JPH1183539A - 無電源センサ - Google Patents

無電源センサ

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Publication number
JPH1183539A
JPH1183539A JP24856197A JP24856197A JPH1183539A JP H1183539 A JPH1183539 A JP H1183539A JP 24856197 A JP24856197 A JP 24856197A JP 24856197 A JP24856197 A JP 24856197A JP H1183539 A JPH1183539 A JP H1183539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
casing
potting agent
tip
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24856197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yamazaki
真一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP24856197A priority Critical patent/JPH1183539A/ja
Publication of JPH1183539A publication Critical patent/JPH1183539A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無電源センサにおいては、ボビンを押
さえないでポッティング剤を注入するため、硬化時にボ
ビンが浮き、ボビンとケーシングとの間に隙間が発生
し、検出動作時の出力電圧にバラツキが生じていた。 【解決手段】 本発明による無電源センサは、ボビン
(3)に形成されたボビン突部(3A)を治具(13)で押さえつ
つポッティング剤を注入して硬化させるため、ボビン
(3)とケーシング(1)間には隙間が発生せず、検出時の出
力電圧もバラツキのない状態となり、個々の無電源セン
サの品質のバラツキを防止できる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電源センサに関
し、特に、ボビンに設けたボビン突起部を介して筒状ボ
ビンをケーシングの先端側に押すことにより、ポッティ
ング剤充填後硬化時における筒状ボビンとケーシングと
の間の隙間の発生を防止し、出力電圧のバラツキをなく
すための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の無電源セ
ンサとしては、一般に、図2で示す構成が採用されてい
た。すなわち、図2において符号1で示されるものは、
全体がほぼカップ型をなしその先端に開口1aを有する
ケーシングであり、このケーシング1の内部には輪状に
巻回されたコイル2を有する筒状ボビン3が設けられて
いる。前記筒状ボビン3の中心には磁極を構成するコア
4が設けられ、このコア4の先端4aは前記開孔1a内
に位置しかつ前記ケーシング1の先端面1bと面一状に
露出して形成されている。前記筒状ボビン3の外側に
は、リード線5が設けられ、このリード線5と前記コイ
ル2とは接続されている。
【0003】次に、前述の構成の無電源センサ10を組
立てる場合、図2のように、治具11の凹部11a内に
ケーシング1を保持させた状態下で、ポッティング剤1
2をケーシング1内に充填させると、コイル2、筒状ボ
ビン3、リード線5がポッティング剤12によって固定
されて完成し、無電源センサ10を治具11から除去す
ることにより製品出荷となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の無電源センサ
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、ボビンを押さえないでポッ
ティング剤を注入するため、ケーシング内に注入したポ
ッティング剤がケーシング内で硬化する場合の収縮作用
により、筒状ボビンが上方に持ち上げられ、筒状ボビン
とケーシングとの間に隙間が発生することがあり、この
隙間の発生の有無によってコイルの面とケーシングの先
端面との間の距離Dにバラツキが生じることになり、セ
ンサとしての検出時の出力電圧にバラツキが発生してい
た。従って、この無電源センサの先端側に接近させて導
体を移動させた場合(例えば、車輛ブレーキ、車輛速度
センサ)には、正確な検出を行うことができず、重大な
課題となっていた。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ボビンに設けたボビン突起
部を介して筒状ボビンをケーシングの先端側に押すこと
により、ポッティング剤充填後硬化時における筒状ボビ
ンとケーシングとの間の隙間の発生を防止し、出力電圧
のバラツキをなくすようにした無電源センサを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による無電源セン
サは、ケーシング内に設けられコイルを外周に有する筒
状ボビンと、前記筒状ボビンの中心に設けられたコア
と、前記コイルに接続されたリード線と、前記ケーシン
グ内に設けられ前記筒状ボビン及びコイルを固定するた
めのポッティング剤とを備え、前記コアの先端が前記ケ
ーシングの開口に位置している無電源センサにおいて、
前記ボビンに形成され前記ポッティング剤の表面から外
