JP3257229B2 - 情報管理装置 - Google Patents

情報管理装置

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JP3257229B2
JP3257229B2 JP03634594A JP3634594A JP3257229B2 JP 3257229 B2 JP3257229 B2 JP 3257229B2 JP 03634594 A JP03634594 A JP 03634594A JP 3634594 A JP3634594 A JP 3634594A JP 3257229 B2 JP3257229 B2 JP 3257229B2
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のデータベースを
利用する情報管理装置に関し、特に、複数のデータベー
スを同時に使用してデータを検索し、編集などの処理を
行えるようにした情報管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、既存の様々なデータベースを扱え
るように、複数のデータベースを利用することができる
情報処理装置として、複数のデータベースを同時に扱う
ことができる装置が開発されている。しかし、例えば、
電子辞書データベースの場合、個々の電子辞書のデータ
ベースが独立して様々な形態で開発されるため、複数の
電子辞書に渡っての検索を行うことができない。
【0003】このため、特開平4−195680号公報
で提案されている「複合電子辞書システム」では、基本
的な検索順序を決定するための複数の優先順位テーブル
を設け、その優先順位テーブルを切り替えて、優先順位
の高い順に検索を行う技術を提案している。ここでは、
電子辞書の検索結果を次の検索に利用するため、電子辞
書の検索結果を利用する方法を示した辞書属性テーブル
を用意し、一部の電子辞書を、入力文字列を他の文字列
に変換するために用い、変換された文字列を別の電子辞
書を検索するための入力文字列とする。
【0004】更に、複数のデータベースの検索に対する
処理を行なう情報処理装置の別の例として、特開平2−
178772号公報に記載されている「電子辞書」の提
案がある。ここでは、ある一つのデータベースの検索結
果と、その結果に対応する情報が別の特定のデータベー
ス中にあれば、検索結果と対応する結果とを一つの情報
に合成し表示する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平4−195680号公報に記載の「複合電子辞書
システム」では、検索対象を利用するため、予め利用が
考えられる検索対象の組合せを記述した複数の優先順位
テーブルを予め用意しておかなければならない。更に、
優先順位テーブルでは、電子辞書の検索順序しか設定で
きない。また、複数の電子辞書の間の関係を変えるに
は、予め用意された複数の辞書属性テーブルのどれか一
つを選択するような方法でしか行えない。
【0006】したがって、ここでは、電子辞書の利用中
に、優先順位テーブルに含まれていない電子辞書を追加
したり、逆に不要な電子辞書を優先順位テーブルから分
離することに対しての考慮がなされておらず、また、上
記の特開平2−178772号公報に記載の「電子辞
書」の技術では、検索の対象のデータベースと付属情報
のデータベースが決まっており、任意にその関係を変え
ることができない。
【0007】このように、従来の技術においては、複数
の辞書を簡便に検索できるような工夫の提案はなされて
いるが、データベースの間の関係としてデータベースの
検索順序の設定しかできなかったり、データベースの間
の関係を変えるために、予め用意されたデータベースの
組合せ以外のデータベースの追加あるいはその組合せか
らデータベースを分離することは、利用中に行うことが
できなかった。また、複数のデータベースに対する処理
を自由に設定して行うことができなかった。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、複数のデータ
ベースを同時にかつ自在に使用して、利用中であっても
データベースの組合せとデータベースの間の関係が変更
でき、データベースの検索を行い、その検索結果に対し
て様々な処理を行なうことができる情報管理装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の情報管理装置、情報をそれぞれに格納し
ている複数のデータベース(16)と、前記複数のデー
タベースをそれぞれに管理する複数のデータベース管理
部(15)と、使用するデータベースの記述、使用する
データベースの関係の記述、および使用するデータベー
スのデータの間の演算処理の記述により、前記複数のデ
ータベースの間の関係の記述と複数のデータベースの個
々の情報に対する操作情報とを記述した関係記述ファイ
ルを保持する関係記述ファイル(13)と、前記関係
記述ファイルを管理し、該関係記述ファイルにおける関
係の記述と操作情報とを編集するデータベース関係記述
部(11)と、前記関係記述ファイルの内容に基づいて
複数のデータベース管理部に対する制御を行う複数デー
タベース管理部(12)とを備えることを特徴とする。
また、本発明による情報管理方法は、複数のデータベー
スに情報をそれぞれに格納し、前記複数のデータベース
をそれぞれに管理し、使用するデータベースの記述、使
用するデータベースの間の関係の記述、および使用する
データベースのデータの間の演算処理の記述により、前
記複数のデータベースの間の関係の記述と複数のデータ
ベースの個々の情報に対する操作情報とを記述した関係
記述ファイルを保持し、前記関係記述ファイルを管理し
て当該関係記述ファイルにおける関係の記述と操作情報
とを編集し、前記編集した関係記述ファイルの内容に基
づいて複数のデータベースを管理する制御を行うことを
特徴とする。
【0010】また、本発明による情報管理装置は、上記
の構成に加え、更に、グラフィカルユーザインタフェー
スを用いて、操作対象とする複数のデータベースを選択
し、選択した複数のデータベースの間の関係を設定する
指示を行うデータベース選択部(57)を備え、データ
ベース関係記述部(51)は、前記データベース選択部
による指示により、関係記述ファイルの内容を書き換え
ることを特徴する。
【0011】また、本発明による情報管理装置は、上記
の構成に加え、更に、前記複数のデータベースの個々の
情報に対する操作情報を、フィルタ処理プログラムとし
