JP2007307467A - 廃棄包装食品の分離回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食品本体と包装材とを確実に分離することができる廃棄包装食品の分離回収装置を提供する。
【解決手段】 包装食品が投入されるホッパーと、ホッパー内の包装食品を一つ一つに整列させて次の工程へ搬送する整列搬送手段と、整列搬送手段で搬送されてくる包装食品の包装材を切断する切断手段と、切断手段に続いて設けられ、切断手段で切断された包装食品を受け入れ包装材と食品本体とに分離して回収する分離回収手段とを備え、分離回収手段に、切断された包装食品を包装材と食品本体とに分離すべく回転駆動され、一端部に包装材回収口と食品本体回収口とを有し、内部に包装材を包装材回収口に向けて吹き飛ばすための空気を噴出させる送風手段を配し、かつ、一端部が他端部より下方に位置されるように傾斜して設けられた撹拌ドラムを用いることにより、前記の課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃棄された包装食品を外装フィルム等の包装材と食品本体とに分離して別々に回収する廃棄包装食品の分離回収装置に関するものである。
食品本体、例えば、うどん、そば、ラーメン等のゆで麺は、衛生上の観点から包装材である袋状の外装フィルムに入れられて密閉状態で販売されているものがある。この食品本体が外装フィルムで包装されている包装食品は、工場等で生産されるが、生産時に例えば量目不足や量目過多等の不良品が大量にでる。不良品の包装食品は、工場より廃棄物として廃棄されるが、食品として問題があるわけではないので、これを回収してきて家畜(特に豚)の餌に供することが行われている。この包装食品は、外装フィルムなどの包装材によって包装されているので、このままでは家畜の餌に供することができないことから、包装材と食品本体とを分別する必要がある。この分別は、作業員が手作業で1つずつ行うと、多くの手間と時間と人件費がかかる。包装材と食品本体とを分離する廃棄包装食品の分離回収装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものが提案されている。
特許第336971号公報
この特許文献1に記載されている廃棄包装食品の分離回収装置は、包装食品を上下2台のコンベヤで挟持して搬送しつつコンベヤの途中に設けられた回転歯によって切断し、包装食品特に包装材の下面にその搬送方向に延びる切れ目を入れる。この切れ目が入れられた包装食品が切れ目が下面に入った状態のまま分離装置本体の上下2台のコンベヤ(上下コンベヤ)で挟持されつつ搬送される。この下コンベヤは、所定の間隔を開けて設けた2つの下コンベヤからなる。また、上コンベヤの上面には、上コンベヤの中央部を下コンベヤ間に押し付ける(上コンベヤが略V字状にする)案内ローラが設けられている。この案内ローラの下方の上下コンベヤ間に包装食品が通過すると、中味の食品本体が包装材の切れ目から包装材外の下コンベヤ間に押し出されて下方に落下し、中味の食品本体と包装材とが分離される。包装材は、上下コンベヤ間にそのまま挟持されつつ搬送され、上下コンベヤの端部から中味の食品本体とは別の箇所の包装材収納部に案内されるものである。
このように、特許文献1に記載されている廃棄包装食品の分離回収装置は、包装食品に切れ目を入れてこの切れ目から中味の食品本体を下方に押し出すが、食品本体を包装材から押し出すときに上下コンベヤで包装食品を挟持しているので、例えば、食品本体がゆで麺のような多数のものが集まったものでは、食品本体の一部が上下コンベヤで挟持されたまま落下せずに包装材と共に包装材収納部に案内されてしまうことがある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、食品本体と包装材とを確実に分離することができる廃棄包装食品の分離回収装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置は、廃棄された包装食品を包装材と食品本体とに分離して別々に回収する廃棄された包装食品の分離回収装置であって、前記包装食品が投入されるホッパーと、このホッパー内の前記包装食品を一つ一つに整列させて次の工程へ搬送する整列搬送手段と、この整列搬送手段で搬送されてくる前記包装食品の包装材を切断する切断手段と、この切断手段に続いて設けられ、前記切断手段で切断された前記包装食品を受け入れ包装材と食品本体とに分離して回収する分離回収手段とを備え、この分離回収手段に、前記切断された包装食品を包装材と食品本体とに分離すべく回転駆動され、一端部に前記包装材回収口と前記食品本体回収口とを有し、内部に前記包装材を前記包装材回収口から排出されるように空気を噴出させる送風手段を配し、かつ、一端部が他端部より下方に位置されるように傾斜して設けられた撹拌ドラムを用いることを特徴とする。
