JPH1186168A - 異常検知装置及び異常検知システム - Google Patents

異常検知装置及び異常検知システム

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JPH1186168A
JPH1186168A JP24228797A JP24228797A JPH1186168A JP H1186168 A JPH1186168 A JP H1186168A JP 24228797 A JP24228797 A JP 24228797A JP 24228797 A JP24228797 A JP 24228797A JP H1186168 A JPH1186168 A JP H1186168A
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JP
Japan
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signal
room
sensor
alarm
output
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JP24228797A
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Sadayuki Oki
節行 大木
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NOZAWA NORITOSHI
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NOZAWA NORITOSHI
TOP ONE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独居老人や非健常者等の入室者に異常事態が
発生し室内で身動きが取れない状態に陥った場合に、室
外の者に異常事態を報知する。 【解決手段】 第1室内3の入室者1の存在を検出可能
な第1センサ5からの第1検出信号S1 と、第1室内3
から入室可能な第2室内4の入室者1の存在を検出可能
な第2センサ6からの第2検出信号S2 を受信可能で、
待機モードにおいて第2検出信号S2 を受信した場合
に、第1検出信号S1 を受信可能或いは有効にするとと
もに計時動作を開始して監視モードに移行し、監視モー
ドにおいて、第1検出信号S1 を受信せずに所定時間が
経過した場合に第1警報信号W1 を出力し、少なくとも
所定時間経過前に第1検出信号S1 を受信した場合には
第1検出信号S1 を受信不能或いは無効にするとともに
計時動作を停止し、監視モードから待機モードに復帰
し、第1警報信号W1 の出力を抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の入室者に生
じた異常事態を検知して室外の他者に報知可能な異常検
知装置及び異常検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、老人や非健常者等が単独で浴
室等の閉鎖された室内に在室中において、身体の異常等
が発生した場合に、入室者自身が室内に設けられた警報
スイッチを作動させることで、室外の同居者等に異常事
態を報知する簡単な警報システムがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の警報システムだけでは、独り住まいの老人や非健
常者等が浴室等の閉鎖された室内において異常事態によ
って自力で退出できず、該室内で身動きが取れなくなっ
た場合に、前記警報システムを作動できず、室外の者に
その異常事態を知らせることができないまま、容態が悪
化してしまい死亡に至る虞や、更には、その死後、長時
間放置されたままになる虞があった。本発明の目的は、
上述の問題点を解消し、独り住まいの老人や非健常者等
の入室者に身体の異常等の異常事態が発生し室内で身動
きが取れない状態に陥っても、室外の者に異常事態を報
知し入室者の安全を確保でき、また、仮に容態が急に悪
化して死亡に至った場合でもそのまま長時間放置される
のを防止できる異常検知装置及び異常検知システムを提
供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の異常検知装置に係る本発明の第一の特徴構成は、特許
請求の範囲の欄の請求項1に記載した通り、第1室内の