て記述して保持するフィルタ記述ファイルデータベース
(59)と、前記複数データベース管理部の指示により
フィルタ処理プログラムを実行するフィルタ実行部(5
8)とを備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の情報管理装置において、複数のデータ
ベース(16)は情報をそれぞれに格納しており、複数
の個々のデータベース管理部(15)が複数のデータベ
ースをそれぞれに管理する。関係記述ファイル(1
3)は、使用するデータベースの記述、使用するデータ
ベースの間の関係の記述、および使用するデータベース
のデータの間の演算処理の記述により、前記複数のデー
タベースの間の関係の記述と複数のデータベースの個々
の情報に対する操作情報とを記述した関係記述ファイル
を保持している。データベース関係記述部(11)が、
この関係記述ファイルを管理し、該関係記述ファイルに
おける関係の記述と操作情報とを編集する。複数データ
ベース管理部(12)は、関係記述ファイルの内容に基
づいて複数のデータベース管理部に対する制御を行う。
これにより、複数のデータベースに対する操作処理の内
容が、関係記述ファイルに保持されている複数のデータ
ベースの間の関係の記述と複数のデータベースの個々の
情報に対する操作情報とを変更することより、容易に変
更可能となる。これらの情報の変更操作は、データベー
ス関係記述部によって、通常の文書編集と同様な編集操
作により行うことができる。
【0013】また、本発明の情報管理装置においては、
使用するデータベースの記述、使用するデータベースの
間の関係の記述、および使用するデータベースのデータ
の間の演算処理の記述により、関係記述ファイルとして
保持されている複数のデータベースの間の関係の記述
数のデータベースの個々の情報に対する操作情報とを
容易に変更できるようにするため、データベース選択部
(57)が、グラフィカルユーザインタフェースを用い
て、操作対象とする複数のデータベースの選択指示を受
け、選択された複数のデータベースの間の関係を設定す
る指示を行う。この指示に基づき、データベース関係記
述部(51)は、関係記述ファイルの内容を書き換え
る。これにより、ユーザは、グラフィカルユーザインタ
フェースによる簡易な操作によって、関係記述ファイル
として保持されている複数のデータベースの間の関係の
記述と複数のデータベースの個々の情報に対する操作情
報とを容易に変更することができる。
【0014】本発明の情報管理装置においては、更に、
フィルタ記述ファイルデータベース(59)と、フィル
タ実行部(58)とが備えられている。フィルタ記述フ
ァイルデータベース(59)は、複数のデータベースの
個々の情報に対する操作情報を、フィルタ処理プログラ
ムとして記述して保持する。このため、複数データベー
ス管理部が、関係記述ファイルの内容に基づいて複数の
データベース管理部に対する制御を行う場合に、複数デ
ータベース管理部ではフィルタを指示するだけで、フィ
ルタ実行部(58)が、複数データベース管理部の指示
に従ってフィルタ処理プログラムを実行する。これによ
り、典型的なデータベースに対する操作処理などは、フ
ィルタ記述ファイルに予めフィルタ処理プログラムとし
て記述して保持しておくことより、容易に複数のデータ
ベースに対する操作の処理として利用することができ
る。
【0015】このように、関係記述ファイルを用いるこ
とにより、予め使用するデータベースの全ての組合せを
記述することなく、必要な時に、必要なデータベースを
選択する記述を関係記述ファイルに記述することによ
り、必要なデータベースを選択して使用することがで
き、複数のデータベースの検索/更新に対する処理を自
由に設定することができる。
【0016】また、データベース関係記述部により、関
係記述ファイルを管理して、選択された複数のデータベ
ースとこれらの関係を記述するので、複数データベース
管理部では、その関係記述ファイルの内容をもとに、例
えば、各データベース管理部への検索の依頼順序や得ら
れた検索結果の処理手順を決め、検索結果の演算を指示
することができる。また、データベース選択部によっ
て、例えば、ユーザの利用したいデータベースの選択
や、所望する処理の設定等を行なう。設定されたデータ
ベースの組み合せと処理内容は、データベース関係記述
部を介して、関係記述ファイルとして保持しておくこと
により、次回の操作処理で同様な操作処理を実行でき
る。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面を参照して
具体的に説明する。図1は、本発明の第1の実施例にか
かる情報管理装置の全体のシステム構成を示すブロック
図である。図1において、11はデータベース関係記述
部、12は複数データベース管理部、13は関係記述フ
ァイル部、14は関係記述ファイルデータベース、15
a〜15nは複数の個々のデータベース管理部、16a
〜16nは複数の個々のデータベースである。
【0018】複数の個々のデータベース16a〜16n
は情報をそれぞれに格納している。ここでは操作を行い
易い情報の単位別にデータベースを構成し、それぞれの
データベースに個別に情報を格納する。例えば、売り上
げデータベースでは、月毎のデータベースとすることに
より、後述するような適当な組合せの記述により、4半
期毎,半年毎,年度毎の各々データベースと等価なもの
にして扱うことができる。
【0019】複数の個々のデータベース管理部15a〜
15nは、それぞれが複数の個々のデータベース16a
〜16nを管理する。関係記述ファイルデータベース1
4には、関係記述ファイル部13に書き込むための複数
のデータベースの間の関係の記述と、複数のデータベー
スの個々の情報に対する演算処理などの操作情報が格納
されている。関係記述ファイル部13には、複数のデー
タベース16a〜16nに渡たる操作を行うため、複数
のデータベースの間の関係の記述と複数のデータベース
の個々の情報に対する操作情報とが保持される。
【0020】また、データベース関係記述部11が、関
係記述ファイル部13を管理し、関係記述ファイルデー
タベース14に格納されたデータベースの関係の記述と
操作情報を参照して、関係記述ファイル部13における
関係の記述と操作情報とを編集する。既に存在する関係
記述ファイルのデータを利用する場合には、このデータ
ベース関係記述部11が、関係記述ファイルデータベー
ス14から該当する関係記述ファイルのデータを取り出
し、関係記述ファイル部13に作成された関係記述ファ