この発明によれば、包装食品は切断手段によって切断されてから撹拌ドラム内に至る。撹拌ドラムが回転駆動されることで、撹拌ドラム内の包装食品が撹拌されながら食品本体と包装材とに分離される。分離された包装材は送風手段によって包装材回収口から排出されて回収されると共に、食品本体は、食品本体回収口から回収される。従って、食品本体と包装材とを重量によって分別するので、食品本体と包装材とを確実に分離することができる。
本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記整列搬送手段が、前記ホッパーから前記包装食品が載置され、この載置された包装食品を一列に整列させるガイド部を有するコンベヤを備え、前記ホッパーが、前記包装食品を排出する排出開口部の大きさを調節して前記コンベヤ上に前記包装食品を1つずつ供給する開口部調節手段を備えることが好ましい。また、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記切断手段が、前記撹拌ドラムの他端部近傍に設けられた1つ又は2つ以上の回転歯であり、この回転歯によって前記搬送される包装食品の包装材が切断されると共に、この切断された包装食品が前記回転歯の回転力によって前記撹拌ドラム内に飛ばされるように構成することが好ましい。また、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記回転歯が、前記包装食品の搬送方向に対して直交する方向に間隔をあけて3つ設けられていることが好ましい。また、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記撹拌ドラム内に、第1衝突板を設け、前記回転歯の回転力によって前記撹拌ドラム内に飛ばされた前記切断された包装食品が前記第1衝突板に衝突してから撹拌ドラム内に至るように構成することが好ましい。
また、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記撹拌ドラム内に、その軸方向に延びると共にその径方向内方に延びる撹拌翼が前記撹拌ドラムの周方向に間隔をあけて2つ以上設けられていることが好ましい。また、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記撹拌ドラムの一端部が、筒状のカバーで覆われ、このカバーの下面が、前記撹拌ドラム側の端部が下方に位置されるように傾斜されていると共に、このカバーの前記撹拌ドラム側の端部が、前記食品本体回収口として開口され、かつ、前記カバーの残りの端部の開口部が、前記包装材回収口として形成されていることが好ましい。また、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置において、前記カバー内の前記包装材回収口の下方を、第2衝突板で仕切り、前記包装材回収口に向けて飛ばされた食品本体を前記第2衝突板に衝突させて、前記包装材回収口からの前記食品本体の排出を抑制するように構成することが好ましい。
以上説明したように本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置によれば、切断された包装食品が撹拌ドラム内で撹拌されながら食品本体と包装材とに自重により分離され、この分離された包装材が送風手段によって包装材回収口から回収されると共に、食品本体が食品本体回収口から回収されるので、食品本体と包装材とを確実に分離することができる。
以下、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図3は本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置の一例を示す図である。本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置は、廃棄された包装食品を包装材と食品本体とに分離して別々に回収するものである。食品本体としては、特に限定されないが、うどん、そば、ラーメンなどのゆで麺等である。このゆで麺等である食品本体は、衛生上の観点から包装材である袋状の外装フィルム等に入れられ密閉状態で販売等されている。外装フィルムとしては、特に限定されず、従来公知のもので、食品本体より重量が軽いものである。
