JPH1187744A - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの製造方法

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JPH1187744A
JPH1187744A JP9246275A JP24627597A JPH1187744A JP H1187744 A JPH1187744 A JP H1187744A JP 9246275 A JP9246275 A JP 9246275A JP 24627597 A JP24627597 A JP 24627597A JP H1187744 A JPH1187744 A JP H1187744A
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JP
Japan
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solar cell
layer
cell module
manufacturing
photovoltaic element
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JP9246275A
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Hidenori Shiozuka
秀則 塩塚
Morio Kiso
盛夫 木曾
Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Satoshi Yamada
聡 山田
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Canon Inc
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    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の高い太陽電池モジュールの簡略製造
方法を提供し、製造工程での歩留まりを向上させる。 【解決手段】 補強板105、裏面被覆材104、光起
電力素子101、表面被覆材103を積層し太陽電池モ
ジュールを形成する太陽電池モジュールの製造方法にお
いて、表面被覆材103、裏面被覆材104の少なくと
も一方として2種類以上の樹脂より構成された一体積層
フィルムを用いて光起電力素子を封止する太陽電池モジ
ュールの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エネルギー資源の保護や環境問題
に対する意識の高まりが、世界的に広がりを見せてい
る。中でも、石油等の枯渇や、CO2排出に伴う地球の
温暖化現象に対する危惧感は深刻である。そこで、太陽
エネルギーを直接電力に変換でき、しかもクリーンなエ
ネルギーである太陽電池エネルギーには、大きな期待が
寄せられている。
【0003】太陽電池には様々な形態がある。代表的な
ものとしては (1)単結晶シリコン太陽電池 (2)多結晶シリコン太陽電池 (3)アモルファスシリコン太陽電池 (4)銅インジュムセレナイド太陽電池 (5)化合物半導体太陽電池 などがある。
【0004】この中で、薄膜結晶型シリコン太陽電池、
化合物半導体太陽電池およびアモルファスシリコン太陽
電池は比較的安いコストで大面積化が可能であるため
に、最近では各方面で活発に研究開発が進められてい
る。
【0005】さらに、これらの太陽電池の中でも、導体
金属基板上にシリコンを堆積し、その上に透明電極層を
形成したアモルファスシリコン太陽電池を代表とする薄
膜太陽電池は、軽量で且つ耐衝撃性、フレキシブル性に
富んでいるので、将来のモジュール形態として有望視さ
れている。ただし、ガラス基板上にシリコンを体積する
場合と異なり、光入射側表面を透明な被覆材で覆い、太
陽電池を保護する必要がある。
【0006】従来は、この表面被覆材として最表面にフ
ッ素樹脂フィルムやフッ素樹脂塗料などを用いた透明フ
ッ素重合体薄膜、その内側には種々の熱可塑性透明有機
樹脂が用いられてきた。フッ素化合物重合体は耐候性・
撥水性に富んでおり、樹脂の劣化による黄変・白濁ある
いは表面汚れによる光透過率の減少に起因する太陽電池
モジュールの出力低下を少なくすることができる。
【0007】現在の太陽電池がより普及するためには克
服しなければならない課題として製造コストが高いとい
う点がある。
【0008】コストを低減するためには以下のような方
法が考えられる。 I.製造工程を簡略化し、人件費を削減する。 II.製造歩留まりを向上させる。
【0009】これらを解決するためには、光起電力素子
を直列または並列化して大面積化した光起電力素子群を
効率よく太陽電池モジュール化しなければならない。
【0010】従来の太陽電池モジュール作成方法は、図
5に示すように表面フィルム507、表面接着性樹脂5
06、繊維状無機化合物502、光起電力素子501、
裏面接着性樹脂508、絶縁フィルム509、裏面接着
性樹脂508、補強板505を順次積層し、脱気、加熱
圧着させる。
【0011】従来の製造方法の問題点としては、 (1)一枚一枚材料を積層するために時間を要してしま
う。
【0012】(2)界面が多く存在するために脱気が難
しく、材料の弛みによるシワ、よれなどの外観不良を起
こす。この傾向は、太陽電池モジュールの形態が長尺に
なるほどに顕著になる。脱気を促すために各界面に不織
布を配置したりしなければならず、余分な手間がかか
る。
【0013】(3)積層後に各材料のズレを修正する
際、積層枚数が多いため手間がかかったり、光起電力素
子が正規の配置位置からずれ信頼性を損なう恐れがあ
り、また以後の折り曲げなどの成形加工に対しても安定
した表面凹凸分布をもつ製品を供給するのは困難であっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決した信頼性の高い太陽電池モジュールの簡略製造
方法を提供し、製造工程での歩留まりを向上させること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究開発を重ねた結果、下記構成が
最良であることを見出した。
【0016】即ち、本発明は、少なくとも補強板、裏面
被覆材、光起電力素子、表面被覆材を積層し太陽電池モ
ジュールを形成する太陽電池モジュールの製造方法にお
いて、表面被覆材、裏面被覆材の少なくとも一方として
2種類以上の樹脂より構成された一体積層フィルムを用
いて光起電力素子を封止することを特徴とする太陽電池
モジュールの製造方法である。
【0017】
【作用】
(1)一体積層フィルムを使用することにより構成材料
の積層精度が向上し、太陽電池モジュールの凹凸部位置
も規則的に分布するため、ローラーフォーマーなどの成
形加工をする際に安定した加工が可能となり信頼性の高
い太陽電池モジュールを作成することが可能である。
【0018】(2)シワが減り歩留まりが向上する。従
来のフッ素フィルムと熱架橋型樹脂を順次枚葉する方法
では、フッ素フィルムが平坦であるために枚葉したフィ
ルムが密着し、界面で確実に脱気ができずシワとなっ
た。しかし、一体積層フィルムを使用することで脱気不
良を無くすことができ、シワなどの外観不良を防ぐこと
ができる。
【0019】(3)一体積層フィルムを使用することで
ラミネーション材料を一枚一枚枚葉するに比べて要する
時間が削減でき、コストダウンが可能となる。