イルに対し、記述の間違や不足情報のチェックを行な
う。ここで編集した関係の記述と操作情報の内容により
関係記述ファイルが作成されると、この関係記述ファイ
ル部13に再び登録され、新たに登録された関係記述フ
ァイルの内容により、複数データベース管理部12は、
複数のデータベース管理部15a〜15nに対する処理
依頼とそのスケジュールの管理を行い、複数のデータベ
ース管理部15a〜15nの制御を行う。
【0021】つまり、複数のデータベース16a〜16
nに対する操作は、複数データベース管理部12が、関
係記述ファイル部13の内容に従い、ユーザからの検索
キーの受け取り、複数の各々のデータベース管理部15
a〜15nへの処理の指示および処理結果の受取を行な
う。また、得られた検索結果をユーザに提示する。ユー
ザにより、異なる関係記述ファイルの内容の利用が指示
された場合、データベース関係記述部11が、関係記述
ファイルデータベース14から該当する関係記述ファイ
ルの内容の取出を依頼し、得られた関係記述ファイルの
内容を関係記述ファイル部13に書き込み、複数データ
ベース管理部12は書き込まれた関係記述ファイル部1
3のファイル内容の読み直しを行なう。
【0022】図2は、複数のデータベースに対する操作
内容の例を模式的に示す図であり、図3は、図2に示す
複数のデータベースに対する操作内容に対応する関係記
述ファイルの記述内容の一例を示す図である。
【0023】図2および図3を参照して、ここでの複数
のデータベースに対する操作例を説明する。この場合、
図3に示すように、関係記述ファイル部13に記述され
るべき内容30は、使用データベース(使用するデータ
ベースの組)の記述31,データベースの関係(複数の
データベースを1つのまとめる関係)の記述32,およ
び演算処理(データベースのデータに対して施す処理内
容)の記述33から成る3つの記述である。
【0024】ここでの複数のデータベースに対する操作
例は、図2に示すように、「1月の売上」,「2月の売
上」,「3月の売上」,…,「12月の売上」の12個
のデータベースを「今年の売上」というデータベース2
2として扱い、この「今年の売上」のデータベース22
に対して検索キー($検索キー)21により検索を行
う。また、検索キー21は第1の集合演算23により、
その一番目の要素が取り出され、この演算結果を利用し
て、「商品」データベース24に対する検索を行う。こ
の「商品」データベース24からの検索結果は、第1の
検索結果($検索結果1)として出力する。
【0025】「今年の売上」のデータベース22からの
検索結果は、第2の集合演算25を行い、集合要素の1
0番目までを取り出し、この演算結果を第2の検索結果
($検索結果2)として出力する。また、「全部門」の
検索キー26により「部門」データベース27に対して
検索を行い、その結果結果と共に、同じく「今年の売
上」のデータベース22からの検索結果により、第3の
集合演算28を行い、2つの集合の掛け算を行って、こ
の演算結果を第3の検索結果($検索結果3)として出
力する。
【0026】このような処理内容として指定できるの
は、集合演算で用いられるいくつかの処理であり、ここ
での第1の集合演算23は、一番目の要素を取り出す演
算であり、第2の集合演算25は、集合要素の10番目
までを取り出す演算であり、第3の集合演算28は、2
つの集合の掛け算の演算となっている。つまり、処理内
容として、どのデータベースに対してどのような処理を
行なうか、あるいは、結果としてどのようなものが得ら
れるかを指定して記述する。このような複数のデータベ
ースに対する操作を、図3に示すように、使用データベ
ースの記述31,データベースの関係の記述32,およ
び演算処理の記述33により記述して、関係記述ファイ
ル部の内容とする。
【0027】したがって、この場合、関係記述ファイル
部13に記述される内容は、図3に示すように、使用デ
ータベースの記述31として、ここでの操作で使用する
データベースの14個のデータベース、つまり、「1月
の売上」,「2月の売上」,「3月の売上」,「4月の
売上」,…,および「12月の売上」の12個のデータ
ベースと、「部門」および「商品」の2個のデータベー
スとの合計14個のデータベースが指定される。データ
ベースの関係の記述32としては、この「1月の売
上」,「2月の売上」,「3月の売上」,「4月の売
上」,…,「12月の売上」の12個のデータベースを
「今年の売上」という一つのデータベースとして扱う関
係を記述する。演算処理の記述33としては、上述のよ
うなデータベースの検索処理および集合演算の処理内容
を記述する。すなわち、演算処理の記述33では「与え
られた検索キーがそれぞれ「今年の売上」のデータベー
スに対する検索処理の検索キーとして与えられ、更に第
1の集合演算(集合演算1)の入力として与えられ、中
間的な結果を介して、検索結果1、検索結果2および検
索結果3が得られ、これら3つの検索結果が結果として
得られる」という処理内容を記述している。
【0028】次に、このような関係記述ファイル部13
の記述内容により、複数のデータベースに対する操作の
制御を行う複数データベース管理部12の制御処理を説
明する。複数データベース管理部12の処理のほとんど
は、関係記述ファイル部13の記述内容に従って行う各
々のデータベース管理部15a〜15nに対する処理依
頼とそのスケジュールの管理である。図4は、複数デー
タベース管理部の処理フローを示すフローチャートであ
る。
【0029】図4を参照して、複数データベース管理部
の制御処理を説明する。処理を開始すると、まず、ステ
ップ41において、操作指示の内容がデータベース操作
であるか否かを判定する。データベース操作である場
合、次にステップ42に進み、関係記述ファイルは読み
込み済であるか否かを判定する。ここで関係記述ファイ
ルが読み込み済であることが確認できると、ステップ4
5からのデータベース操作の処理を行う。
【0030】一方、ステップ41の判定で操作指示の内
容がデータベース操作でない場合には、ステップ43に
進み、関係記述ファイルの読み込み指示か否かを判定す
る。ステップ43の判定で関係記述ファイルの読み込み
指示である場合、また、ステップ42の判定で関係記述
ファイルの読み込み済でない場合、ステップ44に進
み、関係記述ファイルの読み込み処理を行う。なお、ス
テップ43の判定で関係記述ファイルの読み込み指示で
ない場合には、指示された内容がここでの処理内容でな
いので処理を終了とする。
【0031】そして、関係記述ファイルの読み込み処理