入室者の存在を直接或いは間接的に検出可能な第1セン
サからの第1検出信号と、前記第1室内から入室可能な
第2室内の入室者の存在を直接或いは間接的に検出可能
な第2センサからの第2検出信号を受信可能で、待機モ
ードにおいて前記第2検出信号を受信した場合に、前記
第1検出信号を受信可能或いは有効にするとともに計時
動作を開始して監視モードに移行し、前記監視モードに
おいて、前記第1検出信号を受信せずに所定時間が経過
した場合に第1警報信号を出力し、少なくとも前記所定
時間経過前に前記第1検出信号を受信した場合に前記第
1検出信号を受信不能或いは無効にするとともに前記計
時動作を停止し、前記監視モードから前記待機モードに
復帰し、前記第1警報信号の出力を抑止する点にある。
ここで、前記第1センサ及び前記第2センサが入室者の
存在を直接検出可能であるとは、入出者の体温を赤外線
センサ等で検出したり、入出者の動きを赤外線センサや
超音波センサ等で検出したりすることで、入出者の存在
自体を直接検知できることを意味し、前記第1センサ及
び前記第2センサが入室者の存在を間接的に検出可能で
あるとは、例えば、当該室内の入口に入出者の入室動作
を検出するセンサを設け、入出者の入室動作を検出する
ことで、その後の入出者の存在を推定できることを意味
する。よって、以下本欄において、直接或いは間接的に
検出可能であるとは、前記第1センサ及び前記第2セン
サから入室者の存在を間接的に検出可能なものを排除し
ないことを意図するものである。前記第1検出信号を受
信可能或いは有効にするとは、前記第1センサを作動状
態にするか、既に作動状態にある前記第1センサからの
前記第1検出信号を受信する受信側を作動状態にする
か、或いは、受信した前記第1検出信号を有効な信号と
して使用する状態にすることを意味する。また、前記第
1検出信号を受信不能或いは無効にするとは、上記とは
逆の状態を意味する。また、待機モード及び監視モード
は、夫々が、互いに同時に発生しない本発明に係る異常
検知装置の動作モードの一つであり、待機モードでは、
前記第1警報信号の出力が抑止される。
【0005】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加
えて、前記第1警報信号の出力後は、前記第1検出信号
を受信しても監視モードを維持し、リセットスイッチに
よるリセット操作によってのみ前記待機モードに復帰す
る点にある。
【0006】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特
徴構成に加えて、前記第1警報信号の出力後、前記監視
モードのまま所定時間が経過した場合に第2警報信号を
出力する点にある。
【0007】この目的を達成するための異常検知システ
ムに係る本発明の第四の特徴構成は、特許請求の範囲の
欄の請求項4に記載した通り、第1室内に設けられた入
室者の存在を直接或いは間接的に検出可能な第1センサ
と、前記第1室内から入室可能な第2室内に設けられた
入室者の存在を直接或いは間接的に検出可能な第2セン
サと、特許請求の範囲の欄の請求項1、2または3記載
の異常検知装置と、その異常検知装置が出力する前記第
1警報信号または前記第2警報信号を受信してその警報
信号に対応した警報を発生する警報発生手段とを備えて
なる点にある。
【0008】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載した通り、上述の第四の特徴構成に加
えて、前記第1センサが犬や猫等の小動物を検知しない
ように感度或いは設置位置を調整してある点にある。
【0009】同第六の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項6に記載した通り、上述の第四または第五の特
徴構成に加えて、前記第2室内が浴室内またはトイレ内
である点にある。
【0010】以下に作用並びに効果を説明する。第一の
特徴構成によれば、前記第1室内を経由して前記第2室
内に入室した入出者を前記第2センサが検知して出力し
た前記第2検出信号を受信した場合に限り、前記監視モ
ードに移行し、前記所定時間内にその入室者が前記第2
室内を退出し前記第1室内に再入室したことを前記第1
センサが検出して出力する前記第1検出信号を受信した
場合に、前記監視モードから前記待機モードに復帰する
ため、その監視モードでの経過時間が前記所定時間以上
である場合は、前記第2室内に入室した入出者が前記第
