JPH1187994A - 基板保持装置 - Google Patents

基板保持装置

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JPH1187994A
JPH1187994A JP9240887A JP24088797A JPH1187994A JP H1187994 A JPH1187994 A JP H1187994A JP 9240887 A JP9240887 A JP 9240887A JP 24088797 A JP24088797 A JP 24088797A JP H1187994 A JPH1187994 A JP H1187994A
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宏則 今野
Makoto Nakajima
誠 中島
Masayuki Seno
眞透 瀬野
Koichi Yasunaga
耕一 安永
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、全体の高さを低くするこ
とができる基板保持装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送位置Iから基板保持位置IIに
向けて、まず、基板搬送装置6を下降させ、次いで、基
板搬送装置とともに基板支持装置31を下降させて、基
板保持位置で基板搬送装置で支持された基板1の裏面に
基板支持装置の基板支持部材33が当接して基板の裏面
を支持する一方、基板保持位置から基板搬送装置に向け
て、まず、基板搬送装置と基板支持装置とを一体的に上
昇させ、次いで、基板の裏面から基板支持装置の基板支
持部材の支持を解除したのち、基板支持装置の上昇を停
止させ、基板搬送装置はさらに上昇して基板搬送位置ま
で上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば部品を実装
すべき基板を所定位置に保持する基板保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板保持装置は種々の構
造のものが知られている。例えば、一般に、基板保持装
置は、基板を搬入するローダと、基板を搬出するアンロ
ーダとの間に配置されており、基板に部品などを実装す
るとき、基板の搬送方向であるX方向と該X方向と直交
するY方向とに基板を移動させる必要がある。よって、
基板搬送方向であるX方向に基板が移動できるようにす
るため、ローダ及びアンローダの基板搬入又は搬出用の
レールの高さと、基板保持装置での基板保持位置とを異
ならせるようにして、基板保持装置で基板をX方向に移
動させるとき、ローダ及びアンローダのレールによって
妨げられないようにしている。このため、例えば、基板
保持装置での基板の保持位置に対して、ローダの基板搬
入レールと、アンローダの基板搬出レールが高い場合、
基板搬入又は搬出時に、これらのレールが基板保持装置
の基板保持位置と大略同一高さになるまで、平行リンク
などの機構により上記レールを下降させることにより、
基板搬入又は搬出用のレールの高さと基板保持装置での
基板保持高さとを大略一致させて、基板の受け渡しが行
えるようにしている。しかしながら、このような構造の
ものでは、レールの上下動作時にローダ又はアンローダ
のレール上の基板に、基板の搬送方向沿いに加速度が付
加されてしまい、基板上の電子部品が位置ずれを起こし
易くなるといった欠点があった。これに対して、ローダ
及びアンローダのレールを上下動させずに、基板保持装
置において、基板搬入又は搬出時にのみ、基板保持装置
の基板を載置させるレールフレームをローダ及びアンロ
ーダのレールと大略同一高さまで上昇させる一方、実装
時にはレールフレームを下降させて、ローダ及びアンロ
ーダのレールにより基板のX方向の移動が妨げられない
ようにしたものがある。上記基板保持装置のレールフレ
ームの昇降駆動機構は例えば以下のように構成されてい
る。基板保持装置の大略矩形のレールフレームのコーナ
部分に対応する4カ所にナット部材を固定し、各ナット
部材を基板保持装置に上下方向沿いに設けられたねじ軸
に螺合させ、4本のねじ軸の一端に固定したプーリにタ
イミングベルトを掛け回し、このベルトを1つの駆動モ
ータで正逆回転させることにより、各ねじ軸を同一方向
に正逆回転させて、レールフレームを昇降させるように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のものでは、4個のナット部材、4本のねじ軸、タイ
ミングベルト、4個のプーリ、駆動モータにより構成さ
れており、部品点数が多く、かつ、ねじ軸を上下方向沿
いに立設しているため、レールフレーム昇降機構全体の
高さが高くなるといった問題があった。従って、本発明
の目的は、上記問題を解決することにあって、部品点数
が少なく、全体の高さを低くすることができる基板保持
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】上記目
的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、基板の裏面を支持する基板
支持部材を有し、上記基板が上記基板支持部材の支持が
解除される上記基板の基板搬送位置と、該基板搬送位置
より下方であってかつ上記基板の裏面を上記支持部材で
支持して所定位置に保持する上記基板の基板保持位置と
の間で固定台に対して大略上下方向と直交する方向沿い
には移動せず大略上下方向沿いに昇降する基板支持装置
と、上記固定台に対して大略上下方向と直交する方向沿
いには移動せず大略上下方向沿いに昇降するとともに、
上記基板の幅方向の両端部を保持する一対の基板搬送部
材を有し、かつ、上記基板の上記基板搬送位置で上記基
板支持部材から支持解除された上記基板を上記基板搬送
部材で所定方向に搬送する一方、上記基板の上記基板保
持位置で上記基板搬送部材で支持された上記基板の裏面
が上記基板支持部材により支持されるようにする基板搬
送装置と、上記固定台に備えられ、上記基板搬送位置か
ら上記基板保持位置に向けて、まず、上記基板搬送装置
を下降させ、次いで、上記基板搬送装置とともに上記基
板支持装置を下降させて、上記基板保持位置で上記基板
搬送装置で支持された上記基板の裏面に上記基板支持装
置の上記基板支持部材が当接して上記基板の裏面を支持
する一方、上記基板保持位置から上記基板搬送装置に向
けて、まず、上記基板搬送装置と上記基板支持装置とを
一体的に上昇させ、次いで、上記基板の裏面から上記基
板支持装置の上記基板支持部材の支持を解除したのち、
上記基板支持装置の上昇を停止させ、上記基板搬送装置
はさらに上昇して上記基板搬送位置まで上昇させる昇降
駆動装置と、を備えるようにしたことを特徴とする基板
保持装置を提供する。
【0005】本発明の第2態様によれば、上記基板が矩
形であるとき、該矩形基板の対向する2辺に対応してそ
れぞれ上記基板支持装置と上記固定台との間を連結する
ように配置されて上記基板支持装置を大略上下方向沿い
に案内するリンク機構と、上記固定台に設けられて上記
基板搬送装置の昇降方向に延びる昇降案内用シャフト
と、上記固定台に対して上記基板搬送装置とともに上記
昇降案内用シャフト沿いに移動する移動リングと、上記
移動リングを上記固定台に対して上記基板搬送装置側に
付勢する付勢部材とを有して、上記固定台に対して上記
基板搬送装置の移動を、上記大略上下方向と直交する方
向沿いには移動せず上記昇降方向沿いにのみ案内して上
記基板を大略平行移動させるように案内する昇降案内部
材とをさらに備えるようにした第1態様に記載の基板保
持装置を提供する。
【0006】本発明の第3態様によれば、上記昇降案内
用シャフトは、上記基板搬送装置の昇降を案内する上
に、上記基板支持装置の大略上下方向沿いの昇降をも案
内するようにした第2態様に記載の基板保持装置を提供
する。
【0007】本発明の第4態様によれば、上記基板搬送
装置の各基板搬送部材は、上記基板が矩形であるとき、
該矩形基板の対向する2辺の端部のそれぞれを基板厚み
方向沿いに上下に対向する一対の挟持部で挟持又は挟持
解放するとともに、下側の挟持部は上記基板を搬送する
搬送ベルトを有している挟持部材を備えるとともに、上
記矩形基板の各辺に対向して配置された上記基板搬送部
材の一方の基板搬送部材の上記挟持部材の一方の挟持部
内に付勢部材を備え、上記基板搬送位置の近傍から上記
基板保持位置までの間に上記付勢部材の付勢力により上
記一方の挟持部を他方の挟持部に押し付けるようにし
