比重が金
属や硝子よりも小さいこと、有用プラスチック類と袋と
の比重差が小さいこと、およびプラスチックが金属や硝
子よりも柔らかいこと等に起因して、従来の金属缶や硝
子瓶の回収装置をプラスチック類の回収に利用すること
ができないのが現状である。
【0005】この発明の目的は、上記実情に鑑み、廃棄
物として袋に入れた状態で収集された有用廃プラスチッ
ク類を、袋から取り出して回収しうる装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この発明に
よる請求項1の有用廃プラスチック類の回収装置は、廃
棄物として袋に入れた状態で収集された有用廃プラスチ
ック類を、袋から取り出して回収する装置であって、有
用廃プラスチック類を収容している袋を破る破袋機と、
袋の破片を除去するとともに有用廃プラスチック類を回
収する除袋機とよりなり、破袋機が、搬送手段および搬
送手段の上方に前後方向に間隔をおいて配置された3以
上の袋破断装置を備えており、最後尾の袋破断装置が左
右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおいて回
転しないように配された少なくとも1つの丸鋸および少
なくとも2つの丸カッタを有するとともに丸カッタが左
右方向外側部分に配され、後から2番目の袋破断装置が
左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおいて
回転しないように配された複数の丸カッタを有し、後か
ら3番目の袋破断装置が左右方向に伸びる同一軸線上に
左右方向に間隔をおいて回転しないように配された複数
の丸鋸を有しており、全ての袋破断装置の丸鋸および丸
カッタが平面から見て千鳥配置状に設けられ、除袋機
が、前上がり傾斜状に設けられかつ袋の破片を搬送する
搬送手段と、搬送手段の搬送経路の終端部に設けられか
つ袋の破片を吸引除去する吸引手段と、搬送手段の下方
に設けられかつ搬送手段の搬送経路に沿って落下してき
た有用廃プラスチック類を受ける回収容器とを備えてい
るものである。
【0007】請求項1の装置によれば、有用廃プラスチ
ック類収容袋は、破袋機の搬送手段により前方に搬送さ
れ、最後尾の袋破断装置の丸カッタにより袋に切込みが
入れられるとともに、丸鋸により袋が引き裂かれる。つ
いで、後から2番目の袋破断装置の丸カッタにより袋に
さらに切込みが入れられ、さらに、後から3番目の袋破
断装置の丸鋸により袋が引き裂かれ、袋が破片となる。
その後、袋の破片および有用プラスチック類は、除袋機
の搬送手段に移載され、袋の破片は搬送装置により搬送
されて吸引手段により吸引除去される。一方、有用プラ
スチック類は、搬送手段の搬送経路に沿って落下し、回
収容器に受けられる。したがって、廃棄物として袋に入
れた状態で収集された有用廃プラスチック類を、袋から
取り出して回収することができる。
【0008】この発明による請求項2の有用廃プラスチ
ック類の回収装置は、廃棄物として袋に入れた状態で収
集された有用廃プラスチック類を、袋から取り出して回
収する装置であって、有用廃プラスチック類を収容して
いる袋を破る破袋機と、袋の破片を除去するとともに有
用プラスチック類を回収する除袋機とよりなり、破袋機
が、搬送手段および搬送手段の上方に前後方向に間隔を
おいて配置された4以上の袋破断装置を備えており、最
後尾および後から2番目の袋破断装置が、それぞれ左右
方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおいて回転
しないように配された複数の丸カッタを有し、後から3
番目および4番目の袋破断装置が、それぞれ左右方向に
伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおいて回転しない
ように配された複数の丸鋸を有しており、全ての袋破断
装置の丸鋸および丸カッタが平面から見て千鳥配置状に
設けられ、除袋機が、前上がり傾斜状に設けられかつ袋
の破片を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路の終
端部に設けられかつ袋の破片を吸引除去する吸引手段
