JPH1184U - スカム除去装置 - Google Patents
スカム除去装置Info
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- JPH1184U JPH1184U JP008971U JP897198U JPH1184U JP H1184 U JPH1184 U JP H1184U JP 008971 U JP008971 U JP 008971U JP 897198 U JP897198 U JP 897198U JP H1184 U JPH1184 U JP H1184U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置の部材兼用によりコストダウンを図るこ
と。 【構成】 処理池1内には、樋状のトラフ10が固定し
て設置されるとともに同トラフ10前側の開口は水面1
5下に位置され、このトラフ10の前記開口側には、水
面を境に浮沈する堰17が設けられるとともに、同堰1
7は、処理池1内で循環運動するフライト6側を駆動源
とし同駆動源から連動手段を介して連動されるように構
成されたスカム除去装置において、前記連動手段は、ト
ラフ10の長手方向に平行な回転中心回りに前後に揺動
可能な立ち上がり状部材22を有し、同立ち上がり状部
材22が、池上から堰17を応動操作可能な手動レバー
24の下部伝達部材も兼ねていることを特徴とする。
と。 【構成】 処理池1内には、樋状のトラフ10が固定し
て設置されるとともに同トラフ10前側の開口は水面1
5下に位置され、このトラフ10の前記開口側には、水
面を境に浮沈する堰17が設けられるとともに、同堰1
7は、処理池1内で循環運動するフライト6側を駆動源
とし同駆動源から連動手段を介して連動されるように構
成されたスカム除去装置において、前記連動手段は、ト
ラフ10の長手方向に平行な回転中心回りに前後に揺動
可能な立ち上がり状部材22を有し、同立ち上がり状部
材22が、池上から堰17を応動操作可能な手動レバー
24の下部伝達部材も兼ねていることを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、スカム除去装置に関するものである。
【0002】
最初あるいは最終沈殿池には、水面上に多量のスカムが溜まるため、これらを 効率的に除去してやることが必要である。これらのスカムを除去するため、本出 願人は次のスカム除去装置を提案してきた。 すなわち、水面には樋状のトラフが固定して設けられ、同トラフの前側に開口 を設けるとともに、同前側に、水面を境に浮沈する堰(フロート)を設けたもの である。堰は、池内で循環駆動されるフライトに応動する連動手段により浮沈連 動されるように構成されている。その一方において、同装置には、必要に応じて 池上から独自に堰を応動操作できるように手動レバーを装備するようにしている 。
【0003】
前記連動手段は、従来は殆どの場合水平状の部材の組み合わせて構成され、こ れらの部材に対し手動レバーを構成する場合、連動手段を構成する水平状アーム 上に別途アーム差し込み専用の部材を立設し、同部材に手動レバーを差し込んで 構成していた。前記構成であると、部材が増えて装置がコスト高になる一因とも なっていた。 この考案はこうした問題を解決するためになされた。
【0004】
前記問題を解決するため、請求項、1記載の考案は、処理池内には、樋状のト ラフが固定して設置されるとともに同トラフ前側の開口は水面下に位置され、こ のトラフの前記開口側には、水面を境に浮沈する堰が設けられるとともに、同堰 は、処理池内で循環運動するフライト側を駆動源とし同駆動源から連動手段を介 して連動されるように構成されたスカム除去装置において、前記連動手段は、ト ラフの長手方向に平行な回転中心回りに前後に揺動可能な立ち上がり状部材を有 し、同立ち上がり状部材が、池上から堰を応動操作可能な手動レバーの下部伝達 部材も兼ねていることを特徴とする。
【0005】
以下、図示した実施例を参照してこの考案を詳細に説明する。 図1、図2、図3、図4は、この考案の一実施例を示している。この実施例に おいて、1は最初あるいは最終沈殿池(処理池)で、同池1は上からみると矩形 で、2はその長手方向の側壁を示している。この沈殿池1内には、複数本の回転 軸3…とスプロケット4…が設けられ、同スプロケット4…にチェーン5が左右 2本掛け渡されているとともに、同チェーン5には、フライト6…複数本取り付 けられている。尚、複数本の回転軸3…は、図1の中間軸3の他に、同中間軸3 よりも左側に離れたところに駆動軸が上回りの軸として設けられており、下回り として他に2軸配備され、計4軸で構成されている。
【0006】 このフライト6の1つを部分的に上からみた様子を図3に示してあり、同フラ イト6には、チェーン5を取り付けるチェーンブラケット7が設けられていると ともに、その端寄りには下まわりにおいてガイドレール(図示省略)上に摺動し ながら案内されるシュー8が設けられている。さらに、フライト6の端部には、 図示しないブラケットを介してこの除去装置のために特にローラー9が設けられ ている。このローラー9だけは、フライト6の進行方向左側に設けられ、チェー ンブラケット7及びシュー8については左右対称に設けられている。