て、上記基板を上記付勢力を利用して挟持するようにし
た第1〜3態様のいずれかに記載の基板保持装置を提供
する。
【0008】本発明の第5態様によれば、上記一対の基
板搬送部材のうちの一方の基板搬送部材を、基板幅方向
沿いに配置した一対のねじ軸に螺合させ、上記ねじ軸に
ギアを固定し、上記基板搬送位置で上記基板搬送装置が
基板搬送通路以外に基板幅方向に所定距離移動したとき
上記ギアに螺合する外部ギアを有して、該外部ギアを駆
動して上記ねじ軸を回転させて、他方の基板搬送部材に
対して上記一方の基板搬送部材を上記基板幅方向沿いに
移動させて、上記基板の幅寸法に応じて上記一方の上記
基板搬送部材の位置を調整する基板搬送部材幅寄せ用駆
動部をさらに備えるようにした第1〜4態様のいずれか
に記載の基板保持装置を提供する。
【0009】本発明の第6態様によれば、上記基板支持
装置は、上記基板の基準穴に挿入されて上記基板の位置
決めを行う基準ピンと、該基準ピンを保持するラック
と、該ラックに噛み合うピニオンと、該ピニオンを回転
駆動して、上記ピニオンに噛み合った上記ラックを上下
動させて上記基準ピンを昇降させる回転駆動機構とを備
えるようにした第1〜5態様のいずれかに記載の基板保
持装置を提供する。
【0010】本発明の第7態様によれば、上記基準ピン
は一対備えられて、上記基板の一対の基準穴に挿入され
て上記基板の位置決めを行い、上記一対の基準ピンのう
ちの一方の基準ピンは、基板搬送方向沿いに配置された
基準ピン駆動用ねじ軸に螺合させ、上記基準ピン駆動用
ねじ軸に基準ピン幅寄せ用ギアを固定し、上記基板搬送
位置で上記基板搬送装置が基板搬送通路以外に基板幅方
向に所定距離移動したとき上記基準ピン幅寄せ用ギアに
螺合する外部ギアを有して、該外部ギアを駆動して上記
基準ピン駆動用ねじ軸を回転させて、他方の基準ピンに
対して上記一方の基準ピンを上記基板搬送方向沿いに移
動させて、上記基板の搬送方向沿いの長さ寸法に応じて
上記一方の上記基準ピンの位置を調整する基準ピン幅寄
せ用駆動部をさらに備えるようにした第6態様に記載の
基板保持装置を提供する。
【0011】本発明の第8態様によれば、上記基板搬送
装置に配置されたローラフォロワーと、上記固定台側に
移動可能に配置され上記ローラフォロワーに係合するク
サビ板と、上記固定台側に配置された上記クサビ板の駆
動部材とを備えて、上記基板搬送装置が上記基板保持位
置に位置したとき、上記駆動部材の駆動により上記クサ
ビ板が上記ローラフォロワーに係合して上記基板搬送装
置を上記基板保持位置に保持可能とする一方、上記駆動
部材の駆動により上記クサビ板と上記ローラフォロワー
との係合を解除することにより、上記基板搬送装置が上
記基板保持位置から上記基板搬送位置に移動可能とする
ようにした第1〜7態様のいずれかに記載の基板保持装
置を提供する。
【0012】上記構成によれば、以下の作用効果を奏す
ることができる。本発明の第1態様によれば、上記昇降
駆動装置により、上記基板搬送位置から上記基板保持位
置に向けて、まず、上記基板搬送装置を下降させ、次い
で、上記基板搬送装置とともに上記基板支持装置を下降
させて、上記基板保持位置で上記基板搬送装置で支持さ
れた上記基板の裏面に上記基板支持装置の上記基板支持
部材が当接して上記基板の裏面を支持する一方、上記基
板保持位置から上記基板搬送装置に向けて、まず、上記
基板搬送装置と上記基板支持装置とを一体的に上昇さ
せ、次いで、上記基板の裏面から上記基板支持装置の上
記基板支持部材の支持を解除したのち、上記基板支持装
置の上昇を停止させ、上記基板搬送装置はさらに上昇し
て上記基板搬送位置まで上昇させるようにしている。従
って、基板を昇降させるためには、上記昇降駆動装置例
えばシリンダなどにより上記基板搬送装置及び基板支持
装置を昇降させればよく、従来のように、4個のナット
部材、4本のねじ軸、1本のタイミングベルト、4個の
プーリ、1個の駆動モータにより昇降装置を構成したも
のと比較して、部品点数が少なくなり、昇降機構を簡単
なものにすることができるとともに、全体の高さを低く
することができる。
【0013】また、本発明の第2態様によれば、基板搬
送装置の昇降案内部材の付勢部材により常時上向きに付
勢力が作用されるとともに、リンク機構により、基板支
持装置の水平度を保ちながら基板支持装置よって基板を
昇降させることができる。また、本発明の第2態様によ
れば、基板搬送装置の搬送部材の一方の挟持部に付勢部
材を備えたことにより、基板搬送装置が昇降動作中、付
勢部材の付勢力により一対の挟持部で基板の一端部を固
定でき、基準ピンを不要とすることもできる。また、基
準ピンを備えていても、より安定して、基板を昇降させ
ることができる。また、平行リンク機構の昇降動作によ
り基板に基板搬送方向沿いの加速度が作用していた従来
技術と比較して、本発明の上記第2態様においては、基
板支持装置及び基板搬送装置は平行リンク機構による昇
降ではなく、昇降案内部材の案内により、大略上下方向
沿いに基板搬送位置と基板保持位置との間で昇降するた
め、基板支持装置に支持した基板には、基板搬送方向の
加速度がかからないため、基板上の電子部品がずれにく
い。よって、基板を高速で搬送することができる。
【0014】また、本発明の第3態様によれば、基板搬
送装置の昇降案内用軸と基板支持装置の昇降案内用軸の
両方の機能を昇降案内部材のシャフトで兼用することに
より、昇降案内機構を簡単なものとすることができる。
【0015】また、本発明の第5,7態様によれば、基
板搬送通路の外部に基板搬送部材幅寄せ駆動部及び基準
ピン幅寄せ駆動部を備え、基板搬送装置が、基板搬送位
置に位置しかつ上記基板搬送通路以外に基板幅方向に所
定距離移動しとき、基板搬送装置側の各幅寄せ用のギア
と各駆動部のギアとが噛み合うようにしたので、基板保
持装置の構造自体を簡単なものとすることができるとと
もに、基板保持装置側の各ギアと各駆動部とが常時噛み
合っていないため、ギアの歯が擦り減ることがない。
【0016】本発明の第6,7態様によれば、基準ピン
昇降機構において、ラックとピニオンによる機構を用い
たため、長ストロークのわりには機構がコンパクトで、
駆動用の配線が不要とすることができる。すなわち、基
準ピンを上下させるために、上記したようなラック・ア
ンド・ピニオン機構を用いると次のような利点がある。
コンパクトな機構でもって、基準ピンの各ストロークを
大きくすることができる。ここで、部品を実装する基板
の裏面には、高さの高い(例えば約30mmの高さの)
部品が既に実装されている場合がある。そのような部品
と基準ピンとが干渉しないようにするためには、各基準
ピンのストロークが30mm以上必要となる。このよう
な要望に対して、本発明のラック・アンド・ピニオン機
構を使用することにより、各基準ピンのストロークを容
易に30mm以上にすることができる。
【0017】また、本発明の第7態様によれば、一対の
基準ピンのうち一方の基準ピンが基板搬送方向沿いに移
動させるとき、基準ピンの移動機構にはシリンダが無
く、シリンダ駆動のための配線や配管を必要としないた
め、コンパクトな機構にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明にかか
る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明
の第1の実施形態にかかる基板保持装置は、図1,図1
6に示すように、XYテーブル4の上に、基板1の裏面
に接触して支持する基板支持部材の一例としての多数の
サポートピン33,…,33を表面の穴30a,…,3
0aに立設した基板支持装置の一例としてのサポートフ
レーム31と、サポートフレーム31の搬送方向の両側
に配置された基板搬送装置の一例としてのレールフレー
ム6とを独立してそれぞれ昇降可能に載置している。上
記XYテーブル4は、図1,図2,図8に示すように、
固定台2に固定された一対のレール17a,17a上を
ACサーボーモータ17の駆動によりYテーブル7が進
退移動可能に載置されている。このYテーブル7上の一
対のレール15a,15a上には、ACサーボーモータ
15の駆動によりXテーブル5が進退移動可能に載置さ
れている。Xテーブル5上にはレールフレーム6が昇降
可能に載置される。Xテーブル5の隅部分の近傍の4カ
所には、昇降案内部材90,…,90を取り付けて、こ
れら4個の昇降案内部材90,…,90の案内により、
レールフレーム6を水平状態に保持したまま、Xテーブ
ル5に対してX方向沿いには移動することなく垂直方向
にのみ昇降可能に支持している。