【0020】(4)表面被覆材として用いる一体積層フ
ィルムの構成を、受光面側から順次屈折率が大きくなる
ような層構成とすることで層界面での光の反射が減り入
射光を効率的に光起電力素子まで届けることが可能とな
る。
【0021】(5)一体積層フィルムの各樹脂層の界面
の仮接着力が0.01Kg/inch以上であるため、
保存時、積層時に剥離を生じることがない。
【0022】(6)裏面被覆材としての接着性樹脂層を
熱架橋型樹脂にすることにより耐熱クリープ性を付与で
きる。
【0023】(7)繊維状化合物層を表面被覆材と光起
電力素子の間に光起電力素子上を完全に覆うように配置
することで、脱気を促すだけでなく、樹脂厚を確保する
ことができ表面側からの引っ掻きなどの外傷から光起電
力素子を保護することが可能となる。
【0024】(8)繊維状化合物の面積を光起電力素子
の面積より大きく、且つ裏面被覆材の面積よりも小さく
することでモジュール外部に流れ出る漏れ電流を5μA
以下にすることができる。
【0025】(9)一体積層フィルムの接着性樹脂層の
表面に2μm以上50μm以下の凹凸を付けることで、
積層終了時点で光起電力素子と被覆材が平面で密着して
いることがなく、ラミネーション時の真空引きの際に脱
気が容易になる。
【0026】(10)接着性樹脂層と表面層、特にフッ
素系樹脂層を一体積層することで未使用時の接着性樹脂
層に対する水分の進入を防ぐことができ、長期に渡り安
定した樹脂の特性を確保できる。加えて、耐候性や耐熱
性を向上させる添加剤を添加した場合においても、接着
性樹脂層中の添加剤が揮発しにくいフィルム構成とする
ことができる。よって、耐候性、耐熱性の高い太陽電池
モジュールを安定して製造できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明によって製造される太陽電
池モジュールの構成の一例を示す概略図である。図1に
おいて、101は光起電力素子、102は繊維状化合物
層、103は接着性樹脂層106と表面層107より構
成される表面被覆材、104は接着性樹脂層108と絶
縁層109より構成される裏面被覆材、105は補強板
である。
【0029】外部からの光は、最表面の表面層107か
ら入射し、光起電力素子101に到達し、生じた起電力
は出力端子(不図示)より外部に取り出される。
【0030】モジュール化の方法は特に限定されない
が、例えば一重真空方式のラミネート装置のプレート上
に補強板105、裏面被覆材104、光起電力素子10
1、繊維状化合物層102、表面被覆材103を順次積
層し、シリコンラバーシートを重ね、真空ポンプを用い
て内部の真空度を5Torrで30分間排気する等の方
法が挙げられる。なお、圧着時の加熱温度及び加熱時間
は、例えば接着性樹脂層106,108の架橋反応が十
分に進行する温度・時間等をもって決定できる。
【0031】その後、出力端子(不図示)を、補強板1
05に予め開けておいた端子取り出し口から取り出す。
【0032】上記で得られた平板モジュールを、例えば
所望の形状になるように設計されたロール形状、ロール
数、ロール間隔をもったローラーフォーマー成形加工機
等に通すことで、端部を折り曲げ加工してもよい。折り
曲げ加工をローラーフォーマー加工で行う際には、ロー
ラーのかかる部分、すなわち折り曲げ部分の厚みが薄い
ことが望ましい。即ち、図1に示すように、繊維状化合
物層102の面積を、光起電力素子101の面積よりも
大きく、かつ裏面被覆材104の面積よりも小さくし、
裏面被覆材104面積を、光起電力素子101の面積よ
りも大きく、かつ表面被覆材103の面積よりも小さく
し、モジュール端部の折り曲げ部分に表面被覆材103
のみが存するようにすることが望ましい。
【0033】本発明においては、表面被覆材103、裏
面被覆材104の少なくとも一方、好ましくは両方とし
て2種類以上の樹脂より構成された一体積層フィルムを
用いる。
【0034】一体積層フィルムの各層の界面での仮接着
力は、保存時、積層時に剥離を生じない様に0.01K
g/inch以上であることが好ましい。
【0035】一体積層フィルムの層構成は特に限定され
ないが、接着性樹脂層106,108を有することが好
ましい。
【0036】(接着性樹脂層106,108)表面被覆
材103として用いられる一体積層フィルムを構成する
接着性樹脂層106は、光起電力素子101の凹凸を樹
脂で被覆し、光起電力素子101を温度変化,湿度,衝
撃などの過酷な外部環境から守り且つ表面フィルム10
7と光起電力素子101との接着を確保するために必要
である。したがって、耐候性,接着性,充填性,耐熱
性,耐寒性,耐衝撃性が要求される。
【0037】また、光起電力素子101に到達する光量
の減少をなるべく抑えるために、接着性樹脂層は透明で
なくてはならず、具体的には光透過率が、400nm以
上800nm以下の可視光波長領域において80%以上
であることが望ましく、90%以上であることがより望
ましい。また、大気からの光の入射を容易にするため
に、摂氏25度における屈折率が1.1から2.0であ
ることが好ましく、1.1から1.6であることがより
好ましい。
【0038】これらの要求を満たす接着性樹脂としては
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−
アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アク
リル酸エチル共重合体(EEA)、ブチラール樹脂など
のポリオレフィン系樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂などが挙げられる。なかでも、EVAは太陽電池用途
としてバランスのとれた物性を有しており、好んで用い
られる。
【0039】一方、裏面被覆材104として用いられる
一体積層フィルムを構成する接着性樹脂層108は、光
起電力素子101と絶縁層109との接着を図るための
ものである。材料としては、光起電力素子101の導電
性基板と充分な接着性を確保でき、しかも長期耐久性に
優れ熱膨張、熱収縮に耐えられる、柔軟性を兼ね備えた
材料が好ましい。好適に用いられる材料としては、EV
A、エチレン−アクリル酸メチル共重合(EMA)、エ
チレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、ポリエ
チレン、ポリビニルブチラール等のホットメルト材、両
面テープ、柔軟性を有するエポキシ接着剤が挙げられ
る。また、補強板105および絶縁層109との接着力
を向上させるるために接着性樹脂層108表面に粘着付
与樹脂を塗布してもよい。
【0040】尚、表面被覆材103としての接着性樹脂
層106、裏面被覆材104としての接着性樹脂層10
8は、同一の樹脂よりなるものであってもよいし、異な
る樹脂よりなるものであってもよい。
【0041】また、EVA中の酢酸ビニル含有量は20
%乃至30%であることが望ましい。酢酸ビニルの含有
量が上記範囲内であれば、被覆材として適度な硬さとな
り、フレキシブルな加工性に優れると共に、凹部でのし
わなどが起こり難く好ましい。
【0042】接着性樹脂、特にEVAは、耐熱性を高め
るため、少なくとも1種以上の架橋型充填材を含有する
ことが望ましい。架橋型充填材としては特に限定され
ず、熱分解により活性化されるもの、レドックス分解に
より活性化されるもの、イオン分解により活性化される
もの等を用いることができるが、熱分解により活性化さ
れる熱架橋型充填材が好ましい。
【0043】熱架橋型充填材としては、有機過酸化物を
