JPH1187580A - 放熱スペーサー - Google Patents
放熱スペーサーInfo
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- JPH1187580A JPH1187580A JP9246497A JP24649797A JPH1187580A JP H1187580 A JPH1187580 A JP H1187580A JP 9246497 A JP9246497 A JP 9246497A JP 24649797 A JP24649797 A JP 24649797A JP H1187580 A JPH1187580 A JP H1187580A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
さくすることのできる、高柔軟性かつ高熱伝導性の放熱
スペーサーを提供すること。 【解決手段】窒化珪素40〜60体積%、シリコーン固
化物60〜40体積%からなり、上記窒化珪素の平均粒
子径が4〜16μm、1.5μm以下の粒子の割合が1
0〜20%であることを特徴とする放熱スペーサー。
Description
んだ時の発熱体への負荷を小さくすることのできる高柔
軟性放熱スペーサーに関するものである。
子部品においては、使用時に発生する熱を除去すること
が重要な課題となっている。従来、その除熱は、発熱性
電子部品を電気絶縁性の熱伝導性シートを介して放熱フ
ィンや金属板に取り付けて行われており、熱伝導性シー
トとしては主にシリコーンゴムに熱伝導性フィラーの充
填された放熱シートが使用されている。
放熱フィン等を取り付けるスペースがない場合や、電子
機器が密閉されていて放熱フィンからの放熱が困難な場
合には、発熱性電子部品から発生した熱を電子機器のケ
ース等に直接伝熱する方法が採られている。この方式に
おいては、発熱性電子部品とケースの間のスペースを埋
めるだけの厚みを有する高柔軟性放熱スペーサーが用い
られている。また、IC化やLSI化された発熱性電子
部品がプリント基板に実装されている場合の放熱におい
ても、プリント基板と放熱フィンとの間に高柔軟性放熱
スペーサーが用いられている。
放熱シートは、ショアー硬度が90以上と硬いために形
状追従性が悪く、発熱性電子部品に密着させる際に押圧
すると応力に弱い発熱性電子部品が破損する問題があっ
た。また、放熱シートよりも高柔軟な放熱スペーサーに
おいては、熱伝導性が十分でなかった。
ムに充填したものは知られているが(例えば特開昭61
−108664号公報)、これは熱伝導性と強度を改善
するために窒化珪素が充填されているものであり、高柔
軟性を維持しながら熱伝導性を向上させる技術について
は開示されていない。
り、高柔軟性かつ高熱伝導性の放熱スペーサーを提供す
ることを目的とするものである。
化珪素40〜60体積%、シリコーン固化物60〜40
体積%からなり、上記窒化珪素の平均粒子径が4〜16
μm、1.5μm以下の粒子の割合が10〜20%であ
ることを特徴とする放熱スペーサーである。
説明する。
構成するシリコーン固化物は、高柔軟性を有するもので
あり、その具体例は付加反応型液状シリコーンの固化物
である。この付加反応型液状シリコーンとしては、一分
子中にビニル基とH−Si基の両方を有する一液性のシ
リコーン、又は末端あるいは側鎖にビニル基を有するオ
ルガノポリシロキサンと末端あるいは側鎖に2個以上の
H−Si基を有するオルガノポリシロキサンとの二液性
のシリコーンなどをあげることができる。このような付
加反応型液状シリコーンの市販品としては、例えば東レ
ダウコーニング社製、商品名「CY52−283A/
B」等を例示することができる。放熱スペーサーの柔軟
性は、付加反応によって形成される架橋密度や窒化珪素
の充填量によって調整することができる。
ー中に40〜60体積%、好ましくは45〜55体積%
である。40体積%未満では放熱スペーサーの柔軟性が
十分でなくなり、また60体積%をこえると熱伝導性が
低下する。
化珪素であり、その平均粒子径は4〜16μmで、1.