【0019】各昇降案内部材90は、図19〜図22に
示すように、以下のような構成となっている。Xテーブ
ル5上に、Xテーブル5に立設したシャフト89により
貫通されるようにシャフト89と同軸で支持ブロック8
3を固定し、該支持ブロック83上に、シャフト89が
同様に貫通した状態でかつシャフト89と同軸に、上向
きに凸筒状の下リング84を固定している。下リング8
4の外周部に、筒状の上リング88を上側から被せると
ともに、上リング88の外周部にバネ85を配置してい
る。バネ85は、上リング88の上端鍔部と下リング8
4の下端鍔部との間に配置されている。上リング88
は、ネジ88b,…,88bにより、サポートフレーム
31に固定されおり、上リング88の溝88a内には、
下リング84に一端が固定されたストッパ81の他端が
遊嵌されて、上リング88が下リング84から抜け出す
のを防止している。上リング88の内周面と下リング8
4の外周面との間には、多数のボール80,…,80が
配置されて、下リング84に対して上リング88がバネ
85の付勢力により常時円滑に上向きに付勢されるよう
になっている。また、各下リング84の空洞部分には、
図21,図22に示すようにレールフレーム6が上昇し
たときにその一部6g,…,6gが入り込むようになっ
ている。
【0020】また、ローダ11から搬送方向に搬送され
てきた基板1を受け取り、該基板1をサポートテーブル
30の所定位置に固定保持するレールフレーム6は、基
板搬送方向に対して左右に配置されたレールユニット6
a,6aを備えるように構成されている。図14,15
は一対のレールユニット6a,6aの断面図である。右
側(図1,2などでの奥側)のレールユニット6aは、
図10に示すように、1個のレール69と1個のメイン
レール788とをボルトで結合して一体的に固定すると
ともに、1個のレール70と3個のブロック75,7
5,75をボルトで結合して一体的に固定している。各
ブロック75は横向きにT字型に形成されているので、
各ブロック75のT字型の突出部分をメインレール78
8の各穴788aに通したのちレール70に固定するこ
とにより、各ブロック75とレール70が、メインレー
ル788に対して、上下方向に移動可能な状態で、レー
ル69とメインレール788とに取り付けられている。
図14の左側(図1,2などでの手前の)レールユニッ
ト6aも、上記奥側のレールユニット6aと大略同様の
構成であるが、異なる点は、圧縮バネ76が、ブロック
75内に組み込まれ、それらの付勢力により、3個のブ
ロック75,75,75とレール70を上向きに付勢し
ていることである。
【0021】各レールユニット6aの奥側のメインレー
ル788は、XYテーブル4の前後に移動可能に配置さ
れている可動ブロック24,24の上部に固定されて、
後述するように、可動ブロック24,24とレールユニ
ット6aが一体的に移動可能となっている。一方、各レ
ールユニット6aの手前側のメインレール788は、X
Yテーブル4の前後に移動可能に配置されている固定ブ
ロック32,32の上部に固定されてXYテーブル4に
対して固定されている。各レール70の後端側には、ブ
ラケット763を介して大プーリー28を回転可能に取
り付けている。さらに、各レール70には、先端側に小
プーリー712、後端側のブラケット763の近傍の先
端側に一対の小プーリー712,712をそれぞれ回転
可能に取り付け、これらのプーリー712,712,7
12,28の間に基板搬送用の平ベルト735を張設
し、大プーリー28をレール駆動モータ729により回
転駆動して平ベルト735を移動させるようになってい
る。
【0022】レールユニット6a,6aの動作は、次の
通りである。生産する(部品を実装すべき)基板1を基
板搬送位置IでXYテーブル4に対して搬出入するとき
は、各レール70と3個のブロック75,75,75と
ブロック763とレール駆動モータ729と大プーリー
28と小プーリー712,712,712と平ベルト7
35が、図15の上昇位置から図14に示す下降位置ま
で、各レール69と各メインレール788に対して下が
り、図14の隙間Gが生じる。この下降位置において、
一対のレールユニット6a,6aのレール駆動モータ7
29,729を同期して駆動することにより、平ベルト
735,735を同時に移動させ、平ベルト735,7
35に載置する基板1を基板搬送方向に搬送できる。一
方、基板1の基板保持位置IIでは、基板生産時(基板
1に部品を実装するとき)には、所定位置に位置決めさ
れた基板1を平ベルト735,735上に保持した状態
で、各レール70と3個のブロック75,75,75と
ブロック763とレール駆動モータ729と大プーリー
28と小プーリー712,712,712と平ベルト7
35が、図14の下降位置から図15に示す上昇位置ま
で、各レール69と各メインレール788に対して上昇
し、図14の隙間Gが無くなり、レール69,69と平
ベルト735,735との間に基板1の両端がそれぞれ
挟み込まれて、レールユニット6a,6aに固定され
る。
【0023】次に、基板1の幅に応じて、基板1を搬送
する一対のレールユニット6a,6aの幅を調整するこ
とができるレールユニット6a,6aの幅寄せ機構につ
いて説明する。図9,図11に示すように、手前側のレ
ールユニット6aは、図9のXYテーブル4の手前側の
前端と後端にそれぞれ固定された固定ブロック32に固
定されている。前端側(図9では左側)の固定ブロック
32にはギア40とプーリー41とが一体的に回転可能
に取り付けられているとともに、後端側(図9では右
側)の固定ブロック32にはプーリー44が回転可能に
取り付けられている。プーリー41と44との間にはタ
イミングベルト623が張設されている。一方、奥側の
レールユニット6aはXYテーブル4に対して基板搬送
方向に対して直交する幅方向に移動可能に配置されてい
る。すなわち、奥側のレールユニット6aのメインレー
ル788は、図9,図11の可動ブロック24,24に
固定されている。各可動ブロック24は、各ねじ軸63
2に螺合したナット632aに固定されているととも
に、ドグ35によりねじ軸632の回転に伴って回転し
ないように規制されつつ、可動ブロック24の下端は、
LMガイド621により幅方向に円滑に案内されるよう
になっている。各ねじ軸632は、その各一端が固定ブ
ロック32に回転自在に支持されるとともに、各他端が
XYテーブル4に固定された各ブラケット54に回転自
在に支持されている。また、各ねじ軸632の固定ブロ
ック32から外側に突出した一端には上記ギア40が固
定されている。
【0024】よって、ギア40が外部の後述するギア3
04と噛み合うことによって回転駆動されると、ギア4
0とプーリー41とが一体的に時計方向又は反時計方向
のいずれかの方向に回転し、タイミングベルト623の
駆動によりプーリー44も同期して一体的に同一方向に
回転するようにしている。この結果、2本のねじ軸63
2,632が一体的に同一方向に回転して、2つの可動
ブロック24,24が幅方向において同一方向に移動
し、奥側のレールユニット6aが一体的に幅方向に移動
して幅寄せ動作を行うことができ、基板1の幅に応じ
て、奥側のレールユニット6aの位置を調整することが
できる。よって、レールフレーム6を種々の幅の基板1
に対応して使用することができる。なお、奥側のレール
ユニット6aの位置を固定してレール幅を固定するに
は、図7,図11,図13,図35,図36に示すよう
に、ツメ例えばラチェット34をギア40に噛ませれば
よい。すなわち、図13に示すように、ブラケット36
においてバネ37で常時ギア40に噛み込む方向にラチ
ェット34が付勢されており、ラチェット34が付勢力
に抗して回動しない限りギア40に噛み合って、ギア4
0が付与いに回転して奥側のレールユニット6aが移動
してレール幅が変わらないようにしている。
【0025】よって、奥側のレールユニット6aを移動
させてレール幅を調整したい場合には、本実施形態で
は、以下のように実施される。図12,図13に示すよ
うに、ギア40を回転する動力は、図3,図4のレール
駆動用モータ303である。レール幅寄せを行う場合
は、図1,図2の位置より、Yテーブル7が手前へ例え
ば15mm移動し、シリンダ47,47がレールフレー
ム6を基板搬送位置Iの高さまで上昇させる。この結
果、図35の2点鎖線が、レール幅寄せ駆動部310と
XYテーブル4とが噛み合った状態を示している。すな
わち、図27,図35に示すように、レールフレーム6
がシリンダ47,47の駆動により基板搬送位置Iまで