2室内を正常に退出しなかったと判断でき、前記第2室
内の入出者における何らかの異常を検知でき、前記第1
警報信号を出力し、結果として、その第1警報信号を所
定の警報装置が受信して警報等を発することで室外の者
にその異常を報知できるのである。また、前記待機モー
ド時は前記第1検出信号を受信不能或いは無効で、計時
動作も停止しているため、前記第2室内への入室者が無
い限り、誤って警報が発生することが防止できるのであ
る。更に、前記待機モード時に前記第1検出信号を出力
する前記第1センサの作動を停止させれば省電力化も図
れるのである。また、本特徴構成によれば、前記監視モ
ードから前記待機モードに正常に復帰するのは、前記第
2室内の入室者が独り住まいの場合は、通常前記第2室
内を退出して前記第1室内に再入室した場合だけである
ため、当該入室者以外の他人が前記第1室内に入室して
前記監視モードから前記待機モードに勝手に復帰する場
合を考慮しなくてもよいのである。つまり、前記他人が
前記入室者の近くに居る場合、例えば、同居人がいる場
合は、本発明に係る異常検知装置が作動するまでもな
く、その他人が前記入室者の異常に気付くからである。
また、たとえ同居人がいる場合でも、その同居人が外出
する場合等は、独り住まいと同等に取り扱うことができ
る。また、このように独り住まいを想定することで、セ
ンサに要求される機能を簡略化でき、装置の製造コスト
を抑制でき、結果として本装置の普及が図れ、多くの独
居老人等に対して自治体等の福祉サービスを拡大するこ
とができるのである。尚、前記監視モードの経過時間を
判別する所定時間としては、前記第2室内に入室してい
ると考えられる想定滞在時間の最大値を設定すること
で、正常時に誤って警報が発生する誤動作が頻繁に発生
するのを回避できる。
【0011】第二の特徴構成によれば、前記第1警報信
号が一旦出力された後は、前記第1検出信号を受信して
も前記監視モードから前記待機モードに復帰しないた
め、前記第1警報信号の出力によって発生した警報等に
よって第三者が前記第1室内に入室してもその警報が停
止しない。もし、事情を十分把握できていない第三者が
前記第1室内へ入室したことによって当該警報が停止し
た場合は、その第三者は警報の発生自体が誤作動であっ
たと勘違いし、前記第2室内の入室者の異常に気付かな
いまま前記第1室内から退室してしまう虞があるが、本
特徴構成によって、かかる事態が回避できるのである。
【0012】第三の特徴構成によれば、前記第1警報信
号の出力に対応して発生した警報等で前記第2室内の入
室者の異常が発見されない場合であっても、前記第2警
報信号の出力に対応して別の警報等の発生が可能とな
り、前記異常が発見される確度を高めることができるの
である。
【0013】第四の特徴構成によれば、上述の第一乃至
第三の特徴構成による作用効果を発揮できる異常検知シ
ステムを提供することができるのである。尚、上述の作
用効果を奏する前記警報発生手段としては、独立した警
報装置で単に警報音を発生するものや、警報メッセージ
や警報光を発生するものでも構わないし、既存のホーム
セキュリティシステム等であっても構わない。また、自
治体やセキュリティ会社へ通信回線を介して通報するも
のであっても構わない。更に、前記警報発生手段は単数
でも複数でも構わないし、前記第1警報信号に応答する
ものと前記第2警報信号に応答するものが一体であって
も別体であっても構わない。
【0014】第五の特徴構成によれば、小動物の前記第
1室内への入室によって前記監視モードから前記待機モ
ードに勝手に復帰するのを防止でき、異常検知システム
の信頼性の向上が図れるのである。特に、独居老人等が
ペットを飼っている場合等に有効である。
【0015】第六の特徴構成によれば、浴室内やトイレ
内は、閉塞した空間で異常が発見され難く、また、冬季
に室温等が低く異常が発生し易い室内環境であるため、
上述の第四または第五の特徴構成の作用効果が特に有効
に発揮されるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明に係る異常検知装置を用い
た異常検知システムの一実施形態につき、浴室内での入
室者の異常事態を検知する用途に適用した場合について
説明する。
【0017】図1に示すように、異常検知システムは、
第2室内4の一例である浴室内4aの天井に、その浴室
内4aの入室者1の体温を感知してその存在を検知して