用いることができ、特にEVAの場合は有機過酸化物で
架橋するのが一般的である。有機過酸化物による架橋は
有機過酸化物から発生する遊離ラジカルが樹脂中の水素
やハロゲン原子を引き抜いてC−C結合を形成すること
によって行われる。
【0044】具体的には、ヒドロペルオキシド、ジアル
キル(アリル)ペルオキシド、ジアシルペルオキシド、
ペルオキシケタール、ペルオキシエステル、ペルオキシ
カルボナートおよびケトンペルオキシド等の有機過酸化
物が挙げられる。
【0045】ヒドロペルオキシド系としてはt−ブチル
ペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルペ
ルオキシド、p−メンタンヒドロペルオキシド、クメン
ヒドロペルオキシド、p−サイメンヒドロペルオキシ
ド、ジイソプロピルベンゼンペルオキド、2,5−ジメ
チルヘキサン2,5−ジヒドロペルオキシド、シクロヘ
キサンペルオキシド、3,3,5−トリメチルヘキサノ
ンペルオキシドなどである。ジアルキル(アリル)ペル
オキシド系としては、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジ
クミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシドな
どが挙げられる。
【0046】ジアシルペルオキシド系としては、ジアセ
チルペルオキシド、ジプロピオニルペルオキシド、ジイ
ソブチリルペルオキシド、ジオクタノイルペルオキシ
ド、ジデカノイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキ
シド、ビス(3,3,5−トリメチルヘキサノイル)ペ
ルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、m−トルイルペ
ルオキシド、p−クロロベンゾイルペルオキシド、2,
4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ペルオキシこは
く酸などが挙げられる。
【0047】ペルオキシケタール系としては、2,2−
ジ−t−ブチルペルオキシブタン、1,1−ジ−t−ブ
チルペルオキシシクロヘキサン、1,1−ジ−(t−ブ
チルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペル
オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキサン−3,1,3−ジ(t−
ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジベンゾイルペルオキシヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシベンゾイ
ル)ヘキシン−3、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブ
チルペルオキシ)バレレートなどが挙げられる。
【0048】ペルオキシエステル系としては、t−ブチ
ルペルオキシアセテート、t−ブチルペルオキシイソブ
チレート、t−ブチルペルオキシピバレート、t−ブチ
ルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペルオキシ
3,3,5−トリメチルヘサノエート、t−ブチルペル
オキシ2−エチルヘキサノエート、(1,1,3,3−
テトラメチルブチルペルオキシ)2−エチルヘキサノエ
ート、t−ブチルペルオキシラウレート、t−ブチルペ
ルオキシベンゾエート、ジ(t−ブチルペルオキシ)ア
ジペート、2,5−ジメチル2,5−ジ(ペルオキシ2
−エチルヘキサノイル)ヘキサン、ジ(t−ブチルペル
オキシ)イソフタレート、t−ブチルペルオキシマレー
ト、アセチルシクロヘキシルスルフォニルペルオキシド
などが挙げられる。
【0049】ペルオキシカルボナート系としては、t−
ブチルペルオキシイソプロピルカルボナート、ジ−n−
プロピルペルオキシジカルボナート、ジ−sec−ブチ
ルペルオキシジカルボナート、ジ(イソプロピルペルオ
キシ)ジカルボナート、ジ(2−エチルヘキシルペルオ
キシ)ジカルボナート、ジ(2−エトキシエチルペルオ
キシ)ジカルボナート、ジ(メトキシイドプロピルペル
オキシ)カルボナート、(3−メトキシブチルペルオキ
シ)ジカルボナート、ビス−(4−t−ブチルシクロヘ
キシルペルオキシ)ジカルボナートなどが挙げられる。
【0050】ケトンペルオキシド系としてはアセチルア
セトンペルオキド、メチルエチルケトンペルオキシド、
メチルイソブチルケトンペルオキド、ケトンペルオキシ
ドなどが挙げられる。
【0051】その他のにもビニルトリス(t−ブチルペ
ルオキシ)シランなどが挙げられる。
【0052】なお、熱架橋型充填材の添加量は接着性樹
脂100重量部に対して0.5乃至5重量部が好まし
い。
【0053】熱架橋型充填材を含有させることにより、
加圧加熱しながら架橋および熱圧着を行うことが可能で
ある。加熱温度ならびに時間は各々の熱架橋型充填材の
熱分解温度特性で決定することができる。一般には熱分
解が90%、より好ましくは95%以上進行する温度と
時間をもって加熱加圧を終了する。
【0054】接着性樹脂層106,108のゲル分率は
80%以上が好ましい。ゲル分率が80%以上であれ
ば、耐熱性や耐クリープ性が十分であり、夏などの高温
下での使用の際に問題が生じることがない。ここで、ゲ
ル分率とは以下の式で求められる。
【0055】ゲル分率=(未溶解分の重量/試料の元の
重量)×100(%) すなわち、接着性樹脂層106,108をキシレン等の
溶媒で抽出した場合、架橋してゲル化した部分は溶出せ
ず架橋していないゾル部分のみ溶出する。ゲル分率10
0%とは、完全に架橋が完了したことを示す。抽出後残
った試料を取り出したキシレンを蒸発させることにより
未溶解のゲル分のみを得ることができる。
【0056】上記架橋反応を効率良く行うためには、架
橋助剤と呼ばれるトリアリルイソシアヌレート(TAI
C)を用いることが望ましい。一般には接着性樹脂10
0重量部に対して1乃至5重量部の添加量である。
【0057】本発明に用いられる接着性樹脂は耐候性に
おいて優れたものであるが、更なる耐候性の改良、ある
いは、接着性樹脂層106,108下層の保護のため
に、紫外線吸収剤を少なくとも1種以上添加することが
好ましい。紫外線吸収剤としては、公知の化合物が用い
られるが、太陽電池モジュールの使用環境を考慮して低
揮発性の紫外線吸収剤を用いることが好ましい。具体的
にはサリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾ
ール系、シアノアクリレート系等が挙げられる。
【0058】サリチル酸系としては、フェニルサリシレ
ート、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p
−オクチルフェニルサリシレート等が挙げられる。
【0059】ベンゾフェノン系では、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾ
フェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメ
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−5−スルホベンゾフェノン、ビズ(2−メトキシ−4
−ヒドロキシ−5−ベンゾフェノン)メタン等が挙げら