上昇することにより、ラチェット34と、レール幅寄せ
駆動部310に備えられたラチェット駆動用ボルト31
1が当り、ラチェット34が回動されてギア40に対す
る噛み込みが解除されて、ギア40が解放される。同時
的に、レール幅寄せ駆動部310の駆動用モータ303
のギア304とギア40が噛み合い、ギア40が時計方
向又は反時計方向に回転させられることにより、奥側の
レールユニット6aが幅寄せされる。このレール幅寄せ
動作をするときのみ、Yテーブル7が、図2において手
前側へ例えば15mm移動し、ギア40と304が噛み合
うので、Yテーブル7が移動しない通常の基板生産時に
は、ギア40と304とは噛み合わず、歯の摩耗が防げ
る。
【0026】また、部品を実装すべき基板1をローダ1
1から受け取る一方、部品実装後の基板1をアンローダ
10に搬送するための基板搬送位置Iから、基板1に部
品を実装する基板保持位置IIまで基板1を下降させる
ため、基板1を支持するサポートフレーム31と上リン
グ88,…,88が上下に昇降するとき、サポートフレ
ーム31の水平度を保つため、4組のリンク87,9
3;…;87,93と、それら4組を連結するシャフト
82,82と、プレート79とが設けられている。すな
わち、図17,図18に示すように、Xテーブル5の前
部及び後部それぞれの両側に固定された一対のブラケッ
ト94,94間に回転自在にシャフト82が支持され、
シャフト82の両端部に下リンク87の下端をそれぞれ
固定して、両下リンク87,87がシャフト82と一体
的に回動するように取り付ける。各下リンク87の上端
は、各上リンク93の下端に回動自在に連結するととも
に、各上リンク93の上端はサポートフレーム31に回
動自在に取り付けられている。また、サポートフレーム
31の前部と後部のそれぞれの各上リンク93と各下リ
ンク87との連結部分は、一枚のプレート79で互いに
連結している。よって、前後両側の合計4個のリンク機
構87,93;…;87,93が、シャフト82,82
とプレート79により一体的に同一方向に回動する、言
い換えれば、上リンク93と下リンク87との間で屈曲
するようにしている。よって、4個の昇降案内部材9
0,…,90のバネ85,…,85により上方に常時付
勢されたサポートフレーム31が、基板1がサポートフ
レーム31に載置されるなどして下向きの力Fをサポー
トフレーム31の前後に配置されたプレート86とプレ
ート50に受けると、リンク93,87,79等により
水平を保ちながら、サポートフレーム昇降用駆動シリン
ダ47,47の駆動によりサポートフレーム31が上下
に移動可能となる。この上下移動時において、サポート
フレーム31に固定されている各上リング88は、ボー
ル80,…,80を介して各下リング84の外周面によ
って上下方向に案内されるようにしている。
【0027】基板1をサポートフレーム31の所定位置
に位置決めする際には、基板1の手前側の前後端部に貫
通して設けられた基板1の位置決め用基準穴1b,1b
(図24,図29参照)に基準ピン507,507をそ
れぞれ挿入するようにしている。この基準ピン507,
507の構成は、下記の通りである。図23(A),
(B),図24,図25,図26,図27、特に図24
に良く示すように、基準ピン507は2本あり、それぞ
れブラケット508,509にそれらの各上部から上方
に突出するように固定されている。ブラケット508,
509は、ラック506,510にそれぞれ固定されて
いる。各側面に上下方向沿いに歯部を有するラック50
6,510は、上下方向沿いに設けられたLMガイド5
51,550により上下方向に精度良く直進移動可能と
なっている。ブラケット508,509はブロック51
8,519にそれぞれ固定されている。ブロック51
8,519には、スプラインシャフト501とボールス
クリューシャフト502とが貫通しており、スプライン
シャフト501とボールスクリューシャフト502はレ
ールフレーム6に対して回転可能に支持されている。
【0028】図23(A),(B)は、図24のB−B
線断面図であり、基準ピン507の上下動を示す図であ
る。前記ラック506,510には、上下方向沿いに歯
部が形成されており、この歯部がピニオン511,51
2と噛み合うようになっている。ピニオン511,51
2は、スプラインシャフト501を割り締めしており、
スプラインシャフト501が正逆回転すると、図23
(A),(B)に示すように、ラックとピニオンの関係
で、基準ピン507,507が上下移動するようになっ
ている。図25に示すように、LMガイド551,55
0は、ブロック518,519に固定され、図26に示
すスプラインシャフト501の2個のナット527,5
27は、図28に示すように、それぞれ、Cリング52
8とピニオン511,512との間に挟まれた状態で、
ブロック518,519の内部に回転可能にかつスプラ
インシャフト軸方向には相対的に移動不可に固定されて
いる。また、ボールスクリューシャフト501には1個
のナット525が螺合されており、このナット525
は、基板搬送方向において下流側(後端側)のブロック
519内にネジ526により相対的に回転不可にかつボ
ールスクリューシャフト軸方向には相対的に移動不可に
固定されている。他のブロック518内にはナットは設
けられてはおらず、単に、ブロック518内をボールス
クリューシャフト501が回転可能に貫通しているだけ
である。よって、スプラインシャフト501が回転する
ときには、ナット527,527はそれぞれスプライン
シャフト501と一体的に回転するが、ブロック51
8,519には回転力も伝達されず、かつ、スプライン
シャフト軸方向への移動力も作用しない。一方、ボール
スクリューシャフト502が回転するときには、ブロッ
ク518は何等回転力も軸方向の移動力も受けないが、
ブロック519には、ナット525が相対的に回転不可
に固定されているので、ボールスクリューシャフト50
2の回転とともに回転はしないが、ナット525がボー
ルスクリューシャフト軸方向に移動することに伴い、ブ
ロック519がボールスクリューシャフト軸方向沿いに
移動し、後述する幅寄せ動作を行えるようにする。ブロ
ック519がボールスクリューシャフト軸方向に移動す
るとき、該軸方向沿いにスプラインシャフト501によ
り案内されることになる。
【0029】スプラインシャフト501を回転する機構
は、図25,図27に示すように、以下のようになって
いる。すなわち、シリンダ521がレールフレーム6の
前端に幅方向沿いに固定されており、シリンダ521の
ピストンロッド522の先端には、レールフレーム6に
下端がA点で回動自在に支持されたレバー505が回動
自在に連結されている。レバー505の内側には軸方向
沿いに溝が形成されており、この溝内では、カムフォロ
ワー523がレバー505の軸方向沿いに回転しながら
移動可能に嵌め込まれており、カムフォロワー523は
レバー504の先端に回転自在に取り付けられている。
レバー504の下端は、スプラインシャフト501に固
定されている。よって、シリンダ521が駆動されてそ
のピストンロッド522が直進運動すると、レバー50
5がA点を中心に振れ、レバー505の溝に沿って、レ
バー504のカムフォロア523が動き、レバー504
が、スプラインシャフト501の軸芯を中心に回転し
て、スプラインシャフト501を回転させる。このスプ
ラインシャフト501の回転力により、スプラインシャ
フト501に固定されたピニオン511,512が回転
し、ピニオン511,512に噛み合ったラック50
6,510を上下動させて、基準ピン507,507を
昇降させるようにしている。よって、基板1がサポート
フレーム31の基板搬送位置Iで所定の位置に位置した
とき、基板1をXYテーブル4に対して位置決め保持す
るため、シリンダ521の駆動により基準ピン507,
507が上昇して基板1の2つの基準穴1b,1b内に
それぞれ嵌合して基板1の位置決めを行う。一方、上記
基板搬送位置Iで基板1を搬送するため、基板1の位置
決めを解除する場合には、シリンダ521の上記とは逆
方向の駆動により基準ピン507,507が下降して基
板1の2つの基準穴1b,1b内からそれぞれ抜け出し
て基板1の位置決め解除を行う。
【0030】次に、基板1の幅に応じて、上記基準ピン
507,507を幅寄せをする(基板搬送方向沿いの位
置を調整する)場合の構成について説明する。基板1を
搬送する方向が図25において右から左である場合、基
準ピン507,507のブロック518,519のう