と、搬送手段の下方に設けられかつ搬送手段の搬送経路
に沿って落下してきた有用廃プラスチック類を受ける回
収容器とを備えているものである。
【0009】請求項2の装置によれば、有用廃プラスチ
ック類収容袋は、破袋機の搬送手段により前方に搬送さ
れ、最後尾および後から2番目の袋破断装置の丸カッタ
により袋に切込みが入れられる。ついで、後から3番目
および4番目の袋破断装置の丸鋸により袋が引き裂か
れ、袋が破片となる。その後、袋の破片および有用プラ
スチック類は、除袋機の搬送手段に移載され、袋の破片
は搬送装置により搬送されて吸引手段により吸引除去さ
れる。一方、有用プラスチック類は、搬送手段の搬送経
路に沿って落下し、回収容器に受けられる。したがっ
て、廃棄物として袋に入れた状態で収集された有用廃プ
ラスチック類を、袋から取り出して回収することができ
る。
【0010】この発明による請求項3の有用廃プラスチ
ック類の回収装置は、請求項1または2の装置におい
て、破袋機の搬送手段の搬送面に複数のカッタが前後お
よび左右方向に間隔をおいて設けられているものであ
る。この場合、これらのカッタによっても袋が破断さ
れ、その結果破袋機における袋の破袋を一層確実に行う
ことができる。
【0011】この発明による請求項4の有用廃プラスチ
ック類の回収装置は、請求項1、2または3の装置にお
いて、破袋機の全ての袋破断装置が搬送手段の搬送面に
対して接近、離隔するようになされており、全ての袋破
断装置のうち、前後の中央部よりも後方に位置するいず
れか1つの袋破断装置の移動距離が、他の袋破断装置の
移動距離よりも小さくなされているものである。この場
合、破袋機の全ての袋破断装置が搬送手段の搬送面に対
して接近、離隔するようになされているので、有用廃プ
ラスチック類収容袋の大きさが異なった場合にも、袋だ
けを破断することができる。また、全ての袋破断装置の
うち、前後の中央部よりも後方に位置するいずれか1つ
の袋破断装置の移動距離が、他の袋破断装置の移動距離
よりも小さくなされているので、袋の破断を一層確実に
行うことができる。
【0012】この発明による請求項5の有用廃プラスチ
ック類の回収装置は、請求項1、2、3または4の装置
において、除袋機の搬送手段の搬送面に、複数のピンが
平面から見て千鳥配置状に設けられているものである。
この場合、袋の破片がピンに引掛かった状態で搬送手段
により搬送されるので、袋の破片の搬送、および搬送経
路の終端での破片の吸引が一層確実に行われる。
【0013】この発明による請求項6の有用廃プラスチ
ック類の回収装置は、請求項5の装置において、ピン
が、搬送手段の搬送経路においては搬送面に対して直角
をなすように立ち、搬送経路の終端を過ぎると鉛直下向
きに倒れるようになされているものである。この場合、
袋の破片が搬送手段の搬送経路の終端を越えて搬送され
ることが防止され、吸引手段による破片の吸引が一層確
実に行われる。
【0014】この発明による請求項7の有用廃プラスチ
ック類の回収装置は、請求項1、2、3、4、5または
6の装置において、除袋機が、搬送手段の搬送面に向か
ってエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段を備えてい
るものである。この場合、袋の破片が搬送手段の搬送面
に押し付けられるので、袋の搬送、および搬送経路の終
端での破片の吸引が一層確実に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0016】図1はこの発明による有用廃プラスチック
類の回収装置の全体構成を示し、図2〜図12はその要
部の構成を示す。
【0017】図1において、有用廃プラスチック類の回
収装置は、有用廃プラスチック類(P) を収容している袋
(B) を破る破袋機(1) と、袋(B) の破片(B1)を除去する
とともに有用廃プラスチック類(P) を回収する除袋機
(2) とよりなる。
【0018】破袋機(1) は、エプロンコンベヤ(3) (搬
送手段)およびエプロンコンベヤ(3) の上方に前後方向
に間隔をおいて配置された3以上、たとえば6つの袋破
断装置(4)(5)(6)(7)(8)(9)を備えている。エプロンコン