第2検出信号S2 を出力する焦電センサまたは超音波セ
ンサを応用した第2センサ6を設置し、前記浴室内4a
に入室可能な第1室内3である脱衣室内3aの天井に、
その脱衣室内3aの入室者1の体温を感知してその存在
を検知して第1検出信号S1 を出力する焦電センサを応
用した第1センサ5を設置し、前記第1センサ5及び前
記第2センサ6に給電すると共に前記各センサ5、6よ
り前記第1検出信号S1 及び前記第2検出信号S2 を受
信可能で、所定条件の下に第1警報信号W1 と第2警報
信号W2 を出力する異常検知装置2を前記脱衣室内3a
に設置し、前記第1警報信号W1 を受信して所定の音声
メッセージを音声合成して、前記浴室内4a及び前記脱
衣室内3aとは別の例えば台所等の屋内7及び屋外8に
設置されたスピーカ9から当該音声メッセージを警報と
して発生する警報発生手段10の一つである音声警報発
生手段11を備え、更に、前記警報発生手段10の他の
一つである前記第2警報信号W2 を受信して所定の警報
音を発生する警報音発生手段12を前記屋外8の前記ス
ピーカ9の設置箇所とは別の場所に備えて構成されてい
る。
【0018】図2に示すように、前記異常検知装置2
は、電源回路13、マイクロコンピュータ14、及び、
そのマイクロコンピュータ14の入出力信号に係わる周
辺回路15から構成されている。また、図2において、
前記マイクロコンピュータ14は、前記構成要素間の接
続に必要な入力ポートPI1 〜PI5 、出力ポートPO
1 〜PO9 、電源端子VDD、及び、グランド端子VSS
みが図示されており、他の端子の図示は省略してある。
【0019】前記周辺回路15は、前記第1検出信号S
1 及び前記第2検出信号S2 を前記マイクロコンピュー
タ14の前記入力ポートPI1 、PI2 に各別に入力可
能なレベルに変換する入力インターフェース16と、前
記出力ポートPO1 から出力される前記第1警報信号W
1 を受信して所定の音声メッセージを音声合成する前記
音声警報発生手段11の一部である音声合成ボード17
と、前記出力ポートPO1 から出力される前記第1警報
信号W1 を受信して内蔵のブザー18を駆動可能な第1
出力バッファ19と、前記出力ポートPO2 から出力さ
れる前記第2警報信号W2 を受信して前記警報音発生手
段12を駆動するのに十分な出力電流を供給可能な前記
警報音発生手段12の一部である第2出力バッファ20
と、前記異常検知装置2を後述する監視モードから待機
モードに強制的にリセット可能なリセットパルスRを前
記入力ポートPI3 に入力するリセットスイッチ21
と、前記監視モードの開始時点から前記第1警報信号W
1 を出力するまでの第1設定時間T1 を予め設定された
ものの中から循環的に選択する第1時間設定パルスP 1
を前記入力ポートPI4 に入力する第1時間設定スイッ
チ22と、前記第1警報信号W1 の出力から前記第2警
報信号W2 が出力するまでの第2設定時間T2を予め設
定されたものの中から循環的に選択する第2時間設定パ
ルスP2 を前記入力ポートPI5 に入力する第2時間設
定スイッチ23と、前記第1時間設定スイッチ22及び
前記第2時間設定スイッチ23で設定された前記第1及
び第2設定時間T1 、T2 を表示するための6個の発光
ダイオード24からなる設定時間表示回路25とを備え
て構成されている。尚、前記各発光ダイオード24のカ
ソード端子は前記出力ポートPO4 〜PO9 に各別に接
続され、アノード端子が電源に接続されており、前記第
1時間設定スイッチ22及び前記第2時間設定スイッチ
23で設定された前記第1及び第2設定時間T1 、T2
に対応する前記出力ポートPO4 〜PO9 の内の2端子
が低レベルになり対応する発光ダイオード24を通電し
点灯させる。尚、前記音声合成ボード17及び前記第2
出力バッファ20は、前記異常検知装置2内に設けず
に、外付けされていても構わない。
【0020】前記電源回路13は、商用100V電源を
AC/DC変換し所定のDC電圧を生成し、前記マイク
ロコンピュータ14、前記周辺回路15、及び、前記各
センサ5、6に夫々供給する。また、前記電源回路13
は、AC電源の停電状態を検知して、内蔵の2次電池或
いは1次電池からなる補助電源に自動的に切り換わる構
成となっており、停電によって勝手に前記マイクロコン
ピュータ14がリセットされないように対策されてい
る。また、前記電源回路13は、前記出力ポートPO3
から出力される前記異常検知装置2が前記監視モードか