ち、下流側(前端側)のブロック518は、ブラケット
520により図9,図11の固定ブロック32に固定さ
れているので移動しない。図29に実線から2点鎖線で
示すように基板1の幅が大きくなった場合には、上流側
(後端側)のブロック519が図29の右側に移動し
て、右側の基準ピン507が大きくなった基板1の右側
の角部の基準穴1bに嵌合するために移動する。この幅
寄せ動作は、図25に示すように、ブロック519の内
部に、ボールスクリューシャフト502のナット525
を固定し、ボールスクリューシャフト502が回転する
ことにより、ブロック519はボールスクリューシャフ
ト軸方向沿いに移動することにより、幅寄せが行われ
る。
【0031】ボールスクリューシャフト502は、以下
のように、外部の動力により回転駆動される。ボールス
クリューシャフト502の後端部には傘歯車578aが
固定され、この傘歯車578aに噛み合いかつ回転軸が
大略90度異なる傘歯車578bをレールフレーム6に
回転自在に支持する。傘歯車578bは回転軸577に
固定され、回転軸577の外側端部には、ドグ579と
ギア580とが固定されている。よって、図12,図1
3,図30,図31に示すように、ギア580を外部の
動力で回転するとならば、傘歯車578bが回転し、該
傘歯車578bに噛み合った傘歯車578aがボールス
クリューシャフト502と一体的に回転する。基準ピン
507,507の位置を固定するには、ツメ例えばラチ
ェット573をギア580に噛ませればよい。
【0032】よって、基準ピン507,507を移動さ
せて基準ピン幅を調整したい場合には、本実施形態で
は、以下のように実施される。図12,図13に示すよ
うに、ギア580を回転する動力は、図3,図4の基準
ピン駆動用モータ603である。基準ピン幅寄せを行う
場合は、図1,図2の位置より、Yテーブル7が手前へ
例えば15mm移動し、シリンダ47,47がレールフ
レーム6を基板搬送位置Iの高さまで上昇させる。この
結果、図30の2点鎖線が、基準ピン幅寄せ動部610
とXYテーブル4とが噛み合った状態を示している。す
なわち、図30に示すように、レールフレーム6がシリ
ンダ47,47の駆動により基板搬送位置Iまで上昇す
ることにより、ラチェット573と、基準ピン幅寄せ駆
動部610に備えられたラチェット駆動用ボルト611
が当り、ラチェット573が回動されてギア580に対
する噛み込みが解除されて、ギア580が解放される。
同時的に、基準ピン幅寄せ駆動部610の駆動用モータ
603のギア602とギア580が噛み合い、ギア58
0が時計方向又は反時計方向に回転させられることによ
り、基準ピン507,507が幅寄せされる。この基準
ピン幅寄せ動作をするときのみ、Yテーブル7が図2に
おいて、手前側へ例えば15mm移動し、ギア580と
602が噛み合うので、Yテーブル7が移動しない通常
の基板生産時には、ギア580と602とは噛み合わ
ず、歯の摩耗が防げる。
【0033】次に、レールフレーム6が上下する機構に
ついて説明する。図11に示すレールフレーム6にレー
ルユニット6a,6aが取り付けられたレールフレーム
6は、図1,図2,図19に示すように、4個の昇降案
内部材90,…,90の4本のシャフト89,…,89
によって上下動をガイドされる。その断面図を図21に
示す。各下リング84の外側には各上リング88が嵌め
込まれ、各下リング84の内側は空洞でシャフト89の
片端を支えている。各下リング84の空洞部分には、図
21.図22に示すようにレールフレーム6が上昇した
ときにその一部6g,…,6gが入り込むようになって
いる。レールフレーム6を上昇させる動力は、図1,図
2,図7に示すシリンダ47,47である。図7は、シ
リンダ47,47によってレールフレーム6が、基板搬
送高さまで上昇した図を示す。
【0034】次に、レールフレーム6が、下降した後の
基板挟み込み機構について説明する。図5,図6に示す
ように、Xテーブル5には、シリンダ47,47、クサ
ビ板64,64、及び、LMガイド48,48が取り付
けられている一方、レールフレーム6には、ローラフォ
ロワー46が回転自在に取り付けられている。図5は、
基板搬送時にレールフレーム6が基板搬送位置Iまで上
昇している状態を示す。このとき、シリンダ47,47
がクサビ板64,64を引き戻しているため、クサビ板
64,64とローラフォロワー46,46との係合が解
除されており、ローラフォロワー46,46は、レール
フレーム6とともに昇降案内部材90,…,90のバネ
85,…,85の付勢力により上昇している。図6は、
基板1へ部品を実装するときにレールフレーム6が下降
して基板保持位置IIに位置している状態を示す。この
とき、シリンダ47,47が駆動されてクサビ板64,
64が押し出されて、各クサビ板64の斜面64aが各
ローラフォロワー46を下へ押し付けている。また、図
7,図8,図19に示すように、当て面43,…,43
が、Xテーブル5の上面に4枚、レールフレーム6の下
面に4枚取り付けてあり、各クサビ板64が各ローラフ
ォロワー46を下へ押し付けるとき、Xテーブル5上面
の4個の当て面43,…,43とレールフレーム6下面
の4個の当て面43,…,43がそれぞれ当接して、常
に基板1の上面高さが一定になるようにしている。ま
た、このとき、各レールユニット6aが基板1を挟み込
む動作をする。すなわち、図5の基板搬送時には、図1
4の各レール70が自重で下がっている。ただし、正確
には手前レール70は、バネ76により上側に付勢され
ているので、自重では下がらない。ローダ11及びアン
ローダ10の各レールに取り付けられたネジ45,45
(図2参照)により押し下げられている。従って、基板
1の上面とレール69との間に図14に示す隙間Gが生
じ、平ベルト735が回転して基板1をXYテーブル4
に対して搬出又は搬入することができる。
【0035】基板1の搬出入が終了すると、図7のシリ
ンダ47,47のピストンロッド先端部47aが下り、
レールフレーム6が下降する。図5で、各レール70に
取り付けられたブラケット51,51が、サポートフレ
ーム31の前後端部に取り付けられたプレート86及び
プレート50にそれぞれ当接する。さらに、レールフレ
ーム6が下降すると、図14の隙間Gが無くなり、基板
1が各レール70と各レール69に挟まれて固定され
る。上述したように、サポートフレーム31の下の昇降
案内部材90,…,90のバネ85,…,85を強力に
しているため、レールフレーム6は、ブラケット51,
51とレール70,70、基板1、レール69,69、
メインレール788,788(図14参照)、可動ブロ
ック24,24、LMガイド621,621を通してサ
ポートフレーム31に載った状態になる。このとき、図
5のローラフォロワー46,46とクサビ板64,64
は、図32(A),(B)に示すように、互いに前後方
向沿い(基板搬送方向沿い)に対向した位置関係とな
り、図32(A),(B)に示すように、シリンダ4
7,47を駆動してクサビ板64,64がローラフォロ
ワー側に移動してそれらの斜面64a,64aによりロ
ーラフォロワー46,46を下へ押し下げる。このと
き、レールフレーム6の下方のバネ85,…,85も、
基板1を挟み込む力を発生しながら縮み、Xテーブル5
とレールフレーム6の当て面43,…,43が当接して
レールフレーム6の下降が止まり、図6及び図34
(A),(B)の電子部品実装可能な基板保持位置II
に位置した状態になる。生産する(実装すべき)基板1
の厚みが厚い場合は、その分だけサポートフレーム31
の下のバネ85,…,85が縮み、基板1の厚さの変化
に対応することができる。
【0036】本実施形態にかかる上記基板保持装置にお
いて、各機能を果たすときの各部分の動作について次に
説明する。基板搬送方向を図1〜図4において右から左
とし、サポートフレーム31が上記したように基準ピン
507,507を備えている場合には、以下のように動
作する。 図1,図2に示すように、XYテーブル4が原点位置
に位置する。なお、連続実装中においてXYテーブル4
上に基板1が支持されている場合には、その基板1への
部品の実装が終了したのち、XYテーブル4が原点位置
に戻る。ローダ11のレール11a,11a上には、X
Yテーブル4へ搬入して部品実装を行う次の基板1が待
機している。 基板1を基板保持位置IIから基板搬送位置Iまで上
昇させるために、まず、図F32(A),(B)に示す
ように、図6のクサビ板64,64がシリンダ63,6
3によって引かれ、ローラフォロワー46,46との係
