JPH1189945A - 生体刺激装置 - Google Patents
生体刺激装置Info
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- JPH1189945A JPH1189945A JP25895997A JP25895997A JPH1189945A JP H1189945 A JPH1189945 A JP H1189945A JP 25895997 A JP25895997 A JP 25895997A JP 25895997 A JP25895997 A JP 25895997A JP H1189945 A JPH1189945 A JP H1189945A
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- stimulus
- skin
- frequency
- low
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 片手で使い勝手良く、丸みのある肌部分であ
っても無理に手首を使うことなく容易に均一に当てるこ
とができて、確実に生体に低周波刺激を与える。 【解決手段】 2つの電極であるパルス伝達導子32は
シーソ構造の揺動部材35の両端部に固定されているの
で、一方のパルス伝達導子32を介して先に肌に当接す
ると、その一方のパルス伝達導子32は肌からの押圧力
で後退し、他方のパルス伝達導子32は支点34による
揺動部材35のシーソ運動で肌に対して接近して来るよ
うに動くことで、丸みのある肌部分であっても無理に手
首を曲げて使うことなく片手で使い勝手良く容易に曲面
の肌に対してその当接角度に沿わせることが可能となる
と共に、両電極のうち何れか一方が肌から浮いてしまう
ということはなく、肌への均一な当接力で肌に当接させ
ることが可能となり、確実に生体に低周波刺激を与える
ことが可能となる。
っても無理に手首を使うことなく容易に均一に当てるこ
とができて、確実に生体に低周波刺激を与える。 【解決手段】 2つの電極であるパルス伝達導子32は
シーソ構造の揺動部材35の両端部に固定されているの
で、一方のパルス伝達導子32を介して先に肌に当接す
ると、その一方のパルス伝達導子32は肌からの押圧力
で後退し、他方のパルス伝達導子32は支点34による
揺動部材35のシーソ運動で肌に対して接近して来るよ
うに動くことで、丸みのある肌部分であっても無理に手
首を曲げて使うことなく片手で使い勝手良く容易に曲面
の肌に対してその当接角度に沿わせることが可能となる
と共に、両電極のうち何れか一方が肌から浮いてしまう
ということはなく、肌への均一な当接力で肌に当接させ
ることが可能となり、確実に生体に低周波刺激を与える
ことが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば美容機器、
特に美顔機器などに用いられ、人間の顔などの生体に電
気的低周波刺激や機械的低周波振動刺激などの低周波刺
激を与えて筋肉をリフレッシュさせる生体刺激装置に関
する。
特に美顔機器などに用いられ、人間の顔などの生体に電
気的低周波刺激や機械的低周波振動刺激などの低周波刺
激を与えて筋肉をリフレッシュさせる生体刺激装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生体刺激装置は、種々の
美容処理に用いられ、特に、人間の顔などの生体に対し
て、所定電圧の刺激パルスによる電気的低周波刺激を一
対の電極部を介して与えたり、皮膚を叩いたり振動させ
たりする機械的低周波振動刺激を皮下組織や筋肉に対し
て、一対の振動伝達部を介して与えたりしていた。これ
らの電気的低周波刺激や機械的低周波振動刺激の他には
温度的刺激など多種多様な生体刺激がある。
美容処理に用いられ、特に、人間の顔などの生体に対し
て、所定電圧の刺激パルスによる電気的低周波刺激を一
対の電極部を介して与えたり、皮膚を叩いたり振動させ
たりする機械的低周波振動刺激を皮下組織や筋肉に対し
て、一対の振動伝達部を介して与えたりしていた。これ
らの電気的低周波刺激や機械的低周波振動刺激の他には
温度的刺激など多種多様な生体刺激がある。
【0003】図9は従来の生体刺激装置の一例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【0004】図9において、この生体刺激装置としての
刺激プローブ100は、プラスチック製の外壁部材10
1内に、コード102の電力線を介して電力供給される
モータ103と、このモータ103の回転軸に連結され
た偏心分銅である偏心カム104と、コード102の信
号線を介して電気的低周波刺激パルスを生体に供給可能
な一対のパルス伝達導子105とを有しており、肩こり
の治療や美容を目的として、生体に低周波の刺激パルス
による電気的刺激を、パルス伝達導子105に装着され
た刺激体(図示せず)を介して与えると共に、偏心カム
103の回転による機械的低周波振動をパルス伝達導子
105さらに刺激体(図示せず)を介して生体に与える
ようになっていた。
刺激プローブ100は、プラスチック製の外壁部材10
1内に、コード102の電力線を介して電力供給される
モータ103と、このモータ103の回転軸に連結され
た偏心分銅である偏心カム104と、コード102の信
号線を介して電気的低周波刺激パルスを生体に供給可能
な一対のパルス伝達導子105とを有しており、肩こり
の治療や美容を目的として、生体に低周波の刺激パルス
による電気的刺激を、パルス伝達導子105に装着され
た刺激体(図示せず)を介して与えると共に、偏心カム
103の回転による機械的低周波振動をパルス伝達導子
105さらに刺激体(図示せず)を介して生体に与える
ようになっていた。
【0005】このように、パルス伝達導子105さらに
刺激体(図示せず)を介して生体に電気的低周波刺激を
与えることで、電気的低周波刺激による強制的な筋肉運
動によって筋肉を強化し、かつ皮下組織や筋肉への血行
をよくし表皮活性化のための新陳代謝を盛んにするた
め、皮下組織および皮下の筋肉の健全さを向上させると
共に、皮下組織および皮下の筋肉の保水能力を向上させ
て弾力性を増進させる電気的刺激効果を実現していた。
また、パルス伝達導子105さらに刺激体(図示せず)
を介して生体に機械的低周波振動刺激を与えることで、
皮膚を叩いたり振動させたりする機械的低周波振動刺激
を皮下組織や筋肉に対して与えるため、皮下組織や筋肉
をほぐして血行をよくしてリフレッシュした皮膚とする
と共に、電気的低周波刺激による筋肉運動の疲労を柔ら
げるようにしていた。
刺激体(図示せず)を介して生体に電気的低周波刺激を
与えることで、電気的低周波刺激による強制的な筋肉運
動によって筋肉を強化し、かつ皮下組織や筋肉への血行
をよくし表皮活性化のための新陳代謝を盛んにするた
め、皮下組織および皮下の筋肉の健全さを向上させると
共に、皮下組織および皮下の筋肉の保水能力を向上させ
て弾力性を増進させる電気的刺激効果を実現していた。
また、パルス伝達導子105さらに刺激体(図示せず)
を介して生体に機械的低周波振動刺激を与えることで、
皮膚を叩いたり振動させたりする機械的低周波振動刺激
を皮下組織や筋肉に対して与えるため、皮下組織や筋肉
をほぐして血行をよくしてリフレッシュした皮膚とする
と共に、電気的低周波刺激による筋肉運動の疲労を柔ら
げるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
に、振動伝達部を兼ねた一対の電極であるパルス伝達導
子105をプローブとして一体化した刺激プローブ10
0は、両手を使うことなく片手で顔などの肌の当てたい
所に当てて処置することができるという手軽さがあるも
のの、肌が曲面となっているような場所では、刺激体
(図示せず)の両極が均一に当てづらく、両極の一方の
肌への当接力がゆる過ぎたり両極の一方が浮いたりする
こともあり、この場合には、肌に低周波電流や低周波振
動が伝わりにくいという問題を有していた。
に、振動伝達部を兼ねた一対の電極であるパルス伝達導
子105をプローブとして一体化した刺激プローブ10
0は、両手を使うことなく片手で顔などの肌の当てたい
所に当てて処置することができるという手軽さがあるも
のの、肌が曲面となっているような場所では、刺激体
(図示せず)の両極が均一に当てづらく、両極の一方の
肌への当接力がゆる過ぎたり両極の一方が浮いたりする
こともあり、この場合には、肌に低周波電流や低周波振
動が伝わりにくいという問題を有していた。
【0007】また、肌が曲面となっているような場所で
は、使用者は、無理して手首を曲げて刺激体(図示せ
ず)の両極が均一に当たるようにしようとするが、手首
を曲げて使っての刺激プローブ100の使用はたいへん
疲れるものであるという問題を有していた。
は、使用者は、無理して手首を曲げて刺激体(図示せ
ず)の両極が均一に当たるようにしようとするが、手首
を曲げて使っての刺激プローブ100の使用はたいへん
疲れるものであるという問題を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、片手で使い勝手良く、丸みのある肌部分であっても
無理に手首を曲げて使うことなく容易に両極を均一に当
てることができて、確実に生体に低周波刺激を与えるこ
とができる生体刺激装置を提供することを目的とする。
で、片手で使い勝手良く、丸みのある肌部分であっても
無理に手首を曲げて使うことなく容易に両極を均一に当
てることができて、確実に生体に低周波刺激を与えるこ
とができる生体刺激装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の生体刺激装置
は、刺激プローブヘッド部の刺激供給部材を介して生体
に低周波刺激を与える生体刺激装置において、ヘッド部
には、両側が支点を介してシーソ状に揺動する揺動部材
が配設され、揺動部材は、前記両側に刺激供給部材が配
設されて刺激供給部材を前記ヘッド部に対してシーソ状
に出退するように構成されていることを特徴とするもの
である。ここでいう低周波刺激とは、電気的低周波刺激
と機械的刺激を含むものである。
は、刺激プローブヘッド部の刺激供給部材を介して生体
に低周波刺激を与える生体刺激装置において、ヘッド部
には、両側が支点を介してシーソ状に揺動する揺動部材
が配設され、揺動部材は、前記両側に刺激供給部材が配
設されて刺激供給部材を前記ヘッド部に対してシーソ状
に出退するように構成されていることを特徴とするもの
である。ここでいう低周波刺激とは、電気的低周波刺激
と機械的刺激を含むものである。
【0010】上記構成により、電極である刺激供給部材
はシーソ構造の両端部に固定されてヘッド部に対してシ
ーソ状に出退するように構成されているので、一方の刺
激供給部材が先に肌に当接すると、その一方の刺激供給
部材は肌に押圧されて後退し、他方の刺激供給部材はシ
ーソ運動で肌に対して接近して肌に当接するように動く
ことで、丸みのある肌部分であっても無理に手首を曲げ
て使うことなく容易に曲面の肌に対してその当接角度に
