JPH1185772A - X線回折測定におけるデータファイル管理方法 - Google Patents

X線回折測定におけるデータファイル管理方法

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JPH1185772A
JPH1185772A JP23596797A JP23596797A JPH1185772A JP H1185772 A JPH1185772 A JP H1185772A JP 23596797 A JP23596797 A JP 23596797A JP 23596797 A JP23596797 A JP 23596797A JP H1185772 A JPH1185772 A JP H1185772A
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JP
Japan
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file
measurement
ray diffraction
data
name
Prior art date
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JP23596797A
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English (en)
Inventor
Yasushi Obata
康 小畑
Shuichi Inoue
修一 井上
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線回折測定のデータファイルに対し、自動
的にファイル名を付与できるようにして、ユーザの労力
軽減を図る。 【解決手段】 X線回折測定により得られた測定データ
のファイルを作成するとともに、X線回折測定に際して
ユーザが入力した測定条件と、コンピュータにより自動
的に記録可能な記録情報とを組み合わせて、コンピュー
タがファイルに固有のファイル名を自動的に付与する。
例えば、測定条件としてサンプル名やサンプル番号を利
用し、また記録情報としてファイル名作成時刻を利用す
ることにより、重複することが少なく検索の容易なファ
イル名を自動的に付与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータ制
御により実行されるX線回折測定において、該測定によ
り得られた測定データ、またはその測定データを分析処
理して得られた処理データをファイルにして保存すると
きのデータファイル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線回折測定は、物質の結晶構造等の分
析に広く用いれらている。このX線回折測定は、X線回
折装置と呼ばれる分析機器により行なわれる。同装置は
コンピュータ制御により自動的に測定データを収集する
構成となっている。すなわち、ユーザが、サンプル名、
サンプル番号、測定方法、測定環境等の測定条件を、あ
らかじめコンピュータに入力すると、該測定条件にした
がって、コンピュータは自動的にX線回折装置を駆動制
御して、測定データを収集する。
【0003】このようにして収集した測定データは、フ
ァイルにして記憶部に保存されるが、その際、ファイル
名を付与する必要がある。従来のX線回折装置では、こ
のファイル名は、ユーザの手作業をもって付与されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、ファイル
名をユーザの手作業をもって入力することは煩雑であっ
た。また、ファイル名に付け方に規約がなく、ユーザが
それぞれ任意にファイル名を付与した場合、他のユーザ
がファイル名によってそのファイルに保存されているデ
ータの内容を判断できないことも多く、検索に不便であ
った。さらに、ファイルの付け方によっては、ファイル
名が重複することもある。その場合、データが上書きさ
れてしまうおそれあり、既存ファイルのデータを消失し
てしまう危険があった。
【0005】この発明は、コンピュータ制御によるX線
回折測定におけるこのような問題を解決するためになさ
れたもので、データファイルに対し自動的にファイル名
を付与できるようにして、ユーザの労力軽減を図ること
を目的とする。またこの発明は、ファイル名によって、
そのファイルに保存されているデータの内容を容易に判
断できるようにすることを目的とする。さらにこの発明
は、既存ファイルと同一のファイル名を付与することに
よるデータ上書きの危険を回避することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ユーザにより入力された測定条
件にしたがってコンピュータ制御により実行されるX線
回折測定において、該X線回折測定により得られた測定
データのファイルを作成するとともに、X線回折測定に
際してユーザが入力した所定の測定条件と、コンピュー
タにより自動的に記録可能な所定の記録情報とを組み合
わせて、コンピュータがファイルに固有のファイル名を
自動的に付与し、該ファイルをコンピュータの記憶部に
保存することを特徴としている。
【0007】これにより、ユーザがいちいちファイル名
を入力しないで済み、ユーザの労力を軽減することがで
きる。ここで、X線回折測定に際してユーザが入力する