本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置は、図1〜図3に示すように、包装食品10が投入されるホッパー2と、このホッパー2内の包装食品10を一つ一つに整列させて次の工程へ搬送する整列搬送手段4と、この整列搬送手段4で搬送されてくる包装食品10の包装材12を切断する切断手段3と、この切断手段3に続いて設けられ、切断手段3で切断された包装食品10を受け入れ包装材12と食品本体11とに分離して回収する分離回収手段5とを備え、この分離回収手段5に、切断された包装食品10を包装材12と食品本体11とに分離すべく回転駆動され、一端部に包装材回収口7と食品本体回収口8とを有し、内部に包装材12を包装材回収口7から排出されるように空気を噴出させる送風手段9を配し、かつ、一端部が他端部より下方に位置されるように傾斜して設けられた撹拌ドラム6を用いることに特徴がある。
ホッパー2は、包装食品10を1つずつ排出するものであり、整列搬送手段4の第1コンベヤ41の搬入端部の上方に設けられている。ホッパー2としては、第1コンベヤ41のベルト41a上に包装食品10を供給することができれば特に限定されるものではない。ベルト41aが走行移動すると共に包装食品10が排出されるホッパー2の排出開口部2aには、その排出開口部2aの開閉及び高さ調節を行う開口部調節手段20が設けられている。
開口部調節手段20は、例えば、ホッパー2の排出開口部2a上の表面にその高さ方向(上下方向)に移動可能に設けられた移動板21と、この移動板21を所望の位置に固定するためのネジ機構22等の固定機構とからなる。このように、移動板21の上下方向の高さを調節することで、排出開口部2aの高さが調節されてベルト41a上に包装食品10を1つずつ供給することができるようになっている。すなわち、包装食品10の厚さに応じて移動板21の高さつまり排出開口部2aの高さを調節することにより、ベルト41a上に包装食品10を1つずつ確実に供給することができるようになっている。
整列搬送手段4は、包装食品10を一つ一つに整列させて次の工程へ搬送することができれば特に限定されず、例えば、ホッパー2から包装食品10が載置され、この載置された包装食品10を一列に整列させるガイド部43を有するコンベヤ40等であってもよい。コンベヤ40としては、1台でも2台以上でもよく、例えば、ホッパー2から包装食品10が1つずつ供給される第1コンベヤ41と、この第1コンベヤ41からの包装食品10を撹拌ドラム6内に搬送する第2コンベヤ42とからなる。
第1コンベヤ41は、ホッパー2からの包装食品10を第2コンベヤ42の搬入端部に搬送するものである。第1コンベヤ41としては、特に限定されるものではなく、例えば、無端状のベルト41aが走行移動して包装食品10を搬送するものであり、ベルト41aの表面には包装食品10の滑りを防止する滑り止め41bが間隔をあけて多数設けられている。第1コンベヤ41のベルト41aの走行速度は、特に限定されず、包装食品10に応じて任意に決められる。この第1コンベヤ41の搬送路上にガイド部43が設けられている。
ガイド部43は、第1コンベヤ41上の包装食品10を1列に整列させるものである。ガイド部43としては、例えば、ホッパー2の近傍に設けられ、ホッパー2からの包装食品10をベルト41aの中央部側に案内するハの字状の第1案内部46と、この第1案内部46に接続されると共に第1コンベヤ41の排出端部近傍まで延び、包装食品10をベルト41aの中央部に位置させる第2案内部47と、第1コンベヤ41の排出端部に設けられ、包装食品10を第2コンベヤ42のベルト42aの略中央部に案内するハの字状の第3案内部48とからなる。このガイド部43により、ホッパー2から1つずつ第1コンベヤ41上に載置された包装食品10は、ベルト41aの中央部に1列に整列された状態で第2コンベヤ42のベルト42aの幅方向の略中央部に搬送されるようになっている。
第2コンベヤ42は、包装食品10を撹拌ドラム6内に搬送するものである。この第2コンベヤ42は、特に限定されず、例えば、無端状のベルト42aが走行移動して包装食品10を搬送するものである。この第2コンベヤ42は、例えば、搬送路が略水平方向に延び、ベルト42aの表面には、包装食品10の滑りを防止する滑り止め42bが間隔をあけて多数設けられている。第2コンベヤ42のベルト42aの走行速度は、特に限定されず、包装食品10に応じて任意に決められる。