れる。
【0060】ベンゾトリアゾール系としては、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert
−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ・tert−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ・tert−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ・tert−アミルルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−{2′−ヒドロキシ−3′−
(3″,4″,5″,6″−テトラヒドロフタルイミド
メチル)−5′−メチルフェニル}ベンゾトリアゾー
ル、2,2−メチレンビス{4−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)フェノール}等が挙げられる。
【0061】シアノアクリレート系では、2−エチルヘ
キシル−2−シアノ−3,3′ジフェニルアクリレー
ト、エチル−2−シアノ−3,3′ジフェニルアクリレ
ート等が挙げられる。
【0062】上記紫外線吸収剤以外に耐候性を付与する
方法としては、光安定化剤を使用できる。光安定化剤は
紫外線吸収剤のように紫外線を吸収しないが、紫外線吸
収剤を併用することによって著しい相乗効果を示す。添
加量は接着性樹脂100重量部に対して0.1〜0.3
重量部程度が好ましい。光安定剤としては、着色してい
ないものが好ましく、ヒンダードアミン系光安定化剤が
好ましい。
【0063】ヒンダードアミン系光安定化剤としては、
コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3−3−テトラメ
チルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4
−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{{2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}、N,N’
−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン・2,
4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−
1,3,5−トリアジン縮合物、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバレート、2−
(3,5−ジ−tert−4−ヒドロキシベンジル)2
−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)などが挙げられる。
【0064】さらに、耐熱性・熱加工性改善のために酸
化防止剤を添加することも可能である。添加量は接着性
樹脂100重量部に対して0.1〜1重量部が好まし
い。酸化防止剤としてはモノフェノール系、ビスフェノ
ール系、高分子型フェノール系、硫黄系、燐酸系等が挙
げられる。
【0065】モノフェノール系では、2,6−ジ−te
rt−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシア
ニゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチル
フェノール等が挙げられる。
【0066】ビスフェノール系では、2,2′−メチレ
ン−ビス−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノ
ール)、2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6
−tert−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス
−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−te
rt−ブチルフェノール)、3,9−ビス{1,1−ジ
メチル−2−{β−(3−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エ
チル}2,4,8,10−テトラオキサスピロ}5,5
ウンデカン等が挙げられる。
【0067】高分子フェノール系としては、1,1,3
−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ter
t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−
{メチレン−3−(3′,5′−ジ−tert−ブチル
−4′−ヒドロキスフェニル)プロピオネート}メタ
ン、ビス(3,3′−ビス−4′−ヒドロキシ−3′−
tert−ブチルフェニル)ブチリックアシッド}グリ
コールエステル、1,3,5−トリス(3′,5′−ジ
−tert−ブチル−4′−ヒドロキシベンジル)−s
−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリ
オン、トリフェノール(ビタミンE)等が挙げられる。
【0068】硫黄系では、ジラウリルチオジプロピオネ
ート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリ
ルチオジプロピオネートなどが挙げられる。
【0069】燐酸系では、トリフェニルホスファイト、
ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデ
シルホスファイト、4,4′−ブチリデン−ビス−(3
−メチル−6−tert−ブチルフェニル−ジ−トリデ
シル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトラ
イルビス(オクタデシルホスファイト)、トリス(モノ
およびあるいはジフェニルホスファイト、ジイソデシル
ペンタエリスリトールジフォスファイト、9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナスレン−1
0−オキサイド、10−(3,5−ジ−tert−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オ
キサイド、10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−−オキサ−10−ホスファフェナンスレン、サイクリ
ックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−ter
t−メチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオ
ペンタンテトライルビス(2,6−ジ−tert−メチ
ルフェニル)ホスファイト、2,2−、メチレンビス
(4,6−tert−ブチルフェニル)オクチルホスフ
ァイト等が挙げられる。
【0070】さらに、より厳しい環境下で太陽電池モジ
ュールの使用が想定される場合には、表面被覆材103
としての接着性樹脂層106と光起電力素子101ある
いは表面フィルム107との密着力を向上することが好
ましい。シランカップリング剤や有機チタネート化合物
をに添加することで前記密着力を改善することが可能で
ある。添加量は、接着性樹脂100重量部に対して0.