所定の測定条件としては、例えば、サンプル名,サンプ
ル番号が挙げられる。また、コンピュータにより自動的
に記録可能な所定の記録情報としては、例えば、測定の
日付け,ファイル名作成時刻が挙げられる。
【0008】また、請求項2の発明は、ユーザが入力し
た測定条件におけるサンプル名を、少なくともファイル
名に挿入するようにしたことを特徴としている。サンプ
ル名をファイル名に挿入することで、そのファイルに保
存してあるデータがいかなるサンプルのデータか明らか
となり、ファイル検索の容易化を図ることができる。
【0009】請求項3の発明は、コンピュータにより自
動的に記録されるファイル名作成時刻を、少なくともフ
ァイル名に挿入するようにしたことを特徴としている。
ファイル名作成時刻をファイル名に挿入することで、フ
ァイル名が重複する確立を大幅に低減することができ、
データが上書きされる危険を抑制することができる。こ
こで、ファイル名作成時刻は、時,分,秒のどこまでを
ファイル名に挿入するかは任意でよいが、好ましくは分
あるいは秒の単位まで含めることにより、ファイルの重
複を格段に低減させることができる。
【0010】請求項4の発明は、ファイル名に、X線回
折測定により得られた測定データを示す固有の拡張子を
挿入することを特徴としている。これにより、拡張子を
もって測定データを保存したファイルであることを認識
でき、ファイルの管理が容易となる。
【0011】請求項5の発明は、ユーザにより入力され
た測定条件にしたがってコンピュータ制御により実行さ
れるX線回折測定において、該X線回折測定により得ら
れた測定データのファイルを作成するとともに、少なく
とも、X線回折測定に際してユーザが入力したサンプル
名およびサンプル番号と、コンピュータにより自動的に
記録されるファイル名作成時刻と、X線回折測定により
得られた測定データを示す固有の拡張子とを組み合わせ
て、コンピュータが前記ファイルに固有のファイル名を
自動的に付与し、該ファイルをコンピュータの記憶部に
保存することを特徴としている。
【0012】この方法によれば、サンプル名およびサン
プル番号をもって、そのファイルに保存してあるデータ
がいかなるサンプルのデータか明らかとなるばかりでな
く、拡張子により該ファイルが測定データを保存したも
のであることを認識できるので、ファイルの整理,検索
が容易となる。しかも、ファイル名作成時刻をファイル
名に挿入することで、ファイル名が重複する確立を大幅
に低減することができ、データが上書きされる危険を抑
制することができる。
【0013】また、請求項6の発明は、ファイル名に通
し番号を付加し、既にコンピュータの記憶部に保存され
ているデータファイルに同一ファイル名のファイルが存
在するときは、通し番号が異なるファイル名を、新規保
存しようとする測定データに付与してファイルを作成
し、コンピュータの記憶部に保存することを特徴として
いる。この方法により、ファイル名の重複を防止でき、
データ上書きの危険を確実に回避することができる。
【0014】さらに、請求項7の発明は、X線回折測定
に際してユーザが入力した所定の測定条件またはコンピ
ュータにより自動的に記録可能な所定の記録情報により
ディレクトリ名を自動的に付与してディレクトリを作成
し、該ディレクトリの下層に、該測定条件または記録情
報と同一の測定条件または記録情報のもとで得られた測
定データまたは処理データのファイルを保存することを
特徴としている。
【0015】このような階層構造とすることで、ファイ
ルの整理,検索が容易となる。例えば、ユーザが入力し
た測定条件であるサンプル名でディレクトリを作成すれ
ば、同一サンプルに関する各種データのファイルを、そ
のディレクトリの下層に整理して保存しておくことがで
きる。また、コンピュータにより自動的に記録される記
録情報である測定の日付けをもってディレクトリを作成
すれば、同日に収集した各種測定データのファイルを、
そのディレクトリの下層に整理して保存しておくことが
できる。
【0016】また、請求項8の発明は、記憶部に保存さ
れている所要の測定データのファイルを読み出して、コ
ンピュータが所要の分析処理を実行した際に、分析処理
により得られた処理データのファイルを作成するととも
に、読み出した測定データのファイルに付されたファイ
ル名を、拡張子のみ実行した分析処理に固有の拡張子に
変更して、処理データのファイルへ自動的に付与し、該
ファイルをコンピュータの記憶部に保存することを特徴
としている。この発明によれば、ファイルに保存された
データの内容を拡張子により認識でき、ファイルの管理
が容易となる。しかも、拡張子以外は、測定データの保
存ファイルから一貫したファイル名を用いているので、
それら関連する測定データおよび処理データを統一して
管理することができ、ファイルの管理が一層容易とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の
実施形態に係る方法が適用されるX線回折測定システム
の概要を示すブロック構成図である。まず、図1を参照
してX線回折測定システムの概要を説明する。
【0018】同図に示すように、X線回折測定システム
は、X線回折装置10およびコンピュータ20を備えて
いる。X線回折装置10は、装着したサンプルにX線を
照射して、同サンプルの表面から回折してくる回折X線
をX線検出器により検出するとともに、回折X線の回折
角度を測角する機能を備えている。このX線回折装置1