【0007】 沈殿池1の長手方向端部には、同長手方向に直交するように四角断面で樋状の トラフ10が左右の取付ブラケット11により固定して設けられている。同トラ フ10は、上側及び前側上部が開口され、長手方向両端には前側に伸びる側板1 2が取り付けられている。前側の開口は水面15の下に位置する。トラフ10の 底壁には、孔が明けられ、これにはスカムを池外に排除する連通管13が接続さ れている。両側板12間には、トラフ10よりもやや長い支持軸14が回転自在 に装架されている。この支持軸14とトラフ10の前壁10aとの間はシール1 6で閉ざされている。
【0008】 支持軸14には、前部が三角形の断面をした中空型になったフロート(堰)1 7が基部において固定され回転自在になっている。このフロート17は、側板1 2間に渡る長いもので、その側面には側部シール19が設けられて、側板12に 沿ってスライドするように設けられている。同フロート17は、水面15を境に して浮沈し、スカムを誘引したり堰止めたりする機能を有する。
【0009】 支持軸14は、トラフ10の両外側方に伸びており、その一方(あるいは両側 )の端部には、への字形をした支持アーム20が突設されている。同アーム20 の先端には長孔20aが形成されている。
【0010】 この支持アーム20の先端上には、上下に長く上下端部に水平な突片を備えた コの字形のシリンダブラケット22が立ち上がり状部材として取り付けられ、同 ブラケット22が、その上部に設けられる手動レバー24の下部伝達部材と兼ね ている。このブラケット22の下端の突片にも長孔が形成されているとともに、 同ブラケット22の上端には、複動型のシリンダ(油圧駆動機器)21が取り付 けられている。このシリンダ21から下に向けて伸びるロッド27には、前記長 孔を通じて、トラフ10の一方の側板12外側面に固定されたブラケット23に 回転可能な伝達ロッド28に結合されている。なお、シリンダブラケット22の 上端には手動レバー24が設けられ、フロート17からは、水面15を境に浮沈 する補助フロート25が取り付けられている。この補助フロート25に代えて、 フロート17の下げ動作時に乗り掛かるような補助フロート26を水面15の上 に浮かせて設けてもよい。
【0011】 30は池上に設置された油圧ポンプで、タンク31を架台にしてその上に設け られている。同ポンプ30は、手動レバー30aを備えた手動操作型で、往復操 作を繰り返すことで、タンク31からオイルを吸引することができる市販形式の ものを採用している。図4に示すように、32はチェックバルブで、アキューム レータ33に圧油を溜めるためのものである。34は圧力計、35はリリーフバ ルブ、36は開閉バルブである。37は油圧制御バルブで、2ポジション・クロ ーズドクロスタイプであり、戻しバネ38と切換レバー39を備えている。
【0012】 タンク31の上には、軸受40が設けられ、架台41の上にも2つの軸受42 ,43が設けられている。これらの軸受40,42,43には手動レバー30a を応動させる第1軸44が往復自在に装架されている。両軸受42,43間には 、第1リターンバネ45とバネ受46が設けられている。架台53には、前記長 手方向に並ぶように複数本の第1応動機構50が設けられている。この機構50 は、第1レバー51の複数本、リンクチェーン52の複数本で構成されている。 第1レバー51は、シュー8に当たって順に揺動し、リンクチェーン52を引く ことで第1軸44を応動し、油圧ポンプ30を圧油発生方向に動かす。戻りはバ ネ44でなされる。この応動が、並んだレバー51の順になされるため、油圧ポ ンプ30は繰り返し油圧を発生する。この油圧はアキュームレータ33に溜めら れる。尚、第1レバー51は、中間軸3の手前に相当するフライト6に対応して 配置されているとともに、中間軸3に平行な軸中心に揺動自在に下向きに垂設さ れてその下端がシュー8の軌道上に対向状に位置し図1のようにフライト6の進 行方向に蹴り上げられるようになっている。
【0013】 60は第2応動機構で、第2レバー61の複数本、リンクチェーン62を備え 、架台63上には2つの軸受64,65に第2軸66が通され、第2リターンバ ネ67及びバネ受63が設けられている。第2軸66は、油圧制御バルブ37の 切換レバー39を応動するように係合している。第2レバー61はローラー9に より応動される。尚、第2レバー61は、駆動軸と中間軸3との間に相当する前 記第1レバー51よりの手前側に配置されているとともに、中間軸3に平行な軸 中心に揺動自在に下向きに垂設されてその下端部がローラー9の軌道上に対向状 に位置し図1のようにフライト6の進行方向に蹴り上げられるようになっている 。
【0014】 図4に示す70,71は左右の可変型絞り、72,73は左右のチェックバル ブであり、各回路は制御バルブ37の各出口に連通している。
【0015】 フライト6のシュー8は、運動してきて第1レバー51を仮想線のように応動 させる。これにより、リンクチェーン52を引くことで第1軸44を図示左方に 動かし、レバー30aを応動させ、油圧ポンプ30により圧油が発生する。これ をアキュームレータ33に逐次溜めてゆく。図4において制御バルブ37がスト レート位置にある時(第2レバー61にローラー9が対応しない時)、油圧は、 リリーフバルブ35により対処される。フロート17は水面上に浮いた状態を保 つ。