沿うことが可能となって使い勝手が良い。また、両方の
刺激供給部材が肌に当接した後には、刺激供給部材の一
方が後退すれば他方が突出するようにシーソ状に動くの
で、何れか一方の電極が肌から浮いてしまうということ
はなく、肌への均一な当接力で両方の刺激供給部材を肌
に当接させることが可能となって、確実に生体に低周波
刺激を与えることが可能となる。さらに、両方の刺激供
給部材はシーソ運動でその一方が後退すれば他方が突出
して来るようにシーソ状に動くので、曲面の肌に対して
も、直線的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて使
うことなく容易に両刺激供給部材を肌に当接させること
が可能となってその肌へのアクセスのための動作距離も
短縮されより素早い両刺激供給部材の肌への当接が可能
となる。
はシーソ構造の両端部に固定されてヘッド部に対してシ
ーソ状に出退するように構成されているので、一方の刺
激供給部材が先に肌に当接すると、その一方の刺激供給
部材は肌に押圧されて後退し、他方の刺激供給部材はシ
ーソ運動で肌に対して接近して肌に当接するように動く
ことで、丸みのある肌部分であっても無理に手首を曲げ
て使うことなく容易に曲面の肌に対してその当接角度に
沿うことが可能となって使い勝手が良い。また、両方の
刺激供給部材が肌に当接した後には、刺激供給部材の一
方が後退すれば他方が突出するようにシーソ状に動くの
で、何れか一方の電極が肌から浮いてしまうということ
はなく、肌への均一な当接力で両方の刺激供給部材を肌
に当接させることが可能となって、確実に生体に低周波
刺激を与えることが可能となる。さらに、両方の刺激供
給部材はシーソ運動でその一方が後退すれば他方が突出
して来るようにシーソ状に動くので、曲面の肌に対して
も、直線的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて使
うことなく容易に両刺激供給部材を肌に当接させること
が可能となってその肌へのアクセスのための動作距離も
短縮されより素早い両刺激供給部材の肌への当接が可能
となる。
【0011】また、好ましくは、本発明の生体刺激装置
において、出退自在な刺激供給部材を刺激プローブのヘ
ッド部の外方に出る方向に付勢する弾性部材が刺激プロ
ーブのヘッド部に配設されている。
において、出退自在な刺激供給部材を刺激プローブのヘ
ッド部の外方に出る方向に付勢する弾性部材が刺激プロ
ーブのヘッド部に配設されている。
【0012】この構成により、ヘッド部に対して両刺激
供給部材を出退させるシーソ構造に、ヘッド部外方に付
勢するばね荷重が加えられているので、両刺激供給部材
は常にシーソの釣合い位置に戻ろうとして働き、曲面の
肌の変化に対してもよりスムーズかつ均一に肌に当接さ
せることが可能となると共に、そのばね荷重の当接力で
刺激供給部材の肌への当接が可能となりソフトな当接と
なる。
供給部材を出退させるシーソ構造に、ヘッド部外方に付
勢するばね荷重が加えられているので、両刺激供給部材
は常にシーソの釣合い位置に戻ろうとして働き、曲面の
肌の変化に対してもよりスムーズかつ均一に肌に当接さ
せることが可能となると共に、そのばね荷重の当接力で
刺激供給部材の肌への当接が可能となりソフトな当接と
なる。
【0013】さらに、本発明の生体刺激装置は、刺激プ
ローブヘッド部の刺激供給部材を介して生体に低周波刺
激を与える生体刺激装置において、刺激供給部材は刺激
プローブヘッド部の外方に出る方向に交差する方向を回
動軸として回動自在に軸支されていることを特徴とする
ものである。
ローブヘッド部の刺激供給部材を介して生体に低周波刺
激を与える生体刺激装置において、刺激供給部材は刺激
プローブヘッド部の外方に出る方向に交差する方向を回
動軸として回動自在に軸支されていることを特徴とする
ものである。
【0014】この構成により、刺激プローブのヘッド部
(グリップ部)に対して両刺激供給部材は横方向にスイ
ング可能であるので、肌への当接角度は両刺激供給部材
で調整可能となり、グリップ部では当接角度を変えるこ
となく握りやすいグリップ位置で容易に刺激プルーブが
使用可能となる。
(グリップ部)に対して両刺激供給部材は横方向にスイ
ング可能であるので、肌への当接角度は両刺激供給部材
で調整可能となり、グリップ部では当接角度を変えるこ
となく握りやすいグリップ位置で容易に刺激プルーブが
使用可能となる。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の生体刺激装
置における刺激供給部材は、低周波刺激として低周波電
流を供給可能な電極部と、この電極部に着脱可能で生体
に対して低周波刺激を与える刺激体と、この刺激体の電
極部への着脱動作に連動して電極部に対する低周波電流
の供給をオン/オフする接点部材とを有したことを特徴
とするものである。
置における刺激供給部材は、低周波刺激として低周波電
流を供給可能な電極部と、この電極部に着脱可能で生体
に対して低周波刺激を与える刺激体と、この刺激体の電
極部への着脱動作に連動して電極部に対する低周波電流
の供給をオン/オフする接点部材とを有したことを特徴
とするものである。
【0016】この構成により、電極に刺激体を装着した
場合のみ通電が可能となるようにすれば、刺激体を介さ
ないといった誤使用が防止され、肌への直接的な刺激に
よる痛みが防止される。
場合のみ通電が可能となるようにすれば、刺激体を介さ
ないといった誤使用が防止され、肌への直接的な刺激に
よる痛みが防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る生体刺激装置
の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明
は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明
は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0018】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1の生体刺激装置の蓋を開いた状態を示す斜視図であ
る。
1の生体刺激装置の蓋を開いた状態を示す斜視図であ
る。
【0019】図1において、刺激プローブ1の刺激体2
を介して生体の刺激ポイントに低周波刺激を供給する生
体刺激装置3は、奥側に幅が若干大きくなった略円形状
に構成されており、その略円形状で樹脂製のケース本体
4の上面を覆う前記略円形状の上蓋5がケース本体4に
対して開閉自在に構成されている。この上蓋5は前開き
であり、ケース本体4の奥側側壁部の軸支部を回動中心
として手前側から奥側に上蓋5の内面が若干上を向く程
度に傾斜して開くことができるようになっている。ま
た、上蓋5は、ケース本体4の奥側側壁部の軸支部を回
動中心として奥側から手前側に閉じることができるよう
になっている。本実施形態では、上蓋5は開いた後に取
外しができないようになっているが、上蓋5を開いた後
にケース本体4から取外して、所定角度でテーブル上な
どに立てられるようになっていてもよい。また、この上
蓋5の開く角度は、特に顔の目元位置がよく見えるよう
な角度がよいが、使用者やテーブルの高さなどによって
も異なるので、上蓋5の内面が若干上を向く程度に傾斜
する角度を複数段階に設定可能なように構成することも
できる。
を介して生体の刺激ポイントに低周波刺激を供給する生
体刺激装置3は、奥側に幅が若干大きくなった略円形状
に構成されており、その略円形状で樹脂製のケース本体
4の上面を覆う前記略円形状の上蓋5がケース本体4に
対して開閉自在に構成されている。この上蓋5は前開き
であり、ケース本体4の奥側側壁部の軸支部を回動中心
として手前側から奥側に上蓋5の内面が若干上を向く程
度に傾斜して開くことができるようになっている。ま
た、上蓋5は、ケース本体4の奥側側壁部の軸支部を回
動中心として奥側から手前側に閉じることができるよう
になっている。本実施形態では、上蓋5は開いた後に取
外しができないようになっているが、上蓋5を開いた後
にケース本体4から取外して、所定角度でテーブル上な
どに立てられるようになっていてもよい。また、この上
蓋5の開く角度は、特に顔の目元位置がよく見えるよう
な角度がよいが、使用者やテーブルの高さなどによって
も異なるので、上蓋5の内面が若干上を向く程度に傾斜
する角度を複数段階に設定可能なように構成することも
できる。
【0020】このケース本体4上面の手前側には、刺激
プローブ1およびその4芯ケーブル6が収納可能で、4
芯ケーブル6とケース本体4との取付部7を手前側に有
する凹状の収納部8が配設され、また、ケース本体4上
面の奥側には、操作部9および表示部10が配設されて
いる。また、この上蓋5の内面側には、鏡部材11と、
複数の刺激ポイントを絵柄などで示してガイドするため
のガイド部材12が配設されている。
プローブ1およびその4芯ケーブル6が収納可能で、4
芯ケーブル6とケース本体4との取付部7を手前側に有
する凹状の収納部8が配設され、また、ケース本体4上
面の奥側には、操作部9および表示部10が配設されて
いる。また、この上蓋5の内面側には、鏡部材11と、
複数の刺激ポイントを絵柄などで示してガイドするため
のガイド部材12が配設されている。
【0021】また、ケース本体4の手前側には開閉ボタ
ン13が配設されており、この開閉ボタン13を押下す
ることによって、上方に開く方向に付勢されている上蓋
5と開閉ボタン13の係合部が外れるように構成されて
いる。また、上蓋5を手前側に前記付勢力に抗して、ケ
ース本体4上面を覆うように閉じると、その上蓋5の手
前側壁部と開閉ボタン13の係合部とが係合して止まる
ようになっている。この上蓋5の開く方向の付勢力は、
上下に開閉するための回動中心である軸支部に設けられ
たばね(図示せず)によって得ている。
ン13が配設されており、この開閉ボタン13を押下す
ることによって、上方に開く方向に付勢されている上蓋
5と開閉ボタン13の係合部が外れるように構成されて
いる。また、上蓋5を手前側に前記付勢力に抗して、ケ
ース本体4上面を覆うように閉じると、その上蓋5の手
前側壁部と開閉ボタン13の係合部とが係合して止まる
ようになっている。この上蓋5の開く方向の付勢力は、
上下に開閉するための回動中心である軸支部に設けられ
たばね(図示せず)によって得ている。
【0022】さらに、このケース本体4の内部に設けら
れる駆動制御回路に接続される、後述する操作手段が配
設された操作部9と、この操作部9の右側に液晶表示画
面14が配設された表示部10とが配設されている。こ
の操作部9は、左側にコース選択部が配設され、右側に
刺激強度設定部が配設されている。この後述する操作手
段としては、電源のオン/オフキー15、スタートキー
16、電気的低周波刺激の強度設定用の強弱キー17、
機械的刺激の強度設定用の強弱キー18、および各種制
御プログラムによるモード選択キー19,20などが配
設されており、また、この各種制御プログラムおよびそ