0により、所要のサンプルに対する測定データとして、
回折角度2θに対する回折X線の強度Iを収集すること
ができる。
【0019】コンピュータ20は、中央処理部(以下、
CPUという)21、RAM,ROMからなるメモリ2
2、ハードディスク等の記憶装置23、キーボード,マ
ウス等の入力装置24、CRTディスプレイ等の表示装
置25、カレンダ26、および時計27を備えており、
X線回折装置10を制御してのX線回折測定と、同測定
により収集した測定データの分析処理を実行する。
【0020】X線回折測定は、入力装置24からユーザ
が入力した測定条件にしたがって、コンピュータが自動
的に実行する。その実行プログラムは、記憶装置23に
保存されており、ユーザからの指令に応じて読み出さ
れ、メモリ22に格納される。CPU21は、メモリに
格納された実行プログラムに基づき、X線回折測定に必
要な各種制御信号を出力する。X線回折測定により収集
された測定データは、ファイルに変換されて記憶装置2
3に保存される。
【0021】また、収集した測定データの分析処理は、
ユーザからの指令に応じてコンピュータが自動的に実行
する。測定データの分析処理としては、例えば、回折X
線強度Iのピークサーチ処理や、積分強度計算処理があ
り、それら分析処理の内容に応じた処理プログラムが、
記憶装置23に保存されている。その処理プログラム
は、ユーザからの指令に応じて読み出され、メモリ22
に格納される。CPU21は、メモリに格納された処理
プログラムに基づき、ユーザから指定された分析処理に
必要な各種制御信号を出力する。分析処理の実行により
得られた分析処理データも、ファイルに変換されて記憶
装置23に保存される。
【0022】この実施形態のデータファイル管理方法で
は、収集した測定データのファイルに対し、コンピュー
タ20が自動的に固有のファイル名を付与する。このと
き、ファイル名は、X線回折測定に際してユーザが入力
した所定の測定条件と、コンピュータにより自動的に記
録可能な所定の記録情報との組み合わせにより作成する
ようになっている。
【0023】上記測定条件は、入力装置24から入力さ
れ、メモリ22に保存される。この測定条件には、例え
ば、サンプル名、サンプル番号、温度,ガス雰囲気など
の測定環境がある。また、記録情報には、例えば、測定
の日付けやファイル名作成時刻がある。このうち、測定
の日付けはカレンダ26から抽出され、またファイル名
作成時刻は時計27から抽出されて、それぞれメモリ2
2に保存される。
【0024】ファイル名の付与に用いる測定条件とし
て、この実施形態では「サンプル名」と「サンプル番
号」を利用している。サンプル名は、測定対象となった
物質を特定できる名称である。例えば、測定時に物質名
が明らかになっているときは、その物質名(例えば、S
iO2)が、ユーザによって入力される。測定時にサン
プルの物質名が明らかになっていないときは、適宜ロー
マ字等によっそのサンプルを特定する記号が入力される
こともある。
【0025】サンプル番号は、同一サンプル名の複数サ
ンプルをX線回折測定する場合を考慮して、それら複数
のサンプルを区分けする目的でユーザによって入力され
る。また、ファイル名の付与に用いる記録情報として、
この実施形態では「ファイル名作成時刻」を利用してい
る。
【0026】これら、「サンプル名」,「サンプル番
号」,「ファイル名作成時刻」に加えて、この実施形態
では「通し番号」と「拡張子」とを付加し、これらの組
合せでファイル名を自動的に作成している。拡張子は、
測定データおよび該測定データに対する各種分析処理デ
ータにそれぞれ固有のものがあらかじめ定めてあり、記
憶装置23に登録されている。
【0027】例えば、サンプル名が「SiO2」、サン
プル番号が「2」、ファイル作成時刻が13時15分
(時,分を省略して「1315」)、通し番号が
「1」、拡張子が測定データを示す「RAW]のとき
は、その測定データのファイルに対し、次のファイル名
が付与される。 ファイル名:「SiO2−2−1315−1.RAW」 このファイル名は、メモリ22のファイル名テーブルに
登録される。
【0028】また、この実施形態のデータファイル管理
方法では、作成した測定データのファイルを所定のディ
レクトリの下層に保存する。ディレクトリには、ユーザ
が入力した所定の測定条件またはコンピュータにより自
動的に記録可能な所定の記録情報によりディレクトリ名
を自動的に付与される。
【0029】この実施形態では、コンピュータにより自
動的に記録可能な記録情報である「測定の日付け」を利
用してディレクトリ名を作成するようにしている。例え
ば、X線回折測定を1997年08月25日に実行した
ときは、年,月,日を省略して次のようにディレクトリ
名が付与される。 ディレクトリ名:「19970825」 そして、該ディレクトリの下層に、同日に収集された測
定データのファイルが保存される。
【0030】図2〜図4はこの実施形態に係るデータフ
ァイル管理方法を、さらに具体的に説明するためのフロ
ーチャートである。測定データのファイル管理は、X線
回折測定による測定データの収集に伴って行なわれる。
すなわち、ユーザからX線回折測定の測定条件等が入力
されると、図2に示すように、コンピュータにより自動
的に記録される記録情報から、「測定の日付(現在の日
付け)」と「ファイル名作成時刻(現在の時刻)」を抽