を行い、または関係記述ファイルが読み込み済であるこ
とが確認できると、ステップ45からのデータベース操
作の処理を行う。ステップ45においては、関係記述フ
ァイルの演算処理の記述に従い、処理手順の決定を行
い、複数のデータベースの処理のスケジュールを行う。
そして、まず、ステップ46において、全ての処理が終
了しているか否かを判定し、全ての処理が終了していな
い場合に、順次に個別のデータベースに対する処理を行
うため、ステップ47に進んで、該当するデータベース
管理部へ処理依頼を行って、データベースに対するアク
セスを行い、次にステップ48において、アクセスした
当該データに対する処理を行う。そして、再び、ステッ
プ46に戻り、ステップ46からの処理を繰り返し行
う。ステップ46の判定で全ての処理が終了しているこ
とが判定できると、一連の処理を終了する。
【0032】このようにして、複数のデータベースに対
する操作処理を行うが、ここで、ユーザがデータベース
に対する操作処理の内容を変更したい場合、関係記述フ
ァイルに保持されている複数のデータベースの間の関係
の記述と複数のデータベースの個々の情報に対する操作
情報とを変更し、関係記述ファイルの読み込み指示を行
う。これにより、複数データベース管理部は、変更され
た関係記述ファイルを読み込み、処理内容を変更して、
複数のデータベース操作処理を行う。
【0033】次に本発明の第2の実施例の情報管理装置
について説明する。図5は、本発明の第2の実施例にか
かる情報管理装置の全体のシステム構成を示すブロック
図である。図5において、15a〜15nは複数の個々
のデータベース管理部、16a〜16nは複数の個々の
データベースである。これらは第1の実施例で説明した
ものと同様の要素である。また、51はデータベース関
係記述部、52は複数データベース管理部、53は関係
記述ファイル部、54は関係記述ファイルデータベー
ス、57はデータベース選択指示部、58はフィルタ実
行部、59はフィルタ記述ファイルデータベースであ
る。
【0034】第2の実施例の情報管理装置においては、
関係記述ファイル部53に保持される複数のデータベー
スの間の関係の記述と、複数のデータベースの個々の情
報に対する操作情報とを容易に変更できるようにするた
め、データベース選択指示部57が設けられている。デ
ータベース選択指示部57は、後述するグラフィカルユ
ーザインタフェース(図6)を用いて、操作対象とする
複数のデータベースの選択指示を受け、選択された複数
のデータベースの間の関係を設定する指示を行う。更
に、複数のデータベースに対する演算処理についても、
典型的な処理についてはその演算処理の内容を記述した
フィルタ処理プログラムをフィルタ記述ファイルデータ
ベース59に予め格納しておき、グラフィカルユーザイ
ンタフェースにより該当のフィルタ名を選択指示するだ
けで、演算処理の内容を指定できるようにする。
【0035】なお、ここでのフィルタ名により指示され
た複数のデータベースに対する演算処理は、複数データ
ベース管理部52の制御によって、フィルタ処理実行部
58が、フィルタ記述ファイルデータベース59を参照
して、指定されたフィルタ処理プログラムを実行する。
【0036】このように、データベース選択指示部57
による選択指示により、データベース関係記述部51
は、関係記述ファイル部53の内容を書き換える。この
ため、ユーザは、グラフィカルユーザインタフェースに
よる簡易な操作によって、関係記述ファイルに保持され
ている複数のデータベースの間の関係の記述と、複数の
データベースの個々の情報に対する操作情報とを容易に
変更することができる。
【0037】また、フィルタ記述ファイルデータベース
59は、複数のデータベースの個々の情報に対する操作
情報をフィルタ処理プログラムとして記述して保持して
おり、複数データベース管理部52が、関係記述ファイ
ル部53の内容に基づいて複数のデータベース管理部に
対する制御を行う場合に、複数データベース管理部52
ではフィルタ名を指示するだけで、フィルタ実行部58
が、その指示に従ってフィルタ処理プログラムを実行す
る。
【0038】なお、ユーザが既に関係の記述を行なった
データベース群の使用を所望する場合には、データベー
ス選択指示部57は、データベース関係記述部51を介
して、過去に行なわれたデータベースの選択の記録が保
持されている関係記述ファイルデータベース54から該
当する関係記述ファイルを取り出し、ユーザにデータベ
ース群の関係記述を提示して確認を受ける制御を行う。
このような関係記述ファイルが存在する場合、該当する
関係記述ファイルをデータベース関係記述部51を介し
て、関係記述ファイル部53に登録する。これにより、
直ちにその関係記述ファイル部53の内容に従って、複
数のデータベースに対してすぐに検索/更新等を行なう
ことができる。また、希望するデータベース操作を記述
した関係記述ファイルが、関係記述ファイルデータベー
ス54に存在しなければ、グラフィカルユーザインタフ
ェースを用いて、例えば、ここで使用したいデータベー
ス群を選択し、どのような形態で各データベースを使用
したいかを指定することになる。
【0039】図6は、データベース選択指示部57のグ
ラフィカルユーザインタフェースによってデータベース
群の関係の設定を行う場合のウィンドウ画面例を示す図
である。図6に示すように、この画面例では、データベ
ース関係記述ウィンドウ61と、フィルタリストウィン
ドウ62と、データベースリストウィンドウ63と、デ
ータベース検索ウィンドウ64とが開かれている。な
お、60はマウスカーソルである。データベース選択指
示部57において指定する内容は、関係記述ファイル部
53に登録する内容であり、図3により説明したよう
に、使用するデータベースの指定と、データベースの関
係の指定と、データベースの検索/更新処理などの演算
処理に対応するフィルタの指定である。
【0040】このような指定は、データベース関係記述
ウィンドウ61におけるデータ(システム要素を表す図
形要素)の編集操作により行える。例えば、図6に示す
ように、データベース関係記述ウィンドウ61におい
て、既に関係の記述を行なったデータベース群の1つの
関係記述ファイルを選択して表示している場合に、例え
ば、その中の1つのデータベースを検索の対象から削除
する変更を行う場合は、その該当の削除したいデータベ
ースを表示している図形要素を、マウスカーソル60に
より選択して削除する編集操作を行い、ウィンドウ画面
から削除する。
【0041】また、別のデータベースを検索の対象に加