の制御データは後述する制御手段内の図示しない記憶部
に記憶されており、使用者のキー操作によるモード選択
に応じた各種制御プログラムおよびその制御データを選
択し、この制御プログラムおよびその制御データに基づ
いて後述する制御手段が制御されて各部を制御するよう
になっている。
れる駆動制御回路に接続される、後述する操作手段が配
設された操作部9と、この操作部9の右側に液晶表示画
面14が配設された表示部10とが配設されている。こ
の操作部9は、左側にコース選択部が配設され、右側に
刺激強度設定部が配設されている。この後述する操作手
段としては、電源のオン/オフキー15、スタートキー
16、電気的低周波刺激の強度設定用の強弱キー17、
機械的刺激の強度設定用の強弱キー18、および各種制
御プログラムによるモード選択キー19,20などが配
設されており、また、この各種制御プログラムおよびそ
の制御データは後述する制御手段内の図示しない記憶部
に記憶されており、使用者のキー操作によるモード選択
に応じた各種制御プログラムおよびその制御データを選
択し、この制御プログラムおよびその制御データに基づ
いて後述する制御手段が制御されて各部を制御するよう
になっている。
【0023】さらに、この刺激プローブ1に刺激体2が
着脱自在に構成され、ケース本体4上面手前側の刺激プ
ローブ1の収納部8には、この刺激体2を外した刺激プ
ローブ1の形状に合わせた収納凹部となっており、刺激
プローブ1に刺激体2が取り付けられている図1の状態
では、収納部8の収納凹部に収納しきれずに刺激体2が
浮くように構成されて、後述するが衛生的な観点から刺
激体2を外すことの意識付けとしている。また、刺激プ
ローブ1を取り出しやすくするべく、刺激プローブ1の
収納部8には、刺激プローブ1の中央部を指でつまむこ
とが可能なように指が入る程度の凹部が設けられてい
る。
着脱自在に構成され、ケース本体4上面手前側の刺激プ
ローブ1の収納部8には、この刺激体2を外した刺激プ
ローブ1の形状に合わせた収納凹部となっており、刺激
プローブ1に刺激体2が取り付けられている図1の状態
では、収納部8の収納凹部に収納しきれずに刺激体2が
浮くように構成されて、後述するが衛生的な観点から刺
激体2を外すことの意識付けとしている。また、刺激プ
ローブ1を取り出しやすくするべく、刺激プローブ1の
収納部8には、刺激プローブ1の中央部を指でつまむこ
とが可能なように指が入る程度の凹部が設けられてい
る。
【0024】この刺激プローブ1の4芯ケーブル6は、
伸び縮み自在なカールしたスパイラル状に弾性コードと
して構成されており、その4芯ケーブル6の外形に合わ
せた収納凹部内に収納されるようになっている。ケース
本体4を机上などに置いて刺激プローブ1のグリップ部
22を手で握って一対の刺激体2を、目的とする例えば
目元などの皮膚上に押し当てて、一対の刺激体2を介し
て刺激パルスを与えることで皮膚組織および筋肉に電気
的低周波刺激を与えて筋肉運動と新陳代謝を行わせるこ
とができるようになっている。
伸び縮み自在なカールしたスパイラル状に弾性コードと
して構成されており、その4芯ケーブル6の外形に合わ
せた収納凹部内に収納されるようになっている。ケース
本体4を机上などに置いて刺激プローブ1のグリップ部
22を手で握って一対の刺激体2を、目的とする例えば
目元などの皮膚上に押し当てて、一対の刺激体2を介し
て刺激パルスを与えることで皮膚組織および筋肉に電気
的低周波刺激を与えて筋肉運動と新陳代謝を行わせるこ
とができるようになっている。
【0025】この4芯ケーブル6の一端は刺激プローブ
1に接続され、その他端は、その収納凹部内に配設され
た取付部7を介してケース本体4内部の、図4で後述す
る駆動制御回路に接続されている。
1に接続され、その他端は、その収納凹部内に配設され
た取付部7を介してケース本体4内部の、図4で後述す
る駆動制御回路に接続されている。
【0026】図2(a)は図1の生体刺激装置における
刺激プローブ1の構成を示す縦断面図、図2(b)は図
2(a)のAA線の断面図であり、図3は図2(a)の
上部拡大断面図である。
刺激プローブ1の構成を示す縦断面図、図2(b)は図
2(a)のAA線の断面図であり、図3は図2(a)の
上部拡大断面図である。
【0027】図2(a)において、この生体刺激装置の
刺激プローブ1は、上側のプラスチック製カバー部材で
あるヘッド部21aの外郭を構成する外壁部材21と、
下側のプラスチック製カバー部材である断面略楕円形状
でグリップ部22を兼ねた外壁部材23とが、ゴムなど
の弾性体によりなる連結部材24で互いに揺動可能なよ
うに連結されている。これらの外壁部材21,23はそ
れぞれ縦方向に開くように2分割された筐体状にそれぞ
れ構成されており、これらの2分割された筐体状の外壁
部材21は、図示しないねじとナットで両側から固定可
能に構成されている。また同様に、これらの2分割され
た筐体状の外壁部材23は貫通孔23aを通して、図示
しないねじとナットで両側から固定可能に構成されてい
る。もちろん、これらの図示しないねじとナットは外壁
部材21,23の凹部内に入って外壁部材21,23の
外壁表面からは出ないようになっている。また、弾性部
材(エラストマー、ゴム材、ばね材など)である連結部
材24は、中央部に上下に貫通孔を有する中空の筒状に
構成されており、その外形は、外壁部材21,23と同
様の断面略楕円形状である。また、この連結部材24の
外周部には上下位置にそれぞれ、外壁部材21,23の
つば部21b,23bをそれぞれ外周に亘って嵌合可能
な各溝部24a,24bがそれぞれ形成されている。
刺激プローブ1は、上側のプラスチック製カバー部材で
あるヘッド部21aの外郭を構成する外壁部材21と、
下側のプラスチック製カバー部材である断面略楕円形状
でグリップ部22を兼ねた外壁部材23とが、ゴムなど
の弾性体によりなる連結部材24で互いに揺動可能なよ
うに連結されている。これらの外壁部材21,23はそ
れぞれ縦方向に開くように2分割された筐体状にそれぞ
れ構成されており、これらの2分割された筐体状の外壁
部材21は、図示しないねじとナットで両側から固定可
能に構成されている。また同様に、これらの2分割され
た筐体状の外壁部材23は貫通孔23aを通して、図示
しないねじとナットで両側から固定可能に構成されてい
る。もちろん、これらの図示しないねじとナットは外壁
部材21,23の凹部内に入って外壁部材21,23の
外壁表面からは出ないようになっている。また、弾性部
材(エラストマー、ゴム材、ばね材など)である連結部
材24は、中央部に上下に貫通孔を有する中空の筒状に
構成されており、その外形は、外壁部材21,23と同
様の断面略楕円形状である。また、この連結部材24の
外周部には上下位置にそれぞれ、外壁部材21,23の
つば部21b,23bをそれぞれ外周に亘って嵌合可能
な各溝部24a,24bがそれぞれ形成されている。
【0028】この下側の外壁部材23内には、その下方
端部から内部に引き込まれ、機械的刺激用の駆動パルス
および電気的刺激用の刺激パルス用の4芯ケーブル6
と、この4芯ケーブル6の駆動パルス用の2本のリード
線に接続されており、上方に伸びたモータ回転軸25を
回転駆動させる回転駆動手段としての小型のモータ26
とが配設されている。このモータ26はクッション材2
6aを介して外壁部材23の内面に設けられたリブによ
って保持されている。
端部から内部に引き込まれ、機械的刺激用の駆動パルス
および電気的刺激用の刺激パルス用の4芯ケーブル6
と、この4芯ケーブル6の駆動パルス用の2本のリード
線に接続されており、上方に伸びたモータ回転軸25を
回転駆動させる回転駆動手段としての小型のモータ26
とが配設されている。このモータ26はクッション材2
6aを介して外壁部材23の内面に設けられたリブによ
って保持されている。
【0029】また、上側の外壁部材21内には、弾性体
の連結部材24の中空部を貫通して設けられ、モータ2
6の回転軸25の先端が一端側に圧入されてその回転力
を伝達する弾性体で構成された連結部材27と、この連
結部材27の他端側に圧入された回転軸28と、この回
転軸28を回転自在に2個所で軸支している各軸受部材
29と、これらの各軸受部材29の間の回転軸28に図
2(b)に示すように偏心した状態で貫通して取り付け
られ、回転軸28の回転による遠心力で外壁部材21を
揺動させる偏心分銅である偏心カム30と、刺激プロー
ブ1のヘッド部の傾斜側面21cの長手方向に所定間隔
を空けて2個所外部に突出するように配設されると共
に、その突出先端部が開放された刺激子用の取付穴31
が形成された有底の筒状体で構成されており、陽極と陰
極の一組の電極を構成した導電部材の各パルス伝達導子
32とが配設されている。
の連結部材24の中空部を貫通して設けられ、モータ2
6の回転軸25の先端が一端側に圧入されてその回転力
を伝達する弾性体で構成された連結部材27と、この連
結部材27の他端側に圧入された回転軸28と、この回
転軸28を回転自在に2個所で軸支している各軸受部材
29と、これらの各軸受部材29の間の回転軸28に図
2(b)に示すように偏心した状態で貫通して取り付け
られ、回転軸28の回転による遠心力で外壁部材21を
揺動させる偏心分銅である偏心カム30と、刺激プロー
ブ1のヘッド部の傾斜側面21cの長手方向に所定間隔
を空けて2個所外部に突出するように配設されると共
に、その突出先端部が開放された刺激子用の取付穴31
が形成された有底の筒状体で構成されており、陽極と陰
極の一組の電極を構成した導電部材の各パルス伝達導子
32とが配設されている。
【0030】このパルス伝達導子32の取付穴31に
は、本実施形態では、図3に示すように刺激子2として
棒状導電部材である綿棒先端部33が水分を含ませた状
態で挿入されて取り付け可能な保持構成となっている。
また、両側が支点34を介してシーソ状に揺動可能な揺
動部材35が配設されており、その両側でそれぞれ各パ
ルス伝達導子32が円筒状外側面を覆うようにそれぞれ
外嵌された状態で一体的に固定されている。この揺動部
材35は絶縁材よりなっており、その両側のパルス伝達
導子32の円筒状外側面を覆う外郭部35aはそのヘッ
ド部21a内面のリブ21dで規制された状態で、各パ
ルス伝達導子32のうちの一方が押し込まれれば他方が
出て来るようにシーソ状に出退自在に構成されている。
は、本実施形態では、図3に示すように刺激子2として
棒状導電部材である綿棒先端部33が水分を含ませた状
態で挿入されて取り付け可能な保持構成となっている。
また、両側が支点34を介してシーソ状に揺動可能な揺
動部材35が配設されており、その両側でそれぞれ各パ
ルス伝達導子32が円筒状外側面を覆うようにそれぞれ
外嵌された状態で一体的に固定されている。この揺動部
材35は絶縁材よりなっており、その両側のパルス伝達
導子32の円筒状外側面を覆う外郭部35aはそのヘッ
ド部21a内面のリブ21dで規制された状態で、各パ
ルス伝達導子32のうちの一方が押し込まれれば他方が
出て来るようにシーソ状に出退自在に構成されている。