出するとともに、ユーザが入力した測定条件から、「サ
ンプル名」と「サンプル番号」を抽出する(S1〜S
4)。このうち、「測定の日付け」はカレンダ26か
ら、「ファイル名作成時刻」は時計27から、そして
「サンプル名」と「サンプル番号」はメモリ22から、
それぞれCPU21へと送られてくる。
【0031】さらに、CPU21は、記憶装置23から
測定データの拡張子(例えば、「RAW」)を抽出する
(S5)。続いて、CPU21は、これら抽出した「フ
ァイル名作成時刻」,「サンプル名」,「サンプル番
号」,「拡張子」に、通し番号(初期値は「1」)を加
え、これらの要素を連結して、ファイル名を作成する。
【0032】その後、メモリ22のファイル名テーブル
を検索して、新規に作成したファイル名と同一のファイ
ル名が既に登録されているか否かチェックし(S7)、
もし既に登録されていた場合は、通し番号に1を加算し
てファイル名を変更する(S8)。このようにして作成
したファイル名は、メモリ22のファイル名テーブルに
登録しておく(S9)。
【0033】以上のファイル名作成動作は、X線回折測
定を実行する前の初期設定段階で行なわれる。次いで、
図3に示すように、ユーザによりX線回折測定の実行指
令が入力されると(S10)、CPU21は、記憶装置
23を検索して、先に抽出した「測定の日付け」と同じ
日付けが名称に付されたディレクトリが存在するか否か
チェックする(S11)。そして、該日付けのディレク
トリが存在しないときは、新規にディレクトリを作成す
るとともに、そのディレクトリ名を「現在の日付(測定
の日付け)」により付与する(S12)。
【0034】その後、X線回折測定により測定データが
収集されたら(S13)、該測定データのファイルを作
成する。このファイルは、先に作成したファイル名によ
り記憶装置23に保存される。このとき、当該ファイル
は、「測定の日付け(現在の日付け」が付与されたディ
レクトリの下層に保存される(S14)。
【0035】次に、ユーザから測定データに対する分析
処理の指示が入力されると、コンピュータ20は、該分
析処理の実行に伴い、分析処理データのファイル管理を
自動的に行なう(図4参照)。すなわち、CPU21
は、まず指定された測定データファイルを記憶装置23
から読み出し(S21)、分析処理を実行して分析処理
データを取得する(S22)。以下、ユーザにより指定
された分析処理を「分析処理A」とし、その分析処理で
得られた分析処理データを「分析処理Aデータ」とし
て、説明を進めていく。
【0036】分析処理Aの終了後、ユーザから分析処理
Aデータの保存指令が入力されると(S23)、CPU
21は、記憶装置23から分析処理Aの拡張子を抽出し
てくる(S24)。続いて、メモリ22のファイル名テ
ーブルから、分析処理の対象となった測定データファイ
ルのファイル名を抽出し(S25)、該ファイル名の拡
張子を分析処理Aの拡張子に変更して、新規のファイル
名を作成する(S26)。このファイル名は、メモリ2
2のファイル名テーブルに登録しておく(S27)。そ
の後、分析処理Aデータのファイルを作成する。この分
析処理Aデータのファイルは、上記作成されたファイル
名で、記憶装置23に保存される(S28)。
【0037】なお、分析処理Aデータファイルについて
も、あらかじめ分析処理の日付け(現在の日付け)をカ
レンダから抽出し、該日付けを名称に付与したディレク
トリを記憶装置23に作成し、その下層に保存すること
が好ましい。また、既に同じ日付けが名称に付されたデ
ィレクトリが存在するときは、新規ディレクトリを作成
することなく、既存のディレクトリの下層に分析処理A
データファイルを保存すればよい。このように、日付け
を名称に付与したディレクトリの下層に、同日に作成さ
れた測定データファイルや分析処理データファイルを保
存しておくことで、ファイルを、日付けをもって簡単に
検索することが可能となる。
【0038】また、このディレクトリは、日付け以外の
測定条件または記録情報を名称に付与して作成すること
もできる。例えば、サンプル名によりディレクトリを作
成し、同一のサンプル名を名称に含む測定ファイルデー
タや分析処理データを、そのディレクトリの下層に保存
すれば、サンプル名によってデータファイルを管理する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンピュータ制御によるX線回折測定において、デ
ータファイルに対するファイル名の付与を自動化したの
で、ユーザの労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る方法が適用されるX
線回折測定システムの概要を示すブロック構成図であ
る。
【図2】この実施形態に係る測定データファイルの管理
方法をさらに具体的に説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】図2に続くフローチャートである。
【図4】この実施形態に係る分析処理データファイルの
管理方法をさらに具体的に説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
10:X線回折装置 20:コンピュータ 21:CPU 22:メモリ 23:記憶装置 24:入力装置 25:表示装置 26:カレンダ 27:時計

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザにより入力された測定条件にした