1乃至3重量部が好ましく、0.25乃至1重量部がよ
り好ましい。さらに、後述するように繊維状化合物10
2が含浸されている場合には、繊維状化合物102と接
着性樹脂の密着力を向上させるためにもシランカップリ
ング剤や有機チタネート化合物を接着性樹脂中に添加す
ることは効果がある。
【0071】シランカップリング剤の具体例としては、
ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(βメトキシエ
トキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェ
ニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロ
ピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0072】有機チタネート化合物の具体例としては、
テトラ−i−プロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシ
チタン、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)チタン、
テトラステアリルオキシチタン、ジ−i−プロポキシ・
ビス(アセチルアセトナト)チタン、ジヒドロキシ・ビ
ス(ラクタト)チタン、チタニウム−i−プロポキシオ
クチレングリコレート、チタニウムステアレート等が挙
げられる。
【0073】接着性樹脂層105,108が、表面に2
μm以上50μm以下の山谷の高低差を有する凹凸を有
することにより、ラミネーション時の真空引きの際に脱
気が容易になり好ましい。
【0074】(表面被覆材103)表面被覆材103と
して用いる一体積層フィルムは、上記接着樹脂層106
の他、表面層107を有する。
【0075】表面層107は、太陽電池モジュールの最
表層に位置するため耐候性、耐汚染性、機械強度をはじ
めとして、太陽電池モジュールの屋外暴露における長期
信頼性を確保するための性能が必要である。
【0076】表面層に用いられる樹脂としては、フッ素
系樹脂、アクリル樹脂などが挙げられるが、フッ素系樹
脂が耐候性、耐汚染性に優れており好ましい。具体的に
はポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリフッ化ビニル樹脂、
四フッ化エチレン−エチレン共重合体などが挙げられ
る。耐候性の観点ではポリフッ化ビニリデン樹脂が優
れ、耐候性及び機械的強度の両立と透明性では四フッ化
エチレン−エチレン共重合体が優れている。
【0077】接着性樹脂層106との接着性の改良のた
めに、コロナ処理、プラブマ処理、オゾン処理、UV照
射、電子線照射、火炎処理等の表面処理を表面層107
を構成するフィルムに行うことが望ましい。具体的に
は、光起電力素子101側のぬれ指数が34dyne乃
至45dyneであることが望ましい。ぬれ指数が34
dyne以上であれば、表面層107と接着性樹脂層1
06との接着力が十分であり、両者間の剥離がおこらず
好ましい。また、樹脂フィルムとして、四フッ化エチレ
ン−エチレン共重合体樹脂フィルムを用いる場合、ぬれ
指数が45dyne以上にすることは難しい。
【0078】さらに、表面層107を構成するフィルム
として、延伸処理されていないフィルムを用いることに
より、太陽電池モジュールの端部を折り曲げ加工する際
に、折り曲げ部分でフィルムが切れ、被覆材の剥離及び
水分の侵入により信頼性の低下をきたすという問題がな
く好ましい。具体的には、ASTMD−882試験法に
おける、引っ張り破断伸びが縦方向、横方向ともに20
0%乃至800%であることが好ましい。
【0079】また、一体積層フィルムが、光入射側から
順次屈折率が大きくなるような層構成を有することによ
り、層界面での光の反射が減り入射光を効率的に光起電
力素子まで届けることが可能となり好ましい。
【0080】上記接着性樹脂層106を上記表面層10
7の少なくとも片側の面に形成し、一体積層フィルムと
する方法は特に限定されないが、表面層107上に溶融
した接着性樹脂を塗布する方法、表面層107を構成す
るフィルムと接着性樹脂層106を構成するフィルムを
重ね合わせて、例えば80℃にて30分間真空加熱圧着
する方法等が挙げられる。
【0081】(裏面被覆材104)裏面被覆材104と
して用いる一体積層フィルムは、上記接着樹脂層108
の他、絶縁層109を有することが好ましい。
【0082】絶縁層109は、光起電力素子101の導
電性金属基板と外部との電気的絶縁を保つために必要で
ある。材料としては、導電性金属基板と充分な電気絶縁
性を確保でき、しかも長期耐久性に優れ熱膨張、熱収縮
に耐えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。具
体的には、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート等が挙げられる。
【0083】一体積層フィルムの構成は、絶縁層109
の両側に接着性樹脂層108を積層したものが好まし
い。
【0084】(繊維状化合物102)太陽電池モジュー
ル、特に住宅の屋根、壁に設置されるモジュールには難
燃性が求めらる。ところが、樹脂の量が多いと非常に燃
えやすい表面被覆材となり、またその量が少ないと外部
からの衝撃から内部の光起電力素子を保護することがで
きなくなる。そこで、少ない樹脂で光起電力素子を外部
環境から十分に保護するために、表面被覆材103と光
起電力素子101の間に繊維状化合物層102を、光起
電力素子上101を完全に覆うように配置することが好
ましい。
【0085】繊維状化合物層102の面積は、光起電力
素子101の面積よりも大きく、かつ裏面被覆材104
の面積よりも小さいことが好ましい。かかる大きさとす
ることで、太陽電池モジュールを折り曲げ加工する際
に、状化合物層102が折り曲げ部分に存在し、白化が
起こり信頼性の低下をきたすという問題がなく好まし
い。
【0086】繊維状化合物層102は、表面被覆材10
3としての一体フィルムとは別に積層してもよいが、予
めその一部又は全部を一体フィルムの接着性樹脂層10
6に含浸させてフィルムと一体化することにより、枚葉
数を更に減少することが可能である。
【0087】繊維状化合物としては、特に限定されず繊
維状無機化合物、繊維状有機化合物のいずれをも使用で
きる。
【0088】具体的にはガラス繊維不織布、ガラス繊維
織布、ガラスフィラー等が挙げられる。特に、ガラス繊
維不織布を用いることが好ましい。ガラス繊維不織布