【0031】このように、2つの電極であるパルス伝達
導子32を絶縁体の揺動部材35で連結して略コ字状に
一体化して構成されており、図3に示すように、この揺
動部材35の中央部に貫通孔34aを設け、この貫通孔
34aに、上側の外壁部材21のヘッド部21aの内面
に設けられたボス34bが挿入されて支点34が構成さ
れている。これらの貫通孔34aおよびボス34bを軸
支部として、2つのパルス伝達導子32はヘッド部21
aの傾斜側面21cと交差(本実施形態1では直交)す
る各ライン33a上をそれぞれ往復運動(シーソ運動)
するように構成されている。
導子32を絶縁体の揺動部材35で連結して略コ字状に
一体化して構成されており、図3に示すように、この揺
動部材35の中央部に貫通孔34aを設け、この貫通孔
34aに、上側の外壁部材21のヘッド部21aの内面
に設けられたボス34bが挿入されて支点34が構成さ
れている。これらの貫通孔34aおよびボス34bを軸
支部として、2つのパルス伝達導子32はヘッド部21
aの傾斜側面21cと交差(本実施形態1では直交)す
る各ライン33a上をそれぞれ往復運動(シーソ運動)
するように構成されている。
【0032】また、2つのパルス伝達導子32および外
郭部35aはヘッド部21aの開口部から突出されてい
るが、この開口部は揺動部材35による往復運動(シー
ソ運動)が可能な程度に多少大きい目に構成されている
か、または開口部周囲が弾性のある部材で構成されて揺
動部材35による往復運動(シーソ運動)が可能なよう
になっている。
郭部35aはヘッド部21aの開口部から突出されてい
るが、この開口部は揺動部材35による往復運動(シー
ソ運動)が可能な程度に多少大きい目に構成されている
か、または開口部周囲が弾性のある部材で構成されて揺
動部材35による往復運動(シーソ運動)が可能なよう
になっている。
【0033】また、各パルス伝達導子32はそれぞれ、
その取付穴31の背面側に形成された各接続部36に対
して、4芯ケーブル6の刺激パルス用の残る2本のリー
ド線が半田付けなどでそれぞれ接続されており、揺動部
材35がシーソ状に揺動してもリード線が引っ張られる
ことがないように多少たるんだ状態でその長さに余裕を
持たせている。
その取付穴31の背面側に形成された各接続部36に対
して、4芯ケーブル6の刺激パルス用の残る2本のリー
ド線が半田付けなどでそれぞれ接続されており、揺動部
材35がシーソ状に揺動してもリード線が引っ張られる
ことがないように多少たるんだ状態でその長さに余裕を
持たせている。
【0034】また、これらの回転軸28、各軸受部材2
9および、分銅である偏心カム30でたたき機構部が構
成されており、偏心した状態で回転軸28に取り付けら
れた偏心カム30の回転によって、その遠心力で偏心カ
ム30と共に外壁部材21およびパルス伝達導子32を
弾性体の連結部材24を境として刺激プローブ1のヘッ
ド部21aを振り回して、パルス伝達導子32に取り付
けられた綿棒先端部33で皮下の筋肉などに対してたた
き刺激を与えるように構成されている。このように、ヘ
ッド部21aの下方に回転軸28に偏心カム30が圧入
された振動発振部があり、振動発振部は、外壁部材21
の内面に設けられたリブに各軸受部材29を介して支持
されていると共に、刺激プローブ1の先端側のヘッド部
21aが振り回されているときにも、弾性体の連結部材
24の中空部を貫通した弾性体の連結部材27を介して
モータ26の回転トルクが振動発振部に伝えられるよう
になっている。
9および、分銅である偏心カム30でたたき機構部が構
成されており、偏心した状態で回転軸28に取り付けら
れた偏心カム30の回転によって、その遠心力で偏心カ
ム30と共に外壁部材21およびパルス伝達導子32を
弾性体の連結部材24を境として刺激プローブ1のヘッ
ド部21aを振り回して、パルス伝達導子32に取り付
けられた綿棒先端部33で皮下の筋肉などに対してたた
き刺激を与えるように構成されている。このように、ヘ
ッド部21aの下方に回転軸28に偏心カム30が圧入
された振動発振部があり、振動発振部は、外壁部材21
の内面に設けられたリブに各軸受部材29を介して支持
されていると共に、刺激プローブ1の先端側のヘッド部
21aが振り回されているときにも、弾性体の連結部材
24の中空部を貫通した弾性体の連結部材27を介して
モータ26の回転トルクが振動発振部に伝えられるよう
になっている。
【0035】この振動発振部によるヘッド部21aの振
動は、弾性体の連結部材24を介して大幅に減衰された
状態でグリップ部22に伝えられるため、グリップ部2
2ではそれほど振動を感じないようになっている。また
同様に、振動発振部の回転軸28は直接分銅の遠心力を
受けるが、弾性体で構成された管状の連結部材27を介
してモータ26の回転軸25に連結されているため、振
動発振部による振動は連結部材27で大幅に減衰された
状態でモータ26の回転軸に伝わり、モータ26の回転
軸25が保護されると共にグリップ部22へ伝達される
振動を減衰させて緩和している。さらに、モータ26自
体が発生している振動については、モータ26の周りに
配設されたクッション材26aによってグリップ部22
に伝わる振動を減衰させるように構成している。さらに
は、このグリップ部22側に重量物であるモータ26を
位置させていることによって、刺激プローブ1全体の重
心がグリップ部22に存在するようになっており、グリ
ップ部22に振動が発生しにくいように構成されてい
る。よって、グリップ部22を握る手に伝わる振動が抑
制され、振動による手のしびれや疲れなどが抑制され得
るようになっている。
動は、弾性体の連結部材24を介して大幅に減衰された
状態でグリップ部22に伝えられるため、グリップ部2
2ではそれほど振動を感じないようになっている。また
同様に、振動発振部の回転軸28は直接分銅の遠心力を
受けるが、弾性体で構成された管状の連結部材27を介
してモータ26の回転軸25に連結されているため、振
動発振部による振動は連結部材27で大幅に減衰された
状態でモータ26の回転軸に伝わり、モータ26の回転
軸25が保護されると共にグリップ部22へ伝達される
振動を減衰させて緩和している。さらに、モータ26自
体が発生している振動については、モータ26の周りに
配設されたクッション材26aによってグリップ部22
に伝わる振動を減衰させるように構成している。さらに
は、このグリップ部22側に重量物であるモータ26を
位置させていることによって、刺激プローブ1全体の重
心がグリップ部22に存在するようになっており、グリ
ップ部22に振動が発生しにくいように構成されてい
る。よって、グリップ部22を握る手に伝わる振動が抑
制され、振動による手のしびれや疲れなどが抑制され得
るようになっている。
【0036】図4は、図1の生体刺激装置の制御構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【0037】図4において、電池などの電源手段41
は、各部を制御する中央演算処理装置(CPU)よりな
るマイクロコンピュータおよびその周辺回路(図示せ
ず)や、制御プログラムおよびその制御データなどを記
憶する記憶部(図示せず)などで構成された制御手段4
2、モータ26などを含む回転駆動手段43および、例
えば周波数10Hzなどの刺激パルスを発生する信号発
生手段44に接続されており、これらに対して直流電力
を供給している。また、操作手段45が接続される制御
手段42は、たたき機構部46を駆動する回転駆動手段
43と、陽極と陰極の一組の電極であるパルス伝達導子
32にそれぞれ接続された信号発生手段44とに接続さ
れており、操作手段45で設定された駆動条件に基づい
て、信号発生手段44から所定電圧で所定パルス幅の刺
激パルスを低周波で発生させて一対のパルス伝達導子3
2さらに刺激体2に出力して生体の筋肉に強制運動をさ
せる電気的低周波刺激処理と、回転駆動手段43の回転
駆動力でたたき機構部46を駆動させて生体に機械的な
たたき刺激を与えて皮下の筋肉をほぐす機械的刺激処理
とを行うことができるようになっている。
は、各部を制御する中央演算処理装置(CPU)よりな
るマイクロコンピュータおよびその周辺回路(図示せ
ず)や、制御プログラムおよびその制御データなどを記
憶する記憶部(図示せず)などで構成された制御手段4
2、モータ26などを含む回転駆動手段43および、例
えば周波数10Hzなどの刺激パルスを発生する信号発
生手段44に接続されており、これらに対して直流電力
を供給している。また、操作手段45が接続される制御
手段42は、たたき機構部46を駆動する回転駆動手段
43と、陽極と陰極の一組の電極であるパルス伝達導子
32にそれぞれ接続された信号発生手段44とに接続さ
れており、操作手段45で設定された駆動条件に基づい
て、信号発生手段44から所定電圧で所定パルス幅の刺
激パルスを低周波で発生させて一対のパルス伝達導子3
2さらに刺激体2に出力して生体の筋肉に強制運動をさ
せる電気的低周波刺激処理と、回転駆動手段43の回転
駆動力でたたき機構部46を駆動させて生体に機械的な
たたき刺激を与えて皮下の筋肉をほぐす機械的刺激処理
とを行うことができるようになっている。
【0038】これらの各パルス伝達導子32にそれぞれ
刺激体2として各綿棒先端部33が着脱自在に構成され
ているのは、金属である両パルス伝達導子32を直接的
に皮膚表面に当接すると、刺激パルスによる電流が皮膚
表面に急激に流れ込もうとして電気的刺激が大きく痛い
という不快感を使用者に与えることになるが、水を含ま
せた綿棒先端部33を介して電気的刺激を生体に与える
と、水を含ませた綿棒先端部33が抵抗体となって刺激
パルスによる電流が皮膚表面に急激に流れ込むことがな
いためである。使用時には両パルス伝達導子32に綿棒
先端部33を装着し、不使用時には不衛生的な観点から
両パルス伝達導子32より各綿棒先端部33を外すよう
にしている。また、金属である両パルス伝達導子32を
直接的に肌表面に当接する場合には刺激がきつく怖いイ
メージを使用者に与えるが、皮膚表面に当接するのが綿
棒先端部33であれば肌にやさしいイメージを使用者に
与えることになる。また、金属である両パルス伝達導子
32を樹脂などの絶縁部材でそれぞれ覆い、各綿棒先端
部33だけをこの絶縁部材からそれぞれ突出させるよう
に構成することで、上記綿棒先端部33によるソフト効
果をいっそう発揮させることができる。
刺激体2として各綿棒先端部33が着脱自在に構成され
ているのは、金属である両パルス伝達導子32を直接的
に皮膚表面に当接すると、刺激パルスによる電流が皮膚
表面に急激に流れ込もうとして電気的刺激が大きく痛い
という不快感を使用者に与えることになるが、水を含ま
せた綿棒先端部33を介して電気的刺激を生体に与える
と、水を含ませた綿棒先端部33が抵抗体となって刺激
パルスによる電流が皮膚表面に急激に流れ込むことがな
いためである。使用時には両パルス伝達導子32に綿棒
先端部33を装着し、不使用時には不衛生的な観点から
両パルス伝達導子32より各綿棒先端部33を外すよう
にしている。また、金属である両パルス伝達導子32を