える変更を行いたい場合、データベースリストウィンド
ウ63の中の1つのデータベースを表す図形要素をマウ
スカーソル60により選択して、データベース関係記述
ウィンドウ61におけるデータベース操作の流れの該当
する位置に、当該データベースを表す図形要素を転記す
る編集操作を行えば良い。
【0042】同様に、フィルタ処理による演算処理の内
容の変更を所望する場合には、フィイルタリストウィン
ドウ62の中の該当のフィルタ名を表す図形要素をマウ
スカーソル60の操作により選択して、データベース関
係記述ウィンドウ61に表示されたデータベース操作の
表示中の処理の流れの該当する位置に、当該フィルタを
表す図形要素を転記する編集操作を行えば良い。
【0043】このようなデータベース関係記述ウィンド
ウ61において編集操作を行った関係記述ファイルの内
容の変更を、関係記述ファイル部53に反映させるた
め、マウスカーソル60の操作により、データベース関
係記述ウィンドウ61の上部に設けられたメニューバー
の「登録」ボタンを押す(マウスカーソル60を「登
録」ボタンに位置決めしてマウスボタンをクリックす
る)。これにより、ここでのデータベース関係記述ウィ
ンドウ61において編集操作を行った関係記述ファイル
の変更内容は、データベース関係記述部51を介して、
関係記述ファイル部53に登録される。
【0044】この結果、データベース検索ウィンドウ6
4において、この上部のメニューバーに設けられた検索
ボタンを押し、検索処理の起動を行うと、複数データベ
ース管理部52が登録内容が変更された関係記述ファイ
ル部53の内容により、フィルタ実行部58を介して、
複数のデータベースに対する操作処理が行なわれる。そ
して、その操作処理の結果は、データベース検索ウィン
ドウ64において表示される。なお、ここのデータベー
ス検索ウィンドウ64の表示例は、$検索キーを「A製
品」として検索結果を行った場合の検索結果1,検索結
果2および検索結果3の各々の内容を表示している。
【0045】このようにして、データベース関係記述ウ
ィンドウ61において編集操作を行った関係記述ファイ
ルの内容は、関係記述ファイル部53において、前述し
た第1の実施例と同様に、使用データベースの記述,デ
ータベースの関係の記述,および演算処理の記述の3つ
の記述内容として登録されている。
【0046】図7は、このようにして変更された関係記
述ファイルの内容の他の一例を示している。図7に示す
関係記述ファイルの内容70は、図6に示すデータベー
ス関係記述ウィンドウ61において表示されているデー
タベース操作の内容と対応しており、使用データベース
の記述71の内容として、「1月の売上」,「2月の売
上」,…,「12月の売上」の12個のデータベース
と、「部門」,「部門別売上」,「去年の売上」および
「商品」の4個のデータベースとを合せた16個のデー
タベースが選択されている。
【0047】また、データベースの関係の記述72の内
容としては変更されておらず、前述の例と同様に、「1
月の売上」,「2月の売上」,「3月の売上」,「4月
の売上」,…,「12月の売上」の12個のデータベー
スを「今年の売上」という一つのデータベースとして扱
う記述となっている。また、演算処理の記述73として
は、データベース関係記述ウィンドウ61に表示された
データベース操作の処理の流れの内容となっており、こ
れらのデータベースの検索処理およびフィルタ1〜3に
よる処理内容の記述となっている。つまり、演算処理の
記述73は、与えられた$検索キーが、それぞれ「今年
の売上」のデータベースに対する検索処理の検索キーと
して与えられ、フィルタ1の入力として与えられ、中間
的な結果を介して、フィルタ1〜3の演算を行い、検索
結果1、検索結果2および検索結果3を得て、これら3
つの検索結果が最終的な検索結果として得られる処理内
容の記述となっている。
【0048】ところで、複数のデータベースを一つのデ
ータベースであるかのように処理するということを記述
する場合、データベースの関係の記述72では、『(1
つのデータベースとして扱う場合の名前)=merge
(その内容の複数のデータベースの名前の集合)』とな
るが、図6に示すように、データベース関係記述ウィン
ドウ61におけるユーザインタフェースでは、まとめて
扱う12個の各月毎の売上のデータベースを表す図形要
素を、「今年の売上」という枠の内に入れることによ
り、同じ記述の内容を表現している。したがって、複数
のデータベースの関係の記述を行う場合、グラフィカル
ユーザインタフェースの操作では、複数の個々のデータ
ベースを表す図形要素をある枠の中に入れ、適当に名前
を付ける操作を行なえばよい。また、演算処理の内容を
記述する各々のフィルタ処理の指定では、フィルタリス
トウィンドウ62から取り出した所望のフィルタを表す
図形要素を、データベース関係記述ウィンドウ61の適
当な場所に置き、他のフィルタを表す図形要素やデータ
ベースを表す図形要素との間の入出力の関係を示す矢印
を設定すれば良い。
【0049】このような画面操作により、データベース
選択指示部57において設定されたフィルタ/データベ
ース群の関係は、データベース関係記述部51に送られ
て、関係記述ファイルの記述形式になる。また、現在使
用中のデータベース群に対してなんらかの変更を行なう
際には、関係記述ファイル部53における関係記述ファ
イル内容の新規作成/修正もしくは関係記述ファイルデ
ータベース54からの既存の関係記述ファイルの取り出
しの指示等を行う。このような関係記述ファイルの編集
作業が行なわれた場合は、新たに選択され、編集操作を
行い、そして関係が設定されたデータベース群の記述が
データベース関係記述部51を介して、関係記述ファイ
ル部53に送られる。
【0050】データベース関係記述部51では、データ
ベース選択指示部57からデータベース群の関係が送ら
れてきた場合は、関係記述ファイル部53に新たな内容
の関係記述ファイルを生成する。データベース関係記述
部51で生成される関係記述ファイルの内容は、複数デ
ータベース管理部52によって解釈・実行可能な形式で
表現される。生成された関係記述ファイルは、関係記述
ファイル部53に登録され、データベース選択指示部5
7からはデータベース関係記述部51を介して、フィル
タ実行部58からは複数データベース管理部52を介し
て自由に参照できるようになる。なお、関係記述ファイ
ル部53において、新たに関係記述ファイルを生成して
登録し、または変更して登録した際は、複数データベー
ス管理部52に対して関係記述ファイルの読み直しを指