前記待機モードの何れであるかを識別可能なモード識別
信号Mを受信して前記監視モード時にのみ前記第1セン
サ5に給電するように構成されている。
【0021】次に前記異常検知装置2の動作につき説明
する。前記異常検知装置2は、前記マイクロコンピュー
タ14が、入力信号及び内蔵ROMに格納されたプログ
ラムに基づいて所定の手順を逐次実行することにより上
記機能を実行する。具体的には、図3に示すように、時
刻t0 において、電源スイッチの操作による電源投入後
に前記待機モードになる。前記待機モードにおいて、前
記第1及び第2設定時間T1 、T2 をデフォールト値に
設定し、且つ、前記第1時間設定スイッチ22及び前記
第2時間設定スイッチ23による変更を受け付ける。本
実施形態の場合、前記第1及び第2設定時間T1 、T2
は、夫々、30分、1時間、2時間の3通りが予め設定
されており、30分がデフォールト値で、前記第1時間
設定スイッチ22及び前記第2時間設定スイッチ23の
操作により、前記3通りの時間を逐次循環しながら各別
に選択できる。前記3通りの時間から夫々選択された前
記第1及び第2設定時間T1 、T2 に対応する前記設定
時間表示回路25の前記発光ダイオード24を発光させ
るべく前記出力ポートPO4 〜PO9 の内の2端子が低
レベルになる。更に、前記第2センサ6が給電され作動
状態になる。尚、前記第2センサ6は電源スイッチによ
り電源が遮断されない限り、停電時においても常時作動
状態にある。時刻t1 において、前記第2センサ6が前
記浴室内4aの前記入室者1の存在を検出すると、前記
第2検出信号S2 を前記異常検知装置2に対し発信し、
前記マイクロコンピュータ14に入力されると、前記待
機モードから前記監視モードに遷移する。前記監視モー
ドに一旦遷移した後の前記第2検出信号S2 の受信は前
記待機モードに復帰するまで無視される。前記監視モー
ドに遷移すると、前記マイクロコンピュータ14は内蔵
のタイマカウンタを作動させ、前記モード識別信号Mを
反転させ前記電源回路13に対し前記第1センサ5への
給電を開始させ、前記第1センサ5が作動状態になる。
図3に示すように、前記浴室内4aの前記入室者1が、
前記監視モードに遷移後、前記第1設定時間T1 内の時
刻t2 において、前記浴室内4aから退室し前記脱衣室
内3aに再入室すると、作動状態にある前記第1センサ
5が前記入室者1の存在を検知して前記第1検出信号S
1 を前記異常検知装置2に対し発信し、前記マイクロコ
ンピュータ14に入力されると、前記第1警報信号W1
を出力することなく前記監視モードから前記待機モード
に復帰する。前記モード識別信号Mを反転させ前記電源
回路13に対し前記第1センサ5への給電を停止させ、
前記第1センサ5が停止状態になる。また、前記タイマ
カウンタをリセットして作動停止する。
【0022】他方、図4に示すように、前記監視モード
に遷移後、前記第1設定時間T1 内に、前記入室者1が
前記浴室内4aから退室し前記脱衣室内3aに再入室し
ない場合は、時刻t3 に前記監視モードのまま前記第1
設定時間T1 が経過する。前記マイクロコンピュータ1
4は、前記タイマカウンタの出力値と前記第1設定時間
1 とを比較して一致した場合にその第1設定時間T1
の経過を認知して前記出力ポートPO1 から前記第1警
報信号W1 を出力し、前記タイマカウンタをリセットし
て計時操作を継続する。前記音声合成ボード17が前記
第1警報信号W 1 を受信して所定の音声メッセージを合
成して、その音声信号を前記屋内7及び前記屋外8に設
置された前記スピーカ9が受信して当該音声メッセージ
を警報として発生する。また、前記第1出力バッファ1
9も前記第1警報信号W1 を受信して前記異常検知装置
2に内蔵された前記ブザー18を駆動して警報音を発生
させる。そこで、当該音声メッセージ或いは前記ブザー
18の警報音を聞いた第三者が、前記浴室内4aの前記
入室者1を救助するとともに、前記第1警報信号W 1
出力後、前記第2設定時間T2 内の時刻t4 において、
前記脱衣室内3aに設置された前記異常検知装置2の前
記リセットスイッチ21を操作すると、前記監視モード
から前記待機モードに復帰し、前記第1警報信号W1
発信が停止し、各警報の発生が停止する。前記待機モー
ドに復帰後は、図3に示す場合と同様に、前記モード識
別信号Mを反転させ前記電源回路13に対し前記第1セ
ンサ5への給電を停止させ、前記第1センサ5が停止状