直接的に肌表面に当接する場合には刺激がきつく怖いイ
メージを使用者に与えるが、皮膚表面に当接するのが綿
棒先端部33であれば肌にやさしいイメージを使用者に
与えることになる。また、金属である両パルス伝達導子
32を樹脂などの絶縁部材でそれぞれ覆い、各綿棒先端
部33だけをこの絶縁部材からそれぞれ突出させるよう
に構成することで、上記綿棒先端部33によるソフト効
果をいっそう発揮させることができる。
【0039】この電気的低周波刺激による筋肉運動の収
縮期間中に機械的刺激によるほぐし効果で筋肉弛緩作用
を筋肉に与えると、筋肉の収縮運動が阻害されて筋肉の
強化効果が抑制されるため、制御手段42は、たたき機
構部46を駆動させる回転駆動手段43への電力供給タ
イミングを、信号発生手段44から出力される刺激パル
スによる筋肉収縮が終わって筋肉が弛緩を始めるタイミ
ング以降とするべく各部を制御するようになっている。
周波数が高い100Hzの刺激パルスaの場合には、例
えばパルス出力期間を約2secとし、パルス休止期間
を約1secとしてこれを繰り返すように設定してお
り、このパルス休止期間中の筋肉弛緩期間中にたたき機
構部46による機械的刺激を与えるようにしている。
縮期間中に機械的刺激によるほぐし効果で筋肉弛緩作用
を筋肉に与えると、筋肉の収縮運動が阻害されて筋肉の
強化効果が抑制されるため、制御手段42は、たたき機
構部46を駆動させる回転駆動手段43への電力供給タ
イミングを、信号発生手段44から出力される刺激パル
スによる筋肉収縮が終わって筋肉が弛緩を始めるタイミ
ング以降とするべく各部を制御するようになっている。
周波数が高い100Hzの刺激パルスaの場合には、例
えばパルス出力期間を約2secとし、パルス休止期間
を約1secとしてこれを繰り返すように設定してお
り、このパルス休止期間中の筋肉弛緩期間中にたたき機
構部46による機械的刺激を与えるようにしている。
【0040】このとき、例えば電気的低周波刺激の強度
制御は、制御手段42が信号発生手段44からの刺激パ
ルスのパルス幅または電圧値、電流値を可変することで
制御している。要は、その電気的刺激が痛いなどの不快
感がないように最大電流1mA程度に電流制限するよう
にして制御している。
制御は、制御手段42が信号発生手段44からの刺激パ
ルスのパルス幅または電圧値、電流値を可変することで
制御している。要は、その電気的刺激が痛いなどの不快
感がないように最大電流1mA程度に電流制限するよう
にして制御している。
【0041】また、機械的刺激は、回転駆動手段43へ
の電力供給を駆動パルスによって行っているが、モータ
26などの回転駆動手段43の回転駆動による偏心カム
30などのたたき機構部46によって、刺激プローブ1
のヘッド部21aが揺動して皮膚に押し当てている刺激
体2を介して叩かれることで皮下組織および筋肉がほぐ
されて血行および筋肉の弛緩が促進されるようになって
いる。この場合、回転駆動手段43への電力供給用の駆
動パルスのパルス幅は回転駆動手段43のモータ26の
回転軸25などを介して偏心カム30が少なくとも略1
回転する程度のパルス幅に設定されており、刺激体2で
少なくとも1回だけ皮膚を叩いて皮下の筋肉をほぐすよ
うに構成されている。この叩き動作は、本実施形態では
筋肉弛緩後に1回としているが、信号発生手段44から
次の低周波の刺激パルスを出力させるまで連続的に複数
回行っても良い。また、この叩き動作は、これよりも振
幅が小さくて周波数が高い、筋肉をほぐす効果のある振
動動作であってもよい。さらに、機械的刺激の偏心カム
30による強度制御は、回転駆動手段43の回転速度を
可変することで制御可能である。
の電力供給を駆動パルスによって行っているが、モータ
26などの回転駆動手段43の回転駆動による偏心カム
30などのたたき機構部46によって、刺激プローブ1
のヘッド部21aが揺動して皮膚に押し当てている刺激
体2を介して叩かれることで皮下組織および筋肉がほぐ
されて血行および筋肉の弛緩が促進されるようになって
いる。この場合、回転駆動手段43への電力供給用の駆
動パルスのパルス幅は回転駆動手段43のモータ26の
回転軸25などを介して偏心カム30が少なくとも略1
回転する程度のパルス幅に設定されており、刺激体2で
少なくとも1回だけ皮膚を叩いて皮下の筋肉をほぐすよ
うに構成されている。この叩き動作は、本実施形態では
筋肉弛緩後に1回としているが、信号発生手段44から
次の低周波の刺激パルスを出力させるまで連続的に複数
回行っても良い。また、この叩き動作は、これよりも振
幅が小さくて周波数が高い、筋肉をほぐす効果のある振
動動作であってもよい。さらに、機械的刺激の偏心カム
30による強度制御は、回転駆動手段43の回転速度を
可変することで制御可能である。
【0042】これらの電源手段41、制御手段42、信
号発生手段44および操作手段45はケース本体4に配
設され、また、回転駆動手段43、たたき機構部46お
よび陽極と陰極の一組の電極であるパルス伝達導子32
は刺激プローブ1に配設されており、これらのケース本
体4と刺激プローブ1は4芯ケーブル6で接続されてい
る。また、この制御手段42には出力手段47が接続さ
れており、制御プログラムによる各モードにおいて現在
の動作内容を液晶表示したり終了音など音声出力したり
するようになっている。
号発生手段44および操作手段45はケース本体4に配
設され、また、回転駆動手段43、たたき機構部46お
よび陽極と陰極の一組の電極であるパルス伝達導子32
は刺激プローブ1に配設されており、これらのケース本
体4と刺激プローブ1は4芯ケーブル6で接続されてい
る。また、この制御手段42には出力手段47が接続さ
れており、制御プログラムによる各モードにおいて現在
の動作内容を液晶表示したり終了音など音声出力したり
するようになっている。
【0043】上記構成により、以下、その作用を説明す
る。
る。
【0044】40才代の人で歳を感じる体の部分は目元
のシワやたるみというのが多く、そのシワやたるみの原
因は皮下の筋肉が衰えることである。ここでは、目元周
りの筋肉である眼輪筋やこの眼輪筋を引き上げる額の前
頭筋に対して、電気的低周波刺激処理と機械的刺激処理
とを行って筋肉の強化とその新陳代謝の向上を図ること
で目元のシワやたるみを予防する場合について説明す
る。
のシワやたるみというのが多く、そのシワやたるみの原
因は皮下の筋肉が衰えることである。ここでは、目元周
りの筋肉である眼輪筋やこの眼輪筋を引き上げる額の前
頭筋に対して、電気的低周波刺激処理と機械的刺激処理
とを行って筋肉の強化とその新陳代謝の向上を図ること
で目元のシワやたるみを予防する場合について説明す
る。
【0045】まず、刺激プローブ1の両パルス伝達導子
32における取付穴31内にそれぞれ、水分を含ませた
綿棒先端部33をそれぞれ挿入してセットする。このよ
うに、刺激子2としての綿棒先端部33に水分を含ませ
るのは、両パルス伝達導子32に出力される刺激パルス
を適度な抵抗体である綿棒先端部33を介して生体に、
よりソフトに伝えるためである。
32における取付穴31内にそれぞれ、水分を含ませた
綿棒先端部33をそれぞれ挿入してセットする。このよ
うに、刺激子2としての綿棒先端部33に水分を含ませ
るのは、両パルス伝達導子32に出力される刺激パルス
を適度な抵抗体である綿棒先端部33を介して生体に、
よりソフトに伝えるためである。
【0046】次に、陽極と陰極の各綿棒先端部33を目
元の皮膚に押し当てて、両綿棒先端部33を介して電気
的低周波刺激処理と機械的刺激処理を行う。
元の皮膚に押し当てて、両綿棒先端部33を介して電気
的低周波刺激処理と機械的刺激処理を行う。
【0047】このとき、各綿棒先端部33はそれぞれ、
両パルス伝達導子32のシーソ運動の動きに追従した動
きをすることになる。例えば一方の綿棒先端部33が先
に肌に当接すると、その一方の綿棒先端部33は肌から
押圧されてその突出部分が低くなる分だけ、他方の綿棒
先端部33は突出して高くなって肌に当接して来るよう
になる。2つの綿棒先端部33が共に肌に当接すること
で釣合いが取れ、2つの綿棒先端部33による肌への当
接力が同等となる。また、このように、両方の刺激体2
としての綿棒先端部33はシーソ運動で一方が後退すれ
ば他方が突出して来るように動くため、曲面の肌に対し
ても、直線的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて
使うことなく、肌へのアクセスのための動作距離が短縮
されて、より素早く容易に両綿棒先端部33を肌に当接
させることが可能となる。
両パルス伝達導子32のシーソ運動の動きに追従した動
きをすることになる。例えば一方の綿棒先端部33が先
に肌に当接すると、その一方の綿棒先端部33は肌から
押圧されてその突出部分が低くなる分だけ、他方の綿棒
先端部33は突出して高くなって肌に当接して来るよう
になる。2つの綿棒先端部33が共に肌に当接すること
で釣合いが取れ、2つの綿棒先端部33による肌への当
接力が同等となる。また、このように、両方の刺激体2
としての綿棒先端部33はシーソ運動で一方が後退すれ
ば他方が突出して来るように動くため、曲面の肌に対し
ても、直線的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて
使うことなく、肌へのアクセスのための動作距離が短縮
されて、より素早く容易に両綿棒先端部33を肌に当接
させることが可能となる。
【0048】このように、その操作手段45で低周波電
気的刺激の強度を徐々に上げて適度の刺激強度のところ
にセットし、さらに、両綿棒先端部33を所定の刺激位
置に押し当てて操作手段45のスタートキーを押下す
る。その後、適当な時間毎に目元の各皮膚位置に、各綿
棒先端部33を順次押し当てて低周波の刺激パルスによ
る電気的刺激によって目元の筋肉を収縮させ、その後の
筋肉の弛緩期間に、皮膚に押し当てた各綿棒先端部33
を介した叩き動作を行なわせて皮下の筋肉をほぐす機械
的刺激を、繰り返して実施する。
気的刺激の強度を徐々に上げて適度の刺激強度のところ
にセットし、さらに、両綿棒先端部33を所定の刺激位
置に押し当てて操作手段45のスタートキーを押下す
る。その後、適当な時間毎に目元の各皮膚位置に、各綿
棒先端部33を順次押し当てて低周波の刺激パルスによ
る電気的刺激によって目元の筋肉を収縮させ、その後の
筋肉の弛緩期間に、皮膚に押し当てた各綿棒先端部33
を介した叩き動作を行なわせて皮下の筋肉をほぐす機械
的刺激を、繰り返して実施する。
【0049】このとき、制御手段42は操作手段45か
らの刺激強度などの操作内容に基づいて、刺激信号発生
手段44に対して所定周波数の低周波パルスを発生さ
せ、水分を含んだ各綿棒先端部33を介して所定位置の
目元部の皮下の筋肉に収縮運動を強制的に起こさせる。
この筋肉収縮運動の後の筋肉弛緩運動が始まる時点で、
刺激制御手段42はモータ26への駆動パルスを出力す
る。この駆動パルスによってモータ26の回転軸25が
回転して偏心分銅である偏心カム30が回転することに