合を解除する。このとき、昇降案内部材90,…,90
のバネ85,…,85の付勢力により、サポートフレー
ム31、プレート50,86、レール70,70、基板
1、レールフレーム6、ローラフォロワー46,46が
上方へ付勢されて少し上昇する。このとき、基板1は、
レール70,70とレール69,69との間で挟み込ま
れている。この挟み力はレールフレーム6の自重分であ
る。 その後、図5,図7,図33(A),(B)に示すよ
うに、シリンダ47,47が駆動されることにより、レ
ールフレーム6が押し上げられ、レール70,70がロ
ーダ11及びアンローダ10の各レールと同じ高さ(基
板搬送位置I)まで上昇して停止する。このレールフレ
ーム6の上昇動作中、シリンダ521が駆動されてスプ
ラインシャフト501が回転されて、基準ピン507,
507を下げて、基板1のサポートフレーム31に対す
る位置決めを解除する。
【0037】前述したように、図14の奥側のレール7
0は自重で下降してレール70とレール69との間に隙
間Gができて、奥側のレール70とレール69との間で
挟み込んで固定していた基板1の奥側の端部を解放する
が、手前側のレール70はバネ76,76,76により
上向きに付勢されているため下降しないので、手前側の
レール70とレール69との間では基板1の手前側の端
部は挟み込まれたままとなってしまう。そこで、図1,
図2のローダ11とアンローダ10の手前側のレール1
1a.10aの端部にそれぞれ備えられたネジ45,4
5と、上昇してきた手前側のレール70の両端部がそれ
ぞれ当接し、当接した後も、それ以上にレールフレーム
6が上昇するので、バネ76,76,76が縮んで手前
側レール70にも隙間Gができて、手前側のレール70
とレール69との間での基板1の端部の挟み込みが解除
される。なお、図14において、74は基板1がレール
70から解放されるとき、レール70に貼り付いたまま
とならないようにするため、レール70の端面から基板
1を下方に付勢して分離させる板バネである。
【0038】次いで、基板1が基板搬送位置Iに位置
したのち、ローダ11のベルト11a,11aを回転す
るモータ11b,11b(図1〜図4参照)、XYテー
ブル4の平ベルト735,735を回転するモータ72
9,729、アンローダ10のベルト10a,10aを
回転するモータ10b,10b(図1〜図4参照)が図
39の制御装置700により同期して回転させられ、基
板1の搬入及び搬出を行う。 XYテーブル4の平ベルト735,735を回転する
モータ729,729は、ACサーボモータであって、
基板搬送速度を制御できるものとするのが好ましい。ロ
ーダ11のレール11a,11a上の基板1をXYテー
ブル4内に搬入するときは、モータ729,729が例
えば最高速度で回転し、図3,図4のレール駆動部31
0に備えたセンサ114の下を基板1が通過すると、制
御装置700の制御によりモータ729,729は減速
する。XYテーブル4内にあった基板1が搬出されたこ
とを図3,図4のレール駆動部310に備えたセンサ1
10が確認後、制御装置700の制御により、図35,
図36に示すように、直ちに、レール幅寄せ駆動部31
0のシリンダ107のピストンロッドが下方に下降す
る。そして、その先端に取り付けたストッパ320が、
搬入されて来た基板1の左辺に当り、基板1とモータ7
29,729とが共に停止する。実際には、基板1がセ
ンサ110を通過後、数秒でモータ729,729が停
止するようにしている。 このように停止した基板1の基準穴内に基準ピン50
7,507(図35参照)が入り、基板1の正確な位置
が位置決めされる。
【0039】一方、XYテーブル4からアンローダ1
0に搬出された基板1が、アンローダ10のセンサ10
2(図3,図4参照)を通過する一方、上記で基準ピ
ン507,507が基板1の基準穴内に入ったことを確
認後、制御装置700の制御の元にシリンダ47,47
(図7)が下降する。この結果、図32(A),(B)
の基板保持位置IIに基板1が下降する。 以降の逆動作を行い、基板1に対して部品実装可能
状態とする。すなわち、図32(A),(B)及び図3
4(A),(B)に示すように、シリンダ63,63に
より押されてクサビ板64,64がローラフォロワー4
6,46側に移動して、それらの斜面64a,64aに
よりローラフォロワー46,46を介してレールフレー
ム6を押し下げる。この結果、レールフレーム6の下面
がXテーブル4の上面に当て面43,…,43を介して
押し付けられてレールフレーム6の下降が停止する。
【0040】レールフレーム6が下降開始したとき、レ
ールフレーム6の手前側のレール70の両端部から、図
1,図2のローダ11とアンローダ10の手前側のレー
ル11a.10aの端部にそれぞれ備えられたネジ4
5,45が離れることになる。よって、バネ76,7
6,76の付勢力により手前側レール70と基板1との
間の隙間Gがなくなり、手前側のレール70とレール6
9との間で基板1の端部を挟み込むことになる。よっ
て、レールフレーム6が下降を開始した直後に、すぐに
レール70,69により基板1の一方の端部が保持され
るのでより安定して下降させることができる。その後、
シリンダ47,47の駆動により、レールフレーム6を
介して、基板1、レール70,70、レール69,6
9、プレート50,86、サポートフレーム31が下降
させられ、昇降案内部材90,…,90のバネ85,
…,85の付勢力が作用し始めると、サポートフレーム
31、プレート50,86、レール70,70、レール
69,69を介して、基板1の両端部が、レール70,
70とレール69,69との間で挟み込まれた状態とな
り、レールフレーム6の下面がXテーブル4の上面に当
て面43,…,43を介して押し付けられてレールフレ
ーム6の下降が停止する基板保持位置IIまで下降す
る。基板保持位置IIでは、XYテーブル4によりX方
向及び/又はY方向に基板1を移動させながら所定位置
にそれぞれ部品を図示しない部品実装機で実装する。実
装後、基板1を基板搬送位置Iまで上昇させてXYテー
ブル4からアンローダ10に搬送する手順は、上記以
降の手順である。
【0041】上記実施形態によれば、以下の作用効果を
奏することができる。 (1)サポートフレーム31の大略四隅の近傍に配置さ
れた4個の昇降案内部材90,…,90のバネ85,
…,85により常時上向きに付勢力が作用されるととも
に、上下リンク93,87からなる4組のリンク機構に
より、サポートフレーム31の水平度を保ちながらサポ
ートフレーム31よって基板1を昇降させることができ
る。 (2)レールフレーム6の手前側のレール70にバネ7
6,76,76を備えたことにより、レールフレーム6
が昇降動作中、バネ76,76,76の付勢力によりレ
ール70,69で基板1の一端部を固定でき、基準ピン
を不要とすることもできる。また、基準ピン507,5
07を備えていても、より安定して、基板1を昇降させ
ることができる。 (3)レールフレーム昇降案内用軸とサポートフレーム
昇降案内用軸の両方の機能を昇降案内部材90,…,9
0のシャフト89,…,89で兼用することにより、昇
降案内機構を簡単なものとすることができる。
【0042】(4)基準ピン昇降機構において、ラック
とピニオンによる機構を用いたため、長ストロークのわ
りには機構がコンパクトで、駆動用の配線が不要とする
ことができる。すなわち、基準ピン507,507を上
下させるために、上記したようなラック・アンド・ピニ
オン機構を用いると次のような利点がある。図23
(A),(B)に示すように、コンパクトな機構でもっ
て、基準ピン507,507の各ストロークを大きくす
ることができる。ここで、部品を実装する基板1の裏面
には、高さの高い(例えば約30mmの高さの)部品が
既に実装されている場合がある。そのような部品と基準
ピン507,507とが干渉しないようにするために
は、各基準ピン507のストロークが30mm以上必要
となる。このような要望に対して、本実施形態のラック
・アンド・ピニオン機構を使用することにより、各基準
ピン507のストロークを容易に30mm以上にするこ
とができる。また、基準ピン用のブロック519,51
8のうち一方のブロック519が基板搬送方向沿いに移
動しても、ブロック519の移動機構にはシリンダが無
く、シリンダ駆動のための配線や配管を必要としないた
め、コンパクトな機構にすることができる。 (5)平行リンク機構の昇降動作により基板に基板搬送
方向沿いの加速度が作用していた従来技術と比較して、
本実施形態においては、サポートテーブル31及びレー