態になり、前記タイマカウンタをリセットして作動停止
する。また、前記第1警報信号W1 の出力後は、前記入
室者1が前記脱衣室内3aに再入室したり、前記音声メ
ッセージ或いは前記ブザー18の警報音を聞いた前記第
三者が、前記脱衣室内3aに入室して、前記第1センサ
5が前記入室者1または前記第三者の存在を検知して前
記第1検出信号S1 を前記異常検知装置2に対し発信し
ても、前記マイクロコンピュータ14は前記第1検出信
号S1 の受信を無視する。
【0023】図5に示すように、前記第1警報信号W1
の出力後、前記第2設定時間T2 内に、前記異常検知装
置2がリセットされないと、前記第2設定時間T2 が経
過する時刻t5 において、前記マイクロコンピュータ1
4は、前記タイマカウンタの出力値と前記第2設定時間
2 とを比較して一致するとその第2設定時間T2 の経
過を認知して前記出力ポートPO2 から前記第2警報信
号W2 を出力する。前記第2出力バッファ20が前記第
2警報信号W2 を受信して前記警報音発生手段12を駆
動して警報音を発生させる。そこで、当該警報音を聞い
た第三者が、前記浴室内4aの前記入室者1を救助する
とともに、前記脱衣室内3aに設置された前記異常検知
装置2の前記リセットスイッチ21を操作すると、前記
監視モードから前記待機モードに復帰し、前記第1警報
信号W1 及び前記第2警報信号W 2 の発信が停止し、各
警報の発生が停止する。前記待機モードに復帰後は、図
3に示す場合と同様に、前記モード識別信号Mを反転さ
せ前記電源回路13に対し前記第1センサ5への給電を
停止させ、前記第1センサ5が停止状態になり、前記タ
イマカウンタをリセットして作動停止する。尚、前記異
常検知装置2がリセットされない限り、各警報の発生は
継続する。
【0024】以下に、別実施形態を説明する。 〈1〉前記第1センサ5及び前記第2センサ6は、夫々
各室内の天井に設置されているが、人体を検知可能な設
置箇所であれば、設置位置は天井に限定されない。ま
た、前記第1センサ5及び前記第2センサ6が、焦電セ
ンサまたは超音波センサを応用したもの以外の、例えば
回帰反射型光電センサであっても構わない。この場合
は、当該センサを各室内への入口付近に設け、当該セン
サが出射する光ビームを入室者が遮断するのを検知する
ようにしてもよい。
【0025】〈2〉前記第1センサ5として、回帰反射
型光電センサを使用する場合に、その設置位置を床面よ
り、室内で飼っているペット等の小動物の体長以上に高
くしておいたり、また、焦電センサを使用する場合に、
前記小動物の発熱量以上で熱源を感知するように感度設
定しておくのも好ましい実施の形態である。このよう
に、前記第1センサ5の感度或いは設置場所を設定して
おくと、前記監視モードに遷移後、前記第1設定時間T
1 内に、その小動物が前記脱衣室内3aに侵入して前記
第1センサ5に検知され、誤って前記監視モードから前
記待機モードに復帰するという誤作動が回避できるので
ある。
【0026】〈3〉上記の実施の形態では、前記第1警
報信号W1 の出力後には、前記第1検出信号S1 の受信
を単純に無視するだけであったが、前記第1警報信号W
1 の出力と同時に前記第1センサ5への給電を停止して
その作動を停止させても構わない。また、前記第1セン
サ5の作動を継続させる場合に、前記第1検出信号S1
の受信を単純に無視する代わりに、前記浴室内4aの前
記入室者1の救助及び前記異常検知装置2のリセットを
促すメッセージを発生するように構成するのも好ましい
実施の形態である。
【0027】〈4〉前記第2室内4及び前記第1室内3
は、必ずしも前記浴室内4a及び脱衣室内3aでなくて
も構わない。例えば、前記第2室内4がトイレ等で、前
記第1室内3が廊下であっても構わない。この場合、前
記第2室内4での行動パターンに応じて、前記第1及び
第2設定時間T1 、T2 の設定範囲を適宜変更しても構
わない。
【0028】〈5〉前記異常検知装置2は、マイクロコ
ンピュータを使用した構成であったが、同じ論理機能
を、マイクロコンピュータの代わりに、ランダムロジッ
ク回路で構成しても構わない。また、各種入出力信号
は、電気信号でなく光信号でも構わないし、無線信号で
あっても構わない。更に、ディジタル信号であってもア
ナログ信号であっても構わないし、その変調方式も任意
である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
独り住まいの老人や非健常者等の入室者に身体の異常等