部に突出するボビン突部を有する構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による無
電源センサの好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。図1において符号1で示されるものは全体がほ
ぼカップ型をなしその先端に開口1aを有するケーシン
グであり、このケーシング1の内部には輪状に巻回され
たコイル2を有する筒状ボビン3が設けられている。こ
のボビン3の上部には筒状に突出されたボビン突部3A
が後述のポッティング剤12の表面12aから上方に延
出して設けられており、このボビン突部3Aには軸方向
に割溝3Aaが形成されている。
【0008】全体筒状ボビン3の中心には磁極を構成す
るコア4が設けられ、このコア4の先端4aは前記開孔
1a内に位置しかつ前記ケーシング1の先端面1bと面
一状に露出して形成されている。前記筒状ボビン3の外
側には、リード線5が設けられ、このリード線5と前記
コイル2とは接続されている。
【0009】次に、前述の構成の無電源センサ10を組
立てる場合、図1のように、治具11の凹部11a内に
ケーシング1を保持させ、上治具13を前記ボビン突部
3A上に載置してボルト14にてこの上治具13を保持
した状態下で、この各ボルト14を締めると、上治具1
3によってボビン突部3Aを介して筒状ボビン3が下方
へ押圧され、筒状ボビン3の先端がケーシング1の先端
の内面に強く圧接し、隙間がない状態となる。この状態
で、ポッティング剤12を上方からケーシング1内に充
填すると、ポッティング剤12は割溝3Aaを介して筒
状ボビン3側へ流れ、ケーシング1内全体に行きわた
る。この状態で、所定時間経過すると、ポッティング剤
12が硬化するが、各治具11、13によって筒状ボビ
ン3が常時先端側へ押されているため、硬化時の収縮作
用が筒状ボビン3側に及ばずに硬化される。そのため、
筒状ボビン3とケーシング1の先端との間には隙間は発
生せず、一体構成の無電源センサ10を得ることができ
る。なお、前述のボビン突部3Aの形状は、筒状に限ら
ず複数の棒状等とすることができる。
【0010】次に、前述のポッティング剤12の硬化後
は、前述の各ボルト14をゆるめて各治具11,13を
除去すると、無電源センサ10が得られ、このボビン突
部3Aはポッティング剤3Aで硬化固定されたままの状
態で無電源センサ10となる。従って、このコア4の先
端4aに近接して磁性体が移動することにより、周知の
ようにリード線5から出力電圧変化が得られる。
【0011】
【発明の効果】本発明による無電源センサは、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、治具によって筒状ボビンをケーシン
グ側に押圧した状態でポッティング剤の注入と硬化を行
うため、硬化時における筒状ボビンとケーシング間の隙
間が発生せず、出力電圧のバラツキの発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無電源センサを示す断面図であ
る。
【図2】従来の無電源センサを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 開口 2 コイル 3 筒状ボビン 3A ボビン突部 4 コア 4a 先端 5 リード線 12 ポッティング剤 12a 表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)内に設けられコイル(2)を
    外周に有する筒状ボビン(3)と、前記筒状ボビン(3)の中
    心に設けられたコア(4)と、前記コイル(2)に接続された
    リード線(5)と、前記ケーシング(1)内に設けられ前記筒
    状ボビン(3)及びコイル(2)を固定するためのポッティン
    グ剤(12)とを備え、前記コア(4)の先端(4a)が前記ケー
    シング(1)の開口(1a)に位置している無電源センサにお
    いて、前記ボビン(3)に形成され前記ポッティング剤(1
    2)の表面(12a)から外部に突出するボビン突部(3A)を有
    するにことを特徴とする無電源センサ。
JP24856197A 1997-09-12 1997-09-12 無電源センサ Pending JPH1183539A (ja)

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JP24856197A JPH1183539A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 無電源センサ

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JP24856197A JPH1183539A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 無電源センサ

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JPH1183539A true JPH1183539A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17179991

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JP24856197A Pending JPH1183539A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 無電源センサ

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