第2コンベヤ42の搬出端部は、例えば、撹拌ドラム6の他端部側の開口部(第1開口部ということがある。)内に位置されている。第2コンベヤ42の搬送路上の撹拌ドラム6の近傍には、切断手段3が設けられていると共に、その搬送路上の切断手段3の上流側には、包装食品10をベルト42aの略中央部に案内するガイド部43としての案内板49が設けられている。案内板49としては、特に限定されず、ベルト42aの側部に位置された包装食品10をベルト42aの中央部に案内するものであり、例えば2つ設けられている。
切断手段3は、第2コンベヤ42上を移動する包装食品10の包装材12を切断するものである。切断手段3としては、包装食品10の包装材12の切断を行えれば特に限定されず、例えば、円盤状の回転歯32を回転数調節可能なモータ31により回転駆動させるものであってもよい。回転歯32の数は、特に限定されず、1つでも2つ以上でも良く、例えば、3つであることが好ましい。これら3つの回転歯32は、例えば、搬送される包装食品10の幅方向の略中央部と、この中央部と幅方向の両端部との間の略中央部の3箇所であることが好ましい。
これらの回転歯32は、第2コンベヤ42上を移動する包装食品10の上面の表面の包装材12のみを切断することができるように設定されることが好ましいが、包装材12のみを切断するように設定することは難しいので、包装材12と多少の食品本体11が切断されるように設定してもよい。また、回転歯32は、包装食品10の包装材12を切断すると共に、この切断された包装食品10が回転歯32の回転力によって撹拌ドラム6内に飛ばされるものであることが好ましい。回転歯32の回転数は、特に限定されず、例えば、包装食品10に応じて任意に決められるが、例えば、1000rpm以上であることが好ましい。
撹拌ドラム6は、円筒状に形成されている。撹拌ドラム6の両端部寄りの外周には、その周方向に延びるレール61がそれぞれ設けられている。これらレール61が、機枠13に回転可能に設けられた回転ローラ14に係合して、撹拌ドラム6がその軸回りに回転可能に機枠13に支持されている。また、撹拌ドラム6は、第1開口部より第2開口部(他方の開口部)の方が重力方向下方に位置されるように傾斜した状態で機枠13に配置されている。すなわち、撹拌ドラム6は、回転可能で、かつ、軸が傾斜した状態で機枠13に設けられている。撹拌ドラム6の傾斜角度は、撹拌ドラム6内で包装材12と食品本体11との分離が十分に行うことができれば特に限定されない。この機枠13には、第2コンベヤ42と切断手段3とが取り付けられている。
また、撹拌ドラム6の略中央部の外周には、その周方向に延びる歯車62が設けられている。この歯車62には、機枠13に取り付けられている回転数調節可能な駆動モータ65により回転駆動される駆動歯車(図示せず)が螺合されており、駆動モータ65の駆動により撹拌ドラム6が回転駆動されるようになっている。撹拌ドラム6の回転速度は、撹拌ドラム6内で包装材12と食品本体11との分離が十分に行うことができれば特に限定されず、撹拌ドラムの大きさや包装食品10に応じて任意に決められる。
また、撹拌ドラム6内には、その軸方向に延びると共にその径方向内方に延びる撹拌翼63がその周方向に間隔をあけて2つ以上設けられている。撹拌翼63の軸方向の長さ及び径方向の長さは、撹拌ドラム6内で食品本体11と包装材12との分離を行える範囲から任意に決められる。撹拌翼63の数は、特に限定されず、例えば、5つであり、この5つの撹拌翼63が等間隔(72°間隔)で撹拌ドラム6内に設けられている。撹拌ドラム6が回転駆動されて第1開口部から切断された包装食品10が撹拌ドラム6内に導かれると、撹拌翼63によって包装食品10が撹拌されて食品本体11と包装材12とに分離されると共に、これら食品本体11及び包装材12が第2開口部方向に移送されるようになっている。
また、撹拌ドラム6内の第1開口部近傍であって第2コンベヤ42の搬出端部より搬出方向前方には、撹拌ドラム6の軸方向に対して直交する面に延びる第1衝突板35が設けられている。すなわち、第1衝突板35は、回転歯32によって切断された後に回転歯32の回転力によって飛ばされる包装食品10が衝突し得るように機枠13に設けられている。このように、切断された包装食品10が第1衝突板35に衝突することにより、食品本体11と包装材12との分離が促されると共に、第1衝突板35に衝突した包装食品10や分離された食品本体11、包装材12が撹拌ドラム6内に落下するようになっている。
送風手段9は、撹拌ドラム6内の包装材12を包装材回収口7から排出されるように空気を噴出させるものであり、例えば、撹拌ドラム6内に空気を噴出させる空気噴出口(図示せず)を設けるようにしてもよい。空気噴出口は、空気を噴出させることができれば特に限定されず、例えば、撹拌ドラム6内の略中央部から一端部までの間に設けられていることが好ましい。空気噴出口としては、例えば、撹拌ドラム6内に第1開口部からその軸方向に延びる送風管91を挿通して、この送風管91の先端開口部を空気噴出口として形成することが好ましい。送風管91の一端部である基部には、フレキシブルホース92を介して送風機93に接続されている。送風管91の他端部(先端部)は、撹拌ドラム6内の中央部より第2開口部寄りに位置されており、送風管91の空気噴出口から噴出された空気によって撹拌ドラム6内の包装材12が包装材回収口7から排出されるように構成されている。
また、撹拌ドラム6の一端部の外周近傍には、この撹拌ドラム6の他方の端部を覆うようにカバー15が設けられている。カバー15は、略筒状に形成されている。カバー15の下面は、撹拌ドラム6の一端部を覆う側が重力方向の下方に位置されるように傾斜されている。カバー15の一方の開口部(撹拌ドラム6の一端部を覆う側の開口部)の下方は、食品本体11を排出する食品本体回収口8として形成されている。すなわち、撹拌ドラム6の第2開口部から落下した食品本体11が直接食品本体回収口8から排出されると共に、カバー15の下面をその傾斜に沿って移動して食品本体回収口8から排出されるようになっている。
カバー15の残りの開口部は、包装材回収口7として形成されている。この包装材回収口7は、撹拌ドラム6の上方に位置されるようにカバー15が形成されている。カバー15内の包装材回収口7の近傍には、包装材回収口7の下方を仕切る第2衝突板36が設けられている。第2衝突板36は、送風管91から噴出された空気によって吹き飛ばされた食品本体11と包装材12とが衝突して、食品本体11を食品本体回収口8から排出させて回収すると共に、包装材12を包装材回収口7から排出させて回収すものである。この第2衝突板36としては、特に限定されず、平板状に形成されたものであってもよいが、平板を略直角に曲げたようなL字状に形成されたものがよい。この第2衝突板36は、例えば、平板状の基部36aと、この基部36aから略直角に曲げてなる曲げ部36bとからなる。この第2衝突板36は、曲げ部36bが包装材回収口7側に位置されると共に撹拌ドラム6側に向かうように基部36aがカバー15の傾斜した下面に取り付けられている。これにより、送風管91からの空気によって吹き飛ばされた食品本体11と包装材12とが基部36aに衝突して、重量が重い食品本体11は基部36a及びカバー15の下面を介して食品本体回収口8から排出されて回収されると共に、重量が軽い包装材12は、基部36aから曲げ部36bに衝突して形成される空気の渦流(例えば竜巻状の空気の流れ)によってカバー15内を上方に吹き上がってから包装材回収口7から排出されて回収されるようになっている。
カバー15の包装材回収口7には、排出カバー16が設けられていることが好ましい。排出カバー16は、撹拌ドラム6の長手方向に直線状に直線部16aとして延びてから重力方向下方に略直角に曲げられてなる先端部16bを有する略L字状に形成されていることが好ましい。この排出カバー16は、網部材によって形成されていることが好ましい。このように排出カバー16が網部材により形成されていると、排出カバー16に流入した空気が網部材の網目から外部に流出するので、包装材回収口7から食品本体11がたとえ入ったとしてもその勢いがなくなり食品本体11は排出カバー16の直線部16aの下部に落下すると共に、包装材12は排出カバー16の略L字状に曲げられた先端部16bから排出されるようになっている。
また、排出カバー16の直線部16aの下部を開閉可能な蓋体17として形成することが好ましく、これにより、直線部16aの下部上の食品本体11を排出することができるようになっている。また、排出カバー16の先端部16bには、例えば重力方向に延びる網袋84を設置して包装材12を回収することが好ましい。網袋84は、包装材収容かご85に支持させるようにしてもよい。また、排出カバー16の先端部16bには、網袋84内の重力方向下方に向けて空気を噴出する噴出口(図示せず)を設けることが好ましい。この噴出口としては、例えば、先端部16b内に重力方向下方に延びる空気パイプ97の開口部等であってもよく、この空気パイプ97は、例えば、フレキシブルホース94を介して送風機93に接続されている。
次に、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置1の作用を説明する。
第1コンベヤ41のベルト41a上に包装食品10が1つずつ供給されるように、移動板21の高さを移動させてホッパー2の排出開口部2aの高さを調節する。調節後、第1コンベヤ41及び第2コンベヤ42を駆動させてそれぞれのベルト41a、42aを走行移動させると共に、モータ31により回転歯32を回転駆動させ、かつ、駆動モータ65により撹拌ドラム6を回転駆動させる。また、送風機93を駆動させて送風管91より空気を噴出させる。
この状態で、ホッパー2に投入されている包装食品10が、ホッパー2の排出開口部2aから1つずつ第1コンベヤ41のベルト41a上に載置されつつ搬送される。このとき、第1コンベヤ41の搬送路上のガイド部43によって、包装食品10がベルト41aの中央部に1列に整列される。この1列に整列された包装食品10が順次第1コンベヤ41から第2コンベヤ42に搬送される。
包装食品10は、第2コンベヤ42で搬送されつつ回転歯32によって包装材12が切断される。このように、包装食品10が回転歯32によって切断されると、回転歯32の回転力によって包装食品10が第2コンベヤ42の搬送方向前方に飛ばされて第1衝突板35に衝突する。この衝突により、包装材12から食品本体11が出たりするので、食品本体11と包装材12との分離が促進される。この食品本体11、包装材12及び分離されなかった包装食品10が第1衝突板35から撹拌ドラム6内に落下する。
撹拌ドラム6内に落下した包装食品10は、撹拌ドラム6の回転によって撹拌される。この撹拌ドラム6の内面には、撹拌翼63が例えば5つ設けられているために、これら撹拌翼63によって確実に切断された包装食品10が撹拌されるので、切断された包装材12の切れ目から食品本体11が包装材12外に出て、食品本体11と包装材12とに分離される。
分離された食品本体11と包装材12とは、撹拌ドラム6内で撹拌されつつ撹拌ドラム6が傾斜されているので、第1開口部から第2開口部へと移動する。これら食品本体11と包装材12とが第2開口部近傍に至ると、送風管91からの空気によって包装材回収口7方向へとに吹き飛ばされて第2衝突板36に衝突する。第2衝突板36に衝突した食品本体11は、重量が重いために、第2衝突板36の曲げ部36bを吹き上がることなく基部36a及びカバー15の下面を介して食品本体回収口8から排出されて例えば食品回収かご86等に落下回収される。また、第2衝突板36がL字状に形成されているために、重量が重い食品本体11が曲げ部36bを吹き上がって包装材回収口7から排出されることがほとんどないので、確実に食品本体11を分離回収することができる。
一方、重量が軽い包装材12は、第2衝突板36の基部36aや曲げ部36bに衝突した後に、基部36aから曲げ部36bに衝突して形成される空気の渦流(例えば竜巻状の空気の流れ)によってカバー15内を上方に吹き上がってから包装材回収口7から排出カバー16を介して例えば網袋84に落下回収される。
したがって、本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置1は、回転歯32によって切断された包装食品10が第1衝突板35や撹拌ドラム6によって食品本体11と包装材12とに自重により分離され、この分離された包装材12が空気によって包装材回収口7から回収されると共に、食品本体11が食品本体回収口8から回収されるので、食品本体11と包装材12とを自動的に確実に分離回収することができる。
また、カバー15の包装材回収口7には、網部材によって略L字状に形成された排出カバー16が設けられていることで、包装材回収口7から排出カバー16内に食品本体11が流入したとしても空気が排出カバー16を通ったりするので、その食品本体11の勢いがなくなり食品本体11は排出カバー16の直線部の下部に落下する。その結果、食品本体11と包装材12とをより一層確実に自動的に分離回収することができる。
また、排出カバー16の先端部16b内に重力方向下方に延びる空気パイプ97が設けられ、送風機93からの空気が空気パイプ97から網袋84内の重力方向下方に向けて噴出されると、この空気によって網袋84内の包装材12が空気によってプレスされる。このため、網袋84内では包装材12が空気によってプレスされながら回収されるので、自然に大量の包装材12を網袋84内に回収することができる。
以上説明したように本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置は、切断された包装食品が撹拌ドラム内で撹拌されながら食品本体と包装材とに自重により分離され、この分離された包装材が送風手段によって包装材回収口から回収されると共に、食品本体が食品本体回収口から回収されるので、食品本体と包装材とを確実に分離回収することができることから、工業的価値が高いものである。
本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置の一例を示す側面図である。 本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置の一例を示す概略平面図である。 本発明に係る廃棄包装食品の分離回収装置の要部を示す概略で、(a)は側面図、(b)は(a)中A−A線矢視図、(c)は(a)中B−B線矢視図である。 本発明に係る撹拌ドラムの一例を示す図で、(a)は側面図、(b)は正面図である。 本発明に係る第1コンベヤの搬出端部の一例を示す斜視図である。 本発明に係るホッパーのベルト開口部の一例を示す概略図で、(a)は正面図、(b)は断面図である。
符号の説明
1 廃棄包装食品の分離回収装置
2 ホッパー
3 切断手段
4 整列搬送手段
5 分離回収手段
6 撹拌ドラム
7 包装材回収口
8 食品本体回収口
9 送風手段
10 包装食品
11 食品本体
12 包装材
15 カバー
20 開口部調節手段
32 回転歯
35 第1衝突板
36 第2衝突板
41 第1コンベヤ
42 第2コンベヤ
43 ガイド部

Claims (8)

  1. 廃棄された包装食品を包装材と食品本体とに分離して別々に回収する廃棄された包装食品の分離回収装置であって、
    前記包装食品が投入されるホッパーと、
    このホッパー内の前記包装食品を一つ一つに整列させて次の工程へ搬送する整列搬送手段と、
    この整列搬送手段で搬送されてくる前記包装食品の包装材を切断する切断手段と、
    この切断手段に続いて設けられ、前記切断手段で切断された前記包装食品を受け入れ包装材と食品本体とに分離して回収する分離回収手段とを備え、
    この分離回収手段に、前記切断された包装食品を包装材と食品本体とに分離すべく回転駆動され、一端部に前記包装材回収口と前記食品本体回収口とを有し、内部に前記包装材を前記包装材回収口から排出されるように空気を噴出させる送風手段を配し、かつ、一端部が他端部より下方に位置されるように傾斜して設けられた撹拌ドラムを用いることを特徴とする、廃棄包装食品の分離回収装置。
  2. 前記整列搬送手段が、前記ホッパーから前記包装食品が載置され、この載置された包装食品を一列に整列させるガイド部を有するコンベヤを備え、前記ホッパーが、前記包装食品を排出する排出開口部の大きさを調節して前記コンベヤ上に前記包装食品を1つずつ供給する開口部調節手段を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
  3. 前記切断手段が、前記撹拌ドラムの他端部近傍に設けられた1つ又は2つ以上の回転歯であり、この回転歯によって前記搬送される包装食品の包装材が切断されると共に、この切断された包装食品が前記回転歯の回転力によって前記撹拌ドラム内に飛ばされるように構成したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
  4. 前記回転歯が、前記包装食品の搬送方向に対して直交する方向に間隔をあけて3つ設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
  5. 前記撹拌ドラム内に、第1衝突板を設け、前記回転歯の回転力によって前記撹拌ドラム内に飛ばされた前記切断された包装食品が前記第1衝突板に衝突してから撹拌ドラム内に至るように構成したことを特徴とする、請求項3又は4に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
  6. 前記撹拌ドラム内に、その軸方向に延びると共にその径方向内方に延びる撹拌翼が前記撹拌ドラムの周方向に間隔をあけて2つ以上設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
  7. 前記撹拌ドラムの一端部が、筒状のカバーで覆われ、このカバーの下面が、前記撹拌ドラム側の端部が下方に位置されるように傾斜されていると共に、このカバーの前記撹拌ドラム側の端部が、前記食品本体回収口として開口され、かつ、前記カバーの残りの端部の開口部が、前記包装材回収口として形成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
  8. 前記カバー内の前記包装材回収口の下方を、第2衝突板で仕切り、前記包装材回収口に向けて飛ばされた食品本体を前記第2衝突板に衝突させて、前記包装材回収口からの前記食品本体の排出を抑制するように構成したことを特徴とする、請求項7に記載の廃棄包装食品の分離回収装置。
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