ルフレーム6は平行リンク機構による昇降ではなく、昇
降案内部材90,…,90の案内により、大略上下方向
沿いに基板搬送位置Iと基板保持位置IIとの間で昇降
するため、サポートテーブル31に支持した基板1に
は、XYテーブル4のX方向(基板搬送方向)の加速度
がかからないため、基板上の電子部品がずれにくい。よ
って、基板1を高速で搬送することができる。
【0043】(6)XYテーブル4の外部にレール幅寄
せ駆動部310及び基準ピン幅寄せ駆動部610を固定
し、Yテーブル7が、例えば15mm手前側に移動し、
かつ、レールフレーム6が、基板搬送位置Iまで上昇し
たときのみ、レールフレーム6側のギア40とレール幅
寄せ駆動部310のギア304とが噛み合うとともに、
レールフレーム6側の基準ピン幅寄せ用ギア580と基
準ピン幅寄せ駆動部610のギア602とが噛み合うよ
うにしたので、XYテーブル4の構造を簡単なものとす
ることができるとともに、XYテーブル4側の各駆動ギ
アと各駆動部の各ギアとが常時噛み合っていないため、
ギアの歯が擦り減ることがない。 (7)上記実施形態では、手前側を基準とする生産ライ
ンを想定し、手前側のレールユニット6aは固定とし、
奥側のレールユニット6aが幅方向に移動するとともに
基準ピン507,507が手前側のみに配置されている
ようにしているが、以下のようにすれば、奥側を基準と
する生産ラインにも本発明を適用することができる。す
なわち、上記基板保持装置で使用する最大の基板1の中
心とサポートフレーム31の中心とを大略一致させ、か
つ、Y方向の長さが同じになるように設計すれば、Yテ
ーブル7上のXテーブル5から上側の機構を上記中心回
りに180°回転してYテーブル7に取り付けるように
すれば、手前側が基準ではなく、奥側が基準のラインに
容易に対応することができる。このように配置変更すれ
ば、奥側のレールユニット6aが固定となり、手前側の
レールユニット6aが幅方向に移動可能となり、かつ、
基準ピン507,507が奥側にのみ配置されるように
することができる。
【0044】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、基準ピン507,507を備えなくてもよい。この
場合の動作手順は、上記実施形態のの手順における基
準ピンの動作との動作以外の動作は上記実施形態と同
様である。ただし、の動作において、シリンダ47,
47が下降し、レールフレーム6が下がるとき、基準ピ
ンが基板1に入っていないため、基板1がずれる可能性
がある。この対策として、上記したように手前側のレー
ル70がバネ76,76,76により上方向へ付勢され
ており、レールフレーム6が下降する間、手前側のレー
ル70と69が、基板1を挟み基板1の位置ずれを防止
するようにしている。また、基準ピンが無いため、ロー
ダ11からXYテーブル4に基板1が搬入されたとき、
XYテーブル4において基板1の初期位置が定まらず、
結果的に、電子部品の実装位置がずれてしまうことにな
る。この対策としてで、図37に示すように、基板1
上の認識マーク1c,1cを認識カメラ900で読み、
XYテーブル4に対する基板1のずれ及び傾きを制御装
置700中の演算装置で算出し、基板1の正確な位置決
めを行うのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる基板保持装置と
その前後にローダ及びアンローダを配置した平面図であ
る。
【図2】 図1の状態での各装置の正面図である。
【図3】 上記基板保持装置に使用するレール幅寄せ駆
動部及び基準ピン幅寄せ駆動部と上記ローダ及び上記ア
ンローダの平面図である。
【図4】 図3の状態での正面図である。
【図5】 上記基板保持装置の基板搬送位置での正面図
である。
【図6】 上記基板保持装置の基板保持位置での正面図
である。
【図7】 上記基板保持装置の基板搬送位置での左側面
図である。
【図8】 上記基板保持装置のXYテーブルの斜視図で
ある。
【図9】 上記基板保持装置の基板搬送装置の斜視図で
ある。
【図10】 上記基板搬送装置のレールユニットの分解
斜視図である。
【図11】 上記基板保持装置のレールユニットの幅寄
せ機構の分解斜視図である。
【図12】 上記基板保持装置のレール幅寄せ機構及び
基準ピン幅寄せ機構の一部の拡大平面図である。
【図13】 図12の状態での正面図である。
【図14】 上記基板保持装置の上記基板搬送装置にお
いて上記基板を挟持する前の状態での断面側面図であ
る。
【図15】 上記基板保持装置の上記基板搬送装置にお
いて上記基板を挟持した状態での断面側面図である。
【図16】 上記基板保持装置の基板支持装置の斜視図
である。
【図17】 上記基板保持装置の昇降機構を説明するた
めの概略正面図である。
【図18】 上記基板保持装置のリンク機構の分解斜視
図である。
【図19】 上記基板保持装置の昇降案内部材の斜視図
である。
【図20】 上記昇降案内部材の分解斜視図である。
【図21】 上記昇降案内部材の付勢部材が縮ませられ
ている状態での上記昇降案内部材の断面側面図である。
【図22】 上記昇降案内部材の上記付勢部材が図21
に比べて伸びている状態での上記昇降案内部材の断面側
面図である。
【図23】 (A),(B)はそれぞれ、上記基板保持
装置の基準ピンの昇降機構の基準ピンの下降位置及び上
昇位置での側面図である。
【図24】 図23の基準ピン昇降機構の正面図であ
る。
【図25】 図23の基準ピン昇降機構の分解斜視図で
ある。
【図26】 上記基板保持装置の上記レール幅寄せ機構
及び基準ピン幅寄せ機構の分解斜視図である。
【図27】 上記基準ピン昇降機構の一部の拡大側面図
である。
【図28】 上記基板保持装置のレール幅寄せ機構と基
準ピン幅寄せ機構の駆動用シャフトの一部の拡大断面図
である。
【図29】 上記基板保持装置の基準ピン幅寄せ機構と
基板との関係を示す説明図である。
【図30】 上記基準ピン幅寄せ機構の駆動部と上記機
構との関係を示す説明図である。
【図31】 図30の基準ピン幅寄せ駆動部の斜視図で
ある。
【図32】 (A),(B)はそれぞれ上記基板保持装
置の動作を示す概略正面図及び一部側面図である。
【図33】 (A),(B)はそれぞれ上記基板保持装
置の上記基板搬送位置での状態を示す概略正面図及び一
部側面図である。
【図34】 (A),(B)はそれぞれ上記基板保持装
置の上記基板保持位置での状態を示す概略正面図及び一
部側面図である。
【図35】 上記レール幅寄せ機構の駆動部と上記機構
との関係を示す説明図である。
【図36】 図35のレール幅寄せ駆動部の斜視図であ
る。
【図37】 上記基板保持装置で基準ピンを備えない場
合の基板の認識マークと認識カメラを示す説明図であ
る。
【図38】 上記基板保持装置のレール幅寄せ機構の斜
視図である。
【図39】 上記基板保持装置の各駆動部材と制御装置
との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…基板、1b…基準穴、1c…認識マーク、2…固定
台、4…XYテーブル、5…Xテーブル、6…レールフ
レーム、6a…レールユニット、7…Yテーブル、10
…アンローダ、10b…アンローダ駆動用モータ、11
…ローダ、11b…ローダ駆動用モータ、15…Xテー
ブル駆動用ACサーボモータ、15a…レール、17…
Yテーブル駆動用ACサーボモータ、17a…レール、
24…可動ブロック、28…大プーリー、30…サポー
トプレート、31…サポートフレーム、32…固定ブロ
ック、33…サポートピン、34…ラチェット、35…
ドグ、36…ブラケット、37…バネ、40…レール幅
寄せ用ギア、41…プーリ、43…当て面、44…プー
リ、46…ローラフォロワ、47…基板保持装置昇降駆
動用シリンダ、48…LMガイド、50…プレート、5
1…ブラケット、54…固定ブロック、63…クサビ板
駆動用シリンダ、64…クサビ板、64a…斜面、6
9,70…レール、76…バネ、79…プレート、80
…ボール、81…ストッパ、82…シャフト、83…支
持ブロック、84…下リング、85…バネ、86…プレ
ート、87…下リンク、88…上リング、89…シャフ
ト、90…昇降案内部材、93…上リンク、94…ブラ
ケット、102,110,114…センサ、107…ス
トッパ駆動用シリンダ、304…ギア、303…レール
幅寄せ駆動用モータ、310…レート幅寄せ駆動部、3
11…ボルト、320…ストッパ、501…スプライン
シャフト、502…ボールスクリューシャフト、50
4,505…レバー、506…ラック、507…基準ピ