は、ガラス繊維織布に比べコストが安く、含浸もされや
すく、また、ガラスフィラーに比べ、耐スクラッチ性が
向上し、より少量の樹脂で光起電力素子を被覆すること
ができ好ましい。
【0089】また、長期使用に関して、十分な密着力を
確保するために前述の表面被覆材103としての接着性
樹脂層106に使用したものと同様に、シランカップリ
ング剤や有機チタネート化合物で繊維状化合物を処理し
ておくことが望ましい。
【0090】(光起電力素子101)本発明における代
表的な光起電力素子は、導電性基体上に光変換部材とし
ての半導体層と透明電極層が形成されたものである。そ
の一例として概略構成図を図2に示す。図2(a)は、
光入射側から見た平面図、図2(b)はそのA−A’断
面図、図2(c)はB−B’断面図である。図2におい
て201は導電性基体、202は裏面反射層、203は
半導体層、204は透明電極層、205は集電電極、2
06は集電端子である。
【0091】導電性基体201は光起電力素子の基体に
なると同時に、下部電極の役割も果たす。材料として
は、シリコン、タンタル、モリブデン、タングステン、
ステンレス、アルミニウム、銅、チタン、カーボンシー
ト、鉛メッキ鋼板、導電層が形成してある樹脂フィルム
やセラミックスなどがある。
【0092】導電性基体201上には裏面反射層202
として、金属層、あるいは金属酸化物層、あるいは金属
層と金属酸化物層を形成しても良い。金属層には、例え
ば、Ti,Cr,Mo,W,Al,Ag,Niなどが用
いられ、金属酸化物層には、例えばZon,TiO2
SnO2などが用いられる。上記金属層及び金属酸化物
層の形成方法としては、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム蒸
着法、スパッタリング法などがある。
【0093】半導体性層203は光電変換を行う部分
で、具体的な材料としては、pn接合型多結晶シリコ
ン、pin接合型アモルファスシリコン、あるいはCu
InSe2,CuInS2,GaAs,CdS/Cu
2S,CdS/CdTe,CdS/InP,CdTe/
Cu2Teをはじめとする化合物半導体などが挙げられ
る。上記半導体光活性層の形成方法としては、多結晶シ
リコンの場合は溶融シリコンのシート化か非晶質シリコ
ンの熱処理、アモルファスシリコンの場合はシランガス
などを原料とするプラズマCVD、化合物半導体の場合
はイオンプレーティング、イオンビームデポジション、
真空蒸着法、スパッタ法、電析法などがある。
【0094】透明電極層204は太陽電池の上部電極の
役目を果たしている。用いる材料としては、例えば、I
23、SnO2,In23−SnO2(ITO),Zn
O,TiO2,Cd2SnO4,高濃度不純物ドープした
結晶性半導体層などがある。形成方法としては抵抗加熱
蒸着、スパッタ法、スプレー法、CVD法、不純物拡散
法などがある。
【0095】透明電極層204の上には電流を効率よく
集電するために、格子状の集電電極205(グリッド)
を設けてもよい。集電電極205の具体的な材料として
は、例えば、Ti,Cr,Mo,W,Al,Ag,N
i,Cu,Sn,あるいは銀ペーストをはじめとする導
電性ペーストなどが挙げられる。集電電極205の形成
方法としては、マスクパターンを用いたスパッタリン
グ、抵抗加熱、CVD法や、全面に金属膜を蒸着した後
で不必要な部分をエッチングで取り除きパターニングす
る方法、光CVDにより直接グリッド電極パターンを形
成する方法、グリッド電極パターンのネガパターンのマ
スクを形成した後にメッキする方法、導電性ペーストを
印刷する方法などがある。導電性ペーストは、通常微粉
末状の銀、金、銅、ニッケル、カーボンなどをバインダ
ーポリマーに分散させたものが用いられる。バインダー
ポリマーとしては、例えば、ポリエステル、エポキシ、
アクリル、アルキド、ポリビニルアセテート、ゴム、ウ
レタン、フェノールなどの樹脂が挙げられる。
【0096】最後に起電力を取り出すために集電端子2
06を導電性基体201と集電電極205に取り付け
る。導電性基体201へは銅タブ等の金属体をスポット
溶接や半田で接合する方法が取られ、集電電極205へ
は金属体を導電性ペーストや半田によって電気的に接続
する方法が取られる。なお、集電電極205に取り付け
る際、集電端子206が導電性基体201や半導体層2
03と接触して短絡するのを防ぐために絶縁体208を
設けることが望ましい。
【0097】上記の手法で作成した光起電力素子は、所
望する電圧あるいは電流に応じて直列か並列に接続され
る。直列の場合は、前記集電端子のプラス側206aと
マイナス側206bを、並列の場合は同極性同士を接続
する。また、これとは別に絶縁化した基板上に光起電力
素子を集積化して所望の電圧あるいは電流を得ることも
できる。
【0098】なお、集電端子や素子の接続に用いる金属
部分の材質としては、高導電性、半田付け性、コストな
どを考慮して、銅、銀、半田、ニッケル、亜鉛、錫の中
から選択することが望ましい。
【0099】(補強板105)裏面被覆材104の外側
には、太陽電池モジュールの機械的強度を増すために、
あるいは、温度変化による歪み、ソリを防止するため
に、また、屋根一体型太陽電池モジュールとするために
補強板105を張り付ける。例えば、耐候性、耐錆性に
優れた有機高分子樹脂で被覆された塗装亜鉛鋼板、プラ
スチック板、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)板
などが好ましい。
【0100】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0101】先ず、実施例における評価方法を示す。
【0102】I.初期外観検査 (1)シワ 全ての太陽電池モジュール表面にシワがない場合を○、
長さ300mm以上のシワが2モジュール以下は△、3
モジュール以上ある場合は×とした。
【0103】(2)気泡残り 太陽電池モジュール表面から観察できる気泡が全くない
場合を○、直径1mm以下の気泡が5個以下である場合
は△、それ以外を×とした。
【0104】(3)セルブロック位置ズレ 正規の配置位置よりセルブロックが2mm以上ずれてい
るモジュールがないものを○、それ以外を×とした。
【0105】II.電気絶縁性の評価 太陽電池モジュールを伝導度3000Ω・cmの電解質
溶液に浸して、モジュールと溶液との間に2200Vの
電圧を印加したときの漏れ電流によって電気絶縁性を評
価した。漏れ電流が10μA以下である場合は、○、5
0μA以下である場合は△、50μAを超える場合は×