なる。このたたき機構部46を構成する偏心カム30の
重心の偏った回転による遠心力で刺激プローブ1の弾性
体よりなる連結部材24を境にして、それよりも刺激プ
ローブ1のヘッド部21aが振り回されて揺動する。こ
の揺動で、各綿棒先端部33を介して所定位置の目元部
の皮膚に叩き動作が為されて皮下組織および筋肉がほぐ
されて血行などがよくなる。
らの刺激強度などの操作内容に基づいて、刺激信号発生
手段44に対して所定周波数の低周波パルスを発生さ
せ、水分を含んだ各綿棒先端部33を介して所定位置の
目元部の皮下の筋肉に収縮運動を強制的に起こさせる。
この筋肉収縮運動の後の筋肉弛緩運動が始まる時点で、
刺激制御手段42はモータ26への駆動パルスを出力す
る。この駆動パルスによってモータ26の回転軸25が
回転して偏心分銅である偏心カム30が回転することに
なる。このたたき機構部46を構成する偏心カム30の
重心の偏った回転による遠心力で刺激プローブ1の弾性
体よりなる連結部材24を境にして、それよりも刺激プ
ローブ1のヘッド部21aが振り回されて揺動する。こ
の揺動で、各綿棒先端部33を介して所定位置の目元部
の皮膚に叩き動作が為されて皮下組織および筋肉がほぐ
されて血行などがよくなる。
【0050】以上により、本実施形態1によれば、2つ
の電極であるパルス伝達導子32はシーソ構造の揺動部
材35の両端部に固定されているので、一方のパルス伝
達導子32に装着された刺激体2が先に肌に当接する
と、その一方の刺激体2は肌に押圧されて後退し、他方
の刺激体2は支点34による揺動部材35のシーソ運動
で肌に対して接近して来るように動くことで、丸みのあ
る肌部分であっても無理に手首を曲げて使うことなく片
手で使い勝手良く容易に曲面の肌に対してその当接角度
に沿わせることが可能となると共に、両方の刺激体2が
肌に当接した後には、両電極のうち何れか一方が肌から
浮いてしまうということはなく、肌への均一な当接力で
両方の刺激体2を肌に当接させることが可能となって、
確実に生体に低周波刺激を与えることが可能となる。さ
らに、両方の刺激体2はシーソ運動で一方が後退すれば
他方が突出して来るように動くので、曲面の肌に対して
も、直線的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて使
うことなく容易に両刺激体を肌に当接させることが可能
となってその肌へのアクセスのための動作距離も短縮さ
れ、より素早い両刺激体2の肌への当接となる。
の電極であるパルス伝達導子32はシーソ構造の揺動部
材35の両端部に固定されているので、一方のパルス伝
達導子32に装着された刺激体2が先に肌に当接する
と、その一方の刺激体2は肌に押圧されて後退し、他方
の刺激体2は支点34による揺動部材35のシーソ運動
で肌に対して接近して来るように動くことで、丸みのあ
る肌部分であっても無理に手首を曲げて使うことなく片
手で使い勝手良く容易に曲面の肌に対してその当接角度
に沿わせることが可能となると共に、両方の刺激体2が
肌に当接した後には、両電極のうち何れか一方が肌から
浮いてしまうということはなく、肌への均一な当接力で
両方の刺激体2を肌に当接させることが可能となって、
確実に生体に低周波刺激を与えることが可能となる。さ
らに、両方の刺激体2はシーソ運動で一方が後退すれば
他方が突出して来るように動くので、曲面の肌に対して
も、直線的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて使
うことなく容易に両刺激体を肌に当接させることが可能
となってその肌へのアクセスのための動作距離も短縮さ
れ、より素早い両刺激体2の肌への当接となる。
【0051】(実施形態2)本実施形態2では、上記実
施形態1の構成に加えて、シーソ構造の揺動部材35と
共にパルス伝達導子32を刺激プローブヘッド部の傾斜
側面21cからライン33aに沿った外方向に付勢する
弾性部材が配設されている場合である。
施形態1の構成に加えて、シーソ構造の揺動部材35と
共にパルス伝達導子32を刺激プローブヘッド部の傾斜
側面21cからライン33aに沿った外方向に付勢する
弾性部材が配設されている場合である。
【0052】図5は本発明の実施形態2の刺激プローブ
におけるヘッド部の拡大縦断面図であり、ここでは、上
記実施形態1の各部材と同等の作用効果を奏する部材に
は同一の符号を付している。
におけるヘッド部の拡大縦断面図であり、ここでは、上
記実施形態1の各部材と同等の作用効果を奏する部材に
は同一の符号を付している。
【0053】図5において、両パルス伝達導子32の各
背面32aと、ヘッド部21aの内面に形成されたリブ
で構成される略コ字状の各バネ座61との間にそれぞ
れ、各ばね性部材62をそれぞれ配設している。このば
ね性部材62の一端は略コ字状のバネ座61内に保持さ
れ、その他端はパルス伝達導子32の背面32aに接着
されるか、または、図示しないが、ばね性部材62の外
径よりも若干大きい凹状のバネ座を背面32aに形成
し、そのバネ座内に保持するようにしてもよい。この場
合の接続部36の位置はばね性部材62との押圧位置を
外している。
背面32aと、ヘッド部21aの内面に形成されたリブ
で構成される略コ字状の各バネ座61との間にそれぞ
れ、各ばね性部材62をそれぞれ配設している。このば
ね性部材62の一端は略コ字状のバネ座61内に保持さ
れ、その他端はパルス伝達導子32の背面32aに接着
されるか、または、図示しないが、ばね性部材62の外
径よりも若干大きい凹状のバネ座を背面32aに形成
し、そのバネ座内に保持するようにしてもよい。この場
合の接続部36の位置はばね性部材62との押圧位置を
外している。
【0054】上記実施形態1の効果に加えて、ばね性部
材62のヘッド部21aの外方への付勢力でパルス伝達
導子32と共に綿棒先端部33を釣合い位置に戻そうと
するように作用するため、両パルス伝達導子32は常に
シーソの釣合い位置に戻ろうとして働き、曲面の肌の変
化に対してもよりスムーズかつ均一に肌に当接させるこ
とができると共に、そのばね荷重の当接力で刺激体2の
肌への当接が可能となりソフトな当接とすることができ
る。
材62のヘッド部21aの外方への付勢力でパルス伝達
導子32と共に綿棒先端部33を釣合い位置に戻そうと
するように作用するため、両パルス伝達導子32は常に
シーソの釣合い位置に戻ろうとして働き、曲面の肌の変
化に対してもよりスムーズかつ均一に肌に当接させるこ
とができると共に、そのばね荷重の当接力で刺激体2の
肌への当接が可能となりソフトな当接とすることができ
る。
【0055】(実施形態3)本実施形態3では、刺激プ
ローブヘッド部の傾斜面に沿った方向であって直交する
方向を回動軸として軸支されて刺激供給部材のヘッド部
21cに対してスイングするようにしている場合であ
る。
ローブヘッド部の傾斜面に沿った方向であって直交する
方向を回動軸として軸支されて刺激供給部材のヘッド部
21cに対してスイングするようにしている場合であ
る。
【0056】図6は本発明の実施形態3における刺激プ
ローブヘッド部の拡大縦断面図であり、上記実施形態1
の各部材と同等の作用効果を奏する部材には同一の符号
を付している。
ローブヘッド部の拡大縦断面図であり、上記実施形態1
の各部材と同等の作用効果を奏する部材には同一の符号
を付している。
【0057】図6において、パルス伝達導子32は有底
の円筒状に導電材で構成され、綿棒先端部33が着脱自
在な取付穴31が設けられている。その取付穴31の背
面側には接続部36が配設されており、4芯ケーブル6
の刺激パルス用の残る2本のリード線6aが半田付けな
どでそれぞれ接続されて、両パルス伝達導子32が揺動
してもリード線6aが引っ張られることがないように多
少たるんだ状態でその長さに余裕を持たせている。
の円筒状に導電材で構成され、綿棒先端部33が着脱自
在な取付穴31が設けられている。その取付穴31の背
面側には接続部36が配設されており、4芯ケーブル6
の刺激パルス用の残る2本のリード線6aが半田付けな
どでそれぞれ接続されて、両パルス伝達導子32が揺動
してもリード線6aが引っ張られることがないように多
少たるんだ状態でその長さに余裕を持たせている。
【0058】また、揺動部材71は貫通孔72を有する
略筒状に絶縁材で構成され、パルス伝達導子32の円筒
状側面および取付穴31の開口端31aを覆うように外
嵌した状態でパルス伝達導子32bを一体的に固定して
いる。この筒状の揺動部材73の根本部分には両側から
その長手方向(貫通孔72の貫通方向)に直交する方向
に一直線状に、両端部にそれぞれ鍔部73を有した断面
円形の軸部材74が連設されている。その両軸部材74
はそれぞれそのヘッド部21aの軸受用のリブ75で回
転自在に軸支された状態で、各パルス伝達導子32bが
ヘッド部21aの傾斜側面21cに対して横方向に揺動
可能に構成されている。
略筒状に絶縁材で構成され、パルス伝達導子32の円筒
状側面および取付穴31の開口端31aを覆うように外
嵌した状態でパルス伝達導子32bを一体的に固定して
いる。この筒状の揺動部材73の根本部分には両側から
その長手方向(貫通孔72の貫通方向)に直交する方向
に一直線状に、両端部にそれぞれ鍔部73を有した断面
円形の軸部材74が連設されている。その両軸部材74
はそれぞれそのヘッド部21aの軸受用のリブ75で回
転自在に軸支された状態で、各パルス伝達導子32bが
ヘッド部21aの傾斜側面21cに対して横方向に揺動
可能に構成されている。
【0059】このように、電極であるパルス伝達導子3
2を覆う絶縁体としての揺動部材71に根本両側から延
びる軸部材74を回転軸として回動自在に構成されてお
り、パルス伝達導子32の取付穴31に挿入された綿棒
先端部33をグリップ部22に対してスイングさせるこ
とができる。このため、綿棒先端部33の肌への当接角
度が両綿棒先端部33の所で対応することができ、グリ
ップ部22では当接角度を変えることなく刺激プルーブ
を使用することができる。
2を覆う絶縁体としての揺動部材71に根本両側から延
びる軸部材74を回転軸として回動自在に構成されてお
り、パルス伝達導子32の取付穴31に挿入された綿棒
先端部33をグリップ部22に対してスイングさせるこ
とができる。このため、綿棒先端部33の肌への当接角
度が両綿棒先端部33の所で対応することができ、グリ
ップ部22では当接角度を変えることなく刺激プルーブ
を使用することができる。
【0060】(実施形態4)本実施形態4では、電極部
のパルス伝達導子2への綿棒先端部の着脱動作に連動し
て低周波電流の供給をオン/オフ制御する接点部材を有
した場合であり、本実施形態4は上記実施形態1〜3に
それぞれ適応させることができる。
のパルス伝達導子2への綿棒先端部の着脱動作に連動し
て低周波電流の供給をオン/オフ制御する接点部材を有
した場合であり、本実施形態4は上記実施形態1〜3に
それぞれ適応させることができる。
【0061】図7は本発明の実施形態4の刺激プローブ
ヘッド部における刺激供給部材の拡大縦断面図であり、
上記実施形態1の各部材と同様の作用効果を奏する部材