    がってコンピュータ制御により実行されるX線回折測定
    において、 該X線回折測定により得られた測定データのファイルを
    作成するとともに、 前記X線回折測定に際してユーザが入力した所定の測定
    条件と、コンピュータにより自動的に記録可能な所定の
    記録情報とを組み合わせて、コンピュータが前記ファイ
    ルに固有のファイル名を自動的に付与し、 該ファイルをコンピュータの記憶部に保存することを特
    徴とするX線回折測定におけるデータファイル管理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ユーザが入力した測定条件にサンプ
    ル名を含む請求項1記載のX線回折測定におけるデータ
    ファイル管理方法において、 前記サンプル名を少なくともファイル名に挿入すること
    を特徴とするX線回折測定におけるデータファイル管理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータにより自動的に記録可
    能な記録情報にファイル名作成時刻を含む請求項1また
    は2記載のX線回折測定におけるデータファイル管理方
    法において、 前記ファイル名作成時刻を少なくともファイル名に挿入
    することを特徴とするX線回折測定におけるデータファ
    イル管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    X線回折測定におけるデータファイル管理方法におい
    て、 前記ファイル名に、X線回折測定により得られた測定デ
    ータを示す固有の拡張子を挿入することを特徴とするX
    線回折測定におけるデータファイル管理方法。
  5. 【請求項5】 ユーザにより入力された測定条件にした
    がってコンピュータ制御により実行されるX線回折測定
    において、 該X線回折測定により得られた測定データのファイルを
    作成するとともに、 少なくとも、前記X線回折測定に際してユーザが入力し
    たサンプル名およびサンプル番号と、コンピュータによ
    り自動的に記録される測定開始または終了時刻と、X線
    回折測定により得られた測定データを示す固有の拡張子
    とを組み合わせて、コンピュータが前記ファイルに固有
    のファイル名を自動的に付与し、 該ファイルをコンピュータの記憶部に保存することを特
    徴とするX線回折測定におけるデータファイル管理方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    X線回折測定におけるデータファイル管理方法におい
    て、 前記ファイル名に通し番号を付加し、既にコンピュータ
    の記憶部に保存されているデータファイルに同一ファイ
    ル名のファイルが存在するときは、前記通し番号が異な
    るファイル名を、新規保存しようとする測定データに付
    与してファイルを作成し、前記コンピュータの記憶部に
    保存することを特徴とするX線回折測定におけるデータ
    ファイル管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    X線回折測定におけるデータファイル管理方法におい
    て、 前記X線回折測定に際してユーザが入力した所定の測定
    条件またはコンピュータにより自動的に記録可能な所定
    の記録情報によりディレクトリ名を自動的に付与してデ
    ィレクトリを作成し、 該ディレクトリの下層に、該測定条件または記録情報と
    同一の測定条件または記録情報のもとで得られた測定デ
    ータまたは処理データのファイルを保存することを特徴
    とするX線回折測定におけるデータファイル管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項4または5記載のX線回折測定に
    おけるデータファイル管理方法において、 記憶部に保存されている所要の測定データのファイルを
    読み出して、コンピュータが所要の分析処理を実行した
    際に、 前記分析処理により得られた処理データのファイルを作
    成するとともに、 前記読み出した測定データのファイルに付されたファイ
    ル名を、拡張子のみ前記実行した分析処理に固有の拡張
    子に変更して、前記処理データのファイルへ自動的に付
    与し、 該ファイルをコンピュータの記憶部に保存することを特
    徴とするX線回折測定におけるデータファイル管理方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008015761A1 (fr) * 2006-08-04 2008-02-07 Shimadzu Corporation Ultrasonographe
JP2010003309A (ja) * 2009-08-10 2010-01-07 Fujifilm Corp ファイル管理システムおよびファイル管理方法
WO2015151740A1 (ja) * 2014-04-02 2015-10-08 コニカミノルタ株式会社 光学特性測定装置

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