ベヤ(3) の搬送面と袋破断装置(4)(5)(6)(7)(8)(9)との
上下方向の間隔は、有用廃プラスチック類収容袋(B)を
破断しうるような間隔である。
【0019】エプロンコンベヤ(3) は後端部、すなわち
搬送経路の始端側の端部が水平で、それよりも前方の部
分は前上がり傾斜状となされており、その搬送経路の始
端部の上方に、有用廃プラスチック類収容袋供給用ホッ
パ(11)が設けられている。また、図2に示すように、エ
プロンコンベヤ(3) の搬送面、すなわちエプロン(3a)に
複数のカッタ(12)が前後および左右方向に間隔をおきか
つ平面から見て千鳥配置状となるように取付けられてい
る。カッタ(12)は、エプロンコンベヤ(3) を構成する全
てのエプロン(3a)のうちの1枚おきに取付けられてい
る。
【0020】図3に示すように、破袋機(1) の最後尾の
袋破断装置(4) は左右方向に伸びる同一軸線上に左右方
向に間隔をおいて回転しないように配された1つの丸鋸
(13)および2つの丸カッタ(14)を有する。この袋破断装
置(4) では、丸カッタ(14)が左右方向外側部分に配され
ている。また、丸鋸(13)の刃先は平坦である。
【0021】図4に示すように、後から2番目の袋破断
装置(5) は左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間
隔をおいて回転しないように配された4つの丸カッタ(1
5)を有する。
【0022】図5に示すように、後から3番目の袋破断
装置(6) は左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間
隔をおいて回転しないように配された3つの丸鋸(16)を
有する。丸鋸(16)の刃先は鋭角をなしている。
【0023】図6に示すように、後から4番目の袋破断
装置(7) は左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間
隔をおいて回転しないように配された4つの丸鋸(17)を
有する。丸鋸(17)の刃先は鋭角をなしている。
【0024】図7に示すように、後から5番目の袋破断
装置(8) は左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間
隔をおいて回転しないように配された3つの丸鋸(18)を
有する。丸鋸(18)の刃先は平坦である。
【0025】図8に示すように、後から6番目の袋破断
装置(9) は左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間
隔をおいて回転しないように配された4つの丸鋸(19)を
有する。丸鋸(19)の刃先は平坦である。
【0026】そして、全ての袋破断装置(4) 〜(9) の丸
鋸(13)(16)(17)(18)(19)および丸カッタ(14)(15)は平面
から見て千鳥配置状に設けられている。また、丸鋸(13)
(16)(17)(18)(19)および丸カッタ(14)(15)は、エプロン
コンベヤ(3) のカッタ(12)とは左右方向にずれている。
【0027】全ての袋破断装置(4) 〜(9) の丸鋸(13)(1
6)(17)(18)(19)および丸カッタ(14)(15)は、それぞれそ
の下部が露出するようにカバー(21)内に配され、左右方
向に伸びる短い軸(22)によってカバー(21)に固定されて
いる。各カバー(21)は後斜め上方に突出したブラケット
(23)を有している。各袋破断装置(4) 〜(9) における全
てのブラケット(23)は、左右方向に伸びかつ左右両端が
破袋機(1) の左右のフレーム(1a)に固定された軸(24)の
周囲に回転自在に嵌め被せられている。したがって、各
丸鋸(13)(16)(17)(18)(19)および各丸カッタ(14)(15)
は、個別に軸(24)の周りに上下方向に揺動自在となされ
ており、その結果袋破断装置(4) 〜(9) はエプロンコン
ベヤ(3) の搬送面に対して接近、離隔するようになされ
ている(図9鎖線参照)。また、各袋破断装置(4) 〜
(9) の各丸鋸(13)(16)(17)(18)(19)および各丸カッタ(1
4)(15)は、左右両端が破袋機(1) の左右のフレーム(1a)
に固定された左右方向に伸びるストッパ(25)によりその
下方への揺動が規制されている。また、後から4番目の
袋破断装置(7) の丸鋸(17)は、左右両端が破袋機(1) の
左右のフレーム(1a)に固定された左右方向に伸びる別な
ストッパ(26)によりその上方への揺動も規制されてお
り、これによりこの袋破断装置(7) の上下方向の移動距
離が他の破断装置(4)(5)(6)(8)(9) の上下方向の移動距
離よりも小さくなされている。さらに、後から3番目以
降の袋破断装置(6)(7)(8)(9)のカバー(21)には、丸鋸(1
6)(17)(18)(19)を下方に付勢するウェイト(27)が固定さ
れている。なお、ウェイト(27)に代えて、ばねにより丸
鋸(16)(17)(18)(19)を下方に付勢するようにしてもよ
い。
【0028】図1に示すように、除袋機(2) は、前上が
り傾斜状に設けられかつ袋(B) の破片(B1)を搬送するエ
プロンコンベヤ(28)(搬送手段)と、エプロンコンベヤ
(28)の搬送経路の終端部の上方に設けられかつ袋(B) の
破片(B1)を吸引除去する吸引ダクト(29)(吸引手段)
と、エプロンコンベヤ(28)における搬送経路の始端部の
下方に設けられかつエプロンコンベヤ(28)の搬送経路に
沿って落下してきた有用廃プラスチック類(P) を受ける
回収容器(31)と、エプロンコンベヤ(28)の搬送面に向か
ってエアーを吹き付けるエアー吹き付けノズル(32)(エ
アー吹き付け手段)とを備えたものである。
【0029】除袋機(2) のエプロンコンベヤ(28)の前端
部、すなわち搬送経路の終端側の端部は水平となされて
いる。破袋機(1) のエプロンコンベヤ(3) の前端は、除
袋機(2) のエプロンコンベヤ(28)の前上がり傾斜部の長
さの中間部に臨んでいる。
【0030】図10に示すように、除袋機(2) のエプロ
ンコンベヤ(28)の搬送面に、複数のピン(33)が平面から
見て千鳥配置状に設けられている。ピン(33)は、エプロ
ンコンベヤ(28)を構成するすべてのエプロン(28a) のう
ちの1枚おきに設けられている。図11に示すように、
ピン(33)の下端部は、エプロン(28a) に設けられた1対
のブラケット(34)間に配され、ピン(33)に貫通状に固定
された左右方向に伸びる短い軸(35)の左右両端部がブラ
ケット(34)に回転自在に支持されることによって、前後
方向に揺動自在となされている。図12に示すように、
ピン(33)の下端部には、ピン(33)と直角をなしかつエプ
ロンコンベヤ(28)の搬送経路上において始端側に伸びた
揺動規制部(33a) が一体に形成されており、この揺動規
制部(33a) がエプロンコンベヤ(28)の搬送経路において
エプロン(28a) に当たることによって、搬送経路におい
ては、ピン(33)は搬送面に対して直角をなすように立
つ。また、ピン(33)は、搬送経路の終端を過ぎると、自
重により前方に回動し、鉛直下向きに倒れる(図1参
照)。
【0031】このような回収装置において、ホッパ(11)
から供給された有用廃プラスチック類収容袋(B) は、破
袋機(1) のエプロンコンベヤ(3) の搬送経路上を前方に
搬送され、最後尾の袋破断装置(4) の丸カッタ(14)によ
り袋(B) に切込みが入れられるとともに、丸鋸(13)によ
り袋(B) が引き裂かれる。ついで、後から2番目の袋破
断装置(5) の丸カッタ(15)により袋(B) にさらに切込み
が入れられ、さらに、後から3番目以降の袋破断装置
(6)(7)(8)(9) の丸鋸(16)(17)(18)(19)により袋(B)が引
き裂かれ、袋(B) が破片(B1)となる。ここで、破袋機
(1) の全ての袋破断装置(4) 〜(9) がエプロンコンベヤ
(3) の搬送面に対して接近、離隔するようになされてい
るので、有用廃プラスチック類収容袋(B) の大きさが異
なった場合にも、袋(B) だけを破断することができる。
特に、後から4番目の袋破断装置(7)がエプロンコンベ
ヤ(3) の搬送面に対して接近、離隔するさいの移動距離
が、他の袋破断装置(4)(5)(6)(8)(9) の同移動距離より
も小さくなされているので、袋(B) の破断を一層確実に
行うことができる。また、、エプロンコンベヤ(3) に設
けられたカッタ(12)の働きによっても、袋(B) が確実に
破断される。
【0032】その後、袋(B) の破片(B1)および有用プラ
スチック類(P) は、除袋機(2) のエプロンコンベヤ(28)
に移載されるとともに、エアー吹き付けノズル(32)によ
ってエプロンコンベヤ(28)の搬送面に向かってエアーが
吹き付けられ、その結果袋(B) の破片(B1)はピン(33)に
引掛かった状態でエプロンコンベヤ(28)の搬送経路上を
搬送され、搬送経路の終端部に至って吸引ダクト(29)に
より吸引除去される。また、ピン(33)は、搬送経路の終
端を過ぎると鉛直下向きに倒れるので、袋(B)の破片(B
1)が搬送手段の搬送経路の終端を越えて搬送されること
が防止され、吸引ダクト(29)による破片(B1)の吸引が一
層確実に行われる。一方、有用プラスチック類(P) は、
自重によりエプロンコンベヤ(28)の搬送経路に沿って落
下し、回収容器(31)に受けられる。こうして、廃棄物と
して袋(B) に入れた状態で収集された有用廃プラスチッ
ク類(P) が、袋(B) から取り出されて回収される。
【0033】図13はこの発明の他の実施形態を示す。
【0034】図13において、破袋機(1) における最後
尾の袋破断装置(40)は、左右方向に伸びる同一軸線上に
左右方向に間隔をおいて回転しないように配された3つ
の丸カッタ(41)を有している。その他の構成は、上述し
た第1の実施形態と同じである。
【0035】この場合、ホッパ(11)から供給された有用
廃プラスチック類収容袋(B) は、破袋機(1) のエプロン
コンベヤ(3) により前方に搬送され、最後尾および後か
ら2番目の袋破断装置(40)(5) の丸カッタ(41)(15)によ
り袋(B) に切込みが入れられる。その他は、上述した第
1の実施形態の場合と同様にして、有用配プラスチック
類(P) が回収される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による有用廃プラスチック類の回収装
置の1実施形態の全体構成を示す概略図である。
【図2】破袋機のエプロンコンベヤを示す部分拡大平面
図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】図1のV−V線拡大断面図である。
【図6】図1のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図1のVII−VII線拡大断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線拡大断面図である。
【図9】図1の破袋機の一部分を拡大して示す図であ
る。
【図10】除袋機のエプロンコンベヤを示す部分拡大平
面図である。
【図11】図10のXI−XI線拡大断面図である。
【図12】図1の除袋機の一部分を拡大して示す図であ
る。
【図13】この発明の他の実施形態を示す図3相当の図
である。
【符号の説明】
(1):破袋機 (2):除袋機 (3):エプロンコンベヤ(搬送手段) (4)(5)(6)(7)(8)(9):袋破断装置 (13)(16)(17)(18)(19):丸鋸 (14)(15):丸カッタ (28):エプロンコンベヤ(搬送手段) (29):吸引ダクト(吸引手段) (31):回収容器 (B):袋 (B1):破片 (P):有用廃プラスチック類

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物として袋に入れた状態で収集され
    た有用廃プラスチック類を、袋から取り出して回収する
    装置であって、 有用廃プラスチック類を収容している袋を破る破袋機
    と、袋の破片を除去するとともに有用廃プラスチック類
    を回収する除袋機とよりなり、 破袋機が、搬送手段および搬送手段の上方に前後方向に
    間隔をおいて配置された3以上の袋破断装置を備えてお
    り、最後尾の袋破断装置が左右方向に伸びる同一軸線上