には同一の符号を付している。
ヘッド部における刺激供給部材の拡大縦断面図であり、
上記実施形態1の各部材と同様の作用効果を奏する部材
には同一の符号を付している。
【0062】図7において、刺激供給部材81は、低周
波刺激として低周波電流を供給可能な陰極と陽極の電極
部である各パルス伝達導子82と、これらの各パルス伝
達導子82の円筒状外側面82aおよび底部82b、そ
の取付穴83の先端開口端82cを覆う絶縁材よりなる
外郭部材84と、これらの各パルス伝達導子82の取付
穴83に対してそれぞれ挿入したり取り出したりするこ
とが可能で生体に対して低周波刺激を与える刺激体とし
ての各綿棒先端部33と、4芯ケーブル6の刺激パルス
用の残る2本のリード線が半田付けなどでそれぞれ接続
された導電金具の接続部85と、この綿棒先端部33の
パルス伝達導子82への着脱動作に連動してパルス伝達
導子82の底部82dと接続部85を接続または遮断し
て低周波電流の供給を制御する接点部材(接点金具)と
しての皿バネ86とを有している。この皿バネ86は、
図示していないが、脱落しないように底部82dと係合
されるなど底部82dと連結されている。
波刺激として低周波電流を供給可能な陰極と陽極の電極
部である各パルス伝達導子82と、これらの各パルス伝
達導子82の円筒状外側面82aおよび底部82b、そ
の取付穴83の先端開口端82cを覆う絶縁材よりなる
外郭部材84と、これらの各パルス伝達導子82の取付
穴83に対してそれぞれ挿入したり取り出したりするこ
とが可能で生体に対して低周波刺激を与える刺激体とし
ての各綿棒先端部33と、4芯ケーブル6の刺激パルス
用の残る2本のリード線が半田付けなどでそれぞれ接続
された導電金具の接続部85と、この綿棒先端部33の
パルス伝達導子82への着脱動作に連動してパルス伝達
導子82の底部82dと接続部85を接続または遮断し
て低周波電流の供給を制御する接点部材(接点金具)と
しての皿バネ86とを有している。この皿バネ86は、
図示していないが、脱落しないように底部82dと係合
されるなど底部82dと連結されている。
【0063】このパルス伝達導子82は、その一方端が
開放された有底の略円筒状の導電材で構成され、その底
部82dには貫通孔82eが形成されている。また、接
続部85は、その一方端部が折り曲げられてその貫通孔
82eよりも小さい接触部85aを構成しており、その
他方端部は外郭部材84の図示しない貫通孔を介して外
部に延設されてターミナル85bとして構成されてい
る。さらに、パルス伝達導子82の取付穴83の先端開
口端82cを覆う外郭部材84の開口は、綿棒先端部3
3を取付穴83内に案内するようにテーパ84aが形成
されている。さらに、綿棒先端部33が取付穴83内に
挿入された際に、その挿入先端部で皿バネ86の中央部
分を押圧して点線で示すように撓ませることで皿バネ8
6の下面の中央凸部86aを接触部85aに当接させて
底部82dと接触部85aとを皿バネ86を介して接続
するように構成している。この場合、皿バネ86の上方
向の復帰力が綿棒先端部33に働くが、その皿バネ86
の復帰力は、綿棒先端部33は水を含ませた状態で円筒
状のパルス伝達導子82内に収まって、綿棒先端部33
が取付穴83から抜ける力よりも小さくなるように設定
されている。また、刺激供給部材81の使用中は、綿棒
先端部33を肌が押圧して取付穴83から抜けないよう
に働き、これは、皿バネ86の復帰力に抗した接点部材
の接続方向であり、その接触信頼性には問題はない。
開放された有底の略円筒状の導電材で構成され、その底
部82dには貫通孔82eが形成されている。また、接
続部85は、その一方端部が折り曲げられてその貫通孔
82eよりも小さい接触部85aを構成しており、その
他方端部は外郭部材84の図示しない貫通孔を介して外
部に延設されてターミナル85bとして構成されてい
る。さらに、パルス伝達導子82の取付穴83の先端開
口端82cを覆う外郭部材84の開口は、綿棒先端部3
3を取付穴83内に案内するようにテーパ84aが形成
されている。さらに、綿棒先端部33が取付穴83内に
挿入された際に、その挿入先端部で皿バネ86の中央部
分を押圧して点線で示すように撓ませることで皿バネ8
6の下面の中央凸部86aを接触部85aに当接させて
底部82dと接触部85aとを皿バネ86を介して接続
するように構成している。この場合、皿バネ86の上方
向の復帰力が綿棒先端部33に働くが、その皿バネ86
の復帰力は、綿棒先端部33は水を含ませた状態で円筒
状のパルス伝達導子82内に収まって、綿棒先端部33
が取付穴83から抜ける力よりも小さくなるように設定
されている。また、刺激供給部材81の使用中は、綿棒
先端部33を肌が押圧して取付穴83から抜けないよう
に働き、これは、皿バネ86の復帰力に抗した接点部材
の接続方向であり、その接触信頼性には問題はない。
【0064】上記構成により、まず、棒状導電部材とし
て、水などを含ませて導電性をよくした綿棒先端部33
をパルス伝達導子82の取付穴83内に挿入して、綿棒
先端部33をパルス伝達導子82の取付穴83内に装着
する。このとき、綿棒先端部33の先端部は皿バネ86
の中央部分を押圧してこれを図7の点線で示すように撓
ませることで皿バネ86の下面の中央凸部86aを接触
部85aに当接させて底部82dと接触部85aとを皿
バネ86を介して接続する。このとき、これによって、
4芯ケーブル6の刺激パルス用の残る2本のリード線6
aから接続部85、皿バネ86さらにパルス伝達導子8
2を介して綿棒先端部33に刺激パルスが供給可能とな
る。
て、水などを含ませて導電性をよくした綿棒先端部33
をパルス伝達導子82の取付穴83内に挿入して、綿棒
先端部33をパルス伝達導子82の取付穴83内に装着
する。このとき、綿棒先端部33の先端部は皿バネ86
の中央部分を押圧してこれを図7の点線で示すように撓
ませることで皿バネ86の下面の中央凸部86aを接触
部85aに当接させて底部82dと接触部85aとを皿
バネ86を介して接続する。このとき、これによって、
4芯ケーブル6の刺激パルス用の残る2本のリード線6
aから接続部85、皿バネ86さらにパルス伝達導子8
2を介して綿棒先端部33に刺激パルスが供給可能とな
る。
【0065】この状態で、両綿棒先端部33を肌に当接
させるようにグリップ部22を移動させ、肌に刺激の少
ない適度の刺激パルスが流れることになる。
させるようにグリップ部22を移動させ、肌に刺激の少
ない適度の刺激パルスが流れることになる。
【0066】以上により、本実施形態4によれば、綿棒
先端部33を介さずに使用することは誤使用となるよう
に、綿棒先端部33をパルス伝達導子82に装着した場
合にのみ、肌への低周波電流を供給可能なようにスイッ
チング構成とすることで、刺激による痛みを防止した安
全な刺激プルーブを提供することができる。
先端部33を介さずに使用することは誤使用となるよう
に、綿棒先端部33をパルス伝達導子82に装着した場
合にのみ、肌への低周波電流を供給可能なようにスイッ
チング構成とすることで、刺激による痛みを防止した安
全な刺激プルーブを提供することができる。
【0067】また、電極部であるパルス伝達導子82を
直接肌に当てても通電しないように電極部導体が電極部
外郭を構成する絶縁体で覆われていると共に、電極部の
先端導体が突出しないように絶縁体の先端の方が導体の
先端よりも突出させており、その上、水などを含ませて
導電性を良くした肌当たりの良い綿棒先端部33を介し
て肌への低周波電流を供給可能なように構成すること
で、刺激による痛みを防止し、かつ安全に用いることが
できる刺激プルーブを提供することができる。
直接肌に当てても通電しないように電極部導体が電極部
外郭を構成する絶縁体で覆われていると共に、電極部の
先端導体が突出しないように絶縁体の先端の方が導体の
先端よりも突出させており、その上、水などを含ませて
導電性を良くした肌当たりの良い綿棒先端部33を介し
て肌への低周波電流を供給可能なように構成すること
で、刺激による痛みを防止し、かつ安全に用いることが
できる刺激プルーブを提供することができる。
【0068】なお、本実施形態4では、接点部材(接点
金具)としての皿バネ86を用いたが、図8に示すよう
な片持ち梁状の接点金具91を用いても上記実施形態4
の誤動作防止効果と同様の効果を奏することができる。
この片持ち梁状の接点金具91の場合には、綿棒先端部
33の先端径部によって、円筒状のパルス伝達導子92
の内径部分との間でスイッチングすることで、刺激パル
スをオン/オフ制御することができる。つまり、パルス
伝達導子92の取付穴内への綿棒先端部33の挿入時に
その先端径部によって接点金具91の上端部分が図8の
2点鎖線に示すように変形することでパルス伝達導子9
2の内径部分と接続し、綿棒先端部33が取付穴から抜
き出された場合には、接点金具91の上端部分はバネ性
で復帰してパルス伝達導子92の内径部分と離間しその
接続を解除するようになっている。また、この場合に
は、片持ち梁状の接点金具91は外郭部材93の底部を
貫通して延設され、その下端部が接続部91aを兼ねて
一体に構成することができる。さらに、この片持ち梁状
の接点金具91の上端部分は、綿棒先端部33の先端部
によって変形することがないように、曲げられてテーパ
91bが設けられている。
金具)としての皿バネ86を用いたが、図8に示すよう
な片持ち梁状の接点金具91を用いても上記実施形態4
の誤動作防止効果と同様の効果を奏することができる。
この片持ち梁状の接点金具91の場合には、綿棒先端部
33の先端径部によって、円筒状のパルス伝達導子92
の内径部分との間でスイッチングすることで、刺激パル
スをオン/オフ制御することができる。つまり、パルス
伝達導子92の取付穴内への綿棒先端部33の挿入時に
その先端径部によって接点金具91の上端部分が図8の
2点鎖線に示すように変形することでパルス伝達導子9
2の内径部分と接続し、綿棒先端部33が取付穴から抜
き出された場合には、接点金具91の上端部分はバネ性
で復帰してパルス伝達導子92の内径部分と離間しその
接続を解除するようになっている。また、この場合に
は、片持ち梁状の接点金具91は外郭部材93の底部を
貫通して延設され、その下端部が接続部91aを兼ねて
一体に構成することができる。さらに、この片持ち梁状
の接点金具91の上端部分は、綿棒先端部33の先端部
によって変形することがないように、曲げられてテーパ
91bが設けられている。
【0069】なお、本実施形態1〜4では、陰極用のパ
ルス伝達導子32と陽極用のパルス伝達導子32の1組
だけ設けたが、陽極と陰極の各パルス伝達導子を2組以
上設けてもよく、陰極用のパルス伝達導子、陽極用のパ
ルス伝達導子さらに陰極用のパルス伝達導子を並べたパ
ルス伝達導子群を1組または2組以上設けてもよい。こ
の場合に、中央の陽極用のパルス伝達導子は固定化する
ことでも対応することができ、刺激ポイントの変更を省
くことができると共に、省時間とすることも可能であ
る。
ルス伝達導子32と陽極用のパルス伝達導子32の1組