【0016】 第2レバー61にローラー9が当たると、リンクチェーン62を介して第2軸 66を引くとともに切換レバー39が切り替わる。これにより、制御バルブ37 はクロス位置に切り替わり、圧油が右のチェックバルブ73を通じてシリンダ2 1の上端に供給される。これにより、シリンダ21はロッド27が伝達ロッド2 8とともに伸び、その反作用で、ブラケット23を受部材にしてシリンダ21付 のシリンダブラケット22が前方に揺動させられる。これとともに支持アーム2 0も上方に持ち上がるとともに、フロート17が水面下に下がる。なお、このフ ロート17の下がり動作は、左の絞り70が作用して緩やかになる。
【0017】 第2レバー61をローラー9が通り過ぎると、バネ67,38により制御バル ブ37はストレート位置に戻される。これにより、左のチェックバルブ72を通 じてシリンダ21の下端から圧油が供給され、ロッド27及び伝達ロッド28が 短くなるので、ブラケット23を固定受部材として支持アーム20が右まわりに 戻され、フロート17は浮上する。この浮上動作は、右の絞り71が効くことで 緩やかなものになる。この間、シュー8は第1レバー51…を応動させるので、 油圧ポンプ30を通じて圧油が順次発生させられている。なお、フロート17が 下がるとき、補助フロート25あるいは26が効くことでリリーフバルブ35の 作用で一定に制限され、下がり過ぎることがない。
【0018】 なお、前記第1レバー50、第2レバー61から支持アーム20までは、駆動 源であるフライト6側からフロート17に動力を伝達する連動手段を構成する。 また、図2に示すように、トラフ10の両側には隙間ができるので、ここを塞ぐ ようにシール板74が前側に設けられている。さらに、図4の75は、処理池内 の水が空かあるいは少ない時にフロート17が下がらないようにするためにブラ ケット22に設けられたロックボルトであり、ロッド27を伸びないように規制 する。
【0019】
請求項1記載の考案によれば、前記連動手段は、トラフの長手方向に平行な回 転中心回りに前後に揺動可能な立ち上がり状部材を有し、同立ち上がり状部材が 、池上から堰を応動操作可能な手動レバーの下部伝達部材も兼ねていることを特 徴とするので、手動レバーの差し込み部材を別途立設していた従来に比較し、財 が省略されてコストダウンにつながることになった。
【図1】この考案の一実施例を示す装置の全体図
【図2】トラフの端部を示す正面図
【図3】フライトの平面図
【図4】油圧回路を示すシステム図
1 処理池(沈殿池)6 フライト 10 トラフ 1
5 水面 17 堰 22 シリンダブラケット(下部伝達部材) 24 手
動レバー
5 水面 17 堰 22 シリンダブラケット(下部伝達部材) 24 手
動レバー
Claims (1)
- 【請求項1】 処理池内には、樋状のトラフが固定して
設置されるとともに同トラフ前側の開口は水面下に位置
され、このトラフの前記開口側には、水面を境に浮沈す
る堰が設けられるとともに、同堰は、処理池内で循環運
動するフライト側を駆動源とし同駆動源から連動手段を
介して連動されるように構成されたスカム除去装置にお
いて、前記連動手段は、トラフの長手方向に平行な回転
中心回りに前後に揺動可能な立ち上がり状部材を有し、
同立ち上がり状部材が、池上から堰を応動操作可能な手
動レバーの下部伝達部材も兼ねていることを特徴とする
スカム除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP008971U JPH1184U (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | スカム除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP008971U JPH1184U (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | スカム除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184U true JPH1184U (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18528806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP008971U Pending JPH1184U (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | スカム除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184U (ja) |
-
1998
- 1998-10-08 JP JP008971U patent/JPH1184U/ja active Pending
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