とした。
【0106】(実施例1)太陽電池モジュールを以下の
方法で作製した。
【0107】〔光起電力素子〕まず、アモルファスシリ
コン(a−Si)太陽電池(光起電力素子)を製作す
る。作製手順を図2を用いて説明する。
【0108】導電性基体201としての洗浄したステン
レス基板上に、スパッタ法で裏面反射層202としてA
l層(膜厚5000Å)とZnO層(膜厚5000Å)
を順次形成する。
【0109】ついで、プラズマCVD法により、SiH
4とPH3とH2の混合ガスからn型a−Si層を、Si
4とH2の混合ガスからi型a−Si層を、SiH4
BF3とH2の混合ガスからp型微結晶μc−Si層を形
成し、n層膜厚150Å/i層膜厚4000Å/p層膜
厚100Å/n層膜厚100Å/i層膜厚800Å/p
層膜厚100Åの層構成のタンデム型a−Si光電変換
半導体層203を形成した。
【0110】次に、透明電極層204としてIn23
膜(膜厚700Å)をO2雰囲気下でInを抵抗加熱法
で蒸着することによって形成した。
【0111】さらに、集電電極205としてのグリッド
電極を銀ペーストのスクリーン印刷により形成し、最後
にマイナス側集電端子206bとして銅タブを導電性基
体201に半田を用いて取り付け、プラス側集電端子2
06aとしては錫箔のテープを半田にて集電電極205
に取り付け集電端子とし、光起電力素子を得た。
【0112】〔セルブロック化〕複数個の上記光起電力
素子を直列に接続して太陽電池セルブロックを作製する
方法を図3を用いて説明する。図3(a)はセルブロッ
クの平面図、図3(b)は接続部の断面図である。
【0113】各光起電力素子303を並べた後、隣り合
う光起電力素子の一方の素子のプラス側集電端子301
と他方の光起電力素子303のマイナス側集電端子30
2とを半田304を用いて接続する。これにより22個
の素子を直列化した長さ5275mmの太陽電池セルブ
ロックを得た。この際、一番端の素子の集電端子に接続
した銅タブは裏面に回して後に述べる裏面被覆層の穴か
ら出力を取り出せるようにした。
【0114】〔モジュール化〕上記セルブロックを樹脂
被覆して太陽電池モジュールを作成する方法を図4を用
いて説明する。
【0115】セルブロック401、繊維状化合物層40
2、表面被覆層403、裏面被覆層404、補強板40
5を用意し、これらを積層することにより作成した。
【0116】<繊維状化合物層402>目付け量40g
/m2、厚さ100μm、結着剤アクリル樹脂4.0%
含有、線径10μmのガラス不織布を用いた。ガラス不
織布の面積はは、セルブロック401の面積より大き
く、裏面被覆材404の面積より小さくし、折り曲げ成
形時にロールに接触しないようにした。
【0117】<表面被覆層403>接着性樹脂層406
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル25
重量%)と、架橋剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安
定化剤を混合して処方された、460μmのEVAシー
トと、表面層407として、接着性樹脂層406と接す
る面にはあらかじめプラズマ処理を施した無延伸のエチ
レン−テトラフルオロエチレンフィルム(ETFE)5
0μmを張り合せた仮熱圧着させた一体積層フィルムを
使用した。各層界面の仮接着力は0.1Kg/inch
であった。また、表面層407の屈折率は1.40、接
着性樹脂層406の屈折率は1.48であった。
【0118】<裏面被覆層404>接着性樹脂層408
として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル2
5重量%)と、架橋剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光
安定化剤を混合して処方された225μmのEVAシー
ト、絶縁層409として2軸延伸のポリエチレンテレフ
タレートフィルム(PET)(厚さ50μm)を、EV
A/PET/EVAの順で一体積層した総厚500μm
とした一体積層フィルムを用いた。フィルムの大きさ
は、セルブロック401幅より22mm大きく、成形機
のロール幅よりも狭く、折り曲げ成形時にロールに接触
しないように設計した。また、各層界面の仮接着力は
0.1Kg/inchとした。
【0119】<補強板405>ガルバリウム鋼板(アル
ミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%が
一体となったアルミ・亜鉛合金メッキ鋼板)に一方には
ポリエステル系塗料をもう一方にはガラス繊維を添加し
たポリエステル系塗料をコートした鋼板を用いた。総厚
みは400μmとした。
【0120】<平板太陽電池モジュール>この積層体
を、1重真空方式のラミネート装置を用いて真空加熱し
平板太陽電池モジュールを作成した。その際の真空条件
は、排気速度76Torr/sec、真空度5Torr
で30分間排気し、その後、160度の熱風オーブンに
ラミネート装置を投入し、50分間加熱した。この際の
EVAは、140度以上15分間以上という環境におか
れる。これにより、EVAを溶融、架橋させた。このと
きのEVAのゲル分率は75%であった。
【0121】(実施例2)表面被覆材403の接着性樹
脂層406に、2μmの凹凸を付けた以外は、実施例1
と同様にしてサンプルを作製した。
【0122】(実施例3)表面被覆材403として、接
着性樹脂層406に予め繊維状化合物層402を約50
μmのみ含浸させた一体積層フィルムを使用した以外
は、実施例1と同様にしてサンプルを作製した。
【0123】(比較例1)裏面被覆材として、一体積層
フィルムの代わりに、EVA225μmシート、PET
フィルム50μm、EVA225μmシートを順次積層
し、表面被覆材として、一体積層フィルムの代わりに、
エチレン一酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル25重量
%)と架橋剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定化剤
を混合して処方組された460μmのEVAシート、E
VAシートと接する面にあらかじめプラズマ処理を施し
た無延伸のエチレン−テトラフルオロエチレンフィルム
(ETFE)50μmを一枚ずつ枚葉してモジュール化
をした以外は、実施例1と同じようにしてサンプルを作
製した。
【0124】(実施例4)表面被覆材として、一体積層