示する。これにより、次のデータベース操作処理に反映
させることができる。
【0051】なお、フィルタ実行部58は、複数データ
ベース管理部52の指示を受け、フィルタ処理の実行に
必要な情報の受け取り、フィルタ処理の実行、フィルタ
処理の結果の受渡しを行なう。ここでのフィルタ処理と
しては、データ処理方法、データベース検索/編集
方法、および、データ処理とデータベース検索/編集
の処理の組合せが記述される。
【0052】フィルタ処理の例として、図6および図7
におけるフィルタ処理を例にして説明する。フィルタ1
は、前述したデータ処理方法の例であり、例えば、与
えられた検索キーに対する処理、具体的には、検索キー
の最初の一つのみを取り出す処理を行ない、データベー
ス「商品」に与える処理方法を記述している。また、前
述のデータベース検索/編集方法の例としては、「今
年の売上」のデータベースにかかる処理がある。これ
は、特にフィルタが指定されてはいないが、データベー
スの関係として与えられた処理に対応している。具体的
には、与えられた同じ検索キーを12個のデータベース
に対して与え、得られた検索結果を一まとまりとして返
す処理となっている。また、フィルタ2およびフィルタ
3は、共に前述のデータ処理とデータベース検索/編
集の処理の組合せの処理例となっている。
【0053】つまり、フィルタ2では、「今年の売上」
のデータベースからの検索結果を得て、この検索結果に
対応する「去年の売上」のデータベースからのデータを
取り出し、各月の売上の差を計算し、その計算の結果を
返す(フィルタ実行部58に渡す)処理となっている。
また、フィルタ3は、「今年の売上」のデータベースか
らの検索結果と、「部門」のデータベースに対して検索
キー“全部門”で検索した結果から、部門別売上を集計
して、「部門別売上」のデータベースに集計結果を登録
すると共に、その集計結果を返す(フィルタ実行部58
に渡す)処理となっている。
【0054】このように、フィルタ(フィルタ処理プロ
グラム)として用いられるものとしては、複数データ
管理部が内部に持っているコマンドや、各データベー
ス管理部15に対する処理依頼を行うためのコマンド、
データに対する処理を行うプログラムなどの処理があ
る。
【0055】のタイプのコマンドとしては、各々のデ
ータベース管理部15から得られたデータに対する処理
に関するコマンド、例えば、複数のデータ群を一つにす
るコマンド、複数のデータからある個数だけ取り出すコ
マンド、ソートコマンド等がある。
【0056】のタイプのコマンドとしては、複数デー
タベース管理部52が関係記述ファイルの内容として、
個々のデータベース管理部15に対する処理依頼の一般
的な方法で記述されている時に、個々のデータベース管
理部15にとって解釈可能な形のコマンドの発行を行う
時に利用されるコマンド変換処理のフィルタなどがあ
る。例えば、検索を行う場合、あるデータベース管理部
15aでは“search key”というコマンド形
式であったり、別のデータベース管理部15bでは“s
earch−command key datafil
e”というコマンド形式であったりする場合がある。こ
の場合には“検索”という処理を依頼する時、各々のデ
ータベース管理部15a〜15nに対する「検索コマン
ド」としてそれぞれの個々のデータベース管理部15a
〜15nに対応して、それに合ったコマンド形式に変換
する処理がフィルタ処理で用意される。
【0057】のタイプのフィルタとしては、データベ
ースの管理者/ユーザがある目的に合せて作成したプロ
グラムがある。また、上述したのタイプおよびのタ
イプのフィルタの組合せで実現できない処理を行いたい
場合には、データベース管理者またはユーザ自身がその
処理プログラムを作成して、複数データベース管理部5
2に登録する。ここに登録されたプログラムは、のタ
イプの複数データ管理部が内部に持っているコマンド
と同様に扱うことができる。
【0058】このようにフィルタの処理の指定は、前述
したように、データベース選択指示部においてグラフィ
カルユーザインタフェースを用いて、具体的にはフィル
タリストウィンドウを開き、そこ登録されている(作成
済の)フィルタを表す図形要素を選択して、マウスカー
ソル操作により選択して所定の位置に転記する操作を行
うことにより行なわれる。次に、このようなデータベー
ス関係記述部に対し選択指示を行い関係記述ファイルを
作成する場合のデータベース選択指示部57の処理の一
連の流れについて説明する。図8はデータベース選択指
示部における制御処理の処理フローを示すフローチャー
トである。
【0059】図8を参照して、データベース選択指示部
57の制御処理を説明する。処理を開始すると、まず、
ステップ81において、操作指示の内容が関係記述ファ
イルの新規作成/修正の作業である否かを判定する。新
規作成/修正の作業の指示でない場合は、選択の指示で
あるので、次にステップ82に進み、関係記述ファイル
リストの表示を行う。このリスト表示の処理は、データ
ベース関係記述部51を介して関係記述ファイルデータ
ベース54に格納されてる既存の関係記述ファイル内容
を読み出すことにより行なわれる。リスト表示の後、次
のステップ83において、リスト表示の中にユーザの希
望するものがあるか否かを判定する。この判定におい
て、ユーザの希望するものがない場合には、新規に関係
記述ファイルを作成するか、または既存の関係記述ファ
イルの修正により作成することになる。このため、次の
ステップ84に進む。
【0060】また、ステップ81の判定において、新規
作成/修正の作業の指示である場合には、直ちにステッ
プ84に進んで、新規に関係記述ファイルを作成する
か、または既存の関係記述ファイルの修正により作成す
る。関係記述ファイルの新たな作成では、ステップ84
において、複数のデータベースの間の関係を設定する。
すなわち、図6のデータベース関係記述ウィンドウの例
に示すように、使用する複数のデータベースを選択し、
その選択した複数のデータベースの間の関係を設定す
る。この設定が完了すると、その旨を指示する(登録ボ
タンまたは作成終了ボタンを押す)ことにより、次にス
テップ85に進み、設定された関係をデータベース関係
記述部に送る。そして、次に、ステップ87に進む。
【0061】一方、ステップ83の判定おいて、リスト
表示の中にユーザの希望するものがある場合は、その希
望の関係記述ファイルを使用するため、ステップ86に
進んで、選択された関係記述ファイルをデータベース関
係記述部に通知する。これにより、データベース関係記