5μm以下の粒子の割合は10〜20%のものである。
なお、48μm以上の粒子の割合は30%未満であるこ
とが好ましい。平均粒子径及び1.5μm以下の粒子の
割合が上記範囲を逸脱すると、スラリー粘度が高くな
り、放熱スペーサーの柔軟性が悪くなる。窒化珪素は、
α型、β型のいずれであってもよい。
接窒化して製造された窒化珪素インゴットを粉砕して窒
化珪素粉末とする際、その粒度を調整することによって
得ることができる。また、通常の市販品の平均粒子径は
約3μm以下であることより、これを分級するか、又は
これに平均粒子径10〜30μm程度の窒化珪素粉末を
適量混合し粒度調整することによって得ることができ
る。窒化珪素の形状としては破砕状でも良いが角のない
丸みを帯びたものがより好ましい。
ーは窒化珪素だけでも良いが、他の一種又は二種以上の
熱伝導性フィラーを混合してもかまわない。この場合の
熱伝導性フィラーとしては、例えば絶縁性が必要な場合
は窒化ホウ素、窒化アルミニウム、アルミナ、マグネシ
ア等であり、また絶縁性を問わない場合はアルミニウ
ム、銅、銀、金、炭化珪素等である。
は、球状、粉状、繊維状、針状、鱗片状などのいずれで
もよく、また平均粒子径は1〜100μm程度のものが
使用される。
/m・K以上、特に1.5W/m・K以上で、硬度はア
スカーC硬度で30以下であることが好ましい。
一般的には0.3〜20mmであり、好ましくは0.5
〜6mmである。また、その平面ないし断面の形状は特
に制限はなく、例えば三角形、四角形、五角形等の多角
形、円形、楕円形等のいずれであってもよい。更には、
その表面形状は、球面、凸面、一連の凹凸を有する曲面
のいずれであってもよいが、発熱性電子部品との密着性
の点から、凸面が望ましい。
一例を示すと、一液性のシリコーン、又は末端あるいは
側鎖にビニル基を有するオルガノポリシロキサンと末端
あるいは側鎖に2個以上のH−Si基を有するオルガノ
ポリシロキサンとの二液性のシリコーンに、窒化珪素粉
末を混合してスラリーを調製した後、それをフッ素樹脂
やステンレスなどからなる型に流し込み、真空脱泡装置
等にて室温で脱泡後、加熱してシリコーンを固化させ、
冷却後、型より外して放熱スペーサーを製造する方法を
あげることができる。なお、必要に応じて、型より外し
た後、更に加熱処理を行なうこともできる。
制約はないが、スラリーの流し込み法又はドクターブレ
ード法によることが望ましい。その際のスラリーとして
は、粘度10万cps以下のものが使用される。スラリ
ー粘度が10万cpsをこえると、成形方法に制約を受
けたり、スラリー中の脱気が困難になるなどして望まし
くはない。
本発明を説明する。
ノポリシロキサン)とB液(H−Si基を有するオルガ
ノポリシロキサン)の二液性の付加反応型液状シリコー
ン(東レダウコーニング社製、商品名「CY52−28
3」)をA液:B液の混合比を表1に示す割合で混合し
た。これに平均粒子径2μmの窒化珪素粉(電気化学工
業社製、商品名「F−1」 β率95%以上)、平均粒
子径25μmの窒化珪素粉(電気化学工業社製、商品名
「F−2」 β率95%以上)を種々の割合で混合して
得られた熱伝導性フイラーを混合してスラリーを調製し
た後、室温において真空脱泡し、ステンレス製型(1m
m×110mm×110mm)に充填した。
ーンを固化させてから型より取り外し、更に150℃で
22時間加熱して放熱スペーサー(1mm×110mm
×110mm)を製造した。
合としたこと以外は、実施例1と同様にして放熱スペー
サーを製造した。
ものを別途準備しそれを使用したこと以外は、実施例1
と同様にして放熱スペーサーを製造した。
以下に従い、硬度と熱伝導率を測定した。それらの結果
を表1に示す。
ーC硬度計にて測定した。
との間にはさみ、トルクレンチにより締め付けトルク2
00g−cmを掛けてセットした後、銅製ヒーターケー
スに電力5Wをかけて4分間保持し、銅製ヒーターケー
スと銅板との温度差(℃)を測定し、熱抵抗(℃/W)
=温度差(℃)/電力(W)、により熱抵抗(℃/W)
を算出し、この熱抵抗値を用いて、熱伝導率(W/m・
K)=厚み(m)/{熱抵抗(℃/W)×測定面積(m
2 )}、より熱伝導率を算出した。
スカーC硬度が30未満と柔軟性に優れており、しかも
熱伝導率が1.6W/m・K以上と熱伝導性が良好であ
ることがわかる。
柔軟性に優れているため、発熱性電子部品の搭載された
回路基板に押しつけても応力が少なく、また高密度化さ
れ発熱性電子部品の搭載された回路基板にも良好な密着
性を保った状態で効率の良い放熱を行うことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 窒化珪素40〜60体積%、シリコーン
固化物60〜40体積%からなり、上記窒化珪素の平均
粒子径が4〜16μm、1.5μm以下の粒子の割合が
10〜20%であることを特徴とする放熱スペーサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24649797A JP3354087B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 高柔軟性かつ高熱伝導性の放熱スペーサーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24649797A JP3354087B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 高柔軟性かつ高熱伝導性の放熱スペーサーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187580A true JPH1187580A (ja) | 1999-03-30 |
JP3354087B2 JP3354087B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=17149283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24649797A Expired - Fee Related JP3354087B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 高柔軟性かつ高熱伝導性の放熱スペーサーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354087B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002299533A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 放熱スペーサー |
WO2008133211A1 (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | 熱伝導性コンパウンドおよびその製造方法 |
JP2017038086A (ja) * | 2014-10-31 | 2017-02-16 | デクセリアルズ株式会社 | 熱伝導シート、熱伝導シートの製造方法、放熱部材及び半導体装置 |
JP2017216422A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 住友電気工業株式会社 | シート材の製造方法およびシート材 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP24649797A patent/JP3354087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002299533A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 放熱スペーサー |
JP4574885B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2010-11-04 | 電気化学工業株式会社 | 放熱スペーサー |
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JP2017216422A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 住友電気工業株式会社 | シート材の製造方法およびシート材 |
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---|---|
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