ン、508,509…ブラケット、510…ラック、5
11,512…ピニオン、518,519…ブロック、
520…ブラケット、521…基準ピン昇降用シリン
ダ、522…ピストンロッド、523…カムフォロワ
ー、525…ナット、526…ネジ、527…ナット、
528…ネジ、550,551…LMガイド、573…
ラチェット、577…回転軸、578a,578b…傘
歯車、602…ギア、603…基準ピン幅寄せ駆動用モ
ータ、610…基準ピン幅寄せ駆動部、611…ボル
ト、621…LMガイド、623…タイミングベルト、
632…ねじ軸、700…制御装置、712…小プーリ
ー、735…平ベルト、729…レール駆動モータ、7
63…ブロック、788…メインレール、I…基板搬送
位置、II…基板保持位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 耕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)の裏面を支持する基板支持部
    材(33)を有し、上記基板が上記基板支持部材の支持
    が解除される上記基板の基板搬送位置(I)と、該基板
    搬送位置より下方であってかつ上記基板の裏面を上記支
    持部材で支持して所定位置に保持する上記基板の基板保
    持位置(II)との間で固定台(2)に対して大略上下
    方向と直交する方向沿いには移動せず大略上下方向沿い
    に昇降する基板支持装置(31)と、 上記固定台に対して大略上下方向と直交する方向沿いに
    は移動せず大略上下方向沿いに昇降するとともに、上記
    基板の幅方向の両端部を保持する一対の基板搬送部材
    (6a)を有し、かつ、上記基板の上記基板搬送位置で
    上記基板支持部材から支持解除された上記基板を上記基
    板搬送部材で所定方向に搬送する一方、上記基板の上記
    基板保持位置で上記基板搬送部材で支持された上記基板
    の裏面が上記基板支持部材により支持されるようにする
    基板搬送装置(6)と、 上記固定台に備えられ、上記基板搬送位置から上記基板
    保持位置に向けて、まず、上記基板搬送装置を下降さ
    せ、次いで、上記基板搬送装置とともに上記基板支持装
    置を下降させて、上記基板保持位置で上記基板搬送装置
    で支持された上記基板の裏面に上記基板支持装置の上記
    基板支持部材が当接して上記基板の裏面を支持する一
    方、上記基板保持位置から上記基板搬送装置に向けて、
    まず、上記基板搬送装置と上記基板支持装置とを一体的
    に上昇させ、次いで、上記基板の裏面から上記基板支持
    装置の上記基板支持部材の支持を解除したのち、上記基
    板支持装置の上昇を停止させ、上記基板搬送装置はさら
    に上昇して上記基板搬送位置まで上昇させる昇降駆動装
    置(47)と、を備えるようにしたことを特徴とする基
    板保持装置。
  2. 【請求項2】 上記基板が矩形であるとき、該矩形基板
    の対向する2辺に対応してそれぞれ上記基板支持装置と
    上記固定台との間を連結するように配置されて上記基板
    支持装置を大略上下方向沿いに案内するリンク機構(8
    7,93)と、上記固定台に設けられて上記基板搬送装
    置の昇降方向に延びる昇降案内用シャフト(89)と、
    上記固定台に対して上記基板搬送装置とともに上記昇降
    案内用シャフト沿いに移動する移動リング(88)と、
    上記移動リングを上記固定台に対して上記基板搬送装置
    側に付勢する付勢部材(85)とを有して、上記固定台
    に対して上記基板搬送装置の移動を、上記大略上下方向
    と直交する方向沿いには移動せず上記昇降方向沿いにの
    み案内して上記基板を大略平行移動させるように案内す
    る昇降案内部材(90)とをさらに備えるようにした請
    求項1に記載の基板保持装置。
  3. 【請求項3】 上記昇降案内用シャフトは、上記基板搬
    送装置の昇降を案内する上に、上記基板支持装置の大略
    上下方向沿いの昇降をも案内するようにした請求項2に
    記載の基板保持装置。
  4. 【請求項4】 上記基板搬送装置の各基板搬送部材(6
    a)は、上記基板が矩形であるとき、該矩形基板の対向
    する2辺の端部のそれぞれを基板厚み方向沿いに上下に
    対向する一対の挟持部で挟持又は挟持解放するととも
    に、下側の挟持部は上記基板を搬送する搬送ベルト(7
    35)を有している挟持部材(69,70)を備えると
    ともに、上記矩形基板の各辺に対向して配置された上記
    基板搬送部材の一方の基板搬送部材の上記挟持部材の一
    方の挟持部内に付勢部材(76)を備え、上記基板搬送
    位置の近傍から上記基板保持位置までの間に上記付勢部
    材の付勢力により上記一方の挟持部を他方の挟持部に押
    し付けるようにして、上記基板を上記付勢力を利用して
    挟持するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の基
    板保持装置。
  5. 【請求項5】 上記一対の基板搬送部材のうちの一方の
    基板搬送部材を、基板幅方向沿いに配置した一対のねじ
    軸(632)に螺合させ、上記ねじ軸にギア(40)を
    固定し、 上記基板搬送位置で上記基板搬送装置が基板搬送通路以
    外に基板幅方向に所定距離移動したとき上記ギアに螺合
    する外部ギア(304)を有して、該外部ギアを駆動し
    て上記ねじ軸を回転させて、他方の基板搬送部材に対し
    て上記一方の基板搬送部材を上記基板幅方向沿いに移動
    させて、上記基板の幅寸法に応じて上記一方の上記基板
    搬送部材の位置を調整する基板搬送部材幅寄せ用駆動部
    (310)をさらに備えるようにした請求項1〜4のい
    ずれかに記載の基板保持装置。
  6. 【請求項6】 上記基板支持装置は、上記基板の基準穴
    (1b)に挿入されて上記基板の位置決めを行う基準ピ
    ン(507)と、該基準ピンを保持するラック(50
    6,510)と、該ラックに噛み合うピニオン(51
    1,512)と、該ピニオンを回転駆動して、上記ピニ
    オンに噛み合った上記ラックを上下動させて上記基準ピ
    ンを昇降させる回転駆動機構(501,504,52
    3,505,522,521)とを備えるようにした請
    求項1〜5のいずれかに記載の基板保持装置。
  7. 【請求項7】 上記基準ピンは一対備えられて、上記基
    板の一対の基準穴に挿入されて上記基板の位置決めを行
    い、 上記一対の基準ピンのうちの一方の基準ピンは、基板搬
    送方向沿いに配置された基準ピン駆動用ねじ軸(50
    2)に螺合させ、上記基準ピン駆動用ねじ軸に基準ピン
    幅寄せ用ギア(580)を固定し、 上記基板搬送位置で上記基板搬送装置が基板搬送通路以
    外に基板幅方向に所定距離移動したとき上記基準ピン幅
    寄せ用ギアに螺合する外部ギア(602)を有して、該
    外部ギアを駆動して上記基準ピン駆動用ねじ軸を回転さ
    せて、他方の基準ピンに対して上記一方の基準ピンを上
    記基板搬送方向沿いに移動させて、上記基板の搬送方向
    沿いの長さ寸法に応じて上記一方の上記基準ピンの位置
    を調整する基準ピン幅寄せ用駆動部(610)をさらに
    備えるようにした請求項6に記載の基板保持装置。
  8. 【請求項8】 上記基板搬送装置に配置されたローラフ
    ォロワー(46)と、上記固定台側に移動可能に配置さ
    れ上記ローラフォロワーに係合するクサビ板(64)
    と、上記固定台側に配置された上記クサビ板の駆動部材
    (63)とを備えて、上記基板搬送装置が上記基板保持
    位置に位置したとき、上記駆動部材の駆動により上記ク
    サビ板が上記ローラフォロワーに係合して上記基板搬送
    装置を上記基板保持位置に保持可能とする一方、上記駆
    動部材の駆動により上記クサビ板と上記ローラフォロワ
    ーとの係合を解除することにより、上記基板搬送装置が
    上記基板保持位置から上記基板搬送位置に移動可能とす
    るようにした請求項1〜7のいずれかに記載の基板保持
    装置。
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