述部51では選択指示された関係記述ファイルを、関係
記述ファイルデータベース54から読み出し、関係記述
ファイル部53に登録する。そして、次に、ステップ8
7に進み、全ての処理が終了したか否かを判定し、処理
が終していない場合には、ステップ81に戻り、ステッ
プ81からの処理を繰り返し行うが、ステップ87の判
定により全ての処理が終了していると判定される場合に
は、一連の処理を終了する。
【0062】このようにして作成され、関係記述ファイ
ル部53に登録されている関係記述ファイルの内容に従
い、複数データベース管理部52では、ユーザからの検
索キーの受け取り、関係記述ファイルで指示されたフィ
ルタ名により、フィルタ実行部58への処理の指示およ
び処理結果の受取を行なって一連の複数のデータベース
に対する操作を行い、また、得られた検索結果をユーザ
に提示する。
【0063】図9は、複数データベース管理部52の処
理フローを示すフローチャートである。複数データベー
ス管理部52の主な処理は、関係記述ファイル部53の
内容に従ったフィルタ実行部58に対する処理依頼とそ
の処理のスケジュールの管理となっている。
【0064】図9を参照して、複数データベース管理部
52の制御処理を説明する。処理を開始すると、まず、
ステップ91において、操作指示の内容がデータベース
操作であるか否かを判定する。データベース操作である
場合、次にステップ92に進み、関係記述ファイルは読
み込み済であるか否かを判定する。ここで関係記述ファ
イルが読み込み済であることが確認できると、ステップ
95からのデータベース操作の処理を行う。
【0065】一方、ステップ91の判定で操作指示の内
容がデータベース操作でない場合には、ステップ93に
進み、関係記述ファイルの読み込み指示か否かを判定す
る。ステップ93の判定で関係記述ファイルの読み込み
指示である場合、また、ステップ92の判定で関係記述
ファイルの読み込み済でない場合、ステップ94に進
み、関係記述ファイルの読み込み処理を行う。なお、ス
テップ93の判定で関係記述ファイルの読み込み指示で
ない場合には、指示された内容がここでの処理内容でな
いので処理を終了する。
【0066】そして、関係記述ファイルの読み込み処理
を行い、または関係記述ファイルが読み込み済であるこ
とが確認できると、次にステップ95からのデータベー
ス操作の処理を行う。まず、ステップ95において、関
係記述ファイルの演算処理の記述に従い、処理手順の決
定を行い、複数のデータベースに対する処理のスケジュ
ールを行う。そして、次に、ステップ96において、全
ての処理が終了しているか否かを判定し、全ての処理が
終了していない場合に、順次に個別のデータベースに対
する処理を行う。このため、ステップ97に進み、フィ
ルタ実行部58へ処理依頼を行い、前述したようなフィ
ルタ実行部58によるコマンドの処理により、データベ
ースに対するアクセスを行う。次に、ステップ98にお
いて、アクセスした当該データに対するデータ処理を行
う。そして、再び、ステップ96に戻り、ステップ96
からの処理を繰り返し行う。ステップ96の判定で全て
の処理が終了していることが判定できると、一連の処理
を終了する。
【0067】このようにして、フィルタ実行部58のコ
マンド処理により複数のデータベースに対する操作処理
を行うが、また、ここで、ユーザがデータベースに対す
る操作処理の内容を変更したい場合、関係記述ファイル
に保持されている複数のデータベースの間の関係の記述
と複数のデータベースの個々の情報に対する操作情報と
を、図6に示したようにユーザインタフェース操作によ
り変更する。そして、関係記述ファイル部53への登録
を行い、その後に、関係記述ファイルの読み込み指示を
行う。これにより、複数データベース管理部は、変更さ
れた関係記述ファイルを読み込み、処理内容を変更し
て、複数のデータベース操作処理を行う。
【0068】また、過去に関係記述ファイルを用いてデ
ータベース操作が行われた場合に、そこで用いられたデ
ータベースの組合せを用いて再び処理を行いたい場合、
データベース選択指示部57の指示によりデータベース
関係記述部51を介して、関係記述ファイルデータベー
ス54から該当する関係記述ファイルを取り出し、関係
記述ファイル部53に登録する。これにより、あたかも
関係記述ファイルに記載されたデータベース/フィルタ
群の組合せを一つのデータベースとして扱うことができ
る。例えば、図6に示すデータベース関係記述ウィンド
ウ61に表示されている「今年の売上」のデータベース
は、毎月の売上のデータベースを組み合せたものであ
り、この組み合わせはデータベースの関係の記述とし
て、関係記述ファイルに記述されている。同様に、複数
のデータベースの組み合せが、関係記述ファイルに関係
の記述として記述してあれば、あたかも一つのデータベ
ースとしてみることができる。また、逆に、図6に示す
データベースの組合せを別のデータベースの組合せ中で
用いる時にも、一つのデータベースとして扱うことがで
きる。
【0069】このように、関係記述ファイルを用いるこ
とにより、予め使用するデータベースの全ての組合せを
記述することなく、必要な時に、必要なデータベースを
選択する記述を関係記述ファイルに登録するだけで、必
要なデータベースを選択して使用することができ、複数
のデータベースの検索/更新に対する処理を自由に設定
することができる。
【0070】また、データベース関係記述部51によ
り、関係記述ファイルを管理して、選択された複数のデ
ータベースとそれらの関係を記述するので、複数データ
ベース管理部52では、その関係記述ファイルの内容を
もとに、例えば、各データベース管理部への検索の依頼
順序や、得られた検索結果の処理手順を決め、検索結果
の演算を指示する。また、データベース選択指示部57
によって、例えば、ユーザの利用したいデータベースの
選択や、所望する処理の設定等を行なうことができる。
設定されたデータベースの組み合せと処理内容は、デー
タベース関係記述部51を介して、関係記述ファイルと
して保持しておくことにより、次回の操作処理で同様な
操作処理を実行できる。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の情報管理
装置によれば、予め使用するデータベースの全ての組合
せを記述することなく、必要な時に必要なデータベース
を選択して、その関係を記述することにより、任意に必
要なデータベースを使用することができる。また、一度
使用したデータベースの組合せは、関係記述ファイル部