だけ設けたが、陽極と陰極の各パルス伝達導子を2組以
上設けてもよく、陰極用のパルス伝達導子、陽極用のパ
ルス伝達導子さらに陰極用のパルス伝達導子を並べたパ
ルス伝達導子群を1組または2組以上設けてもよい。こ
の場合に、中央の陽極用のパルス伝達導子は固定化する
ことでも対応することができ、刺激ポイントの変更を省
くことができると共に、省時間とすることも可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、刺激供
給部材はシーソ構造の両端部に固定されているため、丸
みのある肌部分であっても無理に手首を曲げて使うこと
なく使い勝手良く容易に曲面の肌に対してその当接角度
に容易に沿わせることができると共に、両方の刺激供給
部材が肌に当接した場合には、何れか一方の刺激供給部
材が肌から浮くことはなく、両刺激供給部材を肌に均一
に当接させることができて確実に生体に低周波刺激を与
えることができる。さらに、曲面の肌に対しても、直線
的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて使うことな
く容易に両刺激供給部材を肌に均一に当接させることが
できてその肌へのアクセスのための動作距離も短縮化さ
れ、より素早く両刺激供給部材を肌に当接させることが
できる。
給部材はシーソ構造の両端部に固定されているため、丸
みのある肌部分であっても無理に手首を曲げて使うこと
なく使い勝手良く容易に曲面の肌に対してその当接角度
に容易に沿わせることができると共に、両方の刺激供給
部材が肌に当接した場合には、何れか一方の刺激供給部
材が肌から浮くことはなく、両刺激供給部材を肌に均一
に当接させることができて確実に生体に低周波刺激を与
えることができる。さらに、曲面の肌に対しても、直線
的なアクセス動作だけで手首を無理に曲げて使うことな
く容易に両刺激供給部材を肌に均一に当接させることが
できてその肌へのアクセスのための動作距離も短縮化さ
れ、より素早く両刺激供給部材を肌に当接させることが
できる。
【0071】また、請求項2によれば、両刺激供給部材
のシーソ構造にばね荷重を加えるため、曲面の肌の変化
に対してもよりスムーズかつ均一に肌に当接させること
ができると共に、両刺激供給部材の肌への当接をよりソ
フトに行うことができる。
のシーソ構造にばね荷重を加えるため、曲面の肌の変化
に対してもよりスムーズかつ均一に肌に当接させること
ができると共に、両刺激供給部材の肌への当接をよりソ
フトに行うことができる。
【0072】さらに、請求項3によれば、グリップ部に
対して両刺激供給部材はスイングするため、肌への当接
角度は両刺激供給部材で調整することができて、グリッ
プ部では当接角度を変えることなく刺激プルーブを容易
に使用するこができる。
対して両刺激供給部材はスイングするため、肌への当接
角度は両刺激供給部材で調整することができて、グリッ
プ部では当接角度を変えることなく刺激プルーブを容易
に使用するこができる。
【0073】さらに、請求項4によれば、刺激供給部材
を介した場合のみ通電が可能であるため、肌への直接的
な刺激による痛み防止することができる。
を介した場合のみ通電が可能であるため、肌への直接的
な刺激による痛み防止することができる。
【図1】本発明の実施形態1の生体刺激装置の蓋を開い
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図2】(a)は図1の生体刺激装置における刺激プロ
ーブの構成を示す縦断面図、(b)は(a)のAA線の
断面図である。
ーブの構成を示す縦断面図、(b)は(a)のAA線の
断面図である。
【図3】図2(a)のヘッド部の拡大縦断面図である。
【図4】図1の生体刺激装置の制御構成を示すブロック
図である。
図である。
【図5】本発明の実施形態2の刺激プローブにおけるヘ
ッド部の拡大縦断面図である。
ッド部の拡大縦断面図である。
【図6】本発明の実施形態3の刺激プローブにおけるヘ
ッド部の拡大縦断面図である。
ッド部の拡大縦断面図である。
【図7】本発明の実施形態4の刺激プローブにおける刺
激供給部材の拡大縦断面図である。
激供給部材の拡大縦断面図である。
【図8】図7の刺激供給部材の他の例を示す拡大縦断面
図である。
図である。
【図9】従来の生体刺激装置の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
1 刺激プローブ 2 刺激体 3 生体刺激装置 4 ケース本体 21a ヘッド部 21c 傾斜側面 22 グリップ部 26 モータ 30 偏心カム 32,82,92 パルス伝達導子 33 綿棒先端部 33a ライン 34 支点 34a 貫通孔 34b ボス 35 揺動部材 35a 外郭部 41 電源手段 42 制御手段 43 回転駆動手段 44 信号発生手段 45 操作手段 46 たたき機構部 61 バネ座 62 ばね性部材 71 揺動部材 72 貫通孔 74 軸部材 75 軸受用リブ 81 刺激供給部材 84,93 外郭部材 86 皿バネ 91 片持ち梁状接点金具
Claims (4)
- 【請求項1】 刺激プローブヘッド部の刺激供給部材を
介して生体に低周波刺激を与える生体刺激装置におい
て、 前記ヘッド部には、両側が支点を介してシーソ状に揺動
する揺動部材が配設され、前記揺動部材は、前記両側に
前記刺激供給部材が配設されて前記刺激供給部材を前記
ヘッド部に対してシーソ状に出退するように構成されて
いることを特徴とする生体刺激装置。 - 【請求項2】 前記出退自在な刺激供給部材を前記ヘッ
ド部の外方に出る方向に付勢する弾性部材が前記ヘッド
部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
生体刺激装置。 - 【請求項3】 刺激プローブヘッド部の刺激供給部材を
介して生体に低周波刺激を与える生体刺激装置におい
て、 前記刺激供給部材は前記刺激プローブヘッド部の外方に
出る方向に交差する方向を回動軸として回動自在に軸支
されていることを特徴とする生体刺激装置。 - 【請求項4】 前記刺激供給部材は、前記低周波刺激と
して低周波電流を供給可能な電極部と、この電極部に着
脱可能で生体に対して低周波刺激を与える刺激体と、こ
の刺激体の前記電極部への着脱動作に連動して前記電極
部に対する低周波電流の供給をオン/オフする接点部材
とを有したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載の生体刺激装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25895997A JPH1189945A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 生体刺激装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25895997A JPH1189945A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 生体刺激装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189945A true JPH1189945A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17327408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25895997A Withdrawn JPH1189945A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 生体刺激装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189945A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005152323A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | 美容機器 |
JP2008539051A (ja) * | 2005-04-28 | 2008-11-13 | キャロル コール カンパニー | マイクロダーマルトーン皮膚刺激装置 |
JP2012254168A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Hitachi Maxell Ltd | 美容器具 |
JP2013022353A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Hitachi Maxell Ltd | 美容器具 |
JP2018516156A (ja) * | 2015-06-12 | 2018-06-21 | パク ジョンシクPARK Jong Sik | 鼻炎改善用マッサージ器 |
KR102083392B1 (ko) * | 2019-10-21 | 2020-03-02 | (주)클래시스 | 피부 관리용 이온 마사지기기 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP25895997A patent/JPH1189945A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005152323A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | 美容機器 |
JP4499402B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2010-07-07 | 九州日立マクセル株式会社 | 美容機器 |
JP2008539051A (ja) * | 2005-04-28 | 2008-11-13 | キャロル コール カンパニー | マイクロダーマルトーン皮膚刺激装置 |
JP2012254168A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Hitachi Maxell Ltd | 美容器具 |
JP2013022353A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Hitachi Maxell Ltd | 美容器具 |
JP2018516156A (ja) * | 2015-06-12 | 2018-06-21 | パク ジョンシクPARK Jong Sik | 鼻炎改善用マッサージ器 |
KR102083392B1 (ko) * | 2019-10-21 | 2020-03-02 | (주)클래시스 | 피부 관리용 이온 마사지기기 |
CN114269424A (zh) * | 2019-10-21 | 2022-04-01 | 科莱希思有限公司 | 皮肤管理用离子按摩机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |