JPH1186179A - 回線切替装置 - Google Patents
回線切替装置Info
- Publication number
- JPH1186179A JPH1186179A JP23551797A JP23551797A JPH1186179A JP H1186179 A JPH1186179 A JP H1186179A JP 23551797 A JP23551797 A JP 23551797A JP 23551797 A JP23551797 A JP 23551797A JP H1186179 A JPH1186179 A JP H1186179A
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- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回線Lの接続先が切り替えられた場合に所定の
時間だけ遅延させることで切替直後の通信異常を防ぐ。 【解決手段】親局Aにおいて選択要求スイッチ1が操作
されたときに、タイマ補助リレー6の接点xが作動する
時間を一定時間遅延させ、選択要求スイッチ1が操作さ
れたタイミングから回線が親局A側に接続されるタイミ
ングを遅延させる。
時間だけ遅延させることで切替直後の通信異常を防ぐ。 【解決手段】親局Aにおいて選択要求スイッチ1が操作
されたときに、タイマ補助リレー6の接点xが作動する
時間を一定時間遅延させ、選択要求スイッチ1が操作さ
れたタイミングから回線が親局A側に接続されるタイミ
ングを遅延させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に電力系統の
計測データを収集するN個の子局と、これに接続される
複数の親局とからなる監視制御システムにおいて、回線
に接続される親局を複数の親局の中から選択する回線切
替装置に関する。
計測データを収集するN個の子局と、これに接続される
複数の親局とからなる監視制御システムにおいて、回線
に接続される親局を複数の親局の中から選択する回線切
替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の監視制御システムには、配電
線の電流、電圧計測データなどの各種電力系統計測デー
タを収集する複数の子局に対して、複数の親局の何れか
を接続可能にし、各子局の監視や制御などを何れの親局
でも可能にしたものがある。図4は、このような監視制
御システムの概略のブロック図を示している。同図で
は、親局として2つの親局A、Bが設けられ、各親局
A、Bは、通常は、離れた位置に配置されている。各子
局との間でデータ伝送を行うための回線Lは制御切替ス
イッチSW(43TCスイッチ)を介して親局Aまたは
親局Bに接続されるようになっている。制御切替スイッ
チSWは、親局Aまたは親局B側に設けられており(図
4では親局A側)、このスイッチSWによって回線Lを
ハードウエア的に親局Aまたは親局Bに切り替える。こ
の制御切替スイッチSWには、強制的に回線Lを親局A
側から親局B側に切り替えて制御権を親局A側からB側
に移行させるためのスイッチを含むほか、親局A側また
は親局B側からの選択要求に応じて回線を切り替える機
能を持っている。なお、ここでは、制御切替スイッチS
W内の強制切替スイッチを制御権切替スイッチ(回線切
替スイッチ)といい、親局Aまたは親局Bからの選択要
求に応じた切替機能と区別する。すなわち、制御権切替
スイッチにより親局Bが回線Lに接続される状態を強制
的に設定する(制御権を親局Bに移行させる)モードの
ほか、親局Aまたは親局Bからの選択要求に応じて回線
Lの接続状態を切り替えるモードがある。後者のモード
の場合は、制御切替スイッチSW内に予め設定されてい
るインターロック条件に従って回線Lの接続状態が決定
される。
線の電流、電圧計測データなどの各種電力系統計測デー
タを収集する複数の子局に対して、複数の親局の何れか
を接続可能にし、各子局の監視や制御などを何れの親局
でも可能にしたものがある。図4は、このような監視制
御システムの概略のブロック図を示している。同図で
は、親局として2つの親局A、Bが設けられ、各親局
A、Bは、通常は、離れた位置に配置されている。各子
局との間でデータ伝送を行うための回線Lは制御切替ス
イッチSW(43TCスイッチ)を介して親局Aまたは
親局Bに接続されるようになっている。制御切替スイッ
チSWは、親局Aまたは親局B側に設けられており(図
4では親局A側)、このスイッチSWによって回線Lを
ハードウエア的に親局Aまたは親局Bに切り替える。こ
の制御切替スイッチSWには、強制的に回線Lを親局A
側から親局B側に切り替えて制御権を親局A側からB側
に移行させるためのスイッチを含むほか、親局A側また
は親局B側からの選択要求に応じて回線を切り替える機
能を持っている。なお、ここでは、制御切替スイッチS
W内の強制切替スイッチを制御権切替スイッチ(回線切
替スイッチ)といい、親局Aまたは親局Bからの選択要
求に応じた切替機能と区別する。すなわち、制御権切替
スイッチにより親局Bが回線Lに接続される状態を強制
的に設定する(制御権を親局Bに移行させる)モードの
ほか、親局Aまたは親局Bからの選択要求に応じて回線
Lの接続状態を切り替えるモードがある。後者のモード
の場合は、制御切替スイッチSW内に予め設定されてい
るインターロック条件に従って回線Lの接続状態が決定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の図4に示す監視
制御システムにおいて、制御切替スイッチSWによる回
線Lの接続状態が切り替えられた場合、制御切替スイッ
チSWはその通信状態に無関係に非同期で回線を切り替
える動作を行うために、その切替時に子局と親局間での
データ伝送に異常を引き起こす可能性がある。例えば、
各親局からの選択要求に応じて切替動作を行う場合、そ
の選択要求はその時の回線状況に関わらず行われ、しか
も制御切替スイッチSWは選択要求に対して親局の状況
に無関係に作動するために、制御切替スイッチが動作し
て回線が切り替えられた瞬間に、それまでに接続されて
いた親局と子局間の通信が不安定な状況になる可能性が
ある。そのため、制御切替スイッチの動作時において通
信異常を起こす可能性が高い。
制御システムにおいて、制御切替スイッチSWによる回
線Lの接続状態が切り替えられた場合、制御切替スイッ
チSWはその通信状態に無関係に非同期で回線を切り替
える動作を行うために、その切替時に子局と親局間での
データ伝送に異常を引き起こす可能性がある。例えば、
各親局からの選択要求に応じて切替動作を行う場合、そ
の選択要求はその時の回線状況に関わらず行われ、しか
も制御切替スイッチSWは選択要求に対して親局の状況
に無関係に作動するために、制御切替スイッチが動作し
て回線が切り替えられた瞬間に、それまでに接続されて
いた親局と子局間の通信が不安定な状況になる可能性が
ある。そのため、制御切替スイッチの動作時において通
信異常を起こす可能性が高い。
【0004】そこで、この発明の目的は、回線Lの接続
先が切り替えられた場合に所定の時間だけ遅延させるこ
とで、上記の問題を回避するようにした回線切替装置を
提供することにある。
先が切り替えられた場合に所定の時間だけ遅延させるこ
とで、上記の問題を回避するようにした回線切替装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
N個の子局と複数の親局の何れか一つとの間で、親局か
らの回線切替要求に応じて回線を切替接続する回線切替
装置において、回線切替タイミングを所定の時間だけ遅
延させる遅延手段を設けたことを特徴とする。
N個の子局と複数の親局の何れか一つとの間で、親局か
らの回線切替要求に応じて回線を切替接続する回線切替
装置において、回線切替タイミングを所定の時間だけ遅
延させる遅延手段を設けたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る発明は、回線上のデ
ータには各子局からの計測データが含まれていることを
特徴とする。
ータには各子局からの計測データが含まれていることを
特徴とする。
【0007】各子局と接続される親局を切り替える場合
に、回線切替タイミングを所定の時間だけ遅延させるこ
とにより、回線を実際に切り替えるまでの時間的余裕を
形成し、この間にそのときに行われている通信の完了を
可能にする。
に、回線切替タイミングを所定の時間だけ遅延させるこ
とにより、回線を実際に切り替えるまでの時間的余裕を
形成し、この間にそのときに行われている通信の完了を
可能にする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る制御切替スイッチ(以下43TCスイッチという)の
構成図を示している。
る制御切替スイッチ(以下43TCスイッチという)の
構成図を示している。
【0009】この回線切替装置が適用される監視制御シ
ステムの全体構成図は、図4に示すものと同一である。
すなわち、親局が2つ(A、B)設けられ、43TCス
イッチを介して複数の子局が回線Lによって接続され
る。
ステムの全体構成図は、図4に示すものと同一である。
すなわち、親局が2つ(A、B)設けられ、43TCス
イッチを介して複数の子局が回線Lによって接続され
る。
【0010】同図において、1、2は、それぞれ親局
A、親局B側の選択要求スイッチである。各選択要求ス
イッチ1、2に接続された補助リレー3、4が43TC
スイッチ内に設けられ、これらのリレー接点z、wがタ
イマ補助リレー6にインターロック条件として直列に接
続されている。インターロックはa接点(ノーマルオー
プン)であるリレー接点zとb接点(ノーマルクロー
ズ)であるリレー接点wとの直列回路で構成されている
から、図に示す状態では、親局A側で選択要求スイッチ
1が操作されていない状態で親局Bにおいて選択要求ス
イッチ2を操作するとタイマ補助リレー6がオンする
が、親局A側で選択要求スイッチ1を操作した状態で、
親局B側の選択要求スイッチ2を操作してもタイマ補助
リレー6をオンにすることはできない。タイマ補助リレ
ー6の接点は、オフのときに回線を親局A側に接続し、
オンのときに親局B側に接続するようになっている。従
って、図に示す状態で親局Bの選択要求スイッチ2を操
作するとタイマ補助リレー6の接点xが作動して回線が
親局B側に切り替わるが、親局A側で選択要求スイッチ
1を操作した後に、親局B側で選択要求スイッチ2を操
作してもタイマ補助リレー6はオフ状態を維持するから
回線は親局B側に切り替わることはない。
A、親局B側の選択要求スイッチである。各選択要求ス
イッチ1、2に接続された補助リレー3、4が43TC
スイッチ内に設けられ、これらのリレー接点z、wがタ
イマ補助リレー6にインターロック条件として直列に接
続されている。インターロックはa接点(ノーマルオー
プン)であるリレー接点zとb接点(ノーマルクロー
ズ)であるリレー接点wとの直列回路で構成されている
から、図に示す状態では、親局A側で選択要求スイッチ
1が操作されていない状態で親局Bにおいて選択要求ス
イッチ2を操作するとタイマ補助リレー6がオンする
が、親局A側で選択要求スイッチ1を操作した状態で、
親局B側の選択要求スイッチ2を操作してもタイマ補助
リレー6をオンにすることはできない。タイマ補助リレ
ー6の接点は、オフのときに回線を親局A側に接続し、
オンのときに親局B側に接続するようになっている。従
って、図に示す状態で親局Bの選択要求スイッチ2を操
作するとタイマ補助リレー6の接点xが作動して回線が
親局B側に切り替わるが、親局A側で選択要求スイッチ
1を操作した後に、親局B側で選択要求スイッチ2を操
作してもタイマ補助リレー6はオフ状態を維持するから
回線は親局B側に切り替わることはない。
【0011】一方、これらの選択要求スイッチの操作に
関わらず、43TCスイッチ内の回線切替スイッチ5を
強制的にオフからオンに切り替えることで、上記インタ
ーロック条件に関わらずタイマ補助リレー6をオンに
し、回線を親局B側に強制的に切り替えることができ
る。なお、回線切替スイッチ5の設定状態を制御権信号
出力7として親局B側に取り出すことができるようにな
っている。また、同様に親局B側で取り出せるようにな
っている親局A選択確認用出力8は、親局Bが選択要求
スイッチ2の操作により回線が切り替わった状態で親局
Aが選択要求スイッチ1を操作したことを親局Bが知る
ためのものである。後述のように、これらの制御権信号
出力7、親局A選択確認用出力8は、親局Aにおいて回
線切替スイッチ5、選択要求スイッチ1が操作されたこ
とを親局B側で知り、この出力に基づいて子局に対して
回線の切替があることを知らせるのに用いられる。
関わらず、43TCスイッチ内の回線切替スイッチ5を
強制的にオフからオンに切り替えることで、上記インタ
ーロック条件に関わらずタイマ補助リレー6をオンに
し、回線を親局B側に強制的に切り替えることができ
る。なお、回線切替スイッチ5の設定状態を制御権信号
出力7として親局B側に取り出すことができるようにな
っている。また、同様に親局B側で取り出せるようにな
っている親局A選択確認用出力8は、親局Bが選択要求
スイッチ2の操作により回線が切り替わった状態で親局
Aが選択要求スイッチ1を操作したことを親局Bが知る
ためのものである。後述のように、これらの制御権信号
出力7、親局A選択確認用出力8は、親局Aにおいて回
線切替スイッチ5、選択要求スイッチ1が操作されたこ
とを親局B側で知り、この出力に基づいて子局に対して
回線の切替があることを知らせるのに用いられる。
【0012】以上の構成において、制御権とは、各子局
の監視および制御を行う権利であり、この制御権は回線
切替スイッチ5のみによって切り替えることができる概
念であって、選択要求スイッチのオンオフによって左右
されるものではない。従って、この例では、選択要求ス
イッチ2のオン操作によって回線が親局B側に切り替え
られた場合でも、回線切替スイッチ5がオフ状態である
限り制御権を持つことができない。すなわち、親局Bは
回線が親局B側に切り替えられることによって子局から
の計測データを吸い上げることができるが、各子局に対
する制御を行うことはできないようになっている。親局
B側が制御権を持つためには、選択要求スイッチ2のオ
ン操作ではなく、43TCスイッチ内の回線切替スイッ
チ5を強制的にオン操作することが必要である。
の監視および制御を行う権利であり、この制御権は回線
切替スイッチ5のみによって切り替えることができる概
念であって、選択要求スイッチのオンオフによって左右
されるものではない。従って、この例では、選択要求ス
イッチ2のオン操作によって回線が親局B側に切り替え
られた場合でも、回線切替スイッチ5がオフ状態である
限り制御権を持つことができない。すなわち、親局Bは
回線が親局B側に切り替えられることによって子局から
の計測データを吸い上げることができるが、各子局に対
する制御を行うことはできないようになっている。親局
B側が制御権を持つためには、選択要求スイッチ2のオ
ン操作ではなく、43TCスイッチ内の回線切替スイッ
チ5を強制的にオン操作することが必要である。
【0013】また、選択要求とは、要求を行う親局側に
回線を接続して子局から計測データを吸い上げる概念で
ある。
回線を接続して子局から計測データを吸い上げる概念で
ある。
【0014】このように、図1に示す実施形態の回線切
替装置では、回線切替スイッチ5がオフ状態の場合、制
御権は親局Aに設定されるとともに、リレー接点zとw
のインターロック条件により、選択要求に関しては親局
A側の優先順位が高くなっている。一方、回線切替スイ
ッチ5がオン状態になると、制御権は親局Bに設定さ
れ、選択要求に関しては親局Aが出来ないようになって
いる。このような構成にするのは、仕様の問題である
が、制御権が親局Bに切り替えられたときにインターロ
ック条件を組んで親局A側から選択要求を出来るように
しても構わない。
替装置では、回線切替スイッチ5がオフ状態の場合、制
御権は親局Aに設定されるとともに、リレー接点zとw
のインターロック条件により、選択要求に関しては親局
A側の優先順位が高くなっている。一方、回線切替スイ
ッチ5がオン状態になると、制御権は親局Bに設定さ
れ、選択要求に関しては親局Aが出来ないようになって
いる。このような構成にするのは、仕様の問題である
が、制御権が親局Bに切り替えられたときにインターロ
ック条件を組んで親局A側から選択要求を出来るように
しても構わない。
【0015】以上の構成において、タイマ補助リレー6
が切り替わる場合、例えば、選択要求スイッチ2が操作
されて、回線が親局B側に切り替わっている状態で、親
局Aの選択要求スイッチ1が操作されてタイマ補助リレ
ー6がオフし、回線が親局A側に切り替わるとき、接点
wがオフ状態となってから、一定の時間遅延後に接点x
が切り替わるように動作する。ここで、親局Aでの選択
要求スイッチ1のオン操作は、親局B側の親局A選択確
認用出力として親局B側で直ちに知ることが出来る。そ
こで、親局Bは、この出力を確認したときに子局に対し
て回線が切り替わる旨のメッセージを送る。各子局はこ
のメッセージを受けることにより、そのときに親局Bに
対して送信しているデータがあるなら、その送信を停止
する。その作業が終了するまでの十分な時間経過後、上
記タイマ補助リレー6が切り替わる。このような回線切
替遅延動作により、回線が切り替わった直後から安定し
て親局Aで計測データを受信できるようになる。同様
に、親局Aの選択要求スイッチ1が操作されていない状
態で親局Bの選択要求スイッチ2が操作された場合に
も、タイマ補助リレー6の接点xの動作を一定時間だけ
遅延させる。この場合も、親局Bが選択要求スイッチ2
を操作してから一定時間待って接点xを切り替えること
で、子局に対する回線切替メッセージの送信とその後の
通信完了処理に要する時間を回線切替までに確保出来る
から、回線切替時に通信エラーを起こすことがなくな
る。また、親局Aで回線切替スイッチ5が操作された場
合にも、タイマ補助リレー6の接点xの動作を一定時間
だけ遅延させる。この場合も、その切替タイミングが親
局B側で制御権信号出力7として知ることが出来るか
ら、子局に対する回線切替メッセージの送信とその後の
通信完了処理に要する時間を回線切替までに確保出来、
回線切替時に通信エラーを起こすことがなくなる。
が切り替わる場合、例えば、選択要求スイッチ2が操作
されて、回線が親局B側に切り替わっている状態で、親
局Aの選択要求スイッチ1が操作されてタイマ補助リレ
ー6がオフし、回線が親局A側に切り替わるとき、接点
wがオフ状態となってから、一定の時間遅延後に接点x
が切り替わるように動作する。ここで、親局Aでの選択
要求スイッチ1のオン操作は、親局B側の親局A選択確
認用出力として親局B側で直ちに知ることが出来る。そ
こで、親局Bは、この出力を確認したときに子局に対し
て回線が切り替わる旨のメッセージを送る。各子局はこ
のメッセージを受けることにより、そのときに親局Bに
対して送信しているデータがあるなら、その送信を停止
する。その作業が終了するまでの十分な時間経過後、上
記タイマ補助リレー6が切り替わる。このような回線切
替遅延動作により、回線が切り替わった直後から安定し
て親局Aで計測データを受信できるようになる。同様
に、親局Aの選択要求スイッチ1が操作されていない状
態で親局Bの選択要求スイッチ2が操作された場合に
も、タイマ補助リレー6の接点xの動作を一定時間だけ
遅延させる。この場合も、親局Bが選択要求スイッチ2
を操作してから一定時間待って接点xを切り替えること
で、子局に対する回線切替メッセージの送信とその後の
通信完了処理に要する時間を回線切替までに確保出来る
から、回線切替時に通信エラーを起こすことがなくな
る。また、親局Aで回線切替スイッチ5が操作された場
合にも、タイマ補助リレー6の接点xの動作を一定時間
だけ遅延させる。この場合も、その切替タイミングが親
局B側で制御権信号出力7として知ることが出来るか
ら、子局に対する回線切替メッセージの送信とその後の
通信完了処理に要する時間を回線切替までに確保出来、
回線切替時に通信エラーを起こすことがなくなる。
【0016】なお、図2は、子局と親局間で伝送される
データの基本的なフォーマットを示している。1フレー
ムのデータは、子局および親局のIDとともに、制御デ
ータおよび計測データを含んでおり、この1フレームの
データがパケットによって所定のプロトコルで伝送され
ていく。制御データは制御権を持つ親局から送信される
データである。図3は、回線切替スイッチ5がオフ状態
で、すなわち、親局A側の優先順位が高い場合に、親局
A側で選択要求スイッチ1が操作された場合の概略動作
を示している。すなわち、選択要求スイッチ1が操作さ
れたとき、計測モードに入ってから計測を開始するが、
それまでの期間に、親局B側から各子局に対する回線切
替メッセージの送信処理と各子局での通信完了処理が行
われる。すなわち、選択要求スイッチ1の操作後、タイ
マ補助リレー6による一定時間遅延後に回線が親局A側
に接続される。このとき親局Aでのデータ受信は安定し
て行うことが出来るようになっているから、子局から送
信されてくる計測データは親局A側で通信エラーを起こ
すことなく取り込まれる。
データの基本的なフォーマットを示している。1フレー
ムのデータは、子局および親局のIDとともに、制御デ
ータおよび計測データを含んでおり、この1フレームの
データがパケットによって所定のプロトコルで伝送され
ていく。制御データは制御権を持つ親局から送信される
データである。図3は、回線切替スイッチ5がオフ状態
で、すなわち、親局A側の優先順位が高い場合に、親局
A側で選択要求スイッチ1が操作された場合の概略動作
を示している。すなわち、選択要求スイッチ1が操作さ
れたとき、計測モードに入ってから計測を開始するが、
それまでの期間に、親局B側から各子局に対する回線切
替メッセージの送信処理と各子局での通信完了処理が行
われる。すなわち、選択要求スイッチ1の操作後、タイ
マ補助リレー6による一定時間遅延後に回線が親局A側
に接続される。このとき親局Aでのデータ受信は安定し
て行うことが出来るようになっているから、子局から送
信されてくる計測データは親局A側で通信エラーを起こ
すことなく取り込まれる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、親局側で切替接続を
要求したときから一定時間経過後にその親局に回線が接
続されるようになるから、親局側では計測データを正し
く受信できる状態になってから回線接続が行われるよう
になる。このため、回線接続時に誤動作などを生じるこ
とがなくなる。
要求したときから一定時間経過後にその親局に回線が接
続されるようになるから、親局側では計測データを正し
く受信できる状態になってから回線接続が行われるよう
になる。このため、回線接続時に誤動作などを生じるこ
とがなくなる。
【図1】この発明の実施形態である回線切替装置の構成
図
図
【図2】伝送データの基本的なフォーマットを示す図
【図3】上記回線切替装置の一部動作を示すフローチャ
ート
ート
【図4】上記回線切替装置を含む監視制御システムの構
成図
成図
Claims (2)
- 【請求項1】N個の子局と複数の親局の何れか一つとの
間で、親局からの回線切替要求に応じて回線を切替接続
する回線切替装置において、 回線切替タイミングを所定の時間だけ遅延させる遅延手
段を設けたことを特徴とする回線切替装置。 - 【請求項2】回線上のデータには各子局からの計測デー
タが含まれている請求項1に記載の回線切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23551797A JP3339377B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 回線切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23551797A JP3339377B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 回線切替装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186179A true JPH1186179A (ja) | 1999-03-30 |
JP3339377B2 JP3339377B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=16987165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23551797A Expired - Fee Related JP3339377B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 回線切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3339377B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000342759A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-12 | Heiwa Corp | パチンコ機の電源装置 |
CN114701546A (zh) * | 2022-03-08 | 2022-07-05 | 交控科技股份有限公司 | 控制权抢取方法、装置、电子设备及计算机程序产品 |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP23551797A patent/JP3339377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000342759A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-12 | Heiwa Corp | パチンコ機の電源装置 |
CN114701546A (zh) * | 2022-03-08 | 2022-07-05 | 交控科技股份有限公司 | 控制权抢取方法、装置、电子设备及计算机程序产品 |
CN114701546B (zh) * | 2022-03-08 | 2024-04-23 | 交控科技股份有限公司 | 控制权抢取方法、装置、电子设备及计算机程序产品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3339377B2 (ja) | 2002-10-28 |
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