フィルムに代わりに、エチレン一酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル25重量%)と架橋剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、光安定化剤を混合して処方組された460μ
mのEVAシート、EVAシートと接する面にあらかじ
めプラズマ処理を施した無延伸のエチレン−テトラフル
オロエチレンフィルム(ETFE)50μmを一枚ずつ
枚葉してモジュール化をした以外は、実施例1と同じよ
うにしてサンプルを作製した。
【0125】(実施例5)裏面一体積層フィルムの代わ
りに、EVA225μmシート、PETフィルム50μ
m、EVA225μmシートを順次積層した以外は、実
施例1と同じようにしてサンプルを作製した。
【0126】
【表1】
【0127】表1から明らかなように、一体積層フィル
ムを使用することで各構成材料の枚葉数が削減され、製
造工程が簡略化されることはもちろんのこと太陽電池モ
ジュール製造時の外観不良の主な要因であった表面フィ
ルムのシワが起こすことない太陽電池モジュール被覆構
成となった。加えて、枚葉する構成材料が少ないために
枚葉時点でセルブロックのズレを確認し、容易に修正で
きることが可能となった。それにより、裏面被覆材より
セルブロック、繊維状化合物層がずれ落ち補強板に接触
してしまい漏れ電流を生じるような枚葉ミスも事前に防
ぐことが可能となった。また、一体積層フィルムの接着
性樹脂層側に高低差2μm以上50μm以下の凹凸を付
けることにより脱気が促されて気泡も見られなくなるよ
うに改善できる。
【0128】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂被覆された太陽電
池モジュール製造方法において、該表面被覆材として光
入射側から順次屈折率が大きくなるように2種類以上の
樹脂より構成された一体積層フィルムと、裏面被覆材と
して接着性樹脂と絶縁性フィルムよりなる一体積層フィ
ルムにより光起電力素子を挟み込んで製造することによ
って、製造に要する時間を削減しかつ歩留まりの高い方
法を提供し、コストダウンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造される太陽電池モジュール
の構成の一例を示す概略図である。
【図2】光起電力素子の一例の基本構成を示す概略図で
ある。
【図3】本発明で実施した光起電力素子の直列化概略図
である。
【図4】実施例1の太陽電池モジュールの構成を示す概
略図である。
【図5】従来の太陽電池モジュール概略断面図である。
【符号の説明】
101、501 光起電力素子 102、402 繊維状化合物層 103、403 表面被覆材 104、404 裏面被覆材 105、405、505 補強板 106、108、406、408 接着性樹脂層 107、407 表面層 109、409 絶縁層 201 導電性基体 202 裏面反射層 203 半導体層 204 透明電極層 205 集電電極 206a、301 プラス側集電端子 206b、302 マイナス側集電端子 303 光起電力素子 304 半田 401 セルブロック 502 繊維状無機化合物 506 表面接着性樹脂 507 表面フィルム 508 裏面接着性樹脂 509 絶縁フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも補強板、裏面被覆材、光起電
    力素子、表面被覆材を積層し太陽電池モジュールを形成
    する太陽電池モジュールの製造方法において、表面被覆
    材、裏面被覆材の少なくとも一方として2種類以上の樹
    脂より構成された一体積層フィルムを用いて光起電力素
    子を封止することを特徴とする太陽電池モジュールの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 表面被覆材、裏面被覆材のいずれもが一
    体積層フィルムであることを特徴とする請求項1に記載
    の太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 一体積層フィルムが、接着性樹脂層を有
    することを特徴とする請求項1乃至2に記載の太陽電池
    モジュールの製造方法。
  4. 【請求項4】 接着性樹脂層が、少なくとも1種以上の
    熱架橋型充填材を含むことを特徴とする請求項3に記載
    の太陽電池モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】 接着性樹脂層が、2μm以上50μm以
    下の山谷の高低差を有する凹凸を有することを特徴とす
    る請求項3乃至4に記載の太陽電池モジュールの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 一体積層フィルムの各層の界面での仮接
    着力が0.01Kg/inch以上であることを特徴と
    する請求項1乃至5に記載の太陽電池モジュールの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 表面被覆材として用いられる一体積層フ
    ィルムが、光入射側から順次屈折率が大きくなるような
    層構成を有することを特徴とする請求項1乃至6に記載
    の太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 【請求項8】 表面被覆材として用いられる一体積層フ
    ィルムが、フッ素系樹脂層を有することを特徴とする請
    求項1乃至7に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  9. 【請求項9】 裏面被覆材として用いられる一体積層フ
    ィルムが、絶縁層を有することを特徴とする請求項1乃
    至6に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 表面被覆材と光起電力素子の間に繊維
    状化合物層を、光起電力素子上を完全に覆うように配置
    することを特徴とする請求項1乃至9に記載の太陽電池
    モジュールの製造方法。
  11. 【請求項11】 繊維状化合物層の面積が、光起電力素
    子の面積よりも大きく、かつ裏面被覆材の面積よりも小
    さいことを特徴とする請求項10に記載の太陽電池モジ
    ュールの製造方法。
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