の異常事態が発生し室内で身動きが取れない状態に陥っ
ても、室外の者に異常事態を報知し入室者の安全を確保
でき、また、仮に容態が急に悪化して死亡に至った場合
でもそのまま長時間放置されるのを防止できる異常検知
装置及び異常検知システムを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異常検知システムの一実施形態を
示すシステム構成図
【図2】本発明に係る異常検知装置の一実施形態を示す
ブロック構成図
【図3】本発明に係る異常検知システムの動作を説明す
るタイミング図
【図4】本発明に係る異常検知システムの動作を説明す
るタイミング図
【図5】本発明に係る異常検知システムの動作を説明す
るタイミング図
【符号の説明】
1 入室者 2 異常検知装置 3 第1室内 3a 脱衣室内 4 第2室内 4a 浴室内 5 第1センサ 6 第2センサ 7 屋内 8 屋外 9 スピーカ 10 警報発生手段 11 音声警報発生手段 12 警報音発生手段 13 電源回路 14 マイクロコンピュータ 15 周辺回路 16 入力インターフェース 17 音声合成ボード 18 ブザー 19 第1出力バッファ 20 第2出力バッファ 21 リセットスイッチ 22 第1時間設定スイッチ 23 第2時間設定スイッチ 24 発光ダイオード 25 設定時間表示回路 P1 第1時間設定パルス P2 第2時間設定パルス R リセットパルス S1 第1検出信号 S2 第2検出信号 W1 第1警報信号 W2 第2警報信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大木 節行 長野県諏訪市末広5番8号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1室内の入室者の存在を直接或いは間
    接的に検出可能な第1センサからの第1検出信号と、前
    記第1室内から入室可能な第2室内の入室者の存在を直
    接或いは間接的に検出可能な第2センサからの第2検出
    信号を受信可能で、 待機モードにおいて前記第2検出信号を受信した場合
    に、前記第1検出信号を受信可能或いは有効にするとと
    もに計時動作を開始して監視モードに移行し、 前記監視モードにおいて、前記第1検出信号を受信せず
    に所定時間が経過した場合に第1警報信号を出力し、少
    なくとも前記所定時間経過前に前記第1検出信号を受信
    した場合には前記第1検出信号を受信不能或いは無効に
    するとともに前記計時動作を停止し、前記監視モードか
    ら前記待機モードに復帰し、前記第1警報信号の出力を
    抑止することを特徴とする異常検知装置。
  2. 【請求項2】 前記第1警報信号の出力後は、前記第1
    検出信号を受信しても監視モードを維持し、リセットス
    イッチによるリセット操作によってのみ前記待機モード
    に復帰することを特徴とする請求項1記載の異常検知装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1警報信号の出力後、前記監視モ
    ードのまま所定時間が経過した場合に第2警報信号を出
    力することを特徴とする請求項1または2記載の異常検
    知装置。
  4. 【請求項4】 第1室内に設けられた入室者の存在を直
    接或いは間接的に検出可能な第1センサと、前記第1室
    内から入室可能な第2室内に設けられた入室者の存在を
    直接或いは間接的に検出可能な第2センサと、請求項
    1、2または3記載の異常検知装置と、その異常検知装
    置が出力する前記第1警報信号または前記第2警報信号
    を受信してその警報信号に対応した警報を発生する警報
    発生手段とを備えてなる異常検知システム。
  5. 【請求項5】 前記第1センサは犬や猫等の小動物を検
    知しないように感度或いは設置位置を調整してある請求
    項4記載の異常検知システム。
  6. 【請求項6】 前記第2室内が浴室内またはトイレ内で
    ある請求項4または5記載の異常検知システム。
JP24228797A 1997-09-08 1997-09-08 異常検知装置及び異常検知システム Pending JPH1186168A (ja)

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