および関係記述ファイルデータベースに保存されている
ので、次回からの利用はさらに容易なものになる。ま
た、使用できるデータベースが増減しても、前もって記
述を用意する必要はないので、複数のデータベースを管
理し、その操作を容易に行える。また、同様に、関係記
述ファイルの記述内容によりデータベースに対する検索
やデータ編集に対する処理を自由に設定することがで
き、必要なデータを取り出したり加工したりすることが
容易になる。また、典型的な処理のデータベースの検索
/編集方法はフィルタ処理として扱うことができるた
め、情報管理装置の本体部の変更を行なわずに様々なデ
ータベースの利用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施例にかかる情報管
理装置の全体のシステム構成を示すブロック図、
【図2】 図2は複数のデータベースに対する操作内容
の例を模式的に示す図、
【図3】 図3は図2に示す複数のデータベースに対す
る操作内容に対応する関係記述ファイルの記述内容の一
例を示す図、
【図4】 図4は第1の実施例の複数データベース管理
部の処理フローを示すフローチャート、
【図5】 図5は本発明の第2の実施例にかかる情報管
理装置の全体のシステム構成を示すブロック図、
【図6】 図6はグラフィカルユーザインタフェースに
よってデータベース群の関係の設定を行う場合のウィン
ドウ画面例を示す図、
【図7】 図7はデータベース選択指示部の指示により
変更された関係記述ファイルの内容の他の一例を示す
図、
【図8】 図8は第2の実施例のデータベース選択指示
部における制御処理の処理フローを示すフローチャー
ト、
【図9】 図9は第2の実施例の複数データベース管理
部の処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…データベース関係記述部、12…複数データベー
ス管理部、13…関係記述ファイル部、14…関係記述
ファイルデータベース、15a〜15n…複数の個々の
データベース管理部、16a〜16n…複数の個々のデ
ータベース、21…検索キー、22…「今年の売上」の
データベース、23…第1の集合演算、24…「商品」
データベース、25…第2の集合演算、26…「全部
門」の検索キー、27…「部門」データベース、28…
第3の集合演算、30…関係記述ファイルの内容、31
…使用データベース記述、32…データベースの関係の
記述、33…演算処理の記述、51…データベース関係
記述部、52…複数データベース管理部、53…関係記
述ファイル部、54…関係記述ファイルデータベース、
57…データベース選択指示部、58…フィルタ実行
部、59…フィルタ記述ファイルデータベース、60…
マウスカーソル、61…データベース関係記述ウィンド
ウ、62…フィルタリストウィンドウ、63…データベ
ースリストウィンドウ、64…データベース検索ウィン
ドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敏克 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134番 地 横浜ビジネスパークイーストタワー 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 谷口 慎一郎 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134番 地 横浜ビジネスパークイーストタワー 富士ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−200434(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報をそれぞれに格納している複数のデー
    タベースと、 前記複数のデータベースをそれぞれに管理する複数のデ
    ータベース管理部と、 使用するデータベースの記述、使用するデータベースの
    関係の記述、および使用するデータベースのデータの間
    の演算処理の記述により、前記複数のデータベースの間
    の関係の記述と複数のデータベースの個々の情報に対す
    る操作情報とを記述した関係記述ファイルを保持する関
    係記述ファイル部と、 前記関係記述ファイルを管理して当該関係記述ファイル
    における関係の記述と操作情報とを編集するデータベー
    ス関係記述部と、 前記関係記述ファイルの内容に基づいて複数のデータベ
    ース管理部に対する制御を行う複数データベース管理部
    とを備えることを特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報管理装置において、
    更に、 グラフィカルユーザインタフェースを用いて、操作対象
    とする複数のデータベースを選択し、選択した複数のデ
    ータベースの間の関係を設定する指示を行うデータベー
    ス選択部を備え、 データベース関係記述部は、前記データベース選択部に
    よる指示により、関係記述ファイルの内容を書き換える
    ことを特徴する情報管理装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報管理装置において、
    更に、 前記複数のデータベースの個々の情報に対する操作情報
    を、フィルタ処理プログラムとして記述して保持するフ
    ィルタ記述ファイルデータベースと、 前記複数データベース管理部の指示によりフィルタ処理
    プログラムを実行するフィルタ実行部と、 を備えることを特徴とする情報管理装置。
  4. 【請求項4】複数のデータベースに情報をそれぞれに格
    納し、 前記複数のデータベースをそれぞれに管理し、 使用するデータベースの記述、使用するデータベースの
    間の関係の記述、および使用するデータベースのデータ
    の間の演算処理の記述により、前記複数のデータベース
    の間の関係の記述と複数のデータベースの個々の情報に
    対する操作情報とを記述した関係記述ファイルを保持
    し、 前記関係記述ファイルを管理して当該関係記述ファイル
    における関係の記述と操作情報とを編集し、 前記編集した関係記述ファイルの内容に基づいて複数の
    データベースを管理する制御を行うことを特徴とする情
    報管理方法。
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