    に左右方向に間隔をおいて回転しないように配された少
    なくとも1つの丸鋸および少なくとも2つの丸カッタを
    有するとともに丸カッタが左右方向外側部分に配され、
    後から2番目の袋破断装置が左右方向に伸びる同一軸線
    上に左右方向に間隔をおいて回転しないように配された
    複数の丸カッタを有し、後から3番目の袋破断装置が左
    右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおいて回
    転しないように配された複数の丸鋸を有しており、全て
    の袋破断装置の丸鋸および丸カッタが平面から見て千鳥
    配置状に設けられ、 除袋機が、前上がり傾斜状に設けられかつ袋の破片を搬
    送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路の終端部に設け
    られかつ袋の破片を吸引除去する吸引手段と、搬送手段
    の下方に設けられかつ搬送手段の搬送経路に沿って落下
    してきた有用廃プラスチック類を受ける回収容器とを備
    えている有用廃プラスチック類の回収装置。
  2. 【請求項2】 廃棄物として袋に入れた状態で収集され
    た有用廃プラスチック類を、袋から取り出して回収する
    装置であって、 有用廃プラスチック類を収容している袋を破る破袋機
    と、袋の破片を除去するとともに有用プラスチック類を
    回収する除袋機とよりなり、 破袋機が、搬送手段および搬送手段の上方に前後方向に
    間隔をおいて配置された4以上の袋破断装置を備えてお
    り、最後尾および後から2番目の袋破断装置が、それぞ
    れ左右方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおい
    て回転しないように配された複数の丸カッタを有し、後
    から3番目および4番目の袋破断装置が、それぞれ左右
    方向に伸びる同一軸線上に左右方向に間隔をおいて回転
    しないように配された複数の丸鋸を有しており、全ての
    袋破断装置の丸鋸および丸カッタが平面から見て千鳥配
    置状に設けられ、 除袋機が、前上がり傾斜状に設けられかつ袋の破片を搬
    送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路の終端部に設け
    られかつ袋の破片を吸引除去する吸引手段と、搬送手段
    の下方に設けられかつ搬送手段の搬送経路に沿って落下
    してきた有用廃プラスチック類を受ける回収容器とを備
    えている有用廃プラスチック類の回収装置。
  3. 【請求項3】 破袋機の搬送手段の搬送面に複数のカッ
    タが前後および左右方向に間隔をおいて設けられている
    請求項1または2記載の有用廃プラスチック類の回収装
    置。
  4. 【請求項4】 破袋機の全ての袋破断装置が搬送手段の
    搬送面に対して接近、離隔するようになされており、全
    ての袋破断装置のうち、前後の中央部よりも後方に位置
    するいずれか1つの袋破断装置の移動距離が、他の袋破
    断装置の移動距離よりも小さくなされている請求項1、
    2または3記載の有用廃プラスチック類の回収装置。
  5. 【請求項5】 除袋機の搬送手段の搬送面に、複数のピ
    ンが平面から見て千鳥配置状に設けられている請求項
    1、2、3または4記載の有用廃プラスチック類の回収
    装置。
  6. 【請求項6】 ピンが、搬送手段の搬送経路においては
    搬送面に対して直角をなすように立ち、搬送経路の終端
    を過ぎると鉛直下向きに倒れるようになされている請求
    項5記載の有用廃プラスチック類の回収装置。
  7. 【請求項7】 除袋機が、搬送手段の搬送面に向かって
    エアーを吹き付けるエアー吹き付け手段を備えている請
    求項1、2、3、4、5または6記載の有用廃プラスチ
    ック類の回収装置。
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